JPH05197734A - データ処理システム - Google Patents

データ処理システム

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JPH05197734A
JPH05197734A JP4026272A JP2627292A JPH05197734A JP H05197734 A JPH05197734 A JP H05197734A JP 4026272 A JP4026272 A JP 4026272A JP 2627292 A JP2627292 A JP 2627292A JP H05197734 A JPH05197734 A JP H05197734A
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JP
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JP4026272A
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Inventor
Akira Atsumi
亮 渥美
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/194Calculation of difference between files

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際のデスクワークでの処理作業をそのまま
実行に移すことができ、コンピュータシステムの処理能
力を利用してデータ処理作業能率を大幅に向上させる。 【構成】 コンピュータ処理を利用したデータ処理シス
テムであって、始めのデータをそのまま保持する自己完
結型のテーブル/表である帳表生成手段と、情報が可変
で時々刻々変化するテーブル/表である台帳生成手段
と、テーブル/表の識別を保持して管理を行う台帳の一
種である管理台帳生成手段とにより構成し、前記管理台
帳は自己のレコードおよび管理対象のテーブル/表の識
別管理部、これらの変更管理部、およびこれらの使用条
件、状態の管理部を有してこの管理台帳によりすべての
文書データを包含、管理、保守可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理システムに係
り、特に各種の作業処理を同一的に管理することによっ
て統一されたデータ処理を行わせることができるように
したデータ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的なオフィスワークや設計管
理、生産管理といった作業では、過去から自動プログラ
ム、設計管理システム、CAD、CAM、エンジニアリ
ングデータベース、CIM、SISといった装置ないし
は手法が提供され、実施されている。
【0003】これらの従来の処理装置や処理方法では、
実際の作業に適合する処理手順とは異なり、独自のデー
タ処理手順を有し、単純化したモデルをベースにシステ
ム化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の手法
では実際の作業のすべてを対象としなければならないと
いう視点に欠けるものがあり、かつそれらの手法に応じ
たデータの加工を必要とし、また実際の作業処理手順と
は異なるルールに従った構造とされている。したがっ
て、従来のデータ処理手法では、処理手順の準備に多大
の時間を要してコスト的な不具合をもたらし、データ入
力に手間がかかってしまうとともに旧式化し易い欠点が
あり、実際の作業システムに適合するデータ処理システ
ムとすることができない問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、実
際のデスクワークでの処理作業をそのまま実行に移すこ
とができ、コンピュータシステムの処理能力を利用して
データ処理作業能率を大幅に向上させることができるよ
うにしたデータ処理システムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るデータ処理システムは、コンピュータ
処理を利用したデータ処理システムであって、初期入力
データをそのまま保持する自己完結型のテーブル/表で
ある帳表と、入力情報が可変のデータを保持するテーブ
ル/表である台帳と、テーブル/表の識別を保持して管
理を行う台帳の一種である管理台帳とにより構成し、前
記管理台帳は自己のレコードおよび管理対象のテーブル
/表の識別管理をなすインデックスを有し、自己あるい
は他の管理台帳の支配下にある帳票・台帳・管理台帳を
参照するインデックスを有し、自己のレコードおよび管
理対象のテーブル/表の変更管理部、および自己のレコ
ードおよび管理対象のテーブル/表の使用条件、状態の
管理部を有してこの管理台帳によりすべての文書データ
へのアクセスを可能としたものである。
【0007】また、当該データ処理システムにおける前
記帳表・台帳・管理台帳を構成するテーブル/表は、当
該テーブル/表のデータを収めるフォーム/データ一体
テーブル、テーブル/表のデータのうち固定部を収める
フォームテーブル、テーブル/表のデータのうち変動部
を収めるデータテーブル、テーブル/表の書式を収める
フォーマットテーブル、テーブル/表の処理手順を収め
るプロセス実行モジュールおよびプロセス内部テーブ
ル、テーブル/表の検索のための任意のデータ項目群に
よる複数のインデックステーブル、参照テーブル/表の
呼出の検索条件を収めるレファレンステーブル、使用し
た参照テーブル/表を記録する引用テーブルリスト、大
容量テーブル/表の処理のための中間ファイル、および
上記以外のユーザの指定する任意テーブル等の格納部を
有し、帳表および帳表の一種としてのコマンド、台帳、
管理台帳を単一化させた構成とすることができる。
【0008】また、前記管理台帳は、ユーザの分類番号
を受入れ可能とし、自己のレコードおよび管理対象のテ
ーブル/表の変更管理のため新規作成、改正、更新そし
て取消、復活を区別し、時系列管理のためのタイムスタ
ンプをもつとともに、使用許可、状態、適用条件をもつ
ことを可能とし、特に指定した場合を除いて取消、復活
支持以外では変更できないレコード群から構成するよう
にした。
【0009】更に、前記帳表、台帳、および管理台帳の
テーブル/表は、外部記憶、内部記憶、画面、外部出力
毎に個別あるいは複数の指定書式を有するとともに、ユ
ーザによるデータ項目、データ形式、表示形式の自由指
定書式、並びに任意検索の書式を有してなり、データの
処理手順をコマンドあるいはプログラミングにより内蔵
し、かつ複数のテーブル/表を連結作動可能に構成させ
ることができる。
【0010】更に、当該データ処理システムは、(1)
外部記憶装置の複数の同一インデックスの帳表、管理台
帳、およびレコードを検索して必要に応じて内部記憶装
置上のものとし同一のものを複数の要素で構成している
場合はこれをリンクで関連づける内部テーブルレジスタ
機構、(2)帳表の一種であるコマンドに対するコマン
ド内部テーブルレジスタ機構、(3)帳表の一種である
独立プロセスに対するプロセス内部テーブルレジスタ機
構、(4)処理対象であるテーブル/表を構成する要素
の関係をリンクで関連づけ、内部テーブルレジスタ機構
の管理するものに関連づける画面レジスタ機構、(5)
処理命令であるメッセージを構成する要素の関係をリン
