JP2018048708A - 回転ユニットのバランスウェイト固定方法、回転ユニット、バランスウェイト - Google Patents

回転ユニットのバランスウェイト固定方法、回転ユニット、バランスウェイト Download PDF

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哲 松田
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【課題】バランスウェイトを簡単に固定することができるようにする。【解決手段】このバランスウェイトの固定方法は、ピストン3及びドライブプレート4と、ピストン3側の一部をかしめてピストン3とドライブプレート4とを固定する複数のリベット8と、を有するロックアップ装置1にバランスウェイト8を固定するための方法である。この固定方法は、第1〜第3ステップを含む。第1ステップでは、食い込み部12bを有するバランスウェイト12を用意する。第2ステップでは、リベット8のかしめられた頭部8aの底面とピストン3との間の隙間に食い込み部12bが挿入可能なようにバランスウェイ12をセットする。第3ステップでは、バランスウェイト12をピストン3側に押圧し、食い込み部12bを隙間に食い込ませてバランスウェイト12をピストン3の側面に固定する。【選択図】図3

Description

本発明は、アンバランス修正用のバランスウェイト、及びそれを有する回転ユニット、さらにはバランスウェイトを固定する方法に関する。
例えばトルクコンバータのロックアップ装置には、トルク変動を吸収するためのダンパ装置が設けられている。このダンパ装置は、入力側のクラッチプレート及びリティニングプレートと、トルクコンバータのタービンハブに固定された出力プレートと、入力側の各プレートと出力プレートとを円周方向に弾性的に連結する複数のトーションスプリングと、を備えている。
このようなダンパ装置では、各構成部品の加工誤差及び組立上の誤差により、回転時のアンバランスが発生する。この回転時のアンバランスは、動作時における振動、異音の原因になるので、最終的に特許文献1や特許文献2に示されるようにアンバランス修正が行われる。
特許文献1では、回転部材に対してウェイト部材がプロジェクション溶接により固定され、アンバランスの修正が行われる。また、特許文献2では、ウェイト部材は、ストップピンに装着され、ストップピンの頭部をかしめることにより固定されてアンバランスの修正が行われる。
特開2009−79645号公報 特開平9−222130号公報
特許文献1のようにウェイト部材をプロジェクション溶接により固定すると、溶接した部分に表層クラックが生じる場合がある。表層クラックが生じると、使用中にクラックが伸展し、耐久性が低下する要因になる。また、入力側のクラッチプレート及びリティニングプレートによって出力プレートを挟み込む構成のダンパ装置では、入力側のプレートに浸炭窒化処理をすることが多く、このような熱処理されたプレートに対しては溶接によってウェイト部材を固定することができない。
また、特許文献2では、ウェイト部材を装着した後にストップピンの頭部の複数個所をかしめる必要があり、固定のための作業が煩雑である。また、ウェイト部材の構成も複雑である。
本発明の課題は、バランスウェイトを簡単に固定することができるようにすることにある。また、バランスウェイトの構成を簡単にすることにある。
(1)本発明の一側面に係るバランスウェイトの固定方法は、軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、第1回転部材側の一部をかしめて第1回転部材と第2回転部材とを固定する複数のリベットと、を有する回転ユニットにバランスウェイトを固定するための方法である。この固定方法は、以下のステップを含む。
第1ステップ:食い込み部を有するバランスウェイトを用意する。
第2ステップ:リベットのかしめられた頭部の底面と第1回転部材との間の隙間、又はリベットのかしめられていない頭部の底面と第2回転部材との間の隙間に食い込み部が挿入可能なようにバランスウェイトをセットする。
第3ステップ:バランスウェイトを第1回転部材側又は第2回転部材側に押圧し、食い込み部を隙間に食い込ませてバランスウェイトを第1回転部材又は第2回転部材の側面に固定する。
