JP2005092544A - ワークフロー世代管理処理方法,ワークフロー処理システムおよびワークフロー制御プログラム - Google Patents

ワークフロー世代管理処理方法,ワークフロー処理システムおよびワークフロー制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005092544A
JP2005092544A JP2003325416A JP2003325416A JP2005092544A JP 2005092544 A JP2005092544 A JP 2005092544A JP 2003325416 A JP2003325416 A JP 2003325416A JP 2003325416 A JP2003325416 A JP 2003325416A JP 2005092544 A JP2005092544 A JP 2005092544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workflow
session
definition information
information
version
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003325416A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Kakuta
裕和 加来田
Shunsuke Miyata
俊介 宮田
Koji Tokumaru
浩二 徳丸
Yusuke Shigyo
祐輔 執行
Daishiro Yokozeki
大子郎 横関
Takashi Yo
巍 楊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2003325416A priority Critical patent/JP2005092544A/ja
Publication of JP2005092544A publication Critical patent/JP2005092544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ワークフロー処理システムにおいてワークフローの変更を行う際に,システムを停止することなく,かつ利用者が別のワークフローとして新たに接続先を変更しなくてもよいようにする。
【解決手段】ワークフローの実行開始要求に対して,セッション管理部12は,そのワークフローを管理するためのセッションIDを割り当て,ワークフロー名とセッションIDと実行開始要求時点のワークフロー定義情報111の最新の版情報とをセッション管理情報13として管理する。セッションIDを指定したセッション作動要求に対しては,セッション管理部12は,コンテキスト16が管理する進捗状況に応じて,セッションIDに対応する版のワークフローの定義情報111から生成された中間コード182を実行部17に実行させ,同時に複数の版のワークフローが併存できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は,複数の利用者が同一の業務に対し次々と関与することにより業務を達成するワークフローと呼ばれる分野において,電子計算機により複数のワークフローを逐次的または並列的に処理するワークフロー処理の技術に関するものであり,特に,ワークフローの処理内容を処理順序や入出力情報の定義情報という形式で記述するワークフロー処理において業務を停止することなく世代の更新を可能にしたワークフロー処理システムに関するものである。
一般に,ある業務を遂行するための一連の作業の流れは,「ワークフロー」と呼ばれる。また,ワークフローの内部の一作業単位は,「アクティビティ」と呼ばれる。このようなワークフローをコンピュータで管理し,業務の円滑な遂行を支援するワークフロー処理システムが用いられている。
ワークフローは,複数の利用者が一連のアクティビティに対して次々と関与することにより,長期間存続することを特徴とする。このため,業務の都合などにより,ワークフローを実際に処理するプログラムの更新や,作業の流れの変更が必要になった場合に,従来,実行中の一連のアクティビティにおける処理内容の整合性が取れず,その実行が失敗することがあるという問題があった。
下記の特許文献1には,決裁のワークフロー中,決裁文書とその決裁に必要な添付文書としてのカタログ書類の処理を行う電子決裁システムに関する技術が記載されている。この電子決済システムにおいて,ワークフローとして動作するカタログ情報格納のシステムや,社内購買情報システムや,情報を共有しているワークフローサーバシステムを更新する場合には,プログラムの入れ替え作業を行うときにシステムの停止が必要となる。この際,長期間にわたるワークフローを一旦すべて終わらせなければならない。
また,情報共有用のワークフローサーバの一方を更新するといった場合には,遠方のもう一方のワークフローサーバの管理元に新たな接続先を連絡しておき,遠方のワークフローサーバ上に連絡された接続先を設定するなどの作業を行う必要がある。
また,作業の流れの変更という観点からシステムの停止を行わずワークフローサーバ上の決裁処理のルートを変更するという作業が行われる場合,その変更のタイミングと作業の進捗状況次第によって,決裁の必要な担当へ作業が通知されなかったり,決裁の必要ない担当へ作業が通知されたりするという問題が発生してしまうおそれがある。そのため,やはりワークフローを一旦すべて終わらせるなどの対策が必要であった。
