JPH11101268A - クラッチディスク組立体 - Google Patents

クラッチディスク組立体

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JPH11101268A
JPH11101268A JP9266972A JP26697297A JPH11101268A JP H11101268 A JPH11101268 A JP H11101268A JP 9266972 A JP9266972 A JP 9266972A JP 26697297 A JP26697297 A JP 26697297A JP H11101268 A JPH11101268 A JP H11101268A
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JP
Japan
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plate
cushioning
members
clutch
peripheral edge
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JP9266972A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Imanaka
秀幸 今中
Hiroshi Kobayashi
浩 小林
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Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クラッチディスク組立体において、クッショ
ニングプレート12の取付け部15の応力を低減する。 【解決手段】 クラッチディスク組立体は、2枚の摩擦
フェーシング13と、クッショニングプレート12と、
クラッチプレート3と、リテーニングプレート4と、複
数の当接ピン11と、ハブと、リベット17とを備えて
いる。クッショニングプレートは2枚の摩擦フェーシン
グ間に円周方向に並んで配置されている。クッショニン
グプレートは、2枚の摩擦フェーシング間に配置された
クッショニング部16と、クッショニング部16の内周
側に設けられ、円周方向に離れた2つの孔15aが形成
された取付け部15とを有する。2つのプレートは当接
ピン11により外周部同士が互いに固定されている。リ
ベット17は孔15aに配置され、クッショニングプレ
ートをクラッチプレートの外周縁に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチディスク
組立体、特に、複数のクッショニングプレートがクラッ
チディスク組立体の外周部に環状に配置されたクラッチ
ディスク組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のクラッチに用いられるクラッチデ
ィスク組立体は、1対の円板状入力側プレートと、外周
にフランジを有する出力側ハブと、入力側プレートとフ
ランジとの間で両者の相対回転を制限するように配置さ
れた弾性部材とを備えている。1対の入力側プレートの
外周には、複数のクッショニングプレートと2枚の摩擦
フェーシングとからなる摩擦連結部が設けられている。
【0003】複数のクッショニングプレートは、クラッ
チディスク組立体の外周に沿って環状に配置されてお
り、それらのクッショニングプレート群のディスク軸方
向両側に摩擦フェーシングが配置されている。個々のク
ッショニングプレートは、例えばリベットによりクラッ
チプレート(一方の入力側プレート)に連結される取付
け部と、2枚の摩擦フェーシング間に配置された弾性部
とから構成されている。弾性部は、波形形状になってお
り、2枚の摩擦フェーシング間でたわみ変形可能となっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のクラッチデ
ィスク組立体では、1対の入力側プレート、すなわち、
クラッチプレートとリテーニングプレートとは、外周部
の複数箇所が、軸方向に延びる当接ピン(ストップピ
ン)により互いに固定されている。これらの当接ピン
は、出力側のハブフランジの外周部に設けた切欠きを通
過しており、入力側プレートが出力側のフランジに対し
