JP3241862B2 - プリント配線板用検査機を作製する際の中継パッド決定方法 - Google Patents

プリント配線板用検査機を作製する際の中継パッド決定方法

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JP3241862B2
JP3241862B2 JP11319093A JP11319093A JP3241862B2 JP 3241862 B2 JP3241862 B2 JP 3241862B2 JP 11319093 A JP11319093 A JP 11319093A JP 11319093 A JP11319093 A JP 11319093A JP 3241862 B2 JP3241862 B2 JP 3241862B2
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line
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高広 山下
渡辺  哲
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0005Apparatus or processes for manufacturing printed circuits for designing circuits by computer

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント配線板用検査機
を作製する際のプローブを立てるべき部品パッドを決定
する方法に係り、詳しくは複数の配線を介して他の部品
パッドと接続されているようなプローブを立てる必要の
ない中継パッドを決定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品が実装されたプリント配線板を製品
として出荷するまでには、一般にプリント配線板単体の
検査(ベアボードテスト)、実装検査、インサーキット
テスト、ファンクションテスト、性能検査というように
複数の検査が行われる。各種検査のうち部品が実装され
ていな状態で行われるベアボードテストは、専用の検査
機を使用してプリント配線板単体に形成された導体パタ
ーンやスルーホールの短絡及び断線を電気的に検査する
ようにしている。この検査機においては、プリント配線
板上の端点となる部品パッドに専用治具のコンタクトプ
ローブ(以下、単にプローブという)を接触させ、その
端点間の抵抗値等を測定して導通検査するようにしてい
る。従って、プリント配線板用検査機を作製する際に、
予めそのプローブを立てる部品パッドを何らかの方法に
よって決定しておく必要がある。
【0003】そこで、従来のプローブを立てる部品パッ
ドの決定方法としては、例えば次に挙げる二つの方法が
実施されている。第一の方法は、作業者がプリント配線
板製造用のパターンフィルムを見ながらデジタイザと呼
ばれるデータ入力装置を利用して、手作業で端点となる
パッド(以下、端パッドという)を検出してプローブを
立てるべき部品パッドを決定するようにしている。その
際、複数の配線を介して他の部品パッドと接続されてい
るような中継点となるパッド(以下、中継パッドとい
う)に関しては、端パッドではないためプローブを立て
る必要がなく、検出しないようにしている。
【0004】又、第二の方法は、コンピュータを利用し
て前記パターンフィルムのデータを画面上に表示し、そ
の画面を見ながらプローブを立てる位置の基準となるパ
ッド形状を人間が指示した後、コンピュータにより同一
形状のパッドを検索させる。次いで、検索された各パッ
ドに対して接続されているラインの本数をコンピュータ
に計算させて、端パッドであるか否かを判断させること
によりプローブを立てる部品パッドを決定するようにし
ている。すなわち、コンピュータは部品パッドに対して
接続されているラインが1本であれば端パッドと判断
し、2本以上であれば中継パッドと判断して、端パッド
をプローブを立てるべき部品パッドとして認識する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の方法には次のような問題がある。先ず、デジタイザ
を利用する第一の方法では、プローブ位置の検出が人間
の手作業によって行われているため、端パッドと区別し
て中継パッドを認識するのに多大な時間を要するという
問題がある。
【0006】又、誤認識により中継パッドでないものを
