JP4386402B2 - ツリー系統図出力方法及びツリー系統図出力プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ上で、関連付けられた複数のオブジェクトについて、その関連付けをツリー系統図により表現するための方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
製品の開発、設計プロセス等において、その商品の開発、設計に当たり解決しなければならない技術課題とその課題の解決手段との関連付けを、ツリー系統図で表現する手法が知られている。そして、このツリー系統図を用いて、開発者や設計者が取り組んでいかなければならない項目を整理し、開発、設計プロセスの効率化が図られている。
【0003】
従来は、このツリー系統図は、開発者や設計者が表計算ソフトや文書作成ソフトをワープロベースで使用することにより作成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ツリー系統図の作成を表計算ソフトや文書作成ソフトをワープロベースで使用することにより作成していたのでは、時間がかかるだけでなく、作成したツリー系統図に修正や追加等の更新が必要になった場合に、更新が難しいという問題があった。また、開発、設計プロセスにおける技術課題とその課題の解決手段との関係をツリー系統図で表現する場合において、このようにして作成されたツリー系統図では、優先して取り組むべき技術課題やその難易度についての情報を反映することが困難であった。このため、このようにして作成されたツリー系統図は、開発、設計プロセスのプロジェクトの進捗の管理において、利用価値が低かった。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、利用価値の高いツリー系統図を出力できるツリー系統図出力方法及びツリー系統図出力プログラムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のオブジェクトを関連付けてツリー系統図として出力するツリー系統図出力方法において、コンピュータが、オブジェクト毎に前記各オブジェクト固有の識別子を第1の記憶手段に記憶する第1の記憶段階と、前記複数のオブジェクトのうち、1つのオブジェクトに付与された識別子を上位オブジェクトの識別子として、複数のオブジェクトに付与された識別子を下位オブジェクトの識別子として、前記上位オブジェクトと前記下位オブジェクトとを関連付けて第2の記憶手段に記憶する第2の記憶段階と、入力操作に従って、前記下位オブジェクトそれぞれの評価レベルを評価レベル記憶手段に記憶する評価レベル記憶段階と、入力操作に従って、前記複数の下位オブジェクトを複数のグループにグループ分けするグループ分け段階と、前記複数のグループのうち、いずれかのグループを選択する選択段階と、前記選択段階にて選択されたグループが複数の下位オブジェクトで構成されている場合は、前記複数の下位オブジェクトの評価レベルのうち、最も低い評価レベルを選択し、当該最も低い評価レベルを前記下位オブジェクトの上位オブジェクトのレベルに設定する設定段階と、前記第2の記憶手段に記憶された関連付けに従って、前記ツリー系統図を出力する出力段階とを備え、前記ツリー系統図において、前記選択されたグループの下位オブジェクトと上位オブジェクトとのリンクに他と識別可能な色を付与し、前記評価レベルに基づいて上位オブジェクト及び下位オブジェクトに色を付与することを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、複数のオブジェクトを関連付けてツリー系統図として出力するために、コンピュータを、オブジェクト毎に前記各オブジェクト固有の識別子を記憶する第1の記憶手段、前記複数のオブジェクトのうち、1つのオブジェクトに付与された識別子を上位オブジェクトの識別子として、複数のオブジェクトに付与された識別子を下位オブジェクトの識別子として、前記上位オブジェクトと前記下位オブジェクトとを関連付けて記憶する第2の記憶手段、入力操作に従って、前記下位オブジェクトそれぞれの評価レベルを記憶する評価レベル記憶手段、入力操作に従って、前記複数の下位オブジェクトを複数のグループにグループ分けするグループ分け手段、前記複数のグループのうち、いずれかのグループを選択する選択手段、前記選択段階にて選択されたグループが複数の下位オブジェクトで構成されている場合は、前記複数の下位オブジェクトの評価レベルのうち、最も低い評価レベルを選択し、当該最も低い評価レベルを前記下位オブジェクトの上位オブジェクトのレベルに設定する設定手段、前記第2の記憶手段に記憶された関連付けに従って、前記ツリー系統図を出力する出力手段として機能させ、前記ツリー系統図において、前記選択されたグループの下位オブジェクトと上位オブジェクトとのリンクに他と識別可能な色を付与し、前記評価レベルに基づいて上位オブジェクト及び下位オブジェクトに色を付与することを要旨とする。
【0014】
(作用)請求項1又は2に記載の発明によれば、上位のオブジェクトに付与された識別子と複数の下位のオブジェクトに付与された識別子とを関連付けて記憶し、前記複数の下位オブジェクトを複数のグループにグループ分けし、そのグループ分けが識別できるように前記関連付けに従ってツリー系統図を出力する。これにより、下位のオブジェクトをグループ分けすることができ、そのグループ分けをツリー系統図上で表現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図11に従って説明する。本実施形態では、課題とそれに対応した達成手段をツリー系統図を用いて表現する。
【0019】
まず、本発明を具体化した一実施形態を実施するコンピュータシステムのシステム構成を図1に従って説明する。
コンピュータシステム20は、プロセッサ22、メインメモリ23、ROM(read only memory)24、外部記憶装置25及び通信インターフェース29を備えており、これらは、バス21を介して互いに接続されている。また、コンピュータシステム20のバス21は、ディスプレイ26、キーボード27及びカーソルコントロール28と接続されている。さらに、通信インターフェース29は、ネットワークリンク30を介してLAN31に接続されている。このLAN31は、サーバ32に接続されている。また、LAN31は、IPネットワーク33に接続されている。
【0020】
前記プロセッサ22は、メインメモリ23に記憶された命令の実行等の処理を行う。
前記メインメモリ23は、RAM(random access memory)、又は、他のダイナミック・ストレイジ・デバイス(例えば、DRAM(dynamic RAM )、SRAM(static RAM)、SDRAM(synchronous DRAM)、フラッシュRAM(flash RAM ))である。このメインメモリ23は、情報やプロセッサ22によって実行される命令を記憶する。また、このメインメモリ23は、一時的な変数及びプロセッサ22によって実行される命令の実行における他の中間情報を記憶するためにも用いられる。
【0021】
前記ROM24は、静的な情報やプロセッサ22によって実行される命令を記憶する。このROM24は、他のスタティック・ストレイジ・デバイス(例えば、PROM(programmable ROM)、EPROM(erasable PROM)、EEPROM(electrically erasable PROM))であってもよい。
【0022】
前記外部記憶装置25は、磁気ディスク又は光ディスクであって、情報や命令を記憶する。