クで関連づけ、コマンド内部テーブルレジスタ機構の管
理するものに関連づけ、およびコマンドおよび手順をも
つ帳表、台帳、管理台帳を処理可能なものに編集し、こ
れをプロセスレジスタ機構に送付するメッセージレジス
タ機構、(6)処理命令であるダイレクトメッセージを
処理手順であるプロセスに関連づけ、各種内部テーブル
レジスタ機構の管理するものに関連づけ、およびプロセ
スにダイレクトメッセージの処理を行わせ、結果を自己
ないしは他に返すプロセスレジスタ機構、(7)個々の
画面を支配する画面レジスタ機構、表示のための表示テ
ーブル機構、画面レジスタ機構、および補助からなる画
面機構を備えるようにすればよい。
【0011】
【作用】上記構成によれば、帳表・台帳・管理台帳の全
てに作業手順を加えてワークシート化を可能にでき、よ
り容易にオフィス内作業手順をコンピュータ化すること
ができる。そして、帳表・台帳・管理台帳の各画面とコ
ンピュータ化した作業手順、すなわちワークシート画面
で一つのサブシステムを構成することができる。更に、
複数のワークシート画面でコンピュータ支援システムを
構成することが可能となるのである。このようなことか
ら、帳表・台帳・管理台帳の各テーブル/表はユーザが
容易に作成でき、かつ使用中も変更でき、全ての情報
(文書)を包含しつつ、これらを管理台帳とワークの部
品展開・部品表アドレスにより分類・管理し、また、保
存規則によってバックアップ/リカバリーをなすことが
できるのである。
【0012】
【実施例】以下に本発明に係るデータ処理システムの具
体的実施例を詳細に説明する。この実施例は、データ処
理対象を実在のモデルとして手作業によるオフィスワー
クを選定し、これを実際の手順をそのまま画面上の作業
にすることができるツールとして使用できるようにした
ものである。
【0013】<オフィスワークの内容>まず、手による
オフィスワークは、単位組織毎の分散処理、ホロニック
アーキテクチャー、高度な情報処理、シースルーオープ
ン、暫定処理可能であるという特徴をもち、更にこのよ
うな手によるオフィスワークでは、
【0014】(1)帳表、台帳、管理台帳の3種類で情
報(文書)が包含できること、(2)データと手順を一
体化したワークシート(オブジェクト)が有効であるこ
と、(3)情報(文書)、作業/サービスを含んだ形で
部品展開できること、(4)予め部品表内の住所を定め
る形(部品表アドレス)の分類ができること、(5)管
理台帳により詳細に管理されていること、が要求されて
いる。
【0015】このような前提に立脚して、現実のオフィ
スワークにおける文書体系は、単位組織毎に、 1、標準台帳、受注台帳、受注毎文書目録等の管理台帳
を用意する。 2、必要に応じて、文書機能区分、部品区分などの分類
を管理台帳に設ける。 3、文書番号、改正番号などにより識別して文書を管理
台帳に登録する。 4、ステイタス、リリース、日付などの管理のための属
性を記録する。 5、図面の場合、部品表を用いて、部品番号をインデッ
クスとして、部品名、仕様、数量、部品図を特定する。
このとき、標準品などのように具体的内容は他の文書に
記載し、これを参照するだけの形式が存在する。
【0016】このような文書体系のなかで、次のような
工夫がなされている。第1は浅層化である。管理の階層
を浅くするため、および一覧性向上のために、分類コー
ドに工夫して、一管理台帳、一文書内の要素を多くする
努力が払われている。例えば、管理台帳レベルでは日常
使用する名称を分類コードとする、区分レベルでは作業
に従事していれば覚えてしまう形にする、文書レベルで
は部品表ないしは相当するものを設けて情報を集中す
る、同一管理台帳の他の図面を参照する、というものが
あげられる。
【0017】第2は時系列化である。時々刻々の変化に
対応するため、発行した文書のオリジナルおよび管理台
帳の該当レコードを保持することが行われている。ここ
で次のような場合には、改正番号が異なる同一文書番号
の複数の文書が共存し、また過去の姿を再現するために
は最新の文書のみでは不十分であることに注意を要す
る。すなわち、情報伝播の遅れを吸収したりあるいは既
にスタートしている活動を効力から除外するために発行
日指定をなす場合、特定地域・顧客・注文を特別扱いす
るために範囲指定をなす場合、あるいは同一図面で複数
製造するとき、例えば1号機完成後に2号機以後を変更
するために号機管理をなす場合等である。
【0018】このような知見から、上述の文書体系を実
現するために、実施例に係るデータ処置装置では、ワー
クシートプログラム法を採用している。これは手による
オフィスワークでは帳表・台帳・管理台帳の3種類の情
報(文書)で全体をカバーしていることに鑑み、これら
帳表・台帳・管理台帳の全てに作業手順を付加えてワー
クシート化し、より易しく作業手順をコンピュータ化で
きるようにするもので、帳表・台帳・管理台帳の各画面
とコンピュータ化した作業手順、すなわちワークシート
画面で一つのサブシステムを構成することができ、更
に、複数のワークシート画面でコンピュータ支援による
データ処理システムを構成させようとするものである。
この場合、ワークシートがデータと手順をもつオブジェ
クトの一種となる。
【0019】このような観点から、まず帳表・台帳・管
理台帳を次のように定義する。「帳表」は情報が固定さ
れ、ある時点の姿が永久に保持される自己完結型のテー
ブル/表である。これは帳票、フォームシート、数表、
文字文書、絵、図面等が該当する。
【0020】「台帳」は情報が可変であり、時々刻々変
化するテーブル/表である。納品台帳、会計台帳、注文
台帳、名簿、預金通帳等が該当する。
【0021】「管理台帳」は台帳の一種で、テーブル/
表のインデックスを書込み毎に保持し、それらの管理の
役目をするテーブル/表であり、文書管理台帳、在庫台
帳、レントゲンフィルム台帳等が該当する。
【0022】この3種の情報(文書)のうち、システム
上、管理台帳が最も重要な存在であり、書込み(レコー
ド)を独立した不変の単位として扱い、次の3機能を有
する。すなわち、第1にインデックス機能として書込み
(レコード)自身およびテーブル/表を区別する。第2
に変更管理機能として書込み(レコード)自身およびテ
ーブル/表の新規・改正・更新・取消を司る。第3にリ
リース管理機能として書込み(レコード)自身およびテ
ーブル/表の使用条件(リリース)、状態(ステイタ
ス)を示す。
【0023】また、オフィスワークを含むビジネスワー
クは情報(文書)の取り出し、処理/判断、指示/報
告、情報(文書)の格納という単位から構成される。し
たがって、ビジネスワークのシステム化は次の要素のい
ずれかの組合せで表現できる。
【0024】(1)取り出し/格納 情報(文書)の保管/検索手順の標準化、合理化、自動
化 (2)処理/判断 個別および一連の処理/判断手順の標準化、合理化、自
動化 (3)指示/報告 情報(文書)の送付/受取り手順の標準化、合理化、自
動化 したがって、上記定義された帳表・台帳・管理台帳の各
々にこれらの作業手順を付加えてワークシート化するこ
とにより、コンピュータ支援システムによるデータ処理
が可能となるのである。
【0025】このような観点から本実施例は、新たなシ
ステムとしてのワークシートプログラム法を用いたデー
タ処理システムを提供しようとするものである。
【0026】<文書構造>この具体的構成の説明に先立
って、手作業によるオフィスワークでは文書管理が重要
な機能を果しており、文書管理の内容を明確化する。
