JP3242800B2 - 反射鏡 - Google Patents

反射鏡

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JP3242800B2
JP3242800B2 JP28456894A JP28456894A JP3242800B2 JP 3242800 B2 JP3242800 B2 JP 3242800B2 JP 28456894 A JP28456894 A JP 28456894A JP 28456894 A JP28456894 A JP 28456894A JP 3242800 B2 JP3242800 B2 JP 3242800B2
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誠吾 滝浪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な反射鏡に関する。
詳しくは、例えば、前面開口が矩形であって光軸方向か
ら見て光源の位置、即ち、光軸と開口面との交点が該開
口面の中心と一致しない反射鏡のように、反射面の形状
により一の隅部を含む回転放物面だけでは他の隅部を含
めることができるとは限らない反射鏡において、その薄
型化及び有効反射面の拡大による光量増大を図ることが
できる新規な反射鏡を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のテールランプのよう
に、車体への取付の関係、灯具の薄型化やデザイン上の
要請等から、前面開口が矩形であって光軸方向から見て
光軸と開口面との交点が該開口面の中心と一致しない反
射鏡がある。
【0003】図5はこのような従来の反射鏡aの一例の
概略を示すものである。
【0004】反射鏡aはその開口面bが略矩形をしてお
り、反射鏡aの反射面cの大部分は回転放物面となって
いる。
【0005】dは反射鏡aの焦点fに配設されたバルブ
であり、該バルブdから出射され上記反射面cで反射さ
れた光束は光軸x−xと平行となる。
【0006】開口面bは反射鏡aの光軸x−xに対して
直交しており、反射鏡aの光軸x−xは前面開口bの中
心よりも左斜め下方に寄った位置に位置されている。
【0007】このように反射鏡aの光軸x−xが開口面
bの中心からずれた位置に形成されているのは、反射鏡
aに取着されるバルブdの口金やソケット等が反射鏡a
の後方へ突出するため、車体との取付の関係で、反射鏡
aの開口面bの中心にバルブdを配置できない場合など
の理由による。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
反射鏡aにあっては、一の隅部(左下の隅部)eを含む
回転放物面のうちできるだけ焦点距離が短いものgを選
択すると(反射鏡の薄型のためには焦点距離が短い方が
有利なため)、他の隅部(左上、右上、右下の各隅部)
e、e、eを上記回転放物面g内に含めることができ
ず、正面から見てこれら隅部(左上、右上、右下の各隅
部)e、e、eが暗部となってしまうという問題が生じ
る(図6参照)。
【0009】図6は反射鏡aと回転放物面gとの位置関
係を正面から見た概略図であり、図において、最も小さ
い円で囲まれた部分が上記回転放物面gで左下の隅部e
を含めることができる回転放物面のうち焦点距離が最も
短いものである。
【0010】かかる回転放物面gからはみ出た部分(左
上、右上、右下の各隅部e、e、eを含む部分)は焦点
fから出射した光束が平行光とはならず、従って、これ
ら隅部e、e、eは暗部となっていた。
【0011】そこで、すべての隅部e、e、・・・が暗
部にならないようにするには、すべての隅部e、e、・
・・が回転放物面内に含まれるようにする必要があり、
このようにすると、その回転放物面は上記右上の隅部e
を含める回転放物面hでなければならず、かかる回転放
物面hの焦点距離は上記回転放物面gの焦点距離よりも
長いため、反射鏡aの奥行が大きくなってしまい、反射
鏡aの薄型化に反するという問題がある(図7参照)。
【0012】即ち、図6において、大きい方の円で囲ま
れた部分がすべての隅部e、e、・・・を回転放物面に
含めることができる回転放物面hであり、かかる回転放
物面hによれば、図7に示すように、焦点距離が短い回
転放物面gと焦点f位置を同じにした場合、これに比べ
て後方への突出量が大きくなってしまっていた。
【0013】また、このような問題は、複数の隅部を有
し開口面が光軸に対して傾斜した反射鏡においても生ず
る。
【0014】図8はこのような反射鏡iの水平断面図で
ある。
【0015】反射鏡iはその開口面jが光軸x−xに対
して傾斜し、光軸方向から見た開口面jの略中心に光軸
x−xが位置されている。
【0016】このような反射鏡iにあっても、開口面j
の右端縁kを含む回転放物面のうち最も焦点距離が短い
ものlで反射面を形成すると、開口面jの左端縁mは回
転放物面lに含まれず、従って、開口面jの左端部mは
暗部となってしまう。
【0017】そこで、開口面jの左端縁mを含むような
回転放物面nにすると、かかる回転放物面nの焦点距離
は上記回転放物面lの焦点距離よりも長いため、反射鏡
