JP3248525B2 - コンピュータによる回線の構成システムおよびその方法 - Google Patents

コンピュータによる回線の構成システムおよびその方法

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JP3248525B2 JP24927299A JP24927299A JP3248525B2 JP 3248525 B2 JP3248525 B2 JP 3248525B2 JP 24927299 A JP24927299 A JP 24927299A JP 24927299 A JP24927299 A JP 24927299A JP 3248525 B2 JP3248525 B2 JP 3248525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
における運用管理システムに関し、特に、コンピュータ
による回線の構成システムおよびその方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信ネットワークの運用管理シ
ステムにおいて空き回線を構成するには、指定された複
数の通信設備設置場所X、Y(以下、設置場所と称す。
この設置場所は本局、事業所、中継局から末端需要者ま
で通信設備を有している場所を含む。)間に空き回線の
候補を複数探し出し、各種の条件(回線種別、電源条
件、最上位伝送路の選択等)を考慮に入れて経路とその
経路の回線を構成するようにしている。
【0003】従来、空き回線の候補を探し出すには、冊
子あるいは書類の形で管理されている各事業所の局内の
情報が記載された局内設備構成図面や回線収容内訳等の
データを机の上に引っぱり出し、これら紙面に記載され
た図面やデータに基づいて照会を繰り返しながら行うよ
うにしている。
【0004】すなわち、図47に示すように、例えば、
ある2点X、Yの局間に空き回線の経路を確保する場合
(S1)には、まず、作業者の経験と勘によりおおよそ
の見当で、ある中継局b(図示せず)を選択し(S
2)、紙面に記載された2局の局内設備構成図と回線収
容内訳からその中継局bとX局との間の経路について、
複数の回線の候補をピックアップし(S3)、そのピッ
クアップされた回線候補の中から上記各種の条件(回線
種別、電源条件、最上位伝送路の選択、使用開始年月日
等)に合致した回線を選別するようになっている(S
4)。そして、適切な回線が見つからない場合(S
5)、上記中継局bを経由する回線については断念し、
次に、他の中継局c(図示せず)について紙面に記載さ
れた局内設備構成図と回線収容内訳に基づいて同様の作
業を続けるようにしている(S2に戻る)。
【0005】局X−他の中継局c間で、条件に合致した
回線が確保できると、次に、他の中継局c(図示せず)
を中心におおよその見当で、さらに別の中継局d(図示
せず)を選択し、中継局c−d間についてこの2局間の
局内設備構成図と回線収容内訳に基づいて作業を繰り返
す。中継局c−d間の回線に適切なものがなければ、そ
の経路X−c−dは断念し、新たなルートである中継局
e(図示せず)について同様の回線構成の作業を行い、
順次、適切な回線が確保できれば、局Xから中継局c−
e−・・・を経由して設置場所Yまでの経路とその経路
の回線が構成されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の回線構成は、叙
上の如く行われていたので、回線構成の作業に時間がか
かるという問題がある。また、回線構成する際には、ど
の中継局にどのような回線内訳があるかおおよその見当
をつけることができなければ、作業の効率が悪く、勢い
作業者の経験と勘に頼らざるを得ず、容易で作業効率の
よい回線構成が望まれていた。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、簡素な構成でしかも迅速かつ容易に回線を
構成することができる回線の構成システムおよびその方
法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンピュータ
システムによって上記課題を解決している。該コンピュ
ータシステムは、回線を構成するシステムであって、予
め各通信設備設置場所のデータおよび各通信設備設置場
所間を結ぶ回線のマスターデータを記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶されたデータに基づいて、各通信設
備設置場所およびこれら各通信設備設置場所を結ぶ回線
を画面上に表示可能な表示手段と、表示手段に表示され
た画面に基づいて、所望の複数の通信設備設置場所およ
びこれら通信設備設置場所間に構成されるべき回線につ
いて所望の条件を入力可能な指令手段と、指令手段から
の指令に基づき、メインメモリに格納された制御プログ
ラムにより上記記憶手段に記憶されたデータを処理して
表示手段に表示する中央処理装置と、上記指令手段によ
り選択された複数の通信設備設置場所のうち、より接続
回線の少ない下位側通信設備設置場所とより接続回線の
多い上位側通信設備設置場所とをそれぞれ比較選別し、
下位側通信設備設置場所を特定する比較判別手段と、
指令手段からの入力指令信号に基づき、上記選択された
通信設備設置場所間を結ぶ経路とその経路の回線のう
ち、指令手段に入力された上記条件を満たし、かつ、所
定の状態の回線条件を満たす経路とその経路の回線と選
択して検索するとともに、この経路検索時、比較判別手
段により特定された下位側通信設備設置場所側から接続
回線のより多い上位側通信設備設置場所側に向かって経
路を検索し、画面上に上記選択された複数の通信設備設
置場所間の仮想経路の候補を表示させ、これら仮想経路
ごとの回線の候補を表示可能にさせる回線作成手段とを
備えたものである。
【0009】また、本発明に係るコンピュータによる回
線の構成システムは、予め各通信設備設置場所のデータ
および各通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスターデー
タを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたデータ
に基づいて、各通信設備設置場所およびこれら各通信設
備設置場所を結ぶ回線を画面上に表示可能な表示手段
と、表示手段に表示された画面に基づいて、所望の複数
の通信設備設置場所およびこれら通信設備設置場所間に
構成されるべき回線について所望の条件を入力可能な指
令手段と、指令手段からの指令に基づき、メインメモリ
に格納された制御プログラムにより上記記憶手段に記憶
されたデータを処理して表示手段に表示する中央処理装
置と、指令手段からの入力指令信号に基づき、上記選択
された通信設備設置場所間を結ぶ経路とその経路の回線
のうち、指令手段に入力された上記条件を満たし、か
つ、所定の状態の回線条件を満たす経路とその経路の回
線を選択して検索し、画面上に、上記選択された複数の
通信設備設置場所のうち、いずれか一方の通信設備設置
場所に隣接する中継局の候補と、その一方の通信設備設
置場所と候補となった中継局との間の経路を表示させ、
その経路ごとの所定の状態の回線の候補を表示可能にさ
せるとともに、中継局の候補中、指令手段からの指令に
基づいて所望の中継局が選択されると、選択された中継
局に隣接する別の中継局の候補と、選択された中継局と
新たに候補となった各中継局との間の経路を表示させ、
その経路ごとの回線を表示可能にする回線作成手段を備
えたものである。
【0010】さらに、本発明に係るコンピュータによる
回線の構成方法は、データを画面上に表示する表示手段
と、画面上に表示されているデータについて外部から選
択指示の指令を行う指令手段と、所定のデータを記憶す
る記憶手段と、指令手段から入力された指令に基づいて
メインメモリに格納された制御プログラムにより上記記
憶手段に記憶されたデータを処理して表示手段に表示す
る中央処理装置とを有するシステムにおける回線の構成
方法であって、記憶手段に、予め各通信設備設置場所の
データおよび各通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスタ
ーデータを記憶させる第1のステップと、記憶手段から
各通信設備設置場所のデータを読み出し、表示手段に各
通信設備設置場所を画像処理して表示する第2のステッ
プと、第2のステップで表示された画面上の各通信設備
設置場所のうち、指令手段により所望の複数の通信設備
設置場所を選択して入力する第3のステップと、第3の
ステップで選択された複数の通信設備設置場所間の構成
されるべき回線について所望の条件を選択して入力する
第4のステップと、比較判別手段により、第3のステッ
プで選択された複数の通信設備設置場所のうち、より接
続回線の少ない下位側通信設備設置場所とより接続回線
の多い上位側通信設備設置場所とをそれぞれ比較選別
し、下位側通信設備設置場所を特定する第5のステップ
と、回線作成手段により、第3のステップで選択された
通信設備設置場所間を結ぶ経路とその経路についての回