【0027】通常のオフィスワークにおける文書構造
は、文書長さの制限は原則的に存在せず、通常、「行」
という固定長の単位の連結により可変長を実現できる。
したがって、ワークシートプログラム法では固定長レコ
ードのポインタ連結を図ることにより可変長の文書構造
を構成した管理するものとしている。この際、文書中に
は文字の他、数字が存在するので、これは10進数、1
6進数、E形式数を設けておく。この数字の表現形式で
は長さ制限がなくなる。更に計算機のために整数、2進
数、浮動小数点数も許容することができるようにしてお
けばよい。
【0028】<文書発行手順>次に、オフィスの単位組
織からの文書発行手順は、正式発行の許可を得るまでの
前処理と、正式発行処理に分類できる。
【0029】製造業等における単位組織における文書発
行前処理は、 (1)検討図作成などにより検討を行う。 (2)検討結果に基づき、下書を作成する。 (3)下書に基づき、原紙を作成あるいは修正する。 (4)検図を行い、間違いあるいは疑問があったら差戻
す。 (5)検図に合格したものについて、発行を許可する。 という手順を取っている。通常図面ないしは文書番号は
本体部と改正ないしは変更部からなり、後者は追番を付
けることで改正または変更の識別に用いられている。但
し、発行前処理が完了するまでは、同一の版とみなし、
差戻されても同一の追番を使用する。
【0030】ワークシートプログラム法では手作業をそ
のままかつすべて画面上の作業にすることを狙いとして
いる。このため発行前処理といえどもこれを取込むこと
が必要となり、しかも、一度登録したものはそのまま残
すことを原則としているので、発行前処理の各作業で作
成される成果に対する識別手段が必要になる。このた
め、ワーシートプログラム法では、レコードおよびテー
ブルインデックスには、本体部および改正部に加えて、
更新部を附加する。本来、更新部は上記の理由で導入す
るものであるが、更に、更新部の定義を同一改正番号の
もとでは、特に指定されない限り、どの更新番号も同等
であると拡張することにより、各要素テーブルを、許さ
れた範囲内ではあるが、単位テーブルを構成する他の要
素テーブルから独立して変更できるようにする。この更
新部の導入により、同一改正番号のもとに複数のシュミ
レーション、検討、代案を保存すること、および過去の
改正番号について変更することが可能となる。
【0031】次に、上記前処理の後に単位組織から文書
が正式に発行されるが、この発行手順は次のように行わ
れるのが一般的である。
【0032】(1)原紙に責任者が正式発行の許可をマ
ークする。 (2)原紙を焼き付け後、部署名、日付のある発行印、
更に必要な場合は、リリース/ステイタスを示すマーク
を付加える。これらのものがない場合には不正な文書と
見做される。 (3)管理台帳兼配布台帳に、分類の上、記録し、予め
定められた宛先に配布する。定められていない宛先への
配布および正式発行印のない文書の配布は、原則として
禁止される。 (4)配布を受けた単位組織は受取台帳に分類の上、記
録し、保管する。 (5)発行元は原紙とともに控を保管する。通常、製造
業ではトレーシングペーパ上に図面を描き、これを原紙
ないし原図と呼び、すべて原本として大切に扱ってい
る。そして、変更の都度、原紙を修正して焼き付けを行
い、図面の配布を行っている。しかし、原本とはある時
点の姿を永久に止めるものであるという定義からは、姿
を変え続ける原紙は原本としては不適切である。これは
控を原本として扱い、原紙は図面焼き付けのための補助
具として扱うことに改めるべきである。 (6)発行元、配布先とも保管している文書を利用者に
閲覧ないしは貸出を行うが、このとき、関係者以外の閲
覧および貸出は禁止される。本来、閲覧、貸出以前の問
題として、関係者以外の入室が禁止されているのが普通
である。
【0033】このような発行手順に従う文書の管理とい
う視点からは、組織とは発行兼受取りセルを核とするユ
ニット(単位組織=オブジェクト)のネットワークから
構成される有機体と定義することができる。したがっ
て、ワークシートプログラム法では、独立したファイル
を中心として、その周りにシステムを構成し、これらの
独立したファイル群の有機的結合でシステムの統合化が
なされるものとする。
【0034】ハードウェア上からは、ファイルあるいは
群管理されたファイルに、ファイル管理の機能を持つC
PUないしは群管理されたCPUが設けられ、ファイル
管理経由ファイルアクセスするファイルをもたないCP
U、Xウィンドウ端末、ダム端末がぶら下がっているシ
ステムを想定する。
【0035】ソフトウェア上からは、前述したファイル
の中に、ワークシートプログラムあるいはワークシート
プログラム系の各ソフトウェア毎に、別々に頂点の管理
台帳であるファイルレジスタをもつシステム構成とす
る。
【0036】ここで、複数の単位組織からなる系がある
場合、ある文書の変更はこれの元になる文書が発行、配
布、受取りされてから行われるため、なんらかの手段を
講じない限り、意図に対して系全体が整合性をもつ状態
にはならない。系全体の整合性を保つことは、情報の伝
播遅れ、振動その他により、不可能といってよいほど困
難である。
【0037】このような観点から実施例に係るデータ処
理システムは次のように構成されている。
【0038】現実の文書体系をデータ処理システムに適
用するために、本実施例ではデータ構造を図1に示す構
造としている。すなわち、帳表・台帳・管理台帳の3種
類のテーブル/表を持つものとしている。頂点の管理台
帳としてファイルレジスタが設けられており、このファ
イルレジスタを含むすべての管理台帳は、そのレコード
の中に帳表・台帳・管理台帳のインデックスを持ち、こ
れらの管理を行うようにしている。また管理台帳のレコ
ードは、レコードインデックスの他に、分類表である部
品表アドレスを持つことができる。
【0039】また、ファイルレジスタを除くすべての管
理台帳は、そのレコードの中で、自己あるいは他の管理
台帳の支配下にある帳表・台帳・管理台帳を参照できる
ようにしている。管理台帳のレコードは、取消・復活操
作を除いて、一度登録された後は変更ができない。
【0040】更に、管理台帳のレコードは、時系列管理
のためにタイムスタンプを有し、かつ管理パラメータと
してリリース(使用条件)、ステイタス(状態)を持つ
とともに、適用条件をもつことができる。なお、コマン
ドは、帳表の一種として、管理台帳の支配下におくよう
にしている。
【0041】上記のようなデータ構造の単位である帳表
・台帳・管理台帳、およびコマンドは図2に示す構造と
される。この場合、単構造化とすべく、帳表・台帳・管
理台帳、およびコマンドはすべて同一構造とし、これを
単位テーブルとしている。単位テーブルは単数ないし複
数種類のファイルと1対1に対応するテーブルから構成
しており、後者を要素テーブルと称している。
【0042】要素テーブルはワークシートプログラム固
有のテーブル(WSPテーブル)あるいはワークシート
プログラムの配下にない外部システムのテーブル(No
nWSPテーブル)のいずれであってもよい。
【0043】WSPテーブルは次の数種類のテーブルの
すべてあるいは幾つかで構成するが、これらに限定する
ものではなく、必要に応じて追加可能となっている。ま
ず、テーブルを固定部と可変部に分け、それぞれを独立
させて構成されたフォームテーブル、データテーブルと
することができ、固定部の重複格納・内部領域割当てを
回避すること、1回の固定部の変更をすべての単位テー
