JP2001094559A - ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、および設計プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、および設計プログラムを記録した記録媒体

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JP2001094559A
JP2001094559A JP26454499A JP26454499A JP2001094559A JP 2001094559 A JP2001094559 A JP 2001094559A JP 26454499 A JP26454499 A JP 26454499A JP 26454499 A JP26454499 A JP 26454499A JP 2001094559 A JP2001094559 A JP 2001094559A
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Yuko Sakamoto
優子 坂本
Atsushi Kanaegami
敦史 金枝上
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークの設計作業と構築作業とを連携
させ、ネットワーク設計の段階で決まるシステムデータ
を自動的に作成することにより作業の効率化を実現可能
なネットワーク設計装置、およびネットワーク設計方法
を得ること。 【解決手段】 通信ネットワークの設計および構築を支
援する構成として、たとえば、ネットワークデータベー
ス1と、ノードデータベース2と、所定の変換ルールに
したがって各データベース間のデータ構造を変換する変
換実行部4と、所定の検証ルールにしたがってノードデ
ータベース2のデータの整合性を検証する検証実行部6
と、ノードデータベース2のデータから各通信ノードに
設定可能な形式のシステムデータを生成するシステムデ
ータ生成実行部7と、各データベースの内容を表示、編
集する処理や、各実行部を実行させる処理を制御するた
めの設計部8と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
の設計、構築を支援するネットワーク設計装置に関する
ものであり、特に、交換機等の複数の通信ノードを連結
することにより構成されるネットワークの設計、構築を
支援するネットワーク設計装置およびネットワーク設計
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のネットワーク設計装置につ
いて説明する。ここでは、まず、ネットワークの設計作
業、および構築作業を個別に説明する。たとえば、ネッ
トワークの設計においては、「ネットワークを利用す
る」、という観点で、ある通信拠点と他の通信拠点(経
由点も含む)とを結ぶ経路に必要な容量、速度、および
利用形態(たとえば、専用線として利用するか否か、音
声や動画等のようにリアルタイム性があるか否か、等)
等の要求を、ネットワーク内のすべての拠点について洗
い出す。
【0003】そして、それらの要求を満たすように、通
信拠点や経由点に通信ノード(ネットワーク管理機能、
交換機能、および伝送機能を備える装置、すなわち、ホ
スト、交換機、端末等の装置)を配置し、その後、通信
ノード間の回線容量等を決定していく。
【0004】一方、ネットワーク構築においては、上記
ネットワーク設計の結果にしたがって、ネットワークを
構成する個々の通信ノードに対してデータ(容量、速
度、および利用形態)設定を行う。以降、この設定対象
のデータのことをシステムデータと呼ぶ。
【0005】その際、システムデータには、そのノード
自身のハードウェア構成に関する情報、回線や交換等の
サービスに関する情報、および隣接ノードに関する情報
等が含まれ、その数は膨大となる。また、このネットワ
ーク構築作業では、各通信ノードの対して、前記膨大な
数のシステムデータを正しく設定しなければならないた
め、ネットワークが正常に動作するようになるまでの間
に何度も入力を繰り返す必要があり、作業量が多くな
る。
【0006】このようなネットワーク設計作業、および
構築作業の効率化を図る技術として、たとえば、MSY
技法(1999 vol.2)に記載の「ネットワーク
構築支援システム」がある。このネットワーク構築支援
システムは、ネットワーク設計装置であるパソコン上で
動作することとし、たとえば、ノードに設定すべきシス
テムデータをデータベース上で管理し、整合性検証でデ
ータの品質を向上させる機能や、画面上でコンポーネン
トの構成やアトリビュート(属性:ファイルの内容、性
質)を変更することによりシステムデータを自動生成す
る機能、を備え、これらの機能を設計者に提供すること
により、上記作業の効率化を図っている。
【0007】このように、従来のネットワーク設計装置
においては、ネットワーク構築者が、直接、通信ノード
にシステムデータを入力する代わりに、ネットワーク構
築支援システムのGUI(Graphical User Interface)
を用いてシステムデータを入力することができるため、
誤りをツール上で検証することができ、さらに、その誤
りをツール上で修正することもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のネットワーク設計装置では、作業の方式として、
ネットワーク設計と、ネットワーク構築と、を別の作業
としているため、構築段階で入力すべきデータの数を削
減することができない、という問題があった。また、従
来のネットワーク設計装置では、同様の理由から、各通
信ノードに入力されたシステムデータが、設計を正しく
反映したものとなっているかどうかを各通信ノード上で
検証しなければならない、という問題があった。また、
システムデータの中には、ネットワーク設計をした段階
で決定するものも多く、従来のように、システムデータ
を入力した後に整合性の検証していたのでは、作業効率
が悪くなる、という問題もあった。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、ネットワークの設計作業と構築作業とを連携さ
せ、ネットワーク設計の段階で決まるシステムデータを
自動的に作成することにより作業の効率化を実現可能な
ネットワーク設計装置、およびネットワーク設計方法を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるネットワーク設
計装置にあっては、通信ネットワークの設計、および構
築を支援する構成として、たとえば、ネットワーク設計
の内容を格納するための第1の格納手段(後述する実施
の形態のネットワークデータベース1に相当)と、各通
信ノードに設定するために必要なデータを格納するため
の第2の格納手段(ノードデータベース2に相当)と、
所定の変換ルールにしたがって、前記第1の格納手段の
データ構造を前記第2の格納手段のデータ構造に変換す
る変換実行手段(変換実行部4に相当)と、所定の検証
ルールにしたがって、前記第2の格納手段のデータの整
合性を検証する検証実行手段(検証実行部6に相当)
と、前記第2の格納手段のデータに基づいて、各通信ノ
ードに設定可能な形式のシステムデータを生成するシス
テムデータ生成実行手段(システムデータ生成実行部7
に相当)と、ネットワーク設計者が、各格納手段の内容
を表示、編集する処理や、各実行手段を実行させる処理
を制御するための設計手段(設計部8に相当)と、を備
えることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、従来のネットワーク設
計作業と構築作業とをパソコン上で連携させ、さらに、
ネットワーク設計の結果からノード設計の一部、たとえ
ば、第1の格納手段(ネットワークデータベース)のデ
ータ構成を第2の格納手段(ノードデータベース)のデ
