JP3471190B2 - ライン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
ライン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プログラムを記録した記録媒体Info
- Publication number
- JP3471190B2 JP3471190B2 JP10644597A JP10644597A JP3471190B2 JP 3471190 B2 JP3471190 B2 JP 3471190B2 JP 10644597 A JP10644597 A JP 10644597A JP 10644597 A JP10644597 A JP 10644597A JP 3471190 B2 JP3471190 B2 JP 3471190B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- construction
- route
- terminal
- data table
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000009430 construction management Methods 0.000 title claims description 64
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 53
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 257
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 33
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 19
- 238000007726 management method Methods 0.000 claims description 9
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 claims description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000013523 data management Methods 0.000 description 2
- 244000309464 bull Species 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Cable Installation (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル等の配線
や管路の配管などのラインシステムに関し、特にビル等
の構内配線などのラインシステムの施工依頼から施工指
示までを行うライン施工管理システム及びその方法及び
ライン施工管理プログラムを記録した記録媒体に関する
ものである。
や管路の配管などのラインシステムに関し、特にビル等
の構内配線などのラインシステムの施工依頼から施工指
示までを行うライン施工管理システム及びその方法及び
ライン施工管理プログラムを記録した記録媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ビル等の構内において、レイアウト変更
や機器の新規購入により、パーソナルコンピュータ、電
話、FAX等の端末機器の設置、移転、撤去が必用とな
る場合がある。この場合、一般に構内配線の施工依頼
書、端末機器の設置・移転に伴う新配線ルートである施
工指示データの作成、この施工指示データに基づいた施
工の指示書の作成、そして工事結果の更新といった施工
に必用な作業が生じる。これらの作業は従来、手書きで
処理したり、ワードプロセッサーやパーソナルコンピュ
ータを用いた表計算、およびその結果の印刷により行わ
れている。すなわち、施工依頼書、施工指示データ、指
示書の作成等の施工に必用な作業を個別にデータを投入
することにより行っている。
や機器の新規購入により、パーソナルコンピュータ、電
話、FAX等の端末機器の設置、移転、撤去が必用とな
る場合がある。この場合、一般に構内配線の施工依頼
書、端末機器の設置・移転に伴う新配線ルートである施
工指示データの作成、この施工指示データに基づいた施
工の指示書の作成、そして工事結果の更新といった施工
に必用な作業が生じる。これらの作業は従来、手書きで
処理したり、ワードプロセッサーやパーソナルコンピュ
ータを用いた表計算、およびその結果の印刷により行わ
れている。すなわち、施工依頼書、施工指示データ、指
示書の作成等の施工に必用な作業を個別にデータを投入
することにより行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の手順で
は、手作業あるいはワープロ等を用いて別々に作業を進
めているため施工依頼から指示書作成までに多大な可動
と時間が必用である。また、施工依頼、施工指示デー
タ、施工指示書、工事の結果管理がそれぞれ別々に行わ
れていたため、これら情報が別々に管理されている。そ
の結果、情報管理の煩雑さや、それぞれの情報に矛盾が
生じるといった問題がある。本発明はこのような事情に
鑑みてなされたもので、効率的な施工管理のできるライ
ン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とす
る。
は、手作業あるいはワープロ等を用いて別々に作業を進
めているため施工依頼から指示書作成までに多大な可動
と時間が必用である。また、施工依頼、施工指示デー
タ、施工指示書、工事の結果管理がそれぞれ別々に行わ
れていたため、これら情報が別々に管理されている。そ
の結果、情報管理の煩雑さや、それぞれの情報に矛盾が
生じるといった問題がある。本発明はこのような事情に
鑑みてなされたもので、効率的な施工管理のできるライ
ン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、端子の使用
状況を示す使用状況フラグと端子の位置情報とを含むラ
イン施工に必用な設備データを納めた設備データテーブ
ルおよび施工管理に必用なデータを納めた施工管理用デ
ータテーブルを記憶する記憶手段と、入力される施工す
る端末の指定及び施工の種類の情報が、施工手順に合っ
ているものか受付ルールを参照して確認し、施工管理用
データテーブルにおいて、新規の施工依頼毎に、施工書
の識別番号とともに施工依頼者の情報及び進捗状況の情
報を有する施工書データテーブルの作成、変更と、施工
依頼された端末毎に、端末の新設の場合に新ルート、ま
た端末の撤去及び移設の場合に旧ルートのデータテーブ
ルとして、前記施工書の識別番号とともに、端子の接続
ルートの情報、依頼された施工種類が新設,撤去および
移設のいずれであるかを示す情報とを有する施工ルート
データテーブルとの作成、変更を行い、設備データテー
ブルの端末の使用状況フラグを施工種類に対応して変更
する依頼データ作成手段と、前記施工依頼データ作成手
段により作成されたデータより、新設または移設依頼が
あるか判断し、依頼がある場合に設備データテーブルを
参照し、端末の設置位置との距離を判断し、端末の設置
位置に最も近く、かつ、使用状況フラグにより端子の使
用状況を判断し、使用状況が未使用または撤去予定のも
のを選択し、新ルートの作成に必要な端子の選択を行
い、選択した端子に基づき新ルートを作成して施工ルー
トデータテーブルに納め、施工指示データの作成を行う
指示データ作成手段と、新ルートの施工ルートデータテ
ーブルと旧ルートの施工ルートデータテーブルとの端子
の接続ルートの情報を比較し、新設の配線ルートと移設
・撤去の配線ルートとに重複があるかを判断し、重複す
るルートがある場合、そのルートの相殺処理を行い、施
工指示書の作成及び出力を行う指示書作成手段と、前記
施工指示書作成手段による施工指示データの進捗状況に
応じて、前記記憶手段に記憶されている設備データテー
ブルおよび施工管理用データテーブルの更新を行うデー
タ更新手段とを備えたことを特徴とするライン施工管理
システムである。
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、端子の使用
状況を示す使用状況フラグと端子の位置情報とを含むラ
イン施工に必用な設備データを納めた設備データテーブ
ルおよび施工管理に必用なデータを納めた施工管理用デ
ータテーブルを記憶する記憶手段と、入力される施工す
る端末の指定及び施工の種類の情報が、施工手順に合っ
ているものか受付ルールを参照して確認し、施工管理用
データテーブルにおいて、新規の施工依頼毎に、施工書
の識別番号とともに施工依頼者の情報及び進捗状況の情
報を有する施工書データテーブルの作成、変更と、施工
依頼された端末毎に、端末の新設の場合に新ルート、ま
た端末の撤去及び移設の場合に旧ルートのデータテーブ
ルとして、前記施工書の識別番号とともに、端子の接続
ルートの情報、依頼された施工種類が新設,撤去および
移設のいずれであるかを示す情報とを有する施工ルート
データテーブルとの作成、変更を行い、設備データテー
ブルの端末の使用状況フラグを施工種類に対応して変更
する依頼データ作成手段と、前記施工依頼データ作成手
段により作成されたデータより、新設または移設依頼が
あるか判断し、依頼がある場合に設備データテーブルを
参照し、端末の設置位置との距離を判断し、端末の設置