特許文献2には,ワークフローシステムとしてのソフトウェアの変更時に,配布されるソフトウェアを受け取り,更新作業を行うメンテナンスマスタモジュールを備える業務管理用コンピュータシステムに関する技術が記載されている。このシステムでは,更新作業を行う際に,一旦システムを停止させ,変更されて配布されてきたソフトウェアに入れ替えた後に,システムを起動するといった作業を行っている。
以上のように,従来,長期間存続するワークフローの処理中にその処理の整合性を確保するために,次の方法を実施する必要があった。
1.複数の利用者が利用するワークフロー処理システムにおいて,ワークフローシステムのソフトウェアプログラム(以下,単にワークフローシステムという)の入れ替え時に,新規のアクティビティの実施要求を一時的に止め,実行中のワークフローを一旦すべて終了させる。
2.新規の別のワークフローとしてシステムを構築し,そのシステムを利用する利用者に対し,新たなワークフローシステムを使用するように接続先などを通知する。
特開平10−49598号公報 特開2000−331083号公報
従来の技術におけるワークフロー処理システムでは,実行中のワークフローの整合性をとる必要があるため,ワークフローの修正時やシステムの入れ替え時に,新規のアクティビティの開始要求を一時的に止めて実行中のアクティビティを一旦すべて終了させる必要があり,利用者の要求を無停止で受け入れることができないという問題があった。
また,現在のシステムを停止せずに新規の別のワークフローシステムとして更新作業を行う場合には,利用者に対して別の接続先にて使用するように周知徹底する必要があり,接続先の変更を伴うという問題があった。
本発明は,上記問題点の解決を図り,システムを停止することなく,利用者の新たな要求を継続して受け入れることができるようにし,かつ別のワークフローとして新たに接続先を変更する必要をなくし,ワークフローシステムの更新や処理の流れの変更を可能とすることを目的とする。
本発明は,上記課題を解決し,ワークフローの修正時やシステムの入れ替え時に,新規のアクティビティの開始要求を一時的に止めずに,利用者からの要求を無停止で受け入れるため,以下のことを特徴とする。
(1)ワークフロー処理システム上で動作するワークフローを,一つの動作するワークフローごとにセッションとして管理する。
(2)ワークフローの修正やシステムの入れ替え後のワークフローを,該ワークフローの新しい「版」として管理する。
(3)ワークフローの開始要求ごとに,ワークフローの「版」をセッションに対応づけして,進捗状況を管理する。
(4)新しい開始要求に対しては,該ワークフローの最新の「版」を定義した情報を利用する。
すなわち,本発明は,ワークフロー処理システムにおいて,個々の実行されているワークフローに対してそのセッションとそのときのワークフローの版とを管理し,システム運用中にワークフローの変更が行われたとしても,以前の版を実行しているセッションが存在する限りは以前の版も保持しておくことにより,同時に複数の版のワークフローを実行可能としている。これにより,たとえワークフローの変更が行われた場合でも,従来のように,現在のワークフローが終わるまでは入れ替えができないなどの不具合が生じることがなくなる。
図1は,本発明におけるワークフロー処理システムの構成例を示す図である。以下,図1 を用いて,本発明におけるワークフロー処理を説明する。ワークフロー処理システム10は,1または複数のCPUとメモリと二次記憶装置11と本システムを実現するためのソフトウェアプログラム等によって構成される。
本システムまたは業務アプリケーションの開発者20は,ワークフローにおける処理の流れ,一作業であるアクティビティで必要な入出力の情報やアプリケーション情報等を記述した定義情報111を作成する。作成したワークフローのための定義情報111は,「版」ごとに,ファイルシステム19により二次記憶装置11に保存する。各ワークフローは,固有の名前を持っている。
ワークフロー処理システム10において,あるワークフローの実行開始要求を外部システム30や利用者40から受け取ると,セッション管理部12は,それぞれの要求ごとにどのワークフローを実行するかを解釈して,解釈した要求内容から,ワークフロー名,版番号,セッションID,コンテキスト16等をセッション管理情報13として管理する。セッションIDは,セッション管理部12が要求を受けたときに作成する。セッションは,ホスト計算機間や利用者と計算機の間の通信の単位であるが,ここでは,実行開始から実行終了までの一つの動作するワークフローを意味し,セッションIDは,その一つの動作するワークフローを一意に識別する情報である。
版管理部14は,セッション管理部12からワークフロー名を取得し,該ワークフローの最新の定義情報111を二次記憶装置11から取得し,取得した定義情報111のワークフロー名,版番号等を版管理情報15として保持し,版番号をセッション管理部12に送る。セッション管理部12は,版番号を版管理部14から受け取り,コンテキスト16を作成する。
