JP3250525B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3250525B2
JP3250525B2 JP22915398A JP22915398A JP3250525B2 JP 3250525 B2 JP3250525 B2 JP 3250525B2 JP 22915398 A JP22915398 A JP 22915398A JP 22915398 A JP22915398 A JP 22915398A JP 3250525 B2 JP3250525 B2 JP 3250525B2
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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に係り、特に、二重ワード線方式を用い、かつ負電圧ワ
ード線方式を採用した半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の大容量化に伴って、メ
モリセルのより高集積化が要求されており、その一つの
方法として、メモリセル中にサブワード線駆動回路を配
置して、メタル配線からなるメインワード線を、ポリシ
リコン配線からなる複数のサブワード線に配分すること
によってワード線密度を向上するようにした、二重ワー
ド線方式が用いられるようになった。
【0003】図9は、二重ワード線方式の概念を説明す
るものである。以下、図9を参照して、二重ワード線方
式の半導体記憶装置における、ワード線とその駆動系の
概略構成と動作とを説明する。なお、図中においては、
ビット線とこれに関連する部分は省略して示されてい
る。図9に示された半導体記憶装置においては、メモリ
セルアレイ100に対して、メインローデコーダ回路1
011,1012,…と、サブローデコーダ回路102
1,1022,…を有している。メインローデコーダ回
路1011,101 2,…は、内部アドレス信号とロー
デコーダ回路制御信号とに応じて、そのいずれかが選択
される。例えばメインローデコーダ回路101 が選
択されたとき、それに接続されたメインワード線MWL
0が活性化される。また、サブローデコーダ回路102
1,1022,…は、内部アドレス信号とローデコーダ
回路制御信号とに応じて、いずれかのサブローデコーダ
回路が選択される。例えばサブローデコーダ回路102
が選択されたとき、サブローデコーダ回路102
は、アドレスに応じて複数のサブワード選択線のいずれ
かを活性化する。各サブワード線駆動ブロック103
11, 10312, …は、例えば4個のサブワード
線駆動回路を有し、サブワード選択線によって選択され
たサブワード線駆動回路が、それに接続されたサブワー
ド線例えばSWL0を活性化する。
【0004】二重ワード線方式が用いられるのは、次の
ような理由による。ワード線をポリシリコン配線によっ
て形成した場合、配線ピッチを小さくできるが、高抵抗
なので、配線が長くなると配線端で遅延量が増加し、メ
モリの動作速度向上を妨げることになる。そこで、メイ
ンワード線を、配線ピッチを小さくすることは難しいが
低抵抗である、アルミニウム(Al)等の金属配線によ
って形成するとともに、メモリセルアレイ中にメインワ
ード線に沿って複数のサブワード線駆動ブロックを配置
し、それぞれのサブワード線駆動回路から短いサブワー
ド線を配線してメモリセルを接続する。このようにする
ことによって、ワード線密度を上げるとともに、メモリ
の動作速度を向上させることができる。なお、図9に示
された二重ワード線方式において、各奇数番目のサブロ
ーデコーダ回路と、各偶数番目のサブローデコーダ回路
とをそれぞれ並列に選択することによって、データの書
き込み,読み出し量を増加させるように構成することも
可能である。
【0005】図10は、半導体記憶装置の構成を例示す
るものである。以下、図10を参照して、二重ワード線
方式の場合の、半導体記憶装置のやや詳細な構成と動作
とを説明する。図10に示された半導体記憶装置は、メ
インローデコーダ回路111と、メインローデコーダ回
路111に接続されたメインワード線112と、サブロ
ーデコーダ回路113と、サブローデコーダ回路113
に接続されたサブワード選択線114と、サブワード選
択線114に接続された1つのサブワード線駆動ブロッ
クを形成する複数個の、例えば4個のサブワード線駆動
回路115と、各サブワード線駆動回路115に接続さ
れたサブワード線116と、各サブワード線116に横
方向に接続された複数個のメモリセル117と、各メモ
リセル117に縦方向に接続されたビット線118とか
らなる概略構成を有している。メインワード線112
は、メインローデコーダ回路111が選択されたとき、
活性化される。サブワード選択線114はサブローデコ
ーダ回路113の選択に応じて、そのいずれかが活性化
されることによって、対応するいずれか一つのサブワー
ド線駆動回路115が選択され、これによって、選択さ
れたサブワード線駆動回路115に接続されたサブワー
ド線116が活性化される。一方、ビット線118は、
図示されないカラム系駆動回路が選択されたことによっ
て活性化される。活性化されたサブワード線116と活
