JP3461749B2 - 伝送路設計システムおよび回線業務支援システム - Google Patents

伝送路設計システムおよび回線業務支援システム

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JP3461749B2
JP3461749B2 JP05620599A JP5620599A JP3461749B2 JP 3461749 B2 JP3461749 B2 JP 3461749B2 JP 05620599 A JP05620599 A JP 05620599A JP 5620599 A JP5620599 A JP 5620599A JP 3461749 B2 JP3461749 B2 JP 3461749B2
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淳 永塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送路における既
存の装置、パス、回線といった伝送路設備の減設により
空状態となる予定の収容位置に対して、増設予定の伝送
路設備を収容するための収容設計業務、およびその収容
設計に基づいた開通指示業務を支援する伝送路設計シス
テムおよび回線業務支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電話回線等の伝送路の保守のために、保
守会社は、地域伝送路の既存の装置、パス、回線を減設
したり、新たな回線等を設けるために減設された装置、
パスを利用した増設を行う計画廃止・廃止充当を行って
いる。
【0003】ここで、同一の収容位置に対する装置、パ
ス、回線の増設は、減設により空いた装置、パス、回線
を利用して行われることから、従来の計画廃止・廃止充
当は、図13(a)に示すように行われている。まず、
前工程として減設に関する工程作業が行われる。すなわ
ち、減設に関する減設設計情報を作成する収容設計が行
われ、続いて減設設計情報に基づいた収容位置での減設
工事が行われる。続いて、減設工事により減設された装
置、パス、回線が廃止充当により再利用されるように設
計へのフィードバックが行われる。つづいて、後工程と
して増設に関する工程作業が行われる。すなわち、増設
に関する増設設計情報を作成する収容設計が行われ、続
いて増設設計情報に基づて、減設により空いた伝送路設
備を再利用をするための増設工事が行われる。続いて、
次の設計へのフィードバックが行われるように、増設工
事により増設された装置、パス、回線に関する記録がな
される。以上のようにして、同一の収容位置に対する計
画廃止・廃止充当が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の計画廃
止・廃止充当では、計画廃止のための前工程作業の終了
を待って、後工程作業を行わなければならない。そのた
め、同一の収容位置に対する計画廃止・廃止充当を行う
際に、すべての作業工程が終了するまで長期の期間を必
要としており、作業効率が悪いという問題があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、効率的な計画廃止・廃止充当業務を行うことが
可能となるシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、特定の収容位置における伝送路設備の減
設設計に関する減設設計情報と、特定の収容位置におけ
る伝送路設備の増設に関する増設設計情報とを記憶する
ための記憶手段(15)と、減設設計情報や増設設計情
報とを取得するユーザインタフェース手段(11)と、
前記ユーザインタフェース手段で取得した減設設計情報
や増設設計情報を前記記憶手段に記憶させるとともに、
減設設計情報や増設設計情報により特定される収容位置
に基づき、同一の収容位置に対する減設設計情報と増設
設計情報との関連付けを行うパターン認識手段(12)
とを備える伝送路設計システムを提供する。伝送路設計
システムに減設設計情報と増設設計情報が入力される
と、パターン認識手段は、同一収容位置に関する減設設
計情報と増設設計情報であれば、これらを関連付ける。
これにより、伝送路設計システムは前工程および後工程
に関する減設設計情報と増設設計情報を同時に管理する
ことが可能となり、減設設計と増設設計とを同時期に行
えるようになる。よって、効率的な計画廃止・廃止充当
業務を行うことが可能となるなお、ここで伝送路設備と
は伝送路における回線、パス、装置を意味する。
【0007】また、本発明において、パターン認識手段
(12)は、前記増設設計情報が増設対象となる増設伝
送路設備を特定していない場合、該増設設計情報と関連
付けられた減設設計情報により特定される減設伝送路設
備を、増設伝送路設備として該増設設計情報に付加す
る。計画廃止・廃止充当業務での収容計画において、増
設対象となる伝送路設備を特定しなくてもこれを収容す
る収容位置が増設設計情報において特定されていれば、
パターン認識手段がこの増設設計情報と関連付けれられ
た減設設計情報を参照して増設対象となる伝送路設備を
決定・設定する。これにより、増設設計における設計者
の負担が軽くなる。
【0008】さらに、本発明は、上記目的を達成するた
めに、伝送路設備の減設設計に関する減設設計情報と、
送伝送路設備の増設に関する増設設計情報とを記憶する
記憶手段であって、同一の収容位置に対する減設設計情
報と増設設計情報とを関連付けて記憶した記憶手段(2
5)と、関連付けられた減設設計情報および増設設計情
報を取得し、工事の工程順序に基づき、該取得した減設
設計情報で特定される減設伝送路設備の減設工事日およ
び該取得した増設設計情報で特定される増設伝送路設備
の増設工事日を決定し、該決定した工事日を該減設設計
情報および該増設設計情報に付加する日付付与手段(2
3)とを備えた回線業務支援システムを提供する。回線
業務支援システムでは、同一収容位置に関する減設設計
情報と増設設計情報が関連付けれられて保管されてい
る。そして、日付付与手段は、関連付けられた減設設計
情報および増設設計情報を参照し、工事の工程順序を考
慮した工事日の決定を行う。これにより、開通指示業務
において、工事日を決定する負担が減り、効率的な計画
廃止・廃止充当業務を行うことが可能となる
【0009】また、本発明において、日付付与手段(2
3)は、工事の工程手順を考慮して、前記取得した減設
設計情報で特定される減設伝送路設備の減設工事日が前
記取得した増設設計情報で特定される増設伝送路設備の
増設工事日より前となるように減設工事日および増設工
事日を決定する。これにより、後工程となる増設工事日
が前工程となる減設工事日より先にような工程順序に反
する日付付与はなくなる。よって、順序性を考慮した伝
送路の開通工事が可能となる。
【0010】また、日付付与手段(23)は、前記取得
した減設設計情報により特定される収容位置に対し上位
もしくは下位の収容位置における減設設計情報がある場
合、減設設計情報で特定される下位の減設伝送路設備の
減設工事日が、他の減設設計情報で特定される上位の減
設伝送路設備の減設工事日より前となるように各減設工
事日を決定し、該決定した減設工事日をそれぞれの減設
設計情報に付加し、前記取得した増設設計情報により特
定される収容位置に対し上位もしくは下位の収容位置に
おける増設設計情報がある場合、増設設計情報で特定さ
れる下位の増設伝送路設備の増設工事日が、他の増設設
計情報で特定される上位の増設伝送路設備の増設工事日
より後となるように各増設工事日を決定し、該決定した
増設工事日をそれぞれの増設設計情報に付加する。これ
により、たとえ上下関係のある収容位置での増設工事、
減設工事があっても工程順序に即した日付付与が行われ
る。よって、順序性を考慮した伝送路の開通工事が可能
となる。
【0011】また、本発明の回線業務支援システムは、
関連付けのある減設設計情報および増設設計情報を参照
し、減設工事日および増設工事日を含む開通指示を出力
する開通指示作成手段(24)をさらに備える。ここ
で、開通指示作成手段は、順序性を考慮した伝送路の開
通工事日の設定された減設設計情報および増設設計情報
に基づき設計指示を作成する。そして、開通指示作成手
段は、減設工事・増設工事を行うシステムに作成した開
