JP3245727B2 - モータの相電流検出装置 - Google Patents

モータの相電流検出装置

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JP3245727B2
JP3245727B2 JP13443393A JP13443393A JP3245727B2 JP 3245727 B2 JP3245727 B2 JP 3245727B2 JP 13443393 A JP13443393 A JP 13443393A JP 13443393 A JP13443393 A JP 13443393A JP 3245727 B2 JP3245727 B2 JP 3245727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機、同期電動
機、直流ブラシレスモ−タなどのモータの相電流検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】上記モー
タの相電流検出方法としては、従来より、各相に電流検
出用の抵抗を設けたり、ホール電流センサを用いるもの
が主流である。
【0003】例えば、各相に電流検出用の抵抗を設けた
回路として図6に示すようなものがある。
【0004】このモータ2は、3相であって、U相、V
相及びW相の駆動信号Iu,Iv,Iwが供給される3
本のコイル3,4,5を有する固定子6を備える。ま
た、モータ2は、一対の磁極を永久磁石などからなる回
転子(図示せず)を備える。駆動回路1からコイル3,
4,5に前記駆動信号Iu,Iv,Iwを供給する信号
線9u,9v,9wに、それぞれ相電流検出用の抵抗1
0u,10v,10wが設けられる。抵抗10u,10
v,10wにおいて、U相、V相及びW相の駆動信号の
電流を電圧に変換し、それぞれ直流増幅回路11,1
2,13を介して、相電流の検出信号Iua,Iva,
Iwaが出力される。
【0005】駆動回路1は、コイル3,4,5に前記U
相、V相及びW相の駆動信号Iu,Iv,Iwをそれぞ
れ供給するインバータ回路7を備え、インバータ回路7
において、6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4,Q5,Q6が設けられる。トランジスタQ1〜Q6
は直流電源8に接続される。トランジスタQ1,Q4;
Q2,Q5;Q3,Q6の各接続点から前記U相、V相
及びW相の駆動信号Iu,Iv,Iwが、信号線9u,
9v,9wにそれぞれ出力される。
【0006】前記直流増幅回路11,12,13からの
検出出力は、制御回路100に入力され、この制御回路
100は、前記検出出力と、予め定める電流指令値に基
づいて、モータの電流が前記予め定める電流指令値に一
致するように、前記インバータ回路のトランジスタQ1
〜Q6をオン/オフ駆動するために、パルス信号を発生
する。
【0007】しかしながら、この回路であると、各相毎
の抵抗10u,10v,10wに基準点を設ける必要が
ああるため配線が複雑になり、また、各相毎に絶縁を兼
ねた増幅回路11,12,13を設ける必要があり、コ
ストがかかるという問題がある。
【0008】また、各相毎の抵抗10u,10v,10
wの代わりにホール電流センサを用いると、絶縁の必要
はないが、センサが高価であり、また、オフセット電圧
に問題がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、簡単な構成によって相電流を検出すること
ができるものを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、U
相、W相及びV相の駆動信号Iu,Iv,Iwによって
駆動するモータと、6つのトランジスタQ1,Q2,Q
3,Q4,Q5,Q6が設けられ、前記各トランジスタ
Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6に並列にダイオー
ドD1,D2,D3,D4,D5,D6が設けられ、前
記トランジスタQ1,Q2,Q3のエミッタはトランジ
スタQ4,Q5,Q6のコレクタにそれぞれ接続され、
前記トランジスタQ1とトランジスタQ4、トランジス
タQ2とトランジスタQ5、トランジスタQ3とトラン
ジスタQ6の各接続点から前記U相、W相及びV相の駆
動信号Iu,Iv,Iwが取出されるインバータ回路
と、前記モータの駆動電圧信号をPWM変調信号にPW
M変調するPWM変調回路と、前記PWM変調信号に基
