JP3246623B2 - はんだ付け装置及びはんだ付け方法 - Google Patents

はんだ付け装置及びはんだ付け方法

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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
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    • H05K3/3478Applying solder preforms; Transferring prefabricated solder patterns

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図17及び図18) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1及び図7〜図13) 作用(図1及び図7〜図13) 実施例 (1)はんだ付け装置(図1〜図6) (2)はんだ付け方法(図7〜図13) (3)他の実施例(図14〜図16) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明ははんだ付け装置及びはん
だ付け方法に関し、特に基板上に形成されたランド部上
に予備はんだを形成するはんだ付け装置及びはんだ付け
方法に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、基板上のランド部上に予備はんだ
(はんだプリコート)を形成する方法として、溶解はん
だメツキ法、電解はんだメツキ法、無電解はんだメツキ
法及びスーパーソルダ法等がある。
【0004】無電解はんだメツキ法は、図17に示すよ
うに、基材1上に形成された銅箔パターン層2の間にソ
ルダレジスト3を設け、当該ソルダレジスト3によつて
隔絶された銅箔パターン層2上に無電解はんだメツキ法
により無電解はんだメツキ層4を形成するようになされ
ている。スーパーソルダ法は、予め有機酸鉛及び錫の混
合物を基板印刷しこれをリフローすることにより、図1
8に示すように、ソルダレジスト3によつて隔絶された
銅箔パターン層2にスーパーソルダ層6を形成するよう
になされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリント基
板の配線パターンが高密度化及び微細化するに従つてこ
れ等の方法では対応できなくなつてきた。すなわち、溶
解はんだメツキの場合、メツキ厚の調整やその均一性を
確保し難く、また基板が熱によつて変形する問題があ
る。
【0006】電解はんだメツキの場合には、メツキ用の
電極を引き出すための配線パターンが必要となり、基板
の高密度化に逆行する問題がある。また当該パターンの
配線の長さ及び太さが異なることにより電圧降下に違い
が生じ、この結果はんだバンプの高さや量にばらつきが
生じる問題がある。
【0007】無電解はんだメツキの場合には、基本的に
置換反応を利用していることにより析出されるはんだ量
に限界がある(SK-338598 によるとほぼ 6〔μm 〕厚ま
で)。また析出する速度も遅く( 1時間で 6〔μm 〕
厚)、大量生産には不向きな問題がある。
【0008】また無電解はんだメツキ法やスーパーソル
ダ法の場合には、基板上に銅箔パターンが形成された
後、当該銅箔パターンやランド部上にはんだが供給され
ることにより、メツキの膜厚が10〔μm 〕程度しか確保
できず、また当該膜厚がばらつく問題がある。特にスー
パーソルダ法においては、はんだの供給量を調整するこ
とが困難であり、膜厚のばらつきが大きい問題がある。
【0009】また従来の方法によるはんだプリコートを
実装工程中に行う場合には、基板製造、基板両面のはん
だプリコート、基板表面の実装部品実装、リフロー、基
板裏面の実装部品実装、リフロー、基板表面のフリツプ
チツプ実装、リフロー、基板裏面のフリツプチツプ実
装、リフローの順で順次行われる。ところが、この場合
ランド部上に形成されたはんだはチツプの接続に使用さ
れるまでに少なくとも 2回の加熱工程を通る。この結果
