JP3239619B2 - 塩化ビニル系重合体の製造方法 - Google Patents

塩化ビニル系重合体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は懸濁重合による塩化ビニ
ル系重合体の製造方法に関し、特に気孔率(ポロシテ
ィ)が高く、可塑剤吸収性、フィッシュアイ消失性が良
好な塩化ビニル系重合体の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニル(PVC)に代表される
塩化ビニル系重合体は優れた物理的性質を有する有用な
樹脂であり、硬質樹脂から軟質樹脂の分野まで多方面に
わたり使用されている。このうち軟質樹脂の分野では種
々の可塑剤が使用されるため、塩化ビニル系重合体に要
求される重要な特性の1つとして可塑剤吸収性の優れて
いることが挙げられるが、可塑剤吸収性を向上させるた
めには、塩化ビニル系重合体の粒子をより多孔性にしな
ければならない。
【0003】そこで、可塑剤吸収性に優れる多孔性の塩
化ビニル系重合体を得るための種々の製造方法が従来よ
り提案されている。
【0004】例えば、特開昭52−115890号公報
には、ケン化度37〜70モル%、重合度160〜50
0の部分ケン化ポリビニルアルコールの存在下に塩化ビ
ニルの懸濁重合を行うことを特徴とする多孔性PVCの
製造方法が提案されている。
【0005】また、特開昭57−14607号公報及び
特開昭60−229907号公報で提案されている方法
は、界面活性剤或いは低ケン化度のポリビニルアルコー
ルを分散剤として重合を開始し、所定の重合率に達した
時点で水溶性の分散剤を追加することにより多孔性のP
VCを得ようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の技術に
よれば、製造されたPVCはある程度は多孔性となり、
PVCの可塑剤吸収性を改良することができる。しか
し、その反面、重合を行う重合缶の内側にスケールが付
着しやすくなり、また、仕込み塩化ビニル単量体の比率
を大きくすると、得られる重合体が粗粒化したり塊状と
なるという問題点があり、いずれも生産効率が高い実用
的な方法とは言えないものである。
【0007】ここで、高い生産効率を得ることができな
いのは、重合の最初の段階から界面活性剤や低ケン化度
のポリビニルアルコールを使用することにより、重合体
粒子表面のスキン層がなくなり、懸濁系が不安定となる
ためである。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
気孔率が高く、可塑剤吸収性、フィッシュアイ消失性に
優れた塩化ビニル系重合体を高い生産性のもとで得る塩
化ビニル系重合体の製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、塩化ビ
ニル系単量体を懸濁重合した後、未反応単量体を回収す
る時の重合体スラリーの温度を設定重合温度より少なく
とも2℃低くすることにより、可塑剤吸収速度の著しい
改良が図られ、高い生産効率で可塑剤吸収性に優れた塩
化ビニル系重合体が得られること及びその効果が特に5
時間以内の重合時間において大きいことを見い出し、本
発明をなすに至ったものである。
【0010】即ち、本発明は、塩化ビニル系単量体及び
油溶性重合開始剤を分散安定剤の存在下に水性媒体中に
懸濁分散させて懸濁重合を行うことからなる塩化ビニル
系重合体の製造方法において、重合終了後に未反応単量
体を重合体スラリーから回収する時に、該重合体スラリ
ーの温度を設定重合温度より少なくとも2℃低くするこ
とを特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方法を提供す
る。
【0011】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の塩化ビニル系重合体の製造方法は、塩化ビ
ニル系単量体と油溶性重合開始剤とを分散安定剤の存在
下に水性媒体中に懸濁分散させて懸濁重合を行なうこと
により、塩化ビニル系重合体を得るもので、この懸濁重
合法としては、常法により行なうことができる。
【0012】これを詳述すると、本発明の塩化ビニル系
重合体の製造方法で重合される塩化ビニル系単量体とし
ては、塩化ビニル単独の他、塩化ビニルを主体とし、こ
れと共重合し得る他の単量体との混合物(通常、塩化ビ
ニルを50重量%以上)を用いることができ、この塩化
ビニルと共重合される単量体としては、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル等のアクリル酸エステルもしくは
メタクリル酸エステル、エチレン、プロピレン等のオレ
フィン、無水マレイン酸、アクリロニトリル、スチレ
ン、塩化ビニリデン、その他塩化ビニルと共重合可能な
単量体が例示される。
