JP3246534B2 - クラッチディスク - Google Patents

クラッチディスク

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JP3246534B2
JP3246534B2 JP12599793A JP12599793A JP3246534B2 JP 3246534 B2 JP3246534 B2 JP 3246534B2 JP 12599793 A JP12599793 A JP 12599793A JP 12599793 A JP12599793 A JP 12599793A JP 3246534 B2 JP3246534 B2 JP 3246534B2
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端 勝 江
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチディスクに関
し、更に詳しくは、2枚のクラッチフェーシング間に介
挿されるディスクスプリングの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】マニュアル操作式トランスミッションを
備えた自動車の変速時においては、クラッチペダルを踏
み込んでエンジンとトランスミッションとの接続を一時
的に断ち、変速レバーを操作して変速歯車の変速比を切
り換えた後、クラッチペダルの踏み込みを解除してエン
ジンとトランスミッションとの接続を復帰させるという
一連の操作が行われる。又、エンジンからトランスミッ
ションへのトルク伝達開始を滑らかにするために、2枚
のクラッチフェーシングが押圧されると両者の間に介挿
されているディスクスプリングが撓む構造となってい
て、この撓みのバネ特性をクッショニング特性という。
【0003】従来のクラッチディスクとしては、特開昭
56−35820号公報に開示される技術が知られてい
て、これは、ディスクスプリングとクラッチフェーシン
グとの非結合部分に打ち抜き穴を形成することにより、
クッショニング特性の設定の自由度を大きくするもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術で
は、クッショニング特性のバネ定数を低下させたい場
合、打ち抜き穴を大きく設ければよいが、こうすると切
り欠き穴と外形との半径方向の肉幅が小さくなるため
に、回転の遠心力によって生じる半径方向の荷重に対す
る強度(以下バースト強度とする)が劣る。又、ディス
クスプリングのディスクプレートへの固定部とバネ部と
を繋ぐ首部の円周方向の幅は、固定部にバネ部を形成す
ることができないためにクラッチフェーシングとの接触
面の円周方向の幅よりも大きくできない。そのため、ト
ルク負荷時の回転方向の強度が劣る。
【0005】本発明は、バースト強度及び回転方向の強
度を劣らせることなくクッショニング特性のバネ定数を
低下させることを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため本発明において講じた技術的手段は、2枚の
クラッチフェーシング間にディスクスプリングを介挿し
クラッチフェーシングとディスクスプリングとを複数箇
所で結合したクラッチディスクにおいて、ディスクスプ
リングの円周方向の一端部に形成される凹部を有し、更
にディスクスプリングの円周方向の他端部をバネ部を形
成する内周側の第1部分と第1部分よりも円周方向長さ
が所定量短く形成される外周側の第2部分とに分割した
ことである。
【0007】
【作用】本発明の作用を説明する。ディスクスプリング
の円周方向の一端部において、凹部を形成する位置を変
化させることにより、バネ部の半径方向の幅が変化する
ためクッショニング特性を変化させることができる。こ
のため、ディスクスプリングの一端部のバネ部を首部か
ら独立させることができるので、首部の幅をクラッチフ
ェーシングとディスクスプリングとの結合部の幅よりも
大きく取ることが可能となって、ディスクスプリングの
回転方向の強度を十分確保することができる。又、ディ
スクスプリングの円周方向の他端部において、第1部分
の半径方向長さを変化させれば、他端部のクッショニン
グ特性を変化させることができる。
【0008】このように、第1部分の半径方向の寸法を
変化させることによりクッショニング特性の設定を行う
ために、ディスクスプリングの半径方向の肉幅を小さく
させる必要がないので、ディスクスプリングのバースト
強度を十分確保することができる。
【0009】更に、第2部分の円周方向長さが第1部分
よりも所定量短く形成されることにより、クッショニン
グ特性の変化に繋がるディスクスプリングの一端部のバ
ネ部の円周方向の幅の、設定の自由度が大きくなる。
【0010】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本実施例のクラッチディスクの断面
図、図2は本実施例のクラッチディスクの正面図、図3
は本実施例のディスクスプリングの正面図、図4は本実
施例のディスクスプリングの断面図である。図におい
て、中心線Oを中心とするハブ10は、トランスミッシ
ョン(図示省略)の入力軸(図示省略)に嵌合するスプ
ライン10aを内周面に有し、外周面にはフランジ11
が一体成形されている。
【0012】フランジ11の両側面内周部に沿って環状
にヒステリシストルク発生部12、13が配置され、ト
ルク発生部12、13を挟んでフランジ11の両側には
環状のディスクプレート14及びサブプレート15が配
置されている。フランジ11及びディスクプレート14
及びサブプレート15の外周寄りの部分にはそれぞれ複
数個の窓孔20、21、22(各1個のみ図示)がクラ
ッチディスクの円周方向に所定の間隔を隔てて設けら
れ、各3個1組の窓孔20、21、22は中心線O方向
に対向し、各組の窓孔20、21、22にはトーション
