JP3237673B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

Info

Publication number
JP3237673B2
JP3237673B2 JP26665491A JP26665491A JP3237673B2 JP 3237673 B2 JP3237673 B2 JP 3237673B2 JP 26665491 A JP26665491 A JP 26665491A JP 26665491 A JP26665491 A JP 26665491A JP 3237673 B2 JP3237673 B2 JP 3237673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
signal
counter
latch
contents
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26665491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05111290A (ja
Inventor
光充 西村
幸弘 西口
Original Assignee
エヌイーシーマイクロシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌイーシーマイクロシステム株式会社 filed Critical エヌイーシーマイクロシステム株式会社
Priority to JP26665491A priority Critical patent/JP3237673B2/ja
Publication of JPH05111290A publication Critical patent/JPH05111290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3237673B2 publication Critical patent/JP3237673B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラマブルな波形
を出力するタイマ機能を有するマイクロコンピュータ
(以下マイコンという)に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータの応用分野は近年
急速に拡大し、多方面で用いられている。特に最近はO
A化、FA化などで物体を動かすモータの制御にマイコ
ンを使用することが多くなってきている。モータ制御に
はモータ制御に適したハードウェアを備えたマイクロコ
ンピュータが必要である。
【0003】一般に、マイコンは、図10に示すような
構成となっている。マイコン1は、メモリ2内に記憶さ
れている命令に従ってCPU3が演算処理を行い、周辺
機能部4を制御する。この周辺機能部4はマイコン1の
外部に接続される外付け機器に対して制御信号を出力し
たり、ステータス信号を入力したりして外付け機器を制
御する。モータ制御に適したハードウェアは、この周辺
機能部4に属する。
【0004】このマイコンを用いたモータ制御として交
流誘導モータの制御方法を説明する。一般に、交流誘導
モータ駆動はPWMインバータによる駆動システムが用
いられている(例えば、雑誌「OHM」の1984年7
月号33〜36頁に記述されている)。この交流誘導モ
ータの駆動波形は、図11の波形に示されるように、3
相のsin波信号(A,B,C)により行う。この場
合、マイコンからはsin波信号を出力することができ
ないため、sin波信号の周波数より高い周波数の搬送
波を想定し、搬送波とsin波信号とが同期するような
各相に対する矩形信号で、近似する。この矩形信号をP
WM信号と呼び、矩形信号のハイレベル幅はsin波信
振幅の逆の値に対応しており、PWMインバータに
前記PWM信号を入力するとPWMインバータは交流誘
導モータを回転させる。
【0005】図12はこのPWM信号を出力するタイマ
ユニットの構成を示すブロック図である。カウンタ(C
NT)112は、カウントクロックが入力されるごと
カウントアップしている。コンペアレジスタ(CM)1
05〜111は、CPUがそれぞれのコンペアレジスタ
のアドレスをアドレスバス101に入力し、読出し信号
(RD)102または書込み信号(WR)103を入力
することにより、各コンペアレジスタへの読出し信号、
書込み信号RD1〜6,WR1〜6のいずれかがリード
/ライト制御回路147aから出力され、またオアゲー
ト149の出力が1となり、バス接続回路150がデー
タバス100と各コンペアレジスタを接続しているバス
104とを接続する。
【0006】従って、各コンペアレジスタ105〜11
1の値がデータバス100に読出されたり、またデータ
バス100上のデータが各コンペアレジスタに書込まれ
たりする。各コンペアレジスタ105〜111は、通常
