JP2006101685A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータ装置において、シャント抵抗数3個により、上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出でき、通電調節が不要で、2相分以上の相電流を検出できること。
【解決手段】直流電源(バッテリー1)とインバータ装置23との間の電流を検出する電源シャント抵抗6を設け、下アームスイッチング素子と直流電源のマイナス側との間に当該相の相電流を検出する下アームシャント抵抗15,16を2相分設けて、スイッチングを補正することなく、電源シャント抵抗6及び下アームシャント抵抗15,16により、少なくとも2相分の相電流を検出するとともに、上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を容易に検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PWM変調を行うインバータ装置の相電流検出方法に関するものである。
従来、この種の相電流検出方法として、インバータ装置からの出力ラインの電流を直接検出する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この回路について以下説明する(以降、直接検出方式と称す)。
図9にインバータ装置とその周辺の電気回路を示す。インバータ装置20の制御回路7は、電流センサ8からU相の電流を、電流センサ9からV相の電流を入力し、当該2個の電流値からW相の電流を演算する(固定子巻線4の中性点において、キルヒホッフの電流の法則を適用する)。これらの電流値に基き、センサレスDCブラシレスモータ(以降モータと称す)11を構成する磁石回転子5による固定子巻線4の誘起電圧を演算し、磁石回転子5の位置検出を行う。そして、回転数指令信号(図示せず)等に基づき、インバータ回路10を構成するスイッチング素子2(IGBT等が用いられる)を制御し、バッテリー1からの直流電圧をPWM変調でスイッチングすることにより、正弦波状の交流電流をモータ11の固定子巻線4へ出力する。
インバータ回路10を構成するダイオード3は、固定子巻線4に流れる電流の還流ルートとなる。スイッチング素子2について、上アームスイッチング素子をU,V,W、下アームスイッチング素子をX,Y,Zと定義し、また、各スイッチング素子U,V,W,X,Y,Zに対応するダイオードを、3U,3V,3W,3X,3Y,3Zと定義する
尚、電流センサ8、電流センサ9は、電位がバッテリー1のプラス側、マイナス側に変化するため、シャント抵抗で構成するのは困難であり、ホール素子を用いて構成される。
そこで、ホール素子を用いた電流センサに対し、耐久信頼性、小型化に有利なシャント抵抗を用いて相電流を検出する方法が示されている(例えば、特許文献2参照)。
この方式について以下説明する(以降、シャント方式1と称す)。図10にインバータ装置とその周辺の回路を示す。インバータ装置21の制御回路12は、電源シャント抵抗6からの電圧により電流を演算する。図11は、3相100%変調における波形の特性図で、U相端子電圧41、V相端子電圧42、W相端子電圧43及び中性点電圧29を示している。これらの端子電圧はPWM変調にて縦軸に示すDuty(%)で実現される。中性点電圧29は各相の端子電圧の和を求め3で除した値である。また、相電圧は端子電圧から中性点電圧を引いた値であり、正弦波になる。
図12は、3相変調の1キャリア内(キャリア周期)でのタイミングチャートであり、1キャリア内(キャリア周期)での上アームスイッチング素子U,V,W、下アームスイッチング素子X,Y,ZのON/OFFの一例を示している。この場合、図12の50%変調において、位相がおおよそ120度でのタイミングチャートである。これは、一般的に、三角波とマイコンのタイマ機能により具現化される。同一相の上アームスイッチング素子がONならば下アームスイッチング素子はOFF、上アームスイッチング素子がOFFならば下アームスイッチング素子はONの関係にある。但し、表示を簡明にするために、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子との短絡防止用デッドタイムは割愛している。各スイッチング素子のスイッチングには、(a),(b),(c),(d)の4種類があり、それぞれ図13〜図16に示す。
期間(a)においては、上アームスイッチング素子U,V,W全てがOFF、下アームスイッチング素子X,Y,Z全てがONである。U相電流、V相電流がそれぞれ、下アームスイッチング素子X,Yと並列のダイオード3X,3Yから固定子巻線4へ流れ、W相電流は固定子巻線4から下アームスイッチング素子Zへ流れ出ている。下アームとモータ11間で電流が循環している(以降、下循環期間と称す)。このため、バッテリー1からインバータ回路10(モータ11)へは電力供給されない非通電の状態にある。