づいて、前記各トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,
Q5,Q6のベースに駆動制御信号を出力するベースド
ライブ回路と、を有したモータの相電流検出装置におい
て、前記トランジスタQ1,Q2,Q3のコレクタは、
直流電源の正極に接続され、前記各トランジスタQ4,
Q5,Q6のエミッタは、相電流検出用抵抗Ru,R
v,Rwをそれぞれ介して直流電源の負極に接 続され、
前記トランジスタQ4,Q5,Q6のエミッタと前記相
電流検出用抵抗Ru,Rv,Rwとの各接続点における
各電圧信号を、前記PWM回路からのPWM変調信号を
サンプリング信号としてそれぞれサンプルホールドする
ことにより、このサンプルホールドした信号を相電流検
出信号Iua,Iva,Iwaとして出力するサンプル
ホールド回路と、を備えることを特徴とするモータの相
電流検出装置である。請求項2の発明は、U相、W相及
びV相の駆動信号Iu,Iv,Iwによって駆動するモ
ータと、6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,
Q5,Q6が設けられ、前記各トランジスタQ1,Q
2,Q3,Q4,Q5,Q6に並列にダイオードD1,
D2,D3,D4,D5,D6が設けられ、前記トラン
ジスタQ1,Q2,Q3のエミッタはトランジスタQ
4,Q5,Q6のコレクタにそれぞれ接続され、前記ト
ランジスタQ1とトランジスタQ4、トランジスタQ2
とトランジスタQ5、トランジスタQ3とトランジスタ
Q6の各接続点から前記U相、W相及びV相の駆動信号
Iu,Iv,Iwが取出されるインバータ回路と、前記
モータの駆動電圧信号をPWM変調信号にPWM変調す
るPWM変調回路と、前記PWM変調信号に基づいて、
前記各トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q
6のベースに駆動制御信号を出力するベースドライブ回
路と、を有したモータの相電流検出装置において、前記
トランジスタQ1,Q2,Q3のコレクタは、直流電源
の正極に接続され、前記各トランジスタQ4,Q5,Q
6の少なくとも二つのトランジスタのエミッタは、相電
流検出用抵抗をそれぞれ介して直流電源の負極に接続さ
れ、前記二つのトランジスタのエミッタと前記相電流検
出用抵抗との各接続点における各電圧信号を、前記PW
M回路からのPWM変調信号をサンプリング信号として
それぞれサンプルホールドすることにより、このサンプ
ルホールドした信号を2相の相電流検出信号として出力
するサンプルホールド回路と、前記2相の相電流検出信
号から残りの1相の相電流検出信号を演算する演算回路
と、を備えることを特徴とするモータの相電流検出装置
である。請求項3の発明は、U相、W相及びV相の駆動
信号Iu,Iv,Iwによって駆動するモータと、6つ
のトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6が
設けられ、前記各トランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4,Q5,Q6に並列にダ イオードD1,D2,D3,
D4,D5,D6が設けられ、前記トランジスタQ1,
Q2,Q3のエミッタはトランジスタQ4,Q5,Q6
のコレクタにそれぞれ接続され、前記トランジスタQ1
とトランジスタQ4、トランジスタQ2とトランジスタ
Q5、トランジスタQ3とトランジスタQ6の各接続点
から前記U相、W相及びV相の駆動信号Iu,Iv,I
wが取出されるインバータ回路と、前記モータの駆動電
圧信号をPWM変調信号にPWM変調するPWM変調回
路と、前記PWM変調信号に基づいて、前記各トランジ
スタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6のベースに駆
動制御信号を出力するベースドライブ回路と、を有した
モータの相電流検出装置において、前記各トランジスタ
Q4,Q5,Q6のエミッタは、直流電源の負極に接続
され、前記トランジスタQ1,Q2,Q3のコレクタ
は、相電流検出用抵抗Ru,Rv,Rwをそれぞれ介し
て直流電源の正極に接続され、前記トランジスタQ1,
Q2,Q3のコレクタと前記相電流検出用抵抗Ru,R
v,Rwとの各接続点における各電圧信号を、前記PW
M回路からのPWM変調信号をサンプリング信号として
それぞれサンプルホールドすることにより、このサンプ