書込まれたデータとカウンタ112の出力との比較を行
っており、カウンタ112の値とコンペアレジスタ10
5〜111に書込まれたデータとが一致すると、一致信
号EQ0〜EQ6を出力する。
【0007】図13は図12のコンペアレジスタ105
〜111の詳細回路図である。なお、コンペアレジスタ
105〜110の回路は同一であり、またコンペアレジ
スタの各ビットの構成も同一であるため、図ではコンペ
アレジスタのリード/ライト信号はそれぞれRDCM
n,WRCMn,出力される一致信号をEQnとし、接
続される回路も1ビットだけを示した。
【0008】コンペアレジスタの1ビット30は、書込
み信号WRCMnによりDラッチ32にカウンタバス1
04の内容を書込む。このDラッチ32の出力は読出し
信号RDCMnが1のとき読出しバッファを介してカウ
ンタバス104上に読出される。またDラッチ32の出
力は、カウンタバス104とともに排他的オア(EX−
OR)ゲート33に入力される。カウンタバス104上
にはCPUからのアクセスがない場合はカウンタ112
の内容が出力されており、排他的オアゲート33はDラ
ッチとカウンタの出力とを比較している。
【0009】カウンタ112の内容とDラッチ32の内
容とが一致すると、排他的オアゲート33の出力、つま
りコンペアレジスタの1ビットの一致出力が“0”とな
る。コンペアレジスタの各ビットの一致出力はノアゲー
ト34に入力され、全ての入力、つまりコンペアレジス
タの全ビットとカウンタ112との全ビットが全く一致
したときにノアゲート34の出力は“1”となり、カウ
ントクロックが“1”のときアンドゲート36の出力信
号が“1”となり、システムクロックが“0”のときD
ラッチ35の出力一致信号EQnは“0”となる。
【0010】これら一致信号EQ0とEQ1、EQ2と
EQ3、EQ4とEQ5はペアとなり、これらが出力さ
れるとRSフリップフロップ201〜203をそれぞれ
リセット(内容が0)、セット(内容が1)する。一致
信号EQ6が発生すると、CPUに割込み要求信号を送
出し、またカウンタ112をクリアして値を初期値
“0”に戻し、カウンタ112はクリア後カウントクロ
ックのカウントを続ける。
【0011】また、8ビット構成のポートラッチ123
は、各コンペアと同様にCPUからリード/ライト制御
回路147aから出力されるRDRL、WRPL信号に
よりアクセスされる。RSフリップフロップ201〜2
03の出力はマルチプレクサ(MPX)124〜126
および出力バッファ128〜130を介して出力ポート
端子P0、P1、P2よりマイコンの外部に出力され
る。また、マルチプレクサ124〜126の他方の入力
はポートラッチ123のビット0,1,2,が入力され
ている。
【0012】マルチプレクサ124〜126は、別に制
御されるモード信号が“0”の時はポートラッチの内容
を出力し、モード信号が“1”の時はRSフリップフロ
ップの内容を出力するような動作をする。このことは、
マイコンは種々の応用分野に使用されるためPWM信号
を使用しない応用分野にもポート端子を汎用の出力ポー
トしてどうにか使用できるように考慮していることによ
る。ポート端子P3〜P7からはポートラッチ123の
ビット3〜7の内容が、出力バッファ131〜135を
介して出力される。カウンタ112の出力は通常バス1
04に出力されているが、CPUのアクセス時はRD1
03、WR103信号によりバス接続回路153を遮断
して、カウンタ112をバス104から切り離す。
【0013】次に、図12に示すタイマユニットを用い
てPWM信号を発生する方法を説明する。
【0014】コンペアレジスタ(CM6)111には、
11のA相のPWM信号のt3で示す時間に対応する
データを書込む。またコンペアレジスタ(CM0)10
5、(CM1)106には、それぞれt2 ,t1 示す時
間に対応するデータを書込む。モード信号が“1”の状
態でカウンタ112がクリア状態からカウントアップし
ていって、t1時間後に一致信号EQ1が発生すると、
RSフリップフロップ201がセット(1)されるの
で、出力ポート端子P0が“1”となる。
【0015】次にt2 時間後に一致信号EQ0に発生す
ると、RSフリップフロップ201がリセット(0)さ
れ、出力ポート端子P0が“0”となる。次にt3 時間
後に一致信号EQ6が発生し、カウンタ112がクリア
され、PWM信号の1周期が終了する。CPUは一致信
号EQ6の発生による割込み要求信号に基づいて次のP
WM信号に対応するデータをコンペアレジスタ105,
106に書込む。
【0016】図11に示すB相(出力ポート端子P
1)、C相(出力ポート端子P2)についても同様にコ
ンペアレジスタ107,108、コンペアレジスタ10
9,110をそれぞれ制御することにより、PWM信号
を出力することができる。以上の制御を繰り返すことに
より、図11に示すA相、B相、C相のPWM信号を発