ここでは、食い込み部を有するバランスウェイトを用意し、このバランスウェイトをリベットに装着した後、バランスウェイトを押圧するだけでバランスウェイトを第1回転部材又は第2回転部材に固定できる。したがって、バランスウェイトを簡単な工程で固定することができる。また、装着すべきプレートに浸炭窒化処理がされていてもバランスウェイトを固定することができる。
(2)本発明の別の側面に係る回転ユニットは、第1回転部材と、第2回転部材と、複数のリベットと、バランスウェイトと、を備えている。第2回転部材は第1回転部材に軸方向に対向して配置されている。複数のリベットは、第1回転部材側の一部がかしめられ、第1回転部材と第2回転部材とを固定する。バランスウェイトは、リベットのかしめられた頭部の底面と第1回転部材との間の隙間、又はリベットのかしめられていない頭部の底面と第2回転部材との間の隙間に挿入された食い込み部を有し、第1回転部材又は第2回転部材の側面に固定されている。
ここで、リベットは頭部と胴部とを有している。そして、リベットの第1回転部材側の胴部の先端が押しつぶされることによって、両回転部材が固定される。すなわち、リベットには、押しつぶされた第1回転部材側にも頭部(この部分を「かしめられた頭部」と定義する)が形成される。したがって、かしめられた頭部には、第1回転部材の側面に接触又は対向する環状の面が存在する。ここでは、環状の面を「底面」と定義し、逆側の先端面を「上面」と定義する。
そして、バランスウェイトは食い込み部を有しており、この食い込み部が、リベットのかしめられた頭部の底面と第1回転部材との間の隙間に食い込み、これによりバランスウェイトが第1回転部材の側面に固定されている。
また、リベットのかしめられていない頭部の底面と第2回転部材との間にも隙間が生じる場合がある。また、リベットのかしめられていない頭部の底面をテーパ状に形成すれば、第2回転部材との間に隙間が生じる。
そこで、リベットのかしめられていない頭部の底面と第2回転部材との間の隙間にバランスウェイトの食い込み部を食い込ませることによって、バランスウェイトが第2回転部材の側面に固定されている。
この場合は、第1回転部材又は第2回転部材に浸炭窒化処理がされていても、バランスウェイトによるアンバランス修正が可能になる。
(3)好ましくは、バランスウェイトは、リベットのかしめられた頭部又はリベットのかしめられていない頭部が挿入された貫通孔を有している。そして、貫通孔の内径は、リベットのかしめられた頭部又はリベットのかしめられていない頭部の上面から底面に行くにしたがって小さくなっており、食い込み部は、貫通孔の第1回転部材側の縁部である。
(4)好ましくは、バランスウェイトは、リベットのかしめられた頭部又はリベットのかしめられていない頭部が挿入された貫通孔を有している。そして、貫通孔の内周縁には、内周側に突出して隙間に食い込む複数の突起部が食い込み部として形成されている。
(5)好ましくは、バランスウェイトは、隣接する第1リベットと第2リベットとの間に配置されるとともに、第1リベットのかしめられた頭部又は第1リベットのかしめられていない頭部に当接する第1端面と、第2リベットのかしめられた頭部又は第2リベットのかしめられていない頭部に当接する第2端面と、を有している。そして、第1端面及び第2端面は、第1回転部材側又は第2回転部材側の一部に、隙間に食い込む食い込み部を有している。
(6)本発明のさらに別の側面に係るバランスウェイトは、軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、第1回転部材側の一部をかしめて第1回転部材と第2回転部材とを固定する複数のリベットと、を有する回転ユニットに固定される。このバランスウェイトは、リベットのかしめられた頭部又はリベットのかしめられていない頭部が挿入可能な貫通孔を有し、側面断面がV字状である。
ここでは、リベットのかしめられた頭部又はかしめられていない頭部にバランスウェイトが装着される。バランスウェイトは側面断面がV字状であるので、バランスウェイトの外周部分は第1回転部材又は第2回転部材の表面から離れている。このような状態のバランスウェイトを第1回転部材側又は第2回転部材側に押圧すれば、貫通孔の内縁部の第1回転部材側又は第2回転部材側の一部が、かしめられたリベットの頭部の底面と第1回転部材との隙間、又はかしめられていない頭部の底面と第2回転部材との隙間に食い込む。これにより、バランスウェイトは第1回転部材又は第2回転部材に固定される。
ここでは、バランスウェイトの構成が簡単になり、容易に固定することができる。また、第1回転部材又は第2回転部材が浸炭窒化処理されていても、バランスウェイトを容易に固定することができる。
