JP3239942B2 - デカップリングコンデンサ - Google Patents

デカップリングコンデンサ

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子回路技術に関
し、特に高速動作を必要とする電子回路の動作電源の平
滑化を目的としたデカップリングコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていたこの種の技術とし
て、特開平4−284688号公報が挙げられる。チッ
プコンデンサ等のチップ部品を基板に実装する方法につ
いて説明されている。図3(a)は、同公報に開示され
たチップ部品実装方法を示す平面図、図3(b)は、そ
の縦断面図である。まず、基板101の表面に印刷形成
された回路パターン102上の所定位置に穴をあけ、ス
ルーホール103を形成する。スルーホール103の周
囲の基板101の表面および裏面には、それぞれ小さな
リング状のランド104a,104bが形成される。基
板表面のランド104aは信号パターンに接続されてお
り、基板裏面のランド104bは、例えばアースパター
ン等の回路パターンに接続されている。
【0003】その後、スルーホール103内に、表面電
105aおよび裏面電極105bが形成された円柱状
チップ部品105を縦にして挿入する。そして、チップ
部品105の表面電極105aと基板表面のランド10
4aを半田106によって、また、裏面電極105bと
基板裏面のランド104bを半田107によってそれぞ
れ電気的、機械的に接続すれば、実装作業は終了する。
【0004】以上説明したように、本例はプリント基板
にチップ部品を内蔵させる実装方法についてのものであ
り、一方、部品として通常のプリント基板で使用できる
デカップリングコンデンサそのものの発明である本発明
とは異なるものである。
【0005】その外、関連する文献として下記の如きも
のがあるが、IC/LSIパッケージ内に実装する方法
の提案で本発明とは異なる。
【0006】特開平05ー335501号公報 特開平06ー181281号公報 特開平06ー310649号公報 特開平09ー232369号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】高速動作を必要とする
電子回路の動作電源の平滑化を目的としたコンデンサ
は、一般的に数uFと容量が大きなものとなっている
が、最近は電子回路が小型化、高速化されることによ
り、より周波数特性の良い、実装スペースの小さい部品
が要求されている。この要請に応えるために、例えば、
チップ型コンデンサ等が実用化されている。
【0008】然し、この場合の構成においては、すなわ
ち電子回路を構成する電子回路基板上に実装しコンデン
サの各接続端子をパターンとスルーホールで電源層、グ
ランド層と接続するためインダクタンス特性が付加され
てしまい、チップコンデンサの周波数特性が劣化し期待
通りの効果が得られない問題があった。
【0009】さらには、コンデンサは基本的に2端子で
構成されていて正極、負極と極性を有する場合があり、
実装時に誤って逆実装し部品を破壊してしまう問題もあ
る。
【0010】本発明の主たる目的は、コンデンサの形状
を小型化し回路基板に実装する際に必要とするスペース
を小さくし、また、回路基板の電源、グランド層とコン
デンサの接続によるインダクタンス特性を最小にし回路
の動作電源を平滑化することである。本発明の他の
目的は、極性のあるコンデンサ部品で実装時の誤実装、
誤接続の極性ミスによる破壊防止することである。本
発明の他の目的は、実装時のコンデンサ脱落を防止す
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のデカップリング
コンデンサは、回路基板のスルーホールに挿入して使用
される小形形成のデカップリングコンデンサにおいて、
前記スルーホールの内径より小さい筒型の外壁電極と、
前記外壁電極の内部に充填された誘電体と、前記誘電体
の中心に設けられたコア電極と、前記コア電極を貫通し
て前記コア電極に接続されるとともに、ICの信号端子
を挿入できる貫通穴が設けられた端子とを有する。
【0012】特に、コア電極に接続される端子は、貫通
穴の周囲に広がりかつ直径が前記回路基板のスルーホー
ルの直径よりも大きい笠型状の部分を有しており、これ
により、この笠型状の部分を、貫通穴の外側のコア電極
用の接続パッドとすることができるとともに、デカップ
リングコンデンサの誤実装や誤接続による破壊が有効に
防止され、しかも実装時のコンデンサ脱落が防止され
【0013】
【0014】
【0015】さらに、前記デカップリングコンデンサと
それが挿入されるスルーホールの横断面形状が円形のも
のであるのも本発明の好ましい実施態様である。
【0016】また、前記デカップリングコンデンサとそ
れが挿入されるスルーホールの横断面形状が角形のもの
も考えられる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明のデカップリ