線のうち、指令手段に入力された上記条件を満し、か
つ、所定の状態の回線条件を満たす経路とその経路の回
線とを検索するとともに、この経路検索時、第5のステ
ップで特定された下位側通信設備設置場所側から接続回
線のより多い上位側通信設備設置場所側に向かって経路
を検索する第6のステップと、第6のステップで検索さ
れたデータを画面に出力し、画面上に上記選択された複
数の通信設備設置場所間の仮想経路の候補を表示すると
ともに、これら仮想経路ごとの上記所定の状態にある回
線の候補を表示可能にする第7のステップとを有するも
のである。
【0011】また、本発明に係るコンピュータによる回
線の構成方法は、データを画面上に表示する表示手段
と、画面上に表示されているデータについて外部から選
択指示の指令を行う指令手段と、所定のデータを記憶す
る記憶手段と、指令手段から入力された指令に基づいて
メインメモリに格納された制御プログラムにより上記記
憶手段に記憶されたデータを処理して表示手段に表示す
る中央処理装置とを有するシステムにおける回線の構成
方法であって、記憶手段に、予め各通信設備設置場所の
データおよび各通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスタ
ーデータを記憶させる第1のステップと、記憶手段から
各通信設備設置場所のデータを読み出し、表示手段に各
通信設備設置場所を画像処理して表示する第2のステッ
プと、第2のステップで表示された画面上の各通信設備
設置場所のうち、指令手段により所望の複数の通信設備
設置場所を選択して入力する第3のステップと、第3の
ステップで選択された複数の通信設備設置場所間の構成
されるべき回線について所望の条件を選択して指令手段
に入力する第4のステップと、第3のステップで選択さ
れた複数の通信設備設置場所のうち、いずれか一方の通
信設備設置場所を選択する第5のステップと、回線作成
手段により、第5のステップで選択された一方の通信設
備設置場所に隣接する中継局のうち、経路と回線とにつ
いて第4のステップで入力された所望の条件を満たし、
かつ、所定の状態の回線条件を満たす中継局を検索し、
検索された中継局の候補と、一方の通信設備設置場所と
これら中継局の候補との間の仮想経路とを画面上に表示
し、これら仮想経路ごとの回線を画面上に表示可能にす
る第6のステップと、第6のステップで表示された中継
局の候補中、指令手段により所望の中継局が選択される
と、上記条件を満たす中継局を検索し、選択された中継
局に隣接する別の中継局の候補および選択された中継局
と新たに候補となった各中継局との間の仮想経路を表示
させ、その仮想経路ごとの回線の候補を表示可能にし、
順次、隣接する中継局の検索を繰り返しつつ、選択され
た他方の通信設備設置場所側に向かって実経路を作成す
る第7のステップとを有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
に係る回線の構成システムのシステム構成図であり、図
2は該システムにより実行される処理のフローである。
本実施の形態に係る回線の構成システムは、図1に示す
ように、キーボードやマウス等の入力装置(指令手段)
4と、CRT画面に表示するとともに必要に応じてプリ
ンタによりプリントする表示装置(表示手段)5と、回
線データ等のデータベースを管理するデータベース管理
システムファイル(記憶手段)6と、これらの入力装置
と表示装置を制御して処理を実行するコンピュータ2、
3とを備えたコンピュータシステムにより構成される。
コンピュータ2、3は中央処理装置2と、制御プログラ
ムが書き込まれたメインメモリ3とを備えている。
【0013】データベース管理ファイル6には、回線デ
ータファイル(回線構成ファイル)10、回線収容内訳
ファイル11、回線諸元ファイル12、装置収容内訳フ
ァイル13、装置諸元ファイル14、事業所配置図(事
業所マップ)ファイル15、局内設備構成図(局内ブロ
ック図)ファイル16、局内データファイル17、通信
設備設置場所データファイル18が納められている。こ
れら各ファイル10〜18は、入力装置4からの指令に
基づき、表示装置5に所定のデータが表示されるように
なっている。表示されるデータは内容により画像処理さ
れて表示される。また、このデータベース管理ファイル
6から、順次、所望のデータを読み出して編集し、表示
し、コンピュータに対するコマンド入力を行うようにし
ている。回線データファイル(回線構成ファイル)10
には、ネットワークの全回線について、回線種別、電源
条件、最上位伝送路、使用の有無(空き回線か否か)、
使用期間等、回線構成に必要なデータが予め記憶されて
いる。
【0014】回線収容内訳ファイル11には、図3に示
すように、最上位伝送路、パスに収容されているパスお
よび階層的な回線内容が予め記憶される。すなわち、通
信設備設置場所(以下、設置場所と称す。この設置場所
は本局、事業所、中継局から末端需要者まで通信設備を
有している場所を含む。)間の回線の収容内訳等が予め
記憶されている。回線諸元ファイル12には、図4に示
すように、指定回線の諸元、すなわち、使用開始年月
日、回線名称、種別等が予め記憶される。装置収容内訳
ファイル13には、図5に示すように、指定設備のシー
ト実装内容、収容回線等が予め記憶される。
【0015】装置諸元ファイル14には、図6に示すよ
うに、指定設備の諸元内容が予め記憶される。事業所配
置図ファイル15には、図7に示すように、事業所配置
図(事業所マップ)が記憶される。事業所配置図は事業
所の所管エリアを示す図面上に、通信設備が設置された
事業所(設置場所)を貼り付けた図面である。事業所配
置図ファイル15に基づく事業所配置図編集機能を使っ
て白地図上に事業所を配置するようにしている。回線デ
ータはマスターデータと呼ばれているコード形式のデー
タであり、事業所(設置場所)−事業所(設置場所)間
の接続情報を持っている。回線データは、ケーブルから
始まり、伝送路、パス、サービスレベルの回線という階
層構造となっており、現在、51種別ある。事業所配置
図表示機能は、起点、終点のいづれかもしくは両方の事
業所(設置場所)を任意に指定することにより、そこか
ら延びている伝送路、パス、サービスレベルの回線を自
動描画するようになっている。
【0016】局内設備構成図ファイル16には、図8に
示すように、各設置場所の局内設備構成図(局内ブロッ
ク図)が記憶される。局内設備構成図とは、通信機器が
設置された局内の各機器の物理的な接続を示した図面で
ある。局内設備構成図の初期画面を構築する場合、作業
者のマンパワーにより線の配置を曲げるなどして、半自
動配置機能を用いて行うようになっている。半自動配置
機能で指定された事業所情報を保持している回線データ
並びに装置データから作画ルールに基づきおおよその配
置で描画する。その後、管理者の見やすい内容で補正を
行い図面を保存する。局内設備構成図とコード体系のマ
スターデータとは整合性チェック機能を持っており、図
面を開いた際にチェックを行い、不整合なデータを表示
させる。マスターデータ(コードデータ)にあって図面
上にないもの(未配置なデータ)は、データ一覧にその
装置や回線名称を表示する。マスターデータ(コードデ
ータ)にあって図面にあるものは、図面上の絵柄(装
置:箱、回線:線)を色彩を変えて表示し、図面からの
削除や変更を促すようになっている。
【0017】データベース管理ファイル6は、事業所配
置図ファイル15に基づいて、コンピュータによるコマ
ンド入力により以下の(1)〜(7)の機能を果たすよ
うになっている。 (1)最上位伝送路、パス、回線描画機能を有してお
り、指定された設置箇所(起点、終点のいずれかもしく
は両方)から延びている最上位伝送路、パス、回線を描
画することができるようになっている。設置箇所の指定
がないときは、図面に配置されている設置箇所全てを対
象にすることができるようになっている。 (2)描画データの一覧表示機能を有しており、画面に
描画された最上位伝送路、パス、回線の名称を指定によ
り一覧表示することができるようになっている。 (3)回線の諸元、収容内訳の表示機能を有しており、
描画された線分をクリックすることで、回線の諸元を表
示したり、その最上位伝送路、パスの収容内訳情報が表
示できるようになっている。 (4)上位ルートの表示機能を有しており、描画された
回線をクリックすることで、その回線の上位の構成ルー
トを事業者マップ上に描画できるようになっている。ま
た、最上位伝送路の表示機能も有している。 (5)設置場所の内容表示機能を有しており、事業所配
置図上に配置された設置場所をクリックすることによ
り、設置場所の詳細な情報が表示できるようになってい
る。 (6)局ブロック図の連携機能を有しており、事業所配
置図上に配置された設置場所をクリックすることで局ブ
ロック図に連携させて表示させることができるようにな
っている。 (7)その他の機能として、描画図面の拡大縮小(30
%〜200%)、描画の線分の太さ、色等の変更もでき
るようになっている。
【0018】データベース管理ファイル6は、局内設備