(7)好ましくは、貫通孔から放射状に延びる複数のスリットをさらに有する。この場合は、バランスウェイトを押圧した際に、バランスウェイトを容易に塑性変形させることができる。
(8)本発明のさらに別の側面に係るバランスウェイトは、軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、第1回転部材側の一部をかしめて第1回転部材と第2回転部材とを固定する複数のリベットと、を有する回転ユニットに固定される。このバランスウェイトは、リベットのかしめられた頭部又はリベットのかしめられていない頭部が挿入可能な貫通孔を有する本体部と、貫通孔の内周縁部に形成され、一方側に突出する複数の突起部と、を備えている。
バランスウェイトを固定する際は、まず、複数の突起部が第1回転部材又は第2回転部材に当接するようにして、かしめられたリベットの頭部又はかしめられていないリベットの頭部にバランスウェイトを装着する。そして、このバランスウェイトを第1回転部材側又は第2回転部材側に押圧すれば、複数の突起部が、かしめられたリベットの頭部の底面と第1回転部材との隙間、又はかしめられていないリベットの頭部の底面と第2回転部材との隙間に食い込む。これにより、バランスウェイトは第1回転部材又は第2回転部材の側面に固定される。
ここでは、簡単な構成のバランスウェイトを、容易に固定することができる。また、第1回転部材又は第2回転部材が浸炭窒化処理されていても、バランスウェイトを容易に固定することができる。
(9)本発明のさらに別の側面に係るバランスウェイトは、軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、第1回転部材側の一部をかしめて第1回転部材と第2回転部材とを固定する第1リベット及び第2リベットと、を有する回転ユニットに固定される。このバランスウェイトは、本体部と、突出部と、を備えている。本体部は、第1リベットのかしめられた頭部又は第1リベットのかしめられていない頭部に当接可能な第1端面と、第2リベットのかしめられた頭部又は第2リベットのかしめられていない頭部に当接する第2端面と、を有し、第1リベットと第2リベットとの間に配置可能である。突出部は、本体部の一部に設けられ、一方側に突出して押圧により突出高さが低くなるように塑性変形可能である。
バランスウェイトを固定する際は、まず、第1リベットと第2リベットとの間にバランスウェイトを配置する。そして、突出部を第1回転部材側又は第2回転部材側に押圧して塑性変形させる。突出部が押圧されると、第1端面と第2端面との間の距離が、突出部が変形させられた分だけ伸びる。これにより、第1端面の一部が第1リベットのかしめられた頭部又は第1リベットのかしめられていない頭部の底面の隙間に食い込み、同様に、第2端面の一部が第2リベットのかしめられた頭部又は第2リベットのかしめられていない頭部の底面の隙間に食い込む。これにより、バランスウェイトは第1回転部材又は第2回転部材に固定される。
以上のような本発明では、バランスウェイトを簡単に固定することができる。また、簡単な構成のバランスウェイトを得ることができる。
本発明の一実施形態によるロックアップ装置の断面図。 第1実施形態のバランスウェイトの正面図。 第1実施形態のバランスウェイトの固定方法を説明するための図。 第2実施形態のバランスウェイトの正面図。 第3実施形態のバランスウェイトの正面図 図5のVIーVI線断面図。 第4実施形態のバランスウェイトの正面図。 第4実施形態のバランスウェイトの固定方法を説明するための図。 第4実施形態のバランスウェイトの変形例の正面図。 第5実施形態のバランスウェイトの正面図。 図10のZ矢視図。 第5実施形態のバランスウェイトの固定方法を説明するための図。 図12のZ矢視図。 図12の一部拡大断面図。 第6実施形態に使用するリベットの側面図。 第6実施形態に使用する他のリベットの側面図。 第6実施形態の図3に相当する図。
[ロックアップ装置]
図1は回転ユニットの一例としてのトルクコンバータのロックアップ装置1を示している。このロックアップ装置1は、エンジンのクランク軸に固定されるフロントカバー2とトルクコンバータ本体(図示せず)との間に配置されている。ロックアップ装置1は、ピストン3(第1回転部材)と、ドライブプレート4(第2回転部材)と、出力プレート5と、それぞれ複数の外周側トーションスプリング6及び内周側トーションスプリング7と、を有している。また、ピストン3とドライブプレート4とは複数のリベット8によって固定されている。