ータ構成に変更する処理、整合性を検証する処理、シス
テムデータを自動生成する処理等、を自動化する。そし
て、ネットワーク設計および構築に関する作業におい
て、各通信ノードに入力されたシステムデータが設計を
正しく反映したものとなっているかどうかを、このパソ
コン上で検証する。
【0012】つぎの発明にかかるネットワーク設計装置
にあっては、前記第1の格納手段のデータに対応する前
記第2の格納手段のデータが一意に定まらない場合、前
記変換実行手段が、予め候補として前記変換ルールに定
義されたすべてのデータを提示し、その後、設計者によ
り選択されたデータを用いた変換ルールにしたがって変
換処理を実行することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、変換可能な複数のデー
タの候補を予め設定しておき、データ構造の変換時に設
計者の判断で選択処理を実行後、変換ルールに基づい
て、第1の格納手段のデータ構成を第2の格納手段のデ
ータ構成に変換する。
【0014】つぎの発明にかかるネットワーク設計装置
にあっては、前記候補が複数個ある場合、前記変換実行
手段が、前記第2の格納手段に仮のオブジェクトを割り
当てておき、変換処理終了後、前記設計者による選択で
該仮のオブジェクトを所望のオブジェクトに置き換える
ことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、データ構造の変換時、
設計者に対して生成するオブジェクトの選択を促すこと
がなく、変換後、任意に仮オブジェクトを置きかえるこ
とによりノード設計を完了させる。
【0016】つぎの発明にかかるネットワーク設計装置
において、前記変換実行手段は、さらに、整合性の取れ
た前記第2の格納手段のデータ構造を前記第1の格納手
段のデータ構造に逆変換することを特徴とする。
【0017】この発明によれば、変換実行手段が、変換
ルールにしたがって第2の格納手段内にすべてのデータ
が揃った段階で、第1の格納手段に対してデータの逆変
換を行う。そして、ネットワーク設計(ステップS1に
相当)とノード設計(ステップS3に相当)を交互に行
いながら、ネットワーク設計の詳細化を行う。
【0018】つぎの発明にかかるネットワーク設計装置
において、前記所定の検証ルールは、前記第2の格納手
段のデータにおける部分集合を定義する集合ルールと、
前記集合ルールに適合するデータがさらに満たすべきル
ールを定義する制約ルールと、に分けて定義されること
を特徴とする。
【0019】この発明によれば、整合性検証のための検
証ルールを集合ルールと制約ルールとに分けることによ
り、集合ルールを複数の制約ルールで共用する。
【0020】つぎの発明にかかるネットワーク設計装置
において、前記検証実行手段は、エラーの修正内容が一
意に定まる場合、検証実行中に、そのエラーの箇所を修
正することを特徴とする。
【0021】この発明によれば、整合性検証でエラーが
発生した場合においても、その修正方法が一意であれば
自動的にエラーの箇所を修正し、フィードバックの伴う
修正作業を省略する。
【0022】つぎの発明にかかるネットワーク設計装置
にあっては、さらに、前記第2の格納手段のデータを抽
象化するための抽象化手段を備え、装置の機種に依存し
ない名称でデータを管理することを特徴とする。
【0023】この発明によれば、ネットワーク設計装置
の対象機種が変更された場合においても、一般的な名称
(テーブル名や属性名)で管理可能な抽象化手段を備え
ることにより、システムデータの名称の違いについて
は、第2の格納手段の構造定義を再設定するだけで、検
証ルール、および変換ルールを修正することなく吸収す
る。
【0024】つぎの発明にかかるネットワーク設計方法
にあっては、ネットワーク設計の内容をネットワークデ
ータベースに格納するための第1の格納ステップと、各
通信ノードに設定するために必要なデータをノードデー
タベースに格納するための第2の格納ステップと、所定
の変換ルールにしたがって、前記ネットワークデータベ
ースのデータ構造を前記ノードデータベースのデータ構
造に変換する変換実行ステップと、所定の検証ルールに
したがって、前記ノードデータベースのデータの整合性
を検証する検証実行ステップと、前記ノードデータベー
スのデータに基づいて、各通信ノードに設定可能な形式
のシステムデータを生成するシステムデータ生成実行ス
テップと、ネットワーク設計者が、各データベースの内
容を表示、編集する処理や、各実行ステップを実行させ
る処理を制御するための設計ステップと、を含むことを
特徴とする。
【0025】この発明によれば、従来のネットワーク設
計作業と構築作業とをパソコン上で連携させ、さらに、
ネットワーク設計の結果からノード設計の一部、たとえ
ば、データ構成を変更する処理、整合性を検証する処
理、システムデータを自動生成する処理等、を自動化す
る。そして、各通信ノードに入力されたシステムデータ
が設計を正しく反映したものとなっているかどうかを、
このパソコン上で検証する。
【0026】つぎの発明にかかるネットワーク設計方法
にあっては、前記ネットワークデータベースのデータに
対応する前記ノードデータベースのデータが一意に定ま
らない場合、前記変換実行ステップにて、予め候補とし
て前記変換ルールに定義されたすべてのデータを提示
し、その後、設計者により選択されたデータを用いた変
換ルールにしたがって変換処理を実行することを特徴と
する。
【0027】この発明によれば、変換可能な複数のデー
タの候補を予め設定しておき、データ構造の変換時に設
計者の判断で選択処理を実行後、変換ルールに基づい
て、ネットワークデータベースのデータ構成をノードデ
ータベースのデータ構成に変換する。
【0028】つぎの発明にかかるネットワーク設計方法
にあっては、前記候補が複数個ある場合、前記変換実行
ステップにて、前記ノードデータベースに仮のオブジェ
クトを割り当てておき、変換処理終了後、前記設計者に
よる選択で該仮のオブジェクトを所望のオブジェクトに
置き換えることを特徴とする。
【0029】この発明によれば、データ構造の変換時、
設計者に対して生成するオブジェクトの選択を促すこと
がなく、変換後、任意に仮オブジェクトを置きかえるこ
とによりノード設計を完了させる。
【0030】つぎの発明にかかるネットワーク設計方法
において、前記変換実行ステップでは、さらに、整合性
の取れた前記ノードデータベースのデータ構造を前記ネ
ットワークデータベースのデータ構造に逆変換すること
を特徴とする。
【0031】この発明によれば、変換実行ステップにお
いて、変換ルールにしたがってノードデータベース内に
すべてのデータが揃った段階で、ネットワークデータベ
ースに対してデータの逆変換を行う。そして、ネットワ
ーク設計とノード設計を交互に行いながら、ネットワー
ク設計の詳細化を行う。
【0032】つぎの発明にかかるネットワーク設計方法
において、前記所定の検証ルールは、前記ノードデータ
ベースのデータにおける部分集合を定義する集合ルール
と、前記集合ルールに適合するデータがさらに満たすべ
きルールを定義する制約ルールと、に分けて定義される
ことを特徴とする。
【0033】この発明によれば、整合性検証のための検
証ルールを集合ルールと制約ルールとに分けることによ
り、集合ルールを複数の制約ルールで共用する。
【0034】つぎの発明にかかるネットワーク設計方法
において、前記検証実行ステップでは、エラーの修正内
容が一意に定まる場合、検証実行中に、そのエラーの箇
所を修正することを特徴とする。
【0035】この発明によれば、整合性検証でエラーが
発生した場合においても、その修正方法が一意であれば
自動的にエラーの箇所を修正し、フィードバックの伴う
修正作業を省略する。
【0036】つぎの発明にかかるネットワーク設計方法
にあっては、さらに、前記ノードデータベースのデータ
を抽象化するための抽象化ステップを含み、装置の機種
に依存しない名称でデータを管理することを特徴とす