通指示を出力(送信)することで、工事の工程順に関す
るトラブルなく減設工事・増設工事が行われるようにな
る。
【0012】さらに、本発明は、上記課題を解決するた
めに、計画廃止・廃止充当業務における収容設計を支援
するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体であって、特定の収容位置における伝送
路設備の減設設計に関する減設設計情報や特定の収容位
置における伝送路設備の増設に関する増設設計情報を記
憶手段に記憶させ、減設設計情報や増設設計情報により
特定される収容位置に基づき、同一の収容位置に対する
減設設計情報と増設設計情報との関連付けのための情報
作成し記憶手段にさらに記憶させることをコンピュータ
に実行させるプログラムを記録した記録媒体を提供す
る。これにより、前述の伝送路設計システムがコンピュ
ータを利用して実現できるようになる。
【0013】また、本発明は、計画廃止・廃止充当業務
における開通指示を支援するためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、伝送
路設備の減設設計に関する減設設計情報と、送伝送路設
備の増設に関する増設設計情報とを記憶する記憶手段で
あって、同一の収容位置に対する減設設計情報と増設設
計情報とを関連付けて記憶した記憶手段から関連付けら
れた減設設計情報および増設設計情報を取得し、工事の
工程順序に基づき、該取得した減設設計情報で特定され
る減設伝送路設備の減設工事日および該取得した増設設
計情報で特定される増設伝送路設備の増設工事日を決定
し、該決定した工事日を該減設設計情報および該増設設
計情報に付加することをコンピュータに実行させるプロ
グラム記録した記録媒体を提供する。これにより、前述
の回線業務支援システムがコンピュータに利用して実現
できるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
伝送路設計システムおよび回線業務支援システムを図面
を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の伝送路設計システムおよ
び回線業務支援システムの構成を示した図である。伝送
路設計システム1は、伝送路保守における収容設計業務
を支援するためのシステムである。ここで、「収容設計
業務」とは、伝送路を構成する回線/パス/装置の設計
業務のことを言う。また「収容設計業務」は、「減設設
計」および「増設設計」という2つのタイプの業務を含
む。「減設設計」は、回線/パス/設備を廃し、空き状
態にする収容設計のことを言う。また、「増設設計」
は、回線/パス/装置を設置する収容設計のことを言
う。なお、計画廃止・廃止充当は、同一収容位置に対し
て減設をし、空いた設備を利用して増設することから、
減設設計と増設設計は、それぞれ前工程と後工程の設計
に対応する。なお、以下では、伝送路を構成する回線、
パス、装置を総称して”伝送路設備”と呼ぶ。また、伝
送路設備の減設設計に関する情報を「減設設計情報」と
呼び、伝送路設備の増設に関する情報を「増設設計情
報」と呼ぶ。また、「減設設計情報」および「増設設計
情報」を総称して「設計情報」と呼ぶ。
【0016】回線業務支援システム2は、伝送路保守に
おける開通指示業務を支援するためのシステムである。
ここで、「開通指示業務」とは、回線パス開通のための
減設工事・増設工事の作業指示情報である開通指示を作
成する業務のことである。なお、作成された開通指示に
基づき伝送路設備を減設する工事である減設工事や、伝
送路設備を増設する工事である増設工事が行われる。
【0017】図1に示すように、伝送路設計システム1
は、ユーザインタフェース部11(以下、”ユーザIF
部”と記載)、パターン認識部12、設計情報伝送部1
3、記憶部15を備えている。
【0018】ここで、記憶部15は、伝送路設計支援の
ためのデータベースであり、伝送路設備の収容位置を示
す収容位置情報16を記憶するとともに、端末装置19
から送信された減設設計情報17および増設設計情報1
8も記憶する。なお、収容位置情報16と減設設計情報
17と増設設計情報18とは収容位置をキーとして関連
付けられる。なお、記憶部15は、ハードディスク装置
や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性
のメモリや、RAM(Random Access Memory)のような
揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構
成されるもとのする。
【0019】ユーザIF部11は、伝送路設計システム
1に接続された端末装置19から送られている設計情報
を取得し、取得した設計情報をパターン認識部12に引
き渡す。また、ユーザIF部11は、端末装置19から
の要求により記憶部15に記憶された情報を帳票形式に
して端末装置19に送信する処理を行う。パターン認識
部12は、計画廃止・廃止充当における前工程(減設設
計情報)と後工程(増設設計情報)との組み合わせパタ
ーンの認識を行い、減設設計情報と増設設計情報との組
み合わせの整合性を取る処理を行う。すなわち、パター
ン認識部12は、ユーザIF部11より得た減設設計情
報と増設設計情報が同一の収容位置に対するものである
時、この収容位置をキーとして減設設計情報と増設設計
情報とを関連づけるリンク情報を付加することにより2
つの設計情報の整合性をとり記憶部15に記憶させる。
なお、「収容位置」については、別途詳細に説明する。
設計情報伝送部12は、同一の収容位置という点で関連
付けられた減設設計情報と増設設計情報とを記憶部15
から取得し、回線業務支援システム1に送信する。ここ
で、ユーザIF部11、パターン認識部12、設計情報
送信部13は専用のハードウェアにより実現されるもの
であってもよく、また、これら処理部11、12、13
は、これらの機能を実現するためのプログラムをメモリ
(RAM)にロードしてCPU(中央演算装置)を用い
て実行することによりその機能を実現させるものであっ
てもよい。
【0020】回線業務支援システム2は、設計情報受信
部21、ユーザインタフェース部22(以下、”ユーザ
IF部”と記載)、日付付与部23、開通指示作成部2
4、記憶部25を備えている。ここで、記憶部25は、
伝送路業務支援のためのデータベースであり、伝送路設
備の収容位置を示す収容位置情報26を記憶するととも
に、伝送路設計システム1から送信された減設設計情報
および増設設計情報も記憶する。なお、収容位置情報2
6と減設設計情報27と増設設計情報28は、伝送路設
計システム1でおこなわれた収容位置をキーとした関連
付けがなされている。なお、記憶部15は、ハードディ
スク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の
不揮発性のメモリや、RAM(Random Access Memory)
のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせ
により構成されるもとのする。
【0021】設計情報受信部21は、伝送路設計システ
ム1から送信される情報を受信し、記憶部25に記憶さ
せる処理を行う。ユーザIF部22は、回線業務支援シ
ステム2に接続された端末装置29から送られてくる指
示情報やデータを受信し、必要に応じて回線教務支援シ
ステム2内の処理部の起動を行う。また、ユーザIF部
22は、端末装置29からの要求により記憶部25に記
憶された情報を帳票形式にして端末装置29に送信した
り、端末装置29により要求された情報を記憶部25か
ら取り出し、送信する処理を行う。日付付与部23は、
設計情報を参照し、計画廃止・廃止充当業務の前工程と
後工手の順序性を考慮した工事日の決定、および、決定
した工事日(日付)を減設設計情報27や増設設計情報
28に付与する処理を行う。開通指示作成部24は、減
設設計情報27および増設設計情報28を参照し、減設
工事日および増設工事日を含む開通指示を作成する。な
お、開通指示作成部24は、同一の収容位置に対する減
設工事日、増設工事日を参照し、計画廃止・廃止充当業
務の前工程と後工程の順序を考慮した作業指示を作成す