性化されたビット線118とに接続されたメモリセル1
17は、それが接続されたサブワード線116がハイレ
ベル(昇圧電源電位Vpp)のときセルトランジスタQ
Mがオンになって、ビット線のハイレベル(電源電位V
cc)又はローレベル(接地電位GND)が、一端がV
cc/2に接続されたセル容量CMに書き込まれる。セ
ル容量CMに書き込まれた電荷は、サブワード線116
がローレベル(接地電位GND)のとき、セルトランジ
スタQMがオフになることによって保持される。
【0006】図10に示された半導体記憶装置におい
て、メモリセル117を構成するセルトランジスタQM
の閾値電圧Vtnは、サブスレッショルドリークを低減
するため、周辺のトランジスタの閾値電圧よりも高い値
になっている。このため、セルトランジスタQMのゲー
トに接続されたサブワード線116には、メモリセル1
17の書き込み時、「セルトランジスタQMの閾値電圧
Vtn+書き込み電圧Vcc」よりも高い電位を印加す
る必要があるので、サブワード線116のハイレベルと
して、電源電位Vccよりも高い昇圧電源電位Vppが
用いられている。
【0007】一方、半導体記憶装置の大容量化に伴う低
電圧化の要求に応じて、昇圧電源電位Vppを低く抑え
ることが求められており、このため、セルトランジスタ
QMの閾値電圧Vtnをよりも低くすることが必要にな
るが、閾値電圧Vtnの低下に基づく、セルトランジス
タQMのオフ時のリークによる、メモリセルのホールド
特性の悪化を防止するために、サブワード線116のロ
ーレベルとして、負電位Vnbを用いる方式が採用され
るようになった。この場合の負電位Vnbには、通常、
基板電位Vbbとは異なる電源が用いられる。これは、
Vnb電源は、消費電流が大きく、擾乱に基づく雑音が
多い可能性があるので、基板電位を供給するVbb電源
と完全に分離して、トランジスタの閾値電圧に悪影響を
与えないようにするためである。
【0008】図11は、従来の半導体記憶装置における
ワード線駆動系の構成をブロック図によって示したもの
である。また、図12は、従来のサブワード線駆動回路
におけるワード線活性化時の入力信号の信号レベルを示
したものである。従来のワード線駆動系は、図11に示
すように、メインローデコーダ回路121と、サブロー
デコーダ回路122と、サブワード線駆動回路123
と、負電位発生回路124とから概略構成されている。
メインローデコーダ回路121は、内部アドレス信号と
ローデコーダ回路制御信号とに応じて、図12に示すよ
うに、選択時、メインワード線MWLを昇圧電源電位V
ppにするとともに、非選択時、メインワード線MWL
を負電位Vnbにする。サブローデコーダ回路122
は、内部アドレス信号とローデコーダ回路制御信号とに
応じて、図12に示すように、選択時、サブワード選択
線RAを昇圧電源電位Vppにし、サブワード選択線R
ABを負電位Vnbにするとともに、非選択時、サブワ
ード選択線RAを負電位Vnbにし、サブワード選択線
RABを電源電位Vccにする。サブワード線駆動回路
123は、メインワード線MWLとサブワード選択線R
A,RABの双方の選択時、サブワード線SWLを昇圧
電源電位Vppにし、メインワード線MWLとサブワー
ド選択線RA,RABのいずれか一方または双方の非選
択時、サブワード線SWLを負電位Vnbにする。負電
位発生回路124は、メインローデコーダ回路121,
サブローデコーダ回路121及びサブワード線駆動回路
123に対して、負電位Vnbを供給する。メインロー
デコーダ回路,サブローデコーダ回路及びサブワード線
駆動回路は、メモリセルアレイのX方向(ワード線方
向)の駆動のための、Xデコーダ回路を形成する。
【0009】図13は、従来のサブワード線駆動回路を
例示すものであって、(a)は回路構成を示し、(b)
は動作タイミングチャートを示している。従来のサブワ
ード線駆動回路は、図13(a)に示すように、4つの
NチャネルトランジスタQN31,QN32,QN3
3,QN34を有している。メインワード線MWL及び
サブワード選択線RA,RABが選択状態のとき、サブ
ワード線SWLは、メモリセルに対するデータ書き込み
状態になる。この状態は、図13(b)によって示され
る。メインワード線MWLは、メインローデコーダ回路
がアドレス入力によって選択されたとき、負電位Vnb
から昇圧電源電位Vppに変化する。トランジスタQN
33はゲートに昇圧電源電位Vppを供給されているの
で、トランジスタQN31のゲートには、「トランジス
タQN33のゲート電位−トランジスタQN33の閾値
電圧」の電位が印加される。このとき、選択されたサブ
ワード選択線RAがVnbからVppに変化すると、ト
ランジスタQN31のゲート電位は容量カップリングに
よって、「トランジスタQN33のゲート電位−トラン
ジスタQN33の閾値電圧+Vpp−Vnb」のレベル
付近まで上昇し、サブワード選択線RAの電位Vppを
レベル落ちすることなく、サブワード線SWLに伝達す
る。アクセス終了後、サブワード選択線RAはVppか
らVnbに変化し、サブワード選択線RABはVnbか
らVccに変化するので、サブワード線SWLの電位は
VppからVnbに変化する。そして、メインワード線