ブルに及ぼすことができるようにしている。また、WS
Pテーブルの自由度を増すために、WSPテーブルをフ
ォーマットによる構成とし、これをフォーマットテーブ
ルに収める。フォーマットテーブル中のフォーマット
は、ファイル領域・内部領域・画面、更には外部入出力
毎に作成格納することができ、更に、ファイル領域対応
のものを除いて、追加格納することも可能である。ユー
ザの記述した手順は、コンパイルしてプロセス実行モジ
ュールとして格納する。このとき、同時にプロセス内部
変数のためのプロセス内部テーブルを設け、プロセスを
リエントラント可能なものとする。
【0044】フォームテーブル、データテーブルの任意
のデータ項目を指定し、これによるインデックステーブ
ルを複数種類持つことができる。特に、台帳・管理台帳
についてはレコードインデックスをキーとするインデッ
クステーブルが必須である。単位テーブル上でワークす
るために必要な参照テーブル呼出のための検索条件は、
レファランステーブルを設け、その中に格納することが
できる。また、単位テーブル上でのワークに使用した参
照テーブルを明示するために、引用テーブルリストを設
けて記録するようにできる。大容量のファイルを管理す
るために、中間ファイルを設けることもできるが、これ
は保管できない。更に、WSPテーブルの要素としてN
onWSPテーブルを含めることが可能である。
【0045】上述の単位テーブル(帳表・台帳・管理台
帳・コマンド)は、テーブルインデックスでくくられた
複数種類かつ時系列上の複数の要素テーブルから構成さ
れる仮想的存在であり、実体をもつものではない。ま
た、台帳・管理台帳では、レコードもレコードインデッ
クスでくくられた時系列上の複数のレコードから構成さ
れる。したがって、管理台帳レコードで支配される単位
テーブルはレコードインデックスおよびテーブルインデ
ックスで二重にくくられた要素テーブル群の複合体とな
る。
【0046】このような仮想上の単位テーブル(帳表・
台帳・管理台帳・コマンド)は、レコード側のレコード
およびテーブルインデックス、タイムスタンプ、リリー
ス、ステイタス、適用条件に対してユーザ検索条件の時
点指定、変更指定、リリース指定、ステイタス指定、お
よびその他の指定に基づいて検索を行うことで、はじめ
て、内部領域上のリンクで関連づけられた複合実体とし
て実現される。台帳・管理台帳のレコードも単位テーブ
ルと同様な検索を行うことで、はじめて内部領域上の実
体となることができる。
【0047】このような構造をもつデータをファイルか
ら実体化するための手順として、画面表示の系列とコマ
ンド実行の系列との2系統のデータ経路を設けている。
【0048】まず、画面表示系列では、画面上に表示さ
れる個々の画面(以下、単画面という)は、図3に示す
ように、画面番号レジスタの支配下に置かれている。単
画面はそれぞれ画面レジスタ、表示テーブル他の固有の
テーブルを持つ。画面レジスタには表示されるテーブル
(以下、主テーブルという)のレコードをもっている。
主テーブルのレコードから自己の属する管理台帳(以
下、親管理台帳という)のレコードおよび表示あるいは
処理のため必要となる要素テーブル(以下、サブテーブ
ルという)のレコードへのリンクを張る。更にあるテー
ブルに属するものとして指定された場合は、自己の属す
るテーブル(以下、親テーブルという)のレコードへの
リンクを張る。ここで各要素テーブルは独立の存在であ
り、リンクを張ることによって、はじめてその役割が定
まる。
【0049】画面レジスタの各レコードは実体を持た
ず、内部テーブルレジスタの対応レコードにリンクを張
ることによって、これに代えている。
【0050】内部テーブルレジスタの各レコード間の関
係は、画面レジスタのそれと同一である。ただし、内部
テーブルレジスタの各レコードは、内部領域上に要素テ
ーブルの実体を持つことが可能である点で画面レジスタ
と異なる。
【0051】以上の形をとることにより、複数の異なる
様式の画面間で同一の内部領域上の要素テーブルを共有
することができる。
【0052】次に、コマンド実行の系列では、コマンド
および独立プロセスは、図4に示すように、それぞれメ
ッセージレジスタ、プロセスレジスタの支配下に置いて
いる。
【0053】コマンドの要求は、メッセージの形(以
下、一般メッセージという)でメッセージレジスタに登
録し、画面レジスタと同様に、主テーブル、親管理台
帳、要求サブテーブル、指定親テーブルのレコードを持
つ形にする。画面表示の内部テーブルレジスタに対応す
るものとして、コマンド内部テーブルレジスタを持つ。
これと一般メッセージとの関係は、画面表示の内部テー
ブルレジスタと画面レジスタとのものと全く同一であ
る。
【0054】独立プロセス実行要求は、メッセージの形
(以下、ダイレクトという)でプロセスレジスタへプロ
セス毎に登録するものとしているが、画面レジスタ、一
般メッセージと異なり、複数のレコードを持つ形はとら
ない。画面表示の内部テーブルレジスタに相当するもの
として、プロセス内部テーブルレジスタがあるが、これ
とダイレクトメッセージの関係は、画面レジスタ、一般
メッセージとは異なり、ダイレクトメッセージから直接
プロセス内部テーブルレジスタへリンクを張る形をとる
ようにしている。
【0055】ワークシートプログラムのプロセス実行
は、図5に示すようになっており、メッセージレジスタ
およびプロセスレジスタで制御するようにしている。
【0056】メッセージレジスタは、コマンドおよびワ
ークシート化された帳表・台帳・管理台帳の実行指示を
プロセスレジスタで実行可能なものに編集する。そし
て、実行モジュール名を付けて、ダイレクトメッセージ
をプロセスレジスタに送付する。
【0057】プロセスレジスタは受取ったダイレクトメ
ッセージをプロセス毎に受け付け、優先順位に従ってプ
ロセスの実行を指示する。何等かの結果を得たとき、実
行要求元へダイレクトメッセージを返すことができるよ
うにしている。
【0058】上述のような構成に係るデータ処理システ
ムを実行する処理は以下のように構成されている。
【0059】図6に示すように、ワークシートプログラ
ム法を実現するそれぞれの機能に対応するプログラム群
からなる上位層100と、上位層のプログラム群が必要
とする機能を提供するサブプログラム群からなる中間層
200、およびワークシートプログラムの仕様を満足す
るよう言語を拡張する下位層300からなる階層構造と
している。前記上位層100は、起動・停止手段10
1、コマンド処理手段102、プログラム・コマンド作
成手段103、内部テーブル検索・読込手段104、内
部レコード検索・登録手段105、内部テーブル検索・
登録手段106、画面呼出・表示・消去手段107、画
面入出力手段108、レジスタ消去・未確定化手段10
9、ファイル入力手段110、ファイル出力手段111
から構成されている。また、中間層200は、論理式検
索手段201、レジスタ処理手段202、テーブル複写
処理手段203、および外部システム処理手段204か
ら構成される。更に、下位層300は、フォーマット処
理手段301、レコード複写処理手段302、比較・演
算・変更手段303、読込・書出処理手段304、物理
データ処理手段305、内部領域管理手段306、およ
びファイル領域管理手段307によって構成されてい
る。
【0060】《上位層の内容》 <101:起動・停止手段>これは前述した文書発行手
順のシステム構成を実現するためのもので、図7に示す
