JP2008108613A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の車両用灯具では、高精度の配光パターンが得られない。
【解決手段】この発明は、ホルダ部材16と、位置決め部の凸嵌合部20および凹嵌合部21と、を備える。ホルダ部材16は、半導体型光源4を保持して第2リフレクタ3またはヒートシンク部材8に固定する。位置決め部の凸嵌合部20および凹嵌合部21は、第2リフレクタ3とホルダ部材16とにそれぞれ設けられていて第2リフレクタ3と半導体型光源4との位置を決める。この結果、この発明は、高精度の配光パターンが得られる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光源としてたとえばLEDなどの半導体型光源を使用するプロジェクタタイプの車両用灯具に関するものである。特に、この発明は、高精度の配光パターンが得られる車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3)。以下、この車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、楕円または楕円を基本とする反射面を有するリフレクタと、発光部が前記反射面の第1焦点もしくはその近傍に位置するように配置されているLEDなどの半導体型光源と、前記リフレクタに設けられていて所定の配光パターンを所定の方向に投影する投影レンズと、を備えるものである。
以下、従来の車両用灯具の作用について説明する。LEDなどの半導体型光源を点灯発光させる。すると、LEDなどの半導体型光源からの光は、反射面で反射されて投影レンズから所定の配光パターンとして所定の方向に外部に投影(照射、出射、放射)される。
ところが、従来の車両用灯具は、LEDなどの半導体型光源をリフレクタ(引用文献1、引用文献2)またはヒートシンク部材(引用文献3)にただ単に固定するものであるから、リフレクタの反射面とLEDなどの半導体型光源との相対位置関係が精度良く位置決めされていない。このために、従来の車両用灯具は、LEDなどの半導体型光源からの光が反射面で反射されて投影レンズから外部に所定の方向に投影される所定の配光パターンの精度上において課題がある。
特開2006−107955号公報 特開2005−302328号公報 特開2004−311224号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用灯具では、高精度の配光パターンが得られないという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、半導体型光源を保持してリフレクタまたはヒートシンク部材に固定するホルダ部材と、リフレクタとホルダ部材とにそれぞれ設けられていてリフレクタと半導体型光源との位置を決める位置決め部と、を備える、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、半導体型光源を保持してリフレクタまたはヒートシンク部材に固定するホルダ部材と、リフレクタとホルダ部材とにそれぞれ設けられていてリフレクタと半導体型光源との位置を決める位置決め部と、を備え、かつ、投影レンズとその投影レンズのレンズ焦点との間に平面反射面を投影レンズのレンズ光軸に対して交差させて配置する、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)は、リフレクタのうち半導体型光源およびホルダ部材が位置する箇所には開口部が設けられており、リフレクタの開口部の縁とホルダ部材の縁との少なくともいずれか一方には位置決め部の凸形状の嵌合部が設けられていて、リフレクタの開口部の縁とホルダ部材の縁との少なくともいずれか他方には位置決め部の凹形状の嵌合部が設けられていて、凸形状の嵌合部と凹形状の嵌合部とを嵌合させることによってリフレクタと半導体型光源との位置を決める、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)は、位置決め部の凸形状の嵌合部および凹形状の嵌合部が嵌合方向に対して直交もしくはほぼ直交する方向に対向するように少なくとも2個ずつ設けられており、凹形状の嵌合部には嵌合方向の位置を決めるストッパ部が設けられている、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)は、リフレクタが、反射面が設けられている第1リフレクタと、半導体型光源がホルダ部材により固定されかつ位置決め部により位置決めされている第2リフレクタと、から構成されており、第1リフレクタと第2リフレクタとヒートシンク部材とが固定部材により同時に固定されている、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項6にかかる発明)は、半導体型光源が、ホルダ部材を介してヒートシンク部材に、半導体型光源の基板面がほぼ垂直となるように、当接されていて、ヒートシンクが垂直置きもしくはほぼ垂直置き(縦置き)に設けられている、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項7にかかる発明)は、反射面すなわち第1反射面の第2焦点もしくはその近傍と半導体型光源との間に配置されていて、半導体型光源から放射されて第1反射面で反射された反射光の一部をカットオフして残りの反射光でカットオフラインを有する所定の配光パターンを形成するシェードを備え、第1反射面の光軸に沿う平面もしくはほぼ平面をなしてシェードによりカットオフされた反射光を反射させて所定の補助配光パターンに形成する第2反射面を、シェードに設ける、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、リフレクタの位置決め部とホルダ部材の位置決め部により、ホルダ部材を介してリフレクタまたはヒートシンク部材に固定されている半導体型光源とリフレクタの反射面との相対位置関係を高精度に位置決めすることができる。