る。
【0037】この発明によれば、ネットワーク設計装置
の対象機種が変更された場合においても、一般的な名称
(テーブル名や属性名)で管理可能な抽象化ステップを
含むことにより、システムデータの名称の違いについて
は、ノードデータベースの構造定義を再設定するだけ
で、検証ルール、および変換ルールを修正することなく
吸収する。
【0038】つぎの発明にかかるプログラムを記録した
記録媒体にあっては、ネットワーク設計の内容をネット
ワークデータベースに格納させる第1の格納ステップ
と、各通信ノードに設定するために必要なデータをノー
ドデータベースに格納させる第2の格納ステップと、所
定の変換ルールにしたがって、前記ネットワークデータ
ベースのデータ構造を前記ノードデータベースのデータ
構造に変換させる変換実行ステップと、所定の検証ルー
ルにしたがって、前記ノードデータベースのデータの整
合性を検証させる検証実行ステップと、前記ノードデー
タベースのデータに基づいて、各通信ノードに設定可能
な形式のシステムデータを生成させるシステムデータ生
成実行ステップと、ネットワーク設計者が、各データベ
ースの内容を表示、編集する処理や、各実行ステップを
実行させる処理を行わせる設計ステップと、を含むこと
を特徴とする。
【0039】この発明によれば、データ構成を変更する
処理、整合性を検証する処理、システムデータを自動生
成する処理等、を自動化する。
【0040】つぎの発明にかかるプログラムを記録した
記録媒体において、前記変換実行ステップでは、さら
に、整合性の取れた前記ノードデータベースのデータ構
造を前記ネットワークデータベースのデータ構造に逆変
換させることを特徴とする。
【0041】この発明によれば、変換実行ステップにお
いて、変換ルールにしたがってノードデータベース内に
すべてのデータが揃った段階で、ネットワークデータベ
ースに対してデータの逆変換を行わせる。そして、ネッ
トワーク設計とノード設計を交互に行いながら、ネット
ワーク設計の詳細化を行う。
【0042】つぎの発明にかかるプログラムを記録した
記録媒体において、前記検証実行ステップでは、エラー
の修正内容が一意に定まる場合、検証実行中に、そのエ
ラーの箇所を修正させることを特徴とする。
【0043】この発明によれば、整合性検証でエラーが
発生した場合においても、その修正方法が一意であれば
自動的にエラーの箇所を修正させ、フィードバックの伴
う修正作業を省略する。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるネットワ
ーク設計装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明
する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定され
るものではない。
【0045】実施の形態1.図1は、本発明にかかるネ
ットワーク設計装置の構成を示す図である。図1におい
て、1はネットワーク設計の内容を格納するネットワー
クデータベースであり、2は所定の変換ルールにしたが
って作成されたデータを格納するノードデータベースで
あり、3はネットワークデータベース1とノードデータ
ベース2の対応関係を定義する変換ルールを記憶する変
換ルール記憶部であり、4は変換ルールにしたがってネ
ットワークデータベース1のデータ構造をノードデータ
ベース2のデータ構造に変換する変換実行部であり、5
はノードデータベース2のデータの整合性を検証するた
めの検証ルールを記憶する検証ルール記憶部であり、6
は検証ルールにしたがってノードデータベース2のデー
タの整合性を検証する検証実行部であり、7はノードデ
ータベース2の内容から通信ノードに入力できる形式の
システムデータを自動生成するシステムデータ生成実行
部であり、8はネットワーク設計者がネットワークデー
タベース1およびノードデータベース2内のデータを編
集する作業や、変換実行部4、検証実行部6、およびシ
ステムデータ生成実行部7を起動して設計作業を行うた
めの設計部である。
【0046】以下、上記のように構成されるネットワー
ク設計装置の動作を図面にしたがって説明する。図2
は、本実施の形態におけるネットワーク設計方法を示す
フローチャートである。ここで、図2に示すネットワー
ク設計方法の概要を説明する。本実施の形態において、
設計者は、まず、設計部8からの操作によりネットワー
ク設計を行う(ステップS1)。なお、この設計は、従
来技術にて説明したネットワークの設計段階に相当す
る。このとき、ネットワーク設計の結果は、ネットワー
クデータベース1に格納される。そして、設計者は、設
計部8の操作で変換実行部4を起動し、所定の変換ルー
ルに基づいて、ネットワークデータベース1のデータ構
成をノードデータベース2のデータ構成に変換する(ス
テップS2)。
【0047】その後、設計者は、設計部8の操作によ
り、先に作成しておいたノードデータベース2のデータ
に基づいてノード設計を行う(ステップS3)。なお、
このノード設計は、従来技術にて説明したネットワーク
の構築段階に相当する。ここで、設計者は、設計部8の
操作で検証実行部6を起動し、所定の検証ルールに基づ
いてノードデータベース2に対して整合性検証を行う
(ステップS4)。その結果、たとえば、エラーがある
場合(ステップS5,No)、設計者は、ステップS1
またはステップS3から再度設計を行う。一方、検証の
結果、エラーがない場合(ステップS,Yes)、設計
者は、設計部8の操作でシステムデータ生成実行部7を
起動し、システムデータを自動生成する。
【0048】つぎに、具体例を用いて、各上記ステップ
を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、データベ
ースとしてリレーショナルデータベース(関係型データ
ベース:表を用いて情報を表現するデータベースモデル
のことをいう。)を利用した場合を仮定する。なお、リ
レーショナルデータベースを利用した具体的なデータベ
ースソフトとしては、たとえば、マイクロソフト社製の
「Access」等がある。
【0049】ステップS1のネットワーク設計において
は、たとえば、図3に示すように、ネットワーク構成に
関する設計を行う。この例では、通信ノード同士の隣接
関係、および通信経路を定義している。図示の隣接関係
は、物理的な通信ノード同士の接続関係が示されてお
り、物理回線の容量や速度等が具体的に定義される。ま
た、図示の通信経路は、2つのノード間に確保される通
信経路が示されており、ネットワークの使用形態や、通
信に要求される容量が具体的に定義される。
【0050】ステップS2においては、変換実行部4
が、変換ルールに基づいて、テーブルインスタンスの作
成や属性値の設定を行う。たとえば、図4は、変換の対
象となるネットワークデータベースの例、すなわち、ス
テップS1におけるネットワーク設計の結果が保存され
たデータベース構造の例を示す図である。ここでは、構
造を保持するための属性だけを表示している。なお、ネ
ットワークデータベースには、これに加えて使用形態や
容量を表すパラメータが属性として定義されている。
【0051】一方、図5は、ノードデータベース2の構
造のハードウェア構成(の一部)を示す図である。ここ
では、ある通信ノードに設置されるカードと、そのカー
ドに存在するポートが示されている。なお、ノードデー
タベース2には、これ以外に、通信ノードに実装するハ
ードウェア部品(カードやCPU等)の情報や、そのノ
ードが通信ノードとして提供可能なサービス(論理回線
など)が定義されている。
【0052】上記に示す各データベース構造において、
ネットワークデータベース1の1つのテーブルは、ノー
ドデータベース2における幾つかのテーブルの組み合わ
せとなる。たとえば、1つの隣接関係を実現するために
は、ノードデータベースの2つの通信ノード上に、互い
に接続されたポートが少なくとも1つずつ必要である。
