JP2003091547A - ツリー系統図出力方法及びツリー系統図出力プログラム - Google Patents

ツリー系統図出力方法及びツリー系統図出力プログラム

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JP2003091547A
JP2003091547A JP2001282411A JP2001282411A JP2003091547A JP 2003091547 A JP2003091547 A JP 2003091547A JP 2001282411 A JP2001282411 A JP 2001282411A JP 2001282411 A JP2001282411 A JP 2001282411A JP 2003091547 A JP2003091547 A JP 2003091547A
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Hiroyuki Okamoto
弘之 岡本
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 以前に作成したツリー系統図を再利用できる
ツリー系統図を出力できるツリー系統図出力方法及びツ
リー系統図出力プログラムを提供する。 【解決手段】 プロセッサ22は、オブジェクト毎に各
オブジェクト固有のIDを付与する。そして、上位ID
及び下位IDをプロパティとして設定することにより、
そのオブジェクトに対する上位オブジェクト及び下位オ
ブジェクトをそのオブジェクトに関連付ける。そして、
その関連付けに従ってツリー系統図をワークシート上に
出力する。プロセッサ22は、第1のシート上のツリー
系統図において選択された少なくとも1つのオブジェク
トを第2のシートに貼り付ける。この第2のシートは、
前記第1のシートと同一のシートでも他のシートでもよ
い。前記オブジェクトを貼り付ける際に、プロセッサ2
2は、貼り付けられるオブジェクトについて、第2のシ
ートにおいてそのオブジェクトに固有のIDを付与す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ上
で、関連付けられた複数のオブジェクトについて、その
関連付けをツリー系統図により表現するための方法及び
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】製品の開発、設計プロセス等において、
その商品の開発、設計に当たり解決しなければならない
技術課題とその課題の解決手段との関連付けを、ツリー
系統図で表現する手法が知られている。そして、このツ
リー系統図を用いて、開発者や設計者が取り組んでいか
なければならない項目を整理し、開発、設計プロセスの
効率化が図られている。
【0003】従来は、このツリー系統図は、開発者や設
計者が表計算ソフトや文書作成ソフトをワープロベース
で使用することにより作成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ツリー系統図
の作成を表計算ソフトや文書作成ソフトをワープロベー
スで使用することにより作成していたのでは、時間がか
かるだけでなく、作成したツリー系統図に修正や追加等
の更新が必要になった場合に、更新が難しいという問題
があった。さらに、新しい開発、設計プロセスに取り組
む場合に、以前に作成したツリー系統図を活用して、新
しい開発、設計プロセス用にツリー系統図を作成しよう
としても、以前に作成したツリー系統図を再利用するこ
とが難しいという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、以前に作成したツリー
系統図を再利用できるツリー系統図を出力できるツリー
系統図出力方法及びツリー系統図出力プログラムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、複数のオブジェクトを
関連付けてツリー系統図として出力するツリー系統図出
力方法において、コンピュータが、第1のシートに記述
された複数のオブジェクトの各オブジェクト毎に、前記
各オブジェクト固有の識別子を第1の記憶手段に記憶す
る第1の記憶段階と、前記第1のシートに記述された複
数のオブジェクトの中から少なくとも1つのオブジェク
トを選択する選択段階と、前記選択段階にて選択された
オブジェクトを第2のシートに貼り付ける貼り付け段階
と、前記貼り付け段階にて貼り付けられるオブジェクト
の識別子を前記第1の記憶手段に記憶された識別子から
第2の識別子に変更する変更段階とを備えたことを要旨
とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のツリー系統図出力方法において、前記変更段階は、前
記貼り付け段階にてオブジェクトが貼り付けられる前
に、前記第2のシートのオブジェクト用に付与された識
別子を第2の記憶手段に記憶する第2の記憶段階と、前
記貼り付け段階にて貼り付けられるオブジェクトに対し
て前記第2の記憶手段に記憶された識別子以外の識別子
を付与する付与段階とを備えたことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のツリー系統図出力方法において、前記変更段階は、前
記第2のシートに貼り付けられたオブジェクトの数をカ
ウントする第1のカウント段階と、前記第2の記憶手段
に記憶された識別子の数をカウントする第2のカウント
段階と、前記第1のカウント段階にてカウントされたカ
ウント数と前記第2のカウント段階にてカウントされた
カウント数とが一致する場合は、前記第2の記憶手段に
記憶された識別子をインクリメントして識別子を付与す
る付与段階とをさらに備えたことを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、複数のオブジェ
クトを関連付けてツリー系統図として出力するために、
コンピュータを、第1のシートに記述された複数のオブ
ジェクトの各オブジェクト毎に、前記各オブジェクト固
有の識別子を記憶する第1の記憶手段、前記第1のシー
トに記述された複数のオブジェクトの中から少なくとも
1つのオブジェクトを選択する選択手段、前記選択手段
にて選択されたオブジェクトを第2のシートに貼り付け
る貼り付け手段、及び、前記貼り付け手段により貼り付
けられるオブジェクトの識別子を前記第1の記憶手段に
記憶された識別子から第2の識別子に変更する変更手段
として機能させることを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のツリー系統図出力プログラムにおいて、前記変更手段
を、前記貼り付け手段でオブジェクトが貼り付けられる
前に、前記第2のシートのオブジェクト用に付与された
識別子を記憶する第2の記憶手段、及び、前記貼り付け
手段で貼り付けられるオブジェクトに対して前記第2の
記憶手段に記憶された識別子以外の識別子を付与する付
与手段として機能させることを要旨とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のツリー系統図出力プログラムにおいて、前記変更手段
を、前記第2のシートに貼り付けられたオブジェクトの
数をカウントする第1のカウント手段、前記第2の記憶
手段に記憶された識別子の数をカウントする第2のカウ
ント手段、及び、前記第1のカウント手段でカウントさ
れたカウント数と前記第2のカウント手段でカウントさ
れたカウント数とが一致する場合は、前記第2の記憶手
段に記憶された識別子をインクリメントして識別子を付
与する付与手段として機能させることを要旨とする。
【0012】(作用)請求項1又は4に記載の発明によ
れば、第1のシートに記述された複数のオブジェクトを
第2のシートに貼り付け、貼り付けられる各オブジェク
トの識別子を第2の識別子に変更できる。
【0013】請求項2又は5に記載の発明によれば、第
2のシートに貼り付けるオブジェクトの識別子は、第1
のシートで選択したオブジェクトの識別子とは異なる識
別子とすることができる。
【0014】請求項3又は6に記載の発明によれば、第
2のシートに貼り付けられたオブジェクトの数と第2の