さらに、特別な目的の論理装置や修正・再利用が可能な論理装置が、コンピュータシステム20に備えられていてもよい。前記特別な目的の論理装置は、例えば、ASICs(application specific integrated circuits)であってもよい。前記修正・再利用が可能な論理装置は、例えば、GAL(generic array of logic)又は再プログラミングが可能なFPGAs(field programmable gate arrays)であってもよい。
【0023】
また、他の移動可能な媒体(例えば、コンパクトディスク、テープ及び移動可能な光磁気媒体)、固定された高密度媒体、コンパクト・ディスク・リーダー、コンパクト・ディスク・リーダー・ライター、又は、コンパクト・ディスク・ジューク・ボックス(すべて図示せず)がコンピュータシステム20に備えられていてもよい。これらは、それぞれ妥当なバス(例えば、SCSI(small computer system interface )バス、拡張IDE(integrated device electronics )バス、又は、DMA(ultra-direct memory access)バス)を使用することになる。
【0024】
前記ディスプレイ26は、ユーザに対して情報を表示するためのものであって、例えば、CRT(cathode ray tube)である。このディスプレイ26は、グラフィックスカードによって制御されてもよい。
【0025】
前記キーボード27は、コマンド等の入力を行うための入力装置である。
前記カーソルコントロール28は、方向情報及びコマンド選択をプロセッサ22に伝達し、ディスプレイ26上でのカーソルの移動を制御するためのものであって、例えば、マウス、トラックボール又はカーソルディレクションキーである。
【0026】
さらに、コンピュータシステム20は、プリンタ(図示せず)を接続していてもよい。このプリンタは、コンピュータシステム20によって記憶されるデータや生成されるデータを印刷してもよい。
【0027】
コンピュータシステム20は、プロセッサ22がメインメモリ23や外部記憶装置25に記憶された命令を実行するのに従って、本発明の処理のステップの一部又は全部を実行する。外部記憶装置25のような他のコンピュータが読み取り可能な媒体に記憶された命令は、メインメモリ23に読み込まれてもよい。また、前記命令は、マルチプロセッシングにより実行されてもよい。
【0028】
また、本発明を具体化するために、前記命令(ソフトウェアの命令)に代えて、又は、前記命令(ソフトウェアの命令)とともに、ハードウェアの電気回路の構成を用いてもよい。
【0029】
前述のように、コンピュータシステム20は、少なくとも1つのコンピュータが読み取り可能な媒体又はメモリを備えている。これらは、本発明に関する処理を実行するために用いられ、データ構造、テーブル、レコード又は下記に記す他のデータを含む命令を記憶している。本発明は、コンピュータシステム20を制御するため、本発明を実施する1又は複数の装置を駆動させるため、及び、コンピュータシステム20がユーザと対話できるようにするためのソフトウェアを含んでいる。これらのソフトウェアは、1又は複数の、コンピュータが読み取り可能な媒体に記憶されている。上記ソフトウェアは、ドライバ、オペレーティングシステム、開発ツール及びアプリケーションソフトウェアを含んでいてもよいが、これに限定されない。上記コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、さらに、本発明の実施において実行される処理の全部又は一部(処理が分散している場合)を実行するためのプログラムを記憶している。
【0030】
本発明の実施において使用されるコンピュータコードは、スクリプト言語等、どのようなプログラミング言語によるものであってもよい。これらは、スクリプト、インタープリタ、ダイナミックリンクライブラリ、Java(登録商標)クラス、及び、より機械語に近いプログラミング言語によるものを含んでいてもよいが、これに限定されない。さらに、本発明の処理は、分散して行われてもよい。
【0031】
前記コンピュータが読み取り可能な媒体は、プロセッサ22に提供する命令やデータを提供するいかなる媒体であってもよい。前記コンピュータが読み取り可能な媒体は、不揮発性の媒体、揮発性の媒体及び転送媒体を含んでいてもよいが、これに限定されない。前記不揮発性の媒体は、例えば、外部記憶装置25のような光ディスク、磁気ディスク、及び、光磁気ディスクを含む。前記揮発性の媒体は、メインメモリ23のような、ダイナミックメモリを含む。前記転送媒体は、同軸ケーブル、銅線、及び、バス21を構成するワイヤーを含む光ファイバーを含む。また、前記転送媒体は、電波及び赤外線データ通信において生成される音波又は光波であってもよい。
【0032】
前記コンピュータが読み取り可能な媒体は、例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標、以下同じ)ディスク、テープ、光磁気ディスク、PROM(EPROM、EEPROM、フラッシュEPROM)、DRAM、SRAM、SDRAM、又は、その他の磁気媒体、コンパクトディスク(例えば、CD−ROM)又はその他の光媒体、パンチカード、紙テープ又は穴パターンを有するその他の物理媒体、搬送波、又は、コンピュータが読み取り可能な他の媒体含む。
【0033】
前記コンピュータが読み取り可能な媒体は、プロセッサ22による命令の実行に用いられてもよい。例えば、最初は、リモートコンピュータの磁気ディスクで命令が実行されてもよい。このリモートコンピュータは、本発明の全部又は一部をリモート環境で実行するために、命令をダイナミックメモリにロードし、モデムを用いた電話回線を介して命令を送信してもよい。
【0034】
また、コンピュータシステム20は、モデム及び赤外線検出器(ともに図示せず)を備えていてもよい。前記モデムは、電話回線によりデータを送受信してもよく、データを赤外線信号に変換するために、赤外線転送装置を用いてもよい。前記赤外線検出器は、バス21に接続され、赤外線信号にて転送されるデータを受信し、そのデータをバス21に出力する。
【0035】
また、メインメモリ23が受信した命令は、任意に、プロセッサ22による実行の前又は後で外部記憶装置25に記憶されてもよい。
前記通信インターフェース29は、ローカルネットワーク(例えば、LAN31)に接続されたネットワークリンク30を介して双方向データ通信を提供する。例えば、通信インターフェース29は、ネットワークインターフェースカードであってもよい。この通信インターフェース29は、また、ADSL(asymmetrical digital subscriber line)カード、ISDN(integrated services digital network )カード、又は、電話回線の通信の種類に対してデータ通信接続を提供するモデムであってもよい。さらに、通信インターフェース29は、ワイヤレスリンクにより実施されてもよく、この場合、通信インターフェース29は、電気信号、電磁気信号又は光信号を送受信する。
【0036】
前記ネットワークリンク30は、ネットワークを介して、他のデータ装置に対するデータ通信を提供する。例えば、通信インターフェース29は、ネットワークリンク30及びLAN31を介してサーバ32又はサービスプロバイダによって運営されるデータ装置に接続される。なお、前記サービスプロバイダは、IP(Internet Protocol )ネットワーク33(例えば、インターネット)を介してデータ通信サービスを提供するものである。