位置に最も近く、かつ、使用状況フラグにより端子の使
用状況を判断し、使用状況が未使用または撤去予定のも
のを選択し、新ルートの作成に必要な端子の選択を行
い、選択した端子に基づき新ルートを作成して施工ルー
トデータテーブルに納め、施工指示データの作成を行う
指示データ作成手段と、新ルートの施工ルートデータテ
ーブルと旧ルートの施工ルートデータテーブルとの端子
の接続ルートの情報を比較し、新設の配線ルートと移設
・撤去の配線ルートとに重複があるかを判断し、重複す
るルートがある場合、そのルートの相殺処理を行い、施
工指示書の作成及び出力を行う指示書作成手段と、前記
施工指示書作成手段による施工指示データの進捗状況に
応じて、前記記憶手段に記憶されている設備データテー
ブルおよび施工管理用データテーブルの更新を行うデー
タ更新手段とを備えたことを特徴とするライン施工管理
システムである。
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載のライン施工管理システムを動作させるライン施工
管理方法において、記憶手段が端子の使用状況を示す使
用状況フラグと端子の位置情報とを含むライン施工に必
用な設備データを納めた設備データテーブルおよび施工
管理に必用なデータを納めた施工管理用データテーブル
を記憶部に記憶する記憶工程と、依頼データ作成手段が
入力される施工する端末の指定及び施工の種類の情報
を、施工手順に合っているものか受付ルールを参照して
確認し、施工管理用データテーブルにおいて、新規の施
工依頼毎に、施工書の識別番号とともに施工依頼者の情
報及び進捗状況の情報を有する施工書データテーブルの
作成、変更と、施工依頼された端末毎に、端末の新設の
場合に新ルート、端末の撤去及び移設の場合に旧ルート
のデータテーブルとして、前記施工書の識別番号ととも
に、端子の接続ルートの情報、依頼された施工種類が新
設,撤去および移設のいずれであるかを示す情報とを有
する施工ルートデータテーブルとの作成、変更を行い、
設備データテーブルの端末の使用状況フラグを施工種類
に対応して変更する依頼データ作成工程と、指示データ
作成手段が前記施工依頼データ作成工程において作成さ
れたデータより、新設または移設依頼があるか判断し、
依頼がある場合に設備データテーブルを参照し、端末の
設置位置との距離を判断し、端末の設置位置に最も近
く、かつ、使用状況フラグにより端子の使用状況を判断
し、使用状況が未使用または撤去予定のものを選択し、
新ルートの作成に必要な端子の選択を行い、選択した端
子に基づき新ルートを作成して施工ルートデータテーブ
ルに納め、施工指示データの作成を行う指示データ作成
工程と、指示書作成手段が新ルートの施工ルートデータ
テーブルと旧ルートの施工ルートデータテーブルとの端
子の接続ルートの情報を比較し、新設の配線ルートと移
設・撤去の配線ルートとに重複があるかを判断し、重複
するルートがある場合、そのルートの相殺処理を行い、
施工指示書の作成及び出力を行う指示書作成工程と、デ
ータ更新手段が前記施工指示書作成工程における施工指
示データの進捗状況に応じて、前記記憶部に記憶されて
いる設備データテーブルおよび施工管理用データテーブ
ルの更新を行うデータ更新工程とを備えたことを特徴と
する。
記載のライン施工管理システムを動作させるライン施工
管理方法において、記憶手段が端子の使用状況を示す使
用状況フラグと端子の位置情報とを含むライン施工に必
用な設備データを納めた設備データテーブルおよび施工
管理に必用なデータを納めた施工管理用データテーブル
を記憶部に記憶する記憶工程と、依頼データ作成手段が
入力される施工する端末の指定及び施工の種類の情報
を、施工手順に合っているものか受付ルールを参照して
確認し、施工管理用データテーブルにおいて、新規の施
工依頼毎に、施工書の識別番号とともに施工依頼者の情
報及び進捗状況の情報を有する施工書データテーブルの
作成、変更と、施工依頼された端末毎に、端末の新設の
場合に新ルート、端末の撤去及び移設の場合に旧ルート
のデータテーブルとして、前記施工書の識別番号ととも
に、端子の接続ルートの情報、依頼された施工種類が新
設,撤去および移設のいずれであるかを示す情報とを有
する施工ルートデータテーブルとの作成、変更を行い、
設備データテーブルの端末の使用状況フラグを施工種類
に対応して変更する依頼データ作成工程と、指示データ
作成手段が前記施工依頼データ作成工程において作成さ
れたデータより、新設または移設依頼があるか判断し、
依頼がある場合に設備データテーブルを参照し、端末の
設置位置との距離を判断し、端末の設置位置に最も近
く、かつ、使用状況フラグにより端子の使用状況を判断
し、使用状況が未使用または撤去予定のものを選択し、
新ルートの作成に必要な端子の選択を行い、選択した端
子に基づき新ルートを作成して施工ルートデータテーブ
ルに納め、施工指示データの作成を行う指示データ作成
工程と、指示書作成手段が新ルートの施工ルートデータ
テーブルと旧ルートの施工ルートデータテーブルとの端
子の接続ルートの情報を比較し、新設の配線ルートと移
設・撤去の配線ルートとに重複があるかを判断し、重複
するルートがある場合、そのルートの相殺処理を行い、
施工指示書の作成及び出力を行う指示書作成工程と、デ
ータ更新手段が前記施工指示書作成工程における施工指
示データの進捗状況に応じて、前記記憶部に記憶されて
いる設備データテーブルおよび施工管理用データテーブ
ルの更新を行うデータ更新工程とを備えたことを特徴と
する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】また、請求項3に記載の発明は、施工する
端末のライン施工管理を行うためのライン施工管理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、端子の使用状況を示す使用状況フラグと端子
の位置情報とを含むライン施工に必用な設備データを納
めた設備データテーブルおよび施工管理に必用なデータ
を納めた施工管理用データテーブルを記憶部に記憶させ
る記憶工程と、入力される施工する端末の指定及び施工
の種類の情報が、施工手順に合っているものか受付ルー
ルを参照して確認し、施工管理用データテーブルにおい
て、新規の施工依頼毎に、施工書の識別番号とともに施
工依頼者の情報及び進捗状況の情報を有する施工書デー
タテーブルの作成、変更と、施工依頼された端末毎に、
端末の新設の場合に新ルート、端末の撤去及び移設の場
合に旧ルートのデータテーブルとして、前記施工書の識
別番号とともに、端子の接続ルートの情報、依頼された
施工種類が新設,撤去および移設のいずれであるかを示
す情報とを有する施工ルートデータテーブルとの作成、
変更を行い、設備データテーブルの端末の使用状況フラ
グを施工種類に対応して変更する依頼データ作成工程
と、前記施工依頼データ作成工程により作成されたデー
タより、新設または移設依頼があるか判断し、依頼があ
る場合に設備データテーブルを参照し、端末の設置位置
との距離を判断し、端末の設置位置に最も近く、かつ、
使用状況フラグにより端子の使用状況を判断し、使用状
況が未使用または撤去予定のものを選択し、新ルートの
作成に必要な端子の選択を行い、選択した端子に基づき
新ルートを作成して施工ルートデータテーブルに納め、
施工指示データの作成を行う指示データ作成工程と、新
ルートの施工ルートデータテーブルと旧ルートの施工ル
ートデータテーブルとの端子の接続ルートの情報を比較
し、新設の配線ルートと移設・撤去の配線ルートとに重
複があるかを判断し、重複するルートがある場合、その
ルートの相殺処理を行い、施工指示書の作成及び出力を
行う指示書作成工程と、前記施工指示書作成工程による
施工指示データの進捗状況に応じて、前記記憶部に記憶
されている設備データテーブルおよび施工管理用データ
テーブルの更新を行うデータ更新工程とを実行させるた
めのライン施工管理プログラムを記録した記録媒体であ
る。
端末のライン施工管理を行うためのライン施工管理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、端子の使用状況を示す使用状況フラグと端子
の位置情報とを含むライン施工に必用な設備データを納
めた設備データテーブルおよび施工管理に必用なデータ
を納めた施工管理用データテーブルを記憶部に記憶させ
る記憶工程と、入力される施工する端末の指定及び施工
の種類の情報が、施工手順に合っているものか受付ルー
ルを参照して確認し、施工管理用データテーブルにおい
て、新規の施工依頼毎に、施工書の識別番号とともに施
工依頼者の情報及び進捗状況の情報を有する施工書デー
タテーブルの作成、変更と、施工依頼された端末毎に、
端末の新設の場合に新ルート、端末の撤去及び移設の場
合に旧ルートのデータテーブルとして、前記施工書の識
別番号とともに、端子の接続ルートの情報、依頼された
施工種類が新設,撤去および移設のいずれであるかを示
す情報とを有する施工ルートデータテーブルとの作成、
変更を行い、設備データテーブルの端末の使用状況フラ
グを施工種類に対応して変更する依頼データ作成工程
と、前記施工依頼データ作成工程により作成されたデー
タより、新設または移設依頼があるか判断し、依頼があ
る場合に設備データテーブルを参照し、端末の設置位置
との距離を判断し、端末の設置位置に最も近く、かつ、
使用状況フラグにより端子の使用状況を判断し、使用状
況が未使用または撤去予定のものを選択し、新ルートの
作成に必要な端子の選択を行い、選択した端子に基づき