ピストン3は、円板状のプレート部材であり、図示しないタービンハブの外周面に摺動自在に支持されている。ピストン3の外周部において、フロントカバー2側の側面には環状の摩擦部材10が固定されている。ピストン3が軸方向に移動し、摩擦部材10がフロントカバー2に押圧されることにより、ロックアップオン(トルク伝達状態)となり、押圧力が解除されることにより、ロックアップオフ(トルク伝達が解除された状態)となる。
ドライブプレート4は、環状に形成されており、外周部に形成された外周側収容部4aと、内周部に形成された内周側収容部4bと、を有している。また、外周側収容部4aと内周側収容部4bとの間に固定部4cを有している。外周側収容部4aには外周側トーションスプリング6が収容され、内周側収容部4bには内周側トーションスプリング7が収容されている。なお、外周側収容部4aの円周方向両端には外周側トーションスプリング6の両端面に係合する外周側係合部4dが形成されている。また内周側収容部4bの円周方向両端には内周側トーションスプリング7の両端面に係合する内周側係合部4eが形成されている。
固定部4c及びピストン3には軸方向に貫通する複数の貫通孔が形成されており、これらを貫通するリベット8によって、ピストン3とドライブプレート4とは互いに固定されている。リベット8は、装着前は一方に頭部を有し、その頭部から軸方向に延びる胴部を有している。装着時には、胴部がドライブプレート4側から挿入され、ピストン3から突出した部分がかしめ加工される。これにより、ピストン3に対してドライブプレート4が固定される。このため、ピストン3のフロントカバー2側の側面には、かしめられた頭部8aが形成される。
出力プレート5は、環状に形成されており、ピストン3と軸方向において対向して配置されている。出力プレート5の内周端部は、図示しないタービンハブに固定されている。出力プレート5は、外周部に外周側係合部5aを有し、内周部に内周側係合部5bを有している。外周側係合部5aは外周側トーションスプリング6の両端に係合し、内周側係合部5bは内周側トーションスプリング7の両端に係合している。
[バランスウェイト12]
<第1実施形態>
図2及び図3に第1実施形態によるバランスウェイト12及びその固定方法を示している。図2に示したバランスウェイト12は、環状の皿ばね形状である。すなわち、円板状に形成され、中央部に貫通孔12aを有している。貫通孔12aはリベット8のかしめられた頭部8aが通過可能な大きさである。そして、いずれの断面をとっても側面断面はV字状である。
このバランスウェイト12を固定する場合は、まず、図3(a)に示すように、バランスウェイト12の貫通孔12aにリベット8のかしめられた頭部8aが挿入されるようにしてバランスウェイト12をセットする。
次に同図(b)に示すように、プレス型14によってバランスウェイト12の主に外周部をピストン3の側面に対して押圧し、同図(c)に示すように、バランスウェイト12が平坦になるように塑性変形させる。すると、同図(d)に示すように、貫通孔12aの内縁の一部、より詳細には、図(d)の一部拡大図で示すように、貫通孔12aの内縁のピストン3側の一部12bが、リベット頭部8aの底面とピストン3側面との間の隙間に食い込む。すなわち、バランスウェイト12の貫通孔12aの内縁の一部12bが食い込み部として機能し、バランスウェイト12はピストン3側面に固定される。
このようにして固定されたバランスウェイト12の貫通孔12aの内径は、リベット8の頭部8aの上面から底面に行くにしたがって小さくなっている。
<第2実施形態>
図4に第2実施形態によるバランスウェイト22を示している。ここでは、バランスウェイト22の貫通孔22aの内周から径方向外方に放射状に延びる複数のスリット22bが形成されている。バランスウェイト22を固定する方法は、第1実施形態と同様である。また、バランスウェイト22の貫通孔22aの内縁の一部が食い込み部として機能することも、第1実施形態と同様である。
スリット22bが形成されていることにより、バランスウェイト22を押圧して塑性変形させる際に、容易に塑性変形させることができる。
<第3実施形態>