構成図ファイル16に基づいて、コンピュータによるコ
マンド入力により以下の(1)〜(4)の機能を果たす
ようになっている。 (1)事業所配置図から任意の設置場所(局)を指定す
ると、その設置場所の局内設備構成図が表示されるよう
になっており、設備(装置)/パスの繋がりを視覚的に
捉えることができるようになっている。 (2)回線構成図機能との連携機能を有しており、局内
設備構成図上で結線(パスを表す)を指定してそこに登
録しているパスや伝送路の構成図を表示できるようにな
っている。 (3)収容情報(諸元情報、収容内訳情報)表示との連
携機能を有しており、局内設備構成図上で設備や装置を
指定して、その設備や装置の諸元情報や、収容パス/回
線の情報が表示できるようになっている。 (4)局内設備構成図ファイル16は、設備のシート実
装状況も局内設備構成図上で容易に判別可能になってい
る。
【0019】データベース管理ファイル6は、「事業所
配置図」、「局内設備構成図」、「回線構成図」等、各
ファイル10〜18から連携照会できる共通の機能(収
容情報表示機能)として以下の(1)〜(4)の機能を
果たすようになっている。 (1)装置収容内訳表示機能として、指定した通信設備
のシート実装の有無、チャンネル番号もしくはシステム
番号/IF番号/ハイウェイ番号、伝送速度、収容回線
などを表示できるようになっている。 (2)回線収容内訳表示機能として、指定した伝送路、
パスに収容されているパス、サービスレベルの回線内容
を階層的に表示できるようになっている。 (3)装置諸元表示機能として、装置データの内容を表
示できるようになっている。装置諸元とは、装置機器ス
ペックや管理情報データのことである。 (4)回線諸元表示機能として、マスターデータである
回線データの内容を表示できるようになっている。回線
諸元とは、回線の管理情報データのことである。
【0020】データベース管理ファイル6は、回線デー
タファイル(回線構成ファイル)10に基づいて、回線
構成をグラフィカルに表示する回線構成図ビューワ機能
を有している。この回線構成図ビューワ機能では、回線
構成を、単線結線図(図9参照)と回線構成展開図(図
10参照)との2種類で表示することができるようにな
っている。単線結線図は、通信回線の設備や構成内容を
示した図面で、要求伝送路、パス、サービスレベル回線
の1階層上位(高速側)の構成を表示する。マスターデ
ータ(コードデータ)の回線データには、上位の構成情
報をキャラクターとして持っており、表示要求の際、こ
の構成情報からその都度図面描画するようになってい
る。回線構成展開図は、通信回線の設備や構成内容を示
した図面で、要求したパス、サービスレベル回線に対す
る伝送路までの最上位(高速側)展開構成図を表示す
る。マスターデータの回線データの上位構成情報から、
さらにその上位回線データを順次展開し、展開内容を描
画するようにしている。また、事業所配置図表示機能、
局内設備構成図表示機能等との連携ができるようになっ
ている。
【0021】例えば、画面に表示された事業所配置図上
に、最上位伝送路がマイクロ波無線である系統図を表示
させようとする場合、画面上の回線の内容のボタンによ
りマイクロ波無線を選択すると、回線データファイル1
0の回線データに基づいて、図7に示すように、事業所
配置図上にマイクロ波無線回線の系統図が表示され、画
面の一部には、回線一覧(経路と詳細な回線種別)が表
示されるようになっている。そして、この回線一覧の所
望の経路を選択すると、図3に示すように、回線収容内
訳、回線数が表示されるようになっている。
【0022】また、このデータベース管理ファイル6で
は、図8に示すように、画面上に表示された局ブロック
図の画面の一部に回線一覧を表示させ、この回線一覧の
所望の経路を選択すると、回線収容内訳(図3参照)が
表示されるようになっている。このように、データベー
ス管理ファイル6は、コンピュータにより各ファイル1
0〜18に収容されたデータに基づいて、系統図、事業
所配置図、局内設備構成図、単線結線図(回線構成
図)、回線構成展開図(回線構成図)、回線収容内訳、
装置収容内訳、回線諸元、装置諸元等を表示装置5の画
面に編集して表示するとともに、表示された画面からコ
ンピュータに対するコマンド入力を行う機能を備えてい
る。
【0023】ところで、中央処理装置2は、入力装置4
から使用状態が空き状態の回線であって所望の回線条件
(回線種別、電源条件、最上位伝送路、使用開始年月日
等)を指定して、所望の2箇所の設置場所A、B(図示
せず)間についての空き回線候補を構成する指令信号を
受けると、この指令信号に基づき、選択された通信設備
設置場所A、B間を結ぶ経路と、その経路の回線のう
ち、非使用状態の空き回線であって、上記所望の回線条
件を満たす経路とその経路の回線を選択して検索する回
線作成プログラム(回線作成手段)と、入力装置4によ
り指定された条件を満たす設置場所A、Bのうち、どち
らがより接続回線の多い上位側設置場所で、どちらがよ
り接続回線の少ない下位側設置場所であるかを比較選別
し、より接続回線の少ない相対的に下位側設置場所に相
当する設置場所を特定する比較判別プログラム(比較判
別手段)とを備えている。そして回線作成プログラム
は、経路検索時、比較判別プログラムにより特定された
下位側通信設備設置場所側から接続回線のより多い上位
側通信設備設置場所側に向かって経路を検索し、画面上
に選択された複数の通信設備設置場所A,B間の仮想経
路の候補を表示させ、これら仮想経路ごとの回線の候補
を表示させることができるようになっている。このた
め、回線作成時の検索に要する時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0024】次に、上記第1の実施の形態に係るコンピ
ュータによる回線の構成方法を、上記コンピュータによ
る回線の構成システムの作用に基づいて説明する。本実
施の形態に係るコンピュータによる回線構成方法は、ま
ず、表示装置5のメニュー画面から回線計画より「自動
回線構成(案)検索・入力」のボタンを選択し(図11
参照)、「自動回線構成(案)検索・入力画面」を表示
する(図12参照)。この「自動回線構成(案)検索・
入力画面」は事業所配置図に相当する。次に、「自動回
線構成(案)検索・入力画面」で「表示(V)」より
「回線自動構成(自動)(A)」を選択する(図13参
照)。
【0025】「回線自動構成(自動)(A)」を選択す
ると、画面上の一部に、対象となる設置場所を指定する
画面が表示される(図14参照)。そこで、「自動回線
構成(案)検索・入力画面(事業所配置図)」で、所望
の2点の設置場所である起点A,終点B(図15参照)
を指定する(図2のS10参照)。必要であれば、起点
A、終点Bに加え所望の中継局を指定する(図2のS1
1参照)。これにより、自動検索条件の経路情報が指定
されたことになる。
【0026】次に、画面上の一部に、「回線機種一覧」
を表示させ(図16参照)、この「回線機種一覧」から
空き回線候補の回線種別(回線の太さ)、電源条件(二
重化されている電源のどれを使うか、すなわち、1系
か、2系か、指定なしか)、回線分類(最上位伝送路を
マイクロ無線とするか、光ファイバーとするか、混在と
するか)、使用年月日の各条件を選択または指定する
(図2のS12参照)。これにより、自動検索条件の回
線情報が指定されたことになる。
【0027】回線の各条件が選択または指定されると、
自動検索条件の検索ボタンをクリックし(図17参
照)、経路の検索を行う。このとき、画面上には指定さ
れた2点の設置場所A,B間を結ぶ線が表示される(図
18参照)。ところで、この経路の検索時、比較判別プ
ログラムにより「自動回線構成(案)検索・入力画面
(事業所配置図)」で指定された設置場所A、Bのう
ち、どちらがより接続回線の多い上位側設置場所で、ど
ちらがより接続回線の少ない下位側設置場所であるかを
比較選別し、より接続回線の少ない下位側設置場所に相
当する設置場所を特定し、検索・抽出の起点となる設置
場所(例えば、B)を決定する(図2のS13参照)。
検索・抽出の起点となる設置場所Bが決定されると、回
線作成プログラムにより、特定され決定された下位側の
設置場所Bから上位側の設置場所Aに向かって経路を検
索し、図19に示すように、画面上の「表示(V)」の
「一覧表示」を選択すると、画面上に、設置場所A,B
間の「経路一覧」(仮想経路の候補)を表示させるよう
になっている(図20、図2のS14参照)。このた
め、中央処理装置2は、下位局である設置場所Bを経路
の検索起点に指定し、このB局から上位局であるA局に
向かって経路を検索・抽出するようになっている。回線
は上位局から下位局に放射状に伸びてゆく構成を持つた
め、下位局側のB局は、上位局側のA局に較べてルート
の選択が限定されるので、短時間でルートの検索・抽出
が行われ、検索時、検索に要する時間が短縮される(図
36のテスト結果参照)。
【0028】下位側設置場所の比較選別時、指定された
設置場所A、Bのうち、接続回線の多少による上位・下