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、半導体型光源からの光が反射面で反射されて投影レンズから外部に所定の方向に投影される所定の配光パターンであって、高精度の配光パターンが得られる。この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、高精度の配光パターンが得られることにより、交通安全に貢献することができる。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、前記の課題を解決するための手段により、前記の請求項1にかかる発明の車両用灯具と同様に、高精度の配光パターンが得られる。しかも、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、投影レンズとその投影レンズのレンズ焦点との間に平面反射面を投影レンズのレンズ光軸に対して交差させて配置するものである。この結果、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、投影レンズのレンズ焦点が平面反射面によりその平面反射面に対して対称である位置に擬似レンズ焦点として存在し、その擬似レンズ焦点が楕円または楕円を基本とする反射面の第2焦点もしくはその近傍に位置し、また、水平もしくはほぼ水平な投影レンズのレンズ光軸が平面反射面によりレンズ光軸に対して直交する擬似レンズ光軸として存在し、その擬似レンズ光軸が反射面の光軸に一致もしくはほぼ一致する。これにより、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、投影レンズと平面反射面とを水平方向に配置し、かつ、その投影レンズおよび平面反射面とリフレクタおよび半導体型光源およびシェードとを垂直方向に配置することができる。したがって、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、水平方向の奥行き寸法を小さくすることができ、水平方向の奥行き寸法を小さくするというニーズに対応することができる。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具は、リフレクタの開口部の縁とホルダ部材の縁との少なくともいずれか一方に設けられている凸形状の嵌合部と他方に設けられている凹形状の嵌合部とから位置決め部が構成されているので、簡単な構造の凸形状の嵌合部と凹形状の嵌合部とを嵌合させることにより、半導体型光源とリフレクタの反射面との相対位置関係を高精度に位置決めすることができ、高精度の配光パターンが得られる。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用灯具は、前記の課題を解決するための手段により、少なくとも2個の凸形状の嵌合部と凹形状の嵌合部とをそれぞれ嵌合すると、少なくとも2個の凸形状の嵌合部および凹形状の嵌合部の対向する方向と、その対向方向に対して交差する方向と、嵌合方向との3方向の位置決めをすることができる。これにより、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用灯具は、半導体型光源とリフレクタの反射面との相対位置関係をさらに高精度に位置決めすることができ、高精度の配光パターンが得られる。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)の車両用灯具は、前記の課題を解決するための手段により、半導体型光源とリフレクタの反射面との相対位置関係を高精度に位置決めすることができ、高精度の配光パターンが得られ、しかも、第1リフレクタと第2リフレクタとヒートシンク部材との複数の部品を固定部材により同時に固定することができるので、組付作業性が向上される。
さらにまた、この発明(請求項6にかかる発明)の車両用灯具は、半導体型光源がホルダ部材を介してヒートシンク部材に、半導体型光源の基板面が垂直もしくはほぼ垂直となるように、当接されていて、そのヒートシンク部材が縦置きに設けられている。この結果、この発明(請求項6にかかる発明)の車両用灯具は、半導体型光源とヒートシンク部材とが水平に配置されるので、半導体型光源において発生した熱を縦置きのヒートシンク部材を介して効率よく発散させることができる。しかも、この発明(請求項6にかかる発明)の車両用灯具は、リフレクタおよび半導体型光源および投影レンズおよび平面反射面側とヒートシンク部材側とを水平に配置することができるので、ヒートシンク部材の上方を外気に開放させることができる。これにより、この発明(請求項6にかかる発明)の車両用灯具は、半導体型光源の熱をさらに効率よく外気に発散させることができる。