MWLがVppからVnbに変化することによって、サ
ブワード線駆動回路は非選択状態に戻る。
【0010】メインワード線MWL及び/又はサブワー
ド選択線RA,RABの非選択状態では、サブワード線
SWLは、メモリセルのデータの保持状態となる。サブ
ワード線の非選択状態では、サブワード選択線RAが負
電位Vnb、サブワード選択線RABが電源電位Vcc
になるので、トランジスタQN32がオンになって、サ
ブワード線SWLは負電位Vnbになっている。この状
態は、メインワード線MWLが選択状態でも非選択状態
でも変わらない。なお、メインワード線MWLが非選択
状態(負電位Vnb)で、サブワード選択線RAが選択
状態(昇圧電源電位Vpp)のとき、サブワード線SW
Lがフローティング状態になることを防止するため、ト
ランジスタQN34を介して、サブワード線SWLをメ
インワード線MWLに接続することによって、Vnbレ
ベルに保つようにしている。
【0011】図14は、従来のメインローデコーダ回路
の構成を例示するものである。従来のメインローデコー
ダ回路は、図14に示すように、ゲートAND41と、
PチャネルトランジスタQP41,QP42,QP4
3,QP44と、NチャネルトランジスタQN41,Q
N42,QN43,QN44と、インバータINV41
とを有している。メインワード線の選択時には、アドレ
ス入力IN0,IN1,…,INm−1のすべてがハイ
レベルとなり、アンドゲートAND41の出力がハイレ
ベルになるので、トランジスタQN41がオンして、ト
ランジスタQP41とトランジスタQN41の接続点が
接地電位GNDになり、これによって、トランジスタQ
P44がオンして、昇圧電源電位Vppがメインワード
線MWLに出力される。一方、メインワード線の非選択
時には、アドレス入力IN0,IN1,…,INm−1
のいずれか一つでもハイレベルでないので、アンドゲー
トAND41の出力はロウレベルになり、インバータI
NV41を介してトランジスタQN42のゲートにイン
バータINV41の電源電位Vccが与えられるので、
トランジスタQN42がオンして、トランジスタQP4
2とQN42の接続点が接地電位GNDになる。これに
よって、トランジスタQP43がオンしてトランジスタ
QP43とトランジスタQN43の接続点が昇圧電源電
位Vppになるので、トランジスタQN44がオンし
て、負電位Vnbがメインワード線MWLに出力され
る。
【0012】図15は、従来のサブローデコーダ回路の
構成を例示するものである。従来のサブローデコーダ回
路は、図15に示すように、アンドゲートAND51
と、PチャネルトランジスタQP51,QP52,QP
53,QP54と、NチャネルトランジスタQN51,
QN52,QN53,QN54と、インバータINV5
1とを有している。サブワード選択線の選択時には、ア
ドレス入力IN0,IN1,…,INn−1のすべてが
ハイレベルとなり、アンドゲートAND51の出力がハ
イレベルになるので、インバータINV51を介して、
トランジスタQP52のゲートにG接地電位GND与え
られ、トランジスタQP52がオンにされて、トランジ
スタQP52とトランジスタQN52の接続点が電源電
位Vccになり、これによって、トランジスタQN53
がオンして、トランジスタQP53とトランジスタQN
53の接続点が負電位Vnbになるので、トランジスタ
QP54がオンして、昇圧電源電位Vppがサブワード
選択線RAに出力される。さらに、トランジスタQP5
2とトランジスタQN52の接続点が電源電位Vccに
なることによって、トランジスタQN51がオンして、
負電位Vnbがサブワード選択線RABに出力される。
一方、サブワード選択線の非選択時には、アドレス入力
IN0,IN1,…,INm−1のいずれか一つでもハ
イレベルでないので、アンドゲートAND51の出力は
ロウレベルになり、トランジスタQP51がオンして、
電源電位Vccがサブワード選択線RABに出力される
とともに、これによってトランジスタQN54がオンに
なって、負電位Vnbがサブワード選択線RAに出力さ
れる。なおこのとき、トランジスタQP54はオフに保
たれている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記半導体記憶装置に
あっては、負電圧ワード線方式を採用した結果、ワード
線駆動回路を構成するトランジスタにおける、ゲート−
ソース,ドレイン間の最大印加電圧が大きいという問題
があった。また、メモリセルアレイとその周辺回路にお
ける、負電源の消費電流が大きいという問題があった。
【0014】図16は、従来のサブワード線駆動回路に
おける、ゲート−ソース,ドレイン間最大印加電圧とそ
の印加場所及びそのときの入力信号値を示したものであ
る。図13に示されたサブワード線駆動回路における、
ゲート−ソース,ドレイン間最大印加電圧は、トランジ
スタQN32のゲート−ドレイン間に生じる。このとき
の入力信号値は、サブワード選択線RABの選択時にお
ける負電位Vnb、メインワード線MWLの選択時にお
ける昇圧電源電位Vppであって、ゲート−ソース,ド
レイン間最大印加電圧は、Vpp+|Vnb|となる。
例えば、電源電位Vcc=1.8V、昇圧電源電位Vp