中継パッドと判断して検出したり、中継パッドを見逃し
たりするという人的ミスが発生するという問題がある。
一方、コンピュータを利用した第二の方法では、デジタ
イザを利用する第一の方法に比べて中継パッドを認識す
るスピードが早く、又、全てのパッドに対して中継パッ
ドの認識処理を見逃しなく行うことができるという効果
がある。しかしながら、コンピュータ処理では単にパッ
ドに接続されているラインパターンの本数のみを計算し
て中継パッド等を認識しているため、その中継パッドの
誤認識が非常に多いという問題がある。
【0007】例えば、図10に示すように、3個のパッ
ド40a〜40cが2本のライン41a,41bにより
直列に接続された導体パターンの処理について説明す
る。この導体パターンではコンピュータはパッド40
a,40cに接続されているラインの本数をそれぞれ1
本として計算し、パッド40bに接続されているライン
の本数を2本として計算する。そして、コンピュータは
上記した方法により判断して、パッド40a,40cを
端パッドとして認識し、パッド40bを中継パッドとし
て認識する。この場合、プローブは図示しないプリント
配線板のパッド40a,40cが形成される位置にそれ
ぞれ立てられることになる。このとき、両パッド40
a,40c間は電気的に接続されているため、パッド4
0bが形成される位置にプローブを立てなくても、導体
パターンの短絡及び断線を確実に検査することができ
る。
【0008】ところが、図11に示すように、3個のパ
ッド42a〜42cが1本のライン43により直列に接
続された導体パターンの場合、コンピュータは各パッド
42a〜42cに接続されているラインの本数をそれぞ
れ1本として計算する。このため、パッド42bは複数
のパッド42a,42cに接続される中継パッドである
にもかかわらず、端パッドとして誤認識されてしまう。
【0009】又、図12に示すように、断線を防止する
等の目的により形成されるティアドロップ形のパッドに
おいては、パッド44とそのパッド44に通常接続され
る1本の長ライン45との間に2本の短ライン46a,
46bを新たに付加接続するようにしている。この導体
パターンの場合、コンピュータはパッド44に接続され
ているラインの本数を3本として計算する。このため、
パッド44は端パッドであるにもかかわらず中継パッド
として誤認識されてしまう。
【0010】更に、図13に示すように、二個のパッド
47a,47b間を接続する通常のライン48の他に、
電気的シールド効果等を目的として他のパッドとは接続
されないライン49をパッド47aに接続した導体パタ
ーンがある。この導体パターンの場合コンピュータは、
パッド47aに接続されているラインの本数を2本とし
て計算する。このため、パッド47aは端パッドである
にもかかわらず中継パッドとして誤認識されてしまう。
【0011】以上の例に示すように、コンピュータを利
用した第二の方法では、正確な中継パッドの認識ができ
ないという問題がある。本発明は上記の問題点を解決す
るためになされたものであってその目的は、中継パッド
の決定を人手にたよらずに容易にかつ確実に行うことが
できるとともに、中継パッドを正確に認識することがで
きるプリント配線板用検査機を作製する際の中継パッド
決定方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明では、CADデータを利用して中継パッド決定
方法する方法において、以下の(a)〜(e)の工程、
即ち、(a)プリント配線板製造用フィルムのパターン
データを読込む工程、(b)前記パターンデータ中の部
品パッド図形と交差するとともに、該部品パッド図形の
外部に両端のポイント座標が位置するライン図形がある
場合に、そのライン図形を部品パッド図形内で2個に分
割する工程、(c)一つの部品パッド図形に複数接続さ
れている各ライン図形に対して異なる接続記号を発生さ
せる工程、(d)前記接続記号が発生された各ライン図
形と他の部品パッド図形との接続関係を確認する工程、
(e)他の部品パッド図形との接続関係を確認した結果
に基づいて、各部品パッド図形について他の部品パッド
図形と接続関係のある接続記号の数を計算し、その数が
複数の部品パッド図形を中継パッドとして認識する工程
をいずれもコンピュータによって行わせるようにした。
【0013】又、請求項2においては、前記(d)工程
において接続番号が発生された各ライン図形と共有関係
にあり、代表する接続番号のライン図形を介して他の部
品パッド図形と接続されていると確認した場合に、前記