プリコートされたはんだは酸化が進むことにより、はん
だ付けの品質が低下する問題がある。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、回路基板上のはんだ付け対象に、必要上十分な量の
はんだ材料を供給することができると共に、供給された
はんだ材料の量のばらつきを低減することができるはん
だ付け装置及びはんだ付け方法を提案しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、回路基板15上に形成された
はんだ付け対象19に所定のはんだ材料18を付着する
はんだ付け装置10において、はんだ付け対象19に対
向する面に、開口部に向かつて狭まる凹状の切欠部17
を有するはんだバンプ形成基板13と、当該はんだバン
プ形成基板13を加熱することにより、切欠部17の内
部で保持したはんだバンプ18を溶融してはんだ付け対
象19に転写する加熱手段20とを設けた。
【0012】また本発明においては、はんだバンプ形成
基板13のはんだ材料18に対する親和性を、はんだ付
け対象19のはんだ材料18に対する親和性に比して低
くする。
【0013】
【0014】さらに本発明においては、電気メツキ処理
により金属31表面の所望のはんだメツキ形成位置33
にはんだメツキ層36を形成するはんだ付け方法におい
て、一面に金属層31が形成された基板32上のはんだ
メツキ形成位置33を除く位置にメツキ用レジスト層3
4を形成し、電気メツキ処理を施してはんだメツキ形成
位置33にはんだメツキ層36を形成し、メツキ用レジ
スト層34及びメツキ用レジスト層34が形成された位
置の金属層31を除去するようにする。
【0015】
【作用】はんだバンプ形成基板13におけるはんだ付け
対象19に対向する面に、開口部に向かつて狭まる凹状
の切欠部17を設け、当該切欠部17の内部ではんだバ
ンプ18を保持するようにしたことにより、はんだバン
プ18が形成された面を下向きに傾けた場合のはんだバ
ンプ18の落下を防止することができ、さらに切欠部1
7で保持したはんだバンプ18を加熱手段20で溶融し
てはんだ付け対象19に転写することにより、はんだ付
け対象19に転写されるはんだ量のばらつきを格段に低
減することができる。また、はんだバンプ形成基板13
のはんだ材料18に対する親和性を、はんだ付け対象1
9のはんだ材料18に対する親和性に比して低くしたこ
とにより、切欠部17で保持したはんだバンプ18の全
量を確実にはんだ付け対象19に転写し、転写されるは
んだ量のばらつきを格段に低減することができる。
【0016】また電気メツキ処理により金属31表面の
所望のはんだメツキ形成位置33にはんだメツキ層36
を形成するはんだ付け方法において、一面に金属層31
が形成された基板32上のはんだメツキ形成位置33を
除く位置にメツキ用レジスト層34を形成し、電気メツ
キ処理を施してはんだメツキ形成位置33にはんだメツ
キ層36を形成し、メツキ用レジスト層34及びメツキ
用レジスト層34が形成された位置の金属層31を除去
するようにすれば、電気メツキ処理を施す際、金属層3
1に一様な電流を流すことができ、金属31表面の所望
の位置に必要上十分な程度のはんだメツキ層36を形成
することができると共に、はんだメツキ層36の層厚の
ばらつきを格段に低減することができる。
【0017】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0018】(1)はんだ付け装置 図1において、10は全体としてはんだ付け装置を示
し、真空ボンプ11から得られる吸着力によつてヘツド
12の先端にはんだバンプ形成基板13を矢印Aで示す
方向に吸着するようになされている。はんだバンプ形成
基板13はテーブル14によつて保持されたプリント基
板15と対向する面にレジスト層16が形成されてい
る。レジスト層16は表面に行くに従つて狭まるような
断面台形形状の切欠部17を有し、これによりはんだバ
ンプ形成基板13は切欠部17にはんだバンプ18を形
成して、このはんだバンプ18をプリント基板15上に