新ルートを作成して施工ルートデータテーブルに納め、
施工指示データの作成を行う指示データ作成工程と、新
ルートの施工ルートデータテーブルと旧ルートの施工ル
ートデータテーブルとの端子の接続ルートの情報を比較
し、新設の配線ルートと移設・撤去の配線ルートとに重
複があるかを判断し、重複するルートがある場合、その
ルートの相殺処理を行い、施工指示書の作成及び出力を
行う指示書作成工程と、前記施工指示書作成工程による
施工指示データの進捗状況に応じて、前記記憶部に記憶
されている設備データテーブルおよび施工管理用データ
テーブルの更新を行うデータ更新工程とを実行させるた
めのライン施工管理プログラムを記録した記録媒体であ
る。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
ライン施工管理システム及びその方法を図面を参照して
説明する。図1は、本発明の一実施形態によるライン施
工管理システムの構成図である。図において符号1は、
マイクロプロセッサー等で構成され、各種装置を制御す
る制御装置を、符号2はハードディスクドライブ、光磁
気ディスクドライブ等の記憶装置を、符号3はCRT
(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置等の表示装置を、
符号4はキーボードやマウス等で構成される入力装置
を、符号5はプリンタ等の出力装置を、符号6は各種装
置を接続するためのバスを表している。また、制御装置
1内には、ビル等の構内において、端末機器の設置、移
転、撤去を行う場合の施工管理に必用となる各種処理
部、すなわち、依頼データ作成部11、指示データ作成
部12、指示書作成部13、データ更新部14が設けら
れている。一方、記憶装置2内には、端末や接続端子等
の配線設備に関する現在の状態を示すデータを納めた設
備データテーブル21、端末の施工依頼があった場合の
施工管理を行うためのデータを納めた施工管理用データ
テーブル22が記憶されている。
ライン施工管理システム及びその方法を図面を参照して
説明する。図1は、本発明の一実施形態によるライン施
工管理システムの構成図である。図において符号1は、
マイクロプロセッサー等で構成され、各種装置を制御す
る制御装置を、符号2はハードディスクドライブ、光磁
気ディスクドライブ等の記憶装置を、符号3はCRT
(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置等の表示装置を、
符号4はキーボードやマウス等で構成される入力装置
を、符号5はプリンタ等の出力装置を、符号6は各種装
置を接続するためのバスを表している。また、制御装置
1内には、ビル等の構内において、端末機器の設置、移
転、撤去を行う場合の施工管理に必用となる各種処理
部、すなわち、依頼データ作成部11、指示データ作成
部12、指示書作成部13、データ更新部14が設けら
れている。一方、記憶装置2内には、端末や接続端子等
の配線設備に関する現在の状態を示すデータを納めた設
備データテーブル21、端末の施工依頼があった場合の
施工管理を行うためのデータを納めた施工管理用データ
テーブル22が記憶されている。
【0017】次にこのライン施工管理システムの各処理
部の動作を説明する。図2は、端末の施工依頼があった
場合のライン施工管理システムの各処理部による処理手
順を示すフローチャートである。以下ではこのフローを
データの移動関係を表した図3も用いて簡単に説明す
る。はじめに、依頼データ作成部11により施工依頼者
が入力装置4を用いて施工する端末の指定、施工の種類
(新設・移設・撤去)を行うと、この入力データに基づ
き施工管理用のデータテーブル22に施工管理に必用と
なる施工書データテーブルおよび施工ルートデータテー
ブルの作成を行う(ステップs1)。なお、この施工書
データテーブルと施工ルートデータテーブルについては
別途詳しく説明する。ここで、この依頼データ作成部1
1は、施工依頼者による施工依頼において端末の設置場
所の指定を容易にするために、記憶装置2内の設備デー
タテーブル21を読み出すことによりフロア図面を表示
装置3に表示してもよい。また、施工依頼者は、1回の
依頼で複数の端末の施工依頼を行うことが可能である。
なお、施工依頼する際の最低限の情報として、施工する
端末の指定と施工の種類を入力するものとする。
部の動作を説明する。図2は、端末の施工依頼があった
場合のライン施工管理システムの各処理部による処理手
順を示すフローチャートである。以下ではこのフローを
データの移動関係を表した図3も用いて簡単に説明す
る。はじめに、依頼データ作成部11により施工依頼者
が入力装置4を用いて施工する端末の指定、施工の種類
(新設・移設・撤去)を行うと、この入力データに基づ
き施工管理用のデータテーブル22に施工管理に必用と
なる施工書データテーブルおよび施工ルートデータテー
ブルの作成を行う(ステップs1)。なお、この施工書
データテーブルと施工ルートデータテーブルについては
別途詳しく説明する。ここで、この依頼データ作成部1
1は、施工依頼者による施工依頼において端末の設置場
所の指定を容易にするために、記憶装置2内の設備デー
タテーブル21を読み出すことによりフロア図面を表示
装置3に表示してもよい。また、施工依頼者は、1回の
依頼で複数の端末の施工依頼を行うことが可能である。
なお、施工依頼する際の最低限の情報として、施工する
端末の指定と施工の種類を入力するものとする。
【0018】次に、新設される端末がある場合、指示デ
ータ作成部12は、端末に接続されるアウトレット端子
から起点端子までのパッチ接続による新配線ルートの作
成を行う(ステップs2)。ここで、”アウトレット端
子”とは端末を接続するための端子であり、”起点端
子”とは基になる端子である。また、この起点端子から
アウトレット端子間を接続するために1つまたは複数の
配線パネル(DF:Distribution Frame)が用いられる
が、この配線パネルの入力側端子と出力側端子とを接続
することにより起点端子からアウトレット端子までの配
線接続が行われる。そして、この配線パネルの入力側端
子と出力側端子とを接続することを”パッチ接続”と呼
ぶ。次に、指示書作成部13は、施工指示データ作成済
みの端末について配線パネル内の接続パッチの新設・撤
去を示す配線の切り換え指示書の作成を行い、必用に応
じて出力装置5に出力する(ステップs3)。最後に、
データ更新部14が、端末施工の進行状況に応じた設備
データテーブル21および施工管理用データテーブル2
2のデータの更新を行う(ステップs4)。以上の処理
から分かるように、施工管理については施工管理用デー
タテーブル22のみが用いられ、必用に応じて設備デー
タテーブル21からデータの読み出し、更新が行われ
る。これにより、設備に関するデータと施工管理に関す
るデータを別々に管理でき、データ管理が容易になる。
ータ作成部12は、端末に接続されるアウトレット端子
から起点端子までのパッチ接続による新配線ルートの作
成を行う(ステップs2)。ここで、”アウトレット端
子”とは端末を接続するための端子であり、”起点端
子”とは基になる端子である。また、この起点端子から
アウトレット端子間を接続するために1つまたは複数の
配線パネル(DF:Distribution Frame)が用いられる
が、この配線パネルの入力側端子と出力側端子とを接続
することにより起点端子からアウトレット端子までの配
線接続が行われる。そして、この配線パネルの入力側端
子と出力側端子とを接続することを”パッチ接続”と呼
ぶ。次に、指示書作成部13は、施工指示データ作成済
みの端末について配線パネル内の接続パッチの新設・撤
去を示す配線の切り換え指示書の作成を行い、必用に応
じて出力装置5に出力する(ステップs3)。最後に、
データ更新部14が、端末施工の進行状況に応じた設備
データテーブル21および施工管理用データテーブル2
2のデータの更新を行う(ステップs4)。以上の処理
から分かるように、施工管理については施工管理用デー
タテーブル22のみが用いられ、必用に応じて設備デー
タテーブル21からデータの読み出し、更新が行われ
る。これにより、設備に関するデータと施工管理に関す
るデータを別々に管理でき、データ管理が容易になる。
【0019】次に図2のフローにおける各処理部による
処理の詳細を以下に説明する。図4は図2に示すステッ
プs1の「施工依頼データの作成」の処理の詳細なフロ
ーチャートである。はじめに、施工依頼者により入力さ
れた施工する端末の指定、施工の種類(新設・移設・撤
去)の情報が適切であるか受付ルールを参照し、確認を
行う(ステップs11)。ここで「受付ルール」とは、
施工依頼された内容が施工手順にあっているものかを判
断するためのルールであり、この受付ルールを用いた判
断により施工が適切な順序で行われることになる。受付
ルールの一例としては以下のものがある。
処理の詳細を以下に説明する。図4は図2に示すステッ
プs1の「施工依頼データの作成」の処理の詳細なフロ
ーチャートである。はじめに、施工依頼者により入力さ
れた施工する端末の指定、施工の種類(新設・移設・撤
去)の情報が適切であるか受付ルールを参照し、確認を
行う(ステップs11)。ここで「受付ルール」とは、
施工依頼された内容が施工手順にあっているものかを判
断するためのルールであり、この受付ルールを用いた判
断により施工が適切な順序で行われることになる。受付
ルールの一例としては以下のものがある。
【0020】1)新設、移設、撤去の受付ルール
移設、または撤去の施工依頼された端末Aの旧ルート