また、そのポートが備えられたカードも必要である。加
えて、このポートを用いて実際に通信を行う場合には、
そのポートを機能させるための論理回線サービスを表す
テーブルを設定し、さらには、ネットワークデータベー
ス1で回線速度等が定義された場合には、論理回線サー
ビスを表すテーブルにその回線速度を実現できるように
属性値を設定する。
【0053】図6は、図4および図5の記法を示す図で
ある。たとえば、図示の各テーブルは、1つの物や概念
を表しており、属性は、テーブルにより表される物や概
念の持つ特性を表しており、テーブルとテーブルを結ぶ
線分は、テーブル間の関連を表している。さらに、関連
のカージナリティ(多)は、カージナリティ(1)の側
のテーブルにおける1つのインスタンスに対して、複数
のインスタンスが存在し得ることを示している。
【0054】図7は、変換実行部4が変換ルールに基づ
いてデータ変換を行った場合における、ノードデータベ
ース2に対する入力データの具体例である。本実施の形
態では、ノード(1)という通信ノードのスロット(N
o.1,No.4)に、2つのカード(ノードID
(1)に対応)、すなわち、カード(11)とカード
(14)がそれぞれ設置され、カード(11)には2つ
のポート、すなわち、ポート(111)とポート(11
2)が存在し、カード14にはポート(141)が存在
することになる。
【0055】なお、ステップS2で用いられる変換ルー
ルは、たとえば、ネットワークデータベース1のテーブ
ルに対して、一意に決まるノードデータベース2のテー
ブルが存在する場合の、ネットワークデータベース1の
テーブルと、ノードデータベース2のテーブル群と、の
対応関係を定義している。図8は、その具体例を表した
ものである。なお、本実施の形態における変換ルール
は、たとえば、リレーショナルデータベースを扱うため
のSQL(Structured Query Language)言語にて、記
述可能である。
【0056】ステップS3においては、設計者が、ステ
ップS2における変換の結果であるノードデータベース
2のデータに基づいて、ノード設計を行う。すなわち、
ネットワークを構成する個々の通信ノードのテーブルに
対して、データ(容量、速度、および利用形態)設定を
行う。
【0057】ステップS4においては、検証実行部6
が、検証ルールに基づいて、整合性検証を行う。検証ル
ールは、ノードデータベース2において定義中のテーブ
ル名と属性名を用いて定義される。たとえば、図3のネ
ットワーク構成に対して、「カードの属性Aがa1であ
るとき、そのカードにあるポートの属性Bはb1でなけ
ればならない」、というルールを定義する場合、このル
ールに違反したデータを検出する検証ルールは、以下の
ように与えられる。
【0058】検証ルール: カード、ポートのうち、以下の条件を満たすものを抽
出 ・カード.ノードID=ポート.ノードID ・カード.スロットNo=ポート.スロットNo カード.属性A=‘a1’ AND ポート.属性B
!=‘b1’ (!=は値が等しくないことを表す。) ただし、この検証ルールにおけるは、検証対象のカー
ドとポートの組み合わせ、すなわち、カードとその上に
のったポートの組を抽出するための条件である。また、
の条件は、「属性A=‘a1’であるとき,属性B=
‘b1’でなければならない」、という条件の否定であ
る。このように、ステップS4では、上記のような検証
ルールに適合するデータをエラーとして抽出する。な
お、本実施の形態における検証ルールは、たとえば、リ
レーショナルデータベースを扱うためのSQL(Struct
ured Query Language)言語にて、記述可能である。
【0059】ステップS6においては、システムデータ
の自動生成ステップとして、たとえば、システムデータ
生成実行部7が、設計データ(ノードデータベース2内
のデータ)を通信ノードに入力するための形式に整え、
それをテキストデータとして出力する。
【0060】このように、本実施の形態におけるネット
ワーク設計装置では、従来のネットワーク設計作業と構
築作業とをパソコン上で連携させ、さらに、ネットワー
ク設計の結果からノード設計の一部、たとえば、ネット
ワークデータベース1のデータ構成をノードデータベー
ス2のデータ構成に変更する処理、整合性を検証する処
理、システムデータを自動生成する処理等、を自動化す
ることで、設計者の作業効率を向上させる。
【0061】したがって、本実施の形態においては、ネ
ットワーク設計および構築に関する作業を、従来のネッ
トワーク設計作業と構築作業とを連携させたパソコン上
の作業とし、さらに、上記処理を自動化しているため、
構築段階で入力すべきデータの数を大幅に削減すること
ができる。また、本実施の形態においては、同様の理由
から、各通信ノードに入力されたシステムデータが設計
を正しく反映したものとなっているかどうかを、各通信
ノード上で検証する必要がなく、作業効率の大幅な向上
を図ることができる。
【0062】実施の形態2.本実施の形態におけるネッ
トワーク設計装置では、ネットワークデータベース1の
テーブルに対応するノードデータベース2のテーブル群
が一意に定まらない場合の変換ルールに、変換可能なす
べてのテーブル群を、ノードデータベース2に生成すべ
きデータの候補として定義する。なお、本実施の形態に
おけるネットワーク設計装置の構成については、先に説
明した実施の形態1の構成と同様であるため、同一の符
号を付して説明を省略する。
【0063】以下、本実施の形態におけるネットワーク
設計方法を図面にしたがって説明する。図9は、本実施
の形態におけるネットワーク設計方法を示すフローチャ
ートである。なお、図9に示すネットワーク設計方法に
おいて、先に説明した図2と同様のステップについて
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0064】ステップS2においては、実施の形態1と
同様、変換実行部4が、変換ルールに基づいて、テーブ
ルインスタンスの作成や属性値の設定を行う。しかしな
がら、実施の形態1におけるステップS2で用いられる
変換ルールでは、たとえば、ネットワークデータベース
1のテーブルに対して一意に決まるノードデータベース
2のテーブルが存在する場合の、ネットワークデータベ
ース1のテーブルと、ノードデータベース2のテーブル
群と、の対応関係を定義している。
【0065】そこで、本実施の形態におけるネットワー
ク設計装置では、図8に示すように、ネットワークデー
タベース1のテーブルに対応するノードデータベース2
のテーブル群が一意に定まらない場合における変換ルー
ルを定義する。すなわち、本実施の形態では、変換可能
な複数のテーブルの候補を予め設定しておき、ステップ
S2におけるノードデータベース2のデータ構造への変
換時、変換実行部4が、すべての候補を設計者に提示す
る(ステップS7)。そして、設計者の判断で選択処理
を実行後(ステップS8)、変換実行部4では、前述し
た変換ルールに基づいて、ネットワークデータベース1
のデータ構成をノードデータベース2のデータ構成に変
換する。
【0066】このように、本実施の形態におけるネット
ワーク設計装置では、実施の形態1の効果に加えて、さ
らに、ネットワークデータベース1のテーブルに対応す
るノードデータベース2のテーブル群が一意に定まらな
い場合においても、データ構造の変換処理を容易に行う
ことができることから、ネットワーク設計における選択
範囲が実施の形態1よりも広くなり、設計者の作業効率
をより向上させることが可能となる。
【0067】実施の形態3.本実施の形態におけるネッ
トワーク設計装置では、実施の形態2と同様、ネットワ
ークデータベース1のテーブルに対応するノードデータ
ベース2のテーブル群が一意に定まらない場合の変換ル
ールに、変換可能なすべてのテーブル群を、ノードデー
タベース2に生成すべきデータの候補として定義する。
なお、本実施の形態におけるネットワーク設計装置の構