【0037】
前記LAN31及び前記IPネットワーク33は、ともにデジタルデータストリームを伝送する電気信号、電磁気信号又は光信号を用いる。種々のネットワークを介する信号、ネットワークリンク30上の信号、及び、通信インターフェース29を介する信号は、情報を伝送する搬送波の典型的な形態をとる。コンピュータシステム20は、前記ネットワーク、ネットワークリンク30及び通信インターフェース29を介して、通信相手との間でデータの送受信をすることができる。
【0038】
前記サーバ32には、グループウェア(例えば、Notes(米国Lotus Development 社の登録商標))が接続されている。このグループウェアは、個人だけでなく複数の構成員からなるグループ全体の生産性を向上させるツールであり、このグループウェアは「複数のメンバーからなるグループで使われることを前提としてデザインされた、グループの生産性を高めることを目的としたコンピュータシステム」と定義される。
【0039】
このグループウェアは、グループウェアが使用を許可された社内外の者のアドレスを管理するアドレス帳を有しており、このアドレス帳から所望のアドレスを選択することにより、電子メールをこの選択したアドレス先に送信することができる。さらに、様々な情報を記憶したデータベースをこのグループウェア上で管理することもできる。例えば、電子メールを送信する際、任意のデータベースとのリンクをつけることができたり、データベースを掲示板として様々な情報を伝達したりすることができる。
【0040】
さらにこのサーバ32には、特許情報検索システムが接続されている。この特許情報検索システムは、特許等出願された案件について、出願日、優先権主張日、公報日(公開日、公告日、登録日等)、出願人、出願番号、公開番号、登録番号、国際特許分類、キーワード等で、所望の特許公報が検索できるようになっている。
【0041】
次に、上記のように構成されたコンピュータシステムにおいて、本発明を具体化するために備えられた機能を説明する。
プロセッサ22は、各種プログラムの実行、後述するデータの管理、送受信等の制御を行う。プロセッサ22は、本実施形態では、グループ分け手段、出力手段、選択手段及び表示手段を構成している。ここで、メインメモリ23には、グループ処理プログラム等が記憶されている。上記各プログラムを実行することにより、プロセッサ22は、上記各手段として機能する。メインメモリ23には、さらに、プロパティ登録プログラム、ID割当てプログラム、関連付けプログラム等が記憶されている。例えば、プロパティ登録プログラムは、オブジェクトのプロパティを登録するプログラムである。ID割当てプログラムは、オブジェクトにIDを割当てるプログラムである。関連付けプログラムは、上位オブジェクトと下位オブジェクトとを関連付けるプログラムである。グループ処理プログラムは、グループ分けと評価レベルを設定し、それらの設定内容に基づいてツリー系統図上にグループ分け及び評価レベルを示す表示をするプログラムである。
【0042】
前記外部記憶装置25は、図4に示すツリー系統図40を表示するための表計算ソフトのワークシートを記憶する。この表計算ソフトのワークシートは、行と列で構成される表により構成されている。この表の一つ一つのます目(セル)は、行と列により特定される。なお、ツリー系統図40を表示するワークシートにおいては、オブジェクトを配置可能なセルが、列により、予め設定されている。すなわち、図4に示すワークシートにおいては、1列目、4列目、7列目及び10列目(重要技術課題41、達成手段42、個別技術課題43及び達成手段44が配置されている列)に含まれるセルが、オブジェクトを配置可能に設定されている。なお、前記オブジェクトを配置可能なセル以外のセルには、オブジェクトの関連付けを示すための罫線45が表示されるようになっている。
【0043】
各オブジェクトには、オブジェクト毎に、プロセッサ22がオブジェクトを識別するための識別子としてのIDが割当てられている。そして、ツリー系統図40を表示するワークシート上では、各オブジェクトを表示するセルには、オブジェクト名及びIDが表示されるようになっている。各オブジェクトには、プロパティを設定できるようになっている。このプロパティは、オブジェクトのIDにより特定される。そして、このプロパティは、外部記憶装置25のオブジェクト記憶部35に記憶される。
【0044】
オブジェクト記憶部35は、図2に示すように、オブジェクト情報350をID毎に記憶する。オブジェクト情報350は、識別子としてのID、及び、オブジェクト名、評価レベル、評価条件、上位ID、下位ID、グループ識別子、関連特許情報及びリンク設定情報からなるプロパティにより構成される。前記オブジェクト記憶部35は、前記IDを記憶することにより、第1の記憶手段を構成し、上位ID又は下位IDを記憶することにより、第2の記憶手段を構成している。また、オブジェクト記憶部35は、評価レベルを記憶することにより、評価レベル記憶手段を構成している。
【0045】
前記オブジェクト名は、ユーザが使用するオブジェクトの識別名称である。評価レベルは、オブジェクトの内容に対する評価点(0〜3)で示す。評価条件は、下位オブジェクトの評価をそのオブジェクトの評価として用いる場合に使用される。上位IDは、そのオブジェクトに関連付けられた、1階層上位のオブジェクトのIDである。下位IDは、そのオブジェクトに関連付けられた1階層下位のオブジェクトのIDである。グループ識別子は、そのオブジェクトの下位のオブジェクトをグループ分けするものであり、本実施形態では、グループは、A,B,C,Dに分けられる。関連特許情報は、関連する特許に関する情報である。リンク設定情報は、外部のデータベースに記憶された関連する情報の存在場所を示す。オブジェクト名、評価レベル、評価条件、上位ID、下位ID、グループ識別子、関連特許情報及びリンク設定情報は、前記ディスプレイ26に表示される図5に示すプロパティ設定画面50において、ユーザにより、キーボード27等を用いて入力され設定される。
【0046】
また、外部記憶装置25は、使用済みID記憶部36を備えている。この使用済みID記憶部36は、図3に示すように、使用済みID情報360として、使用済みのIDのうち、最も数字の大きいIDを記憶する。
【0047】
前記メインメモリ23には、外部記憶装置25に記憶されたワークシート、オブジェクト情報350及びID情報360が読み込まれ、記憶される。
図4は、前記ディスプレイ26において表計算ソフトのワークシート上に表示される、課題−達成手段のツリー系統図40を示す。プロセッサ22は、キーボード27、カーソルコントロール28等から入力されたツリー系統図40の出力指示に応じてディスプレイ26にツリー系統図40を表示するワークシートを出力させる。
【0048】
図4に示すツリー系統図40において、オブジェクトは、技術課題及び達成手段である。本実施形態では、重要技術課題、その重要技術課題を解決するための達成手段、その達成手段における個別技術課題、その個別技術課題を解決するための達成手段の順番で関連付けられたツリー系統図40が表計算ソフトのワークシート上に出力されている。ここでは、1列目に最上位の階層(1階層目)の重要技術課題41が、4列目にその下位の階層(2階層目)の達成手段42が、7列目にさらに下位の階層(3階層目)の個別技術課題43が、10列目にさらに下位の階層(4階層目)の達成手段44が、それぞれ表示されている。
【0049】