p=2.5V、負電位Vnb=−0.5vの場合、ゲー
ト−ソース,ドレイン間最大印加電圧は、Vpp+|V
nb|=3Vである。
【0015】このように、ゲート−ソース,ドレイン間
最大印加電圧が上昇した結果、ゲート−ソース,ドレイ
ン間の耐圧を上げるために、ゲート部の酸化膜厚を増加
することが必要になる。この場合、サブワード線駆動回
路は、メモリセルアレイ中に設けられるため、サブワー
ド線駆動回路部とメモリセル部との酸化膜厚を同一にす
ることが製造工程上有利である。しかしながら、サブワ
ード線駆動回路のゲート−ソース,ドレイン間最大印加
電圧に相当する酸化膜厚とすると、セルトランジスタに
対しては、酸化膜厚が過大となり、このため、セルトラ
ンジスタの閾値電圧が低下して、データ保持時のリーク
電流が増加し、ホールド特性が悪化するので好ましくな
い。そこで、サブワード線駆動回路部とメモリセル部と
で酸化膜厚を異ならせることが必要になるが、これによ
って製造工程が複雑になるため、製造コストの上昇を招
くことが避けられない。
【0016】また、図13に示されるように、従来のサ
ブワード線駆動回路においては、メインワード線MW
L,サブワード選択線RA,RABは、いずれもロウレ
ベルが負電位Vnbになるため、サブワード線駆動回路
を経て負電源に電流が流入し、このため、負電源の消費
電流が大きい。
【0017】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、サブワード線駆動回路におけるゲート−
ソース,ドレイン間の最大印加電圧を低くすることがで
きるとともに、負電源の消費電流が小さい半導体記憶装
置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、半導体記憶装置に係り、メ
インワード線に沿って配置されたサブワード線駆動回路
が、選択時、配下のサブワード線を電源電位より高い所
定正電位に制御するとともに、非選択時、上記サブワー
ド線を負電位に制御する二重ワード線方式の半導体記憶
装置であって、上記サブワード線駆動回路が、選択時上
記所定正電位となり非選択時グランド電位となる第1の
サブワード選択線と上記サブワード線との間に直列に接
続された第1及び第2のPチャネルトランジスタと、上
記サブワード線と負電位間に並列に接続された第1及び
第2のNチャネルトランジスタとからなり、上記第1の
Pチャネルトランジスタのゲートが選択時グランド電位
となり非選択時上記所定正電位となる第2のメインワー
ド線に接続され、上記第2のPチャネルトランジスタの
ゲートが常時グランド電位に接続されているとともに、
上記第1のNチャネルトランジスタのゲートが選択時グ
ランド電位となり非選択時電源電位となる第2のサブワ
ード選択線に接続され、上記第2のNチャネルトランジ
スタのゲートが選択時グランド電位となり非選択時上記
電源電位となる第1のメインワード線に接続されている
とともに、上記第1及び第2のNチャネルトランジスタ
が、選択時オフに保たれるようにその閾値電圧を設定さ
れていることを特徴としている。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体記憶装置に係り、メインローデコーダ回路を備え
て、アドレス信号とローデコーダ回路制御信号とに応じ
て上記第1及び第2のメインワード線の電位を上記選択
状態と非選択状態とに制御することを特徴としている。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体記憶装置に係り、サブローデコーダ回路を備
えて、上記アドレス信号とローデコーダ回路制御信号と
に応じて上記第1及び第2のサブワード選択線の電位を
上記選択状態と非選択状態とに制御することを特徴とし
ている。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】この発明の構成では、メインワード線に沿って
配置されたサブワード線駆動回路が、選択時、配下のサ
ブワード線を所定正電位に制御して、該サブワード線に
接続されたメモリセルをデータ書き込み状態とし、非選
択時、該サブワード線を所定負電位に制御して、該メモ
リセルをデータ保持状態とするように構成されている半
導体記憶装置における、上記サブワード線駆動回路にお
いて、上記サブワード線を上記所定正電位に制御するた
めのトランジスタと上記サブワード線との間に常時オン
に制御されている別のトランジスタを有するとともに、
上記サブワード線を負電位に制御するためのトランジス
タが、選択時、ゲートが接地電位でもオフに保たれるよ
うにその閾値電圧を設定されているとともに、非選択
時、ゲートに上記所定正電位よりも低い正電位を与えら
れるように構成されているので、サブワード線駆動回路
を構成するトランジスタのゲート−ソース,ドレイン間
の最大印加電圧を低く保つことができる。
【0026】また、この発明の構成では、サブワード線
駆動回路における、上記第1のメインワード線のハイレ
ベルが電源電位、ロウレベルが接地電位であり、上記第
2のメインワード線のハイレベルが上記電源電位よりも
高い昇圧電源電位、ロウレベルが接地電位であり、上記
第1のサブワード選択線のハイレベルが上記昇圧電源電