位の差がなく同一の場合、最初に指定した設置場所(例
えば、A)を検索時の起点となる設置場所とするように
している(図2のS13’参照)。
【0029】図20に示すように、画面上に、設置場所
A,B間の「経路一覧」(仮想経路の候補)が表示され
ると、図21に示すように、その候補一覧から希望する
経路を選択する(図2のS16参照)。希望する経路が
選択されると、図22に示すように、画面上の事業所配
置図にその経路と回線の最上位伝送路が表示され(図2
のS17参照)、図26に示す画面でメニューから「編
集(E)」の「選択データの確定(K)」を選択する
と、登録保存されるようになっている(図2のS18,
S19参照)。
【0030】さらに、図21に示された「経路一覧」の
画面で、希望する経路を選択する際(図2のS14参
照)、表示されたいくつかの候補について、さらに絞り
込むための条件を付与することができるようになってい
る(図2のS15参照)。例えば、図21に示された
「経路一覧」について、「回線機種一覧」から空き回線
候補の回線条件を、最上位伝送路は混在と設定した場合
(図2のS12,図16参照)、「経路一覧」の段階
で、最上位伝送路等の回線の条件を設定することができ
るようになっている。
【0031】つまり、図21に示す「経路一覧」で希望
の経路を選択する前に、図23に示すように、事業所配
置図の設置場所A,B間に引かれた線をクリックする
と、メニューが表示され(図24参照)、このメニュー
から「最上位伝送路表示」の「回線」を選択すると、図
25に示すように、「最上位伝送路一覧」が表示される
ようになっている。この「最上位伝送路一覧」から希望
する経路の最上位伝送路を選択することができるように
なっている。このように、図21に示す「経路一覧」の
段階では、以下の(1)〜(7)のような回線の条件を
選択または指定できるようになっている(図2のS15
参照)。 (1)最初に最上位伝送路を混在として選択した場合、
実経路、すなわち、最終的に選択される実際の経路、の
最上位伝送路を表示して確認、または選択する。 (2)中継局数の少ない経路を表示して確認、または選
択する。 (3)距離が短い経路を表示して確認、または選択す
る。 (4)ほぼ同一条件の複数候補が一覧表示された場合、
空き回線の状況に応じて空き回線の余裕のある経路を表
示して確認、または選択する。 (5)回線収容内訳を表示して確認、または選択する。 (6)局内設備構成図で空きがあるかどうか表示して確
認、または選択する。 (7)回線構成展開図による表示か、単線結線図により
表示か、確認または選択する。
【0032】例えば、図23に示す事業所配置図の設置
場所A,B間に引かれた線をクリックすると、メニュー
が表示され(図27参照)、このメニューから「回線収
容内訳」の「回線」を選択すると、図28に示すよう
に、回線収容内訳が表示され、この回線収容内訳から希
望するものを選択することができるようになっている。
また、図23に示す事業所配置図の設置場所A,B間に
引かれた線をクリックすると、メニューが表示され(図
29参照)、このメニューから「回線諸元照会表示」の
「回線」を選択すると、図30に示すように、回線諸元
が表示され、この回線諸元から希望するものを選択する
ことができるようになっている。さらに、図23に示す
事業所配置図の設置場所A,Bのいずれか一方をクリッ
クすると、メニューが表示され(図31参照)、このメ
ニューから「局内設備構成図」を選択すると、図32に
示すように、局内設備構成図が表示される。この局内設
備構成図は、図12に示す「自動回線構成(案)検索・
入力画面」(事業所配置図)でも所望の設置場所を選択
すると、表示されるようになっており、事業所配置図が
表示され設置場所が選択可能な画面であれば、いつでも
表示されるようになっている。また、図23に示す事業
所配置図の設置場所A,B間に引かれた線をクリックす
ると、メニューが表示され(図33参照)、このメニュ
ーから「単線結線図表示」の「回線」を選択すると、図
9に示すように、単線結線図が表示されるようになって
いる。さらに、図23に示す事業所配置図の設置場所
A,B間に引かれた線をクリックすると、メニューが表
示され(図34参照)、このメニューから「回線構成展
開図表示」の「回線」を選択すると、図35に示すよう
に、回線構成展開図が表示されるようになっている。
【0033】このように、上記第1の実施の形態に係る
コンピュータによる回線の構成方法では、回線の構成作
業を、経路と回線について所定の条件を付与するだけ
で、自動的に構成することができ、しかも、経路検索時
に、起点となる設置場所を接続回線のより少ない下位側
設置場所を特定して、下位側設置場所から上位側設置場
所に向けて検索するようにしているので、検索時間を大
幅に短縮することができる。
【0034】図36は、上記実施の形態に係るコンピュ
ータによる回線の構成システムを用いて、所定の設置場
所(東京本店と栃木事業所)間に回線を構成した際のテ
スト結果を示すもので、(A)は本発明の回線の構成シ
ステムを用いて回線構成した場合の検索結果、(B)は
両設置場所のうち、上位側設置場所(東京本店)を起点
にして回路構成を行った場合の検索結果をそれぞれ示し
ている。図36の検索所要時間の欄から明らかなよう
に、本発明の回線の構成システムでは、検索時間が大幅
に短縮される。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態に係るコ
ンピュータによる回線の構成システムについて説明す
る。本実施の形態に係るコンピュータによる回線の構成
システムは、回線作成プログラム(回線作成手段)の構
成を除いて上記第1の実施の形態に係るコンピュータに
よる回線の構成システムと同一の構成を備えている。こ
の回線の構成システムでは、回線作成プログラムが、入
力装置4からの入力指令信号に基づき、選択された設置
場所C(図37参照)、D(図示せず)間を結ぶ経路と
その経路の回線のうち、非使用の空き回線であって、入
力装置4に入力された経路または回線の条件を満たす経
路とその経路の回線を選択して検索し、画面上に、選択
された複数の設置場所C、Dのうち、いずれか一方の設
置場所Cに隣接する中継局の候補a1〜anと、その一
方の設置場所Cと候補となった中継局a1〜anとの間
の経路La1〜Lanを表示させ、その経路La1…L
anごとの空き回線の候補を表示可能にさせるととも
に、中継局の候補a1〜an中、所望の中継局a5が選
択されると、順次、隣接する別の中継局の候補b1〜b
nと、選択された中継局a5と新たに候補となった各中
継局b1〜bnとの間の経路Lb1〜Lbnを表示さ
せ、その経路Lb1…Lbnごとの空き回線の候補を表
示可能とするようになっている。そして、順次、隣接す
る中継局の選択を繰り返しながら、この一方の設置場所
C側から選択された他方の設置場所D側に向かって実経
路、すなわち、最終的に選択される実際の経路を順次作
成するようになっている。従って、作業者が隣接する中
継局を確認しながら、実経路を半自動で作成するように
なっている。つまり、この回線の構成システムでは、ケ
ーブル入力を画面上で視覚的に簡易に行うことができ、
ケーブル区間の空き回線の検索・表示をリアルタイムに
行い、その候補を順次選択することにより回線を構成す
るようになっている。
【0036】ところで、この回線の構成システムでは、
比較判別プログラムにより入力装置4により指定された
所望の設置場所C、Dのうち、より接続回線の少ない下
位側設置場所を特定するようになっている。このため、
回線作成プログラムは、経路検索時、比較判別プログラ
ムにより特定された下位側設置場所(例えば、D)側か
ら接続回線のより多い上位側設置場所C側に向かって経
路を検索するようにすることが好ましい。
【0037】次に、上記第2の実施の形態に係るコンピ
ュータによる回線の構成方法を、上記コンピュータによ
る回線の構成システムの作用に基づいて説明する。本実
施の形態に係るコンピュータによる回線構成方法は、ま
ず、表示装置5のメニュー画面(図38参照)から条件
入力をクリックし、条件入力画面(図39参照)が表示
されると、抽出条件を入力して、検索ボタンを押す。す
ると、図40に示すように、指定された設置場所Cに隣
接する中継局a1…anが表示されるとともに、設置場
所Cと候補となった中継局a1〜anとの間のケーブル
La1〜Lanを表示させる。これらケーブルLa1…
Lanごとに空き回線の候補が表示され、その候補La
1…Lanの中から希望のケーブルを選択する。希望の
ケーブルは、ケーブルLa1…Lanまたは中継局a1
…anをダブルクリックして選択される(図41参
照)。図41に示すように、選択されたケーブルLa1
は実線表示に変わり、さらに、中継局a1に隣接する中
継局b1〜bnとその間のケーブルLb1〜Lbnが表
示される。このように、順次、隣接する中継局とその間
のケーブルを表示しては、希望のケーブルを選択し、他
方の設置場所D側に向かって回線を構成するようにして
いる。
【0038】選択されたデータの取り消しは、図42に
示すように、選択された実線で示されるケーブルまたは