コンテキスト16は,セッション管理部12からワークフロー名,版番号を受け取り,ワークフローを実行するときの処理する位置を管理する情報と,その情報を扱う処理手続きからなる。すなわち,ワークフローのどのアクティビティまで実行したかの情報を管理する。コンテキスト16は,例えばオブジェクト指向プログラミング環境におけるオブジェクトとして実現することができる。セッション管理部12は,セッションIDとコンテキスト16を一対一で管理する。
実行部17では,コンテキスト16からワークフロー名,版番号,アクティビティ名等を受け取り,定義情報管理部18の定義情報読み込み部181から該ワークフローの中間コード182をアクティビティ単位で読み込んで,実行する。コンテキスト16は,実行中のワークフローのアクティビティの実行結果を受け取り,アクティビティ単位で処理状況を管理する。
定義情報読み込み部181は,ワークフロー名,版番号,アクティビティ名等を実行部17から受け取り,該ワークフローの定義情報111を二次記憶装置11から読み込み,中間コード182を作成して指示されているアクティビティを実行部17に送る。また,実行部17から中間コード182の送信要求を受け取るたびに,ワークフローの版番号と保持している中間コード182の版番号とをチェックし,該当する中間コード182を実行部17に返す。実行部17から受け取った版番号が新しい版番号であった場合には,定義情報111が更新されていると判断し,該ワークフローの中間コード182を再度作成し,実行部17へ渡す。
以上のような方式を採用することにより,ワークフローの一部を変更して新たなワークフローとして実施したい場合,あるすでに開始されていたワークフローの処理については,セッションIDをもとに管理された特定の「版」のワークフローを利用し続けることが可能となり,変更後のワークフローに対する新規の開始の要求に対しては,「版」をチェックして最新の定義情報111に従ったワークフローを実行可能となり,システムの停止を行うことなく,ワークフローの更新(「版」の入れ替え)を行うことができる。
また,セッション管理部12では,セッションと実行するワークフローとを対応付けて管理する方式を採用しているため,システムの更改のためのシステムの停止に伴う別システムの新規構築,新規システムへの接続先変更という作業を行うことなく,ワークフローや実行アプリケーションの更改作業を行うことができる。
以上のような本発明におけるワークフロー処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明により,新規の処理要求を拒否することなくワークフローの処理内容を記述した定義情報を完全に入れ替えることが可能になり,入れ替え時においても,利用者の要求を無停止で,かつ以前のワークフローの実施と同様の接続先で受け入れることが可能になる。
以下,本発明の実施の形態を図を用いて説明する。まず,開発者20は,ワークフローに関する定義情報111を作成,編集する。このとき,該ワークフローには,固有の名前(ワークフロー名)を付ける。開発者20は,二次記憶装置11としてファイルシステム19を利用し,そこに該ワークフロー名と同じ名前のワークフローの定義情報111が保存されているか否かを確認する。
そのワークフロー名のワークフローの定義情報111が保存されていなければ,新規にそのワークフロー名のフォルダを作成し,そのフォルダ中に版番号のフォルダを作成し,開発者20が作成,編集した定義情報111を保存する。初めての定義情報111の保存であるので,版番号は例えば「1」とする。
同じワークフロー名のフォルダがすでに存在する場合には,その名前のフォルダ中に最新の版番号のフォルダを作成し,そこに定義情報111を保存する。すでに保存されている版の番号が,例えば「1」であった場合には,最新の版番号として「2」というフォルダを作成することになる。
図2は,本実施の形態におけるワークフローの定義情報の例を示している。本実施の形態では,ワークフローごとに2つの定義情報(定義情報A111a,定義情報B111b)を作成する。
定義情報A111aには,ワークフロー名,ワークフローを開始するときに必要な入力データ(数組のデータ名とデータ型),ワークフローを終了するとき出力する出力データ(数組のデータ名とデータ型),ワークフローの一作業単位であるアクティビティの名称(アクティビティ名),アクティビティを開始するときに必要な入力データ(数組のデータ名,データ型),アクティビティを終了するときに必要な出力データ(数組のデータ名,データ型),アクティビティを実施できる利用者(ある役割),実行するアプリケーション110のアプリケーション名,次に行うアクティビティ名を記述する。アクティビティを実施できる利用者(ある役割)とは,個人名や利用者IDのことではなく,例えば社員,課長,部長というような利用者の権限情報のことである。
定義情報B111bには,アプリケーション110を実行するときに必要な情報として,アプリケーション名,実行するアプリケーション110の実行ファイル,その実行ファイルの配置場所(ファイルシステム)を記述する。これらの定義情報111は,本実施の形態では,XMLファイルとして記述される。
図3は,本実施の形態におけるワークフロー処理のシーケンス(1)である。図3のシーケンスは,新規の定義情報111の利用時のシーケンスを示している。