生し、交流誘導モータを制御することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したタイマを内蔵
した従来のマイコンは、マイコンが多方面の応用に使用
されるため、交流誘導モータの制御分野以外に使用され
ることも考えられる。その場合は出力ポート端子はモー
ド信号を“0”にし、汎用の出力ポート端子として使用
する。しかし、タイマの回路は全く使用されないので不
経済であるばかりか、交流誘導モータの制御分野以外の
応用分野のユーザが全く使用しない回路を含んだ価格で
マイコンをを購入しなければならないので、これも非経
済的である。
【0018】また、このタイマを備えた従来のマイコン
は、交流誘導モータの制御分野以外の応用分野には使い
づらいので、その応用分野が非常に狭くなり、従来のマ
イコンの販売数量、生産数量があまり増えず、そのた
め、量産効果が得られず、結果的に従来のマイコンの単
価を安くできないという欠点があった。また、一般に外
付けの機器を制御する応用に適するマイコンには、所定
のタイミングに所定のパルス信号を出力するいわゆる実
時間処理機能が要求されている。
【0019】本発明の目的は、このような問題を解決
し、コンペアレジスタの内容とカウンタの内容とが一致
した場合に、このカウンタの値の初期化後一度だけ一致
信号を発生する一致信号制御回路を付加し、備えている
ハードウェアを有効に使用することにより、交流誘導モ
ータの制御および汎用のパルス信号を出力することがで
きる応用分野の広いマイコンを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、プログ
ラムまたはデータを記憶するメモリと、前記プログラム
に従い演算処理を実行するCPUとを備え、このCPU
によりセットされたデータに基づいてパルス信号を生成
し出力するパルス生成回路とを備えた交流モータ制御用
マイクロコンピュータにおいて、供給されるクロック
に基づいて内容を更新する単数または複数個のカウンタ
と、これらカウンタの内容と前記CPUによりセットさ
れたデータとの比較をそれぞれ行う複数個のコンペアレ
ジスタと、これらコンペアレジスタと前記各カウンタの
内容とが一致した場合にこれらカウンタの値をそれぞれ
初期化する回路と、前記各コンペアレジスタの内容と前
記各カウンタの内容とがそれぞれ一致した場合に前記各
カウンタの値の初期化後前記交流モータの交流周期内に
一度だけ一致信号を出力して保持する一致信号制御回路
と、この一致信号制御回路からの一致信号が発生した各
コンペアレジスタに対応してそれぞれ前記パルス信号か
らなる出力信号を生成する出力信号発生回路と、この出
力信号発生回路から発生する出力信号を外部に出力する
出力制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0021】
【実施例】図1,図2は本発明の一実施例のモータ制御
回路のブロック図およびその制御部180の回路図であ
る。本実施例において、カウンタ112、コンペアレジ
スタ105〜111は、カウンタ169、コンペアレジ
スタ170と時分割で動作する他は従来例と同様の動作
をするので説明を省略する。
【0022】各コンペアレジスタ105〜111から出
力される一致信号EQ0〜EQ5は一致信号制御回路1
55を介しEC0〜EC5を出力する。この一致信号制
御回路155の出力EC0〜EC5は、アンドゲート1
13〜118を介してそれぞれセット及びリセット機能
付きのDラッチ119〜121のリセット入力セット入
力にそれぞれ接続されている。また、一致信号EC0と
EC1はオアゲート138を介してDラッチ140に接
続されている。Dラッチ140の出力は、他入力がRD
CM4信号であるオアゲート142を介してコンペアレ
ジスタ109の読出信号となっている。同様に、一致信
号EC2とEC3はオアゲート139を介してDラッチ
141に入力され、Dラッチ141の出力は他入力がR
DCM5信号であるオアゲート143を介して、コンペ
アレジスタ110の読出信号となっている。
【0023】各コンペアレジスタとカウンタ112を接
続しているカウンタバス104は、8ビットのバスで、
マルチプレクサ(MPX)137にも接続されている。
マルチペレクサ137はDラッチ136の出力が“1”
のときカウンタバス104の上位4ビットのデータを選
択して4ビットのバッファバス148に出力する。また
Dラッチ136の出力が0のときは、カウンタバス10
4の下位4ビットのデータをデータバッファバス148
に出力する。バッファバス148の0ビット、3ビット
はそれぞれセットリセット付きのDラッチ119、12
1およびDラッチ122の入力に接続されている。
【0024】また、一致信号EC1,EC3はオアゲー
ト144を介してDラッチ136の入力に接続されてお
り、一致信号EC1またはEC3のどちらかが“1”の