中継局をクリックし、メニューの「取消」により行う。
「取消」を選択すると、指定以降の全選択データが取り
消される。そして、ケーブルの選択終了後は、図43に
示すように、編集メニューの「選択データの確定」を選
択すると、図44に示すように、選択データが確定さ
れ、画面の上方にケーブルの単線結線図が表示される。
データ確定後は、図45に示すように、ファイルメニュ
ーの「確定データの保存」を選択する。「確定データの
保存」が選択されると、図46に示すように、「ローカ
ル保存画面」が表示され、保存するファイルの名称を入
力して登録ボタンを押すと、ケーブル半自動生成で作成
されたデータがローカルMDBに保存されるようになっ
ている。
【0039】このように、上記第2の実施の形態に係る
コンピュータによる回線の構成方法では、作業者が隣接
する中継局を確認しながら、実経路を半自動で作成する
ようになっており、ケーブル入力を画面上で視覚的に簡
易に行うことができる。
【0040】なお、データベース管理システム6は、外
部からの入力信号に基づいて各ファイル10〜18のデ
ータを、経時的に更新してもよく。特に、回線が使用状
態であるかどうかの空き回線の情報は適宜更新すること
が望ましい。また、上記各実施の形態では、予め非使用
状態の空き回線について回線候補をピックアップするよ
うにしているがこれに限られるものではなく、使用状態
の回線で、所定の条件の回線(例えば、更新期間等の条
件)を回線候補としてもよい。さらに、選択する設置場
所は2点に限られるものではなく、2以上の設置場所を
指定してもよいし、途中に所定の中継局を指定するよう
にしてもよい。また、登録保存後、事業所配置図の表示
から、登録内容を確認するようにしてもよいし、回線種
別を指定して登録内容の系統図を表示して確認するよう
にしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るコンピ
ュータによる回線の構成システムは、予め各通信設備設
置場所のデータおよび各通信設備設置場所間を結ぶ回線
のマスターデータを記憶する記憶手段と、記憶手段に記
憶されたデータに基づいて、各通信設備設置場所および
これら各通信設備設置場所を結ぶ回線を画面上に表示可
能な表示手段と、表示手段に表示された画面に基づい
て、所望の複数の通信設備設置場所およびこれら通信設
備設置場所間に構成されるべき回線について所望の条件
を入力可能な指令手段と、指令手段からの指令に基づ
き、メインメモリに格納された制御プログラムにより上
記記憶手段に記憶されたデータを処理して表示手段に表
示する中央処理装置と、上記指令手段により選択された
複数の通信設備設置場所のうち、より接続回線の少ない
下位側通信設備設置場所とより接続回線の多い上位側通
信設備設置場所とをそれぞれ比較選別し、下位側通信設
備設置場所を特定する比較判別手段と、指令手段からの
入力指令信号に基づき、上記選択された通信設備設置場
所間を結ぶ経路とその経路の回線のうち、指令手段に入
力された上記条件を満たし、かつ、所定の状態の回線条
件を満たす経路とその経路の回線と選択して検索すると
ともに、この経路検索時、比較判別手段により特定され
た下位側通信設備設置場所側から接続回線のより多い上
位側通信設備設置場所側に向かって経路を検索し、画面
上に上記選択された複数の通信設備設置場所間の仮想経
路の候補を表示させ、これら仮想経路ごとの回線の候補
を表示可能にさせる回線作成手段とを備えた予め各通信
設備設置場所のデータおよび各通信設備設置場所間を結
ぶ回線のマスターデータを記憶する記憶手段と、記憶手
段に記憶されたデータに基づいて、各通信設備設置場所
およびこれら各通信設備設置場所を結ぶ回線を画面上に
表示可能な表示手段と、表示手段に表示された画面に基
づいて、所望の複数の通信設備設置場所およびこれら通
信設備設置場所間に構成されるべき回線について所望の
条件を入力可能な指令手段と、指令手段からの指令に基
づき、メインメモリに格納された制御プログラムにより
上記記憶手段に記憶されたデータを処理して表示手段に
表示する中央処理装置と、上記指令手段により選択され
た複数の通信設備設置場所のうち、より接続回線の少な
い下位側通信設備設置場所とより接続回線の多い上位側
通信設備設置場所とをそれぞれ比較選別し、下位側通信
設備設置場所を特定する比較判別手段と、指令手段から
の入力指令信号に基づき、上記選択された通信設備設置
場所間を結ぶ経路とその経路の回線のうち、指令手段に
入力された上記条件を満たし、かつ、所定の状態の回線
条件を満たす経路とその経路の回線と選択して検索する
とともに、この経路検索時、比較判別手段により特定さ
れた下位側通信設備設置場所側から接続回線のより多い
上位側通信設備設置場所側に向かって経路を検索し、画
面上に上記選択された複数の通信設備設置場所間の仮想
経路の候補を表示させ、これら仮想経路ごとの回線の候
補を表示可能にさせる回線作成手段とを備えたので、回
線の構成作業を自動化することができ、しかも、容易に
回線の構成作業を行うことができる。
【0042】また、本発明に係るコンピュータによる回
線の構成システムは、予め各通信設備設置場所のデータ
および各通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスターデー
タを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたデータ
に基づいて、各通信設備設置場所およびこれら各通信設
備設置場所を結ぶ回線を画面上に表示可能な表示手段
と、表示手段に表示された画面に基づいて、所望の複数
の通信設備設置場所およびこれら通信設備設置場所間に
構成されるべき回線について所望の条件を入力可能な指
令手段と、指令手段からの指令に基づき、メインメモリ
に格納された制御プログラムにより上記記憶手段に記憶
されたデータを処理して表示手段に表示する中央処理装
置と、指令手段からの入力指令信号に基づき、上記選択
された通信設備設置場所間を結ぶ経路とその経路の回線
のうち、指令手段に入力された上記条件を満たし、か
つ、所定の状態の回線条件を満たす経路とその経路の回
線を選択して検索し、画面上に、上記選択された複数の
通信設備設置場所のうち、いずれか一方の通信設備設置
場所に隣接する中継局の候補と、その一方の通信設備設
置場所と候補となった中継局との間の経路を表示させ、
その経路ごとの所定の状態の回線の候補を表示可能にさ
せるとともに、中継局の候補中、指令手段からの指令に
基づいて所望の中継局が選択されると、選択された中継
局に隣接する別の中継局の候補と、選択された中継局と
新たに候補となった各中継局との間の経路を表示させ、
その経路ごとの回線を表示可能にする回線作成手段を備
えたので、隣接する中継局ごとに回線の構成作業を進め
ることができるので、回線構成設計の自由度を増すこと
ができる。
【0043】さらに、本発明に係るコンピュータによる
回線の構成方法は、データを画面上に表示する表示手段
と、画面上に表示されているデータについて外部から選
択指示の指令を行う指令手段と、所定のデータを記憶す
る記憶手段と、指令手段から入力された指令に基づいて
メインメモリに格納された制御プログラムにより上記記
憶手段に記憶されたデータを処理して表示手段に表示す
る中央処理装置とを有するシステムにおける回線の構成
方法であって、記憶手段に、予め各通信設備設置場所の
データおよび各通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスタ
ーデータを記憶させる第1のステップと、記憶手段から
各通信設備設置場所のデータを読み出し、表示手段に各
通信設備設置場所を画像処理して表示する第2のステッ
プと、第2のステップで表示された画面上の各通信設備
設置場所のうち、指令手段により所望の複数の通信設備
設置場所を選択して入力する第3のステップと、第3の
ステップで選択された複数の通信設備設置場所間の構成
されるべき回線について所望の条件を選択して入力する
第4のステップと、比較判別手段により、第3のステッ
プで選択された複数の通信設備設置場所のうち、より接
続回線の少ない下位側通信設備設置場所とより接続回線
の多い上位側通信設備設置場所とをそれぞれ比較選別
し、下位側通信設備設置場所を特定する第5のステップ
と、回線作成手段により、第3のステップで選択された
通信設備設置場所間を結ぶ経路とその経路についての回
線のうち、指令手段に入力された上記条件を満し、か
つ、所定の状態の回線条件を満たす経路とその経路の回
線とを検索するとともに、この経路検索時、第5のステ
ップで特定された下位側通信設備設置場所側から接続回
線のより多い上位側通信設備設置場所側に向かって経路
を検索する第6のステップと、第6のステップで検索さ
れたデータを画面に出力し、画面上に上記選択された複
数の通信設備設置場所間の仮想経路の候補を表示すると
ともに、これら仮想経路ごとの上記所定の状態にある回
線の候補を表示可能にする第7のステップとを有してい
るので、回線の構成作業を自動化することができ、しか