る。なお、作成された開通指示は、減設工事・増設工事
を行う工事システム3に送信される。そして、工事シス
テム3は、開通指示に基づいて減設工事、増設工事を行
い、工事結果を回線業務支援システム2に送信する。工
事結果を受信した回線業務支援システム2は、工事結果
に応じて記憶部25の記憶内容の更新を行う。
【0022】ここで、設計情報受信部21、ユーザIF
部12、日付付与部23、開通指示作成部24は専用の
ハードウェアにより実現されるものであってもよく、ま
た、これら処理部21、22、23、24は、これらの
機能を実現するためのプログラムをメモリ(RAM)に
ロードしてCPU(中央演算装置)を用いて実行するこ
とによりその機能を実現させるものであってもよい。
【0023】なお、伝送路設計システム1あるいは回線
業務支援システム2には、周辺機器として入力装置、表
示装置等(いずれも図示せず)が接続されてもよい。こ
こで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイ
スのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tu
be)や液晶表示装置等のことをいう。また、記憶部1
5,25は、伝送路設計システム1あるいは回線業務支
援システム2に内蔵されるものであっても、他の装置
(データベースサーバ)内にあり、伝送路設計システム
1あるいは回線業務支援システム2は、通信によりこれ
ら記憶部15,25にアクセスするものであってもよ
い。
【0024】次に、「収容位置」について説明する。伝
送路設備等の設備において上下関係がある場合、これら
設備間の上下関係である位置情報を収容位置と呼ぶ。よ
り具体的には、下位の設備が収容される上位の設備のこ
とを収容位置と呼ぶ。そして、これら設備間の収容位置
関係を示した情報を”収容位置情報”と呼ぶ。図2を用
いて「収容位置」についてより具体的に説明する。伝送
路設備として、AビルおよびBビルに交換機31,3
3、伝送装置32,34があり、AビルとBビルを接続
するための伝送装置32,34間にパス35が設けられ
ているものとする。図2の例で伝送路設備において上下
関係があるのは、パス35内にあり、このパス35内に
おける上下関係を例にして、収容位置を説明する。パス
35中の最上位のパスとして「上位パス#A」があり、
この上位パスAは、100本の中位パス(中位パス#0
01,#002,・・・,#100)を収容している。
この場合、中位パス#001〜#100の収容位置
は、”上位パス#A”となる。また、それぞれの中位パ
スは3本の下位パスを収容している。図2の例で、中位
パス#100は、下位パス#α,#β,#γを収容して
いる。この場合、下位パス#α,#β,#γの収容位置
は、”中位パス#100”となる。そして、これら上位
パス#A、中位パス#001〜#100、下位パス#
α,#β,#γの収容位置関係を表した情報が収容位置
情報16,26である。なお、下位パス#αの収容位置
は中位パス#100であり、下位パス#αの収容位置よ
り上位の収容位置は上位パス#Aとなる。
【0025】次に、図2の伝送路35内のパスの収容位
置を表した収容位置情報の一例を図3を用いて説明す
る。図3において、符号36は上位パス#Aに関する収
容位置情報を、符号37は中位パス#001〜#100
に関する収容位置情報を、符号38は中位パス#100
に収容される下位パス#α,#β,#γの収容位置情報
をそれぞれ示している。上位パスに関する収容位置情報
36は、一例として上位パスを一意に特定するための”
識別子”、上位パスに付与された論理名である”パス
名”、上位パスの設置位置を表す”設置位置”等の項目
をフィールドとして持つ。図2の上位パス#Aは、図3
に示すように識別子が”#A”,パス名が”U_1”,
設置位置が”Aビル〜Bビル”、・・・と設定される。
【0026】中位パスに関する収容位置情報37は、一
例として、中位パスを収容する上位パスを示す”収容位
置”,中位パスを一意に特定するための”識別子”、中
位パスに付与された論理名である”パス名”等の項目を
フィールドとして持つ。図2の中位パス#100は、上
位パス#Aに収容されることから図3の符号59に示す
ように収容位置が”#A”と設定される。また、中位パ
ス#100は、符号37に示す情報において、識別子
が”#100”,パス名が”M_001”と設定され
る。なお、中位パス#001〜#001の項目”収容位
置”は、”#A”と設定され、これら中位パスが上位パ
ス#Aに収容されることを示している。なお、図3の符
号36や37に示す上位パスに関する収容位置情報およ
び中位パスに関する収容位置情報には、”リンク情報”
という項目のフィールドも設けられているが、これにつ
いては別途説明する。
【0027】下位パスに関する収容位置情報38は、一
例として、下位パスを収容する中位パスを示す”収容位
置”,下位パスを一意に特定するための”識別子”、下
位パスに収容される回線のパスの論理名である”パス
名”等の項目をフィールドとして持つ。図2の下位パス
#αは、中位パス#100に収容されることから図3の
符号60に示すように収容位置が”#100”と設定さ
れる。また、下位パス#αは、符号38に示す情報にお
いて、識別子が”#α”,パス名が”L_1”と設定さ
れる。なお、下位パス#α,#β,#γの項目”収容位
置”は、”#100”と設定され、これら下位パスが中
位パス#100に収容されることを示している。なお、
図3において、符号38に示す収容位置情報は、さらに
識別子で特定される下位パスの工事の状況を示す項目で
ある”工程フラグ”が設けられている。これは、現在設
定されいる下位パスの状況を示すものであり、工事終了
を示す”無工程”、減設を示す”廃減設”もしくは”切
替減”、増設を示す”新増設”もしくは”切替増”等を
示すフラグが設定される。なお、符号36,37に示す
収容位置情報では図示していないが、これらもこの”工
程フラグ”という項目を持つものとする。ここで、「廃
減設」とは、例えば現在使われている回線を廃止するこ
とにより、この回線のために利用されていたパスが空く
ような減設のことを言う。また、「切替減」とは、例え
ば現在使われている回線のを何らかの事情により他のパ
スに移し換えを行わなければならず、その結果、現在こ
の回線のために利用されていたパスが空くような減設の
ことを言う。「新増設」とは、例えば新たに回線を設置
することになり、この回線のためのパスを新たに設ける
(増設)ことを言う。また、「切替増」とは、例えば現
在使われている回線を何らかの事情により他のパスに移
し換えを行わなければならず、そのため、この回線の移
し変え先のパスを新たに設けることを言う。なお、廃止
充当では、減設により空いたパスを利用した増設を行
う。
【0028】以上、図3の符号36〜38に示す情報に
より伝送路設備の収容位置を表している。なお、記憶部
15,25内の収容位置情報16,26は、図3に示す
ような構造の情報である。
【0029】次に、図3を用いて記憶部15,25に記
憶される減設設計情報17,27、増設設計情報18,
28の構造を説明する。図3に示す減設設計情報17
(27)は、中位パス#100を収容位置とする下位パ
ス#αおよび下位パス#βを廃減設する際の情報を示し
ている。図より減設設計情報は、各減設設計情報を識別
するための”識別子”・41、減設対象となるパスの収
容位置を示す”収容位置”、減設対象のパスを特定す
る”識別子”、減設対象のパスが収容する回線の論理パ
ス名である”パス名”、工事の種類を示す”工程”等の
項目をフィールドとして含んでいる。ここで、”識別
子”・41は、伝送路設計システム1により減設設計情
報を個別に特定するために自動的に付与される。すなわ
ち、端末装置19は、ユーザIF部・11を介して減設
対象となるパスに関する情報(符号42に示す部分)を
取得し、”工程”・43に関する情報(”廃減設”もし
くは切替減”)を付加して伝送路設計システム1に送信
する。すると、伝送路設計システム1のパターン認識部
12は、受信した減設設計情報を一意に特定する識別子
41を付加して、図3に示す構造を持つ減設設計情報と
して記憶部15に記憶させる。図3の例では、中位パス
#100を収容位置とする下位パス#αを廃減設する際
の設計情報として、識別子41に自動付与された”D