て所定角度だけ相対的に回転した時に、当接ピンが切欠
きの縁に当接することにより、それ以上の相対回転、す
なわちねじれを防止するようになっている。
【0005】ところが、上記従来の構造では、クッショ
ニングプレートの取付け部をクラッチプレートに固定す
るリベットと、当接ピンが非常に近い位置にある。より
具体的には、円周方向に隣接する2個のクッショニング
プレートの取付け部の間かつそれらよりもディスク半径
方向内側において、当接ピンの端部がクラッチプレート
の当接ピン取付け孔に嵌合してかしめにより固定されて
いる。
【0006】このような構造では、当接ピンのかしめに
より、クラッチプレートの当接ピン取付け孔の周辺部は
補強される結果となり、その周辺部はクラッチ軸方向の
曲げ応力を受けても、変形しにくい。一方、クラッチの
接続遮断動作では、クッショニングプレートの上記弾性
部が変形して接続遮断時のショックをやわらげるが、そ
の変形に対応して、クッショニングプレートの取付け部
もクラッチ軸方向に変形しようとする。ところが、クラ
ッチプレートの当接ピン取付け孔の周辺部は上述の如く
補強されているので、クッショニングプレートの取付け
部が変形する際に、その近傍のクラッチプレートやリベ
ットは、取付け部の変形に追従して変形したり、傾いた
りすることはない。そのために、取付け部のリベット周
辺部に大きい局部応力が生じ、リベット周辺部に亀裂が
生じる恐れがある。
【0007】無論、当接ピンを取付け部に対してクラッ
チ半径方向内側に大きく離して位置させれば、上述の不
具合を解消できる。ところがそのようにすると、当接ピ
ンのディスク中心からの半径方向距離が短くなるので、
当接ピンがフランジの切欠きの縁部に当接した際に、ス
トップピンや切欠き縁部に加わる応力が増加し、入力側
プレートや出力側フランジの強度が問題となる。
【0008】本発明の目的は、クラッチディスク組立体
において、クッショニングプレートの取付け部の応力を
低減ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るクラッチ
ディスク組立体は、2枚の環状摩擦部材と、クッショニ
ングプレートと、環状の第1及び第2プレート部材と、
複数の固定部材と、ハブと、リベットとを備えている。
クッショニングプレートは、2枚の環状摩擦部材間に円
周方向に並んで配置された複数の部材である。クッショ
ニングプレートは、2枚の環状摩擦部材間に配置された
クッショニング部と、クッショニング部の内周側に設け
られ、円周方向に離れた2つの孔が形成された取付け部
とを有する。第1及び第2プレート部材は、2枚の環状
摩擦部材の内周側に配置され、互いから軸方向に所定の
距離だけ離れて配置されている。複数の固定部材は、軸
方向に延び、第1及び第2プレート部材の外周部同士を
互いに固定する。ハブには、第1及び第2プレート部材
からトルクが入力される。リベットは、クッショニング
プレートの孔に配置され、クッショニングプレートを第
1及び第2プレート部材の一方の外周縁に固定する。
【0010】各固定部材は円周方向位置が各クッショニ
ングプレートの2つの孔の円周方向間であり、各固定部
材は少なくとも一部が各クッショニングプレートの取付
け部の最内周縁より半径方向外方に位置している。請求
項1に記載のクラッチディスク組立体では、複数の固定
部材の円周方向位置がクッショニングプレートの2つの
孔の円周方向中間であるため、固定部材とクッショニン
グプレートとの距離が長くなる。そのためクッショニン
グプレートの孔周辺における応力が軽減される。また、
複数の固定部材は少なくとも一部が各クッショニングプ
レートの取付け部の最内周縁より半径方向外方に位置し
ているため、固定部材を内周側に配置した際に生じる不
具合が生じにくい。
【0011】請求項2に記載のクラッチディスク組立体
では、請求項1において、取付け部の内周縁は円周方向
に延び、内周縁の円周方向中間部には半径方向外方に延
びる切欠きが形成され、各固定部材は切欠き内に着座し
ている。請求項3に記載のクラッチディスク組立体で
は、請求項1において、固定部材は、第1及び第2プレ
ート部材の軸方向間に挟まれた胴部と、胴部から延び第
1及び第2プレート部材に固定された固定部分とからな
る。胴部の一部は各クッショニングプレートの取付け部
の最内周縁より半径方向外方に位置している。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の一実施形態に
