JP3250110B2 - 録画カメラモニタシステム - Google Patents

録画カメラモニタシステム

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JP3250110B2
JP3250110B2 JP14968292A JP14968292A JP3250110B2 JP 3250110 B2 JP3250110 B2 JP 3250110B2 JP 14968292 A JP14968292 A JP 14968292A JP 14968292 A JP14968292 A JP 14968292A JP 3250110 B2 JP3250110 B2 JP 3250110B2
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省治 木村
健一 萩尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防犯をはじめとして、
幅広い汎用性を持たせることができる録画カメラ装置を
利用した録画カメラモニタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラで撮影した映像をビデオテープに
録画したり、モニタテレビへ映し出したりすることで、
店舗内やビル内などの状況を監視する防犯監視システム
が存在するが、これらの防犯監視システムは、カメラや
映像の記憶手段などが大型化するために、その存在が目
立って防犯上あまり好適とは言えず、また設置が面倒、
困難であり、その結果、使用可能な範囲にも自ずと制限
が加えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、コンパクト化が可能で、操作も手軽な上に、異常の
発生したときにだけ自動的に録画ができ、録画した映像
を随時画信号として取り出して見ることのできる便利な
録画カメラ装置を提案したが、本発明は、このような録
画カメラ装置を用いた録画カメラモニタシステムを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明の請求項1に記載の録画カメラモニ
タシステムは、タイマーから一定時間間隔で送出される
録画指令信号に従って、複数の画像メモリに対する画信
号の順次書き込みを許可し、その他のときは書き込みを
禁止するとともに、センサが異常を検知するとタイマー
から録画指令信号が入力されても、複数の画像メモリに
対する画信号の順次書き込みを禁止状態とする録画カメ
ラ装置と、この録画カメラ装置に接続され、モニタスイ
ッチの操作によって、録画カメラが撮像した画信号を、
モニタ画面に映し出す映像制御手段と、再生スイッチの
操作によって、画像メモリに録画された画信号を、モニ
タ画面に静止画として映し出す録画再生手段と、録画ス
イッチの操作によって、録画カメラ装置を、録画可能な
状態に設定するとともに、強制録画スイッチの操作によ
って、センサの検知動作とは無関係に、複数の画像メモ
リに対する画信号の順次書き込みを禁止状態とする録画
許可制御手段とを備えたモニタ装置とを組み合わせて構
成される。
【0005】ここに、センサによる異常検知とは、画像
センサが人の存在を検知したり、連動させるべき外部機
器が作動されたときなど、周囲の状況に変化を生じた事
態を検知することを意味する。
【0006】請求項2に記載の録画カメラモニタシステ
ムでは、録画許可制御手段には録画禁止解除スイッチを
更に設け、この録画禁止解除スイッチが操作されたとき
には、録画カメラ装置の禁止された録画動作を再開する
構成とする。
【0007】請求項3に記載の録画カメラモニタシステ
ムでは、モニタ装置の再生スイッチを操作したときに
は、予め準備されたプログラムに従って、画像メモリを
順次自動的に切り替えながら、すべての画像メモリに記
憶された画信号を、外部の出力装置が処理可能な信号に
順次変換して出力する構成とする。
【0008】請求項4に記載の録画カメラモニラシステ
ムでは、モニタ装置の再生スイッチを操作する度に、画
像メモリを逐次切り替え、画像メモリ内に記憶された画
信号を外部の出力装置が処理可能な信号に順次変換して
出力する構成とする。
【0009】
【作用】本発明の録画カメラモニタシステムでは、録画
カメラ装置を、モニタ装置側からモニタ、録画許可、再