を、新設、または移設の施工依頼された端末Bの新ルー
トとして指定する場合には、端末Aが工事完了し、続い
て端末Bの工事が完了するように依頼を受け付ける。も
しくは端末Aおよひ端末Bの工事が同時に完了するよう
に依頼を受け付ける。(端末Bの工事は、端末Aの工事
より先にすることができないため)。 2)新設時の受付ルール ○バス端末の場合 ”バス端末”とは、1つの配線ルートを形成するアウト
レット端子に複数の端末を接続したときの端末のことを
言う。なお、バス接続の場合1台目で接続ルートができ
ているため、2台目以降の端末はアウトレット端子の指
定がされているか確認する。なお、追加で新たに複数台
のバス端末の依頼があった場合には、接続可能な限り受
け付けを行う。 3)撤去時の受付ルール ○バス接続の場合 アウトレット端子に少なくとも1台のバス端末が接続さ
れている限り、バス端末の撤去依頼を全て受け付ける。
また、アウトレット端子に接続された全てのバス端末を
撤去する場合には、先に撤去依頼された端末の工事完了
が先に行われるよう、もしくは、全てのバス端末の撤去
が同時に行われるように受け付けを行う。(最後の1台
となるバス端末の工事が先に終わると、他のバス端末が
アウトレット端子につながっていない状態となるため) 4)移設時の受付ルール 新設と撤去の受付ルールの組み合わせとなる。
を、新設、または移設の施工依頼された端末Bの新ルー
トとして指定する場合には、端末Aが工事完了し、続い
て端末Bの工事が完了するように依頼を受け付ける。も
しくは端末Aおよひ端末Bの工事が同時に完了するよう
に依頼を受け付ける。(端末Bの工事は、端末Aの工事
より先にすることができないため)。 2)新設時の受付ルール ○バス端末の場合 ”バス端末”とは、1つの配線ルートを形成するアウト
レット端子に複数の端末を接続したときの端末のことを
言う。なお、バス接続の場合1台目で接続ルートができ
ているため、2台目以降の端末はアウトレット端子の指
定がされているか確認する。なお、追加で新たに複数台
のバス端末の依頼があった場合には、接続可能な限り受
け付けを行う。 3)撤去時の受付ルール ○バス接続の場合 アウトレット端子に少なくとも1台のバス端末が接続さ
れている限り、バス端末の撤去依頼を全て受け付ける。
また、アウトレット端子に接続された全てのバス端末を
撤去する場合には、先に撤去依頼された端末の工事完了
が先に行われるよう、もしくは、全てのバス端末の撤去
が同時に行われるように受け付けを行う。(最後の1台
となるバス端末の工事が先に終わると、他のバス端末が
アウトレット端子につながっていない状態となるため) 4)移設時の受付ルール 新設と撤去の受付ルールの組み合わせとなる。
【0021】ここで、工事の進捗状況は、別途説明する
施工書データテーブルや施工ルートデータテーブルを参
照することにより分かる。なお、施工依頼者の入力情報
が受付ルールに照らしあわせて不適切な場合には、情報
の再入力を促すか、処理を終了する。
施工書データテーブルや施工ルートデータテーブルを参
照することにより分かる。なお、施工依頼者の入力情報
が受付ルールに照らしあわせて不適切な場合には、情報
の再入力を促すか、処理を終了する。
【0022】次に、施工依頼者により入力された施工す
る端末の指定、施工の種類(新設・移設・撤去)情報に
基づき施工管理用データテーブル22内に施工書データ
テーブルの作成を行う(ステップs12)。この施工書
データテーブルとは、新規の施工依頼毎に作成されるテ
ーブルであり、施工依頼者の情報や施工の進捗状況等を
管理する。図5は、施工書データテーブルのデータの構
成例を示す図である。図においてテーブルの項目のいく
つかを簡単に説明すると、符号a1に示す「施工ID」
とは、施工書の識別番号でありライン施工管理システム
により自動的にふられる番号である。符号a2に示す
「ユーザーID」とは施工依頼者を示す識別番号であ
り、符号a3に示す「更新権限」とは他のユーザーへの
更新権限の許可を示すフラグ値を納めている。符号a4
に示す「状態」とは、依頼した施工の状態を示し、3つ
の状態がある。
る端末の指定、施工の種類(新設・移設・撤去)情報に
基づき施工管理用データテーブル22内に施工書データ
テーブルの作成を行う(ステップs12)。この施工書
データテーブルとは、新規の施工依頼毎に作成されるテ
ーブルであり、施工依頼者の情報や施工の進捗状況等を
管理する。図5は、施工書データテーブルのデータの構
成例を示す図である。図においてテーブルの項目のいく
つかを簡単に説明すると、符号a1に示す「施工ID」
とは、施工書の識別番号でありライン施工管理システム
により自動的にふられる番号である。符号a2に示す
「ユーザーID」とは施工依頼者を示す識別番号であ
り、符号a3に示す「更新権限」とは他のユーザーへの
更新権限の許可を示すフラグ値を納めている。符号a4
に示す「状態」とは、依頼した施工の状態を示し、3つ
の状態がある。
【0023】次に、設備データテーブル21から施工に
必用となるデータの読み出しを行う(ステップs1
3)。ここで、必用となるデータとは、例えば端末の撤
去もしくは移転の場合には、この端末の現在の配線ルー
トに関する情報等を言う。次に、施工依頼された端末毎
に施工管理用データテーブル22内に施工ルートデータ
テーブルの作成を行う(ステップs14)。ここで施工
ルートデータテーブルとは、端末を接続するアウトレッ
ト端子から起点端子までの接続経路等のデータを納めた
テーブルであり、施工依頼された各端末毎に作成され
る。
必用となるデータの読み出しを行う(ステップs1
3)。ここで、必用となるデータとは、例えば端末の撤
去もしくは移転の場合には、この端末の現在の配線ルー
トに関する情報等を言う。次に、施工依頼された端末毎
に施工管理用データテーブル22内に施工ルートデータ
テーブルの作成を行う(ステップs14)。ここで施工
ルートデータテーブルとは、端末を接続するアウトレッ
ト端子から起点端子までの接続経路等のデータを納めた
テーブルであり、施工依頼された各端末毎に作成され
る。
【0024】図6に、この施工ルートデータテーブルの
データの構成例を示す。図のテーブルにおいて項目のい
くつかを説明すると、符号b1に示す「施工ID」とは
このテーブルを管理する施工管理書データテーブルの
「施工ID」・a1と同一値であり、これにより管理す
る施工管理書データテーブルとの関連付けが行われる。
符号b2に示す「レコード種別」とは、接続ルートの新
旧を示すフラグを表している。すなわち、端末の新設の
場合には新たに接続ルートを作成しなけらばならないの
で「新ルート」となり、撤去の場合には現在の接続ルー
トを撤去することになるので「旧ルート」となる。ま
た、端末の移設の場合には、現在の接続ルートを撤去
し、あらたに接続ルートを作成しなければならないこと
から、1つの端末につきこの項目が「新ルート」である
施工ルートデータテーブルと、「旧ルート」である施工
ルートデータテーブルの2つのテーブルが作成される。
符号b3に示す「状態」は、端末毎の施工ルートの工事
の進捗状態を示すフラグである。符号b4に示す「区
分」は施工区分である新設・撤去・移転のいずれかを表
す。符号b5に示す項目「アウトレット」から「起点端
子」はこの間の端子の接続ルートを示す項目である。な
お、端末の”新設”および”移設・新ルート”の施工ル
ートデータテーブルの場合には、この項目が空欄とな
り、端末の”撤去”および”移設・旧ルート”の施工ル
ートデータテーブルの場合には、この項目がステップs
12で読み出した現在のアウトレット端子と起点端子間
の接続ルート情報が納められる。符号b6に示す項目
「特殊端子フラグ」とは端子の種類を表すものである。
ここで、”バス端末”等を示すことができる。
データの構成例を示す。図のテーブルにおいて項目のい
くつかを説明すると、符号b1に示す「施工ID」とは
このテーブルを管理する施工管理書データテーブルの
「施工ID」・a1と同一値であり、これにより管理す
る施工管理書データテーブルとの関連付けが行われる。
符号b2に示す「レコード種別」とは、接続ルートの新
旧を示すフラグを表している。すなわち、端末の新設の
場合には新たに接続ルートを作成しなけらばならないの
で「新ルート」となり、撤去の場合には現在の接続ルー
トを撤去することになるので「旧ルート」となる。ま
た、端末の移設の場合には、現在の接続ルートを撤去
し、あらたに接続ルートを作成しなければならないこと
から、1つの端末につきこの項目が「新ルート」である
施工ルートデータテーブルと、「旧ルート」である施工
ルートデータテーブルの2つのテーブルが作成される。
符号b3に示す「状態」は、端末毎の施工ルートの工事
の進捗状態を示すフラグである。符号b4に示す「区
分」は施工区分である新設・撤去・移転のいずれかを表
す。符号b5に示す項目「アウトレット」から「起点端
子」はこの間の端子の接続ルートを示す項目である。な
お、端末の”新設”および”移設・新ルート”の施工ル
ートデータテーブルの場合には、この項目が空欄とな
り、端末の”撤去”および”移設・旧ルート”の施工ル
ートデータテーブルの場合には、この項目がステップs
12で読み出した現在のアウトレット端子と起点端子間
の接続ルート情報が納められる。符号b6に示す項目
「特殊端子フラグ」とは端子の種類を表すものである。
ここで、”バス端末”等を示すことができる。
【0025】最後に設備データテーブル21の施工依頼
した端末に関連する設備データの使用状況フラグの更新
を行う(ステップs15)。具体的には施工依頼された