1”が設定され、収容位置に”#100”、減設対象と
なるパスの識別子に”#α”、パス名に”L_1”、工
程43に”廃減設”が設定される。なお、回線業務支援
システム2で利用される減設設計情報27は、このシス
テムにより決定・付与された減設工事日を収めるための
項目”日付”・44をさらに含む。
【0030】次に、増設設計情報18,28の構造を説
明する。図3に示す減設設計情報18(28)は、中位
パス#100を収容位置とする下位パスを新増設する際
の情報を示している。図より増設設計情報も、減設設計
情報と同様の項目を含んでいる。すなわち、増設設計情
報は、各増設設計情報を識別するための”識別子”・4
5、増設対象となるパスの収容位置を示す”収容位置”
・46、増設対象のパスを特定する”識別子”・47、
増設対象のパスが収容する回線の論理パス名である”パ
ス名”・48、工事の種類を示す”工程”・49等の項
目をフィールドとして含んでいる。ここで、”識別子”
・45は、減設設計情報の”識別子”・41と同様に増
設設計情報を個別に特定するために自動的に付与され
る。すなわち、端末装置19は、ユーザIF部・11を
介して増設対象となるパスを収容するパスに関する情報
(符号46に示す部分)を取得し、新たに増設する”パ
ス名”・48、”工程”・49に関する情報(”新増
設”もしくは”切替増”)を付加して伝送路設計システ
ム1に送信する。すると、伝送路設計システム1のパタ
ーン認識部12は、受信した増設設計情報を一意に特定
する識別子45を付加して、図3に示す構造を持つ増設
設計情報として記憶部15に記憶させる。なお、この
際、端末装置19は、減設予定のパスの”識別子”・4
7も設定した増設設定情報を送信してもよいが、本実施
の形態では、この”識別子”・47は、端末装置19側
で設定せず、伝送路設計システム1側で、同一収容位置
のパスであって減設により空く予定のパスを自動的に設
定するものとする。
【0031】図3の例では、中位パス#100を収容位
置とする下位パスを新増設する際の情報として、識別子
45に”A1”が自動付与され、収容位置に”#10
0”、パス名に”L_1”、工程49に”新増設”が設
定される。さらに、”識別子”・47には、伝送路設計
システム1側で減設で空きとなる予定の下位パス#αを
増設対象となる下位パス#αとして自動設定される。な
お、回線業務支援システム2で利用される増設設計情報
28は、このシステムにより決定・付与された増設工事
日を収めるための項目”日付”50をさらに含む。
【0032】さらに、図3で示すように、収容位置情報
16,26、減設設計情報17,27、増設設計情報1
8,28は、収容位置をキーとしてリンクしている。識
別子41が”D1”である減設設計情報と、識別子45
が”A1”である増設設計情報とは、ともに収容位置を
中位パス#100としている。そこで、符号37に示す
中位パス#100の収容位置情報の項目”リンク情報”
には、符号51に示すように、減設設計情報の識別子”
D1”と、増設設計情報の識別子”A1”とが設定さ
れ、3つの情報間を関連付けている。なお、この”リン
ク情報”については、別途さらに詳細に説明する。
【0033】以上が、収容位置情報16,26、減設設
計情報17,27、増設設計情報18,28の情報の構
造例である。このように、符号16,26で示す収容位
置情報は、各伝送路設備の収容位置を示す複数の収容位
置情報の集合である。同様に、符号17,27で示す減
設設計情報は、複数の減設設計情報の集合であり、符号
18,28で示す増設設計情報は、複数の増設設計情報
の集合である。
【0034】次に、伝送路設計システム1、回線業務支
援システム2を用いた際の計画廃止・廃止充当の流れを
図4を用いて説明する。端末装置19側では、伝送路設
計システム1で管理される収容位置情報16を参照し、
前工程設計である減設設計と、後工程設計である増設設
計がほど同時期に行われる。そして、これら設計情報
は、伝送路設計システム1に送信される。伝送路設計シ
ステム1では、受信した減設設計情報と増設設計情報と
が、同一の収容位置に対するものであれば、同一の収容
位置をキーとして減設設計情報と増設設計上等とを同時
に管理できるように関連付けを行う。なお、増設設計情
報において、収容位置は決まっているが増設対象となる
伝送路設備が特定されていない場合、伝送路設計システ
ム1は、関連付けれた減設設計情報内の減設対象となる
伝送路設備を増設対象となる伝送路設備とする。このよ
うに関連付けが行われた減設設計情報と増設設計情報
は、伝送路設計システム1から回線業務支援システム2
に送信される。回線業務支援システム2は、関連付けが
行われた減設設計情報と増設設計情報を受信すると、関
連付けが失われないように自己の記憶部25に記憶す
る。回線業務支援システム2は、関連付けが行われた減
設設計情報と増設設計情報を参照し、同一の収容位置に
おける減設工事、増設工事工事の工程の順序を考慮した
工事日の決定うを行う。同一の収容位置における工事日
の決定がなされると、回線業務支援システム2より開通
指示が工事システム3に送信される。工事システム3
は、開通指示にしたがって減設工事を行い、続いて増設
工事を行う。上のようにして、伝送路設計システム1、
回線業務支援システム2を用いた際の計画廃止・廃止充
当が行われる。
【0035】次に、伝送路設計システム1で特徴となる
パターン認識部12の動作、回線業務支援システム2で
特徴となる日付付与部23の動作を詳細に説明する。
【0036】はじめに、パターン認識部12の動作を説
明する。図5は、パターン認識部12の動作を示すフロ
ーチャートである。パターン認識部12は、ユーザIF
部11より増設設計情報もしくは減設設計情報を渡され
ると動作を開始する。まず、パターン認識部12は、渡
された設計情報が、減設に関するものか、増設に関する
ものか判断を行う(ステップS11)。この判断は、設
計情報に含まれる項目”工程”を参照することで判断で
きる。すなわち、パターン認識部12は、項目”工程”
に”廃減設”もしくは”切替減”と設定されていれば減
設に関する設計情報と判断し、項目”工程”に”新増
設”もしくは”切替増”と設定されていれば増設に関す
る設計情報と判断する。次に、パターン認識部12は、
判断結果に応じて減設情報処理(ステップS12)もし
くは増設情報処理(ステップS13)のいずれかを行い
処理を終了する。
【0037】図6は、ステップS12の減設情報処理、
もしくは、ステップS13の増設情報処理の動作を詳細
に示したフローチャートである。まず、減設情報処理
(ステップS12)の動作を説明する。ここでは、記憶
部15に減設設計情報17、増設設計情報18が何も記
憶されていない状態で図3の符号55に示す減設設計情
報を受けて処理する例を含めて説明する。
【0038】パターン認識部12は、端末装置19から
の減設設計情報に対し、図3に示すように、この減設設
計情報を一意に特定できる識別子41を付加して記憶部
15内の減設設計情報17を追加記憶させる(ステップ
S21)。例では、識別子”D1”が付加されて記憶さ
れる。次に、パターン認識部12は、この減設設計情報
内の項目”収容位置”を参照することで、減設対象とな
る伝送路設備を収容する収容位置を特定する。そして、
パターン認識部12は、特定された収容位置に関する収
容位置情報の項目”リンク情報”にステップS21で付
加した識別子を設定する(ステップS22)。図3の例
では、減設設計情報55内の項目”収容位置”には中位
パス”#100”が設定されているので、図32の符号
51に示す”リンク情報”に減設設計情報55の識別
子”D1”が設定される。これにより、収容位置情報5
9と減設設計情報55との関連付けが行われる。
【0039】次に、パターン認識部12は、ステップS
23で識別子を設定した”リンク情報”内に、減設設計
情報と関連付けられていない増設設計情報の識別子が設
定されているか判断を行う(ステップS23)。なお、
上記例では、符号51に示す項目には、識別子”D1”
以外に何も設定されていないことから、減設情報処理
(ステップS12)を終了する。
【0040】なお、減設設計情報と関連付けられていな
い増設設計情報の識別子が設定されている場合、パター
ン認識部12は、現在処理中の減設設計情報の減設対象
