JP2000331513A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2000331513A
JP2000331513A JP11143288A JP14328899A JP2000331513A JP 2000331513 A JP2000331513 A JP 2000331513A JP 11143288 A JP11143288 A JP 11143288A JP 14328899 A JP14328899 A JP 14328899A JP 2000331513 A JP2000331513 A JP 2000331513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
reflecting surface
light
focal point
light source
Prior art date
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Pending
Application number
JP11143288A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiyoshi Shinozuka
徹孔 篠塚
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平行光に近い反射光が得られる。 【解決手段】 反射面100が2個の回転放物面から構
成された第1反射面101と第2反射面102とからな
り、光源バルブのフィラメント2が第1反射面101の
第1焦点F1と第2反射面102の第2焦点F2とに跨
って配置されている。この結果、フィラメント2が2個
の焦点F1、F2に跨るので、3次元のフィラメント2
と0次元の焦点F1、F2との間の誤差が、1個の焦点
のものと比較して、小さく済む。これにより、平行光に
近い反射光L2が得られることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、反射面が
回転放物面から構成されている車両用灯具に係り、特
に、反射面の焦点と光源バルブのフィラメントとの間の
誤差が小さく、平行光により近い反射光が得られる車両
用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の車両用灯具を図3を参照
して説明する。図において、1はリフレクタである。こ
のリフレクタ1は、ランプハウジング(図示せず)及び
レンズ(図示せず)により画成された灯室(図示せず)
内に配置されている。このリフレクタ1は、ランプハウ
ジングと一体のものと、ランプハウジングと別体のもの
とがある。このリフレクタ1の内面(レンズと対向する
側の面)10には、光軸Z−Zを回転軸とする回転放物
面の反射面が設けられている。この反射面10は、後述
する光源バルブのフィラメント2からの光L1を反射光
L2としてレンズ側に反射させるものである。
【0003】図において、2は光源バルブのフィラメン
トである。この光源バルブは、前記灯室内に着脱可能に
配置されている。この光源バルブのフィラメント2は、
ほぼ円筒形状をなし、前記光軸Z−Zに対してほぼ直交
する方向に配置されている。このフィラメント2のほぼ
中央は、前記回転放物面の反射面10の焦点Fに位置す
る。
【0004】そして、光源バルブのフィラメント2を点
灯すると、図3に示すように、このフィラメント2から
の光L1が反射面10でレンズ側に反射され、光軸Z−
Zとほぼ平行な反射光L2がレンズを経て外部に所定の
配光パターンで照射される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用灯具は、1個の回転放物面から構成された反射
面10を使用するものであるから、反射面10の焦点F
と光源バルブのフィラメント2との間の誤差があり、平
行光に近い反射光L2が得られない等の課題がある。す
なわち、焦点Fは点の0次元であり、一方、フィラメン
ト2は円筒形状の3次元をなすものであるから、フィラ
メント2の中心を焦点Fに合わせたとしても、フィラメ
ント2の端は焦点Fから離れることとなり、このよう
に、3次元のフィラメント2と0次元の焦点Fとの間に
は誤差がある。この誤差は、反射面10の回転放物面
(その回転放物面の焦点距離)が小さくなればなる程大
きくなる。
【0006】本発明の目的は、反射面の焦点と光源バル
ブのフィラメントとの間の誤差が小さく、平行光により
近い反射光が得られる車両用灯具を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、反射面が2個の回転放物面から構成さ
れた第1反射面と第2反射面とからなり、光源バルブの
フィラメントが第1反射面の焦点と第2反射面の焦点と
に跨って配置されている、ことを特徴とする。
【0008】この結果、本発明の車両用灯具は、フィラ
メントが2個の焦点に跨るので、3次元のフィラメント
と0次元の焦点との間の誤差が、1個の焦点のものと比
較して、小さく済む。これにより、平行光に近い反射光
が得られることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具の一実