端末および関連する設備に関する端末レコードテーブル
および設備レコードテーブルの使用状況フラグを、施工
種類に応じて、「未使用」から「新設予定」に、あるい
は「使用中」から「撤去予定」に変更する。この使用状
況フラグの変更により、例えば「撤去予定」の端末をさ
らに撤去するといった矛盾する施工依頼があってもその
依頼を排除することができるようになる。さらに、端末
の新設等にともなう新接続ルートの作成にいおて「撤去
予定」の端子の利用が可能となる。以上のようにして、
ステップs1の施工依頼データの作成の処理が行われ
る。
した端末に関連する設備データの使用状況フラグの更新
を行う(ステップs15)。具体的には施工依頼された
端末および関連する設備に関する端末レコードテーブル
および設備レコードテーブルの使用状況フラグを、施工
種類に応じて、「未使用」から「新設予定」に、あるい
は「使用中」から「撤去予定」に変更する。この使用状
況フラグの変更により、例えば「撤去予定」の端末をさ
らに撤去するといった矛盾する施工依頼があってもその
依頼を排除することができるようになる。さらに、端末
の新設等にともなう新接続ルートの作成にいおて「撤去
予定」の端子の利用が可能となる。以上のようにして、
ステップs1の施工依頼データの作成の処理が行われ
る。
【0026】図7は、このステップにより作成された施
工ルートデータテーブルのデータの一部をまとめた図で
ある。図は1回の依頼で3つの端末の施工依頼が行わ
れ、端末Aは移設を、端末Bは撤去を、端末Cは新設を
依頼された例を示している。図において、項目「状態」
は、図6の施工ルートデータテーブルの「状態」・b3
に対応し、項目「区分」は、図6の「区分」・b4に対
応している。また、項目「ルート」は、図6の「レコー
ド種別」・b2をまとめたものであり、項目「アウトレ
ット」および「起点端子」は、図6の接続ルートのう
ち、これらの項目を示したものである。図において、端
末Aは移設であることから、既設の接続ルートである
「旧ルート」と移設にともなう新たな接続ルートである
「新ルート」という2つの施工ルートに関するデータが
あることが分かる。そして、各端末において項目「ルー
ト」が「既」の場合には、設備データテーブル21の情
報を読み出して、アウトレット端子と起点端子に関する
情報が納められていることからその情報がすでに納めら
れ、項目「ルート」が「新」の場合には、まだ接続ルー
トを決定していないことからこれらの情報が納められて
いないことが分かる。また項目「状態」は、この段階で
は全ての端末で「未予約」となっている。
工ルートデータテーブルのデータの一部をまとめた図で
ある。図は1回の依頼で3つの端末の施工依頼が行わ
れ、端末Aは移設を、端末Bは撤去を、端末Cは新設を
依頼された例を示している。図において、項目「状態」
は、図6の施工ルートデータテーブルの「状態」・b3
に対応し、項目「区分」は、図6の「区分」・b4に対
応している。また、項目「ルート」は、図6の「レコー
ド種別」・b2をまとめたものであり、項目「アウトレ
ット」および「起点端子」は、図6の接続ルートのう
ち、これらの項目を示したものである。図において、端
末Aは移設であることから、既設の接続ルートである
「旧ルート」と移設にともなう新たな接続ルートである
「新ルート」という2つの施工ルートに関するデータが
あることが分かる。そして、各端末において項目「ルー
ト」が「既」の場合には、設備データテーブル21の情
報を読み出して、アウトレット端子と起点端子に関する
情報が納められていることからその情報がすでに納めら
れ、項目「ルート」が「新」の場合には、まだ接続ルー
トを決定していないことからこれらの情報が納められて
いないことが分かる。また項目「状態」は、この段階で
は全ての端末で「未予約」となっている。
【0027】次に、新設もしくは撤去による新ルートの
作成を行う「施工指示データの作成」の処理の詳細を説
明する。図8は図2に示すステップs2の「施工指示デ
ータの作成」の処理の詳細なフローチャートである。は
じめに、新設もしくは移設依頼があるか判断を行ない、
ない場合には「施工指示データの作成」処理を終了し、
ある場合にはステップs22に進む(ステップs2
1)。新設もしくは移設する端末の設置位置に基づき、
設備データテーブル21の端子のデータを参照し、端末
の設置位置に最も近く、使用状況が”未使用”もしく
は”撤去予定”のものを選択する(ステップs22)。
なお、設備データテーブル21内の端子のデータには、
少なくとも使用状況を示すフラグと、端子の位置情報が
含まれ、これら情報を参照することにより、端子の使用
状況の判断や端末の設置位置との距離が判断できる。こ
のように設備データテーブル21の情報を利用するで、
自動的に新ルートの作成に必用な端子の選択を行うこと
ができる。最後に、選択した端子に基づき新ルートの作
成を行い、この作成した新ルートを施工ルートデータテ
ーブルの符号b5に示す項目に納める(ステップs2
3)。ただし、図6の施工ルートテーブルの符号b6に
示す「特殊端子フラグ」が”バス端末”の場合には処理
が異なる。この場合、1台目の端末でのみ新ルートの作
成を行い、2台目以降の端末については接続ルートの作
成を行わない。1台目の端末の接続ルートをそのまま用
いるからである。以上のようにして、ステップs2の施
工指示データの作成処理が行われる。
作成を行う「施工指示データの作成」の処理の詳細を説
明する。図8は図2に示すステップs2の「施工指示デ
ータの作成」の処理の詳細なフローチャートである。は
じめに、新設もしくは移設依頼があるか判断を行ない、
ない場合には「施工指示データの作成」処理を終了し、
ある場合にはステップs22に進む(ステップs2
1)。新設もしくは移設する端末の設置位置に基づき、
設備データテーブル21の端子のデータを参照し、端末
の設置位置に最も近く、使用状況が”未使用”もしく
は”撤去予定”のものを選択する(ステップs22)。
なお、設備データテーブル21内の端子のデータには、
少なくとも使用状況を示すフラグと、端子の位置情報が
含まれ、これら情報を参照することにより、端子の使用
状況の判断や端末の設置位置との距離が判断できる。こ
のように設備データテーブル21の情報を利用するで、
自動的に新ルートの作成に必用な端子の選択を行うこと
ができる。最後に、選択した端子に基づき新ルートの作
成を行い、この作成した新ルートを施工ルートデータテ
ーブルの符号b5に示す項目に納める(ステップs2
3)。ただし、図6の施工ルートテーブルの符号b6に
示す「特殊端子フラグ」が”バス端末”の場合には処理
が異なる。この場合、1台目の端末でのみ新ルートの作
成を行い、2台目以降の端末については接続ルートの作
成を行わない。1台目の端末の接続ルートをそのまま用
いるからである。以上のようにして、ステップs2の施
工指示データの作成処理が行われる。
【0028】図9は、このステップにより作成された施
工ルートデータテーブルのデータの一部をまとめた図で
ある。図9を図7と比較すると、この処理で端末Aの新
ルートおよび端末Cの新ルートに関するアウトレットと
起点端子の情報が新たに加わっていることが分かる。ま
た図より新設される端末Cは撤去予定である端末Bの接
続ルートをそのまま利用していることが分かる。
工ルートデータテーブルのデータの一部をまとめた図で
ある。図9を図7と比較すると、この処理で端末Aの新
ルートおよび端末Cの新ルートに関するアウトレットと
起点端子の情報が新たに加わっていることが分かる。ま
た図より新設される端末Cは撤去予定である端末Bの接
続ルートをそのまま利用していることが分かる。
【0029】次に、施工指示データの作成済みの端末に
ついての配線切り換え指示書を作成する「指示書の作成
・出力」の処理を説明する。図10は図2に示すステッ
プs3の「指示書の作成・出力」の処理の詳細なフロー
チャートである。はじめに、ステップs2の「施工指示
データ作成」により作成した”新設”の配線ルート
と、”撤去”の配線ルートに重複があるか判断し、重複
するルートがある場合にはそのルートを相殺する処理を
行う(ステップs31)。この重複ルートの判断は、指
示書の作成対象となる端末の施工ルートデータテーブル
の接続ルートの情報を納めた符号b5の項目を比較する
ことでおこなう。この処理により、同じルートについ
て、はじめに撤去を行い、続いて新設するという無駄な
作業をなくすことができる。例えば、図9の施工ルート
データテーブルをまとめた施工依頼情報の一部を示す図
において、端末Bの撤去する既設のルートである旧ルー
トはアウトレット端子が”B”で起点端子が”b”であ
る。一方端末Cの新設する新ルートはアウトレット端子
が”B”で起点端子が”b”である。このように端末B
の旧ルートと端末Cの新ルートが一致する。よって、こ
のステップでは、この重複するルートを検出し、相殺す
る。
ついての配線切り換え指示書を作成する「指示書の作成
・出力」の処理を説明する。図10は図2に示すステッ
プs3の「指示書の作成・出力」の処理の詳細なフロー
チャートである。はじめに、ステップs2の「施工指示
データ作成」により作成した”新設”の配線ルート
と、”撤去”の配線ルートに重複があるか判断し、重複
するルートがある場合にはそのルートを相殺する処理を
行う(ステップs31)。この重複ルートの判断は、指
示書の作成対象となる端末の施工ルートデータテーブル
の接続ルートの情報を納めた符号b5の項目を比較する
ことでおこなう。この処理により、同じルートについ
て、はじめに撤去を行い、続いて新設するという無駄な