成については、先に説明した実施の形態1の構成と同様
であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0068】以下、本実施の形態におけるネットワーク
設計方法を説明する。なお、本実施の形態におけるネッ
トワーク設計方法は、先に説明した図2と同様のステッ
プにて実行されるため、ここでは、異なる動作のみの説
明とする。
【0069】ステップS2においては、実施の形態2と
同様、変換実行部4が、変換ルールに基づいて、テーブ
ルインスタンスの作成や属性値の設定を行う。しかしな
がら、実施の形態2におけるステップS2で用いられる
変換ルールでは、変換実行部4が、すべての候補を設計
者に提示し、そして、設計者の判断で選択処理を実行
後、変換ルールに基づいてネットワークデータベース1
のデータ構成をノードデータベース2のデータ構成に変
換する。そのため、図9に示すネットワーク設計の流れ
が、ここで、すなわち、設計者の判断で選択処理が行わ
れるまでの間、一旦、中断されることになる。
【0070】そこで、本実施の形態におけるネットワー
ク設計装置では、ノードデータベース2に生成すべきデ
ータの候補が複数存在する場合、変換実行部4が、ネッ
トワークデータベース1のデータ構成からノードデータ
ベース2のデータ構成への変換時、ノードデータベース
2に仮テーブルを生成し、すなわち、仮のオブジェクト
を割り当て、その後、任意に仮テーブルを置き換える。
【0071】このように、本実施の形態におけるネット
ワーク設計装置では、データ構造の変換時、設計者に対
して生成するオブジェクトの選択を促すことがなく、変
換後、任意に仮テーブルを置きかえることによりノード
設計を完了させることができるため、設計者の作業効率
をより向上させることができることに加えて、さらに、
後からの変更に対してより柔軟に対応することができる
ようになる。
【0072】実施の形態4.本実施の形態におけるネッ
トワーク設計装置では、実施の形態1に示すネットワー
ク設計方法に、さらに、ノード設計のステップ(ステッ
プS3)が終了した段階で、整合性の取れたノードデー
タベース2のデータ構造をネットワークデータベース1
のデータ構造に変換するステップを追加する。なお、本
実施の形態におけるネットワーク設計装置の構成につい
ては、先に説明した実施の形態1の構成と同様であるた
め、同一の符号を付して説明を省略する。
【0073】以下、本実施の形態におけるネットワーク
設計方法を図面にしたがって説明する。図10は、本実
施の形態におけるネットワーク設計方法を示すフローチ
ャートである。なお、図10に示すネットワーク設計方
法において、先に説明した図2と同様のステップについ
ては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0074】本実施の形態では、先に説明したステップ
S1からステップS3の処理が終了した段階で、ネット
ワーク設計に戻る必要が生じた場合、すなわち、もう一
度、ネットワーク設計を行う必要が生じた場合、変換実
行部4が、整合性の取れたノードデータベース2のデー
タ構造を、ネットワークデータベース1のデータ構造に
変換する。このとき、ネットワークデータベース1の1
つのデータは、ノードデータベース2における複数のテ
ーブルのデータに対応する。具体的にいうと、変換実行
部4では、変換ルールにしたがって記述されたノードデ
ータベース2のすべてのデータが揃った段階で、ネット
ワークデータベース1にデータを記述する。図11は、
ノードデータベース2のデータ構造からネットワークデ
ータベース1のデータ構造への変換ルールの具体例を示
す図である。
【0075】このように、本実施の形態におけるネット
ワーク設計装置では、ネットワーク設計(ステップS
1)とノード設計(ステップS3)を交互に行いなが
ら、ネットワーク設計の詳細化を行うことができ、これ
により、設計者の作業効率をより向上させることができ
ることに加えて、さらに、ネットワーク設計に対してよ
り柔軟な対応が可能となる。
【0076】実施の形態5.本実施の形態におけるネッ
トワーク設計装置では、実施の形態1〜4に示すネット
ワーク設計に加えて、さらに、新しい機種のネットワー
ク設計装置を使用する場合、その機種に合わせて、最初
にデータベースの構造定義や各種ルールをカスタマイズ
する。なお、本実施の形態におけるネットワーク設計装
置の構成については、先に説明した実施の形態1の構成
と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0077】本実施の形態において、たとえば、図2に
示す整合性検証(ステップS4)のための検証ルール
は、以下の「集合ルール」と「制約ルール」によって定
義する。集合ルールおよび制約ルールは、ノードデータ
ベース2の一部を抽出する条件であり、整合性検証の対
象となるデータを抽出することを目的とする。たとえ
ば、実施の形態1にて説明した検証ルールを用いて説明
すると、の条件により、カードとそのカード上のポー
トの組み合わせが抽出され、の条件により、エラーと
なる組み合わせが抽出される。本実施の形態では、この
ようなの意味を持つ集合を、「集合ルール」とし、
のような集合ルールが満たすべき条件を、「制約ルー
ル」として定義する。
【0078】ここで、本実施の形態における検証ルール
の具体例を記述する。 検証ルール1. 集合ルール(カードとそのカード上のポートの組合せ) カード、ポートのうち、以下の条件を満たすものを抽
出 ・カード.ノードID=ポート.ノードID ・カード.スロットNo=ポート.スロットNo 制約ルール(カードとそのカード上のポートの組合せが
エラーとなる条件) カード.属性A=‘a1’ AND ポート.属性B
!=‘b1’ 検証ルール1.を用いた場合、検証実行部6は、「集合
ルール」と「制約ルール」を満たすデータを抽出する。
【0079】このように、上記検証ルール1.を用いた
場合、すなわち、整合性検証のための検証ルールを、集
合ルールと否定条件の制約ルールとに分けることによ
り、本実施の形態では、集合ルールを複数の制約ルール
で共用することが可能となるため、ルール定義の作業を
軽減することができる。
【0080】また、上記とは異なる検証ルールの具体例
を記述する。ここでは、制約ルールを上記に示すよう
な否定形ではなく、たとえば、に示すのような肯定条
件として記述する。 検証ルール2. 集合ルール(カードとそのカード上のポートの組合せ) カード、ポートのうち、以下の条件を満たすものを抽
出 ・カード.ノードID=ポート.ノードID ・カード.スロットNo=ポート.スロットNo 制約ルール(カードとそのカード上のポートの組合せが
満たすべき条件) (カード.属性A=‘a1’ AND ポート.属性
B=‘b1’) OR カード.属性A!=‘a1’ 検証ルール2.を用いた場合、検証実行部6は、「集合
ルール」と「制約ルールの否定」を満たすデータを抽出
する。
【0081】このように、検証ルール2.を用いた場
合、すなわち、整合性検証のための検証ルールを集合ル
ールと肯定条件の制約ルールとに分けることにより、本
実施の形態では、検証ルール1.を用いた場合と同様、
集合ルールを複数の制約ルールで共用することが可能と
なるため、ルール定義の作業を軽減することができる。
さらに、制約ルールを肯定条件で記述することにより、
ルール定義が容易になる。
【0082】実施の形態6.本実施の形態におけるネッ
トワーク設計装置では、実施の形態1〜5に示すネット
ワーク設計に加えて、さらに、ステップS5(図2、図
9、図10)にてエラーがあり、そのエラーの修正方法
が一意に定まるとき、検証実行中に、そのエラーの修正
を実行する。なお、本実施の形態におけるネットワーク
設計装置の構成については、先に説明した実施の形態1
の構成と同様であるため、同一の符号を付して説明を省
略する。
【0083】たとえば、実施の形態1にて用いた検証ル