【0013】また、油溶性重合開始剤としては、例え
ば、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−2
−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジエトキ
シエチルパーオキシジカーボネート等のパーカーボネー
ト化合物;t−ブチルパーオキシネオデカネート、α−
クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパーオキ
シネオデカネート等のパーエステル化合物;アセチルシ
クロヘキシルスルホニルパーオキシド、2,4,4−ト
リメチルペンチル−2−パーオキシフェノキシアセテー
ト等の過酸化物;アゾビス−2,4−ジメチルバレロニ
トリル、アゾビス−(4−メトキシ−2,4−ジメチル
バレロニトリル)等のアゾ化合物などの油溶性重合開始
剤の1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用する
ことができ、更には必要により過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム、過酸化水素等の水溶性重合開始剤と併用
することもできる。
【0014】重合開始剤は、水又は単量体の仕込み中、
あるいは仕込み終了後に添加すれば良く、予め単量体に
均一に混合して単量体と共に仕込んでも良く、更には水
性エマルジョンとして水性媒体と共に仕込んでも良い。
【0015】これらの重合開始剤は、仕込み単量体10
0重量部当たり0.05〜0.2重量部、好ましくは
0.05〜0.15重量部を使用すると好適である。
【0016】この場合、本発明において、重合時間は後
述するように5時間以内とすることが好ましく、かかる
重合時間を達成し得るように重合開始剤の使用量を選定
することが推賞される。重合時間5時間以内となるよう
な重合開始剤の量は、重合温度、重合開始剤の種類(活
性)に依存するために一般的には決められないが、例え
ばジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネートを
用いて、重合温度を57℃とする場合は、仕込み単量体
100重量部当たり0.055重量部程度を添加すれ
ば、5時間以内の重合時間とするのに好適である。
【0017】また、本発明の製造方法では、分散安定剤
は従来より塩化ビニル系単量体の懸濁重合に使用されて
いるものを使用することができ、具体的には水溶性でん
ぷん系エーテル類;ポリアクリル酸等のアクリル酸重合
体、ゼラチン、部分ケン化ポリビニルアルコール、セル
ロースエーテル等の水溶性ポリマー;油溶性の部分ケン
化ポリビニルアルコール;ソルビタンモノラウレート、
ソルビタントリオレート、ソルビタンモノステアレー
ト、グリセリントリステアレート、エチレンオキシド・
プロピレンオキシドブロックコポリマー等の油溶性乳化
剤;ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポ
リオキシエチレングリセリンオレート、ラウリン酸ナト
リウム等の水溶性乳化剤;炭酸カルシウム、りん酸カル
シウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどが
あり、これらは単独で又は2種以上の組み合わせで使用
される。
【0018】これらの分散安定剤の中で、本発明の製造
方法において特に好適に用いられるものは、ケン化度が
70〜90モル%の水溶性部分ケン化ポリビニルアルコ
ール、ケン化度が20〜60モル%(好ましくは20〜
50モル%)の油溶性部分ケン化ポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどである。
これらの分散安定剤の合計添加量は、仕込み単量体10
0重量部当たり0.02〜1重量部の範囲で適宜調整す
ることができる。
【0019】また、本発明においては、必要に応じて塩
化ビニル系の重合に適宜使用される重合調整剤、連鎖移
動剤、pH調整剤、ゲル化改良剤、帯電防止剤、スケー
ル防止剤等を添加することも任意である。
【0020】本発明の製造方法は、公知の条件で懸濁重
合を行うことができる。例えば、単量体の重合体成分を
懸濁分散させるために使用する水性媒体の仕込み量は、
従来の方法と同様、単量体との仕込み比(水/単量体)
が1.0〜1.5程度で良く、必要に応じて重合の途中
で水を追加することができる。また、重合温度も、従来
の方法と同様、40〜70℃程度とすれば良いが、重合
時間は5時間以内、特に3〜4.5時間とすることが好
ましい。
【0021】なお、この重合に際しての他の条件、重合
缶への水性媒体、塩化ビニル単量体、場合によっては他
のコモノマー、分散助剤、重合開始剤などの仕込み方法
は従来と同様にして行えば良く、これらの仕込み割合等
の重合条件もまた同様で良い。