施形態を図1及び図2を参照して説明する。図中、図3
と同符号は同一のものを示す。図において、100は上
述のリフレクタ1と同様のリフレクタである。このリフ
レクタ100の内面(レンズと対向する側の面)には、
第1光軸Z1−Z1を回転軸とする第1回転放物面の第
1反射面101と、第2光軸Z2−Z2を回転軸とする
第2回転放物面の第2反射面102とが、それぞれ設け
られている。一方、光源バルブのフィラメント2は、第
1光軸Z1−Z2及び第2光軸Z2−Z2に対してほぼ
直交し、かつ、前記第1反射面101の焦点F1と前記
第2反射面102の焦点F2とに跨って配置されてい
る。この例では、第1反射面101の焦点F1と第2反
射面102の焦点F2とは、フィラメント2の両端にそ
れぞれ位置する。上述の第1反射面101と第2反射面
102とを分割する分割線3は、フィラメント2の向き
等により異なる。
【0010】この実施形態における本発明の車両用灯具
は、以上の如き構成からなるものであるから、光源バル
ブのフィラメント2を点灯すると、図1に示すように、
このフィラメント2からの光L1が第1反射面101及
び第2反射面102でレンズ側に反射され、第1光軸Z
1−Z1及び第2光軸Z2−Z2とほぼ平行な反射光L
2がレンズを経て外部に所定の配光パターンで照射され
る。このように、この実施形態における本発明の車両用
灯具は、フィラメント2が2個の焦点F1、F2に跨る
ので、3次元のフィラメント2と0次元の第1焦点F1
及び第2焦点F2との間の誤差が、1個の焦点のものと
比較して、小さく済む。これにより、平行光に近い反射
光L2が得られることとなる。平行光に近い反射光L2
が得られることにより、レンズによる配光制御が行われ
易くなり、レンズ設計が簡単となる。
【0011】図2は第1反射面及び第2反射面とフィラ
メントとの相対位置関係の変形例を示した概略図であ
る。すなわち、この変形例において、第1焦点F1と第
2焦点F2とは、フィラメント2の両端からフィラメン
ト2の長さTの4分の1(1/4)の箇所にそれぞれ位
置するものである。この変形例の場合においては、第1
焦点F1及び第2焦点F2からフィラメント2の両端及
び中心までの間の距離がほぼ等しくかつ最小となるの
で、3次元のフィラメント2と0次元の第1焦点F1及
び第2焦点F2との間の誤差がより小さくなり、平行光
により近い反射光L2が得られることとなる。
【0012】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用灯具は、フィラメントが2個の焦点に跨るので、3次
元のフィラメントと0次元の焦点との間の誤差が、1個
の焦点のものと比較して、小さく済み、これにより、平
行光に近い反射光が得られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用灯具の一実施形態を示し、第1
反射面及び第2反射面とフィラメントとの相対位置関係
を表現した概略図である。
【図2】第1反射面及び第2反射面とフィラメントとの
相対位置関係の変形例を示した概略図である。
【図3】従来の車両用灯具の反射面とフィラメントとの
相対位置関係を示した概略図である。
【符号の説明】
100…リフレクタ、101…第1反射面、102…第
2反射面、2…フィラメント、3…分割線、F1…第1
焦点、F2…第2焦点、Z1−Z1…第1光軸、Z2−
Z2…第2光軸、L1…フィラメントからの光、L2…
反射光。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジング及びレンズにより灯室
    が画成されており、前記灯室内には光源バルブ及び前記
    光源バルブのフィラメントからの光を前記レンズ側に反
    射させる反射面がそれぞれは位置されている車両用灯具
    において、 前記反射面は、2個の回転放物面から構成された第1反
    射面と第2反射面とからなり、前記光源バルブのフィラ
    メントは、前記第1反射面の焦点と前記第2反射面の焦
    点とに跨って配置されている、ことを特徴とする車両用
    灯具。
JP11143288A 1999-05-24 1999-05-24 車両用灯具 Pending JP2000331513A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105020650A (zh) * 2014-04-30 2015-11-04 王正 车灯模块
CN106152010A (zh) * 2015-04-15 2016-11-23 世正光电股份有限公司 具有切换远近灯光形的车灯装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105020650A (zh) * 2014-04-30 2015-11-04 王正 车灯模块
CN105020650B (zh) * 2014-04-30 2017-11-10 王正 车灯模块
CN106152010A (zh) * 2015-04-15 2016-11-23 世正光电股份有限公司 具有切换远近灯光形的车灯装置

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