ール「カードの属性Aがa1であるとき、そのカードに
あるポートの属性Bはb1でなければならない」におい
て、必ず決まった値にポートの属性を修正するような場
合、ステップS5では、自動的にポートの属性を所定の
値に変更し(ステップS5,Yes)、その後、ネット
ワーク設計(ステップS1)またはノード設計(ステッ
プS3)に戻ることなく、ステップS6に以降する。
【0084】このように、本実施の形態におけるネット
ワーク設計装置では、実施の形態1〜5における効果に
加えて、さらに、整合性検証でエラーが発生した場合に
おいても、その修正方法が一意であれば自動的にエラー
の箇所を修正することができ、フィードバックの伴う修
正作業を省略できるため、より作業効率を向上させると
ができる。
【0085】実施の形態7.本実施の形態におけるネッ
トワーク設計装置では、図1に示す実施の形態1〜6の
構成に加えて、ノードデータベース2を抽象化するため
のノード抽象化部9を備える。図12は、本実施の形態
におけるネットワーク設計装置の構成を示す図である。
なお、本実施の形態の構成において、先に説明した図1
と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省
略する。
【0086】本実施の形態におけるネットワーク設計装
置では、ノードデータベース2を抽象化するためのノー
ド抽象化部9を備えることにより、機種に依存するノー
ドデータベース2のテーブル名や属性名を一般的な名称
に変換する。このとき、変換ルール、および検証ルール
は、制御部8の操作により、ノード抽象化部9の提供す
るテーブル名に対して定義されることになるため、これ
に伴って、変換実行部4、検証実行部6、およびシステ
ムデータ生成実行部7では、ノード抽象化部9を介して
ノードデータベース2をアクセスすることになる。
【0087】このように、本実施の形態では、ネットワ
ーク設計装置の対象機種が変更された場合においても、
一般的な名称(テーブル名や属性名)で管理可能なノー
ド抽象化部9を備えることにより、システムデータの名
称の違いについては、ノードデータベース2の構造定義
を再設定するだけで、検証ルール、および変換ルールを
修正することなく吸収でき、既存のデータを容易に再利
用することができる。
【0088】なお、図13は、上記実施の形態1〜7に
示すネットワーク設計装置として動作し、前述したネッ
トワーク設計を実現可能な一般的な計算機システムの構
成を示す図である。この計算機システムでは、たとえ
ば、図2、図9、または図10に示すネットワーク設計
方法を実現するプログラムを実行する。
【0089】この計算機システムは、CPUを含む制御
ユニット101と、メモリユニット102と、表示ユニ
ット103と、入力ユニット104と、CD−ROMド
ライブユニット105と、ディスクユニット106と、
を備え、これらの各ユニットは、それぞれシステムバス
Aを介して接続されている。また、図13において、制
御ユニット101は、各データベースの内容を表示、編
集する処理、前記各データベース間のデータ変換処理、
前記整合性検証に関する処理、およびシステムデータを
自動生成処理、を実行する。メモリユニット102は、
RAM、ROM等のメモリを含み、制御ユニット101
が実行すべきプログラム、処理の過程で得られた必要な
データ等を記憶する。表示ユニット103は、CRTや
LCD(液晶表示パネル)等で構成され、計算機システ
ムの使用者に対して、各種画面を表示する。入力ユニッ
ト104は、キーボード、マウス等で構成され、計算機
システムの使用者が、各種情報の入力を行うために使用
される。また、図示のCD−ROM200には、図2、
図9、または図10に示す上記処理を記述したプログラ
ムが格納されている。
【0090】上記のように構成される計算機システムで
は、まず、CD−ROMドライブユニット105にセッ
トされたCD−ROM200からプログラムがディスク
ユニット106にインストールされる。そして、計算機
システムを立ち上げるときにディスクユニット106か
ら読み出されたプログラムが、メモリユニット102に
格納される。この状態で、制御ユニット101(CP
U)は、メモリユニット102に格納されたプログラム
にしたがって、上記図2、図9、または図10に示す処
理を実行する。
【0091】なお、本発明においては、CD−ROM2
00にて各処理を記述したプログラムを提供している
が、このプログラムの記憶媒体は、これに限定されるこ
となく、システムを構成するコンピュータに応じて、た
とえば、フロッピーディスク等の磁気ディスク、光磁気
ディスク、磁気テープ等の他の記憶媒体を用いることも
可能である。
【0092】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、従来のネットワーク設計作業と構築作業とをパソコ
ン上で連携させ、さらに、ネットワーク設計の結果から
ノード設計の一部、たとえば、第1の格納手段(ネット
ワークデータベース)のデータ構成を第2の格納手段
(ノードデータベース)のデータ構成に変更する処理、
整合性を検証する処理、システムデータを自動生成する
処理等、を自動化する。これにより、ネットワーク設計
および構築に関する作業において、入力すべきデータの
数を大幅に削減することができ、さらに、各通信ノード
に入力されたシステムデータが設計を正しく反映したも
のとなっているかどうかを、各通信ノード上で検証する
必要がなく、作業効率の大幅な向上を図ることが可能な
ネットワーク設計装置を得ることができる、という効果
を奏する。
【0093】つぎの発明によれば、変換可能な複数のデ
ータの候補を予め設定しておき、データ構造の変換時に
設計者の判断で選択処理を実行後、変換ルールに基づい
て、第1の格納手段のデータ構成を第2の格納手段のデ
ータ構成に変換する。これにより、さらに、第1の格納
手段(ネットワークデータベース)のテーブルに対応す
る第2の格納手段(ノードデータベース)のテーブル群
が一意に定まらない場合においても、データ構造の変換
処理を容易に行うことができることから、設計者の作業
効率をより向上させることが可能なネットワーク設計装
置を得ることができる、という効果を奏する。
【0094】つぎの発明によれば、データ構造の変換
時、設計者に対して生成するオブジェクトの選択を促す
ことがなく、変換後、任意に仮オブジェクトを置きかえ
ることによりノード設計を完了させることができるた
め、設計者の作業効率をより向上させることができるこ
とに加えて、さらに、後からの変更に対してより柔軟に
対応することが可能なネットワーク設計装置を得ること
ができる、という効果を奏する。
【0095】つぎの発明によれば、変換実行手段が、変
換ルールにしたがって第2の格納手段内にすべてのデー
タが揃った段階で、第1の格納手段に対してデータの逆
変換を行う。これにより、ネットワーク設計(ステップ
S1に相当)とノード設計(ステップS3に相当)を交
互に行いながら、ネットワーク設計の詳細化を行うこと
ができるため、設計者の作業効率をより向上させること
ができることに加えて、さらに、ネットワーク設計に対
してより柔軟な対応が可能なネットワーク設計装置を得
ることができる、という効果を奏する。
【0096】つぎの発明によれば、整合性検証のための
検証ルールを集合ルールと制約ルールとに分けることに
より、集合ルールを複数の制約ルールで共用することが
可能となるため、ルール定義の作業を軽減することが可
能なネットワーク設計装置を得ることができる、という
効果を奏する。
【0097】つぎの発明によれば、整合性検証でエラー
が発生した場合においても、その修正方法が一意であれ
ば自動的にエラーの箇所を修正することができ、フィー
ドバックの伴う修正作業を省略できるため、より作業効
率を向上させることが可能なネットワーク設計装置を得
ることができる、という効果を奏する。
【0098】つぎの発明によれば、ネットワーク設計装