期間(b)においては、上アームスイッチング素子UがON、下アームスイッチング素子Y、ZがONである。U相電流は、上アームスイッチング素子Uから固定子巻線4へ流れ、V相電流は下アームスイッチング素子Yと並列のダイオード3Yから固定子巻線4へ流れ、W相電流は固定子巻線4から下アームスイッチング素子Zへ流れ出ている。このため、バッテリー1からインバータ回路10(モータ11)へ電力供給される通電状態にある。このとき、電源ライン(電源シャント抵抗6)には、U相の相電流が流れる。
期間(c)においては、上アームスイッチング素子U,VがON、下アームスイッチング素子ZがONである。U相電流、V相電流は、それぞれ、上アームスイッチング素子U、Vから固定子巻線4へ流れ、W相電流は固定子巻線4から下アームスイッチング素子Zへ流れ出ている。このため、バッテリー1からインバータ回路10(モータ11)へ電力供給される通電状態にある。そして、電源ライン(電源シャント抵抗6)には、W相の相電流が流れる。
期間(d)においては、上アームスイッチング素子U,V,W全てがON、下アームスイッチング素子X,Y,Z全てがOFFである。U相電流、V相電流は、それぞれ、上アームスイッチング素子U,Vから固定子巻線4へ流れ、W相電流は固定子巻線4から上アームスイッチング素子Wと並列のダイオード3Wへ流れ込んでいる。上アームとモータ11間で電流が循環している(以降、上循環期間と称す)。このため、バッテリー1からインバータ回路10(モータ11)へは電力供給されない非通電の状態にある。
以上のように、上アームスイッチング素子U,V,WのON、OFF状態で電源ライン(電源シャント抵抗6)に流れる電流の有無、流れる相電流を知ることができる。上アームスイッチング素子のONする相が無い時は流れず(非通電、下循環)、1相のみON時はその相の電流が流れ(通電)、2相ON時は残りの相の電流が流れ(通電)、3相全てON時は流れない(非通電、上循環)。
図17に、図11の3相100%変調での位相30度〜90度においての1キャリア内(キャリア周期)での上アームスイッチング素子U,V,WのON期間(Duty)を図12に基づき表示している。
U相の上アームスイッチング素子UのON期間を細実線で表わし、V相の上アームスイッチング素子VのON期間を中実線で表わし、W相の上アームスイッチング素子WのON期間を太実線で表わしている。バッテリー1から固定子巻線4へ電力が供給される通電期間を実線矢印で、このとき電源ライン(電源シャント抵抗6)に流れる相電流をU,V,Wで示している。また、循環期間(下循環期間、上循環期間)を太線破線矢印で示している。
同様に、図11の位相150度〜210度を図18に、位相270度〜330度を図19にそれぞれ示す。また、2相変調に関して、図20に100%変調における波形の特性図を示す。図21に位相90度〜150度においての1キャリア内での上アームスイッチング素子U,V,WのON期間等を図17等と同様に示す。2相変調においては、図12における期間(d)はない。
しかしながら、図17〜図19及び図21に示す中で、1相分しか検出できない場合がある(3相変調位相30度、2相変調位相90度等)。この場合、一部の上アームスイッチング素子のON期間を増加もしくは減少させてスイッチングの補正(以降、通電調節と称す)を行い、2相分検出する必要がある。一例として、3相変調位相30度のようにUとW2相のON期間が同等な場合においては、UのON期間を減少させて、W相1相のみのON期間をつくりだし、W相電流も検出できるようにする例が示されている。
電源シャント抵抗6により検出される電流は、バッテリー1からの直流電流であるので、バッテリー1からの供給電力演算が容易である。また、上アーム及び下アームともにスイッチング素子に流れる最大電流を検出できるので、最大電流が許容値内に入るように制御し、また許容値を越える場合通電を停止して、スイッチング素子及び並列のダイオードを保護することができる。
図11、図17において、説明する。図11より、位相30度においては、V相の電流が最大で、固定子巻線4から流れ出る電流である。この電流は、図17に示すように、通電期間中に検出できる。位相90度においては、U相の電流が最大で、固定子巻線4へ流れ込む電流である。この電流は、図17に示すように、通電期間中に検出できる。循環期間は検出できないが、電流が上昇しないので検出する必要はない。
上記のように、通電期間中に検出できるが、通電期間中は電流が上昇するので最大電流を検出できることになる。他の位相、低い変調、2相変調においても同様である。
更に、シャント抵抗を用いて相電流を検出する上記方法とは別の方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。この方式について以下説明する(以降、シャント方式2と称す)。
