JP3403582B2 - クッショニングプレート、クラッチ連結部及びクラッチディスク組立体 - Google Patents
クッショニングプレート、クラッチ連結部及びクラッチディスク組立体Info
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- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
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- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クッショニングプ
レート、クラッチ連結部の組み付け方法、クラッチ連結
部及びクラッチディスク組立体に関する。
レート、クラッチ連結部の組み付け方法、クラッチ連結
部及びクラッチディスク組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチディスク組立体は、主に、クラ
ッチディスク本体とクラッチディスク本体の外周に固定
される摩擦連結部とからなる。クラッチディスク本体に
は、クラッチ連結時のショックやねじり振動を減衰する
ためのダンパーが設けられている。摩擦連結部は、クラ
ッチディスク本体に固定されたクッショニングプレート
と、クッショニングプレートの両面にリベットにより固
定された摩擦フェーシングとから構成されている。この
摩擦連結部がたとえばプレッシャープレートによってエ
ンジン側のフライホイールに圧接されると、フライホイ
ールからのトルクがクラッチディスク組立体に入力され
る。摩擦連結部がフライホイールに圧接される際、クッ
ショニングプレートは弾性変形して連結時のショックを
緩和する。
ッチディスク本体とクラッチディスク本体の外周に固定
される摩擦連結部とからなる。クラッチディスク本体に
は、クラッチ連結時のショックやねじり振動を減衰する
ためのダンパーが設けられている。摩擦連結部は、クラ
ッチディスク本体に固定されたクッショニングプレート
と、クッショニングプレートの両面にリベットにより固
定された摩擦フェーシングとから構成されている。この
摩擦連結部がたとえばプレッシャープレートによってエ
ンジン側のフライホイールに圧接されると、フライホイ
ールからのトルクがクラッチディスク組立体に入力され
る。摩擦連結部がフライホイールに圧接される際、クッ
ショニングプレートは弾性変形して連結時のショックを
緩和する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のクラッチデ
ィスク組立体における摩擦連結部を組み立てる際には、
まず、クッショニングプレートをクラッチディスク組立
体のクラッチプレートにリベットにより固定する。そし
て、リベットを用いて摩擦フェーシングをクッショニン
グプレートの両面に固定する。この摩擦フェーシングの
固定時には、クッショニングプレートと摩擦フェーシン
グとは位置決めされていない。そのために、摩擦フェー
シングとクッショニングプレートとが位置ずれしたまま
両者が固定されることがある。その場合、クラッチディ
スク組立体の回転時にアンバランスが発生し、摩擦連結
部に振れが生じる。以上のような問題を解決するために
は、組立時に作業者が位置決めが適切になされているこ
とを確認する必要があり、組立作業の自動化ができな
い。
ィスク組立体における摩擦連結部を組み立てる際には、
まず、クッショニングプレートをクラッチディスク組立
体のクラッチプレートにリベットにより固定する。そし
て、リベットを用いて摩擦フェーシングをクッショニン
グプレートの両面に固定する。この摩擦フェーシングの
固定時には、クッショニングプレートと摩擦フェーシン
グとは位置決めされていない。そのために、摩擦フェー
シングとクッショニングプレートとが位置ずれしたまま
両者が固定されることがある。その場合、クラッチディ
スク組立体の回転時にアンバランスが発生し、摩擦連結
部に振れが生じる。以上のような問題を解決するために
は、組立時に作業者が位置決めが適切になされているこ
とを確認する必要があり、組立作業の自動化ができな
い。
【0004】無論、このような不具合は、摩擦フェーシ