よるクラッチディスク組立体1は、車両のクラッチ装置
に用いられ、図1の左側に配置されたエンジン(図示せ
ず)からのトルクを図1の右側に配置されたトランスミ
ッション(図示せず)に伝達及び遮断するための装置で
ある。図1においては、O−Oがクラッチディスク組立
体1の回転軸線である。
【0013】このクラッチディスク組立体1は、主に、
出力側部材としてのハブ2と、入力側部材としてのクラ
ッチプレート3及びリテーニングプレート4(第1及び
第2プレート部材)と、中間部材としてのサブプレート
5と、サブプレート5とハブ2との間に両者の相対回転
を制限するように配置された小コイルスプリング6と、
プレート3、4とサブプレート5との間に両者の相対回
転を制限するように配置された大コイルスプリング7
と、プレート3、4とハブ2との間で相対回転が生じる
ときに所定のヒステリシストルクを発生させる摩擦発生
機構8とから構成されている。
【0014】ハブ2は、クラッチディスク組立体1の中
心に配置され、トランスミッションの軸(図示せず)に
連結される。ハブ2は、軸方向に延びる円筒状のボス2
aと、ボス2aの外周に形成されたフランジ2bとから
構成されている。図2の如く、フランジ2bの外周に
は、複数の突起2cが円周方向に等間隔で形成されてい
る。フランジ2bの径方向に対向する2箇所には、小コ
イルスプリング6の円周方向両端を受けるための切欠き
2dが形成されている。また、ボス2aの内周側には、
トランスミッションの軸(図示せず)にスプライン係合
するスプライン孔2eが形成されている。
【0015】ハブ2のフランジ2bの外周にはサブプレ
ート5が配置されてる。サブプレート5は円板状のプレ
ートである。サブプレート5は、図2から明らかなよう
に、半径方向外向きに延びる4つの突出部5aを有して
いる。各突出部5aには、円周方向に延びる窓孔5bが
形成されている。ディスク円周方向に隣接する2個の突
出部5aの間には、外側切欠き5cが形成されている。
サブプレート5の内周側には、ハブ2の突起2cの間に
対応する部分に内側突起5dが形成されている。突起2
cと内側突起5dとの間には円周方向の所定隙間が確保
されている。サブプレート5の内周側において、ハブ2
の切欠き2dに対応する2箇所には内側切欠き5eが形
成されている。これらの切欠き2dと内側切欠き5e内
には小コイルスプリング6が配置されている。
【0016】クラッチプレート3及びリテーニングプレ
ート4には、それぞれ、サブプレート5の窓孔5bに対
応した位置に、窓孔3a及び窓孔4aが形成されてい
る。この窓孔3a、4a内に大コイルスプリング7(弾
性部材)が配置されている。摩擦発生機構8は、クラッ
チプレート3の内周部とリテーニングプレート4の内周
部との軸方向間でボス2aの外周側に配置されたそれぞ
れ環状の部材から構成されている。
【0017】サブプレート5の軸方向両側には、クラッ
チプレート3及びリテーニングプレート4が配置されて
いる。クラッチプレート3及びリテーニングプレート4
は、ハブ2のボス2aの外周側に回転自在に配置されて
いる。クラッチプレート3及びリテーニングプレート4
は外周部が、ディスク軸方向に延びるストップピン又は
当接ピン11(固定部材)により互いに固定されてい
る。当接ピン11は4本配置されており、ディスク円周
方向に等間隔である。また、当接ピン11はサブプレー
ト5に形成された外側切欠き5cの円周方向中間位置に
挿通されている。当接ピン11は、胴部11aがクラッ
チプレート3とリテーニングプレート4との間に挟ま
れ、胴部11aから延びる挿入部11bがクラッチプレ
ート3及びリテーニングプレート4の孔内を貫通し、頭
部11cが各プレート3、4の外側に配置されている。
すなわち挿入部11b及び頭部11cは当接ピン11の
固定部分として機能している。クラッチプレート3に
は、当接ピン11の挿入部11bが挿入される孔3cが
円周方向に等間隔で4カ所に形成されている。
【0018】当接ピン11の機能は、1)クラッチプレ
ート3とリテーニングプレート4とを互いに固定し、
2)両プレート3、4の軸方向間隔を定め、3)プレー
ト3,4とフランジ5とのねじり角度を制限することに
ある。クラッチプレート3の外周には、摩擦連結部10
が配置されている。摩擦連結部10は、主に、複数のク