図22にインバータ装置とその周辺の回路を示す。インバータ装置22の制御回路13は、U相下アームとアース間に設けられたU相用シャント抵抗15、V相下アームとアース間に設けられたV相用シャント抵抗16、W相下アームとアース間に設けられたW相用シャント抵抗17からの電圧により電流を演算する。
図23に、図17に対応する下アームスイッチング素子X,Y,ZのON期間(Duty)を表示している。但し、タイミングチャート同様表示を簡明にするために、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子との短絡防止用デッドタイムは割愛している。また、U相の下アームスイッチング素子XのON期間を細実線で表わし、V相の下アームスイッチング素子YのON期間を中実線で表わし、W相の下アームスイッチング素子ZのON期間を太実線で表わしている。また、上循環期間を細線の破線矢印で、下循環期間を太線の破線矢印で示している。
同様に、図24は図18に、図25は図19に、それぞれ対応する下アームスイッチング素子X,Y,ZのON期間(Duty)等を表示している。また、2相変調に関して、図26に図21に対応する下アームスイッチング素子X,Y,ZのON期間(Duty)等を表示している。
U相用シャント抵抗15に電流が流れるのは(電流を検出できるのは)下アームスイッチング素子XのON期間、V相用シャント抵抗16に電流が流れるのは(電流を検出できるのは)下アームスイッチング素子YのON期間、W相用シャント抵抗17に電流が流れるのは(電流を検出できるのは)下アームスイッチング素子ZのON期間である。
このため、図23〜図26に示すように、1相分検出できなくなる位相もあるが、2相分の検出を確保できる。50%変調等変調が低くなると、下循環期間(下アームスイッチング素子全てがON)が長くなるので、3相分の検出も確保できるようになる。よって、通電調節は不要である。
次に、シャント方式2の最大電流検出について説明する。図23において、上記シャント方式1で述べたように、位相30度においてはV相の電流が最大で、下アームスイッチング素子YがONであり、通電期間中に検出できる。
一方、位相90度においては、U相の電流が最大であるが、上アームスイッチング素子UのON期間に下アームスイッチング素子XはOFFであり、U相の電流を、上アームスイッチング素子UがON期間中(通電期間中)に継続して検出することができない。このため、上アームスイッチング素子に流れる最大電流を検出できない。他の位相、低い変調、2相変調においても同様である。
特開2000−333465号公報(第9頁、第2図) 特開2003−189670号公報(第2頁、請求項2、第14頁、第1図、第15頁、第10図) 特開2003−284374号公報(第7頁、第1図)
上記のように、従来のインバータ装置の相電流検出方法において、シャント方式2はシャント方式1に比べて通電調節が不要である。そのため、制御ソフトを簡素にでき、通電調節に起因する電流変動を防止できる。然しながら、シャント方式2においては、下アームスイッチング素子の最大電流は検出できるが、上アームスイッチング素子の最大電流は直接検出できない。
また、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子との短絡防止のため、デッドタイムが設けられているが、制御回路、スイッチング素子の暴走などに起因して短絡電流が流れる場合、これを即座に検出して当該スイッチング素子を停止し保護する必要がある。この電流は、シャント方式1においては電源ラインのみで監視すれば良いが、シャント方式2において下アームで検出する場合、各相ごとに監視しなければならない。
そこで、シャント方式2の電源ラインにシャント抵抗を追加すれば良い。然しながら、シャント抵抗の追加は、シャント抵抗及び検出電圧増幅回路など部品点数増加、シャント抵抗による消費電力増加、回路の大型化を招くことになる。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、シャント抵抗数3個により、上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出でき、通電調節が不要で、2相分以上の相電流を検出できるインバータ装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のインバータ装置は、直流電源のプラス側に接続される上アームスイッチング素子と直流電源のマイナス側に接続される下アームスイッチング素子を3相備え、直流電源の直流電圧をPWM変調にてスイッチングすることにより正弦波状の3相交流電流を出力し、直流電源とインバータ装置間の電流を検出する電源シャント抵抗を設け、下アームスイッチング素子と直流電源のマイナス側との間に当該相の相電流を検出する下アームシャント抵抗を2相分設けて、スイッチングを補正することなく、電源シャント抵抗及び下アームシャント抵抗により、少なくとも2相分の相電流を検出するものである。