(e)工程において他の部品パッド図形と接続されてい
る代表する接続番号の数を計算する際、共有の代表しな
い接続番号の数を加算しないようにした。
【0014】
【作用】本発明では、先ずコンピュータがプリント配線
板製造用フィルムのパターンデータを読込む。次いで、
同コンピュータはパターンデータ中の部品パッド図形と
交差するとともに、該部品パッド図形の外部に両端のポ
イント座標が位置するライン図形がある場合に、そのラ
イン図形を部品パッド図形内で2個に分割する。次に、
同コンピュータは一つの部品パッド図形に複数接続され
ている各ライン図形に対して異なる接続記号を発生させ
る。続いて、同コンピュータは接続記号が発生された各
ライン図形と他の部品パッド図形との接続関係を確認す
る。そして、同コンピュータは他の部品パッド図形との
接続関係を確認した結果に基づいて、各部品パッド図形
について他の部品パッド図形と接続関係のある接続記号
の数を計算し、その数が複数の部品パッド図形を中継パ
ッドとして認識する。
【0015】又、請求項2に記載の方法では、コンピュ
ータは接続番号が発生された各ライン図形と共有関係に
あり、代表する接続番号のライン図形を介して他の部品
パッド図形と接続されていると確認した場合に、他の部
品パッド図形と接続されている代表する接続番号の数を
計算する。その際、共有の代表しない接続番号の数は加
算しない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図1〜図
9に従って説明する。ベアボードテストの対象となる高
密度プリント配線板上には5千個〜1万個ほどの部品パ
ッド等を有する複数の導体パターンが形成されている。
又、その導体パターン上の所定位置には、ソルダーレジ
ストが配置されている。
【0017】図1は導体パターンの一例を示しており、
高密度プリント配線板1上には部品パッド2a〜2cが
形成されている。又、部品パッド2a,2b間はプリン
ト配線板1上に形成された配線3aにより接続されると
ともに、部品パッド2b,2c間は同じく配線3bによ
り接続されている。そして、部品パッド2a〜2c及び
配線3a,3bにより導体パターン4が構成されてい
る。この導体パターン4においては部品パッド2a,2
cが端パッド、部品パッド2bが中継パッドとなってい
る。従って、プリント配線板1のベアボードテストを行
う際には、部品パッド2a,2cに対して図示しない検
査機のプローブを立てることにより、ベアボードテスト
を行うことができる。
【0018】又、各部品パッド2a〜2cはソルダーレ
ジスト5の開口部5a〜5cからそれぞれ露出した状態
となっている。以下、上記のような導体パターン4とソ
ルダーレジスト5とが組合わされた場合を例として、本
発明の中継パッド決定方法を説明する。
【0019】最初に、各部品パッドとソルダーレジスト
の開口部との交わり部分を包含し得るパッド矩形を作成
する方法について説明する。まず、コンピュータのフィ
ルムデータ読込み部は、プリント配線板製造用フィルム
のパターンデータとソルダーレジストデータとをCAD
データとして読込む。図2は読込まれた両データを合成
した図形を示す概念図である。図中6a〜6cは部品パ
ッド図形、7a〜7eは連続したライン図形、8a〜8
cはソルダーレジストの開口部図形を表している。そし
て、部品パッド図形6a,6c間がライン図形7a〜7
eにより接続され、部品パッド図形6bは部品パッド図
形6a,6c間のライン図形7cと交差する位置に接続
されている。
【0020】次に、図3に示すように、コンピュータの
交わり計算部は、パターンデータ中の図形、即ち部品パ
ッド図形6a及びライン図形7aと、前記ソルダーレジ
ストデータ中の開口部図形8aとを比較して交わり図形
(斜線にて図示)9aを求める。同様に、部品パッド図
形6b及びライン図形7cと、開口部図形8bとを比較
して交わり図形9bを求める。更に、部品パッド図形6
c及びライン図形7eと、開口部図形8cとを比較して
交わり図形9cを求める。
【0021】続いて、コンピュータのパッド矩形計算部
は、各交わり図形9a〜9cを包含し得るパッド矩形
(破線にて図示)10a〜10cをそれぞれ作成して記
憶保持する。
【0022】次に、中継パッドの決定方法について説明
する。まず、コンピュータのライン分割部は、パッド矩
形10bと交差する位置に直接接続されているライン図
形7cを検索して、そのライン図形7cの両端のポイン
ト11a,11bの座標がパッド矩形10bのどの場所