図5及び図6に第3実施形態によるバランスウェイト32を示している。図5はバランスウェイト32の正面図、図6は図5のVI-VI線断面図である。ここでは、バランスウェイト32は矩形状に形成されている。そして、中央部に前記各実施形態と同様の貫通孔32aを有している。そして、このバランスウェイト32は、図6に示すように、側面視でV字状になるように加工されている。バランスウェイト32を固定する方法は、前記各実施形態と同様である。また、バランスウェイト32の貫通孔32aの内縁の一部が食い込み部として機能することも、前記各実施形態と同様である。
<第4実施形態>
図7及び図8に第4実施形態によるバランスウェイト42及びその固定方法を示している。ここでは、バランスウェイト42は、本体部42aと、複数の突起部42bと、を有している。本体部42aは、円板状であり、中央部に、リベット8のかしめられた頭部8aが挿入可能な貫通孔42cが形成されている。複数の突起部42bは、貫通孔42cの内縁部を一方側に押し出し加工して形成されたものである。なお、図7では3個の突起部42bが設けられているが、突起部42bの個数は限定されない。
このバランスウェイト42を固定する場合は、まず、図8(a)に示すように、バランスウェイト42の貫通孔42cにリベット8のかしめられた頭部8aが挿入されるようにしてバランスウェイト42をセットする。このとき、複数の突起部42bがピストン3の側面に当接するようにしてセットする。次に同図(b)に示すように、プレス型44によってバランスウェイト42をピストン3の側面に対して押圧する。この押圧によって、複数の突起部42bが塑性変形し、同図(c)(d)に示すように、リベット頭部8aの底面とピストン3の側面との間の隙間に食い込む。すなわち、複数の突起部8bが塑性変形して食い込み部として機能し、バランスウェイト42はピストン3の側面に固定される。
なお、バランスウェイトの形状は円板状に限定されない。例えば、図9に示すように、矩形状に形成されていてもよい。図9に示すバランスウェイト52は、矩形状の本体部52aと、複数の突起部分52bと、を有している。本体部52aには貫通孔52cが形成されている。この例では、本体部52aが矩形状であることを除いて、他の構成及び固定方法は、図7に示したバランスウェイト42と同様である。
<第5実施形態>
図10〜図13に第5実施形態によるバランスウェイト62を示している。図10及び図12はバランスウェイト62の正面図、図11及び図13は、それぞれ図10、図11のバランスウェイトをZ方向から視た図である。ここでは、バランスウェイト62は、隣接する第1リベット81と第2リベット82との間に固定される。バランスウェイト62は、本体部62aと突出部62bとを有している。
本体部62aは、円弧状に形成され、第1リベット81と第2リベット82との間に延びている。本体部62aの長手方向の両端面62c,62dには、それぞれ半円状の第1溝g1及び第2溝g2が形成されている。第1溝g1は第1リベット81のかしめられた頭部81aの側面に当接可能であり、第2溝g2は第2リベット82のかしめられた頭部82aの側面に当接可能である。
突出部62bは、本体部62aの長手方向の中央部に形成されている。突出部62bは、本体部62aの延びる方向と直交する方向に突出しており、押圧することにより突出高さが低くなるように塑性変形が可能である。
このバランスウェイト62はプレスによる剪断加工で形成されている。したがって、各端面には、剪断面と破断面とが形成されている。そして、突出部62bは破断面側に突出するように形成されている。
このバランスウェイト62を固定する場合は、まず、図10に示すように、バランスウェイト62を第1リベット81と第2リベット82との間にセットする。このとき、第1端面62cの第1溝g1に第1リベット81の頭部81aが当接し、第2端面62dの第2溝g2に第2リベット82の頭部82aが当接するようにセットする。
次に、図11に示すように、プレス型64によって突出部62bを押圧する。この押圧によって、図12及び図13に示すように、突出部62bは塑性変形し、その高さは低くなる。この突出部62bの変形によって、図12及びに示すように、バランスウェイト62の第1溝g1は第1リベット81の頭部81aに、第2溝g2は第2リベット82の頭部82aに強く押圧される。そして、図14に拡大して示すように、各溝g1,g2のピストン3側の一部62eがリベット頭部81aの底面とピストン3との間の隙間に食い込む。すなわち、各端面の一部62eが食い込み部として機能し、バランスウェイト62はピストン3の側面に固定される。
<第6実施形態>