も、容易に回線の構成作業を行うことができるととも
に、作業効率の向上を図ることができる。
【0044】また、本発明に係るコンピュータによる回
線の構成方法は、データを画面上に表示する表示手段
と、画面上に表示されているデータについて外部から選
択指示の指令を行う指令手段と、所定のデータを記憶す
る記憶手段と、指令手段から入力された指令に基づいて
メインメモリに格納された制御プログラムにより上記記
憶手段に記憶されたデータを処理して表示手段に表示す
る中央処理装置とを有するシステムにおける回線の構成
方法であって、記憶手段に、予め各通信設備設置場所の
データおよび各通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスタ
ーデータを記憶させる第1のステップと、記憶手段から
各通信設備設置場所のデータを読み出し、表示手段に各
通信設備設置場所を画像処理して表示する第2のステッ
プと、第2のステップで表示された画面上の各通信設備
設置場所のうち、指令手段により所望の複数の通信設備
設置場所を選択して入力する第3のステップと、第3の
ステップで選択された複数の通信設備設置場所間の構成
されるべき回線について所望の条件を選択して指令手段
に入力する第4のステップと、第3のステップで選択さ
れた複数の通信設備設置場所のうち、いずれか一方の通
信設備設置場所を選択する第5のステップと、回線作成
手段により、第5のステップで選択された一方の通信設
備設置場所に隣接する中継局のうち、経路と回線とにつ
いて第4のステップで入力された所望の条件を満たし、
かつ、所定の状態の回線条件を満たす中継局を検索し、
検索された中継局の候補と、一方の通信設備設置場所と
これら中継局の候補との間の仮想経路とを画面上に表示
し、これら仮想経路ごとの回線を画面上に表示可能にす
る第6のステップと、第6のステップで表示された中継
局の候補中、指令手段により所望の中継局が選択される
と、上記条件を満たす中継局を検索し、選択された中継
局に隣接する別の中継局の候補および選択された中継局
と新たに候補となった各中継局との間の仮想経路を表示
させ、その仮想経路ごとの回線の候補を表示可能にし、
順次、隣接する中継局の検索を繰り返しつつ、選択され
た他方の通信設備設置場所側に向かって実経路を作成す
る第7のステップとを有しているので、隣接する中継局
ごとに回線の構成作業を進めることができ、回線構成設
計の自由度を増すことができ、作業性の向上を図る効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施の形態に係るコ
ンピュータによる回線の構成システムを示すシステム構
成図である。
【図2】図1のコンピュータによる回線の構成システム
における処理のフローチャートである。
【図3】図1のコンピュータによる回線の構成システム
の回線収容内訳ファイルに記憶された回線収容内訳の表
示の一部を示す説明図である。
【図4】図1のコンピュータによる回線の構成システム
の回線諸元ファイルに記憶された回線諸元の表示の一部
を示す説明図である。
【図5】図1のコンピュータによる回線の構成システム
の装置収容内訳ファイルに記憶された装置収容内訳の表
示の一部を示す説明図である。
【図6】図1のコンピュータによる回線の構成システム
の装置諸元ファイルに記憶された装置諸元の表示の一部
を示す説明図である。
【図7】図1のコンピュータによる回線の構成システム
の事業所配置図ファイルに記憶された事業所配置図の表
示の一部を示す説明図である。
【図8】図1のコンピュータによる回線の構成システム
の局内設備構成図ファイルに記憶された局内設備構成図
の表示の一部を示す説明図である。
【図9】図1のコンピュータによる回線の構成システム
の回線データファイルに記憶された単線結線図の表示の
一部を示す説明図である。
【図10】図1のコンピュータによる回線の構成システ
ムの回線データファイルに記憶された回線構成展開図の
表示の一部を示す説明図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係るコンピュー
タによる回線の構成システムを用いて回線の構成を行う
際、メニュー画面から最初の過程である「自動回線構成
(案)検索・入力」画面が表示された状態を示す説明図
である。
【図12】図11の画面上で選択後、回線構成の過程に
おいて「自動回線構成(案)検索・入力画面」が表示さ
れた状態を示す説明図である。
【図13】図12の画面上で選択後、回線構成の過程に
おいて「回線自動構成(自動)(A)」が表示された状
態を示す説明図である。
【図14】図13の画面上で選択後、回線構成の過程に
おいて対象となる設置場所を指定する画面が表示された
状態を示す説明図である。
【図15】図14の画面上で一方の設置場所を選択後、
回線構成の過程において他方の設置場所を指定する画面
が表示された状態を示す説明図である。
【図16】図15の画面上で他方の設置場所を選択後、
回線構成の過程において「回線機種一覧」の内容が表示
された状態を示す説明図である。
【図17】図16の画面上で回線の各条件を指定後、回
線構成の過程において自動検索条件の検索ボタンが表示
された状態を示す説明図である。
【図18】図17の画面上で検索ボタンを選択後、回線
構成の過程において画面上に指定された設置場所間を結
ぶ線が実線で表示された状態を示す説明図である。
【図19】図18の画面上で設置場所間を結ぶ線を選択
後、回線構成の過程において「一覧表示」選択画面が表
示された状態を示す説明図である。
【図20】図19の画面上で一覧表示を選択後、回線構
成の過程において「経路一覧」の内容が表示された状態
を示す説明図である。
【図21】図20の画面上で経路一覧を表示後、回線構
成の過程において経路の候補を選択する状態を示す説明
図である。
【図22】図21の画面上で経路を選択後、回線構成の
過程において画面上の事業所配置図にその経路と回線の
最上位伝送路が表示された状態を示す説明図である。
【図23】図20の画面上で、回線構成の過程において
図21に示す「経路一覧」で希望の経路を選択する前に
設置場所間に引かれた線をクリックした状態を示す説明
図である。
【図24】図23の画面上でメニューが表示され、回線
構成の過程においてメニューから「最上位伝送路表示」
選択画面が表示された状態を示す説明図である。
【図25】図24の画面上で回線を選択後、回線構成の
過程において「最上位伝送路一覧」の内容が表示された
状態を示す説明図である。
【図26】図22または図25の画面上に表示された経
路と回線について、所望の経路と回線を選択後、回線構
成の過程において登録保存の画面が表示された状態を示
す説明図である。
【図27】図23の画面上に表示されたメニュー画面に
ついて、回線構成の過程において「回線収容内訳」選択
画面が表示された状態を示す説明図である。
【図28】図27の画面上で回線を選択後、回線構成の
過程において「回線収容内訳」の内容が表示された状態
を示す説明図である。
【図29】図23の画面上に表示されたメニュー画面に
ついて、回線構成の過程において「回線諸元照会表示」
選択画面が表示された状態を示す説明図である。
【図30】図29の画面上で回線を選択後、回線構成の
過程において「回線諸元」の内容が表示された状態を示
す説明図である。
【図31】図12または図23の画面上で表示された事
業所配置図について、回線構成の過程において「局内設
備構成図」選択画面が表示された状態を示す説明図であ
る。
【図32】図31の画面上で局内設備構成図を選択後、
回線構成の過程において「局内設備構成図」の内容が表
示された状態を示す説明図である。
【図33】図23の画面上に表示されたメニュー画面に
ついて、回線構成の過程において「単線結線図表示」の
選択画面が表示された状態を示す説明図である。
【図34】図23の画面上に表示されたメニュー画面に
ついて、回線構成の過程において「回線構成展開図表
示」の選択画面が表示された状態を示す説明図である。
【図35】図34の画面上で回線を選択後、回線構成の
過程において「回線構成展開図」の内容が表示された状
態を示す説明図である。
【図36】(A)、(B)はそれぞれ、設置場所を下位
側設置場所から検索した場合と上位側設置場所から検索
した場合のテスト結果を示す表である。
【図37】本発明の第2の実施の形態に係るコンピュー
タによる回線の構成システムを用いて回線の構成を行う
際、順次、隣接する中継局を表示する状態を示す説明図
である。
【図38】図37の回線の構成システムを用いて回線の
構成を行う際、メニュー画面から最初の過程である「条
件入力」画面が表示された状態を示す説明図である。
【図39】図38の画面上で条件入力を選択後、回線構
成の過程において「条件入力」指定画面が表示された状
態を示す説明図である。
【図40】図39の画面上で条件を入力後、回線構成の
過程において隣接する中継局の候補と回線の候補が表示
された状態を示す説明図である。
【図41】図40の画面上で中継局と経路を選択後、回
線構成の過程において隣接する別の中継局の候補と回線