形成されたランド部19に転写させるようになされてい
る。
【0019】ヘツド12ははんだバンプ形成基板13を
吸着する吸着面の近傍に加熱部20を有し、これにより
はんだ付け装置10においては、はんだバンプ18をラ
ンド部19に転写する際、加熱部13がはんだバンプ形
成基板20に形成されたはんだバンプ18を加熱するこ
とによりはんだバンプ18を溶融しランド部19にはん
だバンプ18を容易に転写し得るようになされている。
【0020】これに加えて、はんだバンプ形成基板13
の基材13Aは例えばMo(モリブデン)又はW(タン
グステン)等のはんだに対して濡れ性の悪い(すなわち
はんだに対して親和性の低い)金属によつて構成され、
これによりはんだバンプ形成基板13ははんだバンプ1
8をランド部19に一段と容易に転写し得るようになさ
れている。またこれによりはんだバンプ形成基板13は
当該はんだバンプ形成基板13をはんだメツキする際の
カレントメタルとしても用いることができるようになさ
れている。
【0021】はんだバンプ形成基板13はほぼ 1〔mm〕
程度と十分な板厚を有するようになされ、これによりは
んだバンプ形成基板13は電気抵抗を低減し得ると共
に、電圧降下による電流値のばらつきを抑制し得、かく
してはんだメツキ処理することによつて形成されるはん
だバンプ18の高さ及び量のばらつきを低減することが
できるようになされている。
【0022】ここで図2ははんだバンプ形成基板13を
成形する手順を示し、基材13Aの全面に例えば20〔μ
m 〕の厚みでポジ型のレジスト21を塗布し、当該レジ
スト21に対向する方向からガラスマスク22を介して
紫外線L1を照射する。この結果レジスト21には、図
3に示すように、ガラスマスク22に形成された遮光パ
ターン層23に応じて露光層21A及び非露光層21B
が形成される。この後プロキシミテイ露光及びオーバー
露光することによりレジスト現像後には、図4に示すよ
うに、露光層21Aが除去されて非露光層21Bすなわ
ちレジスト層16が形成され、このようにしてはんだバ
ンプ形成基板13が成形される。
【0023】この結果はんだバンプ形成基板13のレジ
スト層16にはオーバーハング部(テーパー部)16A
が形成されることにより当該レジスト部16間には表面
に行くに従つて狭まるような断面台形形状の切欠部17
が形成されることになる。これによりはんだバンプ形成
基板13においては、後述する電解メツキ処理により切
欠部17にはんだバンプを形成した際、はんだバンプ1
8が落下しないようになされている。
【0024】このようにして成形されたはんだバンプ形
成基板13のレジスト層16には、図5に示すように、
少なくとも 2箇所に電極用の切欠部26が設けられ、こ
れによりはんだバンプ形成基板13は当該切欠部26を
介して基材13Aにアノード電極及びカソード電極を接
続することにより基材13Aに電流を流して電解メツキ
法によりはんだメツキ処理すると、図6に示すように、
マツシユルーム型のはんだバンプ18を形成し得るよう
になされている。因に、はんだとしては、例えば鉛37
〔wt%〕、錫62〔wt%〕、融点 183〔°C〕でなる共晶
はんだが用いられている。
【0025】以上の構成において、はんだ付け装置10
は真空ポンプ11により得られる吸着力によつてヘツド
12の先端にはんだメツキ処理が施されたはんだバンプ
形成基板13を吸着する。次に、はんだバンプ17又は
ランド部19にフラツクスを塗布する。この後、はんだ
付け装置10はヘツド12を移動してランド部19の位
置にはんだバンプ18の位置を合わせる。
【0026】このときはんだ付け装置10は加熱部20
を例えば 250〔°C〕に加熱することによりはんだバン
プ形成基板13を加熱し、はんだバンプ18を溶融させ
る。この状態で、はんだ付け装置10ははんだバンプ形
成基板13をプリント基板15方向に下降させてはんだ
バンプ18をランド部19に接触させる。このときはん
だバンプ形成基板13がはんだに対して濡れ性が悪い材
質によつて構成されていることにより、はんだバンプ1
8ははんだの濡れ性の良い(すなわちはんだに対する親
和性が高い)ランド部19側に全て転写される。