記憶手段に記憶された識別子の数とが一致する場合、第
2の記憶手段に記憶された識別子をインクリメントして
識別子を付与する。これにより、第2のシートに貼り付
けられたオブジェクトの識別子を連続番号で付与するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図12に従って説明する。本実施形態で
は、課題とそれに対応した達成手段をツリー系統図を用
いて表現する。
【0016】まず、本発明を具体化した一実施形態を実
施するコンピュータシステムのシステム構成を図1に従
って説明する。コンピュータシステム20は、プロセッ
サ22、メインメモリ23、ROM(read only memor
y)24、外部記憶装置25及び通信インターフェース
29を備えており、これらは、バス21を介して互いに
接続されている。また、コンピュータシステム20のバ
ス21は、ディスプレイ26、キーボード27及びカー
ソルコントロール28と接続されている。さらに、通信
インターフェース29は、ネットワークリンク30を介
してLAN31に接続されている。このLAN31は、
サーバ32に接続されている。また、LAN31は、I
Pネットワーク33に接続されている。
【0017】前記プロセッサ22は、メインメモリ23
に記憶された命令の実行等の処理を行う。前記メインメ
モリ23は、RAM(random access memory)、又は、
他のダイナミック・ストレイジ・デバイス(例えば、D
RAM(dynamic RAM )、SRAM(static RAM)、S
DRAM(synchronous DRAM)、フラッシュRAM(fl
ash RAM ))である。このメインメモリ23は、情報や
プロセッサ22によって実行される命令を記憶する。ま
た、このメインメモリ23は、一時的な変数及びプロセ
ッサ22によって実行される命令の実行における他の中
間情報を記憶するためにも用いられる。
【0018】前記ROM24は、静的な情報やプロセッ
サ22によって実行される命令を記憶する。このROM
24は、他のスタティック・ストレイジ・デバイス(例
えば、PROM(programmable ROM)、EPROM(er
asable PROM)、EEPROM(electrically erasable
PROM))であってもよい。
【0019】前記外部記憶装置25は、磁気ディスク又
は光ディスクであって、情報や命令を記憶する。さら
に、特別な目的の論理装置や修正・再利用が可能な論理
装置が、コンピュータシステム20に備えられていても
よい。前記特別な目的の論理装置は、例えば、ASIC
s(application specific integrated circuits)であ
ってもよい。前記修正・再利用が可能な論理装置は、例
えば、GAL(generic array of logic)又は再プログ
ラミングが可能なFPGAs(field programmable gat
e arrays)であってもよい。
【0020】また、他の移動可能な媒体(例えば、コン
パクトディスク、テープ及び移動可能な光磁気媒体)、
固定された高密度媒体、コンパクト・ディスク・リーダ
ー、コンパクト・ディスク・リーダー・ライター、又
は、コンパクト・ディスク・ジューク・ボックス(すべ
て図示せず)がコンピュータシステム20に備えられて
いてもよい。これらは、それぞれ妥当なバス(例えば、
SCSI(small computer system interface )バス、
拡張IDE(integrated device electronics )バス、
又は、DMA(ultra-direct memory access)バス)を
使用することになる。
【0021】前記ディスプレイ26は、ユーザに対して
情報を表示するためのものであって、例えば、CRT
(cathode ray tube)である。このディスプレイ26
は、グラフィックスカードによって制御されてもよい。
【0022】前記キーボード27は、コマンド等の入力
を行うための入力装置である。前記カーソルコントロー
ル28は、方向情報及びコマンド選択をプロセッサ22
に伝達し、ディスプレイ26上でのカーソルの移動を制
御するためのものであって、例えば、マウス、トラック
ボール又はカーソルディレクションキーである。
【0023】さらに、コンピュータシステム20は、プ
リンタ(図示せず)を接続していてもよい。このプリン
タは、コンピュータシステム20によって記憶されるデ
ータや生成されるデータを印刷してもよい。
【0024】コンピュータシステム20は、プロセッサ
22がメインメモリ23や外部記憶装置25に記憶され
た命令を実行するのに従って、本発明の処理のステップ
の一部又は全部を実行する。外部記憶装置25のような
他のコンピュータが読み取り可能な媒体に記憶された命
令は、メインメモリ23に読み込まれてもよい。また、
前記命令は、マルチプロセッシングにより実行されても
よい。
【0025】また、本発明を具体化するために、前記命
令(ソフトウェアの命令)に代えて、又は、前記命令
(ソフトウェアの命令)とともに、ハードウェアの電気
回路の構成を用いてもよい。
【0026】前述のように、コンピュータシステム20
は、少なくとも1つのコンピュータが読み取り可能な媒
体又はメモリを備えている。これらは、本発明に関する
処理を実行するために用いられ、データ構造、テーブ
ル、レコード又は下記に記す他のデータを含む命令を記
憶している。本発明は、コンピュータシステム20を制
御するため、本発明を実施する1又は複数の装置を駆動
させるため、及び、コンピュータシステム20がユーザ
と対話できるようにするためのソフトウェアを含んでい
る。これらのソフトウェアは、1又は複数の、コンピュ
ータが読み取り可能な媒体に記憶されている。上記ソフ
トウェアは、ドライバ、オペレーティングシステム、開
発ツール及びアプリケーションソフトウェアを含んでい
てもよいが、これに限定されない。上記コンピュータが
読み取り可能な記憶媒体は、さらに、本発明の実施にお
いて実行される処理の全部又は一部(処理が分散してい
る場合)を実行するためのプログラムを記憶している。
【0027】本発明の実施において使用されるコンピュ
ータコードは、スクリプト言語等、どのようなプログラ
ミング言語によるものであってもよい。これらは、スク
リプト、インタープリタ、ダイナミックリンクライブラ
リ、Java(登録商標)クラス、及び、より機械語に
近いプログラミング言語によるものを含んでいてもよい
が、これに限定されない。さらに、本発明の処理は、分
散して行われてもよい。
【0028】前記コンピュータが読み取り可能な媒体
は、プロセッサ22に提供する命令やデータを提供する
いかなる媒体であってもよい。前記コンピュータが読み
取り可能な媒体は、不揮発性の媒体、揮発性の媒体及び
転送媒体を含んでいてもよいが、これに限定されない。
前記不揮発性の媒体は、例えば、外部記憶装置25のよ
うな光ディスク、磁気ディスク、及び、光磁気ディスク
を含む。前記揮発性の媒体は、メインメモリ23のよう
な、ダイナミックメモリを含む。前記転送媒体は、同軸
ケーブル、銅線、及び、バス21を構成するワイヤーを
含む光ファイバーを含む。また、前記転送媒体は、電波
及び赤外線データ通信において生成される音波又は光波
であってもよい。
【0029】前記コンピュータが読み取り可能な媒体
は、例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標、
以下同じ)ディスク、テープ、光磁気ディスク、PRO
M(EPROM、EEPROM、フラッシュEPRO
M)、DRAM、SRAM、SDRAM、又は、その他
の磁気媒体、コンパクトディスク(例えば、CD−RO
M)又はその他の光媒体、パンチカード、紙テープ又は
穴パターンを有するその他の物理媒体、搬送波、又は、
コンピュータが読み取り可能な他の媒体含む。
【0030】前記コンピュータが読み取り可能な媒体
は、プロセッサ22による命令の実行に用いられてもよ
い。例えば、最初は、リモートコンピュータの磁気ディ
スクで命令が実行されてもよい。このリモートコンピュ
ータは、本発明の全部又は一部をリモート環境で実行す
るために、命令をダイナミックメモリにロードし、モデ
