JP3242329B2 - 折戸のラッチ構造 - Google Patents

折戸のラッチ構造

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JP3242329B2 JP25268296A JP25268296A JP3242329B2 JP 3242329 B2 JP3242329 B2 JP 3242329B2 JP 25268296 A JP25268296 A JP 25268296A JP 25268296 A JP25268296 A JP 25268296A JP 3242329 B2 JP3242329 B2 JP 3242329B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折戸のラッチ構
造に関し、詳しくは扉の中心が上レールの中心からずれ
るのを防止するようにした折戸のラッチ構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、2枚の扉1,1をヒンジ体2
により回動自在に連結してなる折戸A′として、例えば
図8〜図11に示すように、扉1の上下に、上レール3
に走行自在に支持されるランナー4及び下レール8には
め込まれるピボット9を取付け、扉1の上端には扉1の
閉成時に上レール3に弾入して扉1が開くのを防止する
ラッチころ5を取付けたものが知られている。上記ヒン
ジ体2は、図12に示すように、扉1を折り畳むことが
できるように扉1の厚み方向Dの一端1a側に寄せて配
置されており、このヒンジ体2の上部にラッチ取付具
6′を介してラッチころ5が支持されている。尚図10
中の6′はヒンジ体2の上部にはめ込み支持されてラッ
チころ5が取付けられるラッチ取付具であり、図12中
の50は戸当たりパッキンである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、扉1の閉成
状態を確保するためには、ランナー4とラッチころ5と
を一直線上に配置する必要があるが、従来では図12の
ように扉1の厚み方向Dの一端1a側に寄せて配設され
ているヒンジ体2の真上にラッチころ5が配置されてい
るために、ラッチころ5は、ヒンジ体2と同様、扉1の
厚み方向Dの一端1a側(図1の矢印a方向)に寄せて
配置されることとなり、これに伴い、ランナー4もまた
扉1の厚み方向Dの一端1a側に寄せて配置する必要が
生じる。この結果、従来では扉1の中心Mが上レール3
の中心N(図11)からずれてしまい、扉1の閉成状態
にあっては扉1が上レール3からはみ出して見えるよう
になり、閉成状態での扉1の外観が悪くなる。そのうえ
ランナー4が扉1の中心Mから偏心しているために、ラ
ンナー4を介して上レール3に吊り下げられる扉1自体
に傾きが生じやすくなって外観が一層悪くなるという問
題がある。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、扉の中心からずれて配設されているヒンジ体にラッ
チ取付具を支持した構造でありながら、扉の中心にラッ
チころとランナーとを配置することが可能となり、閉成
時における上レールからの扉のはみ出しや扉の傾きによ
る外観の悪化を防止できるようにした折戸のラッチ構造
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、2枚の扉1,1がヒンジ体2により回動
自在に連結された折戸Aの上端に、上レール3に走行自
在に支持されるランナー4及び扉1の閉成時に上レール
3に弾入して扉1が開くのを防止するラッチころ5を夫
々取付けてなる折戸のラッチ構造であって、上記ヒンジ
体2は扉1の厚み方向Dの一端1a側に寄せて配置され
ると共に、上記ヒンジ体2によりラッチころ5が取付け
られるラッチ取付具6が支持され、ラッチ取付具6はラ
ッチころ5をヒンジ体2よりも扉1の厚み方向Dの中央
1b側に配置するためのラッチころアーム7を備えてお
り、ラッチころアーム7は、上方になる程、上レール3
の中心に向かうように傾斜しており、上記ラッチころ5
及びランナー4を扉1の厚み方向Dの中央1b側に夫々
配置して成ることを特徴としており、このように構成す
ることで、扉1の中心Mからずれて配設されているヒン
ジ体2にラッチ取付具6を支持した構造でありながら、