となる伝送路設備を特定する項目”識別子”を参照し、
その識別子を取得する(ステップS24)。続いて、パ
ターン認識部12は、減設設計情報と関連付けられてい
ない増設設計情報内の増設対象となる伝送路設備を特定
する項目”識別子”にステップS24で取得した識別子
を設定する(ステップS25)。そして、パターン認識
部12は、ステップS22において識別子を設定した項
目”リンク情報”内において、現在処理中の減設設計情
報の識別子とステップS25で処理対象となった増設設
計情報の識別子との関連付けを行う(ステップS2
6)。なお、減設情報処理(ステップS12)における
ステップS24〜S26は、別途具体例を交えて説明す
る。
【0041】次に、増設情報処理(ステップS13)に
おける動作を同様に図6を用いて説明する。ここでは、
記憶部15に図3に示す減設設計情報56が記憶された
後、符号55に示す増設設計情報を受けて処理する例を
含めて説明する。
【0042】パターン認識部12は、端末装置19から
の増設設計情報に対し、図3に示すように、この増設設
計情報を一意に特定できる識別子45を付加して記憶部
15内の増設設計情報18に追加記憶させる(ステップ
S21)。図3の例では、符号56に示す増設設計情報
の識別子に”A1”が付加されて記憶される。次に、パ
ターン認識部12は、この増設設計情報内の項目”収容
位置”を参照することで、増設対象となる伝送路設備を
収容する収容位置を特定する。そして、パターン認識部
12は、特定された収容位置に関する収容位置情報の項
目”リンク情報”にステップS21で付加した識別子を
設定する(ステップS22)。図3の例で、増設設計情
報56内の項目”収容位置”には中位パス”#100”
が設定されているので、図32の符号51に示す”リン
ク情報”に減設設計情報55の識別子”A1”をさらに
設定する。これにより、収容位置情報59と増設設計情
報56との関連付けが行われる。
【0043】次に、パターン認識部12は、ステップS
23で識別子を設定した”リンク情報”内に、増設設計
情報と関連付けられていない減設設計情報の識別子が設
定されているか判断を行う(ステップS23)。なお、
増設設計情報と関連付けられていない減設設計情報の識
別子が設定されていない場合には、増設情報処理(ステ
ップS13)を終了する。上記例では、”リンク情報”
51に識別子”D1”と”A1”が設定され、減設設計
情報の識別子”D1”は、増設設計情報の識別子と関連
づけけられていないことから、ステップS24に進むこ
とになる。
【0044】増設設計情報と関連付けられていない減設
設計情報の識別子が設定されている場合、パターン認識
部12は、増設設計情報と関連付けられていない減設設
計情報の減設対象となる伝送路設備を特定する項目”識
別子”を参照し、その識別子を取得する(ステップS2
4)。上記例では、識別子”D1”で特定される減設設
計情報55より識別子”#α”を取得する。続いて、パ
ターン認識部12は、現在処理中の増設設計情報内の増
設対象となる伝送路設備を特定する項目”識別子”にス
テップS24で取得した識別子を設定する(ステップS
25)。上記例では、増設設計情報56の項目”識別子
47に”#α”が設定される。そして、パターン認識部
12は、ステップS22において識別子を設定した項
目”リンク情報”内において、現在処理中の増設設計情
報の識別子とステップS26で処理対象となった減設設
計情報の識別子との関連付けを行う(ステップS2
6)。上記例では、項目”リンク情報”51において、
2つの識別子”D1”と”A1”とを関連付けるため
に、”(D1,A1)”のように設定を書き換える。こ
れにより、同一の収容位置に対する減設設計情報55と
増設増設情報56とがリンク情報51により関連付けら
れる。以上のようにして、増設情報処理(ステップS1
3)が行われる。
【0045】なお、図3に示す減設設計情報55、増設
設計情報56の処理の後、図3に示す増設設計情報5
7、減設設計情報58を順次受け取った場合のパターン
認識部12の処理を以下に示す。
【0046】パターン認識部13は、増設設計情報57
を受けとると増設情報処理(ステップS13)を行う。
まずパターン認識部12は、増設設計情報57に対し、
識別子”A2”を付加して、この増設設計情報57を増
設設計情報18に追加する(ステップS22)。次に、
パターン認識部12は、増設設計情報57内の項目”収
容位置”を参照し、収容位置”#100”を特定し、符
号51に示す”リンク情報”に増設設計情報55の識別
子”A2”をさらに設定する(ステップS22)。これ
により、”リンク情報”・51には、設計情報の識別子
が”(D1,A1),A2”のように設定される。”リ
ンク情報”・51内には、増設設計情報と関連付けられ
ていない減設設計情報の識別子が設定されていないので
(ステップS23)、パターン認識部12は、増設情報
処理(ステップS13)を終了する。
【0047】続いて、パターン認識部13は、減設設計
情報55、増設設計情報56、増設設計情報57の処理
の後、減設設計情報58を受け取ると減設情報処理(ス
テップS12)を行う。パターン認識部12は、減設設
計情報58に対し、識別子”D2”を付加して、減設設
計情報17にこの減設設計情報58を追加する(ステッ
プS21)。次に、パターン認識部12は、この減設設
計情報58を参照することで収容位置”#100”を特
定し、”リンク情報”51に減設設計情報55の識別
子”D1”をさらに設定する。これにより、”リンク情
報”・51は、”(D1,A1),A2,D2”のよう
になる。”リンク情報”51内に、減設設計情報と関連
付けられていない増設設計情報の識別子”A2”が設定
されているので(ステップS23)、パターン認識部1
2は、現在処理中の減設設計情報58の減設対象となる
伝送路設備”#β”を特定する(ステップS24)。続
いて、パターン認識部12は、増設設計情報57内の”
識別子”・47に”#β”を設定する(ステップS2
5)。そして、パターン認識部12は、”リンク情報”
51内において、減設設計情報58の識別子”D2”と
増設設計情報57の識別子”A2”との関連付けるため
に、リンク情報51を”(D1,A1),(D2,A
2)”のように書き換える(ステップS26)。これに
より、同一の収容位置に対する減設設計情報58と増設
設計情報57とがリンク情報51により関連付けられ
る。
【0048】図3の例で、減設設計情報55、増設設計
情報56、増設設計情報57、減設設計情報58の順
で、設計情報を受けると、リンク情報51に設定される
識別子は、 パターン認識部12の処理により”D1”
→ ”(D1,A1)” →”(D1,A1),A
2” → ”(D1,A1),(D2,A2)”のよう
に変化する。これにより、減設設計情報55と増設設計
情報56とが関連付けられ、増設設計情報57と減設設
計情報58が関連付けられる。なお、パターン認識部1
2により、減設設計情報と増設設計情報とはその工事の
工程において下記の4つのパターンのいずれかで関連付
けが行われる。
【0049】
【0050】なお、上記では、パターン認識部12は、
設計情報を受ける毎に処理を行っているがこれに限定さ
れるものではない。例えば、ユーザIF部11は受信し
た設計情報を記憶部15に順次保存し、パターン認識部
12は、所定の期間ごとに、ユーザIF部11により保
存された設計情報を一括して処理するようにしてもよ
い。また、上記では、端末装置19側では、増設設計に
おいて増設対象となる伝送路設備の収容位置を特定して
も、増設対象となる伝送路設備の特定は行わないものと
して説明したが、これに限定されるものではない。減設
により空きとなる伝送路設備が特定されている場合、端
末装置19側では、この空きとなる予定の伝送路設備を
増設対象となる伝送路設備としてあらかじめ指定する増
設設計を行ってもよい。この場合、パターン認識部12
は、同一の収容位置であって、減設対象となる伝送路設
備と増設対象となる伝送路設備とが一致する減設設計情
報と増設設計情報とを関連付ける処理を行う。以上のよ
う、パターン認識部12は動作する。
【0051】なお、パターン認識部12において処理さ
れた減設設計情報17、増設設計情報18は、図3に示
すリンク情報のようにこれらを関連付ける情報を含め