ワークフロー処理システム10において,セッション管理部12は,利用者40や他システム30からの各種要求を受信する。ワークフロー処理の開始時には,セッション作成要求(ワークフロー実行開始要求)の受信(S10)によって,セッションIDを作成し(S11),セッションを取得する。要求のあったワークフロー名の定義情報111をチェックするために,作成したセッションIDを版管理部14に送る(S12)。この例では,開始されるワークフローのワークフロー名を「workflow1」とし,そのセッションIDを「session1」として説明する。
版管理部14は,ファイルシステム19から当該ワークフローの定義情報111の最新の版番号を取得する(S13,S14)。版番号は,ファイルシステム19においてフォルダ名から取得されるが,版管理部14が版管理情報15としてワークフロー名と最新の版番号との対応情報を内部で管理するようにしてもよい。版管理部14は,取得した最新の版番号をセッション管理部12に送る(S15)。
セッション管理部12は,利用者40や他システム30に対してセッションIDを通知する(S16)。このセッションIDは,利用者40や他システム30が,現在実行中のあるワークフローを特定するために利用される。このセッションIDの利用例について説明する。例えば,社内稟議のためのワークフローがあったとする。社員が起票をするためにシステムにアクセスして,あるワークフローが開始されると,そのワークフローには,あるセッションIDが対応付けられることになる。社員の起票が終了して,上司である課長がその起票したものを決済する場合には,課長が決済するためにシステムにアクセスして,開始していたワークフローの決済処理を実施する必要がある。このとき,課長がアクセスする際に,開始していたワークフローを識別するためのIDとしてセッションIDを利用する。
セッション管理部12は,続いて,ワークフローのアクティビティの処理状況を管理するため,コンテキスト16を作成する(S17)。このとき,セッション管理部12では,セッションIDとコンテキスト16とを一対一に対応付けて管理することとなる。コンテキスト16の作成によりコンテキスト16を一意に識別するコンテキストIDを得る(S18)。セッション管理部12は,ワークフロー名,版番号をコンテキスト16に送る(S19)。
図4は,本実施の形態におけるセッション管理情報の例を示す図である。セッション管理部12は,図4に示すようなセッション管理情報13を用いて,セッションとワークフロー定義情報とを管理する。
例えば,セッション管理部12が,版管理部14から更新済みである最新のワークフローの版番号を示す「2」を取得すると,セッション管理部12は,取得した版番号「2」を該ワークフローの最新の版番号として保持する。このとき,図4に示すように,セッションID「session1」と版番号「2」とを,該ワークフロー「workflow1」の版番号「2」を使用しているセッションID「session1」というように対応付けて管理する。
また,例えば該ワークフロー「workflow1」の定義情報111がさらに更新されて版番号「3」が存在し,その「版」を利用しているセッションのセッションIDが「session2」であれば,同様に,該ワークフロー「workflow1」の版番号「3」を使用しているセッションID「session2」というように対応付けて管理する。
セッション管理部12がコンテキスト16を作成すると,例えば図4に示すように,セッションID「session1」に対してコンテキスト「context1」,セッションID「session2」に対してコンテキスト「context2」というように,セッションIDとコンテキストとを1対1に対応付けて管理する。
次に,セッション管理部12が,利用者40や他システム30からワークフローの作動要求をセッションIDとともに受信すると(S20),当該セッションIDと対応付けされているコンテキスト16に実行要求を送信する(S21)。
ワークフローを処理する中で,1処理単位としてワークフロー名と版番号に対応したワークフローの管理単位があり,その管理単位がワークフロー名と版番号に対応したアクティビティである。ワークフローには複数のアクティビティがあり,コンテキスト16は,それぞれの進捗状況を管理している。例えば,あるアクティビティ「activity01」というものがあるとすると,そのアクティビティ「activity01」の状態が,「処理前」,「処理中」,「終了」のいずれであるかを管理している。コンテキスト16が作成された状態では,すべてのアクティビティが「処理前」となっている。コンテキスト16は,指定されたワークフローのワークフロー名と,版番号と,これから処理すべきアクティビティ名とを,実行部17に送る(S22)。
実行部17は,受信した要求にしたがって,該ワークフローの版番号,アクティビティ名に相当する中間コード182を実行していくこととなる。その中間コード182の実行のため,定義情報読み込み部181に該ワークフローの版番号の中間コード182を要求する(S23)。
定義情報読み込み部181は,受信した版番号と定義情報管理部18で保持している中間コード182の版番号とをチェックし,該当する中間コード182が存在しなければ,最新の定義情報111をファイルシステム19を介して二次記憶装置11から取得し(S24,S25),中間コード182を作成し(S26),最新の中間コード182を実行部17に渡す(S27)。実行部17は,中間コードを実行する(S28)。