【0027】これによりはんだ付け装置10において
は、加熱部20からの熱によりはんだバンプ18を溶融
すると共に、はんだバンプ形成基板13としてはんだの
濡れ性の悪い材質を用いたことにより、はんだバンプ形
成基板13上に形成されたはんだバンプ18を全てラン
ド部19に転写し得、かくして高さ及び量のばらつきが
殆ど無いはんだをランド部19上に供給することができ
る。
【0028】また上述したはんだ付け装置10によるは
んだプリコート工程を実装工程中に行う場合、その順序
は例えば基板製造、基板表面の実装部品実装、リフロ
ー、基板裏面の実装部品実装、リフロー、基板表面のは
んだプリコート、基板表面のフリツプチツプ実装、リフ
ロー、基板裏面のはんだプリコート、基板裏面のフリツ
プチツプ実装、リフローの順で処理することができる。
この結果プリコートされたはんだは酸化される工程が無
いことにより、はんだ付けの品質が向上する。またはん
だプリコートの工程を実装工程中の任意の工程間に入れ
ることができることにより、実装工程に柔軟性を与える
ことができる。
【0029】以上の構成によれば、はんだバンプ形成基
板13をはんだに対して濡れ性の悪い材質により構成す
ると共に、加熱部20を設け、はんだバンプ18をラン
ド部19に転写する際はんだバンプ形成基板13を加熱
してはんだバンプ18を溶融するようにしたことによ
り、プリント基板15上に狭ピツチで形成されたランド
部19上に均一にはんだを供給し得るはんだ付け装置1
0を実現できる。
【0030】(2)はんだ付け方法 図7〜図13は本発明によるはんだ付け方法を示し、図
7〜図13の手順で基板のパターンやランド部上に予備
はんだ膜を形成するようになされている。すなわち図7
に示すように、ガラスエポキシ系又は紙フエノール系等
でなる基材30の一面に銅箔31が全面銅張状態で設け
られた基板32に耐アルカリ液系のレジストを塗布した
後、ベーク処理、露光、現像、リンス処理、ベーク処理
を順次施すことにより、図8に示すように、はんだが必
要な部分に開口部33が形成されたはんだメツキ用レジ
スト34を形成する。
【0031】この後はんだメツキ用レジスト34が形成
された基板35(図8)を、図9に示すように、ホウフ
ツ化浴でなるメツキ液40が溜められたステンレス系の
メツキ槽41に浸す。この際、プラス電極に接続された
鉛及び錫系の合金でなる網目状のアノード端子42をメ
ツキ液40に浸すと共に、マイナス電極に接続されたカ
ソード端子を銅箔層31に接続して電流を流すことによ
り、はんだメツキ用レジスト34が形成されていない開
口部33にはんだを付着させる。
【0032】かくして、銅のエツジング処理による銅パ
ターンが形成される前の全面銅張状態の基板35を用い
て電解はんだメツキ処理を施したことにより、基板35
の銅箔層31に一様な電流を流すことができ、これによ
り開口部33の銅箔層31上には高さ及び量が均一なは
んだメツキ層36(図10)を付着させることができ
る。次に、図10に示すように、はんだメツキ用レジス
ト34(図9)を剥離し、さらにはんだメツキ層36上
にポジ型の銅箔パターニング用レジスト層37を形成す
る。
【0033】次に、この基板に例えば塩化第2鉄と塩酸
との混合液からなる銅のエツジング液を浴びせることに
よつて銅箔パターニング用レジスト層37が形成されて
いない部分の銅箔31を除去する。この結果図11に示
すように、基材30上に銅箔層31、はんだメツキ層3
6及び銅箔パターニング用レジスト層37が順次積層さ
れたパターンを形成することができる。
【0034】次に、この基板から図12に示すように、
銅箔パターニング用レジスト37を剥離した後、必要に
応じて銅箔層31間の間隙に例えばエポキシ系のソルダ
レジスト層38を形成する。この後このようにして形成
された基板の表面にロジン系のフラツクス39を塗布
し、リフロー及び洗浄する。
【0035】この結果図13に示すように、ほぼ半球状
のはんだ36がソルダレジスト38間にソルダレジスト
38によつて流れを制限されて形成される。ここではん
だメツキ用レジスト34として高解像度型のレジストを
用いれば、300〔μm 〕以下の配線パターンを容易に形