て、設計情報送信部13により、回線業務支援システム
2に送信される。また、設計情報送信部13は、送信し
た設計情報を記憶部15より削除もしくは送信済みとし
て記憶部15の他の記憶領域に移動する。回線業務支援
システム2内の設計情報受信システム21は、これら情
報を受信すると減設設計情報と増設設計情報の関連付け
が失われないように記憶部25に記憶させる。
【0052】次に、回線業務支援システム2において特
徴となる日付付与部23の動作を図面を用いて詳細に説
明する。日付付与部23は、工事の工程順序を考慮し
て、減設設計情報で特定される減設伝送路設備の減設工
事日および増設設計情報で特定される増設伝送路設備の
増設工事日を決定し、この工事日を設計情報に付加す
る。はじめに、日付付与部23が、工事日の決定を行う
際の日付決定ルールについて説明する。日付決定ルール
は大別して下記の2つとなる。
【0053】ルール1:同一収容位置における増減設に
関するルール ・減設工事(前工程)の工事日が後工程(増設工事)の
工事日より前(1日以上)であること ルール2:同一収容位置における上下関係に関するルー
ル a)収容位置で上下関係のある減設工事を行う場合、 上位の減設工事日が下位の減設工事日より後であること b)収容位置で上下関係のある増設工事を行う場合、 上位の増設工事日が下位の増設工事日より前であること
【0054】上記ルールを図を用いて具体的に説明す
る。図7は、ルール1を説明するための図である。図7
は、中位パス#100に収容される下位パスであって論
理パス名”L_1”が割り当てられた下位パス#α・7
1を減設工事し、減設工事で空く予定の下位パス#αに
論理パス”L_4”を割り当てる増設工事をする場合を
示している。この場合、ルール1が適用されることか
ら、下位パス#α・71の減設工事日(ex.H9.1
2.15)が下位パス#α・72の増設工事日(ex.
H9.12.20)より前になるよう決定される。
【0055】図8は、ルール2を説明するための図であ
る。図8は、中位パス#100に収容される下位パス#
α・73と下位パス#β・74を減設するとともに、こ
れらを収容する中位パス#100・75も減設する場合
を示している。この場合、ルール2のa)が適用される
ことから、中位パス#100の減設工事日(ex.H
9.12.15)が下位パス#αの減設工事日(ex.
H9.12.10)より後になるよう決定される。さら
にこの場合、中位パス#100の減設工事日(ex.H
9.12.15)が下位パス#βの減設工事日(ex.
H9.12.10)より後になるよう決定される。
【0056】図9は、ルール1とルール2を同時に適用
する場合を説明するための図である。図9は、中位パス
#100に収容される下位パス#αを減設するととも
に、これ収容する中位パス#100も減設する。さら
に、中位パス#100を収容する上位パス#Aも減設す
る場合を示している。そして、これら減設により空く予
定のパスを利用して、下位パス#α、中位パス#10
0、上位パス#Aが廃止充当される場合を示している。
この場合、減設工事において、ルール2のa)が適用さ
れ、下位パス#aの減設工事・81、中位パス#100
の減設工事・82、上位パス#Aの減設工事・83の順
に工事が行われるように工事日が決定される。また、増
設工事において、ルール2のb)が適用され、上位パス
#Aの増設工事・84、中位パス#100の増設工事・
85、下位パス#aの増設工事・86の順に工事が行わ
れるように工事日が決定される。さらに、ルール1が適
用され、すべての減設工事がすべての増設工事より先と
なるようにするため、上位パス#Aの減設工事日が上位
パス#Aの増設工事日より先になるように工事日の決定
が行われる。その結果、図9の例では、最終的に下位パ
ス#aの減設工事・81、中位パス#100の減設工事
・82、上位パス#Aの減設工事・83、上位パス#A
の増設工事・84、中位パス#100の増設工事・8
5、下位パス#aの増設工事・86の順に工事が行われ
るように工事日が決定される。
【0057】次に、日付付与部23の動作を図10を用
いて説明する。なお、この説明において、図3に示す情
報が記憶部25に記憶されている際の具体例も交えて説
明する。この日付付与部23は、端末装置29からの指
示、もしくは、記憶部25に新たな設計情報が記憶され
ることにより動作を開始する。まず、日付付与部23
は、減設設計情報27を参照し、項目”日付”・44に
工事日が付与されていない減設設計情報があるか判断を
行い(ステップS31)、ない場合には処理を終了す
る。工事日が付与されていない減設設計情報がある場
合、日付付与部23は、工事日が付与されていない減設
設計情報のうち、より下位の減設設計情報を選択し、記
憶する(ステップS32)。ここで、日付付与部23
は、減設設計情報中の項目”収容位置”を参照すること
で上位・下位の比較を行うことができる。図3の例で
は、識別子”D1”で表される減設設計情報55が選択
・記憶されたものとする。次に、日付付与部23は、選
択した減設設計情報と関連付けられた増設設計情報を選
択・記憶する(ステップS33)。図3の例で、日付付
与部23は、ステップ32で選択された減設設計情報5
5は、収容位置が中位パス#100となっていることか
ら、収容位置情報26の中位パス#100でのリンク情
報・51を参照する。リンク情報・51は、識別子”D
1”で特定される減設設計情報55と関連付けられた識
別子が”A1”であることを示していることから、この
識別子”A1”で特定される増設設計情報56が選択・
記憶される。
【0058】続いて、ステップS22で記憶した減設設
計情報、および、ステップS23で記憶した増設設計情
報と上下関係のある設計情報を選択・記憶する(ステッ
プS34)。図3の例では、減設設計情報55、増設設
計情報56により特定される収容位置は中位パス#10
0である。そこで、中位パス#100に関する収容位置
情報を参照すると、中位パス#100を収容するパス
は、上位パス#Aであることがわかる。この上位パス#
Aの収容位置情報中のリンク情報を参照すると、ないも
設定されていない。よって、日付付与部は、減設設計情
報55、増設設計情報56と上下関係のある設計情報は
ないと判断し、新たに設計情報を選択記憶することな
く、ステップS24を終了する。
【0059】次に、日付付与部23は、記憶した設計情
報間において、前述のルール1、ルール2を適用した工
事日の決定を行う(ステップS35)。なお、ルール
1、ルール2の適用は、記憶した減設設計情報、増設設
計情報を参照することで可能である。図3の例ではルー
ル1が適用され、減設設計情報55で特定される減設工
事の工事日Aが増設設計情報56で特定される増設工事
の工事日Bより先となるように日付の決定が行われる。
最後に、日付付与日23は、決定した日付をそれぞれの
設計情報に付与する(ステップS36)。図3の例で
は、減設設計情報55の項目”日付”・44に”工事日
A”が付与され、増設設計情報56の項目”日付”・5
0に”工事日B”が付与される。日付付与部23は、以
上のステップS31〜S36をすべての減設設計情報に
工事日の日付が付与されるまで繰り返す。以上のように
して、日付付与部23は、動作する。
【0060】なお、減設設計情報や増設設計情報が工事
期限に関する情報を含む場合、日付付与部23は、図1
0のステップS35において、この工事期限も参照しつ
つ日付の決定を行うとよい。さらに、日付付与部23
は、ルール1およびルール2を適用するとこれら工事期
限を守れない場合、例えば、関連付けられた設計情報で
特定される減設工事の工事期限が増設工事の工事期限よ
り後になっている場合、エラーをシステムの利用者に通
知するようにするとよい。
【0061】また、端末装置19側において減設設計情
報や増設設計情報の工事予定日が設定される場合、日付
付与部23は、ルール1およびルール2を適用して、関
連する建設情報間の工事日が各ルールを満たすかチェッ
クするようにしてもよい。
【0062】なお、開通指示作成部24は、端末装置2
9からの指示もしくは、日付付与部23により日付が付
与されることにより、日付の付与された設計情報を参照
して開通指示情報を作成し、工事システム3に送信す
る。また、開通指示作成部24は、送信した開通指示に