例えば,上記セッションID「session1」の作動要求を受信したセッション管理部12は,コンテキスト16にワークフローの実行要求を渡す。コンテキスト16は,ワークフロー名「workflow1」と版番号「2」とアクティビティ名「a」とを実行部17に渡す。実行部17は,ワークフロー名「workflow1」の版番号「2」のアクティビティ名「a」を定義情報読み込み部181に渡す。
他のセッションの要求により,すでにファイルシステム19から該当する定義情報111を読み込み,その定義情報111を中間コード182に変換している場合には,その作成済みの中間コード182を取得して実行部17に渡す。
該当する定義情報111をまだ読み込んでいない場合には,ファイルシステム19を介して二次記憶装置11上のワークフロー名「workflow1」のフォルダの版番号「2」のフォルダに保存している定義情報111を読み込み,中間コード182に変換し,該アクティビティ名の中間コード182を実行部17に渡す。中間コード182は,図2に示したXMLファイルとして記述された定義情報111a,111bから作成されるものであり,この内容を実行する際には,本実施の形態では,定義情報111a,111bから中間コード182としてJava(登録商標)コードが生成され,Javaコードが実行部17によって実行されるようになっている。
二次記憶装置11に格納されるアプリケーション110は,既存のシステムやこのワークフローのために必要な処理プログラムであり,例えば上記中間コード182を実行するJavaコードにより呼び出されるライブラリとして構成される。なお,これらの中間コード182およびその実行機構については一例であり,種々の実施の形態が考えられる。これらの実行機構の実現方法については,ワークフロー処理の遂行において世代管理を行う本発明の要旨とは直接的には関係ないため,ここでのさらに詳しい説明は省略する。
実行部17は,中間コードの実行が完了した後,コンテキスト16に完了を通知する。コンテキスト16は,アクティビティ名「a」の実行が終了したので,次のアクティビティ名「b」の実行を実行部17に要求する。このように,アクティビティの実行要求によって,ワークフローとして定義されているアクティビティを順次実行していく。
さらに,定義情報111が変更されて最新の版番号「3」の情報が保存されたものとする。その後,利用者40や他システム30からの新規の作動要求を受けると,セッション管理部12は,セッションID「session2」を作成し,それを版管理部14に渡す。版管理部14は,ワークフロー名「workflow1」の定義情報111の更新状況をファイルシステム19により二次記憶装置11にアクセスしてチェックし,最新の版番号「3」をフォルダ名から取得する。
ここで,版管理部14で版管理情報15として管理しているセッションと版番号は,ワークフロー「workflow1」に対して,セッションID「session1」と版番号「2」,セッションID「session2」と版番号「3」である。
セッション管理部12は,セッションID「session2」のコンテキスト「context2」を作成する。セッションID「session2」の作動要求を受信すると,対応付けされたワークフロー名「workflow1」と版番号「3」とを取得し,コンテキスト「context2」に渡す。コンテキスト「context2」は,ワークフロー「workflow1」と版番号「3」とアクティビティ名「a」とを実行部17に渡す。実行部17は,ワークフロー「workflow1」の版番号「3」のアクティビティ名「a」を定義情報読み込み部181に渡す。
他のセッションの要求により,すでにファイルシステム19により二次記憶装置11から該当する定義情報111を読み込み,中間コード182に変換している場合には,その中間コード182を取得して実行部17に渡す。
該当する定義情報111をまだ読み込んでいない場合には,ファイルシステム19を介して二次記憶装置11上のワークフロー名「workflow1」のフォルダの版番号「3」のフォルダに保存している定義情報111を読み込み,中間コード182に変換し,該アクティビティ名「a」の中間コード182を実行部17に渡す。
図5は,本実施の形態におけるワークフロー処理のシーケンス(2)である。図5のシーケンスは,既存のセッションへの要求に対する定義情報111の利用時のシーケンスを示している。
セッション管理部12は,利用者40や他システム30からの既存のセッションへの作動要求とセッションIDとを受信し(S30),保持しているセッションIDと版番号とをもとに,コンテキスト16に版番号とともに実行要求を送る(S31)。コンテキスト16は,該ワークフローの実行要求を実行部17に送る(S32)。実行部17は,定義情報読み込み部181から中間コード182を取得し,中間コード182を実行する(S33〜S36)。
例えば,上記セッションID「session1」の作動要求を受信した場合,セッション管理部12は,すでに保持している該ワークフローの版番号「2」の実行を,生成済みのコンテキスト「context1」に送る。コンテキスト「context1」は,実行部17に,該ワークフロー名「workflow1」の版番号「2」,アクティビティ「c」の実行を要求する。実行部17は,定義情報読み込み部181から渡された該アクティビティ「c」の中間コード182を実行する。