第6実施形態に用いるリベット(かしめ前の状態を示す)を図15及び図16に示している。このリベット90,91は、かしめられない頭部90a,91aの底面において、外周側の縁部90b,91bが、曲面あるいはテーパ面になっている。これにより、かしめられない頭部90a,91aの底面とドライブプレート4との間に隙間が形成される。
このようなリベット90,91のかしめられない頭部90a,91aにバランスウェイトを固定する方法は、前記各実施形態と同様である。
図17にその一例を示している。図17に示したリベットは、図15に示したリベット90である。また、バランスウェイト12は、第1実施形態と同様であり、環状の皿ばね形状である。このバランスウェイト12は、円板状に形成され、中央部に貫通孔12aを有している。貫通孔12aはリベット90のかしめられていない頭部90aが通過可能な大きさである。そして、いずれの断面をとっても側面断面はV字状である。
このバランスウェイト12を固定する場合は、まず、図17(a)に示すように、バランスウェイト12の貫通孔12aにリベット90のかしめられていない頭部90aが挿入されるようにしてバランスウェイト12をセットする。
次に同図(b)に示すように、プレス型14によってバランスウェイト12をドライブプレート4の側面に対して押圧し、同図(c)に示すように、バランスウェイト12が平坦になるように塑性変形させる。すると、同図(d)に示すように、貫通孔12aの内縁のドライブプレート4側の一部12bが、リベット頭部90aの底面の外周縁部とドライブプレート4側面との間の隙間に食い込む。すなわち、バランスウェイト12の貫通孔12aの内縁の一部12bが食い込み部として機能し、バランスウェイト12はドライブプレート4側面に固定される。
このようにして固定されたバランスウェイト12の貫通孔12aの内径は、リベット90の頭部90aの上面から底面に行くにしたがって小さくなっている。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
前記実施形態では、2つの回転部材が接触している部分をリベットで固定する場合を例にとって説明したが、リベットの一種であるスタッドピン又はストップピンによって2つの回転部材を軸方向に間隔をあけて固定する場合にも、本発明を同様に適用できる。
より詳細には、ダンパ装置においては、例えば、1対の入力プレートと、1対の入力プレートの軸方向間に入力プレートと相対回転可能に配置された出力プレートと、を備えている場合がある。このような装置では、1対の入力プレートと出力プレートとの間の相対回転を所定の回転角度に規制するために、スタッドピン(又はストップピン)が設けられている。スタッドピンは、大径の胴部と、小径の両端部と、を有しており、胴部によって1対の入力プレートの軸方向間の隙間が維持されている。そして、胴部の両端に1対の入力プレートを装着した後に、小径の両端部をかしめることによって、1対の入力プレートを軸方向及び回転方向に相対移動不能にしている。
以上のようなスタッドピンに対してバランスウェイトを固定する場合にも、本発明を適用することができる。
1 ロックアップ装置(回転ユニット)
3 ピストン(第1回転部材)
4 ドライブプレート(第2回転部材)
8,81,82,90,91 リベット
8a,81a,82a かしめられた頭部
12,22,32,42,52,62 バランスウェイト
12a,22a,32a,42c,52c 貫通孔
12b,62e 食い込み部
22b スリット
42a,52a,62a 本体部
42b,52b 突起部
62b 突出部
62c,62d 端面
90a かしめられない頭部

Claims (9)

  1. 軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、前記第1回転部材側の一部をかしめて前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する複数のリベットと、を有する回転ユニットにバランスウェイトを固定するための方法であって、
    食い込み部を有するバランスウェイトを用意する第1ステップと、
    前記リベットのかしめられた頭部の底面と前記第1回転部材との間の隙間、又は前記リベットのかしめられていない頭部の底面と前記第2回転部材との間の隙間に、前記食い込み部が挿入可能なように前記バランスウェイをセットする第2ステップと、