ようにシステムレベル、プログラムセッションレベル、
ユーザセッションレベルからなる制御構造となってい
る。
【0061】システムレベルは自己CPUの支配下にあ
るプログラムセッション、および端末、画面の管理を行
うものであり、システムレジスタにプログラムセッショ
ンレジスタ、および端末レジスタ、画面番号レジスタ、
ウィンドウツリーを登録する形をとるようにしている。
別CPUを使用する場合であっても、その端末はここに
登録する必要がある。LOG IN画面表示はこのセッ
ションが行う。
【0062】プログラムセッションレベルは、ワークシ
ートプログラム系の各ソフトウェア毎のセッションで、
それぞれのファイルレジスタを支配下にもち、ユーザセ
ッションの管理を行うようにしている。プログラムセッ
ションレジスタにユーザセッションレジスタおよびレコ
ード/ファイルロックテーブル、ユーザ登録台帳、パス
ワードテーブルを登録する形をとる。ユーザID、およ
びパスワードチェックはこのセッションが行う。
【0063】ユーザセッションレベルは、個々のユーザ
に対応するセッションで、ユーザの要求を管理を行うも
のであり、ユーザセッションレジスタに各種レジスタを
登録する形をとる。別CPUの支配下にあるファイルに
アクセスする場合は、そのCPUの下にアクセスのため
のユーザセッションを設けるものとする。
【0064】なお、別CPUの支配下にあるファイルを
自己CPUの支配下に置くべく実体を複写する行為は、
配布台帳、受取り台帳による文書の配布とみなし、これ
に準じた管理を行うことが必要である。
【0065】ここで、予め定められた配布先のみがアク
セス可能な、配布管理台帳を設けることで、文書配布に
替えることも可能である。
【0066】<102:コマンド処理手段>ここで行わ
れるコマンド処理は、図8に示すように、独立プロセス
はプロセスレジスタで直接処理するが、テーブルプログ
ラムおよびコマンドはメッセージ処理経由でプロセス処
理を行う形をとる。ここで、メッセージ処理はコマンド
プロセスを実行可能にするための準備およびその終了処
理を行うために設けたものであり、その詳細は次のよう
に構成されている。
【0067】1、メッセージ受付・登録 2、コマンドテーブル登録 3、コマンド内部変数テーブル登録 4、コマンドパラメータ書出 5、コマンドテーブル画面表示 6、パラメータチェック、デフォールト処理 7、コマンドプロセス実行 8、完了処理
【0068】<103:プログラムコマンド作成手段>
テーブルプログラムおよびコマンドの作成手順は同一で
あり、一般の管理台帳に登録されるものはテーブルプロ
グラム、コマンド管理台帳に登録されるものがコマンド
という区別があるだけである。
【0069】作成手順は、フォームテーブルないしはフ
ォーム/データ一体型テーブルあるいはコマンドテーブ
ル上に指定言語およびワークシートプログラム表現で記
述されたプログラムテキストに対して、以下の処理を行
わせるようにしている。
【0070】1、テキストの分析処理 これはプログラムテキストのパラグラフ分離を行って各
モジュールに分割し、各々について出入口点の分離、変
数の検出を行いつつ分析ツリーを作成する。 2、テキストの編集処理 これは分析ツリーに基づいて、編集ツリーの上に入口点
定義、変数定義、変換・分岐点定義、および分岐制御、
各種処理補足を追加し、プログラムテキストを完備す
る。 3、完備テキストを編集ツリーを用いて合成する。 4、コンパイル/リンクを行い、プロセス実行モジュー
ルを作成する。 5、内部変数テーブルを編集ツリーを用いて生成する。
【0071】<104:内部テーブル検索・読込手段>
レコードあるいは単位テーブルは同一のインデックス本
体部(種別+連番)をもった時系列グループを構成する
複数のレコードあるいは要素テーブルから成立ってい
る。したがって、これらを実体化する前に、下記に示し
たように時点指定、リリース指定、ステイタス指定、お
よび改正・変更指定等の各種指定によりインデックスを
確定するものとしている。
【0072】すなわち、時点指定は最新指定〜現在時点
以前のタイムスタンプを有するもの、および固定指定〜
指定時点以前のタイムスタンプを有するものである。リ
リース指定は指定リリース以上のレベルのリリースを有
するものである。また、ステイタス指定は指定ステイタ
ス以上のレベルのリリースを有するものである。更に、
改正・変更指定は、最新指定〜最新改正の中の最新更新
を有するもの、改正指定〜指定改正の中の最新更新を有
するもの、および絶対指定〜指定改正・指定更新を有す
るものである。
【0073】また、書いては消している段階、下書の段
階、清書の段階にそれぞれ画面と表示テーブル、内部テ
ーブル、ファイルを対応させている。更に、管理台帳レ
コードの配下にないテーブルは正規のものと見做されな
い。このため、画面入力を内部テーブルに反映させるた
めには、レコードのあるいはレコードとテーブルの登録
処理が必要である。
【0074】内部テーブル検索・読込手段104では、
目的とするテーブルを内部領域上で取得するためには、
上記のインデックス確定により目的とするテーブルのイ
ンデックスを完備した上で、既に内部テーブル化されて
いる場合はそのポインタ、さもない場合はファイル入力
により内部テーブル化してポインタを獲得する形でテー
ブル確定を行うのである。
【0075】この場合、インデックスの確定は、画面を
構成する要素テーブルのレコードをもつ画面レジスタ上
で、目的とするテーブル指定条件を満足する指定条件を
もったレコードを検索する。検出されたときはこれを確
定インデックスとする。検出されなかったときは、内部
領域上のテーブルを管理する内部テーブルレジスタ上
で、目的とするテーブルの指定条件を満足する指定条件
をもつレコードを検索する。これが検出されたときはこ
れを確定インデックスとする。レコード検出ができなか
った場合は、ファイルの管理台帳上で、目的とするテー
ブルの指定条件により検索を行うのである。
【0076】テーブルの確定は、画面レジスタ上で、目
的とするテーブルの確定インデックスをもち、かつ内部
テーブルが確定しているレコードを検索する。検出され
たときはこれを確定テーブルにする。検出できなかった
ときは、内部テーブルレジスタ上で、目的とするテーブ
ルの確定インデックスをもち、かつ内部テーブルが確定
しているレコードを検索する。検出されたときはこれを
確定テーブルとする。レコードが検出されなかったとき
は、目的とするテーブルをファイル入力して内部テーブ
ル化する。
【0077】<105:内部レコード検索・登録手段>
画面上のレコードを内部テーブルに反映させようとする
場合、レコード操作コードにて各レコード毎に指示する
ものとする。レコード操作には、ファイル変更にまでつ
ながる追加・改正・更新・取消/復活、そしてレコード
のみを変更して支配下のテーブルはそのままとするリス
ト変更と、単に内部テーブルのレコードを操作するだけ
の操作未定行追加・キャンセル・ブランク行追加を設け
る。
【0078】ただし、帳表については、個々のレコード
単位の処理は認めず、テーブル全体を内部テーブルに反
映することとする。ここで、帳表を管理台帳レコードを
経由しないで内部テーブルに反映させた場合、テーブル
は内部テーブルには反映されるが、管理台帳レコードに
操作レコードがないので、ファイル出力することができ
ないものとなっている。
【0079】内部レコード対応レコードの検出は、操作
を指定された表示行に対応する読み込んだオリジナルレ