ラッチ取付具6に設けたラッチころアーム7によってラ
ッチころ5を扉1の厚み方向Dの中央1b側に配置でき
るようになり、これに伴い、ランナー4も扉1の厚み方
向Dの中央1b側に配置でき、閉成時における上レール
3からの扉1のはみ出しや扉1の傾きによる外観の悪化
を防止できるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。本実施形態の折戸Aは、図1に示すように、
2枚の扉1,1をヒンジ体2により回動自在に連結して
構成されている。2枚の扉1,1のヒンジ体2とは反対
側の端部の上端にはランナー取付具12を介してランナ
ー4が取付けられており、ランナー4は上レール3に走
行自在に吊り下げられている。上記ランナー取付具12
は、扉1の厚み方向Dの中央に固定されており、これに
よって各ランナー4は扉1の厚み方向Dの中央に夫々配
置されている。なお、扉1の下端に突設したピボットを
下レールに走行自在にはめ込む点は従来と同様である。
【0007】上記ヒンジ体2は、扉1の厚み方向Dの一
端1a側に寄せて配置されている。このヒンジ体2の一
例を図6及び図7に示す。ヒンジ体2は中央片23の両
側に側片24を突出させた断面略コ字状をした長尺型材
で形成してあり、両側の側片24の先端に互いに対向す
るようにヒンジ軸部21が設けてある。一方、2枚の扉
1,1の対向端部には夫々断面略J字状をしたヒンジ軸
受け部22が突設してあり、ヒンジ軸部21にヒンジ軸
受け部22を回動自在にはめ込むことで両扉1,1はヒ
ンジ体2を介して回動自在に連結されている。
【0008】ヒンジ体2の中央片23の上端部には、図
2、図5に示すように、上端から切り込まれた切欠き部
25が設けてあり、上記ヒンジ軸部21とヒンジ軸受け
部22とのはめ込みはこの切欠き部25よりも下方にお
いて行なわれるものであって、切欠き部25に対応する
部分のヒンジ体2内にはラッチ取付具6のケース10が
はめ込まれている。
【0009】ラッチ取付具6のケース10には、図5に
示すように、背方及び上方に開口する凹溝19が設けて
あり、またケース10の表面部に凹溝19に連通するス
ライド縦溝26が設けてあり、さらにケース10の表面
部の上端にはラッチころ5の一部が入るための縦切欠き
部27が設けてある。ケース10の凹溝19内には受け
部材20(図2)がはめ込まれており、ケース10の表
面部に設けたスライド縦溝26からねじ具11を挿入し
て受け部材20に設けた孔に螺合して受け部材20をケ
ース10の凹溝19内の上下方向の任意の位置で固定し
てある。受け部材20の上面側にはコイルスプリング1
3を介してラッチころアーム7の底面部12が配置され
ており、コイルスプリング13によってラッチころアー
ム7は上方にバネ付勢されている。ラッチころアーム7
は、図4に示すように、底面部12の両側から両側片3
1が立設されてなり、正面から見てU字状に形成されて
いる。図中の51は補強片である。両側片31の上部に
は、側面から見て略く字状に屈曲した屈曲部33が設け
られている。この屈曲部33は図3に示すように、上方
になる程上レール3の中心Nに向かうように傾斜してお
り、屈曲部33の上端部間にラッチころ5が回転自在に
取付けられている。この屈曲部33を備えたラッチころ
アーム7によってラッチころ5は扉1の厚み方向Dの中
央に配置されるものである。
【0010】しかして、2枚の扉1,1を折り畳んだ時
には、扉1の上端から突出しているラッチころ5が上レ
ール3から外れて開成状態(図7)となり、また扉1を
展延させた時にはラッチころ5が上レール3に弾入する
ことで閉成状態(図6)となる。ここで、図1に示すよ
うに、ラッチころ5はラッチ取付具6に設けた略く字状
に屈曲したラッチころアーム7によって扉1の厚み方向
Dの中央に配置されており、ランナー4もまた扉1の厚
み方向Dの中央に配置されているので、ランナー4とラ
ッチころ5とを一直線上に配置できて、扉1の閉成状態
を確保できるようになる。従って、扉1の中心Mからず
れて配設されたヒンジ体2によりラッチ取付具6を支持
した構造でありながら、扉1の中心M(図1)を上レー
ル3の中心N(図3)と一致させることができるように
なるので、閉成状態にある扉1が上レール3からはみ出
すことがなくなり、しかも、ランナー4が扉1の中心M
に位置することによって、ランナー4を介して上レール