ルホールドした信号を相電流検出信号Iua,Iva,
Iwaとして出力するサンプルホールド回路と、を備え
ることを特徴とするモータの相電流検出装置である。
【0011】
【作 用】本発明に従えば、この検出された相電流によ
って、モータの回転数、モータのトルク、モータの回転
角の推定ができ、また、誘導電動機の場合はトルクや励
磁電流等が制御できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例の直流ブラシレスモ
ータの駆動装置21の電気的構成を示す回路図である。
本実施例のモータ22は、例として3相であって、3本
のコイル23,24,25を有する固定子26を備え、
各相のコイル23,24,25は、駆動装置21からの
U相、V相及びW相の駆動信号Iu,Iv,Iwで励磁
される。モータ22は、一対の磁極を有する永久磁石な
どからなる回転子(図示せず)を備える。
【0013】駆動装置21は、コイル23,24,25
に前記U相、V相及びW相の駆動信号をそれぞれ供給す
るインバータ回路27を備え、インバータ回路27には
6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q
6が設けられ、各トランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4,Q5,Q6に並列に、ダイオードD1,D2,D
3,D4,D5,D6が設けられる。トランジスタQ
1,Q2,Q3のコレクタは、直流電源28の正極に接
続され、トランジスタQ1,Q2,Q3のエミッタは、
トランジスタQ4,Q5,Q6のコレクタにそれぞれ接
続される。トランジスタQ4,Q5,Q6のエミッタ
は、相電流検出用抵抗(以下、単に抵抗という)Ru,
Rv,Rwをそれぞれ介して、直流電源28の負極に接
続される。トランジスタQ1,Q4;Q2,Q5;Q
3,Q6の各接続点から前記U相、W相及びV相の駆動
信号Iu,Iv,Iwが取出される。
【0014】駆動装置21は、モータ22の予め定める
基準速度に対応し、外部から入力される基準速度信号
と、後述するように検出されるモータ22の各相毎の相
電流とから、モータ22を駆動するための駆動電圧信号
Su,Sv,Swを発生するモータ駆動電圧信号発生回
路(以下、信号発生回路という)29を備える。信号発
生回路29からの前記駆動電圧信号Su,Sv,Sw
は、PWM回路30に入力され、所定周波数及び所定振
幅の三角波と駆動電圧信号Su,Sv,Swとを比較す
るなどして、各相毎のPWM変調信号が発生される。前
記各相毎のPWM変調信号は、前記各相毎のトランジス
タQ1,Q4;Q2,Q5;Q3,Q6のベースに入力
される駆動制御信号をそれぞれ発生するベースドライブ
回路31,32,33に、それぞれ入力される。
【0015】本実施例に於いて、トランジスタQ4,Q
5,Q6のエミッタと抵抗Ru,Rv,Rwとの各接続
点における各電圧信号は、相電流検出回路34,35,
36にそれぞれ入力される。各相電流検出回路34,3
5,36は、前記抵抗Ru,Rv,Rwからの電圧信号
がそれぞれ入力されて、高域成分が除去されるLPF
(ローパスフィルタ)37,38,39と、各LPF3
7〜39のからの電圧信号を増幅する直流増幅器40,
41,42と、直流増幅器40,41,42からの電圧
信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路4
3,44,45とを備える。サンプルホールド回路43
〜45のサンプリング信号は、前記PWM回路30から
のPWM変調信号が用いられる。各サンプルホールド回
路43,44,45からの出力が、相電流検出信号Iu
a,Iva,Iwaである。
【0016】図2は、本実施例の抵抗Ru,Rv,Rw
による相電流の検出動作を説明する回路図であり、図3
はこの相電流検出動作を説明する波形図である。図3
(1)は、信号発生回路29からのU相の駆動電圧信号
Suと、PWM回路30内において発生される前記三角
波とを示す。図3(2)は、PWM回路30からのU相
のPWM変調信号を示し、図3(3)は、抵抗Ruの端
子間電圧波形を示し、図3(4)は、前記U相のPWM
変調信号に基づいて定められるサンプリングタイミング
及びホールドタイミングを示し、図3(5)は、前記サ
ンプルホールド回路43からの相電流検出信号Iuaを
示し、図3(6)は、モータ22の駆動電圧波形に関す
る電気角を示す。
【0017】以下に、U相に着目して相電流の検出動作