置の対象機種が変更された場合においても、一般的な名
称(テーブル名や属性名)で管理可能な抽象化手段を備
えることにより、システムデータの名称の違いについて
は、第2の格納手段の構造定義を再設定するだけで、検
証ルール、および変換ルールを修正することなく吸収で
き、既存のデータを容易に再利用することが可能なネッ
トワーク設計装置を得ることができる、という効果を奏
する。
【0099】つぎの発明によれば、従来のネットワーク
設計作業と構築作業とをパソコン上で連携させ、さら
に、ネットワーク設計の結果からノード設計の一部、た
とえば、データ構成を変更する処理、整合性を検証する
処理、システムデータを自動生成する処理等、を自動化
する。これにより、ネットワーク設計および構築に関す
る作業において、入力すべきデータの数を大幅に削減す
ることができ、さらに、各通信ノードに入力されたシス
テムデータが設計を正しく反映したものとなっているか
どうかを、各通信ノード上で検証する必要がなく、作業
効率の大幅な向上を図ることが可能なネットワーク設計
方法を得ることができる、という効果を奏する。
【0100】つぎの発明によれば、変換可能な複数のデ
ータの候補を予め設定しておき、データ構造の変換時に
設計者の判断で選択処理を実行後、変換ルールに基づい
て、ネットワークデータベースのデータ構成をノードデ
ータベースのデータ構成に変換する。これにより、さら
に、ネットワークデータベースのテーブルに対応するノ
ードデータベースのテーブル群が一意に定まらない場合
においても、データ構造の変換処理を容易に行うことが
できることから、設計者の作業効率をより向上させるこ
とが可能なネットワーク設計方法を得ることができる、
という効果を奏する。
【0101】つぎの発明によれば、データ構造の変換
時、設計者に対して生成するオブジェクトの選択を促す
ことがなく、変換後、任意に仮オブジェクトを置きかえ
ることによりノード設計を完了させることができるた
め、設計者の作業効率をより向上させることができるこ
とに加えて、さらに、後からの変更に対してより柔軟に
対応することが可能なネットワーク設計方法を得ること
ができる、という効果を奏する。
【0102】つぎの発明によれば、変換実行ステップに
おいて、変換ルールにしたがってノードデータベース内
にすべてのデータが揃った段階で、ネットワークデータ
ベースに対してデータの逆変換を行う。これにより、ネ
ットワーク設計とノード設計を交互に行いながら、ネッ
トワーク設計の詳細化を行うことができるため、設計者
の作業効率をより向上させることができることに加え
て、さらに、ネットワーク設計に対してより柔軟な対応
が可能なネットワーク設計方法を得ることができる、と
いう効果を奏する。
【0103】つぎの発明によれば、整合性検証のための
検証ルールを集合ルールと制約ルールとに分けることに
より、集合ルールを複数の制約ルールで共用することが
可能となるため、ルール定義の作業を軽減することが可
能なネットワーク設計方法を得ることができる、という
効果を奏する。
【0104】つぎの発明によれば、整合性検証でエラー
が発生した場合においても、その修正方法が一意であれ
ば自動的にエラーの箇所を修正することができ、フィー
ドバックの伴う修正作業を省略できるため、より作業効
率を向上させることが可能なネットワーク設計方法を得
ることができる、という効果を奏する。
【0105】つぎの発明によれば、ネットワーク設計装
置の対象機種が変更された場合においても、一般的な名
称(テーブル名や属性名)で管理可能な抽象化ステップ
を含むことにより、システムデータの名称の違いについ
ては、ノードデータベースの構造定義を再設定するだけ
で、検証ルール、および変換ルールを修正することなく
吸収でき、既存のデータを容易に再利用することが可能
なネットワーク設計方法を得ることができる、という効
果を奏する。
【0106】つぎの発明によれば、データ構成を変更す
る処理、整合性を検証する処理、システムデータを自動
生成する処理等、を自動化する。これにより、ネットワ
ーク設計および構築に関する作業において、入力すべき
データの数を大幅に削減することができ、さらに、各通
信ノードに入力されたシステムデータが設計を正しく反
映したものとなっているかどうかを、各通信ノード上で
検証する必要がなく、作業効率の大幅な向上を図ること
が可能なプログラムを記録した記録媒体を得ることがで
きる、という効果を奏する。
【0107】つぎの発明によれば、変換実行ステップに
おいて、変換ルールにしたがってノードデータベース内
にすべてのデータが揃った段階で、ネットワークデータ
ベースに対してデータの逆変換を行わせる。これによ
り、ネットワーク設計とノード設計を交互に行いなが
ら、ネットワーク設計の詳細化を行うことができるた
め、ネットワーク設計に対してより柔軟な対応が可能な
プログラムを記録した記録媒体を得ることができる、と
いう効果を奏する。
【0108】つぎの発明によれば、整合性検証でエラー
が発生した場合においても、その修正方法が一意であれ
ば自動的にエラーの箇所を修正させることができ、フィ
ードバックの伴う修正作業を省略できるため、より作業
効率を向上させることが可能なプログラムを記録した記
録媒体を得ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるネットワーク設計装置の構成
を示す図である。
【図2】 実施の形態1におけるネットワーク設計方法
を示すフローチャートである。
【図3】 ネットワーク構成を示す図である。
【図4】 変換の対象となるネットワークデータベース
構造の例を示す図である。
【図5】 ノードデータベース構造のハードウェア構成
例を示す図である。
【図6】 図4および図5の記法を示す図である。
【図7】 変換ルールに基づいてデータ変換を行った場
合における、ノードデータベースに対する入力データの
具体例を示す図である。
【図8】 ネットワークデータベースのテーブルとノー
ドデータベースのテーブル群との対応関係を示す図であ
る。
【図9】 実施の形態2におけるネットワーク設計方法
を示すフローチャートである。
【図10】 実施の形態4におけるネットワーク設計方
法を示すフローチャートである。
【図11】 変換ルールの具体例を示す図である。
【図12】 本発明にかかるネットワーク設計装置の構
成を示す図である。
【図13】 本発明にかかるネットワーク設計装置とし
て動作する計算機システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワークデータベース、2 ノードデータベー
ス、3 変換ルール記憶部、4 変換実行部、5 検証
ルール記憶部、6 検証実行部、7 システムデータ生
成実行部、8 設計部、9 ノード抽象化部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA21 GB03 HA06 JB22 KA04 KB04 5K030 GA11 GA16 HB08 KA05 KA07 LE11 MD06 9A001 CC07 JJ25 KK56

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークの設計、および構築を
    支援するネットワーク設計装置において、 ネットワーク設計の内容を格納するための第1の格納手
    段と、 各通信ノードに設定するために必要なデータを格納する
    ための第2の格納手段と、 所定の変換ルールにしたがって、前記第1の格納手段の
    データ構造を前記第2の格納手段のデータ構造に変換す
    る変換実行手段と、 所定の検証ルールにしたがって、前記第2の格納手段の
    データの整合性を検証する検証実行手段と、 前記第2の格納手段のデータに基づいて、各通信ノード
    に設定可能な形式のシステムデータを生成するシステム
    データ生成実行手段と、 ネットワーク設計者が、各格納手段の内容を表示、編集