さらにまた、この発明(請求項7にかかる発明)の車両用灯具は、反射面すなわち第1反射面の第2焦点もしくはその近傍と半導体型光源との間に配置されているシェードにより、半導体型光源から放射されて第1反射面で反射された反射光の一部をカットオフして残りの反射光でカットオフラインを有する所定の配光パターンを形成することができる。しかも、この発明(請求項7にかかる発明)の車両用灯具は、シェードに設けられていて第1反射面の光軸に沿う平面もしくはほぼ平面をなす第2反射面により、シェードでカットオフされた反射光を反射させて所定の補助配光パターンに形成することができるので、半導体型光源からの光を有効に利用することができる。
以下に、この発明にかかる車両用灯具の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。なお、この明細書中「前、後、上、下、左、右」は、車両用灯具を車両に装備した際の車両の「前、後、上、下、左、右」である。
以下、この実施例にかかる車両用灯具の構成について説明する。この例は、たとえば、自動車用前照灯について説明する。図において、符号1は、この実施例にかかる車両用灯具である。前記車両用灯具1は、図に示すように、プロジェクタタイプであって、ユニット構造をなす。前記車両用灯具1は、前側の第1リフレクタ(メインリフレクタ)2と、後側の第2リフレクタ(シェード兼リフレクタ、サブリフレクタ)3と、半導体型光源4と、シェード5と、投影レンズ(凸レンズ、集光レンズ)6と、平面反射面7と、ヒートシンク部材8と、ホルダ部材16と、リング部材17と、図示しない自動車用前照灯のランプハウジングおよびランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)と、から構成されている。
前記第1リフレクタ2および前記第2リフレクタ3および前記半導体型光源4および前記シェード5および前記投影レンズ6および前記平面反射面7および前記ヒートシンク部材8および前記ホルダ部材16および前記リング部材17は、ランプユニットを構成する。1個もしくは複数個の前記ランプユニットは、自動車用前照灯のランプハウジングおよびランプレンズにより区画されている灯室内に、たとえば光軸調整機構を介して配置されている。なお、前記灯室内に前記ランプユニット以外の他のランプユニットが配置されていてこの発明にかかる車両用灯具を構成する場合もある。
前記第1リフレクタ2および前記第2リフレクタ3は、光不透過性の樹脂部材などから構成されており、ケーシングやハウジングやホルダなどの保持部材と兼用である。また、前記第1リフレクタ2および前記第2リフレクタ3は、後記第1反射面9のほぼ垂直な光軸Z2−Z2に沿って垂直に前後に2分割してなるものである。前記第1リフレクタ2と前記第2リフレクタ3と前記ヒートシンク部材8とは、固定部材(たとえば、ボルトナット、スクリュー、加締め、クリップなど、この例では、スクリュー)18により、一体に固定されている。
前記第1リフレクタ2は、上側の部分が下側に半円形に開口し、かつ、中央の後側の部分が開口し、中央の前側の部分が閉塞している。すなわち、前記第1リフレクタ2の中央の前側の部分の閉塞部は、外側( 後側から前側)に膨らんだ凸形状をなす。前記第1リフレクタ2の中央の前側の部分の閉塞部の凹内面には、アルミ蒸着もしくは銀塗装などが施されていて第1反射面9が設けられている。前記第1リフレクタ2のほぼ4隅部には、前記スクリュー18がねじ込まれるねじ孔(もしくは前記スクリュー18が通過する透孔)25が複数個、この例では、4個(なお、図1においては、2個図示されている)設けられている。
前記第1反射面9は、楕円または楕円を基本とする反射面、たとえば、回転楕円面または楕円を基本とした自由曲面(NURBS曲面)などの反射面(図8および図9の垂直断面が楕円面をなし、かつ、図示しない水平断面が放物面ないし変形放物面をなす反射面)からなる。このために、前記第1反射面9は、第1焦点F1と第2焦点(水平断面上の焦線、すなわち、前(正面)から見て両端が上側に位置し中央が下側に位置するような湾曲した焦線)F2と、を有する。
前記第2リフレクタ3は、垂直な板部からなり、前記板部の上側の部分が上側に半円形に開口し、かつ、前記板部の下側の中央部分に開口部10が開口して設けられている。前記第2リフレクタ3の前記板部の前面には、アルミ蒸着もしくは銀塗装などが施されていて、前記第1反射面9の光軸Z2−Z2に沿う平面もしくはほぼ平面をなす第2反射面11が設けられている。前記第2反射面11は、前記第1反射面9の第2焦点F2もしくはその近傍と前記半導体型光源4との間に設けられている。前記第2リフレクタ3の前記板部のほぼ4隅部には、前記スクリュー18がねじ込まれるねじ孔(もしくは前記スクリュー18が通過する透孔)26が複数個、この例では、4個(なお、図1においては、2個図示されている)設けられている。
前記半導体型光源4は、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源(この実施例ではLED)を使用する。前記半導体型光源4は、基板12と、前記基板12の一面に固定された微小な矩形形状(正方形形状)の光源チップ(半導体チップ)の発光体(図示せず)と、前記発光体を覆う光透過部材13と、電源(図示せず)に接続されるコネクタ(もしくは、ハーネス)24と、から構成されている。前記半導体型光源4は、前記ホルダ部材16に保持されている。前記半導体型光源4は、前記ホルダ部材16を介して前記第2リフレクタ3または前記ヒートシンク部材8に固定されている。前記半導体型光源4の前記発光体(発光部)は、前記第1反射面9の前記第1焦点F1もしくはその近傍に位置する。