3に吊り下げられる扉1自体に傾きが生じることがなく
なり、この結果、閉成状態にある扉1の外観の向上が図
られるものである。
【0011】さらに、ラッチころアーム7をく字状に屈
曲させるという簡単な構造で、ラッチころ5を扉1の厚
み方向Dの中央に配置できるので、従来のヒンジ体2及
びラッチころアーム7を除くラッチ取付具6をそのまま
使用でき、く字状に屈曲したラッチころアーム7の上端
部間にラッチころ5を取付けるだけで、ラッチころ5を
ヒンジ体2よりも扉1の厚み方向Dの中央1a側に配置
できるようになり、さらにランナー4においてもその取
付け位置を扉1の厚み方向Dの中央にずらすだけでよい
ので、閉成状態にある扉1の外観を従来よりも向上させ
ることができるものでありながら、ラッチころ5及びラ
ンナー4の取付けを簡易に行なうことができるという利
点もある。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、2枚の扉がヒンジ体により回動自在に連結された
折戸の上端に、上レールに走行自在に支持されるランナ
ー及び扉の閉成時に上レールに弾入して扉が開くのを防
止するラッチころを夫々取付けてなる折戸のラッチ構造
であって、上記ヒンジ体は扉の厚み方向の一端側に寄せ
て配置されると共に、上記ヒンジ体によりラッチころが
取付けられるラッチ取付具が支持され、ラッチ取付具は
ラッチころをヒンジ体よりも扉の厚み方向の中央側に配
置するためのラッチころアームを備えており、ラッチこ
ろアームは、上方になる程、上レールの中心に向かうよ
うに傾斜しており、上記ラッチころ及びランナーを扉の
厚み方向の中央側に夫々配置したことによって、扉の中
心からずれて配設されているヒンジ体によりラッチ取付
具を支持する構造でありながら、ラッチ取付具に設けた
ラッチころアームによってラッチころを扉の厚み方向の
中央側に配置できるようになり、これに伴いランナーも
また扉の厚み方向の中央側に配置でき、従って、扉の中
心を上レールの中心に位置させることができるので、扉
が上レールからはみ出すことがなくなり、そのうえラン
ナーが扉の中心に位置していることで、ランナーを介し
て上レールに吊り下げられる扉自体に傾きが生じること
がなくなり、この結果、閉成時における上レールからの
扉のはみ出しや扉の傾きによる外観の悪化を防止できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す一部省略平面図
である。
【図2】同上のラッチ取付具の正面図である。
【図3】同上のラッチ取付具の側面図である。
【図4】(a)(b)は同上のラッチころアームの側面
図及び正面図である。
【図5】(a)(b)は同上のラッチころの上下動作の
説明図である。
【図6】同上の折戸の展延状態の説明図である。
【図7】同上の折戸の折り畳み状態の説明図である。
【図8】従来の折戸の折り畳み状態の説明図である。
【図9】従来の折戸の説明図である。
【図10】従来のラッチ取付具の説明図である。
【図11】従来の扉の取付け状態の説明図である。
【図12】従来のラッチころとランナーの配置状態を示
す一部省略平面図である。
【符号の説明】
1 扉 1a 一端 1b 中央 2 ヒンジ体 3 上レール 4 ランナー 5 ラッチころ 6 ラッチ取付具 7 ラッチころアーム D 厚み方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の扉がヒンジ体により回動自在に連
    結された折戸の上端に、上レールに走行自在に支持され
    るランナー及び扉の閉成時に上レールに弾入して扉が開
    くのを防止するラッチころを夫々取付けてなる折戸のラ
    ッチ構造であって、上記ヒンジ体は扉の厚み方向の一端
    側に寄せて配置され、ヒンジ体によりラッチころが取付
    けられるラッチ取付具が支持され、ラッチ取付具はラッ
    チころをヒンジ体よりも扉の厚み方向の中央側に配置す
    るためのラッチころアームを備えており、ラッチころア
    ームは、上方になる程、上レールの中心に向かうように
    傾斜しており、上記ラッチころ及びランナーを扉の厚み
    方向の中央側に夫々配置して成ることを特徴とする折戸
    のラッチ構造。
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