送信済みを示すフラグ(図3において図示せず)を立て
る。
【0063】次に、計画廃止・廃止充当の具体例を交
え、伝送路設計システム1、回線業務支援システム2の
動作、その際工事対象となる伝送路設備の変化を図1
1、図12を用いて時系列的に説明する。ここでは、A
ビル、Bビル間での論理パスL_1を廃止し、新たに論
理パスL_4を増設する収容設計が98年4月になされ
た例を用いて説明する。
【0064】ここで、上述の収容設計がなされる前の設
備の状態は、図11の部分(a)に示すように、3本の
下位パス#α、#β、#γを収容する中位パス#100
があり、下位パス#αが論理パスL_1用に利用されて
いるものとする。また、このときの伝送路設計システム
1の記憶部15に記憶される収容位置情報は符号91で
表されている。
【0065】次に、図11の部分(b)に示すように、
98年4月に、端末装置19において、中位パス#10
0に収容されている論理パスL_1を98年10月に廃
減設し、論理パスL_4を中位パス#100に収容され
るように98年10月に新増設する、という収容設計が
行われ、伝送路設計システム1にそれら設計情報が送信
される。すると、ユーザIF部11は、この同一収容位
置(中位パス#100)における減設設計情報および増
設設計情報を受け取る。図11の部分(c)に示すよう
に、パターン認識部12は、同一の収容位置である中位
パス#100に対し、これら設計情報を関連付ける。さ
らに、パターン認識部12は、前工程情報である減設設
計情報で特定される減設伝送路設備#αを、増設伝送路
設備として後工程情報である増設設計情報に設定する。
なお、関連付けられた設計情報は、設計情報送信部13
により送信され、回線業務支援システム2の設計情報受
信部21で受信される。
【0066】次に、図12の部分(d)に示すように、
日付付与部23は、前述のルールを適用し、論理パスL
_1の減設工事日を98年10月18日、論理パスL_
1の減設工事日を98年10月20日と決定する。ま
た、開通指作成部24は、日付付与部23により工事日
が決定されると、この工事日を含む開通指示を工事シス
テム3に送信する。
【0067】開通指示に基づき、98年10月18日に
論理パスL_1の減設工事が行われ、図12の部分
(e)に示すように中位パス#100に収容される3つ
の下位パス#α、#β、#γとも空きの状態となる。な
お、工事が終了すると、その旨の通知が工事システム3
から回線業務支援システム2に通知され、記憶部25内
の収容位置情報26が工事結果に応じて更新される。ま
た、伝送路設計システム1は、回線業務システム2に対
し定期あるいは不定期に収容位置情報26の更新があっ
たか問い合わせ、工事の進行に応じて記憶部15内の収
容位置情報16を更新する。
【0068】続いて、開通指示に基づき、98年10月
18日に論理パスL_4の増設工事が行われ、図12の
部分(f)に示すように中位パス#100に収容される
3つの下位パスのうち、下位パス#αが論理パスL_4
用に使用される。また、この増設工事に応じて、伝送路
設計システム1における収容位置情報16も更新され
る。
【0069】以上説明した伝送路設計システム1、回線
業務支援システム2を用いて伝送路設備の計画廃止・廃
止充当業務を行う場合、図13(b)に示すようにそれ
ぞれのシステム1、2が同時に2世代(前工程、後工
程)の設計情報を保有することが可能となる。このた
め、図14(a)と比較し、収容設計業務が2回から1
回に減らすことができる。すなわち、計画廃止業務に係
る前工程の作業を待たずに、廃止充当業務に係る後工手
の設計業務を行えるようになる。その結果、効率的な計
画廃止・廃止充当業務が行えるようになる。なお、本実
施の形態において、同一収容位置の減設設計情報と増設
設計情報とは、図3の符号51に示すような収容位置情
報内のリンク情報により関連付けられるものとして説明
したがこれに限定されるものではない。要は、同一収容
位置の減設設計情報と増設設計情報とが伝送路設計シス
テム1および回線業務支援システム2で関連付けられて
管理されるのであれば、それらを関連付ける情報はどの
ようなものであってもよい。
【0070】また、本実施の形態では、計画廃止・廃止
増設の対象設備としてパスを中心に説明を行ったが、収
容関係のある他の設備においても同様に適応可能であ
る。また、図1におけるユーザIF部11、パターン認
識部12、設計情報送信部13の機能を実現するための
プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記
録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピ
ュータシステムに読み込ませ、実行することにより収容
設計業務の支援を行ってもよい。さらに、図1における
設計情報受信部21、ユーザIF部22、日付付与部2
3、開通支持作成部24の機能を実現するためのプログ
ラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し
て、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュー
タシステムに読み込ませ、実行することにより開通指示
業務の支援を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピ
ュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェ
アを含むものとする。また、「コンピュータシステム」
は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホー
ムページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとす
る。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」と
は、フロッピーディスク、光磁気ディスク、ROM、C
D−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵
されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さら
に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、イン
ターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を
介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短
時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合
のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内
部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持
しているものも含むものとする。また上記プログラム
は、前述した機能の一部を実現するためのものであって
も良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムに
すでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現
できるものであっても良い。
【0071】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による伝送
路設計システムおよび回線業務支援システムによれば、
下記の効果を得ることができる。本発明の伝送路設計シ
ステムでは、パターン認識部により同一の収容位置に対
する減設設計情報と増設設計情報とを関連付けて記憶す
る。これにより、伝送路設計システムは前工程および後
工程に関する減設設計情報と増設設計情報を同時に管理
することが可能となり、減設設計と増設設計とを同時期
に行えるようになる。よって、効率的な計画廃止・廃止
充当業務を行うことが可能となるまた、本発明の回線業
務支援システムは、日付付与部が同一収容位置に関する
関連付けられた減設設計情報と増設設計情報を参照し、