また,セッション管理部12は,保持しているセッションに対応してコンテキスト16を保持し,このコンテキスト16上でワークフローの作業の進捗状況を保持している。セッション管理部12では,この進捗状況を監視していれば,セッションIDに対応する該ワークフローの終了がわかる。
コンテキスト16の実行しているワークフローが終了の状態であれば,該コンテキスト16を削除し,対応付けられているセッションIDに対応するワークフローの中間コード182の実行がすべて終了していることとなる。セッション管理部12は,該セッションIDの削除を行う。また,セッションIDの利用していた版番号を検索し,その版番号に対応付けされたセッションIDが他に存在しないかを検索する。他にセッションIDが存在しなければ,版管理部14にその版番号の削除を通知する。
また,セッション管理部12は,定義情報読み込み部181に該セッションIDに対応付けられていたワークフローの版番号に対応する中間コード182の削除要求を送る。定義情報読み込み部181は,要求されたワークフローの版番号に対応する中間コード182を削除する。
本発明におけるワークフロー処理システムの構成例を示す図である。 本実施の形態におけるワークフローの定義情報の例を示す図である。 本実施の形態におけるワークフロー処理のシーケンス(1)である。 本実施の形態におけるセッション管理情報の例を示す図である。 本実施の形態におけるワークフロー処理のシーケンス(2)である。
符号の説明
10 ワークフロー処理システム
11 二次記憶装置
110 アプリケーション
111 定義情報
12 セッション管理部
13 セッション管理情報
14 版管理部
15 版管理情報
16 コンテキスト
17 実行部
18 定義情報管理部
181 定義情報読み込み部
182 中間コード
19 ファイルシステム
20 開発者
30 他システム
40 利用者

Claims (3)

  1. 一連の作業の流れを定義したワークフロー定義情報を記憶する定義情報記憶手段を持ち,計算機によって前記ワークフロー定義情報に従いワークフローを処理するワークフロー処理システムにおけるワークフロー世代管理処理方法であって,
    前記計算機が,ワークフローの実行開始要求に対して,一つの動作するワークフローを識別するセッションIDを割り当てるステップと,
    前記計算機が,要求されたワークフローを定義したワークフロー定義情報の最新の版情報を取得するステップと,
    前記計算機が,要求されたワークフローのワークフロー名とその定義情報の版情報と前記セッションIDとの対応情報を,セッション管理情報として記憶し管理するステップと,
    前記計算機が,前記実行開始要求時点における最新の版のワークフロー定義情報に従ってワークフローを実行するステップと,
    前記計算機が,前記セッションIDを指定したワークフローの作動要求に対して,前記セッション管理情報を参照し,該セッションIDに対応する版のワークフロー定義情報に従ってワークフローを実行するステップとを有する
    ことを特徴とするワークフロー世代管理処理方法。
  2. 一連の作業の流れを定義したワークフロー定義情報を記憶する定義情報記憶手段を持ち,計算機によって前記ワークフロー定義情報に従いワークフローを処理するワークフロー処理システムにおいて,
    ワークフローの実行開始要求に対して,一つの動作するワークフローを識別するセッションIDを割り当て,要求されたワークフローのワークフロー名とその定義情報の実行開始要求時点における最新の版情報と前記セッションIDとの対応情報を,セッション管理情報として記憶して管理するセッション管理手段と,
    前記セッション管理手段によって指定された版のワークフロー定義情報に従ってワークフローを実行する実行手段とを備え,
    前記セッション管理手段は,前記セッションIDを指定したワークフローの作動要求に対して,前記セッション管理情報を参照し,該セッションIDに対応する版を指定して前記実行手段に指定した版のワークフロー定義情報に基づくワークフローを実行させる
    ことを特徴とするワークフロー処理システム。
  3. 一連の作業の流れを定義したワークフロー定義情報を記憶する定義情報記憶手段を持ち,計算機によって前記ワークフロー定義情報に従いワークフローを処理するワークフロー処理システムを実現するためのワークフロー制御プログラムであって,
    前記計算機が,ワークフローの実行開始要求に対して,一つの動作するワークフローを識別するセッションIDを割り当てる処理と,
    前記計算機が,要求されたワークフローを定義したワークフロー定義情報の最新の版を取得する処理と,
    前記計算機が,要求されたワークフローのワークフロー名とその定義情報の版情報と前記セッションIDとの対応情報を,セッション管理情報として記憶し管理する処理と,
    前記計算機が,前記実行開始要求時点における最新の版のワークフロー定義情報に従ってワークフローを実行する処理と,
    前記計算機が,前記セッションIDを指定したワークフローの作動要求に対して,前記セッション管理情報を参照し,該セッションIDに対応する版のワークフロー定義情報に従ってワークフローを実行する処理とを,
    計算機に実行させるためのワークフロー制御プログラム。