位、ロウレベルが接地電位であり、上記第2のサブワー
ド選択線のハイレベルが電源電圧、ロウレベルが接地電
位であって、ロウレベルに負電位を使用しないので、負
電源の消費電流が小さい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行なう。図1は、この発明の一実施例である
半導体記憶装置のワード線駆動系の構成を示すブロック
図である。また、図2は、同構成におけるワード線活性
化時のサブワード線駆動回路入力信号の信号レベルを示
す図である。この例のワード線駆動系は、図1に示すよ
うに、メインローデコーダ回路1と、サブローデコーダ
回路2と、サブワード線駆動回路3と、負電位発生回路
4とから概略構成されている。
【0028】メインローデコーダ回路1は、内部アドレ
ス信号とローデコーダ回路制御信号とに応じて、図2に
示すように、選択時、メインワード線MWL,MWL’
を接地電位GNDにするとともに、非選択時、メインワ
ード線MWLを電源電位Vccにし、メインワード線M
WL’を昇圧電源電位Vppにする。サブローデコーダ
回路2は、内部アドレス信号とローデコーダ回路制御信
号とに応じて、選択時、サブワード選択線RAを昇圧電
源電位Vppにし、サブワード選択線RABを接地電位
GNDにするとともに、非選択時、サブワード選択線R
Aを接地電位GNDにし、サブワード選択線RABを電
源電位Vccにする。サブワード線駆動回路3は、メイ
ンワード線MWL,MWL’と、サブワード選択線R
A,RABの双方の選択時、サブワード線SWLを昇圧
電源電位Vppにし、メインワード線MWL,MWL’
と、サブワード選択線RA,RABのいずれか一方また
は双方の非選択時、サブワード線SWLを負電位Vnb
にする。負電位発生回路4は、サブワード線駆動回路1
に対して、負電位Vnbを供給する。
【0029】図3は、この例におけるサブワード線駆動
回路を示すものであって、(a)は回路構成を示し、
(b)は選択時の動作タイミングチャートを示してい
る。また、図4は、同サブワード線駆動回路の非選択時
の動作タイミングチャートを示している。同サブワード
線駆動回路は、図3(a)に示すように、2つのPチャ
ネルトランジスタQP1,QP2と、2つのNチャネル
トランジスタQN1,QN2とを有している。トランジ
スタQP1はサブワード選択線RAとトランジスタQP
2間に接続され、そのゲートは、メインワード線MW
L’に接続されている。トランジスタQP2はトランジ
スタQP1とサブワード線SWL間に接続され、そのゲ
ートは、接地電位に接続されている。トランジスタQN
1はサブワード線SWLと負電位Vnb間に接続され、
そのゲートは、サブワード選択線RABに接続されてい
る。トランジスタQN2は、サブワード線SWLと負電
位Vnb間に接続され、そのゲートには、メインワード
線MWLが接続されている。
【0030】以下、図3及び図4を参照して、上記構成
のサブワード線駆動回路の動作を説明する。この例のサ
ブワード線駆動回路においては、サブワード線電位のプ
ルアップ用のPチャネルトランジスタQP1と、サブワ
ード線SWLの間には、ゲートを接地電位に接続するこ
とによって、常時オン状態に制御されているPチャネル
トランジスタQP2が挿入されている。また、サブワー
ド線電位のプルダウン用のNチャネルトランジスタQN
1,QN2の閾値電圧を通常よりも高くして、ソースが
負電位Vnb、ゲートが接地電位GNDの場合でも、オ
フ状態になるようにされている。
【0031】メインワード線MWL,MWL’及びサブ
ワード選択線RA,RABが選択状態のとき、サブワー
ド線SWLは、メモリセルに対するデータ書き込み状態
になり、このときの各部のレベル変化は、図3(b)に
示されるようになる。すなわち、メインワード線MW
L,MWL’及びサブワード選択線RA,RABが選択
状態のときは、内部アドレスのクロック変化に応じて、
メインワード線MWLが電源電位Vccから接地電位G
NDに変化し、メインワード線MWL’が昇圧電源電位
Vppから接地電位GNDに変化し、サブワード選択線
RAが接地電位GNDから昇圧電源電位Vppに変化
し、サブワード選択線RABが電源電位Vccから接地
電位GNDに変化する。これによって、サブワード線S
WLには、トランジスタQN1のオンに基づく負電位V
nbレベルから、トランジスタQP1,QP2のオンに
基づく、昇圧電源電位Vppレベルへの変化が生じる。
アクセス終了後は、メインワード線MWL,MWL’及
びサブワード選択線RA,RABがもとの状態に戻るこ
とによって、サブワード線SWLの電位は、昇圧電源電
位Vppレベルから、負電位Vnbレベルに変化し、サ
ブワード線駆動回路はデータ保持状態になる。
【0032】一方、メインワード線選択,サブワード選
択線非選択の場合は、図4(a)に示すように、内部ア
ドレスのクロック変化に応じて、メインワード線MWL
が電源電位Vccから接地電位GNDに変化し、メイン
ワード線MWL’が昇圧電源電位Vppから接地電位G
NDに変化するが、サブワード選択線RAは接地電位G
NDに保たれ、サブワード選択線RABは、電源電位V
ccに保たれるので、トランジスタQN1がオンになる
ことによって、サブワード線SWLは負電位Vnbに保