ングの固定時に、クッショニングプレートと摩擦フェー
シングとを位置決めすれば解消できる。この様な位置決
めは、クッショニングプレートに位置決め用の孔を設
け、組立作業の際に、位置決め治具のピンをその孔に嵌
合することにより行える。ところが、クッショニングプ
レートは比較的薄い板状部材であるので、そのような位
置決め孔を設けると、クッショニングプレートの強度が
低下する。
ングの固定時に、クッショニングプレートと摩擦フェー
シングとを位置決めすれば解消できる。この様な位置決
めは、クッショニングプレートに位置決め用の孔を設
け、組立作業の際に、位置決め治具のピンをその孔に嵌
合することにより行える。ところが、クッショニングプ
レートは比較的薄い板状部材であるので、そのような位
置決め孔を設けると、クッショニングプレートの強度が
低下する。
【0005】本発明の目的は、組立作業において正確に
位置決めしつつ、クッショニングプレートの強度低下を
防止することにある。
位置決めしつつ、クッショニングプレートの強度低下を
防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のクッシ
ョニングプレートは、クラッチディスク組立体の外周部
に固定され、2枚の摩擦フェーシング間に配置される。
クッショニングプレートは、円周方向に並べて配置さ
れ、摩擦フェーシングとの位置決めを行うための部材が
貫通する位置決め用切欠きが縁部に形成された複数のク
ッショニング部を備えている。
ョニングプレートは、クラッチディスク組立体の外周部
に固定され、2枚の摩擦フェーシング間に配置される。
クッショニングプレートは、円周方向に並べて配置さ
れ、摩擦フェーシングとの位置決めを行うための部材が
貫通する位置決め用切欠きが縁部に形成された複数のク
ッショニング部を備えている。
【0007】本発明では、組立作業において、クッショ
ニングプレートの位置決め用切欠きに摩擦フェーシング
との位置決めを行うための部材を貫通させる。このよう
に位置決めされた状態で、摩擦フェーシングとクッショ
ニングプレートとを固定する。この組立作業では、クッ
ショニングプレートと摩擦フェーシングとを正確に位置
決めできる。しかも、そのような位置決めを、クッショ
ニング部の縁部に設けた切欠きを利用して行うので、ク
ッショニング部に孔を設ける場合に比べ、位置決め用部
分による強度低下を効果的に防止でき、クッショニング
プレートに充分な強度と耐久性を与えることができる。
ニングプレートの位置決め用切欠きに摩擦フェーシング
との位置決めを行うための部材を貫通させる。このよう
に位置決めされた状態で、摩擦フェーシングとクッショ
ニングプレートとを固定する。この組立作業では、クッ
ショニングプレートと摩擦フェーシングとを正確に位置
決めできる。しかも、そのような位置決めを、クッショ
ニング部の縁部に設けた切欠きを利用して行うので、ク
ッショニング部に孔を設ける場合に比べ、位置決め用部
分による強度低下を効果的に防止でき、クッショニング
プレートに充分な強度と耐久性を与えることができる。
【0008】クッショニングプレートの複数のクッショ
ニング部は、各々が独立していてもよいし、たとえば環
状部に一体に形成されていてもよい。請求項2に記載の
クッショニングプレートでは、位置決め用切欠きは複数
のクッショニング部の円周方向両縁に形成され、隣接す
る前記クッショニング部に形成された1対の位置決め用
切欠きが1つの位置決め孔を構成する。
ニング部は、各々が独立していてもよいし、たとえば環
状部に一体に形成されていてもよい。請求項2に記載の
クッショニングプレートでは、位置決め用切欠きは複数
のクッショニング部の円周方向両縁に形成され、隣接す
る前記クッショニング部に形成された1対の位置決め用
切欠きが1つの位置決め孔を構成する。
【0009】請求項3に記載のクラッチ連結部の組付け
方法は以下の工程を含んでいる。 ◎請求項1または2に記載のクッショニングプレートの
位置決め用切欠きと摩擦フェーシングの位置決め孔とに
位置決め部材を挿入する工程 ◎位置決めされた状態で前記クッショニングプレートと
前記摩擦フェーシングとを固定する工程 請求項4に記載のクラッチ連結部は、請求項1または2
に記載のクッショニングプレートと、前記位置決め用切
欠きに対応する位置決め用孔が形成されクッショニング