成するこができる。
【0036】以上の構成において、全面銅張状態の基板
32上のはんだメツキ層36を形成する位置を除いた位
置にはんだメツキ用レジスト層34を形成し、この状態
でこの基板35をメツキ液40に浸して電気メツキ処理
する。この結果、銅箔層31に一様かつ十分な電流が流
れることにより当該銅箔31上には均一かつ十分な厚さ
のはんだ36が付着する。この後、はんだメツキ用レジ
スト層34を除去すると共に、当該はんだメツキ用レジ
スト層34が形成された位置の銅箔層31を除去する。
このようにすれば、 300〔μm 〕以下のフアインピツチ
の配線パターンを有する基板上にも数十〔μm 〕の厚み
でなるはんだを容易に形成することができる。
【0037】以上の構成によれば、銅箔層31をエツジ
ング処理する前の全面銅張状態の基板32にはんだメツ
キ用レジスト層34を形成し、これを電気メツキ処理し
てはんだメツキ層36を形成した後、銅箔層31をエツ
ジング処理したことにより、狭ピツチの配線パターン及
びランド部を有すると共に、当該配線パターン及びラン
ド部上に均一かつ十分な厚さのはんだメツキ層36を有
する回路基板61を得ることができる。
【0038】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、はんだバンプ18をラン
ド部19に転写する際ヘツド部12に設けられた加熱部
20の熱によつてはんだバンプ18を溶融した場合につ
いて述べたが、図14に示すように、はんだバンプ形成
基板13の近傍に例えば赤外線ランプ62等を設け、こ
の赤外線ランプ62によつて予備加熱するようにすれ
ば、はんだバンプ18を一段と容易にランド部19に転
写することができる。
【0039】また上述の実施例においては、真空ポンプ
11の吸着力によつてヘツド部12にはんだバンプ形成
基板13を吸着するようにしたが、本発明はこれに限ら
ず、ヘツド部12にはんだバンプ形成基板13を取り付
ける手段としては種々のものを適用することができる。
【0040】また上述の実施例においては、はんだバン
プ形成基板13の基材13Aとして金属を用いた場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、図15(A)
に示すように、ガラス板やシリコン板でなる基材63上
にスパツタリング等によつて例えば膜厚が 1〔μm 〕程
度のカレントメタル64を形成するようにしても良い。
この場合図15(B)に示すように、基材63及びカレ
ントメタル64の間に密着層として他の金属薄膜65を
スパツタリング等によつて形成すれば基材63とカレン
トメタル64との密着性を向上させることができる。
【0041】またはんだバンプ形成基板13としては、
図16に示すように、同様のパターンが同一板上に多数
形成されたはんだバンプ形成基板66を用い、当該はん
だバンプ形成基板66にはんだメツキ処理を施した後、
点線で示す部分を切断することによりはんだバンプ形成
基板13を得るようにすれば、はんだメツキ処理の処理
効率を向上することができる。
【0042】また上述の実施例においては、はんだメツ
キ処理によりはんだバンプ形成基板13上にはんだバン
プ18を形成する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、蒸着等によつてはんだバンプ形成基板13上
にはんだバンプ18を形成するようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、開口部に
向かつて狭まる凹状の切欠部をはんだバンプ形成基板に
設け、切欠部の内部ではんだバンプを保持するようにし
たことにより、はんだバンプが形成された面を下向きに
傾けた場合のはんだバンプの落下を防止することがで
き、さらに切欠部で保持したはんだバンプを加熱手段で
溶融してはんだ付け対象に転写することにより、はんだ
付け対象に転写されるはんだ量のばらつきを格段に低減
することができる。また、はんだバンプ形成基板のはん
だ材料に対する親和性を、はんだ付け対象のはんだ材料
に対する親和性に比して低くしたことにより、切欠部で