上記構成により、シャント抵抗数は、電源シャント抵抗1個、下アームシャント抵抗2個の計3個である。また、電源シャント抵抗を備えているので、上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出できる。そして、2相分の下アームシャント抵抗で通常2相分の相電流を検出できる。
一方、下アームシャント抵抗にて検出できない可能性がある相電流は1相のみであり、当該下アームシャント抵抗にて検出できなくなる相電流は電源シャント抵抗により必ず検出できる。このため、少なくとも下アームシャント抵抗にて1相分、電源シャント抵抗により1相分の計2相分は検出できる。このとき、相電流検出に通電調節は不要である。また、電源シャント抵抗では、通常2相分の相電流を検出できる。
また一方、電源シャント抵抗にて1相分の相電流しか検出できなくなる場合、当該電源シャント抵抗で検出できない2相分の相電流は下アームシャント抵抗により必ず検出できる。このため、下アームシャント抵抗にて定まる2相分の相電流に間して、少なくとも電源シャント抵抗により1相分、下アームシャント抵抗にて1相分の計2相分、もしくは、下アームシャント抵抗にて2相分検出できる。このとき、相電流検出に通電調節は不要である。位相により、下アームシャント抵抗で2相分、電源シャント抵抗で1相分の計3相分の相電流を検出できる。
従って、シャント抵抗数3個により、上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出でき、通電調節が不要で、2相分以上の相電流を検出できる。
本発明のインバータ装置は、シャント抵抗数3個により、上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出でき、通電調節が不要で、2相分以上の相電流を検出できる。
第1の発明は、直流電源のプラス側に接続される上アームスイッチング素子と直流電源のマイナス側に接続される下アームスイッチング素子を3相備え、直流電源の直流電圧をPWM変調にてスイッチングすることにより正弦波状の3相交流電流を出力し、直流電源とインバータ装置間の電流を検出する電源シャント抵抗を設け、下アームスイッチング素子と直流電源のマイナス側との間に当該相の相電流を検出する下アームシャント抵抗を2相分設けて、スイッチングを補正することなく、電源シャント抵抗及び下アームシャント抵抗により、少なくとも2相分の相電流を検出する。
上記構成により、シャント抵抗数は3個であり、電源シャント抵抗にて上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出できる。当該下アームシャント抵抗にて検出できなくなる相電流は電源シャント抵抗により必ず検出でき、電源シャント抵抗にて検出できる相電流以外は下アームシャント抵抗により必ず検出できる。従って、シャント抵抗数3個により、上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出でき、通電調節が不要で、2相分以上の相電流を検出できる。
第2の発明は、第1の発明のインバータ装置において、下アームシャント抵抗により検出できない当該相の相電流は、電源シャント抵抗により検出する。上記構成により、相電流検出の主体を下アームシャント抵抗として、電源シャント抵抗にて補助的に相電流を検出する。これにより、相電流検出の制御が簡単になる。
第3の発明は、第1の発明のインバータ装置において、電源シャント抵抗により検出で
きない相電流は、当該相の下アームシャント抵抗により検出する。上記構成により、相電流検出の主体を電源シャント抵抗として、下アームシャント抵抗にて補助的に相電流が検出される。これにより、相電流検出の制御が簡単になる。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のインバータ装置において、正弦波状の3相交流電流はセンサレスDCブラシレスモータへ出力され、検出される相電流に基いて、センサレスDCブラシレスモータのロータの位置検出を行う。ロータの位置検出には2相分以上の相電流検出が必要なので、本インバータ装置は有用である。
第5の発明は、第4の発明のインバータ装置において、センサレスDCブラシレスモータにより駆動される電動圧縮機に搭載されるものである。電動圧縮機に搭載されるインバータ装置は、取り付けスペースに制約があり小型化が必要で、モータからの振動に対して耐振性が必要であるため、シャント抵抗により電流検出する本インバータ装置は有用である。
第6の発明は、第1乃至第5の発明のインバータ装置において、車両に搭載するものである。車両用においては、搭載スペースに制約があり小型化が必要で、走行による振動に対する耐振性も必要なため、シャント抵抗により電流検出する本インバータ装置は有用である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るインバータ装置23とその周辺の電気回路である。背景技術における図22との相違点は、W相用シャント抵抗17が削除され、電源シャント抵抗6が追加されて、制御回路13が制御回路14に変更されている点である。その他に関しては、図22と同一であり、符号等はそのまま適用する。