ムを用いた電話回線を介して命令を送信してもよい。
【0031】また、コンピュータシステム20は、モデ
ム及び赤外線検出器(ともに図示せず)を備えていても
よい。前記モデムは、電話回線によりデータを送受信し
てもよく、データを赤外線信号に変換するために、赤外
線転送装置を用いてもよい。前記赤外線検出器は、バス
21に接続され、赤外線信号にて転送されるデータを受
信し、そのデータをバス21に出力する。
【0032】また、メインメモリ23が受信した命令
は、任意に、プロセッサ22による実行の前又は後で外
部記憶装置25に記憶されてもよい。前記通信インター
フェース29は、ローカルネットワーク(例えば、LA
N31)に接続されたネットワークリンク30を介して
双方向データ通信を提供する。例えば、通信インターフ
ェース29は、ネットワークインターフェースカードで
あってもよい。この通信インターフェース29は、ま
た、ADSL(asymmetrical digital subscriber lin
e)カード、ISDN(integrated services digital n
etwork )カード、又は、電話回線の通信の種類に対し
てデータ通信接続を提供するモデムであってもよい。さ
らに、通信インターフェース29は、ワイヤレスリンク
により実施されてもよく、この場合、通信インターフェ
ース29は、電気信号、電磁気信号又は光信号を送受信
する。
【0033】前記ネットワークリンク30は、ネットワ
ークを介して、他のデータ装置に対するデータ通信を提
供する。例えば、通信インターフェース29は、ネット
ワークリンク30及びLAN31を介してサーバ32又
はサービスプロバイダによって運営されるデータ装置に
接続される。なお、前記サービスプロバイダは、IP
(Internet Protocol )ネットワーク33(例えば、イ
ンターネット)を介してデータ通信サービスを提供する
ものである。
【0034】前記LAN31及び前記IPネットワーク
33は、ともにデジタルデータストリームを伝送する電
気信号、電磁気信号又は光信号を用いる。種々のネット
ワークを介する信号、ネットワークリンク30上の信
号、及び、通信インターフェース29を介する信号は、
情報を伝送する搬送波の典型的な形態をとる。コンピュ
ータシステム20は、前記ネットワーク、ネットワーク
リンク30及び通信インターフェース29を介して、通
信相手との間でデータの送受信をすることができる。
【0035】前記サーバ32には、グループウェア(例
えば、Notes(米国Lotus Development 社の登録商
標))が接続されている。このグループウェアは、個人
だけでなく複数の構成員からなるグループ全体の生産性
を向上させるツールであり、このグループウェアは「複
数のメンバーからなるグループで使われることを前提と
してデザインされた、グループの生産性を高めることを
目的としたコンピュータシステム」と定義される。
【0036】このグループウェアは、グループウェアが
使用を許可された社内外の者のアドレスを管理するアド
レス帳を有しており、このアドレス帳から所望のアドレ
スを選択することにより、電子メールをこの選択したア
ドレス先に送信することができる。さらに、様々な情報
を記憶したデータベースをこのグループウェア上で管理
することもできる。例えば、電子メールを送信する際、
任意のデータベースとのリンクをつけることができた
り、データベースを掲示板として様々な情報を伝達した
りすることができる。
【0037】さらにこのサーバ32には、特許情報検索
システムが接続されている。この特許情報検索システム
は、特許等出願された案件について、出願日、優先権主
張日、公報日(公開日、公告日、登録日等)、出願人、
出願番号、公開番号、登録番号、国際特許分類、キーワ
ード等で、所望の特許公報が検索できるようになってい
る。
【0038】次に、上記のように構成されたコンピュー
タシステムにおいて、本発明を具体化するために備えら
れた機能を説明する。プロセッサ22は、各種プログラ
ムの実行、後述するデータの管理、送受信等の制御を行
う。プロセッサ22は、本実施形態では、選択手段、変
更手段、付与手段、第1のカウント手段、第2のカウン
ト手段及びインクリメント識別子付与手段を構成してい
る。ここで、メインメモリ23には、オブジェクト再利
用時ID割当てプログラム、カット処理プログラム等が
記憶されている。上記各プログラムを実行することによ
り、プロセッサ22は、上記各手段として機能する。メ
インメモリ23には、さらに、プロパティ登録プログラ
ム、ID割当てプログラム、関連付けプログラム等が記
憶されている。例えば、プロパティ登録プログラムは、
オブジェクトのプロパティを登録するプログラムであ
る。ID割当てプログラムは、オブジェクトにIDを割
当てるプログラムである。関連付けプログラムは、上位
オブジェクトと下位オブジェクトとを関連付けるプログ
ラムである。オブジェクト再利用時ID割当てプログラ
ムは、ツリー系統図の一部をコピー・ペーストする際
に、貼り付けられる新たなオブジェクトにIDを割当て
るプログラムである。カット処理プログラムは、オブジ
ェクトをカットした際に、カットしたツリー系統図の一
部を他のワークシートに移動するプログラムである。
【0039】前記外部記憶装置25は、図4に示すツリ
ー系統図40を表示するための表計算ソフトのワークシ
ートを記憶する。この表計算ソフトのワークシートは、
行と列で構成される表により構成されている。この表の
一つ一つのます目(セル)は、行と列により特定され
る。なお、ツリー系統図40を表示するワークシートに
おいては、オブジェクトを配置可能なセルが、列によ
り、予め設定されている。すなわち、図4に示すワーク
シートにおいては、1列目、4列目、7列目及び10列
目(重要技術課題41、達成手段42、個別技術課題4
3及び達成手段44が配置されている列)に含まれるセ
ルが、オブジェクトを配置可能に設定されている。な
お、前記オブジェクトを配置可能なセル以外のセルに
は、オブジェクトの関連付けを示すための罫線45が表
示されるようになっている。
【0040】各オブジェクトには、オブジェクト毎に、
プロセッサ22がオブジェクトを識別するための識別子
としてのIDが割当てられている。そして、ツリー系統
図40を表示するワークシート上では、各オブジェクト
を表示するセルには、オブジェクト名及びIDが表示さ
れるようになっている。各オブジェクトには、プロパテ
ィを設定できるようになっている。このプロパティは、
オブジェクトのIDにより特定される。そして、このプ
ロパティは、外部記憶装置25のオブジェクト記憶部3
5に記憶される。
【0041】オブジェクト記憶部35は、図2に示すよ
うに、オブジェクト情報350をID毎に記憶する。オ
ブジェクト情報350は、識別子としてのID、及び、
オブジェクト名、評価レベル、評価条件、上位ID、下
位ID、グループ識別子、関連特許情報及びリンク設定
情報からなるプロパティにより構成される。 前記オブ
ジェクト記憶部35は、前記IDを記憶することによ
り、第1の記憶手段及び第2の記憶手段を構成してい
る。
【0042】前記オブジェクト名は、ユーザが使用する
オブジェクトの識別名称である。評価レベルは、オブジ
ェクトの内容に対する評価点(0〜3)で示す。評価条
件は、下位オブジェクトの評価をそのオブジェクトの評
価として用いる場合に使用される。上位IDは、そのオ
ブジェクトに関連付けられた、1階層上位のオブジェク
トのIDである。下位IDは、そのオブジェクトに関連
付けられた1階層下位のオブジェクトのIDである。グ
ループ識別子は、そのオブジェクトの下位のオブジェク
トをグループ分けするものであり、本実施形態では、グ
ループは、A,B,C,Dに分けられる。関連特許情報
は、関連する特許に関する情報である。リンク設定情報
は、外部のデータベースに記憶された関連する情報の存
在場所を示す。オブジェクト名、評価レベル、評価条
件、上位ID、下位ID、グループ識別子、関連特許情
報及びリンク設定情報は、前記ディスプレイ26に表示
される図5に示すプロパティ設定画面50において、ユ
ーザにより、キーボード27等を用いて入力され設定さ
れる。