また、関連付けられた上位オブジェクトと下位オブジェクトとが罫線45で結ばれて表示されている。つまり、1階層目のオブジェクト(重要技術課題41)とそれに関連付けられた2階層目のオブジェクト(達成手段42)とが、2列目及び3列目のセルに表示された罫線45で結ばれている。同様に、2階層目のオブジェクトとそれに関連付けられた3階層目のオブジェクト(個別技術課題43)とが、また、3階層目のオブジェクトとそれに関連付けられた4階層目のオブジェクト(達成手段44)とが、それぞれ罫線45で結ばれている。
【0050】
各オブジェクトには、オブジェクト名及びIDが、「オブジェクト名:ID」のように表示されている。
ここでは、重要技術課題41として、オブジェクト名が「課題A」、及び、IDが「0001」であるオブジェクトが表示されている。そして、この「課題A:0001」のオブジェクトを上位オブジェクトとして関連付けられた下位オブジェクトとして、達成手段42(「達成手段A−1:0002」、「達成手段A−2:0003」、「達成手段A−3:0007」)が表示されている。つまり、IDが「0001」であるオブジェクトに関するオブジェクト情報350の下位IDには、「0002」、「0003」及び「0007」が設定されている。また、IDが「0002」、「0003」又は「0007」であるオブジェクトに関するオブジェクト情報350の上位IDには、「0001」が設定されている。同様に、達成手段42の「達成手段A−1:0002」のオブジェクトを上位オブジェクトとして関連付けられた下位オブジェクトとして、個別技術課題43(「課題B:0004」、「課題C:0005」)が表示されている。また、個別技術課題43の「課題B:0004」のオブジェクトを上位オブジェクトとして関連付けられた下位オブジェクトとして、達成手段44(「達成手段B−1:0012」、「達成手段B−2:0013」)が表示されている。このようにして、技術課題、達成手段が交互に現れるツリー系統図40によって、技術課題−達成手段の関連付けが表現される。
【0051】
なお、各オブジェクトを表示するセルの枠線は、前記グループ識別子に従って色分け表示される。すなわち、「A、B、C、D」のグループ毎に異なった色で枠線が表示される。また、前記評価条件が各オブジェクトを表示するセルの左側の罫線45の色で示される。すなわち、例えば、あるオブジェクトの評価条件として「A」が設定されている場合、そのオブジェクトを上位オブジェクトとした下位オブジェクトのうち「A」グループに属するオブジェクトを表示するセルの左側の罫線45が赤色で表示される。
【0052】
各オブジェクト(重要技術課題41、達成手段42、個別技術課題43、達成手段44)のプロパティは、図5に示すプロパティ設定画面50を使用して設定される。このプロパティ設定画面50は、ツリー系統図40を表示するワークシート上で、オブジェクトを選択し、操作パネル46(図4参照)に含まれる編集ボタン47をクリックすると表示される。
【0053】
図5に示すように、プロパティ設定画面50には、現項目設定部51、登録項目設定部52、関連項目設定部53、関連特許設定部54、リンクファイル設定部55が設けられている。さらに、プロパティ設定画面50の下部には、登録抹消チェックボタン56、更新ボタン57及びキャンセルボタン58が備えられている。
【0054】
現項目設定部51は、前記ツリー系統図40を表示するワークシートにおいてカーソルコントロール28により選択されたセルに設定するオブジェクトについて、表示及び入力を行うものである。現項目設定部51は、項目名入力ボックス60、ID表示部61、評価点入力ボックス62、評価点入力ボタン63、評価条件入力ボックス64、評価クリアボタン65を有する。評価点入力ボックス62には、0〜3の評価点(0:未評価、1:非常に問題、2:問題あり、3:問題なし)が入力可能である。評価点入力ボックス62には、手動で評価点が入力されるほか、下位IDが存在し後述するように評価条件が設定してある場合は、自動的に下位IDの評価点を反映して評価点が表示される。ここで、評価点入力ボタン63は、評価点入力ボックス62に手動で評価点を入力する場合にクリックされる。評価クリアボタン65は、評価点入力ボックス62に設定した値をクリアする場合にクリックされる。下位IDが存在する場合、評価クリアボタン65は、使用不可となり、評価点をクリアすることが禁止される。なお、ID表示部61には、前記割当てられた仮ID又は本IDとして登録されたIDが表示される。
【0055】
前記登録項目設定部52は、登録項目選択ドロップダウンリスト66、選択ボタン67及び再取得ボタン68を有する。登録項目設定部52は、ツリー系統図40を表示するワークシートにおいて、過去登録されたオブジェクトを表示、選択するために使用される。表示する項目は、予め登録済みであり、登録項目選択ドロップダウンリスト66には、前記登録済みの項目が表示される。そして、登録項目選択ドロップダウンリスト66にて、項目を選択して選択ボタン67をクリックすると、選択された項目が項目名入力ボックス60に表示される。なお、再取得ボタン68は、登録項目選択ドロップダウンリスト66に表示される登録済み項目を再度読み出す場合にクリックされる。
【0056】
前記関連項目設定部53は、上位ID入力ボックス69、グルーピング設定部及び評価条件設定部を有する。上位ID入力ボックス69には、現項目のオブジェクトを下位オブジェクトとした場合に、その下位オブジェクトに対して上位オブジェクトとなるオブジェクトのIDが自動的に入力される。なお、上位ID入力ボックス69には、入力可能なIDは、1つのみである。また、現項目のオブジェクトが最上位のオブジェクト(重要技術課題41)である場合は、上位IDは設定不可である。
【0057】
グルーピング設定部は、下位ID入力部70、グループ記号選択ボタン71a、グループ解除ボタン71b及び項目名表示部72を有している。下位ID入力部70には、現項目のオブジェクトを上位オブジェクトとした場合に、その上位オブジェクトに対して下位オブジェクトとなるオブジェクトのIDが自動的に入力される。なお、下位ID入力部70には、複数のIDが入力可能である。下位ID入力部70にてIDを選択すると項目名表示部72に選択された下位IDのオブジェクト名が表示され、グループ記号選択ボタン71aをクリックすると該当するグループの後述するグループ構成ID入力部76にそのIDが設定される。また、下位ID入力部70においてIDを選択してグループ解除ボタン71bをクリックすると、そのIDについてグループ設定が解除される。
【0058】
評価条件設定部は、自動選択ボタン73、グループ選択ラジオボタン74、評価点入力ボックス75、グループ構成ID入力部76を有している。評価点入力ボックス75には、そのグループを構成するオブジェクトの評価点のうちの最小値が表示される。ここで、自動選択ボタン73をクリックすると、各グループの評価点入力ボックス75の評価点のうち最小値を持つグループのグループ選択ラジオボタン74が自動で選択される。グループ選択ラジオボタン74は評価条件として手動でグループを選択する場合にチェックされる。すなわち、いずれかのグループ選択ラジオボタン74をチェックすると、前記評価条件入力ボックス64には、選択したグループ(A、B、C、Dのいずれか)が表示される。
【0059】