ときDラッチ136の出力は“1”となる。オアゲート
142、143の出力はオアゲート145、アンドゲー
ト146を介して、Dラッチ119、122のラッチク
ロックとなっており、タイマモード信号が“1”でシス
テムクロックが“1”の時に、Dラッチ119、122
にバッファバスのデータが書込まれる。
【0025】また、タイマモード信号が“1”のときは
アンドゲート113〜118の出力は0となり、一致信
号によりDラッチ119〜121は、セットまたはリセ
ットされない。ポートラッチ123、マルチプレクサ1
24〜126、出力バッファ128〜135、リード/
ライト制御回路147は、図10で示した回路と同様の
動作を行い、またマルチプレクサ122は他のマルチプ
レクサ119〜121と同様の動作を行う。
【0026】CPUから各コンペアレジスタへのライト
時は、CPUがそれぞれのコンペアレジスタのアドレス
をアドレスバス101に入力し、書込み(WR)信号1
03を入力する事によりリード/ライト制御回路147
で生成するWRCM(WR0〜WR7)信号が“1”と
なり、オアゲート149を介してバス接続回路を導通さ
せデータバス100上のライトデータがカウンタバス1
04に流れ込む。WRCM信号と同時にWR0〜WR7
のいずれかがリード/ライト制御回路147から出力さ
れ各コンペアレジスタに書込まれる。
【0027】また、CPUから各コンペアレジスタのリ
ード時は、CPUがそれぞれのコンペアレジスタのアド
レスをアドレスバス101に出力し、リード(RD)信
号102を出力することにより、RD0〜RD7のいず
れかがリード/ライト制御回路147から出力され、コ
ンペアレジスタの値がカウンタバス104に読み出さ
れ、RD0〜RD7のいずれかと同時にリード/ライト
制御回路147から出力されるRDCM信号によってバ
ス接続回路を導通させ、データバス100に読み出され
る。
【0028】図3は図1の一致信号制御回路155の詳
細回路図である。コンペアレジスタ105〜110から
の一致信号EQ0〜EQ5に接続される回路は同一であ
るので、図ではコンペアレジスタからの一致信号がEQ
nと記述し接続される回路も一つだけ示した。
【0029】コンペアレジスタ111から出力される一
致信号EQ6は、ラッチクロックがシステムクロックで
あるDラッチ52に接続されている。このDラッチ52
の出力はアンドゲート56、オアゲート57を介してR
/Sフリップフロップ58のセット入力となっている。
アンドゲート56の他入力にはシステムクロックが入力
されたノットゲート51が接続され、オアゲート57の
他入力にはシステムリセットが接続されている。コンペ
アレジスタからの一致信号はEQnは、アンドゲート5
3を介してリセット付きDラッチ54に接続され、この
リセット付きDラッチ54の出力はアンドゲート55を
介してR/Sフリップフロップ58のリセット入力に接
続されている。アンドゲート53の他入力にはR/Sフ
リップフロップ58の出力が接続され、アントゲート5
5の他入力にはノットゲート51の出力が接続されてい
る。アンドゲート53の他入力にはR/Sフリップフロ
ップ58の出力され、アンドゲート55の他入力にはノ
ットゲート51の出力が接続されている。
【0030】つまり、システムリセットまたは一致信号
EQ6が“1”のとき、R/Sフリップフロップ58の
出力は“1”となり一致信号EQnはリセット付きDラ
ッチ54にラッチされ、このDラッチ54に“1”がラ
ッチされたとき、R/Sフリップフロップ58の出力は
“0”となり、一致信号EQnはDラッチ54にラッチ
されない。このDラッチ54の出力Enは対応するポー
ト出力に接続されたDラッチをセットまたはリセットす
る。
【0031】次に、図4,図5はタイマモード信号が
“0”、モード信号が“1”のときの動作を説明するタ
イミング図である。システムリセット後どのコンペアレ
ジスタからも一致信号が発生していない状態で、コンペ
アレジスタ111(CM6)には54H,コンペアレジ
スタ105(CM0)には53H、コンペアレジスタ1
06(CM1)には51Hが記憶されている場合の一致
信号EQ1に接続された一致信号制御回路155の動作
を考える。
【0032】システムリセット入力“1”はオアゲート
57を介してR/Sフリップフロップ58のセット入力
に入力され、R/Sフリップフロップ58出力は“1”
となっている。カウンタ(CNT1)112はカウント
クロックの立上りに同期して内容をインクリメントして
いる。
【0033】カウンタ112の内容が51Hとなったと
き、システムクロックの立下りに同期して一致信号EQ
1が出力される。アンドゲート53の他入力R/Sフリ
ップフロップ58の出力は“1”であるため、続くシス
テムクロックの立上りに同期して、Dラッチ54がセッ
トされ、続くシステムクロックの立下りに同期してDラ
ッチ119がセットされ、出力が“1”となるので出力