コードと画面から反映された前回書込レコードの検出か
らなっている。
【0080】今回書込レコード作成は、表示テーブルの
データ項目は内部テーブルのデータ項目を選択したもの
であるので、データ項目が不足する。また、ワークシー
トプログラムでは、原則として、改正・更新といえど
も、既存のレコード上に書込むことをしない。このた
め、新しく今回書込レコードを内部テーブル対応レコー
ド、表示テーブルレコード、指定レコードの指定項目の
順に複写して合成し、これに暫定のレコードインデック
スを付与する。他のレコードを複写して修正するとき
は、上記から、一度内部テーブルに反映してから修正を
行う。更に、支配下のテーブルがある場合、複写指定テ
ーブルがあれば、そのテーブルの確定を行った上で、暫
定の内部テーブルを後述する処理により生成する。
【0081】また、前回書込レコードがある場合、これ
を消去するようにしている。更に、前回書込レコードが
支配下のテーブルをもつ場合、これを内部テーブルレジ
スタから消去する。
【0082】<106:内部テーブル検索・登録手段>
内部テーブルの検索・登録処理は、レジスタ登録、フォ
ーマット処理、内部テーブル生成からなり、レジスタ登
録処理では内部テーブルレジスタにテーブル確定として
登録する。フォーマット処理では、生成するテーブルの
フォーマットを入手する。フォーマットテーブルを作成
しないでフォーマットを入手することは可能であるが、
最終的にフォーマットテーブルなしでファイルに収める
と、読込み不能になる。内部テーブル生成処理では、内
部領域を確保した上で、ブランクテーブルの生成、テー
ブルの複写生成あるいは合成生成のいずれかを行うよう
にしている。
【0083】<107:画面呼出・表示・消去手段>画
面は、前述したように、内部テーブルから独立している
ので、画面を表示する前に、内部テーブルの画面レベル
への読込みが必要である。また、画面表示には端末のウ
ィンドウシステムとのバッファ経由のやり取りを行う。
ただし、ウィンドウシステムが無いか不十分なときを考
慮して、簡易ウィンドウシステムも備えるようにする。
【0084】画面呼出、表示、消去は、図9に示すよう
に、自己CPU配下のすべての端末を収めた端末レジス
タを設け、端末毎に入出力バッファを備える。更に、端
末上の全ての画面を収めた画面番号レジスタを端末毎に
設け、画面毎に画面レジスタ、表示レジスタを備える。
同時に、端末上の全ての画面の重なりを示すウィンドウ
ツリーを端末毎に設ける。
【0085】画面の表示は、画面レジスタ上で検出ない
しは新しく登録した画面の表示テーブルに、画面レジス
タ上で求めた内部テーブルを画面様式で新規もしくは再
構成することで行う。
【0086】ここで、表示の種類として、そのまま表示
する全表示、クリア画面を表示するクリア表示、そして
何も表示しない非表示の3種類を設ける。
【0087】<108:画面入出力手段>画面入力は、
バッファ入力の前処理を行った上で、表示テーブル入力
・画面操作・コマンド処理に切り分ける。表示テーブル
入力は表示テーブルへの入力を反映させるもの、画面操
作は応答性向上を狙って画面入出力自体でその処理を行
うもの、コマンド処理はメッセージを作成してメッセー
ジレジスタへ送付するものである。
【0088】画面出力は、表示テーブルをすべてあるい
は切出してバッファ出力を行い、更に前処理を施した上
で端末へ渡す形とする。
【0089】<109:レジスタ消去・未確定化手段>
図10に示すように、画面レジスタ全体あるいはレコー
ド毎の消去要求、および内部テーブルレジスタのレコー
ド毎の消去要求は、両者を関連させて処理する必要があ
る。
【0090】画面レジスタでの処理は、リンク消去、イ
ンデックス未確定化、レコード消去のいずれか、あるい
はそれらの組合せである。内部テーブルレジスタでの処
理は、リンク消去、内部テーブル消去、インデックス未
確定化、レコード消去のいずれか、あるいはそれらの組
合せである。このとき、あるレコードの処理の他のレコ
ードへの波及を避けることができない。
【0091】ここで、未確定化とは前記内部テーブル検
索・読込手段104により確定したインデックスを未確
定の状態に戻すことをいう。
【0092】<110:ファイル入力>まず、ファイル
アクセスには、テーブル確定に代表されるファイルのテ
ーブル単位の読み書き、およびインデックス確定に代表
されるファイルのレコード単位の読み書きの2種類の手
順を設ける。この読み書きに際して、複数のユーザが同
時に同じテーブルにアクセスすることを可能にするた
め、ワークシートプログラムの仕様を用いた論理ロッ
ク、レコード/ファイルロックを次のように行うように
している。
【0093】(読込ロック)読込時はテーブル単位に読
込条件検索でロックする。テーブル単位の読み込み、レ
コード単位の読み込みのいずれの場合も、テーブル全体
を対象として検索条件でロックする。
【0094】(書込ロック)書込時は、台帳・管理台帳
では書込み対象のレコードのみをロックし、帳表では、
帳表が管理台帳レコードの支配下にある従属テーブルと
看做されるため、書込み対象のテーブル全体がロックさ
れる。ここで、台帳・管理台帳全体の生成・改正・更新
・取消/復活の場合は、台帳・管理台帳も帳表に準じて
扱う。ただし、取消/復活の場合は、書込み対象のレコ
ードだけでなく、同一のインデックス本体部(種別+連
番)をもつレコード全てがロックされる。
【0095】(チェック)ファイルアクセス時には、ま
ず、レコード/ファイルロックテーブル上で検索を行
い、ロック条件と検索条件の比較を行い、アクセスの可
否を判定する。また、チェックあるいは検索の段階で、
ファイルのレコード側が適用条件をもつ場合は、これに
よるファイルアクセスの可否の判定を行うことが必要と
なる。
【0096】このようなロック条件のもとで、ファイル
の入力処理は前処理、手順設定、ファイル読込、後処理
を行うようにしている。
【0097】1、前処理 ユーザ毎のパスワードテーブル中のパスワードレコード
が現検索条件によるアクセスを許可していることを確認
の上、レコード/ファイルロックを行う。 2、手順設定 インデックステーブルがある場合、これらの内から現検
索条件に合致するものを選定する。更に、中間ファイル
が要求される場合、これを準備する。 3、ファイル読込 指定に従ってレコード検索した上で、レコード単位ある
いはテーブル単位の読み込みを行う。この時点で、検出
したレコードが適用条件をもつ場合は、これによる判定
を行う。 4、後処理 アクセス対象テーブルを支配下にもつ管理台帳レコード
のアクセス累計を加算の上、レコード/ファイルロック
を解除する。
【0098】<110:ファイル出力手段>台帳・管理
台帳はレコード単位、帳表は管理台帳レコード経由で内
部テーブル単位でファイルを出力する形をとる。
【0099】1、前処理 ユーザ毎のパスワードテーブル中のパスワードレコード
が、現検索条件によるファイル出力のためのアクセスを
許可していることを確認の上、レコード/ファイルロッ
ク処理を行う。 2、ファイル書込 レコードをファイル仕様に仕立て、パスワードレコード
がこのレコードのファイル出力を許可していることを確
認の上、ファイルへの書込みを行う。このとき、レコー
ドが適用条件をもつ場合は、これによる判定を行う。 3、ファイル後処理 対象となるインデックステーブル、中間ファイルがある
場合、これらの更新を行う。更に、後続の各項が完了し