iの奥行が大きくなってしまい、反射鏡iの薄型化に反
するという問題が生じる(図8参照)。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明反射鏡
は、上記した課題を解決するために、反射面を光軸と開
口面との交点から放射方向へ延びる段差部により分割さ
れた焦点距離が異なる複数の回転放物面で構成し、各反
射面の焦点及び光軸を略一致させ、各隅部がいずれかの
回転放物面内に又は近傍に位置されるようにすると共に
各回転放物面を焦点距離ができるだけ短いものによって
構成したものである。
【0019】
【作用】従って、本発明反射鏡によれば、各隅部におい
て複数の回転放物面のうち焦点距離ができるだけ短い反
射面を選択して、各隅部がいずれも回転放物面内に又は
近傍に位置されるようにしたので、最も焦点距離が短い
回転放物面で構成された反射鏡の部分においては反射鏡
の奥行を小さくすることができ、反射鏡の薄型化を図る
ことができ、また、すべての隅部がいずれも回転放物面
内に又は近傍に位置されるため、暗部となってしまう隅
部がなく、反射鏡全体として、薄型化及び有効反射面の
拡大による光量増大を図ることができる。また、反射面
を光軸と開口面との交点から放射方向へ延びる段差部に
より分割したので、段差部によって暗部が生じることも
ない。
【0020】
【実施例】以下に、本発明反射鏡の詳細を自動車用のテ
ールランプに適用した実施の一例を図1乃至図4に従っ
て説明する。
【0021】尚、テールランプについての前後方向は自
動車に取り付けられたときに光が照射される方向、即
ち、自動車の後方を前方とし、自動車の前方を後方とす
る。
【0022】1は自動車の車体2の後部右角部に設けら
れたテールランプであり、該テールランプ1は前面開口
が前方から見て略台形状をした略椀状のランプボディ3
と該ランプボディ3の前面開口を覆うように配設された
前面レンズ4と上記ランプボディ3の所定の位置に配置
されたバルブ5等から成る。
【0023】ランプボディ3は略回転放物面状をした主
部6と該主部6の開口縁部に略前方に向かって一体的に
突設された平面状の棚部7、7、・・・等から成り、ラ
ンプボディ3の前面開口は右方に行くに従い後方に変位
するように形成され、また、これら主部6と棚部7、
7、・・・の内面にはアルミ蒸着等により反射面が形成
されており、これにより、ランプボディ3は反射鏡とし
て機能する。
【0024】主部6は段差部により暗部ができることが
ないように正面から見て主部6と光軸X−Xとの交点か
ら放射方向へ延びる3つの段差部8、8、8により分割
され、第1の反射面9aは光軸方向から見て光軸X−X
との交点から略下方へ延びる第1の段差部8aと該第1
の段差部8aから時計回り方向に中心角で略220度ま
での範囲で形成され、第2の反射面9bは上記第1の反
射面9aの時計回り方向側の端部(第2の段差部8b)
から時計回り方向に中心角で略70度までの範囲で形成
され、また、第3の反射面9cは上記第2の反射面9b
の時計回り方向側の端部(第3の段差部8c)から時計
回り方向に中心角で略70度までの範囲(第1の段差部
8aと第3の段差部8cとの間の領域)で形成されてい
る。
【0025】これら反射面9a、9b、9cが段差部8
a、8b、8cにより区分けされているのは、各反射面
9a、9b、9cがそれぞれ焦点距離を異にし、かつ、
それぞれの焦点F及び光軸X−Xが一致するように形成
されているためである。
【0026】また、第1の反射面9aは焦点距離がFa
=25mm、第2の反射面9bは焦点距離がFb=30
mm、第3の反射面9cは焦点距離がFc=34mmに
なっており、反射面9の隅部10、10、・・・のうち
左下及び左上の各隅部10ld、10luは第1の反射
面9a、即ち、Fa=25mmの焦点距離の回転放物面
に含まれ、右上の隅部10ruは第2の反射面9b、即
ち、Fb=30mmの焦点距離の回転放物面に含まれ、
右下の隅部10rdは第3の反射面9c、即ち、Fc=
34mmの焦点距離の回転放物面に含まれる。
【0027】上記棚部7、7、・・・のうち、上棚部7
uは前斜め下方を向く向きで形成されており、他の棚部
7l、7d、7rは光軸X−Xと略平行に形成されてい
る。
【0028】11、11、・・・は上記上棚部7uに前
後方向に延びるように多数形成された比較的細かい突条
であり、上棚部7uに入射した光束は前斜め上方へ反射
されると共に、突条11、11、・・・により左右方向
に拡散されるようになっている。
【0029】12はランプボディ3の主部6の中央部よ
り下方で稍右側に寄った位置に形成されバルブ取付孔で
あり、該バルブ取付孔12はその軸心が上斜め前方であ
って稍左方を向くように形成されており、該バルブ取付
孔12に取着されたバルブ5のフィラメントの中心が各
反射面9a、9b、9cの上記焦点Fに一致するように
なっている。
【0030】このようにバルブ5が反射面9の光軸X−
Xに対して傾斜して取り付けられているのは、ランプボ
ディ3とこれが取り付けられる車体2との間の間隔が狭
く、ランプボディ3の後方にバルブ5の口金部又はソケ
ット等を大きく突出させることができないためである。