ポート端子P0が“1”となる。
【0034】一方、Dラッチ54がセットされたとき、
Dラッチ54の出力“1”はアンドゲート55を介して
システムクロックの立下りに同期してP/Sフリップフ
ロップ58のリセット入力に入力され、R/Sフリップ
フロップ58の出力は“0”となる。次にカウンタ11
2の内容が53Hとなると、一致信号EQ0が出力され
Dラッチ119がリセット(0)されるので出力が
“0”となる。すると、出力ポート端子P0が“0”と
なる。
【0035】いま、一致信号EQ1が発生した後、コン
ペアレジスタ106(CM1)に次の周期での一致発生
タイミング値として55Hが書込まれた場合を考える。
動作タイミングを示した図5を用いて説明する。
【0036】前述のように書込みデータは、システムク
ロックの立上りでデータバス100からバス接続回路1
50、カウンタバス104を介してコンペアレジスタに
書込まれる。カウンタ112の内容が55Hになったと
き、システムクロックの立下りに同期して一致信号EQ
1が出力され、アンドゲート53に“1”が入力され
る。このアンドゲート53の他入力であるR/Sフリッ
プフロップ58の出力は“0”となっているため、アン
ドゲート53の出力は“0”となりDラッチ54に入力
される。つまり、一致信号EQ1はDラッチ54にラッ
チされず、Dラッチ54の出力E1は“0”のままであ
る。従ってポート出力は変化しない。
【0037】カウンタ112の内容が58Hになったた
き、システムクロックの立下がりに同期して一致信号E
Q6が出力され、アンドゲート56、オアゲート57を
介してシステムクロックの立下りに同期してR/Sフリ
ップフロップ58は“1”になるため、次に発生する一
致信号EQ1はDラッチ54にラッチされる。以下のよ
うに出力ポート端子P0からはPWM信号が出力され、
交流誘導モータの制御ができる。
【0038】次に、タイマモード信号が“1”でモード
信号が“1”の場合の動作を説明する。
【0039】いま、システムリセット後どのコンペアレ
ジスタからも一致信号が発生していない状態で、コンペ
アレジスタ105(CM0)に51H、コンペアレジス
タ106(CM1)に53H、コンペアレジスタ109
(CM4)には25H、コンペアレジスタ111(CM
06)には54H、コンペアレジスタ170(CM7)
にはA3のデータが書込まれているものとする。通常カ
ウンタバス104にはカウントクロック1が“1”のと
きにはカウンタ112(CNT1)の内容が、カウンタ
169(CNT2)の内容が出力されている。
【0040】カウンタ112の内容が51Hのときは一
致信号EQ0が出力され、続くシステムクロックの立上
がりに同期してDラッチ54がセットされDラッチ54
の出力E0が“1”となる。すると、Dラッチ140に
は次にシステムクロックの立上がりで“1”が、またD
ラッチ136には次のシステムクロックの立上がりで0
が書込まれる。従ってオアゲート142、145、15
1の出力は“1”となる。カウンタ112はバス接続回
路153により、カウンタバス104から切離されると
同時にコンペアレジスタ109の内容25Hがカウンタ
バスに出力される。
【0041】すると、バッファバス148には5Hが出
力され、カウントパルスが立下がり“0”となるとDラ
ッチ119、121の出力が“1”、Dラッチ120、
122の出力は“0”となるので、出力ポートP0、P
1、P2、P3が“1”、“0”、“1”、“0”とな
る。カウンタ112の内容が53Hとなった時は一致信
号EQ1が“1”となるため次のシステムクロックのサ
イクルでDラッチ136の内容が“1”となる。する
と、カウンタバス104上に読出されたコンペアレジス
タ109の内容25Hの上位バイトの“2H”がバッフ
ァバス148に出力されるため、Dラッチ119〜12
2及び出力ポート端子P0〜P3のデータが“0”、
“1”、“0”、“0”となる。
【0042】タイマモード信号が“0”の場合と同様
に、一致信号発生によってR/Sフリップフロップ58
は“0”となるため、一致信号発生後、コンペアレジス
タの内容の書換えにより、再度一致信号が発生してもD
ラッチ54の出力Enは発生しないため、ポート出力は
変化しない。
【0043】以上のようにコンペアレジスタによる一致
信号が一周期に複数回発生した場合、2回目以降の発生
ではポート出力を変化させないため、CPUからコンペ
アレジスタの内容の書換えがいつでもできる。以上のよ
うにコンペアレジスタ109、110に書込むデータに
より、4ビットの所定のパレス列を所定のタイミングで
生成することができるため、外部に接続した制御機器を
実時間制御することができる。
【0044】図7、図8は本発明の第2の実施例の構成
を示すブロック図およびその制御部180aのブロック
図、図9はそのタイミングチャートである。この回路の
図1,2と同一の番号、名称の回路は同一の動作を行う