生の各操作が可能となる。
【0010】例えば、モニタ装置のモニタスイッチを操
作すると、通常のモニタテレビのように撮像部で撮像さ
れた2次元画像をモニタ画面上に映しだしでき、録画ス
イッチを操作すれば、録画カメラ装置に接続付加された
センサが検知動作を行う毎に、撮像部で捉えられた2次
元画像が画信号として画像メモリ内に記憶され保持され
る。更に、モニタ装置の再生スイッチを操作すれば、画
像メモリに録画された画信号を読み出して、モニタ画面
に静止画として映しだしもできる。
【0011】更に、モニタ装置の強制録画スイッチを操
作すれば、録画カメラ装置に付加接続されたセンサの検
知動作に拘らず、録画が可能となるので、モニタ画面を
監視しながら必要な時に録画が行える。
【0012】請求項2に提案したように、モニタ装置に
録画禁止解除スイッチを設けたものでは、録画カメラ装
置の録画動作が終了し、画像メモリへ画信号が保持され
た後に、モニタ装置側から録画カメラ装置を録画動作の
可能な状態に復帰できる。
【0013】請求項3、4には、モニタ装置の再生スイ
ッチを操作したときに、録画された画信号をモニタ画面
に表示する2つの態様を提案しており、前者のもので
は、モニタ装置の再生スイッチを1度操作すれば、録画
カメラ装置のすべての画像メモリ内に録画された画信号
が、モニタ画面に順次静止画となって表示され、後者の
ものでは、再生スイッチを操作する毎に、画像メモリに
記憶された画信号をモニタ画面に順次静止画として表示
できる。
【0014】また、本発明システムを構成する録画カメ
ラ装置は、それ自体でも使用できる。すなわち、録画カ
メラ装置の撮像部は、一定時間間隔で常時駆動され、書
換え可能な画像メモリへの記憶を行なっているので、画
像メモリへの録画は、センサが検知動作を行なわない限
り、連続的に繰返し行なわれ、センサが検知動作を行な
ったときにだけ、そのタイミングで撮像部で捉えた2次
元画像の画像メモリへの書換えが停止される。
【0015】この場合、録画を停止させるタイミング
は、画像メモリの切換動作と関連させることができ、例
えば、センサが検知を行なった時点で、他の画像メモリ
への画信号の書換えを禁止したり、センサが検知を行な
った前後における所定のフレーム数の画信号のみを書換
え禁止にするなどの態様があり、プログラム処理によっ
て容易に対応できる。
【0016】また、このような録画カメラ装置は、セッ
トタイマーや、連動機器の動作に応じて自動録画の動作
条件を自由に設定することもでき、そのようなもので
は、センサの検知動作が、セットタイマーで設定された
時間帯や、連動機器の動作条件と合致したときに録画を
許容する構成にできる。
【0017】したがって、夜間や、扉を閉じたとき、連
動機器が破損されたときなどに、センサが検知したとき
に録画を行わせることができる。
【0018】更に、このような録画カメラ装置では、撮
像部は一定周期で繰返し、撮像素子で捉えた2次元画像
をシリアルな画信号に変換し出力しているので、モニタ
装置側のモニタスイッチを操作するなどして、モニタモ
ードに設定すれば、映像制御手段には、画像メモリに記
憶された画信号に、水平、垂直同期信号を付加させた複
合映像信号を取り込むことができ、録画カメラ装置の撮
像部で撮像した映像が、そのままモニタ画面に映しだし
て表示できる。
【0019】録画カメラ装置では、このようにして、セ
ンサが検知動作を行なう毎に、撮像部で捉えた2次元画
像を画像メモリに記憶して、記憶した画信号が書換えで
きないように、その状態を保持する。
【0020】したがって、プログラムによって規定され
た画像メモリへの録画が行なわれると、その時点で画像
メモリへの録画は禁止され、ロック状態に保持される。
【0021】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明システムの一
実施例を説明する。
【0022】図1は録画カメラ装置とモニタ装置とを組
み合わせた本発明システムの概略構成図、図2は内部の
ブロック構成図を示したものである。
【0023】録画カメラ装置Aは、小型のボックス状本
体17の中央に撮像部のレンズ3を配し、その下方に
は、再生スイッチ15と録画禁止解除スイッチ16とを
設けている。このような録画カメラ装置Aは、モニタ装
置Bに対して専用の信号線Lによって接続されており、