プレートの両面に固定された摩擦フェーシングとを備え
ている。
方法は以下の工程を含んでいる。 ◎請求項1または2に記載のクッショニングプレートの
位置決め用切欠きと摩擦フェーシングの位置決め孔とに
位置決め部材を挿入する工程 ◎位置決めされた状態で前記クッショニングプレートと
前記摩擦フェーシングとを固定する工程 請求項4に記載のクラッチ連結部は、請求項1または2
に記載のクッショニングプレートと、前記位置決め用切
欠きに対応する位置決め用孔が形成されクッショニング
プレートの両面に固定された摩擦フェーシングとを備え
ている。
【0010】請求項5に記載のクラッチディスク組立体
は、クラッチディスク本体と、クラッチディスク本体の
外周に固定された請求項4に記載の前記クラッチ連結部
とを備えている。
は、クラッチディスク本体と、クラッチディスク本体の
外周に固定された請求項4に記載の前記クラッチ連結部
とを備えている。
【0011】
【発明の実施形態】図1及び図2に示す本発明の一実施
例が採用されたクラッチディスク組立体1は、エンジン
(図示せず)からトルクをトランスミッション(図示せ
ず)に伝達及び遮断するための装置である。図1におい
ては、O−Oがクラッチディスク組立体1の回転軸線で
ある。
例が採用されたクラッチディスク組立体1は、エンジン
(図示せず)からトルクをトランスミッション(図示せ
ず)に伝達及び遮断するための装置である。図1におい
ては、O−Oがクラッチディスク組立体1の回転軸線で
ある。
【0012】このクラッチディスク組立体1は、主に、
クラッチディスク本体Aと、クラッチディスク本体Aの
外周に設けられた摩擦連結部Bとから構成されている。
クラッチディスク本体Aは、主に、出力側部材としての
ハブ2と、入力側部材としてのクラッチディスク3及び
リティニングプレート4と、中間部材としてのサブプレ
ート5と、サブプレート5とハブ2との間に両者の相対
回転を制限するように配置された小コイルスプリング6
と、プレート3、4とサブプレート5との間に両者の相
対回転を制限するように配置された複数の大コイルスプ
リング7と、クラッチディスク3、4とハブ2との間で
相対回転が生じる時に所定の摩擦力を発生させる摩擦抵
抗発生機構8とから構成されている。
クラッチディスク本体Aと、クラッチディスク本体Aの
外周に設けられた摩擦連結部Bとから構成されている。
クラッチディスク本体Aは、主に、出力側部材としての
ハブ2と、入力側部材としてのクラッチディスク3及び
リティニングプレート4と、中間部材としてのサブプレ
ート5と、サブプレート5とハブ2との間に両者の相対
回転を制限するように配置された小コイルスプリング6
と、プレート3、4とサブプレート5との間に両者の相
対回転を制限するように配置された複数の大コイルスプ
リング7と、クラッチディスク3、4とハブ2との間で
相対回転が生じる時に所定の摩擦力を発生させる摩擦抵
抗発生機構8とから構成されている。
【0013】摩擦連結部Bは、主に、円環状のクッショ
ニングプレート12と、2枚の摩擦フェーシング13と
から構成されている。クッショニングプレート12は、
環状部12aとその外周に一体に形成された複数のクッ
ショニング部12bとからなる。環状部12aは、当接
ピン11によりクラッチディスク3に固定されている。
クッショニング部12bには円周方向に段差が付いてお
り、1枚のクッショニング部12bに、2本のリベット
14により両側の摩擦フェーシング13が固定されてい
る。
ニングプレート12と、2枚の摩擦フェーシング13と
から構成されている。クッショニングプレート12は、
環状部12aとその外周に一体に形成された複数のクッ
ショニング部12bとからなる。環状部12aは、当接
ピン11によりクラッチディスク3に固定されている。
クッショニング部12bには円周方向に段差が付いてお
り、1枚のクッショニング部12bに、2本のリベット
14により両側の摩擦フェーシング13が固定されてい
る。
【0014】さらに詳細に説明すると、クッショニング
プレート12のクッショニング部12bには、2つのリ
ベット用孔12cと2つの位置決め用切欠き12dとが
形成されている。摩擦フェーシング13には、リベット
用孔13aとリベット逃げ用孔13bと位置決め用孔1