作業をなくすことができる。例えば、図9の施工ルート
データテーブルをまとめた施工依頼情報の一部を示す図
において、端末Bの撤去する既設のルートである旧ルー
トはアウトレット端子が”B”で起点端子が”b”であ
る。一方端末Cの新設する新ルートはアウトレット端子
が”B”で起点端子が”b”である。このように端末B
の旧ルートと端末Cの新ルートが一致する。よって、こ
のステップでは、この重複するルートを検出し、相殺す
る。
【0030】次に、配線パネルの配線切り換え指示書の
出力を行う(ステップs32)。図9に示す施工依頼情
報の場合の指示書の例を図11に示す。なお、図9にお
いて、アウトレット端子と起点端子とは、1つの配線パ
ネルのみを経由して接続されているものとする。図より
重複するルートの配線切り換えが除かれ、端末Aに関す
る配線切り換え指示のみとなっていることが分かる。最
後に施工ルートデータテーブルおよび施工書データテー
ブルの項目「状態」の更新を行う(ステップs33)。
この処理により、施工ルートデータテーブルの「状態」
・b3は、「未予約」から「指示済」に変更し、施工書
データテーブルの「状態」・a4は、「未予約」から
「作業中」に変更する。これは、指示書の重複出力が行
われるのを防止する為である。以上のようにして、ステ
ップs3の指示書の作成・出力の処理が行われる。
出力を行う(ステップs32)。図9に示す施工依頼情
報の場合の指示書の例を図11に示す。なお、図9にお
いて、アウトレット端子と起点端子とは、1つの配線パ
ネルのみを経由して接続されているものとする。図より
重複するルートの配線切り換えが除かれ、端末Aに関す
る配線切り換え指示のみとなっていることが分かる。最
後に施工ルートデータテーブルおよび施工書データテー
ブルの項目「状態」の更新を行う(ステップs33)。
この処理により、施工ルートデータテーブルの「状態」
・b3は、「未予約」から「指示済」に変更し、施工書
データテーブルの「状態」・a4は、「未予約」から
「作業中」に変更する。これは、指示書の重複出力が行
われるのを防止する為である。以上のようにして、ステ
ップs3の指示書の作成・出力の処理が行われる。
【0031】図12は、このステップにより作成された
施工ルートデータテーブルのデータの一部をまとめた図
である。図12と図9とを比較すると各端末の「状態」
が指示済になっていることが分かる。
施工ルートデータテーブルのデータの一部をまとめた図
である。図12と図9とを比較すると各端末の「状態」
が指示済になっていることが分かる。
【0032】最後に設備データテーブル21および施工
管理用データテーブル22の更新を行う「データの更
新」の処理を説明する。図13は図2に示すステップs
4の「データの更新」の処理の詳細なフローチャートで
ある。この処理では、工事の進捗状況にあわせてテーブ
ルの更新を行う。まず、施工管理用データテーブル22
内の施工ルートデータテーブルを検索し、このテーブル
の項目「状態」が”指示済”となっているデータの検索
を行う(ステップs41)。なお、この検索で”指示
済”データがない場合には処理を終了する。次に施工ル
ートデータテーブル内の検索された全端末の旧ルート上
の端子について、設備データテーブル21内の端子デー
タテーブルの使用状況フラグを”撤去予定”から”未使
用”に変更する(ステップs42)。また、このとき設
備データテーブル21内の端子の接続情報を納めた接続
情報テーブルの該当する端子の情報の削除を行う。
管理用データテーブル22の更新を行う「データの更
新」の処理を説明する。図13は図2に示すステップs
4の「データの更新」の処理の詳細なフローチャートで
ある。この処理では、工事の進捗状況にあわせてテーブ
ルの更新を行う。まず、施工管理用データテーブル22
内の施工ルートデータテーブルを検索し、このテーブル
の項目「状態」が”指示済”となっているデータの検索
を行う(ステップs41)。なお、この検索で”指示
済”データがない場合には処理を終了する。次に施工ル
ートデータテーブル内の検索された全端末の旧ルート上
の端子について、設備データテーブル21内の端子デー
タテーブルの使用状況フラグを”撤去予定”から”未使
用”に変更する(ステップs42)。また、このとき設
備データテーブル21内の端子の接続情報を納めた接続
情報テーブルの該当する端子の情報の削除を行う。
【0033】次に施工ルートデータテーブル内の検索さ
れた全端末の新ルート上の端子について、設備データテ
ーブル21内の端子データテーブルの使用状況フラグ
を”使用中”に変更する(ステップs43)。また、こ
のとき設備データテーブル21内の端子の接続情報を納
めた接続情報テーブルの該当する端子の情報の追加を行
う。なお、ステップs42、s43において接続情報テ
ーブルに接続情報の削除、追加ができない場合には、こ
の端子について、更新結果を戻すものとする。データ更
新が可能な端末において次に設備データテーブル21内
の端末テーブルの使用状況フラグを「新設予定」もしく
は「撤去予定」から「未使用」もしくは「使用中」に変
更する(ステップs44)。次に施工のための工事の完
了した端末に関する施工ルートデータテーブルの項目
「状態」・b3を「指示済」から「工事完了」に変更す
る(ステップs45)。そして、施工書データテーブル
の管理下にあるすべての端末の工事が完了しているか判
断し(ステップs46)、完了している場合には、施工
書データテーブルの項目「状態」・a4を「作業中」か
ら「完了」に変更し(ステップs47)、そうでない場
合には処理を終了する。以上のようにして、ステップs
4のデータの更新処理が行われる。この処理により、設
備データテーブル21と施工管理用データテーブル22
とにデータの矛盾が生じないようになる。
れた全端末の新ルート上の端子について、設備データテ
ーブル21内の端子データテーブルの使用状況フラグ
を”使用中”に変更する(ステップs43)。また、こ
のとき設備データテーブル21内の端子の接続情報を納
めた接続情報テーブルの該当する端子の情報の追加を行
う。なお、ステップs42、s43において接続情報テ
ーブルに接続情報の削除、追加ができない場合には、こ
の端子について、更新結果を戻すものとする。データ更
新が可能な端末において次に設備データテーブル21内
の端末テーブルの使用状況フラグを「新設予定」もしく
は「撤去予定」から「未使用」もしくは「使用中」に変
更する(ステップs44)。次に施工のための工事の完
了した端末に関する施工ルートデータテーブルの項目
「状態」・b3を「指示済」から「工事完了」に変更す
る(ステップs45)。そして、施工書データテーブル
の管理下にあるすべての端末の工事が完了しているか判
断し(ステップs46)、完了している場合には、施工
書データテーブルの項目「状態」・a4を「作業中」か
ら「完了」に変更し(ステップs47)、そうでない場
合には処理を終了する。以上のようにして、ステップs
4のデータの更新処理が行われる。この処理により、設
備データテーブル21と施工管理用データテーブル22
とにデータの矛盾が生じないようになる。
【0034】なお、施工依頼の取消を行いたい場合が生
じるが、この場合、依頼データ作成部11は施工依頼の
取消のための受付ルールを持っており、この受付ルール
反する場合、取消を受け付けないものとする。以下に施
工依頼の取消の際の受付ルールの一例を示す。なお、こ
の受付ルールにより施工のための工事に矛盾が生じない
ようになる。
じるが、この場合、依頼データ作成部11は施工依頼の
取消のための受付ルールを持っており、この受付ルール
反する場合、取消を受け付けないものとする。以下に施
工依頼の取消の際の受付ルールの一例を示す。なお、こ
の受付ルールにより施工のための工事に矛盾が生じない
ようになる。
【0035】○新設の施工依頼された端末の施工依頼の
取消を受け付ける。 ○移設または撤去の施工依頼された端末については、旧
ルートが他の端末の新ルートの端子として指定されてい
なければ取消を受け付ける。 ○1台目の端末用ルートを作成し、2台目以降の端末の
ルートを1台目のルートで指定、すなわち、同一のアウ
トレット端子に接続した場合には、1台目の端末の施工
依頼の取消は受け付けない。1台目の施工依頼の取消
は、2台目以降のすべての端末の施工依頼の取消を先に
行った場合に受け付ける。
取消を受け付ける。 ○移設または撤去の施工依頼された端末については、旧
ルートが他の端末の新ルートの端子として指定されてい
なければ取消を受け付ける。 ○1台目の端末用ルートを作成し、2台目以降の端末の
ルートを1台目のルートで指定、すなわち、同一のアウ
トレット端子に接続した場合には、1台目の端末の施工
依頼の取消は受け付けない。1台目の施工依頼の取消
は、2台目以降のすべての端末の施工依頼の取消を先に
行った場合に受け付ける。
【0036】なお、上記実施形態におけるライン施工管
理システムとして、設備データテーブル21および施工
管理用データテーブル22が制御装置1の管理下にある
ものとしている。これを、設備データテーブル21およ
び施工管理用データテーブル22は、別のデータテーブ
ル管理用の装置の管理下に置き、施工依頼する端末が、
通信回線を通して、データテーブル管理用の装置にアク
セスし、必用となるデータテールを参照・更新するサー
バー・クライアントのシステムとしてもよい。
理システムとして、設備データテーブル21および施工
管理用データテーブル22が制御装置1の管理下にある
ものとしている。これを、設備データテーブル21およ
び施工管理用データテーブル22は、別のデータテーブ