を説明するが、他のV相及びW相に関しても同様な検出
動作が行われる。
【0018】図3(6)における電気角0〜π(ra
d)の期間において、図3(2)に示すPWM回路30
からのPWM変調信号がハイレベルであるときのトラン
ジスタQ1のオン期間は、トランジスタQ4のオン期間
より長い。トランジスタQ1がオンの時、駆動信号Iu
である電流は図2の矢符i1方向に流れる。図3(2)
に示すPWM変調信号がローレベルのときに、トランジ
スタQ1がオフする。トランジスタQ1がオフし、トラ
ンジスタQ4がオンした直後の期間において、モータ巻
線インダクタンスの影響により駆動信号Iuの電流は矢
符i1方向に流れるので、ダイオードD4が導通する。
このときの電流は抵抗RuとダイオードD4とを、矢符
i4方向に流れる。
【0019】また、図3(6)における電気角π〜2π
(rad)の期間において、トランジスタQ1のオン期
間よりも、トランジスタQ4のオン期間が長い。トラン
ジスタQ4がオンの時、駆動信号Iuである電流は図2
の矢符i2方向に流れる。トランジスタQ4がオフし、
トランジスタQ1がオンした直後の期間において、前記
の場合と同様に、駆動信号Iuの電流はそれまで流れて
いた方向である矢符i2方向に流れる。このとき、電流
はトランジスタQ4とダイオードD4に阻止され、抵抗
Ruを流れない。このとき、ダイオードD1が導通し
て、電流はダイオードD1を通り、矢符i3方向に流れ
る。
【0020】従って、抵抗Ruに電流が流れるのは、ト
ランジスタQ1がオフであって、かつトランジスタQ4
がオンのときである。この電流によって、抵抗Ruの両
端に図3(3)に示すような端子間電圧が発生する。こ
の端子間電圧の瞬時値は、U相のコイル23を流れる駆
動信号Iuである電流の値と比例する。
【0021】従って、前記図3(2)に示すPWM変調
信号がローレベルのときに、前記サンプルホールド回路
43において、抵抗Ruの前記端子間電圧をサンプリン
グし、PWM変調信号がハイレベルの期間に、前記サン
プリングされた端子間電圧をホールドする。このような
サンプリング/ホールド期間のタイミングは、図3
(4)に示される。このようなサンプリング/ホールド
動作によって、図3(5)に示される相電流検出信号I
uが、サンプルホールド回路43から出力される。前記
相電流検出動作は、コイル23における正負両方向の相
電流を検出することができ、コイル23における相電流
を高精度に検出することができる。
【0022】以上のように本実施例は、ホール電流セン
サなどを用いることなく、簡単な構成によって、コイル
23,24,25における相電流を検出できる。
【0023】本実施例に於いて、前記PWM回路30の
内部において発生されている三角波の周波数を増大させ
るなどして、PWM変調信号の周波数を増大し、相電流
の検出精度を向上させるようにしてもよい。
【0024】図4は、図1に示した駆動装置21の応用
例を示す回路図である。この回路例において、モータ2
2の前記永久磁石などからなる回転子の回転に伴う磁極
の変化を検出し、前記磁極の変化に対応して変化する検
出信号を出力する磁極センサ47と、磁極センサ47が
検出したモータ22の回転に伴う磁極の変化に基づいて
変化する回転速度信号を出力する速度センサ48とが備
えられる。また、前記信号発生回路29は、モータ22
の基準回転数に対応する外部からの速度指令信号が入力
される速度指令信号増幅器(以下、増幅器という)46
と、増幅器46からの速度指令信号がそれぞれ入力され
る各相毎の乗算器49,50,51とを備える。
【0025】前記増幅器46には、前記速度センサ48
からの回転速度信号が、速度変換器52において、該回
転速度信号の変化に対応する電圧レベルに変換されて得
られた電圧信号が入力され、前記速度指令信号と加減算
され、演算結果に対応するレベルの信号もしくは電圧が
出力される。各乗算器49,50,51には、前記磁極
センサ47と速度センサ48とからの信号に基づいて、
各祖毎の電流印加のタイミング信号を発生する電流分配
信号発生器53からの電流分配信号が入力される。各乗
算器49〜51からの速度信号は、電流増幅器54,5
5,56にそれぞれ入力される。各電流増幅器54〜5
6の出力は前記PWM回路30に入力される。
【0026】また、この構成例において、相電流検出用
抵抗は、U相及びW相にのみ設けられる。
【0027】従って、V相に対応する図1に示す相電流
検出回路35として、増幅回路57が用いられる。すな