【0031】しかして、バルブ5が点灯されると、反射
面9a、9b、9cに入射した光束は光軸X−Xに平行
な平行光となって前方へ反射され、前面レンズ4により
所定の方向に制御又は拡散され所望の配光を得るように
なっている。
【0032】そして、ランプボディ3の隅部10ld、
10lu、10ru、10rdはいずれも回転放物面で
ある反射面9a、9b、9cに含まれているため、これ
ら隅部10、10、・・・に入射した光束も光軸X−X
に対して平行な平行光となり、テールランプ1を正面か
ら見てこれら隔部10ld、10lu、10ru、10
rdが暗部となることはない。
【0033】しかも、反射面8を3つに分割し、分割さ
れた各反射面9a、9b、9cの焦点距離を異ならせた
ので、焦点距離の長い回転放物面のみで形成した反射鏡
に比較して、ランプボディ3の容積は小さく、その分、
ランプボディ3の後方へ突出する部分が少なくなってい
る。
【0034】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明反射鏡は、複数の隅部を有する異形タイプの
反射鏡であって、反射面は光軸と開口面との交点から放
射方向へ延びる段差部により分割された焦点距離が異な
複数の回転放物面で形成され、各反射面の焦点及び光
軸を略一致させ、各隅部がいずれかの回転放物面内に又
は近傍に位置されると共に各回転放物面は焦点距離がで
きるだけ短いものによって構成されたことを特徴とす
る。
【0035】従って、本発明反射鏡によれば、各隅部に
おいて複数の回転放物面のうち焦点距離ができるだけ短
い反射面を選択して、各隅部がいずれも回転放物面内に
又は近傍に位置されるようにしたので、最も焦点距離が
短い回転放物面で構成された反射鏡の部分においては反
射鏡の奥行を小さくすることができ、反射鏡の薄型化を
図ることができ、また、すべての隅部がいずれも回転放
物面内に又は近傍に位置されるため、暗部となってしま
う隅部がなく、反射鏡全体として、薄型化及び有効反射
面の拡大による光量増大を図ることができる。また、反
射面を光軸と開口面との交点から放射方向へ延びる段差
部により分割したので、段差部によって暗部が生じるこ
ともない。
【0036】尚、上記実施例においては、本発明反射鏡
を自動車用のテールランプに適用したものを示したが、
本発明の適用範囲がこれに限られるものではなく、ヘッ
ドランプ、ブレーキランプ、バックランプなどの反射鏡
に適用することができるのは勿論である。
【0037】この他、上記実施例に示したランプボデ
ィ、レンズその他各部の構造ないし形状等は本発明を実
施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに
過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4と共に本発明反射鏡を自動車用の
テールランプに適用した実施の一例を示すものであり、
本図は正面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿う断面図であ
る。
【図3】図1におけるIII−III線に沿う断面図で
ある。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿う断面図であ
る。
【図5】図6乃至図7と共に従来の反射鏡の一例を示す
もので、本図は概略斜視図である。
【図6】開口面と回転放物面との位置関係を概略的に示
す正面図である。
【図7】開口面と回転放物面との位置関係を概略的に示
す水平断面図である。
【図8】従来の反射鏡の別の例を示すもので、開口面と
回転放物面との位置関係を概略的に示す水平断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ランプボディ(反射鏡)8 段差部 8a 第1の段差部(段差部) 8b 第2の段差部(段差部) 8c 第3の段差部(段差部) 9 反射面 9a 回転放物面 9b 回転放物面 9c 回転放物面 10 隅部 10ld 左下隅部 10lu 左上隅部 10ru 右上隅部 10rd 右下隅部 F 焦点 X−X 光軸

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の隅部を有する異形タイプの反射鏡
    であって、反射面は光軸と開口面との交点から放射方向
    へ延びる段差部により分割された焦点距離が異なる複数
    の回転放物面で形成され、各反射面の焦点及び光軸を略
    一致させ、各隅部がいずれかの回転放物面内に又は近傍
    に位置されると共に各回転放物面は焦点距離ができるだ
    け短いものによって構成されたことを特徴とする反射
    鏡。
  2. 【請求項2】 光軸と開口面との交点が該開口面の中心
    からずれた位置に位置されたことを特徴とする請求項1
    に記載の反射鏡。
  3. 【請求項3】 開口面が光軸に対して傾斜したことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射鏡。
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