【0043】また、外部記憶装置25は、使用済みID
記憶部36を備えている。この使用済みID記憶部36
は、図3に示すように、使用済みID情報360とし
て、使用済みのIDのうち、最も数字の大きいIDを記
憶する。
【0044】前記メインメモリ23には、外部記憶装置
25に記憶されたワークシート、オブジェクト情報35
0及びID情報360が読み込まれ、記憶される。図4
は、前記ディスプレイ26において表計算ソフトのワー
クシート上に表示される、課題−達成手段のツリー系統
図40を示す。プロセッサ22は、キーボード27、カ
ーソルコントロール28等から入力されたツリー系統図
40の出力指示に応じてディスプレイ26にツリー系統
図40を表示するワークシートを出力させる。
【0045】図4に示すツリー系統図40において、オ
ブジェクトは、技術課題及び達成手段である。本実施形
態では、重要技術課題、その重要技術課題を解決するた
めの達成手段、その達成手段における個別技術課題、そ
の個別技術課題を解決するための達成手段の順番で関連
付けられたツリー系統図40が表計算ソフトのワークシ
ート上に出力されている。ここでは、1列目に最上位の
階層(1階層目)の重要技術課題41が、4列目にその
下位の階層(2階層目)の達成手段42が、7列目にさ
らに下位の階層(3階層目)の個別技術課題43が、1
0列目にさらに下位の階層(4階層目)の達成手段44
が、それぞれ表示されている。
【0046】また、関連付けられた上位オブジェクトと
下位オブジェクトとが罫線45で結ばれて表示されてい
る。つまり、1階層目のオブジェクト(重要技術課題4
1)とそれに関連付けられた2階層目のオブジェクト
(達成手段42)とが、2列目及び3列目のセルに表示
された罫線45で結ばれている。同様に、2階層目のオ
ブジェクトとそれに関連付けられた3階層目のオブジェ
クト(個別技術課題43)とが、また、3階層目のオブ
ジェクトとそれに関連付けられた4階層目のオブジェク
ト(達成手段44)とが、それぞれ罫線45で結ばれて
いる。
【0047】各オブジェクトには、オブジェクト名及び
IDが、「オブジェクト名:ID」のように表示されて
いる。ここでは、重要技術課題41として、オブジェク
ト名が「課題A」、及び、IDが「0001」であるオ
ブジェクトが表示されている。そして、この「課題A:
0001」のオブジェクトを上位オブジェクトとして関
連付けられた下位オブジェクトとして、達成手段42
(「達成手段A−1:0002」、「達成手段A−2:
0003」、「達成手段A−3:0007」)が表示さ
れている。つまり、IDが「0001」であるオブジェ
クトに関するオブジェクト情報350の下位IDには、
「0002」、「0003」及び「0007」が設定さ
れている。また、IDが「0002」、「0003」又
は「0007」であるオブジェクトに関するオブジェク
ト情報350の上位IDには、「0001」が設定され
ている。同様に、達成手段42の「達成手段A−1:0
002」のオブジェクトを上位オブジェクトとして関連
付けられた下位オブジェクトとして、個別技術課題43
(「課題B:0004」、「課題C:0005」)が表
示されている。また、個別技術課題43の「課題B:0
004」のオブジェクトを上位オブジェクトとして関連
付けられた下位オブジェクトとして、達成手段44
(「達成手段B−1:0012」、「達成手段B−2:
0013」)が表示されている。このようにして、技術
課題、達成手段が交互に現れるツリー系統図40によっ
て、技術課題−達成手段の関連付けが表現される。
【0048】なお、各オブジェクトを表示するセルの枠
線は、前記グループ識別子に従って色分け表示される。
すなわち、「A、B、C、D」のグループ毎に異なった
色で枠線が表示される。また、前記評価条件が各オブジ
ェクトを表示するセルの左側の罫線45の色で示され
る。すなわち、例えば、あるオブジェクトの評価条件と
して「A」が設定されている場合、そのオブジェクトを
上位オブジェクトとした下位オブジェクトのうち「A」
グループに属するオブジェクトを表示するセルの左側の
罫線45が赤色で表示される。
【0049】各オブジェクト(重要技術課題41、達成
手段42、個別技術課題43、達成手段44)のプロパ
ティは、図5に示すプロパティ設定画面50を使用して
設定される。このプロパティ設定画面50は、ツリー系
統図40を表示するワークシート上で、オブジェクトを
選択し、操作パネル46(図4参照)に含まれる編集ボ
タン47をクリックすると表示される。
【0050】図5に示すように、プロパティ設定画面5
0には、現項目設定部51、登録項目設定部52、関連
項目設定部53、関連特許設定部54、リンクファイル
設定部55が設けられている。さらに、プロパティ設定
画面50の下部には、登録抹消チェックボタン56、更
新ボタン57及びキャンセルボタン58が備えられてい
る。
【0051】現項目設定部51は、前記ツリー系統図4
0を表示するワークシートにおいてカーソルコントロー
ル28により選択されたセルに設定するオブジェクトに
ついて、表示及び入力を行うものである。現項目設定部
51は、項目名入力ボックス60、ID表示部61、評
価点入力ボックス62、評価点入力ボタン63、評価条
件入力ボックス64、評価クリアボタン65を有する。
評価点入力ボックス62には、0〜3の評価点(0:未
評価、1:非常に問題、2:問題あり、3:問題なし)
が入力可能である。評価点入力ボックス62には、手動
で評価点が入力されるほか、下位IDが存在し後述する
ように評価条件が設定してある場合は、自動的に下位I
Dの評価点を反映して評価点が表示される。ここで、評
価点入力ボタン63は、評価点入力ボックス62に手動
で評価点を入力する場合にクリックされる。評価クリア
ボタン65は、評価点入力ボックス62に設定した値を
クリアする場合にクリックされる。下位IDが存在する
場合、評価クリアボタン65は、使用不可となり、評価
点をクリアすることが禁止される。なお、ID表示部6
1には、前記割当てられた仮ID又は本IDとして登録
されたIDが表示される。
【0052】前記登録項目設定部52は、登録項目選択
ドロップダウンリスト66、選択ボタン67及び再取得
ボタン68を有する。登録項目設定部52は、ツリー系
統図40を表示するワークシートにおいて、過去登録さ
れたオブジェクトを表示、選択するために使用される。
表示する項目は、予め登録済みであり、登録項目選択ド
ロップダウンリスト66には、前記登録済みの項目が表
示される。そして、登録項目選択ドロップダウンリスト
66にて、項目を選択して選択ボタン67をクリックす
ると、選択された項目が項目名入力ボックス60に表示
される。なお、再取得ボタン68は、登録項目選択ドロ
ップダウンリスト66に表示される登録済み項目を再度
読み出す場合にクリックされる。
【0053】前記関連項目設定部53は、上位ID入力
ボックス69、グルーピング設定部及び評価条件設定部
を有する。上位ID入力ボックス69には、現項目のオ
ブジェクトを下位オブジェクトとした場合に、その下位
オブジェクトに対して上位オブジェクトとなるオブジェ
クトのIDが自動的に入力される。なお、上位ID入力
ボックス69には、入力可能なIDは、1つのみであ
る。また、現項目のオブジェクトが最上位のオブジェク
ト(重要技術課題41)である場合は、上位IDは設定
不可である。
【0054】グルーピング設定部は、下位ID入力部7
0、グループ記号選択ボタン71a、グループ解除ボタ
ン71b及び項目名表示部72を有している。下位ID
入力部70には、現項目のオブジェクトを上位オブジェ
クトとした場合に、その上位オブジェクトに対して下位
オブジェクトとなるオブジェクトのIDが自動的に入力
される。なお、下位ID入力部70には、複数のIDが
入力可能である。下位ID入力部70にてIDを選択す
ると項目名表示部72に選択された下位IDのオブジェ
クト名が表示され、グループ記号選択ボタン71aをク
リックすると該当するグループの後述するグループ構成
ID入力部76にそのIDが設定される。また、下位I
D入力部70においてIDを選択してグループ解除ボタ
ン71bをクリックすると、そのIDについてグループ
設定が解除される。
