JP3027765B2 - 時刻機構制御装置 - Google Patents

時刻機構制御装置

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JP3027765B2 JP02280348A JP28034890A JP3027765B2 JP 3027765 B2 JP3027765 B2 JP 3027765B2 JP 02280348 A JP02280348 A JP 02280348A JP 28034890 A JP28034890 A JP 28034890A JP 3027765 B2 JP3027765 B2 JP 3027765B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 パイプライン処理における時刻機構制御装置に関し、 少ないハードウェア量で、時刻機構を構成することを
目的とし、 刻時パルスにより時刻データが更新される複数バイト
の時刻機構と、基準時刻データを上位バイト単位と下位
バイト単位に分けて2回のサイクルで書き込む書き込み
制御部と、時刻データを上位バイト単位と下位バイト単
位に分けて2回のサイクルで読み出す読み出し制御部と
を備えたパイプライン処理における時刻機構制御装置に
おいて、連続する2回の書き込み処理における最初の書
き込み開始と2回目の書き込み終了までの書き込み期間
に刻時パルスが入力されることを禁止する禁止パルス発
生器と、書き込期間に発生した刻時パルスが時刻機構に
入力されないようにして保留し、書き込み終了後に時刻
機構に入力される保留パルス発生器とを備え、書き込み
期間に発生した刻時パルスを保留し、書き込み終了後に
保留パルスを時刻機構に入力して時刻データを正しく更
新する構成を持つ。
〔産業上の利用分野〕
パイプライン処理によるコンピュータにおいて、時刻
を算出するための時刻機構制御装置に関する。
コンピュータにおける時刻の算出は、時刻機構(時計
に該当するもの)を備え、基準となる時刻のデータを書
き込み(時計に時間をセットすることに該当する)、一
方時間測定の基準となる一定の時間間隔で発生する刻時
パルスを時刻機構に入力することにより時刻データを更
新するようにしている。そして、時刻機構上の時刻デー
タを読み出して現在時刻を算出するようにしている。
このような、時刻機構は、高速な処理を必要とするた
めハードウェアにより構成されているが、例えば8バイ
トの記憶装置により構成する場合、8バイトのデータを
8バイトのバスでアクセスを行うことは少なくとも128
本の入出力ピンを必要とし、ハードウェアにおけるIOピ
ンの数が多くなり望ましくない。
そのため、従来は8バイトの時刻データの場合、時刻
機構へのアクセスは4バイトにより行い、8バイトの時
刻機構の外に4バイトの書き込みデータもしくは読み出
しデータを保持するレジスタを設け、例えば書き込み処
理の場合、書き込みデータの上位4バイトを一時書き込
みレジスタに保持し、次のサイクルで送られてくる下位
4バイトの書き込みデータと共に、書き込みレジスタに
保持していた上位4バイトの書き込みデータを読み出し
て8バイトデータとして、時刻機構に書き込むようにし
ていた。
上記のような従来の方法は、時刻機構の外に別途にレ
ジスタを必要とし、ハードウェア量を増加させていた。
本発明は、上記レジスタを必要とすることなく、簡単
なハードウェアを付加するだけで、時刻機構への4バイ
トアクセスにより時刻データの読み出し、書き込みを行
うことのできる時刻制御装置を提供するものである。
〔従来の技術〕
パイプライン処理における従来の時刻制御方式を第6
図ないし第8図により説明する。
第6図はメインパイプラインのブロックを示す図であ
る。
図は6段のステートからなる場合を示し、Dサイクル
ではオペコードがデコードされ、GRスタック(汎用レジ
スタスタック)よりアドレス計算用のデータが読み出さ
れBR(ベースレジスタ)、XR(インデックスレジスタ)
にセットされる。AサイクルではBR、XRがEAG(有効ア
ドレス生成器)により加算され、有効アドレスとしてEA
R(有効アドレスレジスタ)にセットされる。Tサイク