たれる。また、メインワード線非選択,サブワード選択
線選択の場合は、図4(b)に示すように、サブワード
選択線RAが接地電位GNDから昇圧電源電位Vppに
変化し、サブワード選択線RABが電源電位Vccから
接地電位GNDに変化するが、メインワード線MWLは
電源電位Vccに保たれ、メインワード線MWL’は昇
圧電源電位Vppに保たれるので、トランジスタQN2
がオンになることによって、サブワード線SWLは負電
位Vnbに保たれる。さらに、メインワード線非選択,
サブワード選択線非選択の場合は、図4(c)に示すよ
うに、メインワード線MWLは電源電位Vccに保た
れ、メインワード線MWL’は昇圧電源電位Vppに保
たれ、サブワード選択線RAは接地電位GNDに保た
れ、サブワード選択線RABは電源電位Vccに保たれ
るので、トランジスタQN1,QN2がオンになること
によって、サブワード線SWLは負電位Vnbに保たれ
る。なお、図3(b)及び図4において、Xはトランジ
スタQP1とトランジスタQP2の接続点を示し、X点
の電位は書き込み時には昇圧電源電位Vppとなるが、
それ以外のときはトランジスタQP2の閾値電圧に等し
いVp2となる。
【0033】図5は、この例におけるメインローデコー
ダ回路の構成を示すものである。同メインローデコーダ
回路は、図5に示すように、アンドゲートAND11
と、PチャネルトランジスタQP11,QP12と、N
チャネルトランジスタQN11,QN12と、インバー
タINV11とを有している。トランジスタQN11は
トランジスタQP11と接地電位GND間に接続され、
そのゲートはアンドゲートAND11の出力に接続され
ている。トランジスタQN12はトランジスタQP12
と接地電位GND間に接続され、そのゲートはインバー
タINV11を介してアンドゲートAND11の出力に
接続されている。トランジスタQP11は昇圧電源電位
VppとトランジスタQN11間に接続され、そのゲー
トはトランジスタQP12とトランジスタQN12の接
続点に接続されている。トランジスタQP12は昇圧電
源電位VppとトランジスタQN12間に接続され、そ
のゲートはトランジスタQP11とトランジスタQN1
1の接続点に接続されている。トランジスタQN12は
トランジスタQP12と接地電位GND間に接続され、
そのゲートはインバータINV11を介してアンドゲー
トAND11の出力に接続されている。
【0034】次に、図5を参照して、上記構成のメイン
ローデコーダ回路の動作について説明する。メインワー
ド線の選択時には、アドレス入力IN0,IN1,…,
INm−1のすべてがハイレベルとなり、アンドゲート
AND11の出力がハイレベルになるので、インバータ
INV11のロウレベルの出力である接地電位GNDが
メインワード線MWLに出力されるとともに、トランジ
スタQN11がオンになるので、接地電位GNDがメイ
ンワード線MWL’に出力される。一方、メインワード
線の非選択時には、アドレス入力IN0,IN1,…,
INm−1のいずれか一つでもハイレベルでないので、
アンドゲートAND11の出力はロウレベルになり、イ
ンバータINV11のハイレベルの出力である電源電位
Vccがメインワード線MWLに出力されるとともに、
トランジスタQN12がオンになるので、トランジスタ
QP12とトランジスタQN12の接続点が接地電位G
NDになり、この結果、トランジスタQP11がオンし
て、昇圧電源電位Vppがメインワード線MWL’に出
力される。
【0035】図6は、この例におけるサブローデコーダ
回路の構成を示すものである。同サブローデコーダ回路
は、図6に示すように、アンドゲートAND21と、P
チャネルトランジスタQP21,QP22と、Nチャネ
ルトランジスタQN21,QN22と、インバータIN
V21とを有している。トランジスタQN21はトラン
ジスタQP21と接地電位GND間に接続され、そのゲ
ートはアンドゲートAND21の出力に接続されてい
る。トランジスタQN22はトランジスタQP22と接
地電位GND間に接続され、そのゲートはインバータI
NV21を介してアンドゲートAND21の出力に接続
されている。トランジスタQP21は昇圧電源電位Vp
pとトランジスタQN21間に接続され、そのゲートは
トランジスタQP22とトランジスタQN22の接続点
に接続されている。トランジスタQP22は昇圧電源電
位VppとトランジスタQN22間に接続され、そのゲ
ートはトランジスタQP21とトランジスタQN21の
接続点に接続されている。
【0036】次に、図6を参照して、上記構成のサブロ
ーデコーダ回路の動作を説明する。サブワード選択線の
選択時には、アドレス入力IN0,IN1,…,INn
−1のすべてがハイレベルとなり、アンドゲートAND
21の出力がハイレベルになる。これによって、トラン
ジスタQN21がオンになるので、トランジスタQP2
1とトランジスタQN21の接続点が接地電位GNDと
なり、この結果、トランジスタQP22がオンになっ
て、昇圧電源電位Vppがサブワード選択線RAに出力
される。また、アンドゲートAND21の出力がハイレ
ベルになることによって、インバータINV21のロウ
レベルの出力である接地電位GNDがサブワード選択線
RABに出力される。一方、サブワード選択線の非選択