工程の順序性を考慮した工事日の決定を行う。これによ
り、開通指示業務において、工事日を決定する負担が減
り、効率的な計画廃止・廃止充当業務を行うことが可能
となる
【図面の簡単な説明】
【図1】 伝送路設計システムおよび回線業務支援シス
テムの構成を示した図である。
【図2】 収容位置を説明するための図である。
【図3】 収容位置情報、減設設計情報、増設設計情報
のそれぞれの一構成例を示した図である。
【図4】 伝送路設計システムおよび回線業務支援シス
テムの動作概要を説明するための図である。
【図5】 パターン認識部の動作を示すフローチャート
である。
【図6】 パターン認識部による増設情報処理および減
設情報処理の動作を詳細に示すフローチャートである。
【図7】 日付付与部における関連工程を考慮した日付
付与を説明するための図である。
【図8】 日付付与部における上下関係を考慮した日付
付与を説明するための図である。
【図9】 日付付与部における上限関係および関連工程
を考慮した日付付与を説明するための図である。
【図10】 日付付与部の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】 本システムにおける計画廃止・廃止充当の
時系列的な変化を示した図である。
【図12】 本システムにおける計画廃止・廃止充当の
時系列的な変化を示した図で図11の続きを示した図で
ある。
【図13】 従来の計画廃止・廃止充当の流れ、およ
び、本システムを利用した場合の計画廃止・廃止充当の
流れを比較した図である。
【符号の説明】
1 伝送路設計システム 11 ユーザIF部 12 パターン認識
部(パターン認識手段) 13 設計情報送信部 15 記憶部(記憶
手段) 2 回線業務支援システム 21 設計情報受信部 22 ユーザIF部 23
日付付与部(付与手段) 24 開通指示作成部(開通指示作成手段) 25
記憶部 16,26 収容位置情報 17,27 減設設計情報 18,28 増設設計情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 測一 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・ ティ・ティ・コミュニケーションウェア 株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−123261(JP,A) 特開 平10−173774(JP,A) 特開 平9−149124(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/40 H04M 7/00 - 7/16

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の収容位置における伝送路設備の減
    設設計に関する減設設計情報と、特定の収容位置におけ
    る伝送路設備の増設に関する増設設計情報とを記憶する
    ための記憶手段と減設設計情報や増設設計情報とを取得
    するユーザインタフェース手段と、 前記ユーザインタフェース手段で取得した減設設計情報
    や増設設計情報を前記記憶手段に記憶させるとともに、
    減設設計情報や増設設計情報により特定される収容位置
    に基づき、同一の収容位置に対する減設設計情報と増設
    設計情報との関連付けを行うパターン認識手段とを備え
    たことを特徴とする伝送路設計システム。
  2. 【請求項2】 前記パターン認識手段は、 前記増設設計情報が増設対象となる増設伝送路設備を特
    定していない場合、 該増設設計情報と関連付けられた減設設計情報により特
    定される減設伝送路設備を、増設伝送路設備として該増
    設設計情報に付加する請求項1記載の伝送路設計システ
    ム。
  3. 【請求項3】 伝送路設備の減設設計に関する減設設計
    情報と、送伝送路設備の増設に関する増設設計情報とを
    記憶する記憶手段であって、同一の収容位置に対する減
    設設計情報と増設設計情報とを関連付けて記憶した記憶
    手段と、 関連付けられた減設設計情報および増設設計情報を取得
    し、工事の工程順序に基づき、該取得した減設設計情報
    で特定される減設伝送路設備の減設工事日および該取得
    した増設設計情報で特定される増設伝送路設備の増設工
    事日を決定し、該決定した工事日を該減設設計情報およ
    び該増設設計情報に付加する日付付与手段とを備えたこ
    とを特徴とする回線業務支援システム。
  4. 【請求項4】 前記日付付与手段は、 工事の工程手順を考慮して、前記取得した減設設計情報
    で特定される減設伝送路設備の減設工事日が前記取得し
    た増設設計情報で特定される増設伝送路設備の増設工事
    日より前となるように減設工事日および増設工事日を決
    定することを特徴とする請求項3記載の回線業務支援シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記日付付与手段は、 前記取得した減設設計情報により特定される収容位置に
    対し上位もしくは下位の収容位置における減設設計情報
    がある場合、減設設計情報で特定される下位の減設伝送
    路設備の減設工事日が、他の減設設計情報で特定される
    上位の減設伝送路設備の減設工事日より前となるように
    各減設工事日を決定し、該決定した減設工事日をそれぞ
    れの減設設計情報に付加し、 前記取得した増設設計情報により特定される収容位置に
    対し上位もしくは下位の収容位置における増設設計情報
    がある場合、増設設計情報で特定される下位の増設伝送
    路設備の増設工事日が、他の増設設計情報で特定される
    上位の増設伝送路設備の増設工事日より後となるように
    各増設工事日を決定し、該決定した増設工事日をそれぞ
    れの増設設計情報に付加することを特徴とする請求項3
    または請求項4に記載の回線業務支援システム。
  6. 【請求項6】 前記回線業務支援システムは、 関連付けのある減設設計情報および増設設計情報を参照
    し、減設工事日および増設工事日を含む開通指示を出力
    する開通指示作成手段をさらに備えたことを特徴とする
    請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の回線業務支援
    システム。
  7. 【請求項7】 計画廃止・廃止充当業務における収容設
    計を支援するためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、 特定の収容位置における伝送路設備の減設設計に関する
    減設設計情報や特定の収容位置における伝送路設備の増
    設に関する増設設計情報を記憶手段に記憶させ、 減設設計情報や増設設計情報により特定される収容位置
    に基づき、同一の収容位置に対する減設設計情報と増設
    設計情報との関連付けのための情報作成し記憶手段にさ
    らに記憶させることをコンピュータに実行させるプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 計画廃止・廃止充当業務における開通指
    示を支援するためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、 伝送路設備の減設設計に関する減設設計情報と、送伝送
    路設備の増設に関する増設設計情報とを記憶する記憶手
    段であって、同一の収容位置に対する減設設計情報と増
    設設計情報とを関連付けて記憶した記憶手段から関連付
    けられた減設設計情報および増設設計情報を取得し、 工事の工程順序に基づき、該取得した減設設計情報で特
    定される減設伝送路設備の減設工事日および該取得した
    増設設計情報で特定される増設伝送路設備の増設工事日
    を決定し、 該決定した工事日を該減設設計情報および該増設設計情
    報に付加することをコンピュータに実行させるプログラ
    ム記録した記録媒体。
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