前記シェード5は、前記第2リフレクタ3と一体に設けられている。すなわち、前記シェード5は、前記第2リフレクタ3の前記板部と兼用するものである。この結果、前記シェード5には、前記第2反射面11が設けられている。前記シェード5は、前記第1反射面9の第2焦点F2もしくはその近傍と前記半導体型光源4との間に配置されている。前記シェード5のうち前記第1反射面9の第2焦点F2もしくはその近傍の部分には、エッジ14が前記第1反射面9の第2焦点F2に沿って設けられている。前記シェード5は、前記半導体型光源4から放射されて前記第1反射面9で反射された反射光L4の一部をカットオフして残りの反射光でカットオフラインを有する所定の配光パターン、たとえば、すれ違い用配光パターンや高速道路用配光パターンなど(図示せず)を形成する。前記シェード5の前記エッジ14は、前記所定の配光パターンのカットオフライン(図示せず)およびエルボー点(図示せず)を形成する。
前記投影レンズ6は、前記第1リフレクタ2の下側の半円を形成する半円形開口の縁部と、前記第2リフレクタ3の上側の半円を形成する半円形開口の縁部と、に位置決めされて前記リング部材17によって取り付けられている。前記投影レンズ6は、非球面レンズの凸レンズである。前記投影レンズ6の前方側(外部側)は、曲率が大きい(曲率半径が小さい)凸非球面をなし、一方、前記投影レンズ6の後方側(前記平面反射面7側)は、曲率が小さい(曲率半径が大きい)凸非球面をなす。このような投影レンズ6を使用することにより、前記投影レンズ6の焦点距離が小さくなるので、その分、この実施例にかかる車両用灯具1の前記投影レンズ6の水平もしくはほぼ水平なレンズ光軸Z1−Z1方向の寸法がコンパクトとなる。なお、前記投影レンズ6の後方側は、平非球面をなすものであってもよい。
前記投影レンズ6は、前記投影レンズ6からフロントフォーカス(前側焦点距離)FFの位置に位置する前側焦点(前記平面反射面7側の焦点)であるレンズ焦点FL1と、前記投影レンズ6からバックフォーカス(後側焦点距離)の位置に位置する後側焦点(外部側の焦点)と、前記前側焦点のレンズ焦点FL1と前記後側焦点とを結ぶ水平もしくはほぼ水平なレンズ光軸Z1−Z1と、を有する。垂直もしくはほぼ垂直な前記第1反射面9の光軸Z2−Z2と水平もしくはほぼ水平な前記投影レンズ6のレンズ光軸Z1−Z1とは、直交する。前記投影レンズ6のレンズ焦点FL1は、物空間側の焦点面であるメリジオナル像面である。なお、前記半導体型光源4の光は、高い熱を持たないので、前記投影レンズ6として樹脂製のレンズを使用することができる。前記投影レンズ6は、この例ではアクリルを使用する。前記投影レンズ6は、前記平面反射面7で反射されたカットオフラインを有する前記所定の配光パターンおよび前記第2反射面11からの反射光で形成される所定の補助配光パターン(図示せず)を前方に投影する。
前記平面反射面7は、平面板形状をなしていて、前記第2リフレクタ3の上側の半円形開口と前記シェード5の前記エッジ14との間に一体に設けられている。前記平面反射面7の表面には、アルミ蒸着もしくは銀塗装などが施されている。前記平面反射面7は、前記投影レンズ6と前記投影レンズ6のレンズ焦点FL1との間に前記レンズ光軸Z1−Z1に45°もしくはほぼ45°で交差して配置されている。前記平面反射面7は、カットオフラインを有する前記所定の配光パターンおよび補助配光パターンを前記投影レンズ6側に反射させるものである。
前記投影レンズ6のレンズ焦点FL1は、図8および図9に示すように、前記平面反射面7により、前記平面反射面7に対して対称である位置に擬似レンズ焦点FL2として存在する。前記擬似レンズ焦点FL2は、前記第1反射面9の第2焦点F2もしくはその近傍に位置する。また、水平もしくはほぼ水平な前記投影レンズ6のレンズ光軸Z1−Z1は、同じく図8および図9に示すように、前記平面反射面7により、水平もしくはほぼ水平な前記レンズ光軸Z1−Z1に対して直交する垂直もしくはほぼ垂直な擬似レンズ光軸Z3−Z3として存在する。垂直もしくはほぼ垂直な前記擬似レンズ光軸Z3−Z3は、前記第1反射面9の光軸Z2−Z2に一致もしくはほぼ一致する。
この結果、図8に示すように、外来光の平行光L1が外側から前記投影レンズ6に入射して前記投影レンズ6を透過して前記投影レンズ6から出射すると、前記投影レンズ6のレンズ焦点FL1に集束しようとする。この集束しようとする前記投影レンズ6からの出射光が前記平面反射面7で反射し、その反射光L2が前記擬似レンズ焦点FL2、すなわち、前記第1反射面9の第2焦点F2に集束する。また、図8および図9に示すように、水平もしくはほぼ水平な前記レンズ光軸Z1−Z1は、前記平面反射面7により、直角に折り曲げられた垂直もしくはほぼ垂直な擬似レンズ光軸Z3−Z3、すなわち、前記第1反射面9の光軸Z2−Z2となる。
前記ヒートシンク部材8は、平板の後面(背面、裏面)に複数枚のフィン15を適宜間隔を開けて垂直方向に一体に設けたものである。前記ヒートシンク部材8は、垂直置きもしくはほぼ垂直置きすなわち縦置きに設けられている。前記ヒートシンク部材8の平板の前面(正面、表面)には、前記ホルダ部材16を介して、前記半導体型光源4の前記基板12の平面な後面が垂直もしくはほぼ垂直なるように当接されている。前記ヒートシンク部材8は、前記半導体型光源4において発生する熱を外部に放射させる。前記ヒートシンク部材8の平板のほぼ4隅部には、前記スクリュー18がねじ込まれるねじ孔27が複数個、この例では、4個(なお、図1においては、2個図示されている)設けられている。
前記ホルダ部材16は、前記半導体型光源4を保持してスクリュー19により前記第2リフレクタ3または前記ヒートシンク部材8に固定する。前記ホルダ部材16と前記第2リフレクタ3とには、位置決め部がそれぞれ設けられている。