【0055】評価条件設定部は、自動選択ボタン73、
グループ選択ラジオボタン74、評価点入力ボックス7
5、グループ構成ID入力部76を有している。評価点
入力ボックス75には、そのグループを構成するオブジ
ェクトの評価点のうちの最小値が表示される。ここで、
自動選択ボタン73をクリックすると、各グループの評
価点入力ボックス75の評価点のうち最小値を持つグル
ープのグループ選択ラジオボタン74が自動で選択され
る。グループ選択ラジオボタン74は評価条件として手
動でグループを選択する場合にチェックされる。すなわ
ち、いずれかのグループ選択ラジオボタン74をチェッ
クすると、前記評価条件入力ボックス64には、選択し
たグループ(A、B、C、Dのいずれか)が表示され
る。
【0056】関連特許設定部54は、管理レベル表示8
0、公報番号表示81、出願人表示82、特許ID選択
部83、発明名称表示84、特許種別表示85、要約表
示86、特許検索システム起動ボタン87、リンク削除
ボタン88、候補リスト選択部89及びリンク設定ボタ
ン90を有している。この関連特許設定部54は、前記
特許検索システムと連動して関連特許情報を管理する場
合に使用される。特許検索システム起動ボタン87は、
前記特許検索システムを起動する場合にクリックされ
る。特許ID選択部83には、現項目のオブジェクトと
リンク設定された特許IDが表示される。この特許ID
選択部83にて特許IDを選択すると、管理レベル表示
80、公報番号表示81、出願人表示82、発明名称表
示84、特許種別表示85及び要約表示86にその特許
情報についての、管理レベル、公報番号、出願人、発明
名称、特許種別及び要約が表示される。なお、リンク削
除ボタン88は、特許ID選択部83にて選択されてい
る特許情報についてリンクを削除する場合にクリックさ
れる。一方、候補リスト選択部89には、前記特許検索
システムにて設定されている候補となる特許情報のリス
トが表示される。この候補リスト選択部89において特
許情報を選択してリンク設定ボタン90をクリックする
と、現項目のオブジェクトと選択された特許情報との間
にリンク設定がされる。そして、その特許情報について
の特許IDが特許ID選択部83に表示される。
【0057】リンクファイル設定部55は、リンクファ
イル表示部91、リンク設定ボタン92、リンク解除ボ
タン93及びリンクファイル起動ボタン94を有してい
る。このリンクファイル設定部55は、リンクファイル
を管理する場合に使用される。リンクファイル表示部9
1には、現項目のオブジェクトとリンク設定されたファ
イルが表示される。リンクファイル表示部91にてファ
イルを選択してリンクファイル起動ボタン94をクリッ
クすると、選択されたファイルを読み出し、選択された
ファイルを表示する。リンク設定ボタン92は、現項目
のオブジェクトと関連するファイルとをリンク設定する
場合に使用される。リンク解除ボタン93は、リンクフ
ァイル表示部91で選択したファイルについてのリンク
を解除する場合に使用される。
【0058】次に、上記のように構成されたシステムに
おける処理手順を説明する。各オブジェクトを登録する
処理手順を図6に従って説明する。図6において、ま
ず、前記プロパティ設定画面50の読み出し指示を行う
(S1−1)。すなわち、まず、ディスプレイ26上に
ツリー系統図40を表示するワークシートを表示させ、
そのワークシート上のセルをカーソルコントロール28
により選択し、操作パネル46の編集ボタン47をクリ
ックする。これに対応して、プロセッサ22は、カーソ
ルが所定の場所(セル)にあるかどうかを判断する(S
1−2)。前記所定の場所(セル)とは、オブジェクト
を設定可能なセルをいい、前述のオブジェクトを配置可
能な列のセルであって、他のオブジェクトが設定されて
いないセルが該当する。そして、プロセッサ22は、カ
ーソルがオブジェクトを設定可能なセル上にない場合
(S1−2でNO)、処理を終了する。一方、カーソル
がオブジェクトを設定可能なセル上にある場合(S1−
2でYES)、プロセッサ22は、プロパティ設定画面
50を表示するための情報をメインメモリ23から読み
出し、ディスプレイ26上に図5に示すプロパティ設定
画面50を表示させる(S1−3)。
【0059】次に、プロセッサ22は、対象となるオブ
ジェクトについて仮IDを割当てる仮ID割当て処理を
行う(S1−4)。なお、プロセッサ22は、この仮I
D割当て処理を、前記ID割当てプログラムに従って行
う。図7は、仮IDの割当て処理の処理手順を示す。こ
の仮IDの割当て処理では、IDが連続番号で付与され
ていて空きIDがない場合は、既に割当てられているI
Dのうち最大の数字の次の数字が仮IDとして割当てら
れる。一方、空きIDがある場合(オブジェクトが削除
され、そのオブジェクトに付与されたIDが空きIDと
なっている場合)、空きIDのうち、最も小さい数字が
仮IDとして割当てられる。
【0060】図7に示すように、プロセッサ22は、オ
ブジェクト記憶部35において既に記憶され割当てられ
ているオブジェクトの数(n)をカウントする(S2−
1)。また、プロセッサ22は、外部記憶装置25の使
用済みID記憶部36から使用済みID情報360を抽
出して使用済みID数(m)をメインメモリ23に記憶
させる。そして、プロセッサ22は、カウントしたオブ
ジェクト数(n)と使用済みID数(m)とが一致する
かどうかを判断する(S2−2)。一致する場合(S2
−2でYES)、プロセッサ22は、n+1をそのオブ
ジェクトの仮IDとして割当て(S2−3)、処理を終
了する。なお、この場合、プロセッサ22は、割当てた
仮ID(n+1)を使用済みのIDのうち最も数字の大
きいIDとしてメインメモリ23に記憶した使用済みI
D数を更新する。一致しない場合(S2−2でYE
S)、プロセッサ22は、IDの空きを小さい値から順
番に探して、最初に発見した空きIDをそのオブジェク
トの仮IDとして割当て(S2−4)、処理を終了す
る。なお、割当てられた仮IDは、プロパティ設定画面
50のID表示部61に表示される。
【0061】そして、ユーザが現項目設定部51の項目
名入力ボックス60にオブジェクト名を入力すると(S
1−5でYES)、プロセッサ22は、前記割当てた仮
IDを本IDとして、オブジェクト記憶部35にIDを
登録する(S1−6)。このとき、プロセッサ22は、
前記メインメモリ23に記憶した使用済みID数をID
情報360として使用済みID記憶部36を更新する。
前記項目名入力ボックス60にオブジェクト名が入力さ
れていない場合は(S1−5でNO)、プロセッサ22
は、項目名の入力を促す表示を行い、入力があった時点
でオブジェクト記憶部35にIDを登録する。
【0062】このようにしてIDが登録されたオブジェ
クトについては、さらに、プロパティを登録できる。つ
まり、ユーザは、プロパティ設定画面50の他の項目に
ついての入力を行い(S1−7)、入力が完了すると、
前記更新ボタン57をカーソルコントロール28等によ
りクリックする。入力が完了していない場合(S1−8
でNO)、前記S1−4の他の項目の入力に戻る。前記
更新ボタン57がクリックされると(S1−8でYE
S)、プロセッサ22は、プロパティをメインメモリ2
3に記録する(S1−9)。なお、プロセッサ22は、
このプロパティの登録処理を前記プロパティ登録プログ
ラムに従って行う。
【0063】さらに、ユーザが、オブジェクト情報35
0の保存指示をキーボード27等により行うと(S1−
10でYES)、プロセッサ22は、表計算ソフトのワ
ークシート及びオブジェクト情報350を外部記憶装置
25に保存する(S1−11)。保存指示を行わない場
合(S1−10でNO)、プロセッサ22は、保存指示
があるまで待機する。
【0064】このようにして登録されたオブジェクトに
ついては、さらにプロパティの更新登録を行うことがで
きる。この場合、登録されたオブジェクトについてプロ
パティ設定画面50を表示させ、そのオブジェクトにつ
いて前記S1−7〜S1−10に従ってプロパティの更
新登録を行う。
【0065】次に、このようにして登録されたオブジェ
クトを他のオブジェクトと関連付けるための処理を図8
のフローチャートに従って説明する。図8に示すよう