ッショニングプレート12と、2枚の摩擦フェーシング
13(環状摩擦部材)とから構成されている。複数のク
ッショニングプレート12は、ディスク円周方向に環状
に配置されている。各クッショニングプレート12はク
ラッチプレート3のトランスミッション側面(図1の右
側)に固定されている。各クッショニングプレート12
は取付け部15と、取付け部15から半径方向外方へ延
びるクッショニング部16とから構成されている。
【0019】各クッショニング部16はディスク円周方
向に延びており、円周方向に波形の段差が形成されてい
る。これらクッショニング部16の両面に摩擦フェーシ
ング13がリベット21で固定されている。図3に示す
ように、各取付け部15はディスク円周方向に延びてお
り、円周方向の両端部がクラッチプレート3のサブプレ
ート5側の面の外周部にリベット17により固定されて
いる。さらに具体的に述べると取付け部15には円周方
向に離れた2つの孔15aが形成され、孔15a内にリ
ベット17が挿入されている。また、クラッチプレート
3にはリベット17に対応して孔3dが形成されてい
る。
【0020】各取付け部15の内周縁18は、概ねディ
スク円周方向又は接線方向に延びているが、その円周方
向中間部には例えば円弧状の切欠き20が形成されてい
る。すなわち、内周縁18はディスク円周方向中間部が
両端部(最内周縁)よりもディスク中心(O−O)から
の半径方向距離が大きい。前述の当接ピン11は、切欠
き20の半径方向内側に位置しており、少なくとも、少
なくとも一部が取付け部15の内周縁18の両端部(最
内周縁)より半径方向外方に位置している。具体的には
当接ピン11の胴部11aの端面は切欠き20内でクラ
ッチプレート3に着座しており、当接ピン11の外周面
のディスク半径方向外側の部分が切欠き20に入り込ん
で内周縁18の両端部(最内周縁)より半径方向外方に
配置されている。さらに当接ピン11の円周方向位置は
対応する取付け部15の2個のリベット17の円周方向
間である。この構造により、当接ピン11は、クッショ
ニングプレート12と干渉することなく、極力半径方向
外側の位置に配置することが可能となっている。
【0021】なお、当接ピン11の胴部11aの外周面
の半径方向外側縁はリベット17の頭部17aの外周面
の半径方向内側縁より半径方向外方に位置している。次
に、クラッチディスク組立体1の動作を説明する。摩擦
連結部10が図示しないプレッシャープレートによりエ
ンジン側のフライホイール(図示せず)に押し付けられ
ると、エンジン側のフライホイールのトルクが摩擦フェ
ーシング13及びクッショニングプレート12を介して
クラッチプレート3及びリテーニングプレート4に伝達
される。このトルクは、大コイルスプリング7、サブプ
レート5、小コイルスプリング6を介してハブ2に伝達
され、さらに図示しないトランスミッション側の軸に伝
達される。
【0022】上記動作において、摩擦連結部10がフラ
イホイールに押し付けられると、初期状態では波形の断
面を有しているクッショニングプレート12のクッショ
ニング部16が扁平に変形し、それに伴って、取付け部
15にもクラッチ軸方向などの曲げ荷重が加わる。この
荷重はリベット17を介してクラッチプレート3に伝わ
る。そして、上述の構造では、当接ピン11がリベット
17から離れた位置にあり、従って、クラッチプレート
3において、当接ピン11のかしめにより剛性が増加し
ている部分は、リベット17の取付け部分から離れてい
る。その結果、上述の如く取付け部15からリベット1
7を介してクラッチプレート3に伝わった曲げ荷重に応
じて、クラッチプレート3のリベット17近傍の部分
は、取付け部15に追従して曲がることができる。従っ
て、従来構造のように、リベットの近傍においてクラッ
チプレートが著しくたわみにくい場合と異なり、リベッ
ト17の周囲においてクッショニングプレート12の取
付け部15に大きい局部応力が生じることはない。
【0023】ちなみに、従来構造では、図2及び図3に
示すように当接ピン11Aを極力半径方向外側に位置さ
せるために、円周方向に隣接する2個の取付け部15の
円弧状縁部の間に配置しているので、当接ピン11Aの
影響で、クラッチプレート3のリベット取付け孔の周辺
部ではたわみが生じにくい。図3において本願の構造と
従来の構造を比較すると、本願のクラッチプレート3の