ル管理用の装置の管理下に置き、施工依頼する端末が、
通信回線を通して、データテーブル管理用の装置にアク
セスし、必用となるデータテールを参照・更新するサー
バー・クライアントのシステムとしてもよい。
【0037】また、上記の依頼データ作成11、指示デ
ータ作成部12、指示書作成部13、データ更新部14
を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータ
に読み込ませ、実行することにより施工管理を行っても
よい。
ータ作成部12、指示書作成部13、データ更新部14
を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータ
に読み込ませ、実行することにより施工管理を行っても
よい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるライ
ン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プ
ログラムを記録した記録媒体によれば、下記の効果を得
ることができる。ライン施工に必用な設備データを納め
た設備データテーブルおよびライン施工管理に必用なデ
ータを納めた施工管理用データテーブルを記憶し、これ
らテーブルを用いた配線管理行うための依頼データ作成
部と、指示データ作成部と、指示書作成部と、データ更
新部とを備えている。これにより、施工指示までの時間
の短縮ができる。また、必用情報の重複管理・重複入力
がなくなることにより、情報が矛盾するということがな
くなる。よって、効率的な施工管理ができるようにな
る。
ン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プ
ログラムを記録した記録媒体によれば、下記の効果を得
ることができる。ライン施工に必用な設備データを納め
た設備データテーブルおよびライン施工管理に必用なデ
ータを納めた施工管理用データテーブルを記憶し、これ
らテーブルを用いた配線管理行うための依頼データ作成
部と、指示データ作成部と、指示書作成部と、データ更
新部とを備えている。これにより、施工指示までの時間
の短縮ができる。また、必用情報の重複管理・重複入力
がなくなることにより、情報が矛盾するということがな
くなる。よって、効率的な施工管理ができるようにな
る。
【0039】また、依頼データ作成部は、受付ルールを
有し、この受付ルールに基づいて施工依頼データの作成
・変更の判断を行う。この受付ルールにより施工が適切
な順序で行うことができるようになる。
有し、この受付ルールに基づいて施工依頼データの作成
・変更の判断を行う。この受付ルールにより施工が適切
な順序で行うことができるようになる。
【0040】また、指示データ作成部は、 設備データ
テーブルより読み出した端子データのうち、施工する端
末の設置位置に近く、”未使用”もしくは”撤去予定”
の端子を選択することにより新配線ルートの作成を行
う。これにより、自動的に端子の選択、配線ルートの作
成ができるようになる。
テーブルより読み出した端子データのうち、施工する端
末の設置位置に近く、”未使用”もしくは”撤去予定”
の端子を選択することにより新配線ルートの作成を行
う。これにより、自動的に端子の選択、配線ルートの作
成ができるようになる。
【0041】また、指示書作成部は、重複した”新設”
・”撤去”の配線ルートがある場合、該配線ルートを除
いて施工指示書の作成を行う。これにより、同一ルート
の撤去、新設という無駄な作業を自動的に取り除くこと
ができる。
・”撤去”の配線ルートがある場合、該配線ルートを除
いて施工指示書の作成を行う。これにより、同一ルート
の撤去、新設という無駄な作業を自動的に取り除くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるライン施工管理シ
ステムの構成図である。
ステムの構成図である。
【図2】 ライン施工管理システムの処理手順を表すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】 データの移動関係を表した図である。
【図4】 施工依頼データの作成の処理の詳細なフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】 施工書データテーブルのデータの構成例を示
す図である。
す図である。
【図6】 施工ルートデータテーブルのデータの構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図7】 施工依頼情報の一部を示す図である。
【図8】 施工指示データの作成の処理の詳細なフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】 施工依頼情報の一部を示す図である。
【図10】 指示書の作成・出力の処理の詳細なフロー
チャートである。
チャートである。
【図11】 指示書の一例を示す図である。
【図12】 施工依頼情報の一部を示す図である。
【図13】 データの更新の処理の詳細なフローチャー
トである。
トである。
1 制御装置
2 記憶装置
3 表示装置
4 入力装置
5 出力装置
6 バス
11 依頼データ作成部
12 指示データ作成部
13 指示書作成部
14 データ更新部
21 設備データテーブル
22 施工管理用データテーブル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−171414(JP,A)
特開 平6−176042(JP,A)
特開 平8−130755(JP,A)
特開 平7−175841(JP,A)
ビル内配線を効率的に運用する構内配
線管理システム,NTT技術ジャーナ
ル,日本,社団法人電気通信協会,1990
年 6月 1日,第2巻 第6号,74〜
76
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 17/50 - 17/60
Claims (3)
- 【請求項1】 端子の使用状況を示す使用状況フラグと
端子の位置情報とを含むライン施工に必用な設備データ
を納めた設備データテーブルおよび施工管理に必用なデ
ータを納めた施工管理用データテーブルを記憶する記憶
手段と、 入力される施工する端末の指定及び施工の種類の情報
が、施工手順に合っているものか受付ルールを参照して
確認し、施工管理用データテーブルにおいて、新規の施
工依頼毎に、施工書の識別番号とともに施工依頼者の情
報及び進捗状況の情報を有する施工書データテーブルの
作成、変更と、施工依頼された端末毎に、端末の新設の
場合に新ルート、また端末の撤去及び移設の場合に旧ル
ートのデータテーブルとして、前記施工書の識別番号と
ともに、端子の接続ルートの情報、依頼された施工種類
が新設,撤去および移設のいずれであるかを示す情報と
を有する施工ルートデータテーブルとの作成、変更を行
い、設備データテーブルの端末の使用状況フラグを施工
種類に対応して変更する依頼データ作成手段と、 前記施工依頼データ作成手段により作成されたデータよ
り、新設または移設依頼があるか判断し、依頼がある場
合に設備データテーブルを参照し、端末の設置位置との
距離を判断し、端末の設置位置に最も近く、かつ、使用
状況フラグにより端子の使用状況を判断し、使用状況が
未使用または撤去予定のものを選択し、新ルートの作成
に必要な端子の選択を行い、選択した端子に基づき新ル
ートを作成して施工ルートデータテーブルに納め、施工
指示データの作成を行う指示データ作成手段と、 新ルートの施工ルートデータテーブルと旧ルートの施工
ルートデータテーブルとの端子の接続ルートの情報を比
較し、新設の配線ルートと移設・撤去の配線ルートとに
重複があるかを判断し、重複するルートがある場合、そ
のルートの相殺処理を行い、施工指示書の作成及び出力
を行う指示書作成手段と、 前記施工指示書作成手段による施工指示データの進捗状
況に応じて、前記記憶手段に記憶されている設備データ
テーブルおよび施工管理用データテーブルの更新を行う
データ更新手段とを備えたことを特徴とするライン施工
管理システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のライン施工管理システム
を動作させるライン施工管理方法において、 記憶手段が 端子の使用状況を示す使用状況フラグと端子
の位置情報とを含むライン施工に必用な設備データを納
めた設備データテーブルおよび施工管理に必用なデータ
を納めた施工管理用データテーブルを記憶部に記憶する
記憶工程と、依頼データ作成手段が 入力される施工する端末の指定及
び施工の種類の情報を、施工手順に合っているものか受
付ルールを参照して確認し、施工管理用データテーブル
において、新規の施工依頼毎に、施工書の識別番号とと
もに施工依頼者の情報及び進捗状況の情報を有する施工
書データテーブルの作成、変更と、施工依頼された端末
毎に、端末の新設の場合に新ルート、端末の撤去及び移
設の場合に旧ルートのデータテーブルとして、前記施工
書の識別番号とともに、端子の接続ルートの情報、依頼
された施工種類が新設,撤去および移設のいずれである
かを示す情報とを有する施工ルートデータテーブルとの
作成、変更を行い、設備データテーブルの端末の使用状
況フラグを施工種類に対応して変更する依頼データ作成
工程と、指示データ作成手段が 前記施工依頼データ作成工程にお
いて作成されたデータより、新設または移設依頼がある
か判断し、依頼がある場合に設備データテーブルを参照