前記位置決め部は、前記第2リフレクタ3と前記半導体型光源4との位置を決める。前記位置決め部は、前記第2リフレクタ3の前記開口部10の縁に設けられている半円形もしくはほぼ半円形をなす凸形状の嵌合部(以下、「凸嵌合部」と称する)20と、前記ホルダ部材16の縁に設けられている半円形もしくはほぼ半円形をなす凹形状の嵌合部(以下、「凹嵌合部」と称する)21と、から構成されている。なお、前記凸嵌合部20および前記凹嵌合部21の形状は、半円形もしくはほぼ半円形以外の形状、たとえば、三角形や四角形や楕円などであっても良い。
前記位置決め部の前記凸嵌合部20および前記凹嵌合部21は、嵌合方向(前後方向)A(図2参照)に対して直交もしくはほぼ直交する方向(この例では、左右方向)に対向するように2個ずつ設けられている。前記凹嵌合部21には、前記嵌合方向Aの位置を決めるストッパ部22が一体に設けられている。前記ストッパ22には、前記スクリュー19がねじ込まれるねじ孔(もしくは前記スクリュー19が通過する透孔)23が設けられている。
前記凸嵌合部20と前記凹嵌合部21とを嵌合させると、図4〜図7に示すように、前記第2リフレクタ3と前記半導体型光源4との3方向の位置が決まる。前記3方向は、2個の前記凸嵌合部20および前記凹嵌合部21の対向する方向(左右方向)と、その対向方向に対して交差する方向(この例では、上下方向)と、嵌合方向(前後方向)Aとの3方向である。
この実施例にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その組付方について説明する。
まず、スクリュー19をホルダ部材16のねじ孔23からヒートシンク部材8の平板の前面に、すなわち、嵌合方向Aに前側から後側にねじ込んで、半導体型光源4をヒートシンク部材8の平板の前面に、ホルダ部材16を介して固定する(図3参照)。
つぎに、第2リフレクタ3の板部の後面をヒートシンク部材8の平板の前面に合わせる。このとき、第2リフレクタ3の位置決め部の凸嵌合部20と、半導体型光源4のホルダ部材16の位置決め部の凹嵌合部21とを嵌合させる。すると、第2リフレクタ3と半導体型光源4との3方向の位置が決まり、かつ、半導体型光源4がホルダ部材16を介して第2リフレクタ3の開口部10に位置する(図5参照)。
それから、第1リフレクタ2の後面を第2リフレクタ3の板部の前面に合わせる。固定部材としてのスクリュー18を、図1および図5中の矢印Bに示すように、第1リフレクタ2のねじ孔25から第2リフレクタ3のねじ孔26を経てヒートシンク部材8のねじ孔27に、すなわち、嵌合方向Aに前側から後側にねじ込んで、第1リフレクタ2と第2リフレクタ3とヒートシンク部材8とを同時に固定する(図6参照)。
または、第2リフレクタ3の位置決め部の凸嵌合部20と、半導体型光源4のホルダ部材16の位置決め部の凹嵌合部21とを嵌合させて、第2リフレクタ3と半導体型光源4との3方向の位置を決め、かつ、半導体型光源4をホルダ部材16を介して第2リフレクタ3の開口部10に位置させる(図4参照)。
つぎに、スクリュー19をホルダ部材16のねじ孔23から第2リフレクタ3の板部の後面に、すなわち、嵌合方向Aに後側から前側にねじ込んで、半導体型光源4を第2リフレクタ3の板部の後面に、ホルダ部材16を介して固定する(図4参照)。
それから、半導体型光源4をホルダ部材16を介して固定した第2リフレクタ3の板部の後面をヒートシンク部材8の平板の前面に合わせる(図5参照)。さらに、第1リフレクタ2の後面を第2リフレクタ3の板部の前面に合わせる。固定部材としてのスクリュー18を、図1および図5中の矢印Bに示すように、第1リフレクタ2のねじ孔25から第2リフレクタ3のねじ孔26を経てヒートシンク部材8のねじ孔27に、すなわち、嵌合方向Aに前側から後側にねじ込んで、第1リフレクタ2と第2リフレクタ3とヒートシンク部材8とを同時に固定する(図7参照)。
そして、投影レンズ6を、リング部材17により、一体に固定された第1リフレクタ2の下側の半円を形成する半円形開口の縁部および第2リフレクタ3の上側の半円を形成する半円形開口の縁部に、位置決めして取り付ける(図8および図9参照)。なお、図8および図9においては、リング部材17の図示が省略されており、また、図8においては、第2リフレクタ3と一体の平面反射面7のハッチングの図示が省略されている。
この実施例にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、車両用灯具1の半導体型光源4の発光体を点灯発光させる。すると、半導体型光源4の発光体から光L3が放射される。この光L3は、第1反射面9で反射され、この反射光L4が第1反射面9の第2焦点F2および擬似レンズ焦点FL2に集束する。第2焦点F2および擬似レンズ焦点FL2に集束する反射光L4の一部は、シェード5によりカットオフされる。このシェード5によりカットオフされた反射光L4は、シェード5と一体である第2反射面11により反射されて、所定の補助配光パターンに形成される。一方、残りの反射光L4でカットオフラインを有する所定の配光パターンが形成される。
所定の補助配光パターンとカットオフラインを有する所定の配光パターンとは、平面反射面7で反射されてあたかも投影レンズ6のレンズ焦点FL1から放射された光として、投影レンズ6を透過して合成され、所定の配光パターン(投影レンズ6から投影される光L5)として自動車(車両)前方に投影されて路面などを照明する。
また、半導体型光源4の発光体の点灯発光により、半導体型光源4に熱が発生すると、その熱は、ヒートシンク部材8に伝達され、かつ、そのヒートシンク部材8を介して外気(外部)に発散される。