わち、増幅回路57は、 Iu+Iv+Iw=0 なので、 Iv=−(Iu+Iw) よりIvを演算する。
【0028】各相電流検出回路34〜36の出力は、そ
れぞれ対応する電流増幅器54〜56に入力され、該電
流増幅器54〜56内において、前記各乗算器49〜5
1の出力との間で加減算される。また、相電流検出回路
34,36の出力は、V相の相電流検出回路35に対応
する増幅器57に入力される。
【0029】このような構成例の駆動装置21によって
も、前述したような相電流検出動作を行うことができ
る。
【0030】図5は、本発明の他の実施例の駆動装置2
1aの構成を示す回路図である。本実施例は前述した図
1に示す実施例に類似し、対応する部分には同一の参照
符号を付す。
【0031】本実施例の特徴は、相電流検出用の抵抗R
u,Rv,Rwを、トランジスタQ1,Q2,Q3のコ
レクタにそれぞれ設けたことである。本実施例に於い
て、前述したような相電流の検出タイミングはトランジ
スタQ1がオンし、かつトランジスタQ4がオフのとき
である。トランジスタQ1がオンし、かつトランジスタ
Q4がオフの期間において、抵抗Ru,Rv,Rwの端
子間電圧をサンプリングし、トランジスタQ4がオンの
期間に、前記サンプリングされた端子間電圧をホールド
する。
【0032】このような構成と相電流検出動作を行う実
施例によっても、前記実施例で述べた効果と同様な効果
を達成することができる。
【0033】なお、この検出された相電流は、上記の利
用方法以外に、例えば。モータの回転数、モータのトル
ク、モータの回転角等の推定ができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、検出され
た相電流を利用して、モータの回転数、モータのトル
ク、モータの回転角の推定ができ、また、誘導電動機の
場合はトルクや励磁電流等が制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータの駆動装置21の回
路図である。
【図2】本実施例の抵抗Ru,Rv,Rwによる相電流
の検出動作を説明する回路図である。
【図3】相電流検出動作を説明する波形図である。
【図4】図1に示した駆動装置21の応用例を示す回路
図である。
【図5】本発明の他の実施例の駆動装置21aの構成を
示す回路図である。
【図6】従来技術のモータの駆動回路1のブロック図で
ある。
【符号の説明】 21,21a 駆動装置 22 モータ 23,24,25 コイル 26 固定子 27 インバータ回路 28 直流電源 34,35,36 相電流検出回路 Ru,Rv,Rw 相電流検出用抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/06 G01R 19/00 H02P 7/63

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】U相、W相及びV相の駆動信号Iu,I
    v,Iwによって駆動するモータと、 6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q
    6が設けられ、前記各トランジスタQ1,Q2,Q3,
    Q4,Q5,Q6に並列にダイオードD1,D2,D
    3,D4,D5,D6が設けられ、前記トランジスタQ
    1,Q2,Q3のエミッタはトランジスタQ4,Q5,
    Q6のコレクタにそれぞれ接続され、前記トランジスタ
    Q1とトランジスタQ4、トランジスタQ2とトランジ
    スタQ5、トランジスタQ3とトランジスタQ6の各接
    続点から前記U相、W相及びV相の駆動信号Iu,I
    v,Iwが取出されるインバータ回路と、 前記モータの駆動電圧信号をPWM変調信号にPWM変
    調するPWM変調回路と、 前記PWM変調信号に基づいて、前記各トランジスタQ
    1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6のベースに駆動制御
    信号を出力するベースドライブ回路と、 を有したモータの相電流検出装置において、 前記トランジスタQ1,Q2,Q3のコレクタは、直流
    電源の正極に接続され、 前記各トランジスタQ4,Q5,Q6のエミッタは、相
    電流検出用抵抗Ru,Rv,Rwをそれぞれ介して直流
    電源の負極に接続され、 前記トランジスタQ4,Q5,Q6のエミッタと前記相
    電流検出用抵抗Ru,Rv,Rwとの各接続点における