ルでは有効アドレスがTLB(変換索引緩衝機構)により
実アドレスに変換されRAR(実アドレスレジスタ)にセ
ットされる。Bサイクルでは実アドレスによりLBS(ロ
ーカルバッファストレージであって、主記憶データのコ
ピーを保持し、高速にアクセスするために設ける)から
データが読み出されOWR(オペランドレジスタ)にセッ
トされる。Eサイクルでは演算が実行され、結果がRWR
(リザルトワードレジスタ)にセットされる。Wサイク
ルでは結果を様々なレジスタに書き込む。これらレジス
タはROB(レジスタオペランドバス)によりOWRに読み出
し、演算器におくることができる。またOWRはストアデ
ータバスにも接続されておりOWRからこれらレジスタの
内容を主記憶に格納することができる。
上記のような、パイプライン処理方式により、時刻機
構に基準時刻を書き込む場合、8バイトデータの時刻機
構への書き込みを、書き込みデータレジスタなしに、4
バイトアクセスにより行うと、時刻機構上のデータを更
新してゆく刻時パルスは、書き込み制御信号と非同期で
あるため、例えば、8バイトデータのうち上位4バイト
データを書き込んだのちに、下位4バイトデータを書き
込む間に、刻時パルスが時刻機構に入力され、正確に書
き込まれない場合がある。
例えば、書き込み前に、下位4バイトにオールゼロの
データが書き込まれていた場合、データを書き込んだ後
に、下位4バイトのデータを書き込むまでの間に、刻時
パルスが入力されると、下位4バイトがオールゼロに書
き換えられるとともに桁上げにより上位4バイトのデー
タが書き換えられてしまう。そのため、実際に書き込ま
れるデータと書き込もうとしたデータの間に食い違いを
生じ誤差を生じることとなる。
上位4バイトのデータを先に書き込む場合にも同様の
問題を生じることがある。
そこで、従来は、上位4バイトの書き込みデータを一
時保持する書き込みデータレジスタを設け、8バイトデ
ータを時刻機構に書き込むに先立って、上位4バイトの
書き込みデータを書き込みレジスタに保持し、次のサイ
クルにより送られてくる下位4バイトの書き込みデータ
と書き込みデータレジスタに保持した上位4バイトの書
き込みデータと共に、8バイトデータとして、同時に時
刻機構に書き込むようにしていた。
従来の時刻制御方式を第7図に示す。
図において、80は4バイト書き込みデータバス、81は
4バイトの書き込みデータレジスタ、82は8バイトデー
タの書き込み制御部であってセレクタよりなるもの、83
は8バイトの時刻機構であって、8バイトのレジスタよ
りなるもの、85は4バイトの読み出しデータレジスタ、
86は読み出し制御部、87は4バイト読み出しデータバ
ス、88は8バイトインクリメンタであって、常時、時刻
機構83の時刻データが入力されていて時刻機構に刻時パ
ルスが入力される度に、時刻機構にセットするもの、89
はオア回路であって、時刻機構83の書き込みに制御信号
(SEL_WD)もしくは時刻パルス(INC_PULSE)を入力し
て時刻機構83に入力するものである。
CE_WDR_HIは4バイトの書き込みデータレジスタの書
き込み制御信号、SEL_WDは8バイトの書き込みデータの
書き込み制御を行う書き込み制御信号、INC_PULSEは刻
時パルスであってハードウェアにより起動されるもので
ある。
CE_RDR_HIは時刻機構83の上位4バイトのデータを読
み出して4バイトの読み出しデータレジスタ85に書き込
むための制御信号、SEL_RD_HIは4バイトの読み出しデ
ータレジスタを選択して4バイト読み出しデータバスに
乗せて出力するための制御信号、SEL_RD_LOWは時刻機構
83の下位4バイトのデータを選択して4バイト読み出し
データバスに乗せて出力するための制御信号である。
なお、上記において、CE_WDR_HI、SEL_WD、CE_RDR_H
I、SEL_RD_HI、SEL_RD_LOWはマイクロプログラムにより
起動される信号である。
次に第7図に示す構成の動作を説明する。
まず、時刻機構83に時刻データを書き込む場合の動作
を考える。
8バイトの書き込みデータのうち、先ず上位4バイト
のデータが4バイト書き込みバスにより送られてくるの