に、ユーザは、ディスプレイ26に表示されたツリー系
統図40のワークシート上で、カーソルコントロール2
8により、オブジェクトを1つ選択し、操作パネル46
のツリー作成ボタン48をクリックする(S3−1)。
そして、ユーザは、続けてカーソルコントロール28に
より、ツリー系統図40のワークシート上で、もう一方
のオブジェクトを選択し、選択完了操作(例えば、マウ
スによるダブルクリック)を実行する(S3−2)。プ
ロセッサ22は、上記の操作で選択された2つのオブジ
ェクトのIDが違うかどうかを判断する(S3−3)。
【0066】2つのオブジェクトのIDが同じである場
合には(S3−3でNO)、プロセッサ22は、エラー
メッセージをディスプレイ26に表示させて、処理を終
了する。一方、2つのオブジェクトのIDが異なる場合
(S3−3でYES)、プロセッサ22は、2つのオブ
ジェクトのIDについて、それらのオブジェクトが「−
1」違う階層(1つ上の階層)か、あるいは、「+1」
違う階層(1つ下の階層」のどちらかに該当するかどう
かを判断する(S3−4)。どちらにも該当しない場合
(S3−4でNO)、プロセッサ22は、エラーメッセ
ージをディスプレイ26に表示させて、処理を終了す
る。上記内容に該当する場合(S3−4でYES)、プ
ロセッサ22は、選択されたオブジェクトのプロパティ
(オブジェクト記憶部35)のうちの上位ID、下位I
D(オブジェクト情報350)についての情報を更新
(この場合、追加)する。すなわち、選択されたオブジ
ェクトについて、そのオブジェクト情報350の上位I
D及び下位IDとして、入力された上位ID及び下位I
Dを設定し、メインメモリ23に記録する。さらに、入
力された上位IDのオブジェクトについて、そのオブジ
ェクト情報350の下位IDとして、選択されたオブジ
ェクトのIDを設定し、メインメモリ23に記録する。
また、入力された下位IDのオブジェクトについて、そ
のオブジェクト情報350の上位IDとして、選択され
たオブジェクトのIDを設定し、メインメモリ23に記
録する(S3−5)。そして、保存指示が行われると、
プロセッサ22は、前記メインメモリ23に記録した、
オブジェクトの関連付けに関する情報を外部記憶装置2
5のオブジェクト記憶部35に保存する。
【0067】上記記憶操作に伴い、プロセッサ22は、
ツリー系統図40を表示するワークシート上において、
2つのオブジェクトをつなぐ罫線45を新たに自動的に
作成する。
【0068】次に、オブジェクトをコピーし、貼り付け
る場合(コピー・ペースト処理)について、図9、図1
0に従って説明する。図9(a)は、コピー・ペースト
処理前のツリー系統図100aを表示するワークシート
を示す。図9(b)は、コピー・ペースト処理後のツリ
ー系統図100bを表示するワークシートを示す。な
お、コピーするオブジェクトを含むワークシートは、第
1のシートを構成する。また、コピーしたオブジェクト
を貼り付けるワークシートは、第2のシートを構成す
る。前記第1のシートと第2のシートとは、同一のワー
クシートであってもよいし、異なるワークシートであっ
てもよい。ここでは、前記コピーするオブジェクトを含
むワークシート(図9(a)に示すワークシート)と同
一のワークシートに前記コピーしたオブジェクトを貼り
付ける。また、図10は、コピー・ペースト処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【0069】図9(a)に示すように、処理前のツリー
系統図100aを表示するワークシート上には、5つの
オブジェクトが表示されており、IDとして「000
1」〜「0005」の連続番号が割当てられている。従
って、処理前には、オブジェクト記憶部35には、「0
001」〜「0005」の連続番号のIDに対応する5
つのオブジェクト情報350が記憶されている。
【0070】図10に示すように、コピー・ペースト処
理においては、まず、ワークシートのオブジェクトを選
択し、コピーする(S4−1)。すなわち、ユーザは、
ツリー系統図100aを表示するワークシートにおいて
オブジェクトを選択し、操作パネル46のコピーボタン
111をクリックする(S4−1)。ここでは、「課題
b:0005」のオブジェクト101を選択し、操作パ
ネル46のコピーボタン111をクリックする。これに
対応して、プロセッサ22は、選択したオブジェクトの
IDをメインメモリ23に記憶させる(S4−2)。こ
れにより、選択したIDとして「0005」が記憶され
る。
【0071】次に、ユーザは、選択したオブジェクトの
張り付け指示を行う。すなわち、ワークシート上で張り
付け位置を選択して操作パネル46のペーストボタン1
12をクリックする。ここでは、貼り付け位置として選
択位置(セル)102を選択する。前記選択されたオブ
ジェクトの張り付け指示がない場合(S4−3でN
O)、プロセッサ22は、張り付け指示がされるのを待
つ。一方、前記選択されたオブジェクトの張り付け指示
があった場合(S4−3でYES)、プロセッサ22
は、貼り付けるオブジェクトにIDを割当てるために、
前記メインメモリ23に記憶したオブジェクト再利用時
ID割当てプログラムに従って以下の処理を行う。すな
わち、プロセッサ22は、まず、オブジェクト記憶部3
5において、空きIDを小さい方から順番に検索する
(S4−4)。つまり、オブジェクト記憶部35におい
て、空きIDを発見するまでIDのカウントを行う。こ
こでは、最小の空きIDは、「0006」である。そし
て、プロセッサ22は、オブジェクト記憶部35におい
てオブジェクトの数(n)をカウントする(S4−
5)。ここでは、オブジェクトの数として5件がカウン
トされる。
【0072】次に、プロセッサ22は、前記カウントし
たオブジェクトの数(n)に1を加えた値((n)+
1)が、前記検索した空きIDの数値と一致するかどう
かを判断する(S4−6)。オブジェクト数(n)+1
が空きIDの数値と一致する場合(S4−6でYE
S)、プロセッサ22は、n+1を張り付けるオブジェ
クトのIDとして割り当て、このIDをメインメモリ2
3に記憶させる(S4−7)。すなわち、オブジェクト
記憶部35において検索したIDの最大の数字に対応す
るIDをインクリメントしたIDが、張り付けるオブジ
ェクトに割り当てられる。ここでは、オブジェクト数
(n)+1が空きIDの数値と一致するため、n+1に
対応する「0006」がオブジェクトのIDとして割当
てられる。
【0073】一方、オブジェクト数(n)+1が空きI
Dの数値と一致しない場合(S4−6でNO)、プロセ
ッサ22は、空きIDを張り付けるオブジェクトのID
として割り当て、このIDをメインメモリ23に記憶さ
せる(S4−8)。
【0074】そして、プロセッサ22は、このようにし
てIDを割り当てられたオブジェクトをワークシートに
張り付け(S4−9)、処理を終了する。すなわち、プ
ロセッサ22は、前記選択された貼り付け位置に、前述
のようにして割当てられたIDを有する新たなオブジェ
クトを貼り付ける。なお、貼り付けられるオブジェクト
のプロパティはコピー元のオブジェクトのプロパティが
維持される。このため、この新たなオブジェクトのオブ
ジェクト名は、前記コピーされたオブジェクトと同様の
オブジェクト名となる。ここでは、図9(b)に示すよ
うに、IDとして「0006」を割当てられた新たなオ
ブジェクト103が前記選択位置102に貼り付けられ
たツリー系統図100bが表示される。なお、オブジェ
クト103には、「オブジェクト名:ID」を示す「課
題b:0006」が表示される。
【0075】次に、オブジェクトを切り取り、張り付け
る場合(カット・ペースト処理)について、図11、図
12に従って説明する。図11(a)は、カット・ペー
スト処理前のツリー系統図120aを表示するワークシ
ートを示す。図11(b)は、カット・ペースト処理後
のツリー系統図120bを表示するワークシートを示
す。図12は、カット・ペースト処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【0076】カット・ペースト処理においては、ワーク
シート上で範囲指定をすることにより複数のオブジェク
トを処理できるようになっている。この場合、指定され