JP2003325416A 2003-09-18 2003-09-18 ワークフロー世代管理処理方法,ワークフロー処理システムおよびワークフロー制御プログラム Pending JP2005092544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003325416A JP2005092544A (ja) 2003-09-18 2003-09-18 ワークフロー世代管理処理方法,ワークフロー処理システムおよびワークフロー制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003325416A JP2005092544A (ja) 2003-09-18 2003-09-18 ワークフロー世代管理処理方法,ワークフロー処理システムおよびワークフロー制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005092544A true JP2005092544A (ja) 2005-04-07

Family

ID=34455863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003325416A Pending JP2005092544A (ja) 2003-09-18 2003-09-18 ワークフロー世代管理処理方法,ワークフロー処理システムおよびワークフロー制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005092544A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097243A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Japan Research Institute Ltd ワークフロー制御システムおよびワークフロー制御プログラム
JP2008310760A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Toshiba Corp 情報処理システム、情報処理装置、およびプログラム
JP2009505226A (ja) * 2005-08-09 2009-02-05 マイクロソフト コーポレーション サーバ側のプロジェクトマネージャ
US7965619B2 (en) 2006-07-07 2011-06-21 Mitsubishi Electric Corporation Wireless communication system and communication control method
JP2013520741A (ja) * 2010-02-22 2013-06-06 アバイア インコーポレーテッド 文脈相関エンジン
WO2015189780A1 (en) * 2014-06-11 2015-12-17 International Business Machines Corporation Artifact correlation between domains
CN111226197A (zh) * 2017-10-27 2020-06-02 国际商业机器公司 认知学习工作流执行

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505226A (ja) * 2005-08-09 2009-02-05 マイクロソフト コーポレーション サーバ側のプロジェクトマネージャ
US7965619B2 (en) 2006-07-07 2011-06-21 Mitsubishi Electric Corporation Wireless communication system and communication control method
JP4776685B2 (ja) * 2006-07-07 2011-09-21 三菱電機株式会社 無線通信システムおよび通信制御方法
JP2008097243A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Japan Research Institute Ltd ワークフロー制御システムおよびワークフロー制御プログラム
JP2008310760A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Toshiba Corp 情報処理システム、情報処理装置、およびプログラム
JP4550865B2 (ja) * 2007-06-18 2010-09-22 株式会社東芝 情報処理システム、情報処理装置、およびプログラム
JP2013520741A (ja) * 2010-02-22 2013-06-06 アバイア インコーポレーテッド 文脈相関エンジン
WO2015189780A1 (en) * 2014-06-11 2015-12-17 International Business Machines Corporation Artifact correlation between domains
JP2017521759A (ja) * 2014-06-11 2017-08-03 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation バージョン管理されたドメインとバージョン管理されないドメインの間でアーチファクトを相関付けるためのコンピュータ実装方法、コンピュータ・プログラム、および装置