時には、アドレス入力IN0,IN1,…,INn−1
のいずれか一つでもハイレベルでないので、アンドゲー
トAND21の出力がロウレベルになる。これによっ
て、インバータINV21のハイレベルの出力である電
源電位Vccがサブワード選択線RABに出力されると
ともに、トランジスタQN22がオンになるので、接地
電位GNDがサブワード選択線RAに出力される。
【0037】図7は、この例における負電位発生回路の
構成を示すものである。同負電位発生回路は、図7に示
すように、基準電位発生回路11と、負電位検出回路1
2と、チャージポンプ回路13とから概略構成されてい
る。基準電位発生回路11は、基準電位(正電位)を発
生する。負電位検出回路12は、基準電位と出力負電位
Vnbとの差を検出し、これから演算を行なって、チャ
ージポンプ回路12の出力電圧を制御するためのチャー
ジポンプ制御信号を発生する。チャージポンプ回路13
は、チャージポンプ制御信号に応じて変化する負電位を
発生することによって、所要の負電位Vnbを出力す
る。
【0038】図8は、この例のサブワード線駆動回路に
おけるゲート−ソース,ドレイン間の最大印加電圧を示
す図である。すなわち、トランジスタQP1のゲート−
ソース間では、昇圧電源電圧Vppとなり、このときの
入力信号値は、サブワード選択線RAが昇圧電源電位V
pp(選択状態)であり、メインワード線MWL’が接
地電位GND(選択状態)である。また、トランジスタ
QN1のゲート−ドレイン間では、電源電位Vcc+|
Vnb|となり、このときの入力信号値は、サブワード
選択線RABが電源電位Vcc(非選択状態)であり、
メインワード線MWL’が接地電位GND(選択状態)
である。したがって、例えば、電源電位Vcc=1.8
V、昇圧電源電位Vpp=2.5V、負電位Vnb=−
0.5vの場合、ゲート−ソース,ドレイン間最大印加
電圧は、Vpp=2.5Vとなるので、図16に示され
た従来例の場合より低下する。
【0039】このように、この例の半導体記憶装置で
は、サブワード線駆動回路において、サブワード線SW
L電位のプルアップ用のPチャネルトランジスタQP1
とサブワード線SWLの間に、ゲートを接地電位に接続
することによって常時オン状態に制御されているPチャ
ネルトランジスタQP2を挿入したので、サブワード線
SWLが負電位Vnbの状態でも、トランジスタQP2
とトランジスタQP1の接続点Xの電位は、トランジス
タQP2の閾値電圧であるVp2であって、トランジス
タQP1のゲート−ソース間最大印加電圧を昇圧電源電
圧Vppに抑えることができる。もしもこの場合、トラ
ンジスタQP2がないとすれば、トランジスタQP1の
ゲート−ソース間電圧はVpp+|Vnb|となって、
従来回路の場合と同じになり、改善の効果を得ることが
できない。また、この例のサブワード線駆動回路では、
メインワード線をMWLとMWL’の2本とし、メイン
ワード線MWLのハイレベルを電源電位Vccとすると
ともに、サブワード線電位のプルダウン用のNチャネル
トランジスタQN1,QN2の閾値電圧を通常よりも高
くして、ソースが負電位Vnb、ゲートが接地電位GN
Dの場合でも、オフ状態になるようにしたので、トラン
ジスタQN1のゲート−ドレイン間の最大印加電圧をV
cc+|Vnb|に抑えることができる。もしもこの場
合、メインワード線MWLのレベルを昇圧電源電位Vp
pとすれば、トランジスタQN1のゲート−ソース間電
圧はVpp+|Vnb|となって、従来回路の場合と同
じになり、改善の効果を得ることができない。なお、メ
インローデコーダ回路及びサブローデコーダ回路におい
ては、負電位Vnbを使用しないので、回路を構成する
トランジスタのゲート−ソース,ドレイン間最大印加電
圧が、昇圧電源電圧Vppを超えることはない。
【0040】また、この例のサブワード線駆動回路で
は、サブワード線のロウレベル以外には、負電位Vnb
を使用しないので、負電源Vnbの消費電流が減少し、
負電源Vnbの消費電流が多い場合に、それぞれの負荷
に基づいて発生する擾乱に基づく雑音の影響を避けるこ
とができる。さらに、メインローデコーダ回路及びサブ
ローデコーダ回路に対する負電位Vnbの配線が不要に
なったことによって、前述のようにメインワード線が1
本増加しても、全体として配線数を削減することが可能
になる。
【0041】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、メモリセ
ルアレイに対するメインワード線とビット線の数、及び
各メインワード線ごとのサブワード線駆動回路の数とサ
ブワード線の数の構成は任意である。またメインローデ
コーダ回路,サブローデコーダ回路及びサブワード線駆
動回路における、NチャネルトランジスタとPチャネル
トランジスタとは、回路設計と電源構成とに応じて、任
意に相互に置き換えることが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の半導体
記憶装置によれば、サブワード線駆動回路を含むXデコ
ーダ回路全体における、ゲート−ソース,ドレイン間の
最大印加電圧を昇圧電源電圧Vppに抑えることがで
き、従来技術の場合のVpp+|Vnb|と比べて低減