た範囲に存在する、ツリー系統図120aの一部分のう
ち、最上位のオブジェクトが上位オブジェクトと関連付
けられていない場合に、カット処理を行えるようになっ
ている。
【0077】このため、まず、図11(a)のワークシ
ートにおいて、カットするオブジェクトのグループの最
上位のオブジェクトとそのオブジェクトの上位オブジェ
クトとの関連付けを削除する。これにより、前記カット
するオブジェクトのグループの最上位のオブジェクトの
オブジェクト情報350において、上位IDの設定が削
除される。また、その上位IDに対応するオブジェクト
のオブジェクト情報350について、下位IDの設定の
うち、前記カットするオブジェクトのグループの最上位
のオブジェクトに関するものが削除される。
【0078】ここでは、カット領域121に含まれる
「課題a:0004」、「手段3:0008」、「手段
4:0009」と表示された3つのオブジェクトのグル
ープをカットするものとする。そして、前記カットする
オブジェクトのグループの最上位の「課題a:000
4」のオブジェクト122とその上位オブジェクトであ
る「手段1:0002」のオブジェクト123との関連
付けを削除する。すなわち、オブジェクト122の左側
のセルの罫線124を削除する。
【0079】このように、ツリー系統図120aについ
て、カット・ペースト処理を行う部分の最上位のオブジ
ェクトについて、上位オブジェクトとの関連付けを削除
してから、以下の処理を行う。
【0080】図12に示すように、ユーザは、まず、ワ
ークシートのオブジェクトグループを選択する(S5−
1)。ここでは、前記カット領域121を選択してい
る。次に、ユーザは、操作パネル46のカットボタン1
13をクリックする(S5−2)。
【0081】これに対応して、プロセッサ22は、カッ
ト対象の最上位のオブジェクトに上位オブジェクトが存
在するかどうかを判断する(S5−3)。すなわち、プ
ロセッサ22は、カット対象の最上位のオブジェクトで
ある「課題a:0004」のオブジェクト122のオブ
ジェクト情報350に上位IDが設定されているかどう
かを判断する。ここでは、前述のように、罫線124を
削除することにより、「課題a:0004」のオブジェ
クト122のオブジェクト情報350の上位IDの設定
が削除されている。
【0082】カット対象の最上位のオブジェクトに上位
オブジェクトが存在する場合(S5−3NO)で、プロ
セッサ22は、エラーメッセージを出力して(S5−
7)、処理を終了する。一方、カット対象の最上位のオ
ブジェクトに上位オブジェクトが存在しない場合(S5
−3YES)、プロセッサ22は、前記メインメモリ2
3に記憶したカット処理プログラムに従って前記カット
領域121を他のワークシート(図示せず)に移動する
(S5−4)。すなわち、ツリー系統図120aを表示
するワークシートからは、カット領域121のオブジェ
クトが削除され、他のワークシートにカット領域121
のオブジェクトが貼り付けられる。なお、ツリー系統図
120aを表示するワークシートに対応するオブジェク
ト記憶部35からは、「課題a:0004」、「手段
3:0008」、「手段4:0009」の3つのオブジ
ェクトに対応するオブジェクト情報350が削除され
る。そして、他のワークシートに対応するオブジェクト
記憶部35に、この3つのオブジェクトに対応するオブ
ジェクト情報350が記憶される。
【0083】次に、ユーザは、ワークシート上でペース
ト場所を指定して操作パネル46のペーストボタン11
4をクリックする(S5−5)。ここでは、ペースト場
所125を指定する。これに対応して、プロセッサ22
は、前記他のワークシートに移動していた部分をコピー
し、前記選択した位置にペーストし(S5−6)、処理
を終了する。すなわち、前述のコピー・ペースト処理を
行う。つまり、プロセッサ22は、前記他のワークシー
トに移動していた部分に対応するオブジェクトをコピー
し、新たにIDを割当てて指定された場所に貼り付け
る。ここでは、前記他のワークシートに移動していたカ
ット領域121がペースト場所125に貼り付けられ
る。新たに割当てられるIDについては、カット領域1
21を切り取ったワークシートと同様のワークシートに
貼り付けるため、カット領域121を別のワークシート
に移動した際に削除された元のオブジェクトのIDが空
きIDとなっており、このIDが再度割当てられる。つ
まり、図11(b)に示すように、「課題a:000
4」、「手段3:0008」、「手段4:0009」の
3つのオブジェクトが貼り付けられたツリー系統図12
0bが表示される。
【0084】以上、本実施形態によれば、以下に示す効
果を得ることができる。 ・ 上記実施形態では、ツリー系統図100aにおいて
オブジェクトをコピーして、貼り付ける場合に、新たな
オブジェクトについて、コピー元のオブジェクトのID
と異なるIDを割当てる。これにより、新たなオブジェ
クトについて、そのオブジェクトに固有のIDを割当て
られる。
【0085】・ 上記実施形態では、コピー・ペースト
処理において、オブジェクト数(n)+1が検索された
空きIDの数値と一致する場合、IDをインクリメント
して、貼り付けられる新たなオブジェクトに付与する。
これにより、IDを連続番号で割当てることができる。
【0086】・ 上記実施形態では、コピー・ペースト
処理において、空きIDを小さい方から検索し、オブジ
ェクト数(n)+1が検索された空きIDの数値と一致
しない場合、検索された空きIDを貼り付けられる新た
なオブジェクトに付与する。これにより、オブジェクト
が削除されているような場合に、空きIDを使用するよ
うにして、貼り付けられる新たなオブジェクトにIDを
割当てられる。
【0087】・ 上記実施形態では、カット・ペースト
処理において、ツリー系統図120aにおける複数のオ
ブジェクトを含む部分(カット領域121)を他のワー
クシートに移動し、その移動した部分をコピーしてペー
スト場所125に貼り付ける。これにより、カット領域
121に含まれるオブジェクトについて、それらの関連
付けを維持してペースト場所125に貼り付けられる。
【0088】・ 上記実施形態では、カット・ペースト
処理において、他のワークシートに移動した部分をコピ
ーして貼り付ける際に、コピー・ペースト処理と同様に
して貼り付けられるオブジェクトにIDを割当てる。こ
れにより、オブジェクトを貼り付けられるワークシート
において、貼り付けられる新たなオブジェクトは、その
オブジェクトに固有のIDを割当てられる。
【0089】なお、上記実施形態は、以下の態様に変更
してもよい。 ・ 上記実施形態では、コピー・ペースト処理におい
て、1つのオブジェクトについてコピー・ペーストを行
った。これに代えて、複数のオブジェクトについてコピ
ー・ペーストを行ってもよい。この場合、コピーするセ
ルを範囲指定して、その範囲に属するオブジェクトを、
指定された範囲中のオブジェクトの関連付けを維持して
コピー・ペーストしてもよい。
【0090】・ 上記実施形態では、カット・ペースト
処理において、ツリー系統図120aにおける複数のオ
ブジェクトを含む部分について、カット・ペーストを行
った。これに代えて、この処理を1つのオブジェクトに
ついてのみ行ってもよい。
【0091】・ 上記実施形態では、コピー・ペースト
処理において、ツリー系統図100aを表示するワーク
シートと同一のワークシートにコピーしたオブジェクト
を貼り付けた。これに代えて、オブジェクトをコピーし
たワークシートとは異なるワークシートにそのオブジェ
クトを貼り付けてもよい。これにより、異なるワークシ
ート上のオブジェクトをコピーして再利用できる。
【0092】・ 上記実施形態では、カット・ペースト
処理において、ツリー系統図120aを表示するワーク
シートと同一のワークシートにカットしたオブジェクト
を貼り付けた。これに代えて、オブジェクトをカットし
たワークシートとは異なるワークシートにそのオブジェ
クトを貼り付けてもよい。これにより、異なるワークシ
ート上のオブジェクトをカットして再利用できる。
【0093】・ 上記実施形態では、カット・ペースト
処理において、他のワークシートに移動した部分を貼り
付けるときに、コピー,ペースト処理と同様にしてカッ