US10037351B2 (en) 2014-06-11 2018-07-31 International Business Machines Corporation Artifact correlation between domains
US11204910B2 (en) 2014-06-11 2021-12-21 International Business Machines Corporation Artifact correlation between domains
CN111226197A (zh) * 2017-10-27 2020-06-02 国际商业机器公司 认知学习工作流执行
JP2021500658A (ja) * 2017-10-27 2021-01-07 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation インタラクティブ・ワークフローを実行するコンピュータ実施方法、システム、およびコンピュータ・プログラム製品、ならびにコンピュータ・プログラム
JP7413255B2 (ja) 2017-10-27 2024-01-15 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション インタラクティブ・ワークフローを実行するコンピュータ実施方法、システム、およびコンピュータ・プログラム製品、ならびにコンピュータ・プログラム
CN111226197B (zh) * 2017-10-27 2024-05-28 国际商业机器公司 认知学习工作流执行

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060047558A1 (en) Method, system, and computer program product for assigning personnel to project tasks
JP5006324B2 (ja) サーバ側のプロジェクトマネージャ
JP2007328791A (ja) ネットワークベースのプロジェクトスケジュールマネージメントシステムにおけるデータベースの使用
JP4709612B2 (ja) プロジェクトを構成するタスクに人員を割当てるための方法、プログラムおよびコンピュータ
US8701083B2 (en) Systems and methods for varying software build properties using primary and supplemental build files
JP2003114806A (ja) Os更新方法及びセキュリティ制御方法並びにその実施装置
JP2007328792A (ja) ネットワークベースのプロジェクトスケジュールマネージメントシステムにおけるメンバースケジュールのプロジェクトスケジュールとの集約
JP5649171B2 (ja) クライアント上で実行されるアプリケーションのローカル環境を共有可能にする方法、並びにそのサーバ及びコンピュータ・プログラム
JP2007328790A (ja) ネットワークベースのプロジェクトスケジュールマネージメントシステムにおけるスケジュールエディタの使用
KR100617604B1 (ko) 기업간 협업 프로세스 관리 시스템
KR101661789B1 (ko) 양방향 동기 중에 자기 참조 필드의 동기
JP2005092544A (ja) ワークフロー世代管理処理方法,ワークフロー処理システムおよびワークフロー制御プログラム
JP2005202931A (ja) 情報処理装置管理システム及び情報処理装置管理方法およびプログラムおよび記録媒体
JP6299095B2 (ja) 共有データ定義支援システム、そのマスタ装置、ローカル端末、プログラム
CN110852571B (zh) 加盟商的房源管理方法、计算机可读存储介质及服务器
JP5613255B2 (ja) サービスを管理するためのアプリケーションサーバ及び方法
JP5057481B2 (ja) ワークフローシステム、制御方法、およびプログラム
JP4343056B2 (ja) ストレージ装置割当て方法ならびにそのための管理サーバおよびプログラム
JP3461749B2 (ja) 伝送路設計システムおよび回線業務支援システム
JP4908539B2 (ja) ワークフロー処理装置、プログラム及び方法
JP2013228958A (ja) ワークフローシステム、ワークフローシステムの制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2010072685A (ja) 作業実行システム、作業実行装置、制御装置、作業実行プログラム、および制御プログラム
JP7415091B1 (ja) プログラム、プログラム管理装置、プログラム管理システム、およびプログラム管理方法
JP2003030391A (ja) ワークフローシステムおよびその案件削除方法、並びに該方法に係るプログラム
JP2009211413A (ja) ファイル管理システム、ファイル管理方法、及びファイル管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070724