た時点でレコード/ファイルロックを解除する。 4、内部テーブルの後処理 自己ユーザセッション内の内部テーブルについて、台帳
・管理台帳のレコードないしは管理台帳レコードと帳表
の出力に対応して、挿入・書換・消去・未確定化・暫定
インデックス正規化などの処理を行い、ファイルとの整
合性を保つ。 5、変更メッセージ 自己プログラムセッション中の他ユーザセッションに対
して、変更メッセージを送付する。メッセージを受取っ
たセッションは、影響の有無をチェックし、必要である
場合には更新を行う。
【0100】《中間層の内容》中間層は上位層のプログ
ラムのための一種のライブラリであり、論理式検索、図
7に示すレジスタの処理をなすレジスタ処理、テーブル
単位の複写を行うテーブル複写、およびワークシートプ
ログラム以外の他のアプリケーションとのインターフェ
イスである外部システム処理から構成されている。
【0101】<201:論理検索手段>レジスタ検索、
インデックス確定、レコード/ファイルロックというよ
うに、ワークシートプログラムでは各種条件の比較・評
価がシステムの基本となっている。このため、論理式で
記述されたテキストをインタプリタ形式で処理する論理
式検索を提供するものとしている。この機能は次のよう
になっている。
【0102】1、レコード検出 2、データ検出 3、レコードデータ値による検索条件評価 4、検索条件間比較 5、多段補間
【0103】<202:レジスタ処理手段>ワークシー
トプログラムのレジスタ系列は複雑であり、この処理を
簡易化するために、次の3段階に分けてレジスタ処理の
手順を提供している。
【0104】1、システムレジスタ処理 システムレジスタ・テーブルの初期化・消去およびアド
レス返却を行う。 2、レジスタレコード検索 システムレジスタ・テーブルのレコード検索手段を与え
る。 3、レジスタデータ処理 システムレジスタ・テーブルの各データ項目の取扱い手
順を与える。
【0105】<203:テーブル複写処理手段>上位層
における内部テーブル検索・読込手段104や内部テー
ブル検索・登録手段106での処理では内部テーブルの
複写あるいは合成を行う必要が生じるが、制約条件を満
足した上で、これらを行う手段を与える。
【0106】ここで、合成とは、フォームテーブル、デ
ータテーブル、フォーマットテーブルなどの要素テーブ
ルのすべてあるいは一部について、指定されたテーブル
をベースに予め定められたモデルテーブルを用いて修正
を施し、新しくテーブルを生成することをいう。
【0107】<204:外部システム処理手段>ワーク
シートプログラムでは要素テーブルとして非ワークシー
トプログラムテーブルを認容しており、これを取扱う手
順を当該外部システム処理手段が提供している。
【0108】ワークシートプログラムでは、原則として
非ワークシートプログラムテーブルは当該アプリケーシ
ョンの世界で操作することにしており、台帳管理の必要
上、下記処理についてはワークシートプログラム側から
操作を行うものとしている。
【0109】1、外部システムの起動・終了 2、外部システムのテーブル検索・読込 3、外部システムのテーブル解放 4、外部システムのテーブル生成・複写 5、外部システムの画面表示・消去 6、外部システムのファイル出力・消去
【0110】《下位層の内容》この下位層は前述したよ
うに、ワークシートプログラムの仕様を満足するよう言
語を拡張するモジュール群から構成されているが、レコ
ードを処理する場合、可変長かつ各種の文字形式、数字
形式を許容するため、レコードのデータ形式を記述した
フォーマットを常に併用する形となる。
【0111】<301:フォーマット処理手段>フォー
マットにはフォーマットテーブル、カレントフォーマッ
ト、データ仕様の3階層の構造をもたせ、柔軟性を与え
ている。
【0112】1、フォーマットテーブル 各要素テーブルのファイルフォーマット・内部テーブル
フォーマット・画面フォーマット・外部入出力フォーマ
ットをそれぞれレコードの形でもつテーブルである。フ
ァイルフォーマットを除いて、複数とすることができ
る。 2、カレントフォーマット・カレントフォーマットテー
ブル フォーマットテーブルから抽出した、現時点で有効なフ
ォーマットあるいはそれらで構成するテーブルであり、
レコード処理はこのカレントフォーマットで行う。 3、データ仕様 フォーマットはデータ項目毎に、データ仕様としてフォ
ーマット記号・レコード内順序・データ形式・ソート条
件・領域条件・表示条件・検索条件をもつ。
【0113】<302:レコード複写手段>ワークシー
トプログラムでは表示テーブル・内部テーブル・ファイ
ルをそれぞれ独立したものとして扱っており、この間の
変換および編集が必要となる。また、内部レコードの検
索・登録手段105で説明したように、複数のレコード
からの編集も行われる。しかし、可変長のため、データ
項目の追加・削除・更新を単純に行うことができない。
このため、バイナリーツリー配下にデータ項目毎にワー
クレコードを設け、次の手順でレコードを生成するよう
にしている。
【0114】1、オリジナルレコードがある場合、これ
をワークレコードに読み込む。 2、送り手レコードをワークレコードに読み込み、これ
を前記フォーマットのデータ仕様を用いて変換する。 3、ワークレコードを受けてレコードに書き出す。
【0115】<303:比較・演算・変更手段>データ
の比較・演算・変更は、読込/書出・修飾処理・変換処
理・比較/演算の4段階で処理を行う。ただし、任意の
階層を始点として使用することが可能である。
【0116】1、読込/書出 データおよびデータ仕様の外部からの読み込み、あるい
は与えられたデータ仕様にしたがって、外部へデータを
書き出す。 2、修飾処理 読み込んだデータの修飾を除去し、あるいは変換後のデ
ータに修飾を施す。 3、変換処理 修飾を除去したデータを基準項形式に変換し、あるいは
演算後のデータを出力項形式に変換する。単純変換の場
合はこの階層までである。 4、比較/演算 変換したデータにより比較ないしは演算を行う。比較の
場合はこの階層で出力を行う。
【0117】<304:読込・書出処理手段>ここでは
与えられたデータ仕様にしたがって、データ単位に書き
出す手順として次の4種類を設ける。
【0118】1、そのまま書出 既存のデータ領域を与えられたものとし、データを書き
出す。 2、新規書出 新規にデータ領域を取りつつ、データを書き出す。 3、読み直し書出 データ毎にワークレコードを取りつつ、データを書き出
す。 4、書き直し書出 順次にデータ領域を取りつつ、ワークレコードからデー
タを書き出す。
【0119】<305:物理データ処理手段>可変長か
つ各種の文字形式、数字形式を許容するための領域の処
理をなすものであるが、物理データ形式は、原則とし
て、テーブル形式とワーク形式の2種類を用いるように
している。物理データ処理システムはこれらの処理を行
う手順を提供する。
【0120】1、テーブル形式 図11(1)に示すように、データの区切りを示すEO
D(End Of Data)の間にデータを収容し、レコードの
終りを示すEOR(End Of Record)を終端にもつ形式
であり、ワークシートプログラムのデータの基本形であ
る。
【0121】2、ワーク形式 図11(2)に示すように、指定した場合のみEODを
持ち、ポインタでデータ位置を与える形式であり、ワー
クシートプログラムではデータの中間形態として用いる
のを原則としている。
【0122】<306:内部領域管理手段>内部領域で
は図12に示すように、テーブルはバイナリーツリー支