制御回路14は、上アームスイッチング素子U,V,W、下アームスイッチング素子X,Y,Zと、接続線18により接続されており、各スイッチング素子を制御している。スイッチング素子がIGBT、パワーMOSFETの場合はゲート電圧を、パワートランジスタの場合はベース電流を制御する。
電源シャント抵抗6はバッテリー1のマイナス側に設けられ、下アームシャント抵抗15,16は、それぞれ下アームのスイッチング素子X,Yとバッテリー1のマイナス側との間に電源シャント抵抗6を介して接続されている。
上記構成により、シャント抵抗数は3個のままである。また、電源シャント抵抗6にて上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出できる。
相電流の検出について以下説明する。図2に、3相100%変調の位相90度における、上アームのON期間、通電期間、循環期間と、下アームのON期間、上循環期間、下循環期間を示す。下アームにおいて、スイッチング素子XにはON期間がないが、スイッチング素子YにON期間があるので、V相の相電流がV相用シャント抵抗16により検出可能である。上アームにおいては、スイッチング素子Uに1相のみ単独のON期間があるので、U相の相電流が電源シャント抵抗6により検出可能である。このため、通電調節なしで、U相、V相2相分の相電流を検出できる。
図3に、3相100%変調の位相210度における、上アームのON期間、通電期間、
循環期間と、下アームのON期間、上循環期間、下循環期間を示す。下アームにおいて、スイッチング素子YにはON期間がないが、スイッチング素子XにON期間があるので、U相の相電流がU相用シャント抵抗15により検出可能である。上アームにおいては、スイッチング素子Vに1相のみ単独のON期間があるので、V相の相電流が電源シャント抵抗6により検出可能である。このため、通電調節なしで、U相、V相2相分の相電流を検出できる。
図4に、3相100%変調の位相330度における、上アームのON期間、通電期間、循環期間と、下アームのON期間、上循環期間、下循環期間を示す。下アームにおいて、スイッチング素子Xとスイッチング素子YにON期間があるので、U相の相電流がU相用シャント抵抗15により、V相の相電流がV相用シャント抵抗16によりそれぞれ検出可能である。上アームにおいては、U相、V相ともに検出できない。このため、通電調節なしで、U相、V相2相分の相電流を検出できる。
図5に、2相100%変調の位相120度における、上アームのON期間、通電期間、循環期間と、下アームのON期間、上循環期間、下循環期間を示す。下アームにおいて、スイッチング素子XにはON期間がないが、スイッチング素子YにON期間があるので、V相の相電流がV相用シャント抵抗16により検出可能である。上アームにおいては、スイッチング素子Uに1相のみ単独のON期間があるので、U相の相電流が電源シャント抵抗6により検出可能である。このため、通電調節なしで、U相、V相2相分の相電流を検出できる。
尚、2相100%変調の他の位相については同様であり、説明は割愛する。
上記のように、下アームにおいて、ON期間がなくなるスイッチング素子は1つのみ、即ち、相電流を検出できないのは1相分だけである。一方、そのON期間がなくなる下アームスイッチング素子の当該相の上アームスイッチング素子は、キャリア周期一杯ON期間となる。そして、下アームにおいて、ON期間である2相の当該相の上アームスイッチング素子はOFF期間となる。そのため、ON期間がなくなる下アームスイッチング素子の当該相の上アームスイッチング素子には、当該相のみの単独のON期間ができる。
これにより、ON期間がなくなる下アームスイッチング素子は1つのみであり、ON期間がなくなる下アームスイッチング素子の当該相の上アームスイッチング素子には当該相のみの単独のON期間ができるので、下アームにおいて検出できない相電流は必ず電源シャント抵抗6で検出できる。このとき、相電流検出に通電調節は不要である。
図4においては、U相の相電流がU相用シャント抵抗15により、V相の相電流がV相用シャント抵抗16によりそれぞれ検出可能であるとともに、W相の相電流が電源シャント抵抗6により検出可能である。このため、3相分の相電流を検出できる。従って、シャント抵抗数3個により、上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出でき、通電調節が不要で、2相分以上の相電流を検出できる。
また、検出する2相分の相電流は、U相、V相に定まっているので、従来の図9に示すU相、V相の相電流を検出する直接検出方式からの変更が、電流検出以外は制御ソフトを共用できるので容易である。シャント抵抗の個数は下アームシャント抵抗2個と電源シャント抵抗1個の合計3個であり、従来のシャント方式2と変わらないので、部品点数の増加、形状の大型化を防止できる。電源シャント抵抗6には電源から供給される直流電流が流れるため、従来のシャント方式2と比べ、電力算出が容易である。また、最大電流検出に基く上アーム及び下アームスイッチング素子の保護が可能になる。