の候補が表示された状態を示す説明図である。
【図42】図37の回線の構成システムを用いて回線の
構成を行う際、選択されたデータを取り消す場合のメニ
ュー画面が表示された状態を示す説明図である。
【図43】図41の画面上で順次中継局と経路と回線を
選択後、回線構成の過程において他方の設置場所までの
ケーブルの選択終了時、「編集メニュー」の「選択デー
タの確定」選択画面が表示された状態を示す説明図であ
る。
【図44】図43の画面上で選択データを確定後、回線
構成の過程において画面上に単線結線図が表示された状
態を示す説明図である。
【図45】図44の画面上で単線結線図の表示後、回線
構成の過程において「確定データの保存」選択画面が表
示された状態を示す説明図である。
【図46】図45の画面上で確定データの保存選択後、
回線構成の過程において「ローカル保存画面」選択画面
が表示された状態を示す説明図である。
【図47】従来の回線構成方法の手順を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 中央処理装置 4 入力装置(指令手段) 5 表示装置(表示手段) 6 データベース管理システム(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 隆市 東京都品川区西五反田1丁目14番8号 西五反田TFビル 日本フィールド・エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 工藤 鋭 東京都品川区西五反田1丁目14番8号 西五反田TFビル 日本フィールド・エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 星 英夫 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京 電力株式会社内 (72)発明者 太田 幸雄 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京 電力株式会社内 (72)発明者 永島 一彦 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京 電力株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−323867(JP,A) 特開 平4−76651(JP,A) 特開 平7−271846(JP,A) 特開 平7−79283(JP,A) 特開 平6−177881(JP,A) 特開 平6−124256(JP,A) 特開 平4−233362(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 7/00 - 7/16 H04Q 3/545

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め各通信設備設置場所のデータおよび
    各通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスターデータを記
    憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたデータに基づ
    いて、各通信設備設置場所およびこれら各通信設備設置
    場所を結ぶ回線を画面上に表示可能な表示手段と、表示
    手段に表示された画面に基づいて、所望の複数の通信設
    備設置場所およびこれら通信設備設置場所間に構成され
    るべき回線について所望の条件を入力可能な指令手段
    と、指令手段からの指令に基づき、メインメモリに格納
    された制御プログラムにより上記記憶手段に記憶された
    データを処理して表示手段に表示する中央処理装置と、 上記指令手段により選択された複数の通信設備設置場所
    のうち、より接続回線の少ない下位側通信設備設置場所
    とより接続回線の多い上位側通信設備設置場所とをそれ
    ぞれ比較選別し、下位側通信設備設置場所を特定する比
    較判別手段と、 指令手段からの入力指令信号に基づき、上記選択された
    通信設備設置場所間を結ぶ経路とその経路の回線のう
    ち、指令手段に入力された上記条件を満たし、かつ、所
    定の状態の回線条件を満たす経路とその経路の回線と選
    択して検索するとともに、この経路検索時、比較判別手
    段により特定された下位側通信設備設置場所側から接続
    回線のより多い上位側通信設備設置場所側に向かって経
    路を検索し、画面上に上記選択された複数の通信設備設
    置場所間の仮想経路の候補を表示させ、これら仮想経路
    ごとの回線の候補を表示可能にさせる回線作成手段とを
    備えたことを特徴とするコンピュータによる回線の構成
    システム。
  2. 【請求項2】 所定の状態の回線条件が非使用状態の空
    き回線であることを特徴とする請求項1に記載のコンピ
    ュータによる回線の構成システム。
  3. 【請求項3】 指令手段により入力される構成されるべ
    き回線についての条件が、回線種別と電源条件と最上位
    伝送路と使用開始年月日との少なくともいずれか1つを
    含むことを特徴とする請求項2に記載のコンピュータに
    よる回線の構成システム。
  4. 【請求項4】 記憶手段に記憶される回線のマスターデ
    ータは、空き回線のデータ、回線種別のデータ、電源条
    件のデータおよび最上位伝送路のデータを含む回線デー
    タファイルと、回線収容内訳ファイルと、回線諸元ファ
    イルと、装置収容内訳ファイルと、装置諸元ファイル
    と、事業所配置図ファイルと、局内設備構成図ファイル
    と、局内データファイルと、設置場所データファイルと
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のコンピュータ
    による回線の構成システム。
  5. 【請求項5】 指令手段により入力される構成されるべ
    き回線についての条件が、回線作成手段により検索され
    た仮想経路が画面上に表示された際、各仮想経路間の中
    継局数の少なさと、各仮想経路間の距離の短さと、各仮
    想経路ごとの空き回線の余裕状況と、各仮想経路ごとの
    回線収容内訳と、各仮想経路上の局内設備構成図による
    空き回線の余裕状況と、回線の表示を回線構成展開図ま
    たは単線結線図のいずれとするかの選択との各条件のう
    ち、少なくともいずれか1の条件を含むとともに、指令
    手段により設定されたこの条件に応じて、回線作成手段
    により検索された各仮想経路のうちこの条件に合致する
    仮想経路を絞り込むことを特徴とする請求項4に記載の
    コンピュータによる回線の構成システム。
  6. 【請求項6】 指令手段により設定された条件に応じて
    仮想経路が絞り込まれた際、絞り込まれた仮想経路の最
    上位伝送路の種別が混在で表示されている場合、混在以
    外の最上位伝送路の種別を選択して実経路を選択するこ
    とを特徴とする請求項5に記載のコンピュータによる回
    線の構成システム。
  7. 【請求項7】 指令手段により画面上に所望の複数の通
    信設備設置場所を選択して入力する際、中継局が指定可
    能であることを特徴とする請求項1ないし6のうちいず
    れか1に記載のコンピュータによる回線の構成システ
    ム。
  8. 【請求項8】 選択された実経路は、記憶手段に登録さ
    れることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1に
    記載のコンピュータによる回線の構成システム。
  9. 【請求項9】 中央処理装置は、外部から入力されるデ
    ータに基づき、記憶手段に記憶された少なくとも空き回
    線のデータを含む他のデータを更新することを特徴とす
    る請求項4に記載のコンピュータによる回線の構成シス
    テム。
  10. 【請求項10】 予め各通信設備設置場所のデータおよ
    び各通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスターデータを
    記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたデータに基
    づいて、各通信設備設置場所およびこれら各通信設備設
    置場所を結ぶ回線を画面上に表示可能な表示手段と、表
    示手段に表示された画面に基づいて、所望の複数の通信
    設備設置場所およびこれら通信設備設置場所間に構成さ
    れるべき回線について所望の条件を入力可能な指令手段
    と、指令手段からの指令に基づき、メインメモリに格納
    された制御プログラムにより上記記憶手段に記憶された
    データを処理して表示手段に表示する中央処理装置と、 指令手段からの入力指令信号に基づき、上記選択された