3cとが形成されている。リベット用孔13aとリベッ
ト逃げ用孔13bとは、それぞれ、クッショニング部1
2bのリベット用孔12cに対応する位置に形成されて
いる。一方の摩擦フェーシング13の各リベット用孔1
3aは他方の摩擦フェーシング13のリベット逃げ用孔
13bに対応している。リベット14は、頭部が摩擦フ
ェーシング13の各リベット用孔13aに配置され、胴
部がクッショニング部12bのリベット用孔12cを貫
通しており、他方のかしめられた頭部が、他方の摩擦フ
ェーシング13のリベット逃げ用孔13b内に配置され
ている。
プレート12のクッショニング部12bには、2つのリ
ベット用孔12cと2つの位置決め用切欠き12dとが
形成されている。摩擦フェーシング13には、リベット
用孔13aとリベット逃げ用孔13bと位置決め用孔1
3cとが形成されている。リベット用孔13aとリベッ
ト逃げ用孔13bとは、それぞれ、クッショニング部1
2bのリベット用孔12cに対応する位置に形成されて
いる。一方の摩擦フェーシング13の各リベット用孔1
3aは他方の摩擦フェーシング13のリベット逃げ用孔
13bに対応している。リベット14は、頭部が摩擦フ
ェーシング13の各リベット用孔13aに配置され、胴
部がクッショニング部12bのリベット用孔12cを貫
通しており、他方のかしめられた頭部が、他方の摩擦フ
ェーシング13のリベット逃げ用孔13b内に配置され
ている。
【0015】クッショニング部12b及び位置決め用切
欠き12dについて更に詳細に説明する。図2から明ら
かなように、クッショニング部12bは、図示の実施例
では8個設けてある。各クッショニング部12bはクラ
ッチ接線方向(ほぼクラッチ円周方向)に延びており、
長手方向の中間部が環状部12aの外周に連続してい
る。前述の位置決め用切欠き12dは円弧状で、各クッ
ショニング部12bのクラッチ円周方向の両端の側縁1
2eのクラッチ半径方向中間部に設けてある。各位置決
め用切欠き12dは、隣接するクッショニング部12b
の位置決め用切欠き12dにクラッチ円周方向に並んで
おり、隣接する各1対の位置決め用切欠き12dが1個
の円を形成している。この円が摩擦フェーシング13の
位置決め用孔13cとクラッチ軸方向に並んでいる。
欠き12dについて更に詳細に説明する。図2から明ら
かなように、クッショニング部12bは、図示の実施例
では8個設けてある。各クッショニング部12bはクラ
ッチ接線方向(ほぼクラッチ円周方向)に延びており、
長手方向の中間部が環状部12aの外周に連続してい
る。前述の位置決め用切欠き12dは円弧状で、各クッ
ショニング部12bのクラッチ円周方向の両端の側縁1
2eのクラッチ半径方向中間部に設けてある。各位置決
め用切欠き12dは、隣接するクッショニング部12b
の位置決め用切欠き12dにクラッチ円周方向に並んで
おり、隣接する各1対の位置決め用切欠き12dが1個
の円を形成している。この円が摩擦フェーシング13の
位置決め用孔13cとクラッチ軸方向に並んでいる。
【0016】図1において、摩擦フェーシング13の一
方の側方にはエンジン側のフライホイール(図示せず)
が配置されており、図示しないプレッシャープレートに
より摩擦フェーシング13がフライホイールに押圧され
るとクラッチが接続する。この様にクラッチが接続され
ると、トルクは摩擦フェーシング13およびクッショニ
ングプレート12を経てクラッチディスク3に伝わり、
個々のクッショニング部12bには伝達トルクに対応す
る力やクラッチディスク本体Aの回転に伴う遠心力が加
わる。そして、上述の構成によると、位置決め用の部分
はクッショニング部12bに完全な孔として設けられて
いるのではなく、側縁12eに設けた切欠き12dで構
成されているので、位置決め用部分によるクッショニン
グプレート12の強度低下は極力防止される。
方の側方にはエンジン側のフライホイール(図示せず)
が配置されており、図示しないプレッシャープレートに
より摩擦フェーシング13がフライホイールに押圧され
るとクラッチが接続する。この様にクラッチが接続され
ると、トルクは摩擦フェーシング13およびクッショニ
ングプレート12を経てクラッチディスク3に伝わり、
個々のクッショニング部12bには伝達トルクに対応す
る力やクラッチディスク本体Aの回転に伴う遠心力が加
わる。そして、上述の構成によると、位置決め用の部分
はクッショニング部12bに完全な孔として設けられて
いるのではなく、側縁12eに設けた切欠き12dで構
成されているので、位置決め用部分によるクッショニン
グプレート12の強度低下は極力防止される。
【0017】次に、クラッチディスク組立体1の組立方
法、特に、摩擦連結部Bの組立方法について説明する。
なお、あらかじめクッショニングプレート12と摩擦フ
ェーシング13とに前述した孔及び切欠きを形成してお
く。また、クラッチディスク本体Aを組み立てる際に、
クッショニングプレート12を当接ピン11によってク
ラッチディスク本体の外周に固定しておく。さらに、図
3に示すような円環状の摩擦連結部組立用の位置決め治
具15を用意する。この位置決め治具15は、円環状の
本体上に複数のリベット受け部15aと位置決めピン1
5bとを有している。 (1)リベット受け部15aは、クッショニングプレー
ト12及び摩擦フェーシング13のリベット用孔12
c,13aに対応しているが、その内半分の位置決め治
具15aに加工前のリベット14を配置する。始めに、
1枚目の摩擦フェーシング13を用意してその位置決め
用孔13cを位置決めピン15bに嵌める。そして、ク
ッショニングプレート12の位置決め用切欠き12dを
位置決めピン15bに嵌める(図3)。すると、摩擦フ
ェーシング13とクッショニングプレート12とが正確
に位置決めされる。ここでは、摩擦フェーシング13の
リベット用孔13aの位置と、クッショニングプレート
12のリベット用孔12cの位置と、位置決め治具15
上に配置されたリベット14の位置とが正確に一致す
る。そして、リベット用孔12c、13aをリベット1
4の胴部に嵌め、次にリベット14の胴部を潰して頭部
を形成する(かしめ作業)。これにより、1枚目の摩擦
フェーシング13とクッショニングプレート12とが固
定される。 (2)クッショニングプレート12および摩擦フェーシ
ング13を位置決め治具15から外す。そして、リベッ
ト受け部15aの半分に加工前のリベット14を配置す
る。2枚目の摩擦フェーシング13の位置決め用孔13
cを位置決め治具15の位置決めピン15bに嵌める。
クラッチディスク本体の上下を逆にして、再びクッショ
ニングプレート12及び摩擦フェーシング13を位置決
め治具15の位置決めピン15bに嵌める。そして、リ
ベット用孔12c、13aをリベット14に嵌め、次に
リベット14の胴部を潰して頭部を形成する(かしめ作
業)。これにより、2枚目の摩擦フェーシング13とク
ッショニングプレート12とが固定される。
法、特に、摩擦連結部Bの組立方法について説明する。
なお、あらかじめクッショニングプレート12と摩擦フ
ェーシング13とに前述した孔及び切欠きを形成してお
く。また、クラッチディスク本体Aを組み立てる際に、
クッショニングプレート12を当接ピン11によってク
ラッチディスク本体の外周に固定しておく。さらに、図
3に示すような円環状の摩擦連結部組立用の位置決め治
具15を用意する。この位置決め治具15は、円環状の
本体上に複数のリベット受け部15aと位置決めピン1
5bとを有している。 (1)リベット受け部15aは、クッショニングプレー
ト12及び摩擦フェーシング13のリベット用孔12
c,13aに対応しているが、その内半分の位置決め治
具15aに加工前のリベット14を配置する。始めに、
1枚目の摩擦フェーシング13を用意してその位置決め
用孔13cを位置決めピン15bに嵌める。そして、ク
ッショニングプレート12の位置決め用切欠き12dを
位置決めピン15bに嵌める(図3)。すると、摩擦フ
ェーシング13とクッショニングプレート12とが正確
に位置決めされる。ここでは、摩擦フェーシング13の
リベット用孔13aの位置と、クッショニングプレート
12のリベット用孔12cの位置と、位置決め治具15
上に配置されたリベット14の位置とが正確に一致す
る。そして、リベット用孔12c、13aをリベット1
4の胴部に嵌め、次にリベット14の胴部を潰して頭部
を形成する(かしめ作業)。これにより、1枚目の摩擦
フェーシング13とクッショニングプレート12とが固
定される。 (2)クッショニングプレート12および摩擦フェーシ
ング13を位置決め治具15から外す。そして、リベッ