が、リード/ライト制御回路147は省略している。
【0045】図において、Dラッチ154、140、1
41には一致信号EQ0、EQ1、EQ2が接続されて
いる。タイマモード信号が“1”、モード信号が“1”
の場合に、一致信号EQ0〜EQ2が発生したとき、次
のシステムクロックに同期して、それぞれコンペアレジ
スタ108(CM3)〜110(CM5)の内容がカウ
ンタバス104に読出され、Dラッチ119〜122、
156〜159にそれぞれ書込まれる。すると出力ポー
ト端子P0〜P7からはマルチプレクサ124〜12
7,160〜163を介したDラッチ119〜122,
156〜159の各データが出力される。
【0046】今、CM3〜CM5にそれぞれ89H、2
7H、DAHを書込んだ場合、一致信号EQ0〜EQ2
の発生時に出力ポート端子P0〜P7からそれぞれ89
H、27H、DAHのデータが出力され、図9に示すよ
うな波形の8ビットのパルス列を発生させることができ
る。
【0047】また、図5と同様に、コンペアレジスタに
よる一致信号が一周期に複数回発生した場合でも、2回
目以降の一致信号が発生してもポート出力を変化させな
いため、CPUからコンペアレジスタの内容の書換えが
いつでもできる。従ってコンペアレジスタ108〜11
0に書込むデータにより、8ビットの所定のパルス列を
所定のタイミングで生成することができるため、外部に
接続した、制御機器を実時間制御することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、従来の
交流誘導モータ制御回路を備えたマイコンに対し、交流
誘導モータ制御回路を構成するコンペアレジスタの内容
とカウンタの内容とが一致した場合にカウンタの値の初
期化後一度だけ一致信号を発生する一致信号制御回路を
付加することにより、ハードウェアを有効に使用し、交
流誘導モータの制御と共に、汎用のパルス信号を出力す
ることができる応用分野の広いマイコンが得られるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイマユニットの構成を示
すブロック図。
【図2】図1の制御部の構成を示すブロック図。
【図3】図1の一致信号制御回路の詳細な構成を示すブ
ロック図。
【図4】図1のタイマモード信号が“0”の時の1回目
の一致発生時のタイマユニットの動作タイミング図。
【図5】図1のタイマモード信号が“0”の時の2回目
の一致発生時のタイマユニットの動作タイミング図。
【図6】タイマモート信号が“1”の時の出力ポート端
子から出力するパルス列のタイミング図。
【図7】本発明の第2の実施例のタイマユニットの構成
を示すブロック図。
【図8】図7の制御部の構成を示すブロック図。
【図9】図8でタイマモード信号が“1”の時の出力ポ
ート端子から出力するパルス列のタイミング図。
【図10】一般的なマイコンの構成を示すブロック図。
【図11】交流誘導モータの制御信号とPWMインバー
タに入力する交流誘導モータの制御信号に対応したマイ
コンが出力すべきPWM信号のタイミング図。
【図12】従来例のタイマユニットの構成を示すブロッ
ク図。
【図13】図12のコンペアレジスタの構成を示す回路
図。
【符号の説明】
1 マイコン 2 メモリ 3 CPU 4 周辺機能部 30 コンペアレジスタ(CM) 32,35,52,53 Dラッチ 33 EX−ORゲート 34 オアゲート 36,53,55,56 アンドゲート 37,51 インバータ 57 オアゲート 58 R/Sフリップフロップ 100 データバス 101 アドレスバス 102 RD 103 WR 104 カウンタバス 105〜111,170 コンペアレジスタ 112,169 カウンタ 113〜118,146 ANDゲート 219〜122,136,140,141,156〜1
59 Dラッチ 123 ポートラッチ 124〜127,137,160,163 マルチプ
レクサ(MPX) 128〜135 出力バッファ 138,139,142〜145,149 ORゲー
ト 147,147a リード/ライト制御回路 150,153 バス接続回路 152,154 インバータ 155 一致信号制御回路 180,180a 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−199503(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムまたはデータを記憶するメモ
    リと、前記プログラムに従い演算処理を実行するCPU
    とを備え、このCPUによりセットされたデータに基づ
    いてパルス信号を生成し出力するパルス生成回路とを備
    えた交流モータ制御用のマイクロコンピュータにおい
    て、供給されるクロックに基づいて内容を更新する単数
    または複数個のカウンタと、これらカウンタの内容と
    記CPUによりセットされたデータとの比較をそれぞれ