更に、図17の3相100%変調の位相60度と図23の3相100%変調の位相60度とを比較すると、電源シャント抵抗6でU相とV相の相電流を検出できるとともに、U相用シャント抵抗15でU相の相電流を、V相用シャント抵抗16でV相の相電流を検出できることがわかる。これにより、下アームシャント抵抗による検出電流値と電源シャント抵抗6による検出電流値とを比較することにより、シャント抵抗を含めた電流検出回路の診断を行うことができる。
図6に、上記の電流検出方法に基いた電流検出手順のフローチャートを示す。
ステップ10において、U相用シャント抵抗15によりU相の相電流を検出する。検出できればステップ20へ移る。検出できなければ、ステップ11へ移り、電源シャント抵抗6によりU相の相電流を検出して、ステップ20へ移る。
ステップ20において、V相用シャント抵抗16によりV相の相電流を検出する。検出できればステップ30へ移る。検出できなければ、ステップ21へ移り、電源シャント抵抗6によりV相の相電流を検出して、ステップ30へ移る。
ステップ30において、上記検出されたU相の相電流とV相の相電流からW相の相電流を演算する(固定子巻線4の中性点において、キルヒホッフの電流の法則を適用する)。
これらの検出された電流値に基づき、モータ11を構成する磁石回転子5の誘起電圧を演算し、その位置検出を行う。
上記の如く単純明快なフローで電流検出を行うことができる(従来のシャント方式1、シャント方式2では、位相により検出する相電流を変更しなければならない)。
尚、上記フローチャートにおいて、相電流の検出順序等これに限らない。相電流検出のタイミングもキャリア周期の前半、後半いずれでも良い。また、下アームシャント抵抗は2個必要であるが、U相用シャント抵抗15(U相)とV相用シャント抵抗16(V相)、V相用シャント抵抗16(V相)とW相用シャント抵抗17(W相)、W相用シャント抵抗17(W相)とU相用シャント抵抗15(U相)のいずれの組合せでも良い。更に図1において、シャント抵抗15(U相)、シャント抵抗16(V相)は必要不可欠であるが、シャント抵抗17(W相)が設けてあっても、差し支えない。
ここで、別の従来の方式である直接検知方式に対する本発明の効果についても述べておく。図9において、直接検出方式では、電流センサ8,9の設けられていない相の最大電流は直接検出できない。また、短絡電流を検出する方法はない。ホール素子を用いた電流センサ8,9は、小型化が困難であり、インバータ装置20を小型化する際に、プリント基板上での配置に制約がかかり、配置自由度が求められる。
これらの課題は、本発明を適用することで解消できる。即ち、最大電流、短絡電流は、図1の電源シャント抵抗6により直接検出できる。そして、電流センサは、下アーム3相の内いずれか2相の箇所に配置でき、配置自由度が向上する。下アームスイッチング素子X,Y,Zに流れる電流が検出できれば良いので、下アームスイッチング素子X,Y,Zの下側でも上側でも配置できる。更には、3相変調においては、上アームにおいて、キャリア周期中央で少なくとも2相の電流は検出でき、検出できない相の電流は、電源シャント抵抗6により検出できる。そのため、上アームにおいても、3相の内いずれか2相の箇所に配置すれば、当該2相の相電流を検出できる。下アームと同様に、上アームスイッチング素子U,V,Wの下側でも上側でも良い。従って、プリント基板上での電流センサの配置自由度が向上し、インバータ装置23の小型化に寄与することができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1とは逆に、相電流検出の主体を電源シャント抵抗6として、下アームU相用シャント抵抗15、下アームV相用シャント抵抗16にて補助的に相電流を検出することもできる。この方法について、以下説明する。回路図は、実施の形態1と同じ図1である。
図2の上アームにおいては、スイッチング素子Uに1相のみ単独のON期間があるので、U相の相電流が電源シャント抵抗6により検出可能である。下アームにおいて、スイッチング素子YにON期間があるので、V相の相電流がV相用シャント抵抗16により検出可能である。このため、通電調節なしで、U相、V相2相分の相電流を検出できる。
図3の上アームにおいては、スイッチング素子Vに1相のみ単独のON期間があるので、V相の相電流が電源シャント抵抗6により検出可能である。下アームにおいて、スイッチング素子XにON期間があるので、U相の相電流がU相用シャント抵抗15により検出可能である。このため、通電調節なしで、U相、V相2相分の相電流を検出できる。
図4の上アームにおいては、U相、V相ともに検出できない。下アームにおいて、スイッチング素子Xとスイッチング素子YにON期間があるので、U相の相電流がU相用シャント抵抗15により、V相の相電流がV相用シャント抵抗16によりそれぞれ検出可能である。このため、通電調節なしで、U相、V相2相分の相電流を検出できる。
図5の上アームにおいては、スイッチング素子Uに1相のみ単独のON期間があるので、U相の相電流が電源シャント抵抗6により検出可能である。下アームにおいて、スイッチング素子YにON期間があるので、V相の相電流がV相用シャント抵抗16により検出可能である。このため、通電調節なしで、U相、V相2相分の相電流を検出できる。
通常電源シャント抵抗6では2相分の相電流を検出できる。位相により電源シャント抵抗6にて1相分の相電流しか検出できない場合が2種類ある。1つは、上アームスイッチング素子1つが単独ONの場合であり、この場合、他の2相の下アームスイッチング素子がONとなるので、他の2相の相電流を下アームシャント抵抗により検出できる。他の1つは、上アームスイッチング素子2つ(電源シャント抵抗6にて検出できる相電流の当該相以外の2つ)がONの場合であり(図17位相30度など)、この場合、この2相の下アームスイッチング素子にもON期間があるので、他の2相の相電流を下アームシャント抵抗により検出できる。
これにより、電源シャント抵抗6で検出できる1相分の相電流が、U相もしくはV相の場合、下アームシャント抵抗によりV相もしくはU相が検出できる。また、電源シャント抵抗6で検出できる1相分の相電流が、W相の場合、下アームシャント抵抗によりU相とV相が検出できる。このとき、相電流検出に通電調節は不要である。
図4においては、U相の相電流がU相用シャント抵抗15により、V相の相電流がV相用シャント抵抗16によりそれぞれ検出可能であるとともに、W相の相電流が電源シャント抵抗6により検出可能である。このため、3相分の相電流を検出できる。従って、シャント抵抗数3個により、上アーム及び下アーム双方のスイッチング素子の最大電流を検出でき、通電調節が不要で、2相分以上の相電流を検出できる。
図7に、上記の電流検出方法に基づいた電流検出手順のフローチャートを示す。
ステップ100において、電源シャント抵抗6によりU相の相電流を検出する。検出で
きればステップ200へ移る。検出できなければ、ステップ110へ移り、U相用シャント抵抗15によりU相の相電流を検出して、ステップ200へ移る。
ステップ200において、電源シャント抵抗6によりV相の相電流を検出する。検出できればステップ300へ移る。検出できなければ、ステップ210へ移り、V相用シャント抵抗16によりV相の相電流を検出して、ステップ300へ移る。
ステップ300において、上記検出されたU相の相電流とV相の相電流からW相の相電流を演算する(固定子巻線4の中性点において、キルヒホッフの電流の法則を適用する)。
これらの検出された電流値に基づき、モータ11を構成する磁石回転子5の誘起電圧を演算し、その位置検出を行う。
上記の如く単純明快なフローで電流検出を行うことができる(従来のシャント方式1、シャント方式2では、位相により検出する相電流を変更しなければならない)。
尚、上記フローチャートにおいて、相電流の検出順序等これに限らない。相電流検出のタイミングもキャリア周期の前半、後半いずれでも良い。
(実施の形態3)
図8(a)は本発明のインバータ装置を電動圧縮機に一体的に設けた側面図で、電動圧縮機40の右側にインバータ装置23を密着させて取り付けた状態を示し、図8(b)は図8(a)の電動圧縮機を自動車の空気調和機に適用した模式図である。
自動車41の空気調和機は、電動圧縮機40と室外熱交換器42が車体の全部に配置され、車室内では送風機43により室内熱交換器44を通して空気調和が行われ、エアコンコントローラ45により制御される。電動圧縮機40は、金属製筐体32の中に圧縮機構部28、モータ11等が設置されている。電動圧縮機40により循環される冷媒は吸入口33から吸入され、圧縮機構部28(この例ではスクロール)がモータ11で駆動されることにより圧縮される。この圧縮された冷媒は、モータ11のある空間を通過する際にモータ11を冷却し、吐出口34より吐出される。
インバータ装置23は、ケース30を使用して電動圧縮機40に取り付けられている。発熱源となるインバータ回路部10は、低圧配管38を介して低圧冷媒で冷却される。電動圧縮機40の内部でモータ11の巻き線に接続されているターミナル39は、インバータ回路部10の出力部に接続される。保持部35でインバータ装置23に固定される接続線36には、バッテリー1への電源線と回転数信号を送信するエアコンコントローラ45との信号線がある。
このようなインバータ装置一体型電動圧縮機は、空気調和機の小型化において、インバータ装置の搭載スペースの効率化ができる。特に、車両への搭載においては、インバータ装置23が小さいこと、振動に強いことが必要になるので、本発明のシャント抵抗により電流検出する本インバータ装置は好適である。