ト受け部15aの半分に加工前のリベット14を配置す
る。2枚目の摩擦フェーシング13の位置決め用孔13
cを位置決め治具15の位置決めピン15bに嵌める。
クラッチディスク本体の上下を逆にして、再びクッショ
ニングプレート12及び摩擦フェーシング13を位置決
め治具15の位置決めピン15bに嵌める。そして、リ
ベット用孔12c、13aをリベット14に嵌め、次に
リベット14の胴部を潰して頭部を形成する(かしめ作
業)。これにより、2枚目の摩擦フェーシング13とク
ッショニングプレート12とが固定される。
【0018】以上の作業によりクッショニングプレート
12と摩擦フェーシング13とが正確に固定され、両者
間に位置ずれ等が防止される。その結果、完成したクラ
ッチディスク組立体1の回転バランスが良好となり、摩
擦連結部Bの振れが生じにくい。さらに、クッショニン
グプレート12と摩擦フェーシング13とを位置決めし
ておけば、作業者によって位置を確認する作業が不要に
なるために、摩擦連結部を組み立てる作業の自動化が可
能になる。
12と摩擦フェーシング13とが正確に固定され、両者
間に位置ずれ等が防止される。その結果、完成したクラ
ッチディスク組立体1の回転バランスが良好となり、摩
擦連結部Bの振れが生じにくい。さらに、クッショニン
グプレート12と摩擦フェーシング13とを位置決めし
ておけば、作業者によって位置を確認する作業が不要に
なるために、摩擦連結部を組み立てる作業の自動化が可
能になる。
【0019】図4に示すように、他の実施例として、ク
ッショニングプレート12が一体物ではなく分離された
複数枚からなる場合でも、前記実施例と同様の効果が得
られる。
ッショニングプレート12が一体物ではなく分離された
複数枚からなる場合でも、前記実施例と同様の効果が得
られる。
【0020】
【発明の効果】本発明では、組立作業において、クッシ
ョニングプレートと摩擦フェーシングとを正確に位置決
めできる。しかも、そのような位置決めを、クッショニ
ング部の両端縁部に設けた切欠きを利用して行うので、
クッショニング部に孔を設ける場合に比べ、位置決め用
部分による強度低下を効果的に防止でき、クッショニン
グプレートに充分な強度と耐久性を与えることができ
る。
ョニングプレートと摩擦フェーシングとを正確に位置決
めできる。しかも、そのような位置決めを、クッショニ
ング部の両端縁部に設けた切欠きを利用して行うので、
クッショニング部に孔を設ける場合に比べ、位置決め用
部分による強度低下を効果的に防止でき、クッショニン
グプレートに充分な強度と耐久性を与えることができ
る。
【図1】本発明の一実施形態としてのクラッチディスク
の縦断面概略図。
の縦断面概略図。
【図2】図1の部分切欠きII矢視図。
【図3】摩擦連結部の組立状態を示す図1に相当する
図。
図。
【図4】他の実施形態におけるクッショニングプレート
の部分平面図。
の部分平面図。
A クラッチディスク本体
B 摩擦連結部
1 クラッチディスク組立体
3 クラッチディスク
12 クッショニングプレート
12a 環状部
12b クッショニング部
12d 位置決め用切欠き
12e 側縁
13 摩擦フェーシング
13c 位置決め用孔
15 位置決め治具
15b 位置決めピン15b
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16D 11/00 - 23/14
Claims (4)
- 【請求項1】クラッチディスク組立体の外周部に固定さ
れ、2枚の摩擦フェーシング間に配置されるクッショニ
ングプレートであって、 円周方向に並べて配置され、前記摩擦フェーシングとの
位置決めを行うための部材が貫通する位置決め用切欠き
が縁部に形成された複数のクッショニング部を備えたク
ッショニングプレート。 - 【請求項2】前記位置決め用切欠きは、前記複数のクッ
ショニング部の円周方向両縁に形成され、 隣接する前記クッショニング部に形成された1対の前記
位置決め用切欠きが1つの位置決め孔を構成する、請求
項1に記載のクッショニングプレート。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の前記クッショニ
ングプレートと、 前記位置決め用切欠きに対応する位置決め用孔が形成さ