モニタ装置Bのモニタスイッチ22bを操作すれば、録
画カメラ装置Aに内蔵されたタイマー14の駆動によっ
て、撮像部4で撮像された2次元画像が、所定周期でモ
ニタ装置Bのモニタ画面23に表示されるようになって
おり、録画スイッチ21aを操作すれば、録画カメラ装
置Aを録画可能な状態に設定できる。
【0024】本発明システムでは、このようにしてモニ
タ装置Bの録画スイッチ21aが操作されると、録画カ
メラ装置Aに付加接続させたセンサ(不図示)が検知動
作を行えば、撮像部のレンズ3によって捉えられた2次
元画像は、画像メモリ10内に録画されるようになって
いる。
【0025】また、モニタ装置Bには再生スイッチ22
aが設けられており、この再生スイッチ22aを操作す
れば、画像メモリ10に録画された2次元画像は静止画
としてモニタ画面23に映し出されるようになってい
る。
【0026】ついで、本発明システムを構成する録画カ
メラ装置Aの詳細について説明する。この録画カメラ装
置は、図2に示したように、1フレーム分の画信号を生
成させるための画像処理部1と、画像処理部1の駆動を
オン、オフ制御すると共に、生成された画信号を書換え
可能な画像メモリ10に記憶させる書込制御手段9と、
画像メモリ10に記憶された画信号を適宜の出力装置
(不図示)に出力させる読出制御手段11とを組み合わ
せて構成されている。
【0027】このような録画カメラ装置は、図3や図4
に示したように、マスコットや置物31に組み込むなど
して、防犯上必要とされる場所(例えば金庫前)に設置
して用いることができ、この場合、上記した画像処理部
1、書込制御手段9、読出制御手段11及び画像メモリ
10など(いずれも不図示)はマスコット31の胴体内
部へ収納し、その胴体部付近にさりげなく撮像用レンズ
3を配すればよい。
【0028】画像処理部1は、レンズ3を通して入射す
る光を、CCDなどで構成された撮像素子4で画信号に
変換する撮像部2と、NTSCなどの標準の同期信号を
発生させる同期信号発生器6と、この同期信号を受け
て、上記撮像部2の駆動などに必要なタイミング信号を
発生させるタイミング発生器5と、同期信号発生器6か
らの同期信号、タイミング発生器5からのタイミング信
号及び撮像部2からの画信号を処理して1フレーム分の
画信号を生成する信号処理部7とを備えた構成とされて
いる。
【0029】信号処理部7では、制御に必要な処理を行
なっており、同期信号発生器6が一定間隔で発生する水
平同期信号及び垂直同期信号を撮像部2からの画信号に
加えて、1画素ごとにA/D変換器8によってデジタル
化する処理を行い、またこれと並行してアパーチャ処理
(画信号の輪郭をシャープに整えるための補正処理)な
どを施すようになっている。
【0030】上記書込制御手段9は、タイマー14から
一定間隔で送出される録画指令信号にしたがって、上記
画像処理部1の駆動をオン、オフ制御し、この画像処理
部1で画信号を次々に(5〜10秒程度ごとに1フレー
ムの割合で)生成させるようになっている。そして、こ
の書込制御手段9は、画像処理部1の同期信号発生器6
から送出される同期信号に基づきながら、1フレーム分
の画信号が生成されるごとに書込みクロック信号を出力
し、各画信号(デジタル化したもの)を、複数個設けら
れた画像メモリ10(#1,#2,・・・#N)の各1
個に対して順番に書き込んで録画を行なうようになって
おり、画像メモリ10のN個分の書込みを一巡した後
は、再び書込みを開始した当初の画像メモリ10(#
1)へ戻って、また順番に上書きを繰り返し、このよう
にして元の記憶内容を順次更新してゆくような構成とな
っている。
【0031】画像メモリ10の個数は、1個の画像メモ
リ10に1フレーム分の画信号を記憶できるものとし
て、5〜8個程度とするのが好ましいが、これは何ら限
定されるものではない。特に、後述するように画信号の
圧縮処理を行わせる場合などにあっては、画像メモリ1
0を1個だけにするようなことも可能であり、この場合
には当然に、画像メモリ10を順番に切り替える必要も
ない。
【0032】このような書込制御手段9には、異常を検
知したときに、当該書込制御手段9に対して録画禁止信
号を発信するセンサ(不図示)が接続されており、書込
制御手段9がこの録画禁止信号を受信すると、受信後、
所定のタイミングで画像メモリ10に対する画信号の書