スプリング16が嵌まっている。各トーションスプリン
グ16はクラッチディスクの円周方向に延びており、フ
ランジ11と両プレート14、15はトーションスプリ
ング16によりクラッチディスクの円周方向に弾性的に
連結されている。ディスクプレート14及びサブプレー
ト15の外周部は、フランジ11外周部の切り欠き11
aにクラッチディスク円周方向の遊びを有して嵌合する
ストップピン17によって互いに一体的に連結されてい
る。又、ディスクプレート14の外周部にはディスクス
プリング18の固定部18aが固定され、このディスク
スプリング18の両面には、結合部18b、18cにお
いて環状のクラッチフェーシング19がかしめ固定され
ている。クラッチフェーシング19はエンジン側のフラ
イホイール(図示省略)とプレッシャプレート(図示省
略)との狭間に配置されている。
【0013】ディスクスプリング18は、円周方向の一
端部に凹部18dを有し、バネ部18eを首部18fか
ら独立させている。又、円周方向の他端部では、スリッ
ト18gにより内周側の第1部分18hと外周側の第2
部分18iとに分割している。第1部分18hは、クラ
ッチフェーシング19との結合部18bから折れ曲がり
バネ部を形成している。第2部分18iは、第1部分1
8hよりも円周方向に所定量短く形成されていて、アッ
センブリ状態では一端部のバネ部18eが近接するディ
スクスプリングの第2部分18i、第1部分18hが近
接するディスクスプリングの凹部18dに向かって突出
しているような構成となっている。
【0014】上述したディスクスプリング18による
と、凹部18d又はスリット18gの位置を半径方向に
変化させることにより、バネ部18eの半径方向の幅A
又は第1部分18hの半径方向の幅Bを変化させること
ができて、幅A、幅Bを大きくすればクッショニング特
性のバネ定数を高く、小さくすればクッショニング特性
のバネ定数を低くすることができる。更に、第2部分1
8iの円周方向長さEとバネ部18eの円周方向長さ
F、及び凹部18dの深さGと第1部分18hの円周方
向長さHとを自由に設定することにより、クッショニン
グ特性のバネ定数を変化させることができるため、設定
の自由度が大きい。又、バネ部18eと固定部18aと
の間の凹部18dにより、バネ部18eが固定部18d
から独立することになって、首部Cの幅をクラッチフェ
ーシング19とディスクスプリング18との結合部18
cの幅Dよりも大きく取ることができて、ディスクスプ
リング18の回転方向の強度を十分確保することができ
る。又、第1部分18hのクッショニング特性のバネ定
数を低く設定する場合、ディスクスプリング18の半径
方向の肉幅を小さくする必要がないので、バースト強度
を低下させることはなく、十分な強度を確保することが
できる。
【0015】又、上述したように、バネ部18eが近接
するディスクスプリングの第2部分18i、第1部分1
8hが近接するディスクスプリングの凹部18dに向か
って突出している構成であるため、プレッシャプレート
の押圧力によるクラッチフェーシング19の撓みが防止
される。
【0016】
【発明の効果】本発明の効果を説明する。2枚のクラッ
チフェーシング間にディスクスプリングを介挿しクラッ
チフェーシングとディスクスプリングとを複数箇所で結
合したクラッチディスクにおいて、ディスクスプリング
の円周方向の一端部に形成される凹部を有し、更にディ
スクスプリングの円周方向の他端部をバネ部を形成する
内周側の第1部分と第1部分よりも円周方向長さが所定
量短く形成される外周側の第2部分とに分割したクラッ
チディスクであって、ディスクスプリングの円周方向の
一端部において、凹部を形成する位置を変化させること
により、バネ部の半径方向の幅が変化するためクッショ
ニング特性を変化させることができる。このため、ディ
スクスプリングの一端部のバネ部を首部から独立させる
ことができるので、首部の幅をクラッチフェーシングと
ディスクスプリングとの結合部の幅よりも大きく取るこ
とが可能となって、ディスクスプリングの回転方向の強
度を十分確保することができる。又、ディスクスプリン
グの円周方向の他端部において、第1部分の半径方向長
さを変化させれば、他端部のクッショニング特性を変化
させることができる。このように、第1部分の半径方向
の寸法を変化させることによりクッショニング特性の設
定を行うために、ディスクスプリングの半径方向の肉幅
を小さくさせる必要がないので、ディスクスプリングの
バースト強度を十分確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクラッチディスクの断面図を示
す。
【図2】本発明に係るクラッチディスクの正面図を示
す。
【図3】本発明に係るディスクスプリングの正面図を示
す。
【図4】本発明に係るディスクスプリングの上方視図を
示す。
【符号の説明】
10・・・ハブ部材 14・・・ディスクプレート 15・・・サブプレート 18・・・ディスクスプリング 18d・・・凹部 18e・・・バネ部 18f・・・首部 18g・・・スリット 18h・・・第1部分 18i・・・第2部分 19・・・クラッチフェーシング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のクラッチフェーシング間にディス
    クスプリングを介挿し前記クラッチフェーシングと前記
    ディスクスプリングとを複数箇所で結合したクラッチデ
    ィスクにおいて、前記ディスクスプリングの円周方向の
    一端部に形成される凹部を有し、更に前記ディスクスプ
    リングの円周方向の他端部をバネ部を形成する内周側の
    第1部分と該第1部分よりも円周方向長さが所定量短く
    形成される外周側の第2部分とに分割したクラッチディ
    スク。
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