    行う複数個のコンペアレジスタと、これらコンペアレジ
    スタと前記各カウンタの内容とが一致した場合にこれら
    カウンタの値をそれぞれ初期化する回路と、前記各コン
    ペアレジスタの内容と前記各カウンタの内容とがそれぞ
    れ一致した場合に前記各カウンタの値の初期化後前記交
    流モータの交流周期内に一度だけ一致信号を出力して
    持する一致信号制御回路と、この一致信号制御回路から
    の一致信号が発生した各コンペアレジスタに対応してそ
    れぞれ前記パルス信号からなる出力信号を生成する出力
    信号発生回路と、この出力信号発生回路から発生する出
    力信号を外部に出力する出力制御回路とを備えたことを
    特徴とするマイクロコンピュータ。
JP26665491A 1991-10-16 1991-10-16 マイクロコンピュータ Expired - Fee Related JP3237673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26665491A JP3237673B2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 マイクロコンピュータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26665491A JP3237673B2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 マイクロコンピュータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05111290A JPH05111290A (ja) 1993-04-30
JP3237673B2 true JP3237673B2 (ja) 2001-12-10

Family

ID=17433837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26665491A Expired - Fee Related JP3237673B2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 マイクロコンピュータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3237673B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05111290A (ja) 1993-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5507001A (en) Microcomputer including CPU and serial data communication unit operating in synchronism
JPS61156358A (ja) バスコンバータ
JPS633359A (ja) デイジタル情報処理システム
JPS5925254B2 (ja) デイジタル・デ−タ処理装置
JPS5987569A (ja) デ−タ自動連続処理回路
JP3237673B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP2891711B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP2784001B2 (ja) プログラマブルコントローラの命令処理回路
JPH04195311A (ja) マイクロコンピュータ
JP2692469B2 (ja) データ制御装置
JP3027765B2 (ja) 時刻機構制御装置
JPS61190389A (ja) 文字表示装置
JPS60134957A (ja) 並列型演算処理装置
JPH0212358A (ja) データ転送方式
JPS61252585A (ja) 画面メモリ制御装置
JP3338722B2 (ja) カウンタ回路
JPH04227551A (ja) アクセス制御回路
JPS61190388A (ja) 文字表示装置
JP2781973B2 (ja) メモリー内容更新回路
JPH01306939A (ja) マイクロコンピュータ
JPH04353922A (ja) データ変換方法
JPH0675902A (ja) Dma転送回路
JPH0419894A (ja) エラスティックストア回路
JPS62296637A (ja) シリアルデ−タの受信装置
JPH04192720A (ja) デジタルカウンタ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010904

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees