JP3242824U - 四角形のマスキングテープ - Google Patents
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Abstract
【課題】高度な技能を要することなく、容易かつ効率的に平面上の角部を養生するためのマスキングテープを提供する。【解決手段】平面状基材の一方の面に易剥離性粘着剤層を有し、前記平面状基材の形状が四角形であり、前記四角形の各辺の長さが12mm以上である、マスキングテープを提供する。このマスキングテープを使用することによって、塗装、コーキング、シーリング等の前に養生を行う際に、角部でマスキングテープを折り返す必要がなくなる。そのため、高度な技能を要することなく、容易かつ効率的に養生を行うことができる。【選択図】図1
Description
本考案は、塗装、コーキング、シーリング等の際に使用される、マスキングテープに関する。
塗装、コーキング、シーリング等の際には、塗料やパテが施工対象の塗布領域外に付着しないように、非塗布領域を保護するための養生が行われる。この際に保護材として使用されるテープは、マスキングテープなどと呼ばれる。マスキングテープは、意図される用途に応じて、手で容易に切断できること、施工対象から容易に剥離できること、剥離後の施工対象に粘着剤が残らないこと、塗料等が浸透しないことなどの特徴のいくつかを有する。
マスキングテープによって養生を行う際には、塗布領域と非塗布領域との境界線に沿って、マスキングテープを正確な位置に付着させる必要がある。マスキングテープは一般に、帯状の長方形が、紙管等の巻き芯に巻きつけられた状態で販売されている。そのため、直線に沿ってマスキングテープを貼付するのは、比較的容易である。
しかし、四角形の物品の輪郭に沿って、2つの直線が交差してなす角の部分を養生する際には、マスキングテープを折り返しながら貼付するなどの処理を要する。したがって、直線部よりも高度な技能を要する。この処理が適切に行われなければ、塗料やパテが非塗布領域に付着し、審美性を損なうことになる。
マスキングテープを折り返して角部に沿わせる際に、適切な角度で折り返す処理は、初心者には困難である。そのため、審美性や作業性が低下する原因になりうる。マスキングテープを角部で切断し、2回に分けて貼付する場合であっても、切断部の形状が保護領域の形状となるため、丁寧な作業を要し、効率低下の原因となりうる。
特許文献1には、巻き芯の外周面に、粘着面が外側を向くようにテープが巻回されるとともに、前記巻き芯の外周面が、前記テープの幅方向の中央部において、前記巻き芯の径方向に最も突出した山型形状に形成されていることを特徴とするコーナー部用粘着テープが開示されている。しかしながら、この形状は、2つの平面の境界線周辺を覆うように、2つの平面にまたがって粘着テープを貼付することを意図したものである。そのため、単一平面上の角部を養生することを意図した、本考案のマスキングテープとは異なる。
本考案は、高度な技能を要することなく、容易かつ効率的に平面上の角部を養生するためのマスキングテープを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案は、平面状基材の一方の面に易剥離性粘着剤層を有し、前記平面状基材の形状が四角形であり、前記四角形の各辺の長さが12mm以上である、マスキングテープを提供する。
本考案によるマスキングテープを使用することによって、塗装、コーキング、シーリング等の前に養生を行う際に、角部でマスキングテープを折り返す必要がなくなる。そのため、高度な技能を要することなく、容易かつ効率的に養生を行うことができる。
本考案によるマスキングテープの基材は、紙、布、プラスチックフィルムなど、任意の平面状材料であってよい。ただし、貼付を容易にするための可撓性を有し、被着面から剥離する際に破れない程度の引張強さ、塗料、コーキング剤、シーラント等の浸透を防止するための非浸透性を有することが好ましい。
本考案によるマスキングテープの易剥離性粘着剤層は、平面状基材の一方の面に、易剥離性粘着剤を塗布することによって、形成することができる。易剥離性粘着剤とは、剥離時に熱や薬剤等による処理を行うことなく、手で容易に剥離することが可能な粘着剤を指す。このような粘着剤には、剥離した後に粘着剤が被着面に残らないことが求められる。すなわち、粘着剤と基材との間の粘着力が、粘着剤と被着面との間の粘着力よりも強く、かつ剥離時に粘着剤が一体性を損なわない程度の凝集性を有することが要求される。このような粘着剤は、一般に市販されている。
本考案によるマスキングテープの基材の形状は、四角形である。より詳細には、正方形または長方形でありうる。正方形または長方形の場合、敷き詰め可能な図形であるため、基材原料を無駄なく利用することができる。ただし、四角形の隅は、直角に代表される角であってもよく、所望により角を丸めた形状であってよい。
本考案によるマスキングテープの各辺は、12mm以上の長さを有する。これは、市販されている養生用のマスキングテープの幅が、細型の製品では9mm程度であり、その幅を上回ることが意図されている。したがって、マスキングテープの各辺の長さは、例えば、20mm、30mm、50mm等であってもよい。マスキングテープが、養生を要する領域の幅よりも若干大きい寸法であることによって、養生を要する領域から遠位にある箇所を、折り返して貼付することができる。これによって、マスキングテープを剥離する作業をより容易に行うことができる。
本考案によるマスキングテープは、任意の色を有しうる。好ましくは、剥離していないことに作業者が気づきやすいように、目立つ色、例えば、青色、緑色、橙色などでありうる。さらに、作業者が施工した時間などのメモを記入するために、フェルトペン、ボールペンなどで記入可能な材料で製造されてもよく、または記入可能な部分を備えてもよい。
なお、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本考案の範囲から排除するものではない。
Claims (1)
- 平面状基材の一方の面に易剥離性粘着剤層を有し、前記平面状基材の形状が四角形であり、前記四角形の各辺の長さが12mm以上である、マスキングテープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001680U JP3242824U (ja) | 2023-05-17 | 2023-05-17 | 四角形のマスキングテープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001680U JP3242824U (ja) | 2023-05-17 | 2023-05-17 | 四角形のマスキングテープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3242824U true JP3242824U (ja) | 2023-07-13 |
Family
ID=87071125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023001680U Active JP3242824U (ja) | 2023-05-17 | 2023-05-17 | 四角形のマスキングテープ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3242824U (ja) |
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2023
- 2023-05-17 JP JP2023001680U patent/JP3242824U/ja active Active
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