に位置しているかを計算する。そして、ライン分割部
は、その計算結果に基づいて、両ポイント11a,11
bの座標がパッド矩形10bの外側に位置している場合
には、図4に示すように、ライン図形7cをパッド矩形
10b内において2本のライン図形12a,12bに分
割した状態で記憶保持する。従って、パッド矩形10b
内には2本のライン図形12a,12bが接続された状
態となる。
【0023】次に、コンピュータの接続番号発生部は、
パッド矩形10bに接続されている前記両ライン図形1
2a,12bに対して異なる接続番号L1 ,L2 を発生
させる。接続番号L1 ,L2 は一つのパッド矩形に接続
されているライン図形の本数が複数の場合のみ発生され
る。従って、パッド矩形10a,10cに接続されてい
るライン図形7a,7eには接続番号が発生されない。
【0024】続いて、図5に示すように、接続番号発生
部は接続番号L1 に接続されたライン図形7b、及びそ
のライン図形7bに接続されたライン図形7aに対して
同じ接続番号L1 を発生させる。同様に、接続番号L2
に接続されたライン図形7d、及びそのライン図形7d
に接続されたライン図形7eに対して同じ接続番号L2
を発生させる。
【0025】次に、コンピュータのパッド確認部は、接
続番号L1 のライン図形7aに接続されているパッド矩
形10aが存在し、接続番号L2 のライン図形7eに接
続されているパッド矩形10cが存在していることを確
認する。すなわち、パッド確認部はパッド矩形10bに
接続されている各接続番号L1 ,L2 のライン図形につ
いて、他のパッド矩形との接続関係があるか否かを確認
する。
【0026】続いて、コンピュータの中継パッド認識部
は、パッド確認部のパッド矩形10a,10cの確認に
基づいて、接続番号L1 ,L2 の数を計算する。この場
合、接続番号L1 ,L2 の数は「2」となる。そして、
中継パッド認識部はその計算結果に基づいて、パッド矩
形10bが複数の他のパッド矩形10a,10cとの接
続関係があるものとして、その接続番号L1 ,L2 を有
するパッド矩形10bを中継パッドと認識する。すなわ
ち、中継パッド認識部は接続番号の数の計算結果が
「2」以上であれば、一つのパッド矩形に接続されてい
る他のパッド矩形が複数存在するものとして、そのパッ
ド矩形を中継パッドと認識する。
【0027】次に上記のような導体パターン4とは別の
導体パターンを例にとって説明する。図6に示す導体パ
ターン20は、ティアドロップ形のパッドを形成するた
めのものであり、部品パッド図形21a,21b、1本
の長ライン図形22、2本の短ライン図形23a,23
bとから構成されている。長ライン図形22は部品パッ
ド図形21a,21b間に接続されている。短ライン図
形23a,23bはその各一端が部品パッド図形21a
にそれぞれ接続され、各他端が長ライン図形22にそれ
ぞれ接続されている。
【0028】コンピュータの交わり計算部は、開口部図
形24a,24bに基づいて交わり図形(斜線にて図
示)25a,25bをそれぞれ求める。次いで、パッド
矩形計算部は、その交わり図形25a,25bを包含し
得るパッド矩形(破線にて図示)26a,26bを作成
して記憶保持する。
【0029】次に、図7に示すように、コンピュータの
接続番号発生部は、パッド矩形26aに接続されている
長ライン図形22及び短ライン図形23a,23bに対
して異なる接続番号L1 ,L2 ,L3 を発生させる。
【0030】続いて、コンピュータのパッド確認部は、
接続番号L2 ,L3 の短ライン図形23a,23bと共
有関係にあり代表する接続番号L1 の長ライン図形22
に接続されている他のパッド矩形26bが存在している
ことを確認する。そして、コンピュータの中継パッド認
識部は、他のパッド矩形26bと接続されている接続番
号L1 の数を「1」と計算する。続いて、中継パッド認
識部は接続番号L2 ,L3 に対しては、接続番号L1 と
共有関係にあるため加算せず接続番号の数を「1」のま
まにして保持する。そして、中継パッド認識部はその計
算結果に基づいて、パッド矩形26aを中継パッドと認
識しない。
【0031】更に、上記導体パターン4,20とは別の
導体パターンを例にとって説明する。図8に示す導体パ
ターン30は、部品パッド図形31a,31b、連続し
たライン図形33a〜33eとから構成されている。部
品パッド図形31aはライン図形33aの一端部に接続
され、部品パッド図形31bはライン図形33c,33