込みを停止し、且つその後の書込みを禁止するためロッ
ク状態を維持するようになっている。従って、画像メモ
リ10のうち数個乃至全部に、録画禁止信号が出力され
た段階での数フレーム分の画信号が書き込まれた状態と
なり、その後タイマー14から録画指令信号が送出され
ても、この録画指令信号は全て無視されて、書込み(上
書き)が行われることはなく、上記のロック状態が維持
されるようになっている。このようなロック状態は、録
画禁止解除スイッチ(不図示)の操作や、後述するモニ
タ装置側の録画禁止解除スイッチの操作などによってリ
セットされない限り、解除されることはない。なお、録
画禁止信号が出力された瞬間を基準として、書込制御手
段9が画信号の書込みを停止するタイミングや、ロック
状態に保持するフレーム数は、ソフト的な対応によって
任意に変更することができるものであり、例えば、録画
禁止信号が出力された瞬間よりも数フレーム前に遡った
時点から、画像メモリ10の個数分に相当したフレーム
数の画信号が得られるまでを、録画、保存状態とするこ
とができる。これによって録画禁止信号が出力される前
の状態と出力された後の状態とを比較検討することがで
き、センサが誤動作した場合(例えばカーテンの揺れを
検知したなど)の原因究明なども簡単に行える。
【0033】勿論、このような態様に限らず、センサが
異常検知の瞬間からそれ以降の数フレームの画信号を録
画、保存しておくようにもできる。このようなセンサに
は、赤外線を用いるのが最適であるが、超音波やフォト
によるものを用いることも可能であって、マスコットや
置物31における撮像用レンズ3の周辺(例えば人形型
マスコット31の目)に組み込むようにして、不審者の
接近などを検知できるようにしておけばよい。
【0034】上記読出制御手段11は、複数個設けられ
た画像メモリ10のうち所定の1個を選択するととも
に、画像処理部1の同期信号発生器6から送出される同
期信号に基づきながら読出しクロック信号を出力し、選
択された画像メモリ10から画信号を読み出すように構
成されている。読み出された画信号は、D/A変換器1
2によって逐一アナログ化され、同期信号発生器6から
一定間隔で発生される水平同期信号及び垂直同期信号が
付加された後、適宜の出力装置(不図示)へと出力され
るようになっている。このような読出制御手段11は、
再生指令信号があったことによって駆動されるものであ
り、このための再生指令信号は、録画カメラ装置A側や
モニタ装置B側に設けた再生スイッチ15,22aなど
を操作することにより行われる。
【0035】本発明システムでは、録画カメラ装置Aに
よって録画された2次元画像は、モニタ装置B側のモニ
タ画面23に静止画として映し出される構成としている
が、録画カメラ装置Bを、一般家庭用TVなどの画像表
示手段をはじめとして、ビデオプリンタ、電子写真装
置、フロッピィディスクなどの記憶媒体への変換装置
(いずれも不図示)を用いることも可能である。この場
合、画像表示手段を用いる場合には、1フレーム分の画
信号を出力するだけでは画像として認識できない(1フ
レームは1/30秒でしかない)ため、同じ内容の画信
号を所定時間継続して繰り返し出力する。
【0036】なお、これら各出力装置に対して録画カメ
ラ装置Aを接続するには、録画カメラ装置A自体を出力
装置の設置場所へ持ち込んで、所定のコネクタにより接
続するようにしてもよいし、録画カメラ装置Aにおいて
画像メモリ10(読出制御手段11を含む場合もある)
が容易に脱着できる構造としておき、この画像メモリ1
0だけを出力装置の設置場所へ持ち込んで、所定のコネ
クタにより接続するようにしてもよい。勿論、録画カメ
ラ装置Aの設置場所において、当初から出力装置と接続
しておくことも可能である。
【0037】読出制御手段11は、録画カメラ装置A、
モニタ装置Bのいずれかの再生スイッチ15,22aの
1度の操作によって再生指令信号を受けたときに、各画
像メモリ10を自動的に切り替えながら、それぞれの画
信号を順次出力して行く構成としておくと、例えば最初
に#1の画像メモリ10から1フレーム分の画信号を出
力させた後、続いて#2の画像メモリ10から同様に画
信号を出力させて行き、一挙動のもとに、全部の画像メ
モリ10に記憶された全ての画信号を出力させることが
できる。従って、出力装置(不図示)として画像表示手
段以外のものを用いた場合には、出力時間の短縮及び作
業の容易化が図られるものであり、また画像表示手段で
ある場合でも、画像メモリ10の切り替え間隔を、例え
ば10秒程度とすることで、各画信号の確認作業が容易
となる。
【0038】一方、上記とは異なり、読出制御手段11
は、録画カメラ装置A、モニタ装置Bの再生スイッチ1
5,22aを操作する毎に、画信号を出力させる画像メ
モリ10を逐次(1回だけ)切り替えてゆくような構成
としてもよい。また、このような順番にこだわらず、操
作者が指定した画像メモリ10(例えば#2)だけにつ
いて出力させるような構成とすることも可能である。こ
のようにしておけば、不要な画信号の出力に要する時間
を省略することができるし、フロッピィディスクなどの
記憶媒体においては、記憶容量の無駄な消費を抑えるこ
とができる。また、出力装置(不図示)を画像表示手段
とする場合には、各1フレーム分の画信号についての念
入りな確認が可能となる利点がある。
【0039】このような録画カメラ装置Aは、セットタ
イマーを内蔵したり、外付け接続して書込み制御手段9
が、センサからの録画禁止信号を有効なものとして受信
する時間帯を予め設定できるような構成としてもよい。
【0040】図5は、そのようなセットタイマー19を
内蔵させた録画カメラ装置Aの構成を示したものであ
る。このようなセットタイマー19付きの録画カメラ装
置Aでは、書込制御手段9が画像処理部1を駆動させ
て、各画像メモリ10ごとに画信号の書込みを行ってい
るうち、センサ24から録画禁止信号が出力された場合
には、書込制御手段9はまずその時刻(異常検知時刻)
がセットタイマー19に予め設定された時間帯(例えば
夜9時から翌朝7時までの間)に含まれているか否かを
判断し、含まれていたときにのみ、録画禁止信号を有効
なものとして処理する。もし、含まれていなかったとき
には、録画禁止信号を無視して、各画像メモリ10に対
する画信号の書込みを続行させるものである。
【0041】このような構成であれば、ガードマンが退
社した後の時間帯に、前述したような自動録画を行わせ
ることが可能となる。
【0042】なお、図5に示した録画カメラ装置Aで
は、書込制御手段9に画像加工手段18が備えられた構
成となっている。この画像加工手段18は、画像処理部
1から画像メモリ10に記憶される画信号の一部(1フ
レームを成すうちの下辺部など)に、撮像当時の日付や
時刻などの文字情報と置き換えるための加工を施すもの
であって、上記したセットタイマー19を日時のカウン
トのために利用し、これに、文字データを格納したデー
タテーブル16’と、センサ24から録画禁止信号が発
信されたときに、セットタイマー19からのカウント信
号に基づいてデータテーブル16’から相当する文字デ
ータを出力させ、これを画信号の対応する画信号と置換
させる加工制御部17’とを備えた構成となっている。
そのため、モニタ装置Bの再生スイッチ22aが操作さ
れ、読出制御手段11が再生指令信号を受け取って画信
号の読出しを行った場合には、図6に示したようなスー
パーインポーズ画面がモニタ画面23上に映し出され、
録画日時の確認がすぐにできるようになる。なお、この
ような画像加工手段18を、書込制御手段9ではなくて
読出制御手段11に備えさせる構成とすることにより、
画像メモリ10から出力され、D/A変換器12によっ
てアナログ化された後の画信号に、録画当時の日付や時
刻などの文字情報と置き換えるための加工を施すように
することもできる。
【0043】図7は録画カメラ装置Aの他例を示すブロ
ック構成図である。書込制御手段29は、セットタイマ
ーを有せず、代わりに外部機器などから条件信号を受け
たときに録画可能となっている。従って画像処理部1を
駆動させても、条件信号が入力されない限り、センサ2
4が検知動作を行っても画像メモリ10への録画は行わ
れない構成となっている。
【0044】したがって、書込制御手段29は、条件信
号が入力されたときにはじめて、センサ24の検知動作
に応じて、1フレーム分の画信号を所定の画像メモリ1
0に書き込ませることができるが、条件信号とセンサ入
力とは、タイミング的にいずれが先行するものであって
もよいし、双方が重なる時点があるか否かが問題とされ
ることもない。
【0045】例えば、このような録画カメラ装置では、
図3,図4に示したマスコット31に組み込まれていた