ングコンデンサを示す縦断面図、図2はその外形図であ
る。
【0018】図1および2に示すように、本実施形態
デカップリングコンデンサは、筒型の外壁電極2と、コ
ア電極7とを有する。外壁電極2は、基板9に設けられ
スルーホール8の内径よりやや小さく、デカップリ
ングコンデンサは、この外壁電極2をスルーホール8内
に挿入して使用される。外壁電極2の内部には誘電体3
充填されており、さらに誘電体3の中心にはコア電極
7が設けられている。コア電極7には笠型端子1が接続
されている。笠型端子1は、コア電極7を貫通するとと
もに貫通穴であるスルーホール10が形成された部分
と、スルーホール10の周囲に広がり、かつ基板9のス
ルーホール10の直径よりも大きな直径を有する、接続
パッドとなる笠型の部分とからなる。笠型端子1のスル
ーホール10には、ICパッケージ11の電源端子12
挿入される。デカップリングコンデンサの横断面形状
は、一般に円形であるが角形のものでもよい。
【0019】以上説明したように本発明によれば、コン
デンサを筒形に構成しコンデンサの形状を小型化し電子
回路基板に実装する際に必要とするスペースを小さくて
すむようにし、筒の側面とコア部分を端子として電子回
路基板のスルーホールに実装し、スルーホールの外側に
コア端子用の接続パッドを設定することにより外部信号
と面で接続することになり、従来部品より接続によるイ
ンダクタンス特性が低く押さえられコンデンサのデカッ
プリング特性を十分に発揮すると共に高速回路動作によ
る電源、グランドノイズ等の影響を低減できる。
【0020】また、笠形端子の形状も本発明の特徴であ
って、これにより半田付けで固定されるまでの間の実装
時のコンデンサの脱落を防止すると共に、極性のある2
端子のコンデンサ部品で実装時の誤実装、誤接続の極性
ミスによる破壊を円筒側面とコアの極性を決めておくこ
とで有効に防止する事が出来る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コンデ
ンサを筒形にし該筒の側面とコア部分を端子として電子
回路基板のスルーホールに実装できる大きさで作成し、
スルーホールの外側にコア端子用の接続パッドを設定す
ることにより外部信号と面で接続することになり従来部
品より接続によるインダクタンス特性が低く押さえられ
る。これにより、コンデンサのデカップリング特性を十
分に発揮し、高速回路動作による電源、グランドノイズ
等の影響を低減できる効果を奏する。
【0022】また、極性のある2端子のコンデンサ部品
で問題になる実装時の極性ミスによる破壊等も、筒側面
とコアの極性を決めておくことで誤実装、誤接続を有効
に解決できる効果を奏する。
【0023】さらに、前記笠形端子の形状により、半田
付けで固定されるまでの間の実装時のコンデンサの脱落
を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデカップリングコンデンサの縦断面図
である。
【図2】本発明のデカップリングコンデンサの一外形図
である。
【図3】従来例のチップ部品実装方法の一実施例を示す
平面図(a)と断面図(b)である。
【符号の説明】
1 笠形端子 2 外壁電極 3 誘電体部分 4 基板スルーホール 5 グランド層 6 電源層 7 コア電極 8 スルーホール内壁 9 基板 10 スルーホール 11 ICパッケージ 12 IC電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/10 H01G 4/14 - 4/42 H01G 13/00 - 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板のスルーホールに挿入して使用
    される小形形成のデカップリングコンデンサにおいて、 前記スルーホールの内径より小さい筒型の外壁電極と、 前記外壁電極の内部に充填された誘電体と、 前記誘電体の中心に設けられたコア電極と、 前記コア電極を貫通して前記コア電極に接続されるとと
    もに、ICの信号端子を挿入できる貫通穴が設けられた
    端子とを含み、 前記端子は、前記貫通穴の周囲に広がりかつ直径が前記
    回路基板のスルーホールの直径よりも大きい笠型状の部
    分を有する ことを特徴とするデカップリングコンデン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記外壁電極および前記スルーホールの
    横断面形状が円形のものである請求項に記載のデカッ
    プリングコンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記外壁電極および前記スルーホールの
    横断面形状が角形のものである請求項に記載のデカッ
    プリングコンデンサ。
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