    する処理や、各実行手段を実行させる処理を制御するた
    めの設計手段と、 を備えることを特徴とするネットワーク設計装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の格納手段のデータに対応する
    前記第2の格納手段のデータが一意に定まらない場合、 前記変換実行手段が、予め候補として前記変換ルールに
    定義されたすべてのデータを提示し、その後、設計者に
    より選択されたデータを用いた変換ルールにしたがって
    変換処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の
    ネットワーク設計装置。
  3. 【請求項3】 前記候補が複数個ある場合、前記変換実
    行手段が、前記第2の格納手段に仮のオブジェクトを割
    り当てておき、 変換処理終了後、前記設計者の選択で該仮のオブジェク
    トを所望のオブジェクトに置き換えることを特徴とする
    請求項2に記載のネットワーク設計装置。
  4. 【請求項4】 前記変換実行手段は、さらに、整合性の
    取れた前記第2の格納手段のデータ構造を前記第1の格
    納手段のデータ構造に逆変換することを特徴とする請求
    項1に記載のネットワーク設計装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の検証ルールは、 前記第2の格納手段のデータにおける部分集合を定義す
    る集合ルールと、 前記集合ルールに適合するデータがさらに満たすべきル
    ールを定義する制約ルールと、 に分けて定義されることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一つに記載のネットワーク設計装置。
  6. 【請求項6】 前記検証実行手段は、エラーの修正内容
    が一意に定まる場合、検証実行中に、そのエラーの箇所
    を修正することを特徴とする請求項5に記載のネットワ
    ーク設計装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記第2の格納手段のデータを
    抽象化するための抽象化手段を備え、 装置の機種に依存しない名称でデータを管理することを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のネット
    ワーク設計装置。
  8. 【請求項8】 通信ネットワークを設計および構築する
    ためのネットワーク設計方法において、 ネットワーク設計の内容をネットワークデータベースに
    格納するための第1の格納ステップと、 各通信ノードに設定するために必要なデータをノードデ
    ータベースに格納するための第2の格納ステップと、 所定の変換ルールにしたがって、前記ネットワークデー
    タベースのデータ構造を前記ノードデータベースのデー
    タ構造に変換する変換実行ステップと、 所定の検証ルールにしたがって、前記ノードデータベー
    スのデータの整合性を検証する検証実行ステップと、 前記ノードデータベースのデータに基づいて、各通信ノ
    ードに設定可能な形式のシステムデータを生成するシス
    テムデータ生成実行ステップと、 ネットワーク設計者が、各データベースの内容を表示、
    編集する処理や、各実行ステップを実行させる処理を制
    御するための設計ステップと、 を含むことを特徴とするネットワーク設計方法。
  9. 【請求項9】 前記ネットワークデータベースのデータ
    に対応する前記ノードデータベースのデータが一意に定
    まらない場合、 前記変換実行ステップにて、予め候補として前記変換ル
    ールに定義されたすべてのデータを提示し、その後、設
    計者により選択されたデータを用いた変換ルールにした
    がって変換処理を実行することを特徴とする請求項8に
    記載のネットワーク設計方法。
  10. 【請求項10】 前記候補が複数個ある場合、前記変換
    実行ステップにて、前記ノードデータベースに仮のオブ
    ジェクトを割り当てておき、 変換処理終了後、前記設計者の選択で該仮のオブジェク
    トを所望のオブジェクトに置き換えることを特徴とする
    請求項9に記載のネットワーク設計方法。
  11. 【請求項11】 前記変換実行ステップでは、さらに、
    整合性の取れた前記ノードデータベースのデータ構造を
    前記ネットワークデータベースのデータ構造に逆変換す
    ることを特徴とする請求項8に記載のネットワーク設計
    方法。
  12. 【請求項12】 前記所定の検証ルールは、 前記ノードデータベースのデータにおける部分集合を定
    義する集合ルールと、 前記集合ルールに適合するデータがさらに満たすべきル
    ールを定義する制約ルールと、 に分けて定義されることを特徴とする請求項8〜11の
    いずれか一つに記載のネットワーク設計方法。
  13. 【請求項13】 前記検証実行ステップでは、エラーの
    修正内容が一意に定まる場合、検証実行中に、そのエラ
    ーの箇所を修正することを特徴とする請求項12に記載
    のネットワーク設計方法。
  14. 【請求項14】 さらに、前記ノードデータベースのデ
    ータを抽象化するための抽象化ステップを含み、 装置の機種に依存しない名称でデータを管理することを
    特徴とする請求項8〜13のいずれか一つに記載のネッ
    トワーク設計方法。
  15. 【請求項15】 ネットワーク設計の内容をネットワー
    クデータベースに格納させる第1の格納ステップと、 各通信ノードに設定するために必要なデータをノードデ
    ータベースに格納させる第2の格納ステップと、 所定の変換ルールにしたがって、前記ネットワークデー
    タベースのデータ構造を前記ノードデータベースのデー
    タ構造に変換させる変換実行ステップと、 所定の検証ルールにしたがって、前記ノードデータベー
    スのデータの整合性を検証させる検証実行ステップと、 前記ノードデータベースのデータに基づいて、各通信ノ
    ードに設定可能な形式のシステムデータを生成させるシ
    ステムデータ生成実行ステップと、 ネットワーク設計者が、各データベースの内容を表示、
    編集する処理や、各実行ステップを実行させる処理を行
    わせる設計ステップと、 を含むことを特徴とする通信ネットワークを設計および
    構築するためのプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記変換実行ステップでは、さらに、
    整合性の取れた前記ノードデータベースのデータ構造を
    前記ネットワークデータベースのデータ構造に逆変換さ
    せることを特徴とする請求項15に記載の記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記検証実行ステップでは、エラーの
    修正内容が一意に定まる場合、検証実行中に、そのエラ
    ーの箇所を修正させることを特徴とする請求項15また
    は16に記載の記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9363294B2 (en) 2012-12-10 2016-06-07 Hitachi, Ltd. Management server, tenant pattern validation method, and computer system
WO2023047450A1 (ja) * 2021-09-21 2023-03-30 楽天モバイル株式会社 ネットワーク管理装置、ネットワーク管理方法およびネットワーク管理システム

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