この実施例にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例にかかる車両用灯具1は、第2リフレクタ3の位置決め部の凸嵌合部20とホルダ部材16の位置決め部の凹嵌合部21とにより、ホルダ部材16を介して第2リフレクタ3またはヒートシンク部材8に固定されている半導体型光源4と、第1リフレクタ2の第1反射面9および第2リフレクタ3の第2反射面11および平面反射面7および投影レンズ6との相対位置関係を高精度に位置決めすることができる。このために、この実施例にかかる車両用灯具1は、半導体型光源4からの光L3が第1反射面9および第2反射面11および平面反射面7で反射されて投影レンズ6から外部に所定の方向に投影される所定の配光パターンであって、高精度の配光パターンが得られる。この実施例にかかる車両用灯具1は、高精度の配光パターンが得られることにより、交通安全に貢献することができる。
また、この実施例にかかる車両用灯具1は、第2リフレクタ3の開口部10の縁に設けられている凸嵌合部20とホルダ部材16の縁に設けられている凹嵌合部21とから位置決め部が構成されている。このために、この実施例にかかる車両用灯具1は、簡単な構造の凸嵌合部20と凹嵌合部21とを嵌合させることにより、半導体型光源4と第1リフレクタ2の第1反射面9および第2リフレクタ3の第2反射面11および平面反射面7および投影レンズ6との相対位置関係を高精度に位置決めすることができ、高精度の配光パターンが得られる。
さらに、この実施例にかかる車両用灯具1は、2個の凸嵌合部20と凹嵌合部21とをそれぞれ嵌合すると、2個の凸嵌合部20および凹嵌合部21の対向する方向(左右方向)と、その対向方向に対して交差する方向(上下方向)と、嵌合方向(前後方向)Aとの3方向の位置決めをすることができる。これにより、この実施例にかかる車両用灯具1は、半導体型光源4と第1リフレクタ2の第1反射面9および第2リフレクタ3の第2反射面11および平面反射面7および投影レンズ6との相対位置関係をさらに高精度に位置決めすることができ、高精度の配光パターンが得られる。
さらにまた、この実施例にかかる車両用灯具1は、半導体型光源4と第1リフレクタ2の第1反射面9および第2リフレクタ3の第2反射面11および平面反射面7および投影レンズ6との相対位置関係を高精度に位置決めすることができ、高精度の配光パターンが得られ、しかも、第1リフレクタ2と第2リフレクタ3とヒートシンク部材8との複数の部品を固定部材としてのスクリュー18により同時に固定することができるので、組付作業性が向上される。
さらにまた、この実施例にかかる車両用灯具1は、投影レンズ6とその投影レンズ6のレンズ焦点FL1との間に平面反射面7を投影レンズ6のレンズ光軸Z1−Z1に対して交差させて配置するものである。この結果、この実施例にかかる車両用灯具1は、投影レンズ6のレンズ焦点FL1が平面反射面7によりその平面反射面7に対して対称である位置に擬似レンズ焦点FL2として存在し、その擬似レンズ焦点FL2が楕円を基本とする第1反射面9の第2焦点F2もしくはその近傍に位置し、また、ほぼ水平な投影レンズ6のレンズ光軸Z1−Z1が平面反射面7によりほぼ水平なレンズ光軸Z1−Z1に対して直交するほぼ垂直な擬似レンズ光軸Z3−Z3として存在し、そのほぼ垂直な擬似レンズ光軸Z3−Z3が第1反射面9の光軸Z2−Z2に一致もしくはほぼ一致する。これにより、この実施例にかかる車両用灯具1は、投影レンズ6と平面反射面7とをほぼ水平方向に配置し、かつ、その投影レンズ6および平面反射面7と第1リフレクタ2および第2リフレクタ3および半導体型光源4およびシェード5とをほぼ垂直方向に配置することができる。したがって、この実施例にかかる車両用灯具1は、水平方向の奥行き寸法Wを小さくすることができ、水平方向の奥行き寸法Wを小さくするというニーズに対応することができる。
さらにまた、この実施例にかかる車両用灯具1は、半導体型光源4がその半導体型光源4の基板12を介してヒートシンク部材8に、基板12の平面がほぼ垂直となるように、取り付けられており、そのヒートシンク部材8がほぼ垂直置きに設けられている。この結果、この実施例にかかる車両用灯具1は、半導体型光源4とヒートシンク部材8とがほぼ水平に配置されるので、半導体型光源4において発生した熱をほぼ垂直置きのヒートシンク部材8を介して効率よく発散させることができる。しかも、この実施例にかかる車両用灯具1は、第1リフレクタ2および第2リフレクタ3および半導体型光源4およびシェード5および投影レンズ6および平面反射面7とヒートシンク部材8とをほぼ水平に配置することができるので、ヒートシンク部材8の上方を外気に開放させることができる。これにより、この実施例にかかる車両用灯具1は、半導体型光源4の熱を、図8および図9中の実線矢印に示すように、下から上にさらに効率よく外気に発散させることができる。
さらにまた、この実施例にかかる車両用灯具1は、第1反射面11の第2焦点F2もしくはその近傍と半導体型光源4との間に配置されているシェード5により、半導体型光源4から放射されて第1反射面9で反射された反射光L4の一部をカットオフして残りの反射光でカットオフラインを有する所定の配光パターンを形成することができる。しかも、この実施例にかかる車両用灯具1は、シェード5に設けられていて第1反射面9の光軸Z2−Z2に沿うほぼ平面をなす第2反射面11により、シェード5でカットオフされた反射光を反射させて所定の補助配光パターンに形成することができるので、半導体型光源4からの光を有効に利用することができる。