関連特許設定部54は、管理レベル表示80、公報番号表示81、出願人表示82、特許ID選択部83、発明名称表示84、特許種別表示85、要約表示86、特許検索システム起動ボタン87、リンク削除ボタン88、候補リスト選択部89及びリンク設定ボタン90を有している。この関連特許設定部54は、前記特許検索システムと連動して関連特許情報を管理する場合に使用される。特許検索システム起動ボタン87は、前記特許検索システムを起動する場合にクリックされる。特許ID選択部83には、現項目のオブジェクトとリンク設定された特許IDが表示される。この特許ID選択部83にて特許IDを選択すると、管理レベル表示80、公報番号表示81、出願人表示82、発明名称表示84、特許種別表示85及び要約表示86にその特許情報についての、管理レベル、公報番号、出願人、発明名称、特許種別及び要約が表示される。なお、リンク削除ボタン88は、特許ID選択部83にて選択されている特許情報についてリンクを削除する場合にクリックされる。一方、候補リスト選択部89には、前記特許検索システムにて設定されている候補となる特許情報のリストが表示される。この候補リスト選択部89において特許情報を選択してリンク設定ボタン90をクリックすると、現項目のオブジェクトと選択された特許情報との間にリンク設定がされる。そして、その特許情報についての特許IDが特許ID選択部83に表示される。
【0060】
リンクファイル設定部55は、リンクファイル表示部91、リンク設定ボタン92、リンク解除ボタン93及びリンクファイル起動ボタン94を有している。このリンクファイル設定部55は、リンクファイルを管理する場合に使用される。リンクファイル表示部91には、現項目のオブジェクトとリンク設定されたファイルが表示される。リンクファイル表示部91にてファイルを選択してリンクファイル起動ボタン94をクリックすると、選択されたファイルを読み出し、選択されたファイルを表示する。リンク設定ボタン92は、現項目のオブジェクトと関連するファイルとをリンク設定する場合に使用される。リンク解除ボタン93は、リンクファイル表示部91で選択したファイルについてのリンクを解除する場合に使用される。
【0061】
次に、上記のように構成されたシステムにおける処理手順を説明する。
各オブジェクトを登録する処理手順を図6に従って説明する。
図6において、まず、前記プロパティ設定画面50の読み出し指示を行う(S1−1)。すなわち、まず、ディスプレイ26上にツリー系統図40を表示するワークシートを表示させ、そのワークシート上のセルをカーソルコントロール28により選択し、操作パネル46の編集ボタン47をクリックする。これに対応して、プロセッサ22は、カーソルが所定の場所(セル)にあるかどうかを判断する(S1−2)。前記所定の場所(セル)とは、オブジェクトを設定可能なセルをいい、前述のオブジェクトを配置可能な列のセルであって、他のオブジェクトが設定されていないセルが該当する。そして、プロセッサ22は、カーソルがオブジェクトを設定可能なセル上にない場合(S1−2でNO)、処理を終了する。一方、カーソルがオブジェクトを設定可能なセル上にある場合(S1−2でYES)、プロセッサ22は、プロパティ設定画面50を表示するための情報をメインメモリ23から読み出し、ディスプレイ26上に図5に示すプロパティ設定画面50を表示させる(S1−3)。
【0062】
次に、プロセッサ22は、対象となるオブジェクトについて仮IDを割当てる仮ID割当て処理を行う(S1−4)。なお、プロセッサ22は、この仮ID割当て処理を、前記ID割当てプログラムに従って行う。図7は、仮IDの割当て処理の処理手順を示す。この仮IDの割当て処理では、IDが連続番号で付与されていて空きIDがない場合は、既に割当てられているIDのうち最大の数字の次の数字が仮IDとして割当てられる。一方、空きIDがある場合(オブジェクトが削除され、そのオブジェクトに付与されたIDが空きIDとなっている場合)、空きIDのうち、最も小さい数字が仮IDとして割当てられる。
【0063】
図7に示すように、プロセッサ22は、オブジェクト記憶部35において既に記憶され割当てられているオブジェクトの数(n)をカウントする(S2−1)。また、プロセッサ22は、外部記憶装置25の使用済みID記憶部36から使用済みID情報360を抽出して使用済みID数(m)をメインメモリ23に記憶させる。そして、プロセッサ22は、カウントしたオブジェクト数(n)と使用済みID数(m)とが一致するかどうかを判断する(S2−2)。一致する場合(S2−2でYES)、プロセッサ22は、n+1をそのオブジェクトの仮IDとして割当て(S2−3)、処理を終了する。なお、この場合、プロセッサ22は、割当てた仮ID(n+1)を使用済みのIDのうち最も数字の大きいIDとしてメインメモリ23に記憶した使用済みID数を更新する。一致しない場合(S2−2でYES)、プロセッサ22は、IDの空きを小さい値から順番に探して、最初に発見した空きIDをそのオブジェクトの仮IDとして割当て(S2−4)、処理を終了する。なお、割当てられた仮IDは、プロパティ設定画面50のID表示部61に表示される。
【0064】
そして、ユーザが現項目設定部51の項目名入力ボックス60にオブジェクト名を入力すると(S1−5でYES)、プロセッサ22は、前記割当てた仮IDを本IDとして、オブジェクト記憶部35にIDを登録する(S1−6)。このとき、プロセッサ22は、前記メインメモリ23に記憶した使用済みID数をID情報360として使用済みID記憶部36を更新する。前記項目名入力ボックス60にオブジェクト名が入力されていない場合は(S1−5でNO)、プロセッサ22は、項目名の入力を促す表示を行い、入力があった時点でオブジェクト記憶部35にIDを登録する。
【0065】
このようにしてIDが登録されたオブジェクトについては、さらに、プロパティを登録できる。つまり、ユーザは、プロパティ設定画面50の他の項目についての入力を行い(S1−7)、入力が完了すると、前記更新ボタン57をカーソルコントロール28等によりクリックする。入力が完了していない場合(S1−8でNO)、前記S1−4の他の項目の入力に戻る。前記更新ボタン57がクリックされると(S1−8でYES)、プロセッサ22は、プロパティをメインメモリ23に記録する(S1−9)。なお、プロセッサ22は、このプロパティの登録処理を前記プロパティ登録プログラムに従って行う。
【0066】
さらに、ユーザが、オブジェクト情報350の保存指示をキーボード27等により行うと(S1−10でYES)、プロセッサ22は、表計算ソフトのワークシート及びオブジェクト情報350を外部記憶装置25に保存する(S1−11)。保存指示を行わない場合(S1−10でNO)、プロセッサ22は、保存指示があるまで待機する。
【0067】
このようにして登録されたオブジェクトについては、さらにプロパティの更新登録を行うことができる。この場合、登録されたオブジェクトについてプロパティ設定画面50を表示させ、そのオブジェクトについて前記S1−7〜S1−10に従ってプロパティの更新登録を行う。
【0068】
次に、このようにして登録されたオブジェクトを他のオブジェクトと関連付けるための処理を図8のフローチャートに従って説明する。
図8に示すように、ユーザは、ディスプレイ26に表示されたツリー系統図40のワークシート上で、カーソルコントロール28により、オブジェクトを1つ選択し、操作パネル46のツリー作成ボタン48をクリックする(S3−1)。そして、ユーザは、続けてカーソルコントロール28により、ツリー系統図40のワークシート上で、もう一方のオブジェクトを選択し、選択完了操作(例えば、マウスによるダブルクリック)を実行する(S3−2)。プロセッサ22は、上記の操作で選択された2つのオブジェクトのIDが違うかどうかを判断する(S3−3)。
【0069】