    各電圧信号を、前記PWM回路からのPWM変調信号を
    サンプリング信号としてそれぞれサンプルホールドする
    ことにより、このサンプルホールドした信号を相電流検
    出信号Iua,Iva,Iwaとして出力するサンプル
    ホールド回路と、 を備える ことを特徴とするモータの相電流検出装置。
  2. 【請求項2】U相、W相及びV相の駆動信号Iu,I
    v,Iwによって駆動するモータと、 6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q
    6が設けられ、前記各トランジスタQ1,Q2,Q3,
    Q4,Q5,Q6に並列にダイオードD1,D2,D
    3,D4,D5,D6が設けられ、前記トランジスタQ
    1,Q2,Q3のエミッタはトランジスタQ4,Q5,
    Q6のコレクタにそれぞれ接続され、前記トランジスタ
    Q1とトランジスタQ4、トランジスタQ2とトランジ
    スタQ5、トランジスタQ3とトランジスタQ6の各接
    続点から前記U相、W相及びV相の駆動信号Iu,I
    v,Iwが取出されるインバータ回路と、 前記モータの駆動電圧信号をPWM変調信号にPWM変
    調するPWM変調回路と、 前記PWM変調信号に基づいて、前記各トランジスタQ
    1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6のベースに駆動制御
    信号を出力するベースドライブ回路と、 を有したモータの相電流検出装置において、 前記トランジスタQ1,Q2,Q3のコレクタは、直流
    電源の正極に接続され、 前記各トランジスタQ4,Q5,Q6の少なくとも二つ
    のトランジスタのエミッタは、相電流検出用抵抗をそれ
    ぞれ介して直流電源の負極に接続され、 前記二つのトランジスタのエミッタと前記相電流検出用
    抵抗との各接続点における各電圧信号を、前記PWM回
    路からのPWM変調信号をサンプリング信号としてそれ
    ぞれサンプルホールドすることにより、このサンプルホ
    ールドした信号を2相の相電流検出信号として出力する
    サンプルホールド回路と、 前記2相の相電流検出信号から残りの1相の相電流検出
    信号を演算する演算回路と、 を備えることを特徴とするモータの相電流検出装置。
  3. 【請求項3】U相、W相及びV相の駆動信号Iu,I
    v,Iwによって駆動するモータと、 6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q
    6が設けられ、前記各トランジスタQ1,Q2,Q3,
    Q4,Q5,Q6に並列にダイオードD1,D2,D
    3,D4,D5,D6が設けられ、 前記トランジスタQ1,Q2,Q3のエミッタはトラン
    ジスタQ4,Q5,Q6のコレクタにそれぞれ接続さ
    れ、前記トランジスタQ1とトランジスタQ4、トラン
    ジスタQ2とトランジスタQ5、トランジスタQ3とト
    ランジスタQ6の各接続点から前記U相、W相及びV相
    の駆動信号Iu,Iv,Iwが取出されるインバータ回
    路と、 前記モータの駆動電圧信号をPWM変調信号にPWM変
    調するPWM変調回路と、 前記PWM変調信号に基づいて、前記各トランジスタQ
    1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6のベースに駆動制御
    信号を出力するベースドライブ回路と、 を有したモータの相電流検出装置において、 前記各トランジスタQ4,Q5,Q6のエミッタは、直
    流電源の負極に接続され、 前記トランジスタQ1,Q2,Q3のコレクタは、相電
    流検出用抵抗Ru,Rv,Rwをそれぞれ介して直流電
    源の正極に接続され、 前記トランジスタQ1,Q2,Q3のコレクタと前記相
    電流検出用抵抗Ru,Rv,Rwとの各接続点における
    各電圧信号を、前記PWM回路からのPWM変調信号を
    サンプリング信号としてそれぞれサンプルホールドする
    ことにより、このサンプルホールドした信号を相電流検
    出信号Iua,Iva,Iwaとして出力するサンプル
    ホールド回路と、 を備えることを特徴とするモータの相電流検出装置。
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