し、端末の設置位置との距離を判断し、端末の設置位置
に最も近く、かつ、使用状況フラグにより端子の使用状
況を判断し、使用状況が未使用または撤去予定のものを
選択し、新ルートの作成に必要な端子の選択を行い、選
択した端子に基づき新ルートを作成して施工ルートデー
タテーブルに納め、施工指示データの作成を行う指示デ
ータ作成工程と、指示書作成手段が 新ルートの施工ルートデータテーブル
と旧ルートの施工ルートデータテーブルとの端子の接続
ルートの情報を比較し、新設の配線ルートと移設・撤去
の配線ルートとに重複があるかを判断し、重複するルー
トがある場合、そのルートの相殺処理を行い、施工指示
書の作成及び出力を行う指示書作成工程と、データ更新手段が 前記施工指示書作成工程における施工
指示データの進捗状況に応じて、前記記憶部に記憶され
ている設備データテーブルおよび施工管理用データテー
ブルの更新を行うデータ更新工程とを備えたことを特徴
とするライン施工管理方法。 - 【請求項3】 施工する端末のライン施工管理を行うた
めのライン施工管理プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、 端子の使用状況を示す使用状況フラグと端子の位置情報
とを含むライン施工に必用な設備データを納めた設備デ
ータテーブルおよび施工管理に必用なデータを納めた施
工管理用データテーブルを記憶部に記憶させる記憶工程
と、 入力される施工する端末の指定及び施工の種類の情報
が、施工手順に合っているものか受付ルールを参照して
確認し、施工管理用データテーブルにおいて、新規の施
工依頼毎に、施工書の識別番号とともに施工依頼者の情
報及び進捗状況の情報を有する施工書データテーブルの
作成、変更と、施工依頼された端末毎に、端末の新設の
場合に新ルート、端末の撤去及び移設の場合に旧ルート
のデータテーブルとして、前記施工書の識別番号ととも
に、端子の接続ルートの情報、依頼された施工種類が新
設,撤去および移設のいずれであるかを示す情報とを有
する施工ルートデータテーブルとの作成、変更を行い、
設備データテーブルの端末の使用状況フラグを施工種類
に対応して変更する依頼データ作成工程と、 前記施工依頼データ作成工程により作成されたデータよ
り、新設または移設依頼があるか判断し、依頼がある場
合に設備データテーブルを参照し、端末の設置位置との
距離を判断し、端末の設置位置に最も近く、かつ、使用
状況フラグにより端子の使用状況を判断し、使用状況が
未使用または撤去予定のものを選択し、新ルートの作成
に必要な端子の選択を行い、選択した端子に基づき新ル
ートを作成して施工ルートデータテーブルに納め、施工
指示データの作成を行う指示データ作成工程と、 新ルートの施工ルートデータテーブルと旧ルートの施工
ルートデータテーブルとの端子の接続ルートの情報を比
較し、新設の配線ルートと移設・撤去の配線ルートとに
重複があるかを判断し、重複するルートがある場合、そ
のルートの相殺処理を行い、施工指示書の作成及び出力
を行う指示書作成工程と、 前記施工指示書作成工程による施工指示データの進捗状
況に応じて、前記記憶部に記憶されている設備データテ
ーブルおよび施工管理用データテーブルの更新を行うデ
ータ更新工程とを実行させるためのライン施工管理プロ
グラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10644597A JP3471190B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ライン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10644597A JP3471190B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ライン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10302001A JPH10302001A (ja) | 1998-11-13 |
JP3471190B2 true JP3471190B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=14433828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10644597A Expired - Fee Related JP3471190B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ライン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3471190B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100937468B1 (ko) * | 2005-01-24 | 2010-01-19 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 부품 교환 순서 특정 방법 및 프로그램 |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP10644597A patent/JP3471190B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
ビル内配線を効率的に運用する構内配線管理システム,NTT技術ジャーナル,日本,社団法人電気通信協会,1990年 6月 1日,第2巻 第6号,74〜76 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10302001A (ja) | 1998-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002532693A5 (ja) | ||
US20050039115A1 (en) | Electronic document management system for the construction industry | |
JP3471190B2 (ja) | ライン施工管理システム及びその方法及びライン施工管理プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2006195833A (ja) | ワークフローシステム、そのプログラム | |
WO2022064261A1 (ja) | 機器レイアウト設計支援装置および機器レイアウト設計支援方法 | |
US20020161771A1 (en) | System for receiving, storing and updating data over a network upon request | |
US7310614B2 (en) | System and method for operation and management of storage apparatus | |
JP3602302B2 (ja) | マルチ接続ライン管理システム及びマルチ接続ライン管理プログラムを記録した記録媒体 | |
JP3461749B2 (ja) | 伝送路設計システムおよび回線業務支援システム | |
US20050039118A1 (en) | System and method of managing documents over a computer network | |
US20010053990A1 (en) | Construction of system with reduced load on system engineers | |
JP3382497B2 (ja) | ラインの自動ルート取得装置及びラインの自動ルート取得プログラムを記録した媒体 | |
JP3939904B2 (ja) | ワークフローシステム、文書承認方法および記憶媒体 | |
JP2000184595A (ja) | 画面図面作成管理システム及びそのシステムの処理プログラムを記録する記録媒体 | |
JP3736467B2 (ja) | ケーブルの管理システムとその管理方法 | |
JP3248525B2 (ja) | コンピュータによる回線の構成システムおよびその方法 | |
JP2000172678A (ja) | 文書登録装置及び文書登録方法 | |
JP3382512B2 (ja) | ライン自動レイアウト装置及びライン自動レイアウトプログラムを記録した記録媒体 | |
JP3360965B2 (ja) | 回路図の部品番号割り振り装置 | |
JPH09259085A (ja) | データベースの管理方法、データベース管理装置及びデータベースシステム | |
JPH10293779A (ja) | ライン設備データの連携システム及びライン設備データ連携プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2002183388A (ja) | ワークフローシステム、業務方法、記憶媒体 | |
JP2021182343A (ja) | 与信管理装置、与信管理方法、および、与信管理プログラム | |
JPH08195743A (ja) | 回覧データの決裁処理方法 | |
Murray | Managing Hardware in a Client/Server Environment |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |