JP2018048708A - 回転ユニットのバランスウェイト固定方法、回転ユニット、バランスウェイト - Google Patents
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Abstract
Description
図1は回転ユニットの一例としてのトルクコンバータのロックアップ装置1を示している。このロックアップ装置1は、エンジンのクランク軸に固定されるフロントカバー2とトルクコンバータ本体(図示せず)との間に配置されている。ロックアップ装置1は、ピストン3(第1回転部材)と、ドライブプレート4(第2回転部材)と、出力プレート5と、それぞれ複数の外周側トーションスプリング6及び内周側トーションスプリング7と、を有している。また、ピストン3とドライブプレート4とは複数のリベット8によって固定されている。
<第1実施形態>
図2及び図3に第1実施形態によるバランスウェイト12及びその固定方法を示している。図2に示したバランスウェイト12は、環状の皿ばね形状である。すなわち、円板状に形成され、中央部に貫通孔12aを有している。貫通孔12aはリベット8のかしめられた頭部8aが通過可能な大きさである。そして、いずれの断面をとっても側面断面はV字状である。
図4に第2実施形態によるバランスウェイト22を示している。ここでは、バランスウェイト22の貫通孔22aの内周から径方向外方に放射状に延びる複数のスリット22bが形成されている。バランスウェイト22を固定する方法は、第1実施形態と同様である。また、バランスウェイト22の貫通孔22aの内縁の一部が食い込み部として機能することも、第1実施形態と同様である。
図5及び図6に第3実施形態によるバランスウェイト32を示している。図5はバランスウェイト32の正面図、図6は図5のVI-VI線断面図である。ここでは、バランスウェイト32は矩形状に形成されている。そして、中央部に前記各実施形態と同様の貫通孔32aを有している。そして、このバランスウェイト32は、図6に示すように、側面視でV字状になるように加工されている。バランスウェイト32を固定する方法は、前記各実施形態と同様である。また、バランスウェイト32の貫通孔32aの内縁の一部が食い込み部として機能することも、前記各実施形態と同様である。
図7及び図8に第4実施形態によるバランスウェイト42及びその固定方法を示している。ここでは、バランスウェイト42は、本体部42aと、複数の突起部42bと、を有している。本体部42aは、円板状であり、中央部に、リベット8のかしめられた頭部8aが挿入可能な貫通孔42cが形成されている。複数の突起部42bは、貫通孔42cの内縁部を一方側に押し出し加工して形成されたものである。なお、図7では3個の突起部42bが設けられているが、突起部42bの個数は限定されない。
図10〜図13に第5実施形態によるバランスウェイト62を示している。図10及び図12はバランスウェイト62の正面図、図11及び図13は、それぞれ図10、図11のバランスウェイトをZ方向から視た図である。ここでは、バランスウェイト62は、隣接する第1リベット81と第2リベット82との間に固定される。バランスウェイト62は、本体部62aと突出部62bとを有している。
第6実施形態に用いるリベット(かしめ前の状態を示す)を図15及び図16に示している。このリベット90,91は、かしめられない頭部90a,91aの底面において、外周側の縁部90b,91bが、曲面あるいはテーパ面になっている。これにより、かしめられない頭部90a,91aの底面とドライブプレート4との間に隙間が形成される。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
3 ピストン(第1回転部材)
4 ドライブプレート(第2回転部材)
8,81,82,90,91 リベット
8a,81a,82a かしめられた頭部
12,22,32,42,52,62 バランスウェイト
12a,22a,32a,42c,52c 貫通孔
12b,62e 食い込み部
22b スリット
42a,52a,62a 本体部
42b,52b 突起部
62b 突出部
62c,62d 端面
90a かしめられない頭部
Claims (9)
- 軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、前記第1回転部材側の一部をかしめて前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する複数のリベットと、を有する回転ユニットにバランスウェイトを固定するための方法であって、
食い込み部を有するバランスウェイトを用意する第1ステップと、
前記リベットのかしめられた頭部の底面と前記第1回転部材との間の隙間、又は前記リベットのかしめられていない頭部の底面と前記第2回転部材との間の隙間に、前記食い込み部が挿入可能なように前記バランスウェイをセットする第2ステップと、
前記バランスウェイトを前記第1回転部材側又は前記第2回転部材側に押圧し、前記食い込み部を前記隙間に食い込ませて前記バランスウェイトを前記第1回転部材又は前記第2回転部材の側面に固定する第3ステップと、
を含む回転ユニットのバランスウェイト固定方法。 - 第1回転部材と、