2つのオブジェクトのIDが同じである場合には(S3−3でNO)、プロセッサ22は、エラーメッセージをディスプレイ26に表示させて、処理を終了する。一方、2つのオブジェクトのIDが異なる場合(S3−3でYES)、プロセッサ22は、2つのオブジェクトのIDについて、それらのオブジェクトが「−1」違う階層(1つ上の階層)か、あるいは、「+1」違う階層(1つ下の階層」のどちらかに該当するかどうかを判断する(S3−4)。どちらにも該当しない場合(S3−4でNO)、プロセッサ22は、エラーメッセージをディスプレイ26に表示させて、処理を終了する。上記内容に該当する場合(S3−4でYES)、プロセッサ22は、選択されたオブジェクトのプロパティ(オブジェクト記憶部35)のうちの上位ID、下位ID(オブジェクト情報350)についての情報を更新(この場合、追加)する。すなわち、選択されたオブジェクトについて、そのオブジェクト情報350の上位ID及び下位IDとして、入力された上位ID及び下位IDを設定し、メインメモリ23に記録する。さらに、入力された上位IDのオブジェクトについて、そのオブジェクト情報350の下位IDとして、選択されたオブジェクトのIDを設定し、メインメモリ23に記録する。また、入力された下位IDのオブジェクトについて、そのオブジェクト情報350の上位IDとして、選択されたオブジェクトのIDを設定し、メインメモリ23に記録する(S3−5)。そして、保存指示が行われると、プロセッサ22は、前記メインメモリ23に記録した、オブジェクトの関連付けに関する情報を外部記憶装置25のオブジェクト記憶部35に保存する。
【0070】
上記記憶操作に伴い、プロセッサ22は、ツリー系統図40を表示するワークシート上において、2つのオブジェクトをつなぐ罫線45を新たに自動的に作成する。
【0071】
次にグルーピングと評価入力についての処理手順を図9〜図11に従って説明する。ここでは、上位オブジェクトに関連付けられた下位オブジェクトについてグループ分けを行う。また、後述する条件に従って、各オブジェクトについて評価レベルを設定する。そして、プロセッサ22は、これらに従って、前記グループ分け及び前記評価レベルを示すツリー系統図を出力させる。ここで、下位オブジェクトについてグループ分けが行われ、評価条件としてグループ指定が行われている場合、そのグループに属するオブジェクトの評価レベルのうち、最も低い値が上位オブジェクトに反映されるようになっている。なお、この処理は、前記グループ処理プログラムに従って行われる。図9に示すワークシート上には、ツリー系統図100が表示されている。さらに、図9には、ツリー系統図100における「手段1:0002」のオブジェクトについてのプロパティ設定画面50が表示されている。
【0072】
図10に示すように、ユーザは、まず、ツリー系統図100を表示するワークシート上でオブジェクトを選択し、プロセッサ22は、その選択を受け入れる(S4−1)。ここでは、ユーザは、まず「手段1:0002」のオブジェクト101を選択し、操作パネル46(図9では図示しない)を用いて、そのオブジェクトについてプロパティ設定画面50を表示させる。
【0073】
ここで、プロセッサ22は、選択されたオブジェクトについて下位オブジェクトがあるかどうかを判断する(S4−2)。すなわち、プロセッサ22は、下位ID入力部70にIDが設定されているかどうかを判断する。ここでは、下位ID入力部70に「0007,0004,0005」がそれぞれ設定されている。従って、下位ID入力部70にIDが設定されている場合、すなわち、下位オブジェクトがある場合(S4−2でYES)、ユーザは、下位ID入力部70において下位IDを指定できる。プロセッサ22は、指定された下位IDを受け入れる(S4−3)。ここでは、ユーザは、下位ID入力部70において「0007」を選択し、プロセッサ22は、これを受け入れる。次に、ユーザが選択したIDのオブジェクトについてグループを指定すると、プロセッサ22は、これを受け入れる(S4−4)。ここでは、ユーザがAグループのグループ記号選択ボタン71をクリックすると、プロセッサ22は、グループ識別子として「A」を受け入れる。そして、プロセッサ22は、「0007」をAグループのグループ構成ID入力部76に設定する。グループ指定を行うすべての下位オブジェクトについて、グループ指定が終了していない場合(S4−5でNO)、前記S4−3,S4−4の処理を繰返す。ここでは、同様の操作により、「0005」がAグループ、「0004」がBグループに設定される。
【0074】
グループ指定が終了した場合(S4−5でYES)、グループ選択の処理に移行する。まず、ユーザは、A,B,C,Dグループについてのいずれかのグループ選択ラジオボタン74を選択することにより、グループ選択を行う。ここでは、ユーザは、Aグループのグループ選択ラジオボタン74を選択する。プロセッサ22は、グループ選択が行われているかどうかを判断する(S4−6)。グループ選択がされている場合(S4−6でYES)、プロセッサ22は、ユーザによって選択されたグループのグループ識別子選択されたグループのグループ識別子を評価条件入力ボックス64に設定する(S4−7)。ここでは、評価条件入力ボックス64に「A」が設定される。
【0075】
プロセッサ22は、前記選択グループの設定に従って、ツリー系統図100上の各下位オブジェクトから出ている横罫線を赤色に変更する(S4−8)。すなわち、Aグループにグループ分けされた「課題c:0007」及び「課題b:0005」のオブジェクト102,104の左側のセルの横罫線45aが赤色に変更される。
【0076】
続いて、プロセッサ22は、選択されたオブジェクトの各下位オブジェクトのグループ属性を記録する(S4−9)。すなわち、プロセッサ22は、選択されたオブジェクトについて、各下位オブジェクトのグループ属性としてのグループ識別子を下位IDと関連付けてオブジェクト記憶部35に記録する。また、プロセッサ22は、各下位オブジェクトについて、上位グループ属性を記録する(S4−10)。すなわち、プロセッサ22は、各下位オブジェクトについて、上位オブジェクトのグループ属性としてのグループ識別子を上位IDと関連付けて記録する。
【0077】
次に、プロセッサ22は、ディスプレイ26に表示されたワークシート上のツリー系統図100について、各下位オブジェクトの枠線の色をグループ別に色分けする(S4−11)。すなわち、A,B,C,Dグループについて、枠線の色を、各々、紫色、緑色、茶色、桃色に色分けする。ここでは、Aグループにグループ分けされた「課題c:0007」、「課題b:0005」のオブジェクト102,104の枠線が紫色で表示され、Bグループにグループ分けされた「課題a:0004」のオブジェクト103の枠線が緑色で表示される。
【0078】
次に、ユーザは、評価レベルの手動入力を行うかどうかを決め、評価レベルを手動入力すると決めた場合には、評価点入力ボックス62に評価レベルを手動入力する。評価レベルの入力(評価点入力ボックス62への手動入力)は、前述のように、下位IDがあり、評価条件が設定されている場合は、行えないようになっている。ここでは、下位ID「0007」、「0004」、「0005」が存在し、そのうち、「0007」及び「0005」がAグループにグループ分けされており、Aグループについてグループ選択ラジオボタン74がチェックされている。すなわち、ここでは、下位IDがあり、評価条件が設定されているため、評価レベルの入力は行えない。この場合、下位オブジェクトについて設定された評価レベルが反映されるようになっている。なお、この段階では、下位オブジェクトについては、評価レベルは設定されていないものとする。
【0079】