尚、上記各実施の形態において、直流電源をバッテリーとしたが、これに限るものではなく、商用交流電源を整流した直流電源でもよい。モータ11をセンサレスDCブラシレスモータとしたが、リラクタンスモータ、誘導モータ等にも適用できる。また、3相の場合を例に挙げたが、多相においても適用できる。
以上のように、本発明にかかるインバータ装置は、小型で耐振性高く相電流、相電流の最大値、直流電流の検出ができるので、各種民生用製品、各種産業用機器に適用できる。負荷としてモータ以外の交流機器にも適用可能である。
本発明の実施の形態に係るインバータ装置とその周辺の電気回路図 3相100%変調の位相90度における電流検出の説明図 3相100%変調の位相210度における電流検出の説明図 3相100%変調の位相330度における電流検出の説明図 2相100%変調の位相120度における電流検出の説明図 本発明の実施の形態1に係る電流検出手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る電流検出手順を示すフローチャート (a)本発明の実施の形態3に係るインバータ装置一体型電動圧縮機の断面図、(b)同インバータ装置一体型電動圧縮機を自動車の空気調和機に適用した模式図 相電流を直接検出するインバータ装置とその周辺の電気回路図 電源ラインのシャント抵抗で相電流を検出するインバータ装置とその周辺の電気回路図 3相100%変調における各相波形の変調を示す特性図 3相変調のタイミングチャート 期間(a)における電流経路を示す電気回路図 期間(b)における電流経路を示す電気回路図 期間(c)における電流経路を示す電気回路図 期間(d)における電流経路を示す電気回路図 3相100%変調の位相30度〜90度における上アームのON期間、通電期間、循環期間を示す特性図 3相100%変調の位相150度〜210度における上アームのON期間、通電期間、循環期間を示す特性図 3相100%変調の位相270度〜330度における上アームのON期間、通電期間、循環期間を示す特性図 2相100%変調における各相波形の変調を示す特性図 2相100%変調の位相90度〜150度における上アームのON期間、通電期間、循環期間を示す特性図 下アームとアース間のシャント抵抗3個により相電流を検出するインバータ装置とその周辺の電気回路図 3相100%変調の位相30度〜90度における下アームのON期間、上循環期間、下循環期間を示す特性図 3相100%変調の位相150度〜210度における下アームのON期間、上循環期間、下循環期間を示す特性図 3相100%変調の位相270度〜330度における下アームのON期間、上循環期間、下循環期間を示す特性図 2相100%変調の位相90度〜150度における下アームのON期間、上循環期間、下循環期間を示す特性図
符号の説明
1 バッテリー
2 スイッチング素子
3 ダイオード
4 固定子巻線
5 磁石回転子
6 電源シャント抵抗
10 インバータ回路
11 センサレスDCブラシレスモータ
14 制御回路
15 U相用下アームシャント抵抗
16 V相用下アームシャント抵抗
23 インバータ装置
40 電動圧縮機
U,V,W 上スイッチング素子
X,Y,Z 下スイッチング素子

Claims (6)

  1. 直流電源のプラス側に接続される上アームスイッチング素子と前記直流電源のマイナス側に接続される下アームスイッチング素子を3相備え、前記直流電源の直流電圧をPWM変調にてスイッチングすることにより正弦波状の3相交流電流を出力するインバータ回路と、前記直流電源と前記インバータ装置間の電流を検出する電源シャント抵抗と、前記下アームスイッチング素子と前記直流電源のマイナス側との間に当該相の相電流を検出する下アームシャント抵抗2相分と、前記スイッチングを補正することなく、前記電源シャント抵抗及び前記下アームシャント抵抗により、少なくとも2相分の相電流を検出する制御回路とを備えたインバータ装置。
  2. 前記下アームシャント抵抗により検出できない当該相の相電流は、前記電源シャント抵抗により検出する請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記電源シャント抵抗により検出できない相電流は、前記下アームシャント抵抗により検出する請求項1に記載のインバータ装置。
  4. 前記正弦波状の3相交流電流はセンサレスDCブラシレスモータへ出力され、検出される相電流に基づいて、前記センサレスDCブラシレスモータのロータの位置検出を行う請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のインバータ装置。
  5. 前記センサレスDCブラシレスモータを駆動源とする電動圧縮機に搭載される請求項4に記載のインバータ装置。
  6. 車両に搭載される請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載のインバータ装置。

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