トされたオブジェクトを貼り付けた。すなわち、オブジ
ェクトをカットする際に、カット対象のオブジェクトに
ついてオブジェクト情報350を削除し、カットされた
オブジェクトを貼り付ける際に、コピー・ペースト処理
と同様にして新たなIDを割当てた。これに代えて、同
一のワークシートにおけるカット・ペースト処理におい
ては、IDの変更を行わないようにしてもよい。この場
合、元のIDを記憶しておき、オブジェクトをカットし
たワークシートと同一のワークシートにそのオブジェク
トを貼り付ける場合には、オブジェクトを貼り付ける際
に、元のIDを割当てるようにしてもよい。このように
することで、同一のワークシートにおいては、元のID
を維持してカット・ペースト処理を行うことができる。
【0094】・ 上記実施形態では、ツリー系統図4
0,100a,100b,120a,120bを表計算
ソフトのワークシート上に表示した。これに代えて、こ
れらのツリー系統図は、行と列で構成される表を有さな
い、他のソフトウェアを用いて表示させてもよい。この
場合、上記実施形態においてセルを指定してプロパティ
設定画面50においてプロパティの設定を行ったのに代
えて、オブジェクトを表示させる位置を設定して同様に
プロパティの設定を行ってもよい。また、設定された上
位ID及び下位IDに基づくオブジェクトの関連付けに
基づいて、ツリー系統図におけるオブジェクトの配置位
置を自動で設定してもよい。
【0095】・ 上記実施形態では、課題−達成手段の
関連付けをツリー系統図により表現したが、本発明にお
けるツリー系統図により表現するオブジェクトの関係
は、これに限られない。ツリー系統図を用いて表現でき
るオブジェクトの関係であれば、どのような対象であっ
ても、本発明によりツリー系統図を出力してもよい。本
発明におけるツリー系統図は、例えば、機能展開、機構
展開、プログラム処理、組織図等に応用してもよい。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
以前に作成したツリー系統図を再利用できるツリー系統
図を出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のシステム概略図。
【図2】 オブジェクト記憶部に記録されたデータの説
明図。
【図3】 使用済みID記憶部に記録されたデータの説
明図。
【図4】 課題−解決手段についてのツリー系統図の説
明図。
【図5】 プロパティ入力画面の説明図。
【図6】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【図7】 ID割当て処理の処理手順の説明図。
【図8】 オブジェクトの関連付け処理の処理手順の説
明図。
【図9】 コピー・ペースト処理を説明する説明図。
【図10】 コピー・ペースト処理の処理手順の説明
図。
【図11】 カット・ペースト処理を説明する説明図。
【図12】 カット・ペースト処理の処理手順の説明
図。
【符号の説明】
20…コンピュータシステム、22…プロセッサ、23
…メインメモリ、25…外部記憶装置、35…第1の記
憶手段及び第2の記憶手段としてのオブジェクト記憶
部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のオブジェクトを関連付けてツリー
    系統図として出力するツリー系統図出力方法において、 コンピュータが、 第1のシートに記述された複数のオブジェクトの各オブ
    ジェクト毎に、前記各オブジェクト固有の識別子を第1
    の記憶手段に記憶する第1の記憶段階と、 前記第1のシートに記述された複数のオブジェクトの中
    から少なくとも1つのオブジェクトを選択する選択段階
    と、 前記選択段階にて選択されたオブジェクトを第2のシー
    トに貼り付ける貼り付け段階と、 前記貼り付け段階にて貼り付けられるオブジェクトの識
    別子を前記第1の記憶手段に記憶された識別子から第2
    の識別子に変更する変更段階とを備えたことを特徴とす
    るツリー系統図出力方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のツリー系統図出力方法
    において、 前記変更段階は、 前記貼り付け段階にてオブジェクトが貼り付けられる前
    に、前記第2のシートのオブジェクト用に付与された識
    別子を第2の記憶手段に記憶する第2の記憶段階と、 前記貼り付け段階にて貼り付けられるオブジェクトに対
    して前記第2の記憶手段に記憶された識別子以外の識別
    子を付与する付与段階とを備えたことを特徴とするツリ
    ー系統図出力方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のツリー系統図出力方法
    において、 前記付与段階は、 前記第2のシートに貼り付けられたオブジェクトの数を
    カウントする第1のカウント段階と、 前記第2の記憶手段に記憶された識別子の数をカウント
    する第2のカウント段階と、 前記第1のカウント段階にてカウントされたカウント数
    と前記第2のカウント段階にてカウントされたカウント
    数とが一致する場合は、前記第2の記憶手段に記憶され
    た識別子をインクリメントして識別子を付与するインク
    リメント識別子付与段階とを備えたことを特徴とするツ
    リー系統図出力方法。
  4. 【請求項4】 複数のオブジェクトを関連付けてツリー
    系統図として出力するために、 コンピュータを、 第1のシートに記述された複数のオブジェクトの各オブ
    ジェクト毎に、前記各オブジェクト固有の識別子を記憶
    する第1の記憶手段、 前記第1のシートに記述された複数のオブジェクトの中
    から少なくとも1つのオブジェクトを選択する選択手
    段、 前記選択手段にて選択されたオブジェクトを第2のシー
    トに貼り付ける貼り付け手段、及び、 前記貼り付け手段により貼り付けられるオブジェクトの
    識別子を前記第1の記憶手段に記憶された識別子から第
    2の識別子に変更する変更手段として機能させるための
    ツリー系統図出力プログラム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のツリー系統図出力プロ
    グラムにおいて、 前記変更手段を、 前記貼り付け手段でオブジェクトが貼り付けられる前
    に、前記第2のシートのオブジェクト用に付与された識
    別子を記憶する第2の記憶手段、及び、 前記貼り付け手段で貼り付けられるオブジェクトに対し
    て前記第2の記憶手段に記憶された識別子以外の識別子
    を付与する付与手段として機能させるためのツリー系統
    図出力プログラム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のツリー系統図出力プロ
    グラムにおいて、 前記付与手段を、 前記第2のシートに貼り付けられたオブジェクトの数を
    カウントする第1のカウント手段、 前記第2の記憶手段に記憶された識別子の数をカウント
    する第2のカウント手段、及び、 前記第1のカウント手段でカウントされたカウント数と
    前記第2のカウント手段でカウントされたカウント数と
    が一致する場合は、前記第2の記憶手段に記憶された識
    別子をインクリメントして識別子を付与するインクリメ
    ント識別子付与手段として機能させるためのツリー系統
    図出力プログラム。
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US11/356,369 US7571185B2 (en) 2001-09-17 2006-02-17 Tree system diagram output method, computer program and recording medium
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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