【0022】而して、本発明は、以上のようにして得ら
れた重合体スラリー(懸濁重合混合物)から未反応単量
体を回収する際に設定重合温度より少なくとも2℃低い
温度で回収を行なうものである。即ち、従来は、未反応
単量体を回収する時に、重合温度以上、通常70〜90
℃程度まで重合体スラリーを加熱して未反応単量体のス
トリッピングを図るが、本発明では、これとは逆に設定
重合温度より少なくとも2℃低い温度とし、好ましくは
設定重合温度より少なくとも5℃低い温度、より好まし
くは設定重合温度より少なくとも10℃低い温度とする
もので、これにより可塑剤吸収速度の著しい改良が図ら
れるものである。
【0023】また、未反応単量体を回収する時の重合体
スラリーの具体的温度については、設定重合温度より少
なくとも2℃低い温度で、かつ20〜40℃であること
が好ましい。
【0024】即ち、このような条件下で未反応単量体を
回収することにより、未反応単量体回収をする際に、重
合体スラリー中に残留する未分解重合開始剤により重合
が再開し、重合体レジン中の気孔をつぶすという事態を
防ぐことができ、また、重合禁止剤の使用を不要とする
ことが可能となり、また重合時間を5時間以内として
も、優れた可塑剤吸収性を有する塩化ビニル系重合体を
得ることができるものである。
【0025】この点について更に詳述すると、一般に重
合時間を短縮すると、得られる重合体の可塑剤吸収性は
悪化し、可塑剤吸収速度が低下する。これは、重合時間
の短縮に伴い重合開始剤の添加量を増大する必要があ
り、そのため重合終了時に重合体スラリー中に残留する
未分解重合開始剤が増加する。その結果、重合終了後に
重合体スラリーから未反応単量体を回収し、更に未反応
単量体を追い出すために重合体スラリーを加熱する際
に、重合体スラリー中に残留する未分解重合開始剤によ
り一旦停止していた重合が再開し、すでに生成されてい
た重合体レジン中の気孔をつぶしていくことになるため
である。
【0026】このような事態を防ぐために、重合終了時
に重合禁止剤を添加して、未反応単量体の回収及び加熱
によるストリッピングを行なうことも知られているが、
この方法では重合体マトリックス中に重合開始剤が取り
込まれてしまうために重合禁止剤が有効に働かず、重合
時間の短縮に伴う可塑剤吸収速度の悪化を抑制するのは
困難である。
【0027】このように、通常の条件下で未反応単量体
の回収をする場合は、重合時間の短縮に伴い可塑剤吸収
速度が悪化するが、本発明の製造方法の場合には、未反
応単量体の回収を設定重合温度より少なくとも2℃低い
温度で行なうことにより、特に5時間以内の重合時間に
おいて可塑剤吸収速度の改良の効果が大きいことが確認
されたものである。
【0028】ここで、未反応単量体の回収を設定重合温
度より少なくとも2℃低い温度で行なう場合、重合体ス
ラリーの加熱温度が低いので重合缶内での加熱による未
反応単量体のストリッピングが抑制され、その結果、重
合体レジン中に残留する未反応単量体の増加が懸念され
るが、重合缶で未反応単量体を回収後、残余の重合体ス
ラリーをストリッピングカラム(例えば特開昭52−8
3404)に通すことにより、可塑剤吸収性を悪化させ
ることなしに重合体レジン中に残留する未反応単量体を
低減させることができる。
【0029】なお、未反応単量体の回収の時間及び重合
体スラリーの抜き出し時間を短縮するために、重合缶内
の高圧スラリーを耐圧ブローダウンタンクへ直接抜き出
しても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル系重合体の製造方法
によれば、従来では可塑剤吸収性に優れた重合体を得よ
うとすると生産効率が低下し、一方、生産性向上を図る
と可塑剤吸収性が低下してしまうという問題を解決する
ことができ、高い生産性のもとに、気孔率が高く、可塑
剤吸収性、フィッシュアイ消失性に優れた塩化ビニル系
重合体を得ることができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例と比較例とを示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0032】[実施例1]内容積100リットルの撹拌
器及びジャケット付きステンレス製重合器に、脱イオン
水54kg、分散安定剤として(1)平均重合度255
0、ケン化度80モル%の部分ケン化ポリビニルアルコ
ール18g、(2)平均重合度235、ケン化度48モ
ル%の部分ケン化ポリビニルアルコール10g、(3)
メトキシ置換度29重量%、ヒドロキシプロポキシ置換
度10重量%、20℃における2重量%水溶液の粘度が
50cpsであるヒドロキシプロピルメチルセルロース
18g、更に重合開始剤としてジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート25.2gを仕込んだ後に、