    前記バランスウェイトを前記第1回転部材側又は前記第2回転部材側に押圧し、前記食い込み部を前記隙間に食い込ませて前記バランスウェイトを前記第1回転部材又は前記第2回転部材の側面に固定する第3ステップと、
    を含む回転ユニットのバランスウェイト固定方法。
  2. 第1回転部材と、
    前記第1回転部材に軸方向に対向して配置された第2回転部材と、
    前記第1回転部材側の一部がかしめられ、前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する複数のリベットと、
    前記リベットのかしめられた頭部の底面と前記第1回転部材との間の隙間、又は前記リベットのかしめられていない頭部の底面と前記第2回転部材との間の隙間に挿入された食い込み部を有し、前記第1回転部材又は前記第2回転部材の側面に固定されたバランスウェイトと、
    を備えた回転ユニット。
  3. 前記バランスウェイトは、前記リベットのかしめられた頭部又は前記リベットのかしめられていない頭部が挿入された貫通孔を有し、前記貫通孔の内径は、前記リベットのかしめられた頭部又はリベットのかしめられていない頭部の上面から底面に行くにしたがって小さくなっており、
    前記食い込み部は、前記貫通孔の前記第1回転部材側又は前記第2回転部材側の縁部である、
    請求項2に記載の回転ユニット。
  4. 前記バランスウェイトは、前記リベットのかしめられた頭部又は前記リベットのかしめられていない頭部が挿入された貫通孔を有し、
    前記貫通孔の内周縁には、内周側に突出して前記隙間に食い込む複数の突起部が前記食い込み部として形成されている、
    請求項2に記載の回転ユニット。
  5. 前記バランスウェイトは、隣接する第1リベットと第2リベットとの間に配置されるとともに、前記第1リベットのかしめられた頭部又は前記第1リベットのかしめられていない頭部に当接する第1端面と、前記第2リベットのかしめられた頭部又は前記第2リベットのかしめられていない頭部に当接する第2端面と、を有し、
    前記第1端面及び前記第2端面は、前記第1回転部材側又は前記第2回転部材側の一部に、前記隙間に食い込む前記食い込み部を有している、
    請求項2に記載の回転ユニット。
  6. 軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、前記第1回転部材側の一部をかしめて前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する複数のリベットと、を有する回転ユニットに固定されるバランスウェイトであって、
    前記リベットのかしめられた頭部又は前記リベットのかしめられていない頭部が挿入可能な貫通孔を有し、側面断面がV字状である、バランスウェイト。
  7. 前記貫通孔から放射状に延びる複数のスリットをさらに有する、請求項6に記載のバランスウェイト。
  8. 軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、前記第1回転部材側の一部をかしめて前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する複数のリベットと、を有する回転ユニットに固定されるバランスウェイトであって、
    前記リベットのかしめられた頭部又は前記リベットのかしめられていない頭部が挿入可能な貫通孔を有する本体部と、
    前記貫通孔の内周縁部に形成され、一方側に突出する複数の突起部と、
    を備えたバランスウェイト。
  9. 軸方向に対向して配置された第1回転部材及び第2回転部材と、前記第1回転部材側の一部をかしめて前記第1回転部材と前記第2回転部材とを固定する第1リベット及び第2リベットと、を有する回転ユニットに固定されるバランスウェイトであって、
    前記第1リベットのかしめられた頭部又は前記第1リベットのかしめられていない頭部に当接可能な第1端面と、前記第2リベットのかしめられた頭部又は前記第2リベットのかしめられていない頭部に当接する第2端面と、を有し、前記第1リベットと前記第2リベットとの間に配置可能な本体部と、
    前記本体部の一部に設けられ、一方側に突出して押圧により突出高さが低くなるように塑性変形可能な突出部と、
    を備えたバランスウェイト。
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