配下のデータレコードの集合体として表現する。領域管
理はこの手順を提供するのである。
【0123】1、ルートノード テーブルを代表するものであり、内部領域管理のデータ
を格納する。 2、インテックスノード レコードを代表するものであり、下位インデックスノー
ドおよび支配下のデータレコードへのポインタを持つ。 3、データレコード レコード本体部であり、ポインタ接続の複数の固定長領
域から構成する。
【0124】<307:ファイル領域管理手段>ファイ
ル領域では、図13に示すように、テーブルは取得領域
順かつ取得領域内レコード順のデータレコードの集合体
として表現する。インデックステーブルはデータレコー
ド内に下位インデックスノードのデータレコードへのポ
インタをもつ形で表現する。ファイル領域管理はこの処
理手順を提供する。
【0125】1、ルートノード テーブルを代表するものであり、ファイル領域管理のデ
ータを格納する。 2、領域管理レコード 取得領域のTOPポインタその他のデータを持ち、デー
タレコードの管理を行う。 3、データレコード 各データレコードはポインタ接続の複数の固定長領域か
ら構成する。これらのデータレコードは先頭領域にレコ
ードマークを持ち、取得領域の先頭から順次格納され
る。
【0126】
【発明の効果】以上のように構成されたデータ処理シス
テムによれば、新たに提供したワークシートプログラム
法を用いて作業を実行することにより、現実の手作業を
そのまま画面上の作業にすることができ、コンピュータ
システムの処理能力を利用してデータ処理作業能率を大
幅に向上させることができるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ構造を示すツリーである。
【図2】テーブル/表の構造を示すツリーである。
【図3】画面レジスタと内部テーブルレジスタの構造を
示すツリーである。
【図4】メッセージレスタとプロセスレジスタの構造を
示すツリーである。
【図5】プロセス実行の流れ図である。
【図6】ワークシートプログラムの構成図である。
【図7】システムレジスタの階層図である。
【図8】処理手順図である。
【図9】画面関連レジスタの相関図である。
【図10】レジスタ消去・未確定化の処理図である。
【図11】テーブル形式とワーク形式のデータ構造図で
ある。
【図12】領域管理の説明図である。
【図13】ファイル領域管理の説明図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ処理を利用したデータ処理
    システムであって、初期入力データをそのまま保持する
    自己完結型のテーブル/表である帳表と、入力情報が可
    変のデータを保持するテーブル/表である台帳と、テー
    ブル/表の識別を保持して管理を行う台帳の一種である
    管理台帳とにより構成し、前記管理台帳は自己のレコー
    ドおよび管理対象のテーブル/表の識別管理をなすイン
    デックスを有し、自己あるいは他の管理台帳の支配下に
    ある帳票・台帳・管理台帳を参照するインデックスを有
    し、自己のレコードおよび管理対象のテーブル/表の変
    更管理部、および自己のレコードおよび管理対象のテー
    ブル/表の使用条件、状態の管理部を有してこの管理台
    帳によりすべての文書データへのアクセスを可能とした
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記帳表・台帳・管理台帳を構成するテ
    ーブル/表は、当該テーブル/表のデータを収めるフォ
    ーム/データ一体テーブル、テーブル/表のデータのう
    ち固定部を収めるフォームテーブル、テーブル/表のデ
    ータのうち変動部を収めるデータテーブル、テーブル/
    表の書式を収めるフォーマットテーブル、テーブル/表
    の処理手順を収めるプロセス実行モジュールおよびプロ
    セス内部テーブル、テーブル/表の検索のための任意の
    データ項目群による複数のインデックステーブル、参照
    テーブル/表の呼出の検索条件を収めるレファレンステ
    ーブル、使用した参照テーブル/表を記録する引用テー
    ブルリスト、大容量テーブル/表の処理のための中間フ
    ァイル、および上記以外のユーザの指定する任意テーブ
    ル等の格納部を有し、帳表および帳表の一種としてのコ
    マンド、台帳、管理台帳を単一化させてなることを特徴
    とする請求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 【請求項3】 前記管理台帳は、ユーザの分類番号を受
    入れ可能とし、自己のレコードおよび管理対象のテーブ
    ル/表の変更管理のため新規作成、改正、更新そして取
    消、復活を区別し、時系列管理のためのタイムスタンプ
    をもつとともに、使用許可、状態、適用条件をもつこと
    を可能とし、特に指定した場合を除いて取消、復活支持
    以外では変更できないレコード群から構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 前記帳表・台帳・管理台帳を構成してい
    るテーブル/表は、外部記憶、内部記憶、画面、外部出
    力毎に個別あるいは複数の指定書式を有するとともに、
    ユーザによるデータ項目、データ形式、表示形式の自由
    指定書式、並びに任意検索の書式を有してなり、データ
    の処理手順をコマンドあるいはプログラミングにより内
    蔵し、かつ複数のテーブル/表を連結作動可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理
    システム。
  5. 【請求項5】 外部記憶装置の複数の同一インデックス
    の帳表、管理台帳、およびレコードを検索して必要に応
    じて内部記憶装置上のものとし同一のものを複数の要素
    で構成している場合はこれをリンクで関連づける内部テ
    ーブルレジスタ機構、 帳表の一種であるコマンドに対するコマンド内部テーブ
    ルレジスタ機構、 帳表の一種である独立プロセスに対するプロセス内部テ
    ーブルレジスタ機構、 処理対象であるテーブル/表を構成する要素の関係をリ
    ンクで関連づけ、内部テーブルレジスタ機構の管理する
    ものに関連づける画面レジスタ機構、 処理命令であるメッセージを構成する要素の関係をリン
    クで関連づけ、コマンド内部テーブルレジスタ機構の管
    理するものに関連づけ、およびコマンドおよび手順をも
    つ帳表、台帳、管理台帳を処理可能なものに編集し、こ
    れをプロセスレジスタ機構に送付するメッセージレジス
    タ機構、 処理命令であるダイレクトメッセージを処理手順である
    プロセスに関連づけ、各種内部テーブルレジスタ機構の
    管理するものに関連づけ、およびプロセスにダイレクト
    メッセージの処理を行わせ、結果を自己ないしは他に返
    すプロセスレジスタ機構、 個々の画面を支配する画面番号レジスタ機構、表示のた
    めの表示テーブル機構、画面レジスタ機構、および補助
    からなる画面機構を備えてなることを特徴とする請求項
    1に記載のデータ処理システム。
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