孔3cは、従来の孔3eに比べて半径方向外方に配置さ
れ、さらにクッショングプレート12の孔15a(及び
孔3d)までの中心間距離が短くなっている(L1>L
2)。
【0024】また、上述の動作において、大コイルスプ
リング7が伝達トルクに対応した力で圧縮されることに
より、プレート3、4がサブプレート5に対して相対的
に回転し、その回転角度(ねじれ角度)が所定量に達す
ると、当接ピン11がサブプレート5の外側切欠き5c
の縁部に当接して、それ以上のねじれは防止される。こ
の動作において、当接ピン11が前述の如く半径方向外
側に配置されているので、当接ピン11からプレート
3、4やサブプレート5に加わる荷重は小さい。従っ
て、プレート3、4やサブプレート5の破損や変形も確
実に防止される。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、複数のクッショニング
プレートを備えたクラッチディスク組立体において、各
当接ピン(固定部材)を1個のクッショニングプレート
取付け部の2個のリベット取付け孔から離し、しかも、
極力、半径方向外側に配置したので、リベットの近傍で
クラッチプレートの剛性が高くなることを防止できる。
従って、クッショニングプレートの取付け部だけに大き
い局部応力が生じることを防止し、取付け部の破損を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのクラッチディスク
組立体の縦断面概略図。
【図2】クラッチディスク組立体の一部を取り去った平
面図。
【図3】クッショニングプレートの部分平面図。
【符号の説明】
1 クラッチディスク組立体 2 ハブ 3 クラッチプレート(第1プレート部材) 4 リテーニングプレート(第2プレート部材) 5 サブプレート 7 大コイルスプリング 10 摩擦連結部 11 当接ピン(固定部材) 12 クッショニングプレート 13 摩擦フェーシング(環状摩擦部材) 15 取付け部 16 クッショニング部 17 リベット 18 内周縁 20 切欠き

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の環状摩擦部材と、 前記2枚の環状摩擦部材間に円周方向に並んで配置され
    た複数の部材であり、前記2枚の環状摩擦部材間に配置
    されたクッショニング部と、前記クッショニング部の内
    周側に設けられ、円周方向に離れた2つの孔が形成され
    た取付け部とを有するクッショニングプレートと、 前記2枚の環状摩擦部材の内周側に配置され、互いから
    軸方向に所定の距離だけ離れて配置された環状の第1及
    び第2プレート部材と、 前記第1及び第2プレート部材の外周部同士を互いに固
    定するための軸方向に延びる複数の固定部材と、 前記第1及び第2プレート部材からトルクが入力される
    ハブと、 前記クッショニングプレートの前記孔に配置され、前記
    クッショニングプレートを前記第1及び第2プレート部
    材の一方の外周縁に固定するリベットとを備え、 前記各固定部材の円周方向位置は前記各クッショニング
    プレートの前記2つの孔の円周方向間であり、前記各固
    定部材の少なくとも一部は前記各クッショニングプレー
    トの前記取付け部の最内周縁より半径方向外方に位置し
    ている、クラッチディスク組立体。
  2. 【請求項2】前記取付け部の内周縁は円周方向に延び、
    前記内周縁の円周方向中間部には半径方向外方に延びる
    切欠きが形成され、前記各固定部材は前記切欠き内に着
    座している、請求項1に記載のクラッチディスク組立
    体。
  3. 【請求項3】前記固定部材は、前記第1及び第2プレー
    ト部材の軸方向間に挟まれた胴部と、前記胴部から延び
    前記第1及び第2プレート部材に固定された固定部分と
    からなり、 前記胴部の一部は前記各クッショニングプレートの前記
    取付け部の最内周縁より半径方向外方に位置している、
    請求項1に記載のクラッチディスク組立体。
JP9266972A 1997-09-30 1997-09-30 クラッチディスク組立体 Pending JPH11101268A (ja)

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