場合、このマスコット31を設置した部屋の出入口扉
(不図示)などの連動機器が開けられたことをセンサや
スイッチなどによって検知し、これを外部機器からの条
件信号として書込制御手段29へ入力し、また一方、こ
のマスコット31の目などに配したセンサ24が不審者
の接近を検知したことをセンサ入力とするようにすれ
ば、いずれか一方の入力だけで書込制御手段29を駆動
させる場合に比して、誤動作を減らすことができるとい
う利点がある。
【0046】ついで、本発明システムを構成するモニタ
装置について説明する。
【0047】モニタ装置Bは、図2に示したような構成
となっており、録画カメラ装置A内の画像処理部1で生
成され、セレクタ13を介して送出される画信号をモニ
タ画面23に画信号を映しだすためのモニタスイッチ2
2bを有した映像制御手段20と、録画カメラ装置Aの
読出し制御手段11に再生指令信号を出力して画像メモ
リ10内に記憶された画信号の読出しを指令する再生ス
イッチ22aを有した録画再生手段22と、録画スイッ
チ21aと強制録画スイッチ21bを有し、録画カメラ
装置A内の書込み制御手段9に録画許可指令信号と強制
録画指令信号を出力させる録画許可制御手段21及び、
モニタ画面23を備えた構成となっている。
【0048】このような本発明システムの使用態様とし
ては、多種多様のものが考えられるが、以下、これらに
つき図面をもって概説する。
【0049】図8(a)は、高速道路などの料金所を示
すものであり、録画カメラ装置Aは、料金表示板32の
支柱33に取り付けられている。同図(b)は、録画カ
メラ装置Aの本体部を拡大した斜視図であり、3は撮像
用レンズ、34は取付用ベルトであり、22は自動車を
検知できる高さに配したセンサである。
【0050】このようなものでは、料金徴収員が料金不
払い車を見つけたときに追跡ボタンを操作すれば、その
操作によって条件信号が録画カメラ装置A側に送出され
るので、録画カメラ装置は録画可能な状態になり、セン
サ24が車の通過を検知したときに録画が自動的に行わ
れることになる。なお、確実な録画を行わせるため、係
員詰め所35の側面にも録画カメラ装置を取り付けてお
くとよい。
【0051】以下同様に、図9〜図12において、録画
カメラ装置の主要な使用例を示す。図9は駐車場などの
出入口ゲートに取り付けて、出入する車を撮像し録画す
る場合、図10は給油装置に取り付けて、給油する車や
作業員を撮像し録画する場合、図11は自動販売機に取
り付けて、自動販売機が損傷を受けたりしたときにいた
ずらした者を撮像し録画する場合、図12は銀行などの
CD装置に取り付けて、使用者を撮像し録画する場合に
使用した例を示している。いずれもモニタ装置は示され
ていないが、監視者の居る監視室やセンターに配置し
て、常時はモニタ画面に動画を映しだして監視が出来
き、不審な動きや不審者を発見したときには、録画スイ
ッチや、強制録画スイッチを操作することによって、録
画が行え、モニタ装置の再生スイッチを操作すれば、画
像メモリに録画した周囲の状況や、不審者の姿や顔を記
憶して映し出しできるようになっている。録画カメラ装
置は、電源供給が困難な場所に設置されることを想定し
て、バッテリー電源を内蔵させた構成にすればよい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の録画カメラモニタシステムによれば、常時はモニタ
装置に録画カメラによって撮像された周囲の状況などを
映しだして監視ができ、必要に応じて録画カメラ装置を
録画可能な状態に設定したり、録画カメラ装置に録画さ
れた画信号をモニタ画面に映しだして確認でき、更に録
画カメラ装置による録画が行われた後に、録画をクリア
させて録画の可能な状態に復帰させることが出来るので
有益である。また、このような本発明の録画カメラモニ
タシステムでは、カメラのようにフィルムの取り替え
や、現像の必要なく、モニタ画面を見ながら必要な録画
を行うことができ防犯上も有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明録画カメラモニタシステムの概略構成図
である。
【図2】本発明録画カメラモニタシステムにおける録画
カメラ装置とモニタ装置の内部構成を示したブロック図
である。
【図3】録画カメラ装置を人形マスコットに組み込んだ