dとの交わり端部に接続されている。
【0032】コンピュータの交わり計算部は、開口部図
形34a,34bに基づいて交わり図形(斜線にて図
示)35a,35bを求める。次いで、パッド矩形計算
部は、各交わり図形35a,35bを包含し得るパッド
矩形(破線にて図示)36a,36bを作成して記憶保
持する。
【0033】次に、コンピュータの接続番号発生部は、
パッド矩形36bに接続されているライン図形33c,
33dに対して異なる接続番号L1 ,L2 を発生させ
る。続いて、図9に示すように、接続番号発生部は接続
番号L1 に接続されたライン図形33bとライン図形3
3aに対して同じ接続番号L1 を発生させる。同様に、
接続番号L2 に接続されたライン図形33eに対して同
じ接続番号L2 を発生させる。
【0034】次に、コンピュータのパッド確認部は、各
接続番号L1 ,L2 について他のパッド矩形との接続関
係があるか否かを確認する。この場合、接続番号L1 に
ついてはパッド矩形36aと接続関係があり、接続番号
L2 については接続関係はないもとのとして確認され
る。そして、コンピュータの中継パッド認識部は、他の
パッド矩形と接続されている接続番号の数を「1」と計
算し、その計算結果に基づいて、パッド矩形36を中継
パッドと認識しない。
【0035】上記したように本実施例の方法によれば、
見かけ上1本のライン図形7cに接続されているような
パッド矩形10bを端パッド矩形と誤認識することがな
くなる。又、複数の共有する長短ライン図形22,23
a,23bに接続されているようなパッド矩形26aを
他のパッド矩形26bと接続しても中継パッドと誤認識
することがなくなる。更に、複数のライン図形33c,
33dが接続されているパッド矩形36aを他の一つの
パッド矩形36bと接続しても中継パッドと誤認識する
ことがなくなる。
【0036】又、この方法によると、ライン図形の本数
ではなく、接続番号に基づいてパッド矩形と他のパッド
矩形との接続関係を確認するようにしたことにより、中
継パッドであるか否かを正確に認識することができる。
【0037】又、中継パッド決定処理において接続番号
L1 と同じ番号をライン図形12aに接続されたライン
図形7a,7bに発生させ、接続番号L2 と同じ番号を
ライン図形12bに接続されたライン図形7d,7eに
発生させた。このため、複数のライン図形が連続的に接
続された状態であっても、同じ接続番号によりグループ
化を図ることができるため、コンピュータによる接続番
号の数の計算処理を簡単に行うことができる。
【0038】そして、本実施例の方法によるとプリント
配線板製造用フィルムデータの読込みから、中継パッド
の決定までの一連のデータ処理が全てコンピュータによ
って行われるため、人手を必要とした従来の方法とは異
なり、中継パッドの決定を人手にたよらずに容易にかつ
確実に行うことができる。しかも、中継パッドでないも
のを中継パッドと判断して検出したり、中継パッドを見
逃したりするという人的ミスが発生する余地がなくな
る。又、人手を要さないため、コンピュータにより高速
に中継パッドを認識することができる。
【0039】更に、全てのパッドに対して中継パッドで
あるか否かが正確に認識されるため、中継パッドに対し
てプローブが立てられることがなくなり、プローブの本
数を大幅に減らすことができ、プローブにかかるコスト
を低減することができる。
【0040】なお、本発明は上記各実施例のみに限定さ
れることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で以下
のようにしてもよい。 (1)上記実施例では、パッド矩形に接続されているラ
イン図形に対して異なる接続番号(L1 ,L2 等)を発
生させ、各接続番号に接続されたライン図形に対して同
じ接続番号を発生させたが、異なる接続番号を発生させ
た後、その接続番号をパッド矩形に接続されているライ
ン図形に対して発生された接続番号に合わせるようにし
てもよい。
【0041】(2)上記実施例では、接続番号としてL
1 ,L2 等の共通する記号で異なる番号を発生させるよ
うにしたが、逆に、1a,1b,1c・・・、2a,2
b,2c・・・等のように共通する番号と異なる記号を
発生させるようにしてもよい。
【0042】(3)上記実施例では、コンピュータがプ
リント配線板製造用フィルムのパターンデータとソルダ
ーレジストデータとを読込んで、部品パッド図形及びラ
イン図形と、開口部図形とを比較して交わり図形を求
め、その交わり図形を包含し得るパッド矩形を作成して