れ前記クッショニングプレートの両面に固定された摩擦
フェーシングと、を備えたクラッチ連結部。 - 【請求項4】クラッチディスク本体と、 前記クラッチディスク本体の外周に固定された請求項3
に記載の前記クラッチ連結部と、を備えたクラッチディ
スク組立体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18093796A JP3403582B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | クッショニングプレート、クラッチ連結部及びクラッチディスク組立体 |
US08/889,804 US5913398A (en) | 1995-08-09 | 1997-07-08 | Clutch disc assembly having a cushioning plate |
FR9708791A FR2751040B1 (fr) | 1996-07-10 | 1997-07-10 | Ensemble formant disque d'embrayage a montage automatise |
DE1997129616 DE19729616C2 (de) | 1996-07-10 | 1997-07-10 | Kupplungsscheibenanordnung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18093796A JP3403582B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | クッショニングプレート、クラッチ連結部及びクラッチディスク組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1026147A JPH1026147A (ja) | 1998-01-27 |
JP3403582B2 true JP3403582B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=16091892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18093796A Expired - Lifetime JP3403582B2 (ja) | 1995-08-09 | 1996-07-10 | クッショニングプレート、クラッチ連結部及びクラッチディスク組立体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3403582B2 (ja) |
DE (1) | DE19729616C2 (ja) |
FR (1) | FR2751040B1 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3317788B2 (ja) * | 1994-08-24 | 2002-08-26 | 株式会社エクセディ | クラッチディスク組立体の摩擦連結部組立方法及びそれに用いられる治具 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP18093796A patent/JP3403582B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-07-10 DE DE1997129616 patent/DE19729616C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-10 FR FR9708791A patent/FR2751040B1/fr not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2751040B1 (fr) | 1999-09-10 |
DE19729616C2 (de) | 1999-09-02 |
DE19729616A1 (de) | 1998-02-12 |
FR2751040A1 (fr) | 1998-01-16 |
JPH1026147A (ja) | 1998-01-27 |
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