ものを示す正面図である。
【図4】録画カメラ装置を貯金箱型に組み込んだものを
示す斜視図である。
【図5】セットタイマーを有した録画カメラ装置のブロ
ック構成図である。
【図6】録画日時がスーパーインポーズされた画像を示
す図である。
【図7】外部機器と連動して録画を行うようにした録画
カメラ装置のブロック構成図である。
【図8】(a)は本発明カメラ装置を高速道路の料金所
で使用する場合の状況説明図であり、(b)はこの場合
に用いられる録画カメラ装置を拡大して示す斜視図であ
る。
【図9】録画カメラ装置を駐車場の出入口ゲートに使用
した場合の説明図である。
【図10】録画カメラ装置を給油装置に使用した場合の
説明図である。
【図11】録画カメラ装置を自動販売機に使用した場合
の状況説明図である。
【図12】録画カメラ装置を銀行などのCD装置に使用
した場合の状況説明図である。
【符号の説明】
A・・・録画カメラ装置 15・・・再生スイッチ 16・・・録画禁止解除スイッチ 17・・・ボックス状本体 1・・・画像処理部 2・・・撮像部 9,29・・・書込制御手段 10・・・画像メモリ 11・・・読出制御手段 14・・・タイマー 16’・・・データテーブル 17’・・・加工制御部 18・・・画像加工手段 19・・・セットタイマー 24・・・センサ B・・・モニタ装置 20・・・映像制御手段 21・・・録画許可制御手段 22・・・録画再生手段 21a・・・録画スイッチ 21b・・・強制録画スイッチ 21c・・・録画禁止解除スイッチ 22a・・・再生スイッチ 22b・・・モニタスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−132599(JP,A) 特開 昭57−62678(JP,A) 実開 平3−12586(JP,U) 実開 平3−39960(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイマーから一定時間間隔で送出される
    録画指令信号に従って、複数の画像メモリに対する画信
    号の順次書き込みを許可し、その他のときは書き込みを
    禁止するとともに、センサが異常を検知するとタイマー
    から録画指令信号が入力されても、上記複数の画像メモ
    リに対する画信号の順次書き込みを禁止状態とする録画
    カメラ装置と、 この録画カメラ装置に接続され、 モニタスイッチの操作によって、上記録画カメラが撮像
    した画信号を、モニタ画面に映し出す映像制御手段と、 再生スイッチの操作によって、上記画像メモリに録画さ
    れた画信号を、上記モニタ画面に静止画として映し出す
    録画再生手段と、 録画スイッチの操作によって、上記録画カメラ装置を、
    録画可能な状態に設定するとともに、強制録画スイッチ
    の操作によって、上記センサの検知動作とは無関係に、
    上記複数の画像メモリに対する画信号の順次書き込みを
    禁止状態とする録画許可制御手段とを備えたモニタ装置
    とを組み合わせて構成された録画カメラモニタシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記録画許可制御手段には録画禁止解除
    スイッチを更に設け、この録画禁止解除スイッチが操作
    されたときには、上記録画カメラ装置の禁止された録画
    動作を再開する構成とされた請求項1に記載の録画カメ
    ラモニタシステム。
  3. 【請求項3】 上記モニタ装置の再生スイッチを操作し
    たときには、予め準備されたプログラムに従って、画像
    メモリを順次自動的に切り替えながら、すべての画像メ
    モリに記憶された画信号を、外部の出力装置が処理可能
    な信号に順次変換して出力する構成とされた請求項1,
    2のいずれかに記載の録画カメラモニタシステム。
  4. 【請求項4】 上記モニタ装置の再生スイッチを操作す
    る度に、画像メモリを逐次切り替え、画像メモリ内に記
    憶された画信号を外部の出力装置が処理可能な信号に順
    次変換して出力する構成とされた請求項1〜3のいずれ
    かに記載の録画カメラモニタシステム。
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