保持したはんだバンプの全量を確実にはんだ付け対象に
転写し、転写されるはんだ量のばらつきを格段に低減す
ることができる。
【0044】また本発明によれば、一面に金属層が形成
された基板上のはんだメツキ形成位置を除く位置にメツ
キ用レジスト層を形成し、電気メツキ処理を施してはん
だメツキ層を形成し、メツキ用レジスト層及びメツキ用
レジスト層が形成された位置の金属層を除去するように
したことにより、金属表面の所望の位置に必要上十分な
層厚のはんだメツキ層を形成することができると共に、
はんだメツキ層の層厚のばらつきを格段に低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のはんだ付け装置の一実施例を示す略線
的断面図である。
【図2】はんだバンプ形成基板を形成する際の露光動作
の説明に供する断面図である。
【図3】露光後のはんだバンプ形成基板を示す略線的断
面図である。
【図4】はんだバンプ形成基板を示す断面図である。
【図5】はんだバンプ形成基板を示す斜視図である。
【図6】はんだバンプ形成基板に形成されるはんだバン
プの説明に供する断面図である。
【図7】全面銅張状態を示す断面図である。
【図8】はんだメツキ用レジスト層の説明に供する断面
図である。
【図9】はんだメツキ処理の説明に供する略線的断面図
である。
【図10】はんだメツキ処理後の基板の説明に供する断
面図である。
【図11】銅箔層のエツジング処理の説明に供する断面
図である。
【図12】ソルダレジストの形成及びフラツクスの塗布
の説明に供する断面図である。
【図13】はんだ付け処理が終了した基板を示す断面図
である。
【図14】他の実施例のはんだ付け装置を示す略線的断
面図である。
【図15】他の実施例のはんだバンプ形成基板を示す断
面図である。
【図16】他の実施例のはんだバンプ形成基板を示す断
面図である。
【図17】無電解はんだメツキ法の説明に供する断面図
である。
【図18】スーパーソルダ法の説明に供する断面図であ
る。
【符号の説明】
1、13A、30……基材、2、31……銅箔層、3、
38……ソルダレジスト、4、5、36……はんだ、1
0……はんだ付け装置、11……真空ポンプ、12……
ヘツド、13……はんだバンプ形成基板、15……プリ
ント基板、16……レジスト層、17……切欠部、18
……はんだバンプ、19……ランド部、20……加熱
部、32……基板、33……開口部、34……はんだメ
ツキ用レジスト層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/34 505 H01L 21/52 H05K 3/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板上に形成されたはんだ付け対象に
    所定のはんだ材料を付着するはんだ付け装置において、上記はんだ付け対象に対向する面に、開口部に向かつて
    狭まる凹状の切欠部を有するはんだバンプ形成基板と、 上記はんだバンプ形成基板を加熱することにより、上記
    切欠部の内部で保持したはんだバンプを溶融して上記は
    んだ付け対象に転写する加熱手段と を具えることを特徴
    とするはんだ付け装置。
  2. 【請求項2】上記はんだバンプ形成基板の上記はんだ材
    料に対する親和性を、上記はんだ付け対象の上記はんだ
    材料に対する親和性に比して低くしたことを特徴とする
    請求項1に記載のはんだ付け装置。
  3. 【請求項3】電気メツキ処理により金属表面の所望のは
    んだメツキ形成位置にはんだメツキ層を形成するはんだ
    付け方法において、 一面に金属層が形成された基板上の上記はんだメツキ形
    成位置を除く位置にメツキ用レジスト層を形成し、電気
    メツキ処理を施して上記はんだメツキ形成位置にはんだ
    メツキ層を形成し、上記メツキ用レジスト層及び上記メ
    ツキ用レジスト層が形成された位置の上記金属層を除去
    するようにした ことを特徴とするはんだ付け方法。
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