    通信設備設置場所間を結ぶ経路とその経路の回線のう
    ち、指令手段に入力された上記条件を満たし、かつ、所
    定の状態の回線条件を満たす経路とその経路の回線を選
    択して検索し、画面上に、上記選択された複数の通信設
    備設置場所のうち、いずれか一方の通信設備設置場所に
    隣接する中継局の候補と、その一方の通信設備設置場所
    と候補となった中継局との間の経路を表示させ、その経
    路ごとの所定の状態の回線の候補を表示可能にさせると
    ともに、中継局の候補中、指令手段からの指令に基づい
    て所望の中継局が選択されると、選択された中継局に隣
    接する別の中継局の候補と、選択された中継局と新たに
    候補となった各中継局との間の経路を表示させ、その経
    路ごとの回線を表示可能にする回線作成手段を備えたこ
    とを特徴とするコンピュータによる回線の構成システ
    ム。
  11. 【請求項11】 選択された複数の通信設備設置場所の
    うち、より接続回線の少ない下位側通信設備設置場所と
    より接続回線の多い上位側通信設備設置場所とをそれぞ
    れ比較判別し、下位側通信設備設置場所を特定する比較
    判別手段を備え、回線作成手段による回線作成時、回線
    構成の起点となる通信設備設置場所を、この特定された
    下位側通信設備設置場所とすることを特徴とする請求項
    10に記載のコンピュータによる回線の構成システム。
  12. 【請求項12】 データを画面上に表示する表示手段
    と、画面上に表示されているデータについて外部から選
    択指示の指令を行う指令手段と、所定のデータを記憶す
    る記憶手段と、指令手段から入力された指令に基づいて
    メインメモリに格納された制御プログラムにより上記記
    憶手段に記憶されたデータを処理して表示手段に表示す
    る中央処理装置とを有するシステムにおける回線の構成
    方法であって、 記憶手段に、予め各通信設備設置場所のデータおよび各
    通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスターデータを記憶
    させる第1のステップと、記憶手段から各通信設備設置
    場所のデータを読み出し、表示手段に各通信設備設置場
    所を画像処理して表示する第2のステップと、第2のス
    テップで表示された画面上の各通信設備設置場所のう
    ち、指令手段により所望の複数の通信設備設置場所を選
    択して入力する第3のステップと、第3のステップで選
    択された複数の通信設備設置場所間の構成されるべき回
    線について所望の条件を選択して入力する第4のステッ
    プと、比較判別手段により、第3のステップで選択され
    た複数の通信設備設置場所のうち、より接続回線の少な
    い下位側通信設備設置場所とより接続回線の多い上位側
    通信設備設置場所とをそれぞれ比較選別し、下位側通信
    設備設置場所を特定する第5のステップと、回線作成手
    段により、第3のステップで選択された通信設備設置場
    所間を結ぶ経路とその経路についての回線のうち、指令
    手段に入力された上記条件を満し、かつ、所定の状態の
    回線条件を満たす経路とその経路の回線とを検索すると
    ともに、この経路検索時、第5のステップで特定された
    下位側通信設備設置場所側から接続回線のより多い上位
    側通信設備設置場所側に向かって経路を検索する第6の
    ステップと、第6のステップで検索されたデータを画面
    に出力し、画面上に上記選択された複数の通信設備設置
    場所間の仮想経路の候補を表示するとともに、これら仮
    想経路ごとの上記所定の状態にある回線の候補を表示可
    能にする第7のステップとを有することを特徴とするコ
    ンピュータによる回線の構成方法。
  13. 【請求項13】 第7のステップにおいて、表示された
    仮想経路の候補およびこれら仮想経路ごとの回線の候補
    について、各仮想経路間の中継局数の少なさと、各仮想
    経路間の距離の短さと、各仮想経路ごとの空き回線の余
    裕状況と、各仮想経路ごとの回線収容内訳と、各仮想経
    路上の、画面に表示された局内設備構成図による空き回
    線の余裕状況と、回線の表示を回線構成展開図または単
    線結線図のいずれとするかの選択との各条件のうち、少
    なくともいずれか1の条件に応じて、検索された各仮想
    経路のうちこの条件に合致する仮想経路を指令手段によ
    り絞り込むことを特徴とする請求項12に記載のコンピ
    ュータによる回線の構成方法。
  14. 【請求項14】 第3のステップにおいて、指令手段に
    より画面上の通信設備設置場所を選択して入力する際、
    中継局を指定することを特徴とする請求項12または1
    3に記載のコンピュータによる回線の構成方法。
  15. 【請求項15】 データを画面上に表示する表示手段
    と、画面上に表示されているデータについて外部から選
    択指示の指令を行う指令手段と、所定のデータを記憶す
    る記憶手段と、指令手段から入力された指令に基づいて
    メインメモリに格納された制御プログラムにより上記記
    憶手段に記憶されたデータを処理して表示手段に表示す
    る中央処理装置とを有するシステムにおける回線の構成
    方法であって、 記憶手段に、予め各通信設備設置場所のデータおよび各
    通信設備設置場所間を結ぶ回線のマスターデータを記憶
    させる第1のステップと、記憶手段から各通信設備設置
    場所のデータを読み出し、表示手段に各通信設備設置場
    所を画像処理して表示する第2のステップと、第2のス
    テップで表示された画面上の各通信設備設置場所のう
    ち、指令手段により所望の複数の通信設備設置場所を選
    択して入力する第3のステップと、第3のステップで選
    択された複数の通信設備設置場所間の構成されるべき回
    線について所望の条件を選択して指令手段に入力する第
    4のステップと、第3のステップで選択された複数の通
    信設備設置場所のうち、いずれか一方の通信設備設置場
    所を選択する第5のステップと、回線作成手段により、
    第5のステップで選択された一方の通信設備設置場所に
    隣接する中継局のうち、経路と回線とについて第4のス
    テップで入力された所望の条件を満たし、かつ、所定の
    状態の回線条件を満たす中継局を検索し、検索された中
    継局の候補と、一方の通信設備設置場所とこれら中継局
    の候補との間の仮想経路とを画面上に表示し、これら仮
    想経路ごとの回線を画面上に表示可能にする第6のステ
    ップと、第6のステップで表示された中継局の候補中、
    指令手段により所望の中継局が選択されると、上記条件
    を満たす中継局を検索し、選択された中継局に隣接する
    別の中継局の候補および選択された中継局と新たに候補
    となった各中継局との間の仮想経路を表示させ、その仮
    想経路ごとの回線の候補を表示可能にし、順次、隣接す
    る中継局の検索を繰り返しつつ、選択された他方の通信
    設備設置場所側に向かって実経路を作成する第7のステ
    ップとを有することを特徴とするコンピュータによる回
    線の構成方法。
  16. 【請求項16】 第5のステップにおいて、比較判別手
    段により、選択された複数の通信設備設置場所のうち、
    より接続回線の少ない下位側通信設備設置場所とより接
    続回線の多い上位側通信設備設置場所とをそれぞれ比較
    選別し、下位側通信設備設置場所を特定し、第6のステ
    ップで、回線構成の起点となる一方の通信設備設置場所
    を、この特定された下位側通信設備設置場所として検索
    を開始することを特徴とする請求項15に記載のコンピ
    ュータによる回線の構成方法。
  17. 【請求項17】 第7のステップにおいて、表示された
    仮想経路の候補およびこれら仮想経路ごとの回線の候補
    について、他方の通信設備設置場所に対する各仮想経路
    の地理的方向の近さと、各仮想経路の距離の短さと、各
    仮想経路ごとの空き回線の余裕状況と、各仮想経路ごと
    の回線収容内訳と、各仮想経路上の、画面に表示された
    局内設備構成図による空き回線の余裕状況と、回線の表
    示を回線構成展開図または単線結線図のいずれとするか
    の選択との各条件のうち、少なくともいずれか1の条件
    に応じて、検索された各仮想経路のうちこれら条件に合
    致する仮想経路を指令手段により選択することを特徴と
    する請求項15または16に記載のコンピュータによる
    回線の構成方法。
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