なお、前記の実施例においては、車両用灯具として自動車用前照灯について説明するものである。ところが、この発明においては、車両用灯具として自動車用前照灯以外の灯具、たとえば、リヤコンビネーションランプのテールランプやブレーキランプやテール・ブレーキランプやバックアップランプなどであっても良い。
また、前記の実施例においては、第1反射面9と第2反射面11とを有する例について説明するものである。ところが、この発明においては、楕円を基本とする反射面だけでも良い。
さらに、前記の実施例においては、カットオフラインを有する所定の配光パターンと補助配光パターンとが照射されるものである。ところが、この発明においては、所定の配光パターンとしては、カットオフラインを有しない配光パターン、たとえば、フォグランプ用配光パターン、濡路用配光パターン、ディタイムランプ用配光パターン、テールランプ用配光パターン、ブレーキランプ用配光パターン、テール・ブレーキランプ用配光パターン、バックアップランプ用配光パターンなどであっても良い。
さらにまた、前記の実施例においては、第1リフレクタ2と第2リフレクタ3とを別個に形成してスクリュー18によりヒートシンク部材8と共に一体に固定するものである。ところが、この発明においては、第1リフレクタ2と第2リフレクタ3とを一体に形成しても良い。
さらにまた、前記の実施例においては、リング部材17を使用して投影レンズ6を第1リフレクタ2および第2リフレクタ3に取り付けるものである。ところが、この発明においては、リング部材17を使用しないで、投影レンズ6と第1リフレクタ2および第2リフレクタ3とにそれぞれ設けられた取付部によって投影レンズ6を第1リフレクタ2および第2リフレクタ3に直接取り付けても良い。
さらにまた、前記の実施例においては、投影レンズ6と第1リフレクタ2および第2リフレクタ3とを別個に形成して相互に取り付けるものである。ところが、この発明においては、投影レンズ6と第1リフレクタ2および第2リフレクタ3とを一体に形成しても良い。この場合、リング部材17や取付部などが不要である。
さらにまた、前記の実施例においては、平面反射面7が第2リフレクタ3に一体に設けられているものである。ところが、この発明においては、平面反射面7を形成する部材と第2リフレクタ3とを別個に形成して、平面反射面7を形成する部材を第2リフレクタ3に取り付けても良い。
さらにまた、前記の実施例においては、凸嵌合部20および凹嵌合部21の位置決め部が2個ずつ設けられている。ところが、この発明においては、位置決め部を1個もしくは3個以上設けても良い。
さらにまた、前記の実施例においては、投影レンズ6とその投影レンズ6のレンズ焦点FL1との間に平面反射面7を投影レンズ6のレンズ光軸Z1−Z1に対して交差させて配置して、投影レンズ6と平面反射面7とを水平方向もしくはほぼ水平方向に配置し、かつ、その投影レンズ6および平面反射面7と第1リフレクタ2および第2リフレクタ3および半導体型光源4とを垂直方向もしくはほぼ垂直方向に配置することにより、水平方向の奥行き寸法を小さくすることができる車両用灯具について説明するものである。ところが、この発明においては、特許文献1および特許文献2および特許文献3の車両用灯具と同様に、第1反射面9の光軸Z2−Z2と投影レンズ6の光軸Z1−Z1とが水平もしくはほぼ水平をなして、半導体型光源4および第1リフレクタ2および第2リフレクタ3および投影レンズ6が水平方向もしくはほぼ水平方向に配置されていて、水平方向の奥行き寸法が大きい車両用灯具にも適用することができる。
この発明にかかる車両用灯具の実施例を示す要部部品の分解斜視図である。 同じく、半導体型光源およびホルダ部材を示す斜視図である。 同じく、半導体型光源およびホルダ部材をヒートシンク部材に固定した状態を示す斜視図である。 同じく、半導体型光源およびホルダ部材を第2リフレクタに位置決めしかつ固定した状態を示す斜視図である。 同じく、半導体型光源およびホルダ部材と第2リフレクタとが位置決めされかつ第2リフレクタとヒートシンク部材とを固定する状態を示す斜視図である。 図5におけるC−C線断面図であって、半導体型光源およびホルダ部材をヒートシンク部材に固定し、つぎに、半導体型光源と第2リフレクタとの位置決めをし、それから、第1リフレクタと第2リフレクタとヒートシンク部材とを固定した状態を示す断面図である。 図5におけるC−C線断面図であって、半導体型光源と第2リフレクタとの位置決めをし、つぎに、半導体型光源およびホルダ部材を第2リフレクタに固定し、それから、第1リフレクタと第2リフレクタとヒートシンク部材とを固定した状態を示す断面図である。 同じく、平面反射面の作用原理を示す説明図である。 同じく、半導体型光源が点灯発光した状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 車両用灯具
2 第1リフレクタ(メインリフレクタ)
3 第2リフレクタ(シェード兼リフレクタ、サブリフレクタ)
4 半導体型光源(LED)
5 シェード
6 投影レンズ
7 平面反射面
8 ヒートシンク部材
9 第1反射面
10 開口部
11 第2反射面
12 基板
13 光透過部材
14 エッジ
15 フィン
16 ホルダ部材
17 リング部材
18 スクリュー(固定部材)
19 スクリュー
20 凸嵌合部(位置決め部)
21 凹嵌合部(位置決め部)
22 ストッパ部
23 ねじ孔(もしくは透孔)
24 コネクタ(もしくはハーネス)
25 ねじ孔(もしくは透孔)
26 ねじ孔(もしくは透孔)
27 ねじ孔
A 凸嵌合部と凹嵌合ぶとの嵌合方向
B スクリューのねじ込み方向