プロセッサ22は、評価点入力ボックス62に評価レベルが手動入力されていないかどうかを判断する(S4−12)。ここでは、前述のように、評価点入力ボックス62に評価レベルが手動入力されていないため(S4−12でYES)、プロセッサ22は、選択されたオブジェクトに上位オブジェクトが存在するかどうかを判断する(S4−17)。そして、選択されたオブジェクトに上位オブジェクトが存在する場合(S4−17でYES)、選択されたオブジェクトの評価レベルを反映して、ツリー系統図100上の上位オブジェクトのセルの色を再評価し(S4−18)、処理を終了する。ここでは、選択されたオブジェクトの評価レベルは、「0」(未評価)である。なお、評価レベルが「0」(未評価)の場合、ツリー系統図100上では、オブジェクトを示すセルが白色で表示されるようになっている。このため、ツリー系統図100において、選択されたオブジェクト101のセルは、白色で表示される。そして、上位オブジェクトのセルの色を再評価により、その上位オブジェクトである「課題1:0001」のオブジェクト105のセルも、白色で表示される。一方、選択されたオブジェクトに上位オブジェクトが存在しない場合(S4−17でNO)、処理を終了する。
【0080】
次に、ユーザは、「課題c:0007」のオブジェクト102を選択し、プロセッサ22は、その選択を受け入れる(S4−1)。そして、ユーザは、操作パネル46(図9では図示しない)を用いて、そのオブジェクトについてプロパティ設定画面50を表示させる。
【0081】
ところで、この「課題c:0007」のオブジェクト102には下位オブジェクトが存在しないため(S4−2でNO)、ユーザは、その選択したオブジェクトについて評価レベルを入力するかどうかを決める。ユーザが入力すると決めた場合、評価点入力ボックス62に評価レベルを入力する。ここでは、評価点入力ボタン63をクリックして評価点入力ボックス62で「3」(問題なし)を入力する。
【0082】
そして、プロセッサ22は、評価点入力ボックス62に評価レベルが手動入力されているかどうかを判断する(S4−13)。評価レベルが手動入力されていない場合(S4−13でNO)、プロセッサ22は、処理を終了する。ここでは、評価レベルが手動入力入力されているので(S4−13でNO)、プロセッサ22は、入力された評価レベルを受け入れ(S4−14)、その評価レベルをオブジェクト記憶部35に記録する(S4−15)。これにより、IDが「0007」のオブジェクト情報350の評価レベルとして「3」(問題なし)が設定される。
【0083】
そして、プロセッサ22は、ツリー系統図100上のオブジェクトのセルについて評価レベルに応じて色分けを行う(S4−16)。すなわち、プロセッサ22は、オブジェクト記憶部35の評価レベルの設定に基づいて、オブジェクトのセルを色分けする。各オブジェクトのセルは、評価レベル「0」(未評価)、「1」(非常に問題)、「2」(問題)、「3」(問題なし)について、それぞれ、白色、薄紫色、黄色、緑色で表示されるようになっている。つまり、評価レベル「3」(問題なし)が設定されている「課題c:0007」のオブジェクト102のセルは緑色で表示される。
【0084】
次に、プロセッサ22は、選択された「課題c:0007」のオブジェクト102に上位オブジェクトが存在するか、すなわち、IDが「0007」のオブジェクト情報350に上位IDが設定されているかを判断する(S4−17)。IDが「0007」のオブジェクト情報350には、上位IDとして「0002」が設定されており、上位オブジェクトが存在するため(S4−17でYES)、プロセッサ22は、上位オブジェクトのセルの色を再評価し(S4−18)、処理を終了する。すなわち、プロセッサ22は、上位オブジェクトであるIDが「0002」のオブジェクト情報350に設定されている下位ID、下位IDに関連付けて記憶されたグループ識別子及び評価条件に基づいて、選択されたグループの下位オブジェクトを判断する。ここでは、Aグループが選択されており(評価条件「A」)、Aグループに属する下位オブジェクトのIDは、「0007」及び「0005」である。そして、プロセッサ22は、選択されたグループの下位オブジェクトの評価レベルのうち、最も低い評価レベルを反映して、「手段1:0002」のオブジェクト101のセルの色を設定する。
【0085】
ここでは、IDが「0007」のオブジェクトの評価レベルは、「3」(問題なし)であり、「課題c:0007」のオブジェクト102のセルは緑色で表示されている。一方、IDが「0005」のオブジェクトの評価レベルは、「0」(未評価)であり、「課題c:0005」のオブジェクト102のセルは白色で表示されている。このため、プロセッサ22は、選択されたAグループの下位オブジェクトの評価レベルのうち、最も低い評価レベルである「0」(未評価)に対応する白色で「手段1:0002」のオブジェクト101のセルを表示させる。
【0086】
次に、ユーザは、「課題b:0005」のオブジェクト104を選択する。そして、プロセッサ22は、「課題c:0007」のオブジェクト102が選択された場合と同様の処理を行う。なお、ここで、ユーザは、評価点入力ボックス62で「1」(非常に問題)を入力する。プロセッサ22は、これを受け入れ(S4−14)、入力された評価点をオブジェクト記憶部35に記録する(S4−15)。すなわち、IDが「0005」のオブジェクト情報350の評価レベルとして「1」(非常に問題)が設定される。そして、プロセッサ22は、ツリー系統図100上のオブジェクトのセルについて評価レベルに応じて色分けを行う(S4−16)。ここで、評価レベル「1」(非常に問題)が設定されている「課題b:0005」のオブジェクト104のセルは薄紫色で表示される。
【0087】
ここで、IDが「0005」のオブジェクト情報350に、上位ID「0002」が設定されているため(S4−17でYES)、プロセッサ22は、上位オブジェクトのセルの色を再評価する(S4−18)。ここでは、IDが「0002」のオブジェクトについては、Aグループが選択されており、Aグループに属する下位オブジェクトのIDは、「0007」及び「0005」である。そして、IDが「0007」のオブジェクトの評価レベルは、「3」(問題なし)であり、「課題c:0007」のオブジェクト102のセルは緑色で表示されている。一方、IDが「0005」のオブジェクトの評価レベルは、「1」(非常に問題)であり、「課題c:0005」のオブジェクト102のセルは薄紫色で表示されている。このため、プロセッサ22は、選択されたAグループの下位オブジェクトの評価レベルのうち、最も低い評価レベルである「1」(非常に問題)に対応する薄紫色で「手段1:0002」のオブジェクト101のセルを表示させる。
【0088】
なお、前述の「手段1:0002」のオブジェクト101を選択した場合の処理において、グループ選択ラジオボタン74を選択しない場合は、評価条件入力ボックス64に評価条件が設定されない。前述のように、評価条件が設定されていない場合は、評価点入力ボックス62に評価点を手動入力をすることができ、ユーザは、評価点を手動入力する。
【0089】
この場合、プロセッサ22は、評価点入力ボックス62に評価レベルが手動入力されていないかどうかを判断する(S4−12)。そして、評価点入力ボックス62に評価レベルが手動入力されているので(S4−12でNO)、プロセッサ22は、入力された評価レベルを受け入れ(S4−14)、その評価レベルをオブジェクト記憶部35に記録する(S4−15)。そして、プロセッサ22は、ツリー系統図100上のオブジェクトのセルについて評価レベルに応じて色分けを行い(S4−16)、前述のように、S4−17及びS4−18に従って処理を行う。