できるので、従来技術のように、ゲート−ソース,ドレ
イン間の酸化膜厚を増加する必要がなく、製造工程上有
利であるとともに、酸化膜厚の増加によるセルトランジ
スタの閾値電圧の低下に基づくホールド特性の悪化を防
ぐことができる。また、Xデコーダ回路において、サブ
ワード線のロウレベル以外には負電位Vnbを使用しな
いので、負電源の消費電流を減少させることができ、負
電源消費電流の増加に基づく負電位Vnbにおける雑音
を低減するとともに、サブワード線駆動回路以外のXデ
コーダ回路に対する負電位Vnbの配線が不要になるの
で、半導体記憶装置における配線数を低減することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である半導体記憶装置のワ
ード線駆動系の構成を示すブロック図である。
【図2】同ワード線駆動系を構成するサブワード線駆動
回路におけるワード線活性時の入力信号の信号レベルを
示す図である。
【図3】同ワード線駆動系を構成するサブワード線駆動
回路を示す図である。
【図4】同サブワード線駆動回路における非選択時の動
作タイミングチャートを示す図である。
【図5】同ワード線駆動系を構成するメインローデコー
ダ回路を示す回路図である。
【図6】同ワード線駆動系を構成するサブローデコーダ
回路を示す回路図である。
【図7】同ワード線駆動系を構成する負電位発生回路を
示す回路図である。
【図8】同サブワード線駆動回路におけるゲート−ソー
ス,ドレイン間の最大印加電圧を示す図である。
【図9】従来から知られている二重ワード線方式の概念
を説明するための図である。
【図10】従来の半導体記憶装置の構成を例示する図で
ある。
【図11】同半導体記憶装置におけるワード線駆動系の
電気的構成を示すブロック図である。
【図12】従来のサブワード線駆動回路におけるワード
線活性化時の入力信号の信号レベルを示す図である。
【図13】従来のサブワード線駆動回路を例示する図で
ある。
【図14】従来のメインローデコーダ回路の構成を例示
する図である。
【図15】従来のサブローデコーダ回路の構成を例示す
る図である。
【図16】従来のサブワード線駆動回路における、ゲー
ト−ソース,ドレイン間最大印加電圧とその印加場所及
びそのときの入力信号値を示す図である。
【符号の説明】
1 メインローデコーダ回路 2 サブローデコーダ回路 3 サブワード線駆動回路 4 負電位発生回路 11 基準電位発生回路 12 負電位検出回路 13 チャージボンプ回路 QP1,QP2,QP11,QP12,QP21,QP
22 Pチャネルトランジスタ QN1,QN2,QN11,QN12,QN21,QN
22 Nチャネルトランジスタ AND1,AND11,AND21 アンドゲート INV1,INV11,INV21 インバータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインワード線に沿って配置されたサブ
    ワード線駆動回路が、選択時、配下のサブワード線を電
    源電位より高い所定正電位に制御するとともに、非選択
    時、前記サブワード線を負電位に制御する二重ワード線
    方式の半導体記憶装置であって、 前記サブワード線駆動回路が、選択時前記所定正電位と
    なり非選択時グランド電位となる第1のサブワード選択
    線と前記サブワード線との間に直列に接続された第1及
    び第2のPチャネルトランジスタと、前記サブワード線
    と負電位間に並列に接続された第1及び第2のNチャネ
    ルトランジスタとからなり、 前記第1のPチャネルトランジスタのゲートが選択時グ
    ランド電位となり非選択時前記所定正電位となる第2の
    メインワード線に接続され、前記第2のPチャネルトラ
    ンジスタのゲートが常時グランド電位に接続されている
    とともに、前記第1のNチャネルトランジスタのゲート
    が選択時グランド電位となり非選択時電源電位となる第
    2のサブワード選択線に接続され、前記第2のNチャネ
    ルトランジスタのゲートが選択時グランド電位となり非
    選択時前記電源電位となる第1のメインワード線に接続
    されているとともに、前記第1及び第2のNチャネルト
    ランジスタが、選択時オフに保たれるようにその閾値電
    圧を設定されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 メインローデコーダ回路を備えて、アド
    レス信号とローデコーダ回路制御信号とに応じて前記第
    1及び第2のメインワード線の電位を前記選択状態と非
    選択状態とに制御することを特徴とする請求項1記載の
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 サブローデコーダ回路を備えて、前記ア
    ドレス信号とローデコーダ回路制御信号とに応じて前記
    第1及び第2のサブワード選択線の電位を前記選択状態
    と非選択状態とに制御することを特徴とする請求項1又
    は2記載の半導体記憶装置。
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