F1 第1反射面の第1焦点
F2 第1反射面の第2焦点
FL1 レンズ焦点
FL2 擬似レンズ焦点
Z1−Z1 レンズ光軸
Z2−Z2 第1反射面の光軸
Z3−Z3 擬似レンズ光軸
FF フロントフォーカス
W 水平方向の奥行き寸法
L1 平行光
L2 平面反射面からの反射光
L3 半導体型光源からの光
L4 第1反射面からの反射光
L5 投影レンズからの投影光

Claims (7)

  1. 光源として半導体型光源を使用するプロジェクタタイプの車両用灯具において、
    楕円または楕円を基本とする反射面を有するリフレクタと、
    発光部が前記反射面の第1焦点もしくはその近傍に位置するように配置されている前記半導体型光源と、
    前記リフレクタに設けられていて所定の配光パターンを所定の方向に投影する投影レンズと、
    前記半導体型光源が当接されていて前記半導体型光源において発生する熱を外部に放射させるヒートシンク部材と、
    前記半導体型光源を保持して前記リフレクタまたは前記ヒートシンク部材に固定するホルダ部材と、
    前記リフレクタと前記ホルダ部材とにそれぞれ設けられていて前記リフレクタと前記半導体型光源との位置を決める位置決め部と、
    を備える、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 光源として半導体型光源を使用するプロジェクタタイプの車両用灯具において、
    楕円または楕円を基本とする反射面を有するリフレクタと、
    発光部が前記反射面の第1焦点もしくはその近傍に位置するように配置されている前記半導体型光源と、
    前記リフレクタに設けられていてレンズ光軸が水平もしくはほぼ水平をなしていて所定の配光パターンを所定の方向に投影する投影レンズと、
    前記リフレクタに設けられていて前記投影レンズと前記投影レンズのレンズ焦点との間に前記レンズ光軸に交差して配置されていて所定の配光パターンを前記投影レンズ側に反射させる平面反射面と、
    前記半導体型光源が当接されていて前記半導体型光源において発生する熱を外部に放射させるヒートシンク部材と、
    前記半導体型光源を保持して前記リフレクタまたは前記ヒートシンク部材に固定するホルダ部材と、
    前記リフレクタと前記ホルダ部材とにそれぞれ設けられていて前記リフレクタと前記半導体型光源との位置を決める位置決め部と、
    を備え、
    前記レンズ焦点は、前記平面反射面により前記平面反射面に対して対称である位置に擬似レンズ焦点として存在し、前記擬似レンズ焦点は、前記反射面の第2焦点もしくはその近傍に位置し、
    前記レンズ光軸は、前記平面反射面により前記レンズ光軸に対して直交する擬似レンズ光軸として存在し、前記擬似レンズ光軸は、前記反射面の光軸に一致もしくはほぼ一致する、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  3. 前記リフレクタのうち前記半導体型光源および前記ホルダ部材が位置する箇所には、開口部が設けられており、
    前記位置決め部は、前記リフレクタの前記開口部の縁と前記ホルダ部材の縁との少なくともいずれか一方に設けられている凸形状の嵌合部と、前記リフレクタの前記開口部の縁と前記ホルダ部材の縁との少なくともいずれか他方に設けられている凹形状の嵌合部と、から構成されていて、前記凸形状の嵌合部と前記凹形状の嵌合部とを嵌合させることによって前記リフレクタと前記半導体型光源との位置を決める、ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記位置決め部の前記凸形状の嵌合部および前記凹形状の嵌合部は、嵌合方向に対して直交もしくはほぼ直交する方向に対向するように少なくとも2個ずつ設けられており、前記凹形状の嵌合部には、前記嵌合方向の位置を決めるストッパ部が設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記リフレクタは、前記反射面が設けられている第1リフレクタと、前記半導体型光源が前記ホルダ部材により固定されかつ前記位置決め部により位置決めされている第2リフレクタと、から構成されており、前記第1リフレクタと前記第2リフレクタと前記ヒートシンク部材とは、固定部材により同時に固定されている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記半導体型光源は、前記ホルダ部材を介して前記ヒートシンク部材に、前記半導体型光源の基板面が垂直もしくはほぼ垂直となるように、当接されていて、
    前記ヒートシンク部材は、垂直置きもしくはほぼ垂直置きに設けられている、
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  7. 前記反射面を第1反射面とし、
    前記第1反射面の第2焦点もしくはその近傍と前記半導体型光源との間に配置されていて前記半導体型光源から放射されて前記第1反射面で反射された反射光の一部をカットオフして残りの反射光でカットオフラインを有する所定の配光パターンを形成するシェードを備え、
    前記シェードには、前記第1反射面の光軸に沿う平面もしくはほぼ平面をなし、前記シェードによりカットオフされた前記反射光を反射させて所定の補助配光パターンに形成する第2反射面が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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