中継パッドの決定処理を行うようにしたが、そのパッド
矩形を作成せずに直接部品パッド図形に基づいて中継パ
ッドの決定処理を行うようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のプリント
配線板用検査機を作製する際の中継パッド決定方法によ
れば、プリント配線板製造用フィルムデータの読込みか
ら、中継パッドの決定を全てコンピュータによって人手
にたよらずに容易にかつ確実に行うことができる。又、
前記中継パッド決定方法によれば、見かけ上1本のライ
ン図形に接続されているような中継パッドとなる部品パ
ッド図形を見逃したりすることがなく、かつライン図形
の本数ではなく他のパッド矩形との接続状況を確認して
処理するようにしているため、中継パッドであるか否か
を正確に認識することができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の高密度プリント配線板上の導体パター
ン及びソルダーレジストを示す部分拡大平面図である。
【図2】読込まれたデータ中の部品パッド図形、ライン
図形、ソルダーレジストの開口部図形を合成した状態を
示す概念図である。
【図3】パッド矩形を作成した状態を示す概念図であ
る。
【図4】特定のライン図形を分割した状態を示す概念図
である。
【図5】各ライン図形に対して接続番号を発生した状態
を示す概念図である。
【図6】別の部品パッド図形、ライン図形、ソルダーレ
ジストの開口部図形を合成し、パッド矩形を作成した状
態を示す概念図である。
【図7】各ライン図形に対して接続番号を発生した状態
を示す概念図である。
【図8】別の部品パッド図形、ライン図形、ソルダーレ
ジストの開口部図形を合成し、パッド矩形を作成した状
態を示す概念図である。
【図9】各ライン図形に対して接続番号を発生した状態
を示す概念図である。
【図10】パッド間が複数のラインパターンにより接続
された導体パターンを示す概念図である。
【図11】複数のパッドが1本のラインパターンにより
接続された導体パターンを示す概念図である。
【図12】一つのパッドに3本のラインパターンが接続
されている導体パターンを示す概念図である。
【図13】一つのパッドに2本のラインパターンが接続
し、かつ一方のラインパターンの端部に他のパッドが接
続されていない導体パターンを示す概念図である。
【符号の説明】
7a〜7e,12a,12b,22,23a,23b,
33a〜33e…ライン図形、10a〜10c,26
a,26b,36a,36b…パッド矩形、L1,L2
,L3 …接続記号としての接続番号。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CAD(Computer Aided Design )デー
    タを利用して、以下の(a)〜(e)の工程をコンピュ
    ータによって行わせることを特徴としたプリント配線板
    用検査機を作製する際の中継パッド決定方法: (a)プリント配線板製造用フィルムのパターンデータ
    を読込む工程、 (b)前記パターンデータ中の部品パッド図形と交差す
    るとともに、該部品パッド図形の外部に両端のポイント
    座標が位置するライン図形がある場合に、そのライン図
    形を部品パッド図形内で2個に分割する工程、 (c)一つの部品パッド図形に複数接続されている各ラ
    イン図形に対して異なる接続記号を発生させる工程、 (d)前記接続記号が発生された各ライン図形と他の部
    品パッド図形との接続関係を確認する工程、 (e)他の部品パッド図形との接続関係を確認した結果
    に基づいて、各部品パッド図形について他の部品パッド
    図形と接続関係のある接続記号の数を計算し、その数が
    複数の部品パッド図形を中継パッドとして認識する工
    程。
  2. 【請求項2】 前記(d)工程において接続番号が発生
    された各ライン図形と共有関係にあり、代表する接続番
    号のライン図形を介して他の部品パッド図形と接続され
    ていると確認した場合に、前記(e)工程において他の
    部品パッド図形と接続されている代表する接続番号の数
    を計算する際、共有の代表しない接続番号の数を加算し
    ないようにする請求項1に記載のプリント配線板用検査
    機を作製する際の中継パッド決定方法。
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