【0090】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、上位オブジェクトに対する複数の下位オブジェクトを複数のグループにグループ分けし、そのグループ分けに従ってオブジェクトのセルの枠線の色を色分けしてツリー系統図100を出力する。これにより、ツリー系統図100において容易にグループ分けを確認できる。
【0091】
・ 上記実施形態では、選択されたグループを赤色の横罫線45aによって示す。これにより、ツリー系統図100において容易に選択されたグループを確認できる。
【0092】
・ 上記実施形態では、評価レベルに従ってオブジェクトのセルを色分けしてツリー系統図100を出力する。これにより、ツリー系統図100において容易にオブジェクトの評価レベルを確認できる。
【0093】
・ 上記実施形態では、選択した下位のグループに属するオブジェクトのうち最も低い評価レベルのオブジェクトの評価レベルを上位のオブジェクトの評価レベルに反映させてツリー系統図100を出力する。このため、いくつかの達成手段からなる異なるグループにより、課題を解決できる場合に、選択したグループに属する達成手段の評価レベルのうち最も低い評価レベルを課題の評価レベルとして表示できる。これにより、ツリー系統図100上の課題についてのオブジェクトのセルの色に基づいて、その課題を解決するための解決手段のグループを選択できる。
【0094】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・ 上記実施形態では、ツリー系統図100上のオブジェクトのグループ分けをセルの枠線の色によって示したが、グループ分けの表示方法はこれに限られない。例えば、罫線の色、罫線の太さ、枠線の太さ、文字の大きさ、文字のフォントの種類、文字の色、セルの色によってグループ分けを示してもよい。
【0095】
・ 上記実施形態では、選択されたグループは、ツリー系統図100において罫線45の色によって示したが、選択されたグループの示し方はこれに限られない。例えば、罫線の太さ、枠線の色、枠線の太さ、文字の大きさ、文字のフォントの種類、文字の色、セルの色によって選択されたグループを示してもよい。
【0096】
・ 上記実施形態では、ツリー系統図40,100を表計算ソフトのワークシート上に表示した。これに代えて、ツリー系統図40,100は、行と列で構成される表を有さない、他のソフトウェアを用いて表示させてもよい。この場合、上記実施形態においてセルを指定してプロパティ設定画面50においてプロパティの設定を行ったのに代えて、オブジェクトを表示させる位置を設定して同様にプロパティの設定を行ってもよい。また、設定された上位ID及び下位IDに基づくオブジェクトの関連付けに基づいて、ツリー系統図におけるオブジェクトの配置位置を自動で設定してもよい。
【0097】
・ 上記実施形態では、課題−達成手段の関連付けをツリー系統図により表現したが、本発明におけるツリー系統図により表現するオブジェクトの関係は、これに限られない。ツリー系統図を用いて表現できるオブジェクトの関係であれば、どのような対象であっても、本発明によりツリー系統図を出力してもよい。本発明におけるツリー系統図は、例えば、機能展開、機構展開、プログラム処理、組織図等に応用してもよい。
【0098】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、利用価値の高いツリー系統図を出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のシステム概略図。
【図2】 オブジェクト記憶部に記録されたデータの説明図。
【図3】 使用済みID記憶部に記録されたデータの説明図。
【図4】 課題−解決手段についてのツリー系統図の説明図。
【図5】 プロパティ入力画面の説明図。
【図6】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【図7】 ID割当て処理の処理手順の説明図。
【図8】 オブジェクトの関連付け処理の処理手順の説明図。
【図9】 グルーピング操作における表示画面の説明図。
【図10】 グルーピングと評価入力の処理手順の説明図。
【図11】 グルーピングと評価入力の処理手順の説明図。
【符号の説明】
20…コンピュータシステム、22…プロセッサ、23…メインメモリ、25…外部記憶装置、35…第1の記憶手段、第2の記憶手段及び評価レベル記憶手段としてのオブジェクト記憶部。
Claims (2)
- 複数のオブジェクトを関連付けてツリー系統図として出力するツリー系統図出力方法において、
コンピュータが、
オブジェクト毎に前記各オブジェクト固有の識別子を第1の記憶手段に記憶する第1の記憶段階と、
前記複数のオブジェクトのうち、1つのオブジェクトに付与された識別子を上位オブジェクトの識別子として、複数のオブジェクトに付与された識別子を下位オブジェクトの識別子として、前記上位オブジェクトと前記下位オブジェクトとを関連付けて第2の記憶手段に記憶する第2の記憶段階と、
入力操作に従って、前記下位オブジェクトそれぞれの評価レベルを評価レベル記憶手段に記憶する評価レベル記憶段階と、
入力操作に従って、前記複数の下位オブジェクトを複数のグループにグループ分けするグループ分け段階と、
前記複数のグループのうち、いずれかのグループを選択する選択段階と、
前記選択段階にて選択されたグループが複数の下位オブジェクトで構成されている場合は、前記複数の下位オブジェクトの評価レベルのうち、最も低い評価レベルを選択し、当該最も低い評価レベルを前記下位オブジェクトの上位オブジェクトのレベルに設定する設定段階と、
前記第2の記憶手段に記憶された関連付けに従って、前記ツリー系統図を出力する出力段階とを備え、
前記ツリー系統図において、前記選択されたグループの下位オブジェクトと上位オブジェクトとのリンクに他と識別可能な色を付与し、前記評価レベルに基づいて上位オブジェクト及び下位オブジェクトに色を付与する
ことを特徴とするツリー系統図出力方法。 - 複数のオブジェクトを関連付けてツリー系統図として出力するために、
コンピュータを、
オブジェクト毎に前記各オブジェクト固有の識別子を記憶する第1の記憶手段、
前記複数のオブジェクトのうち、1つのオブジェクトに付与された識別子を上位オブジェクトの識別子として、複数のオブジェクトに付与された識別子を下位オブジェクトの識別子として、前記上位オブジェクトと前記下位オブジェクトとを関連付けて記憶する第2の記憶手段、
入力操作に従って、前記下位オブジェクトそれぞれの評価レベルを記憶する評価レベル記憶手段、
入力操作に従って、前記複数の下位オブジェクトを複数のグループにグループ分けするグループ分け手段、
前記複数のグループのうち、いずれかのグループを選択する選択手段、
前記選択段階にて選択されたグループが複数の下位オブジェクトで構成されている場合は、前記複数の下位オブジェクトの評価レベルのうち、最も低い評価レベルを選択し、当該最も低い評価レベルを前記下位オブジェクトの上位オブジェクトのレベルに設定する設定手段、
前記第2の記憶手段に記憶された関連付けに従って、前記ツリー系統図を出力する出力手段として機能させ、
前記ツリー系統図において、前記選択されたグループの下位オブジェクトと上位オブジェクトとのリンクに他と識別可能な色を付与し、前記評価レベルに基づいて上位オブジェクト及び下位オブジェクトに色を付与する
ことを特徴とするツリー系統図出力プログラム。
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