器内が−700mmHgとなるまで脱気した。脱気後、
塩化ビニル単量体36kgを仕込み、昇温しながら57
℃において重合を開始した。
【0033】温度を57℃に保ちながら重合を行い、重
量器内圧が6.0kg/cm2Gに降下した時点で未反
応単量体の回収を開始し、同時にジャケットに冷却水を
通じて57℃から10分間で40℃まで冷却し、未反応
単量体回収中は、器内を40℃に維持した。ここで、未
反応単量体の回収時間は40分であった。
【0034】次に、得られた重合体スラリーを器外に抜
き出し、脱水、乾燥して重合体を得た。
【0035】[実施例2]実施例1において、未反応単
量体回収中の器内温度を30℃とする以外は同様にして
重合体を得た。
【0036】[実施例3]実施例1において、重合温度
を52℃とし、且つ重合開始剤の添加量を36gとした
以外は実施例1と同様にして重合を行い、重合体を得
た。
【0037】[比較例1]実施例1において、未反応単
量体の回収開始と同時に昇温し、15分で70℃とした
後、未反応単量体回収中の器内を70℃に維持した以外
は同様にして重合体を得た。
【0038】[比較例2]比較例1において、分散安定
剤(2)の添加量を20gとした以外は同様にして重合
体を得た。
【0039】[比較例3]比較例1において、重合開始
剤の添加量を18gとする以外は同様にして重合体を得
た。
【0040】このようにして得られた各重合体について
下記方法により可塑剤吸収量、可塑剤吸収時間及びフィ
ッシュアイを測定した。それらの結果を表1に示した。
なお、各重合体の製造方法における重合時間及び未反応
単量体の回収中の温度を表1に併記した。
【0041】〈可塑剤吸収量〉内径25mm、深さ85
mmのアルミニウム合金製容器の底にグラスファイバー
を詰め、試料の塩化ビニル重合体10gを採取して投入
した。
【0042】これにジオクチルフタレート(以下「DO
P」とする)15ccを加え、30分放置してDOPを
重合体に十分浸透させた。その後、1500Gの加速度
下に過剰のDOPを遠心分離し、重合体10gに吸収さ
れたDOPの量を測定して、重合体100g当たりに換
算した。
【0043】〈可塑剤吸収時間〉プラストグラフ(プラ
ネタリーミキサー)に塩化ビニル重合体の粉末400g
を入れ、60rpmで撹拌しながら、予熱(4分)して
80℃とした後、これにDOPを200g添加し、その
添加時よりプラストグラフの撹拌トルクの下降した時点
までの時間を測定して、可塑剤吸収時間とした。
【0044】〈フィッシュアイ〉試料の塩化ビニル重合
体100gに、三塩基性硫酸鉛1.0g、ステアリン酸
鉛1.5g、二酸化チタン0.2g、カーボンブラック
0.1g及びDOP50gを混合し、この混合物25g
を145℃のロールで4分間混練し、厚さ0.2mmの
シート状としてロールから取り出し、シート100cm
2当たりに含まれるフィッシュアイの個数を計数した。
【0045】
【表1】
【0046】表1の結果より、本発明の方法により得ら
れた塩化ビニル重合体は、可塑剤吸収時間が短く、フィ
ッシュアイが少ないことが認められる。
【0047】これに対し、未反応単量体回収中の重合体
スラリーの温度を70℃とし、重合時間を各実施例の場
合より長い6時間とした場合(比較例3)は、可塑剤吸
収速度がやや遅く、フィッシュアイもやや増加してお
り、また未反応単量体回収中の重合体スラリーの温度を
70℃とし、重合時間を各実施例と同様に4時間30分
とした場合(比較例1、2)は、可塑剤吸収速度が遅
く、フィッシュアイも増加し、可塑剤吸収性及びフィッ
シュアイ消失性を悪化させていることが認められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 2/18 - 2/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系単量体及び油溶性重合開始
    剤を分散安定剤の存在下に水性媒体中に懸濁分散させて
    懸濁重合を行うことからなる塩化ビニル系重合体の製造
    方法において、重合終了後に未反応単量体を懸濁重合混
    合物から回収する際に、該懸濁重合混合物の温度を設定
    重合温度より少なくとも2℃低くすることを特徴とする
    塩化ビニル系重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記懸濁重合の重合時間は5時間以内で
    あることを特徴とする請求項1記載の塩化ビニル系重合
    体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102575741A (zh) * 2009-10-09 2012-07-11 奥迪股份公司 电减振器

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