前記第1回転部材に軸方向に対向して配置された第2回転部材と、
前記第1回転部材側の一部がかしめられ、前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する複数のリベットと、
前記リベットのかしめられた頭部の底面と前記第1回転部材との間の隙間、又は前記リベットのかしめられていない頭部の底面と前記第2回転部材との間の隙間に挿入された食い込み部を有し、前記第1回転部材又は前記第2回転部材の側面に固定されたバランスウェイトと、
を備えた回転ユニット。 - 前記バランスウェイトは、前記リベットのかしめられた頭部又は前記リベットのかしめられていない頭部が挿入された貫通孔を有し、前記貫通孔の内径は、前記リベットのかしめられた頭部又はリベットのかしめられていない頭部の上面から底面に行くにしたがって小さくなっており、
前記食い込み部は、前記貫通孔の前記第1回転部材側又は前記第2回転部材側の縁部である、
請求項2に記載の回転ユニット。 - 前記バランスウェイトは、前記リベットのかしめられた頭部又は前記リベットのかしめられていない頭部が挿入された貫通孔を有し、
前記貫通孔の内周縁には、内周側に突出して前記隙間に食い込む複数の突起部が前記食い込み部として形成されている、
請求項2に記載の回転ユニット。 - 前記バランスウェイトは、隣接する第1リベットと第2リベットとの間に配置されるとともに、前記第1リベットのかしめられた頭部又は前記第1リベットのかしめられていない頭部に当接する第1端面と、前記第2リベットのかしめられた頭部又は前記第2リベットのかしめられていない頭部に当接する第2端面と、を有し、
前記第1端面及び前記第2端面は、前記第1回転部材側又は前記第2回転部材側の一部に、前記隙間に食い込む前記食い込み部を有している、
請求項2に記載の回転ユニット。 - 軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、前記第1回転部材側の一部をかしめて前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する複数のリベットと、を有する回転ユニットに固定されるバランスウェイトであって、
前記リベットのかしめられた頭部又は前記リベットのかしめられていない頭部が挿入可能な貫通孔を有し、側面断面がV字状である、バランスウェイト。 - 前記貫通孔から放射状に延びる複数のスリットをさらに有する、請求項6に記載のバランスウェイト。
- 軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、前記第1回転部材側の一部をかしめて前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する複数のリベットと、を有する回転ユニットに固定されるバランスウェイトであって、
前記リベットのかしめられた頭部又は前記リベットのかしめられていない頭部が挿入可能な貫通孔を有する本体部と、
前記貫通孔の内周縁部に形成され、一方側に突出する複数の突起部と、
を備えたバランスウェイト。 - 軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、前記第1回転部材側の一部をかしめて前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する第1リベット及び第2リベットと、を有する回転ユニットに固定されるバランスウェイトであって、
前記第1リベットのかしめられた頭部又は前記第1リベットのかしめられていない頭部に当接可能な第1端面と、前記第2リベットのかしめられた頭部又は前記第2リベットのかしめられていない頭部に当接する第2端面と、を有し、前記第1リベットと前記第2リベットとの間に配置可能な本体部と、
前記本体部の一部に設けられ、一方側に突出して押圧により突出高さが低くなるように塑性変形可能な突出部と、
を備えたバランスウェイト。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016185192A JP2018048708A (ja) | 2016-09-23 | 2016-09-23 | 回転ユニットのバランスウェイト固定方法、回転ユニット、バランスウェイト |
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JP2016185192A JP2018048708A (ja) | 2016-09-23 | 2016-09-23 | 回転ユニットのバランスウェイト固定方法、回転ユニット、バランスウェイト |
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Cited By (2)
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2016
- 2016-09-23 JP JP2016185192A patent/JP2018048708A/ja active Pending
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