で、書き込み制御信号CE_WDR_HIにより制御されて(CE_
WDR_HIがオンになる)、書き込みデータレジスタ81に書
き込まれる。そして次のマシンサイクルで下位4バイト
の書き込みデータが4バイト書き込みデータバス80によ
り送られてくる。そのとき、書き込み制御信号SEL_WDが
書き込み制御部82と時刻機構83に入力される(SEL_WDが
オンになる)。そこで、上位4バイトの書き込みデータ
レジスタ81上のデータが読み出され、同時に4バイト書
き込みデータバス80により送られてきた下位バイトの書
き込みデータが時刻機構83に書き込まれる。
8バイトインクリメンタ88には、時刻機構83の時刻デ
ータが入力され、1を加算する。そして、8バイトイン
クリメンタ上にデータ(常に時刻機構上のデータより1
多い)は、刻時パルスINC_PULSEが時刻機構83に入力さ
れる度に、時刻機構83にセットされる。
さらに、時刻を読み出す時は、最初、読み出し制御信
号CE_RDR_HIに制御されて(CE_RDR_HIがオンになる)時
刻機構83の上位バイトのデータが読み出しレジスタに読
み出され、そのとき同時に読み出し制御信号SEL_RD_LOW
により制御されて(SEL_RD_LOWがオンになる)、読み出
し制御部86が下位4バイトのデータを選択して、4バイ
トの読み出しデータバス上に乗せて転送する。そして、
次のマシンサイクルにおいて、読み出し制御信号SEL_RD
_HIに制御されて(SEL_RD_HIがオンになる)、読み出し
制御部86が読み出しデータレジスタ85のデータを選択し
て上位4バイトのデータを4バイト読み出しデータバス
87上に乗せられて転送する。
第8図に、従来の時刻制御方式のタイムチャートを示
す。
A1のフローにおけるWサイクルで、CE_WDR_HIがオン
になり、上位4バイトの書き込みデータが書き込みデー
タレジスタに書き込まれる。次のA2フローのWサイクル
において、SEL_WDがオンになり、下位4バイトの書き込
みデータが時刻機構に書き込まれると同時に、上位4バ
イトのデータが書き込みデータレジスタより読み出さ
れ、時刻機構に書き込まれる。
B1のフローにおけるBサイクルにおいて、CE_RDR_HI
がオンになり、上位4バイトの時刻機構上のデータが読
み出しデータレジスタ上に読み出される。同時に、SEL_
RD_LOWがオンになり、時刻機構上の下位4バイトの読み
出しデータが4バイト読み出しデータバス上に乗せら
れ、転送される。次のB2フローのBサイクルにおいて、
SEL_RD_HIがオンになり、読み出しデータレジスタ上の
上位4バイトデータが4バイト読み出しデータバス上に
乗せられ、転送される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような、従来の方法においては、4バイトの書
き込みレジスタおよび読み出しレジスタを必要とする。
4バイトのレジスタを追加するためには、パリティビ
ットを考慮して、合計36ビット分のラッチを必要とす
る。通常1ラッチにつき8ゲート程度を必要とするの
で、従来の方法においては、4バイトの書き込みもしく
は読み出しレジスタ1つにつき約300ゲート程度のハー
ドウェア量を余分に必要としていた。
本発明は、少ないハードウェア量で、時刻機構を構成
できる時刻機構制御装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、書き込みデータレジスタおよび読み出しデ
ータレジスタを用いることなく、8バイトの書き込みデ
ータを書き込むための時刻機構へのアクセスおよび8バ
イトデータを読み出すための時刻機構へのアクセスを、
4バイトデータの書き込みもしくは読み出しにより、2
回に分けて行う。
そして、その間、刻時パルスが時刻機構に入力される
ことのないようにし(時計に時刻をセットする間、時計
の時刻更新を止める)、この間に、刻時パルスが入力さ
れようとした場合には、これを保持し時刻機構への書き
込みデータの書き込み終了後(時計の時間セット終了
後)に、保留した刻時パルスにより時刻機構上のデータ
の更新を行い、時刻機構上のデータが常に正しく保障さ
れるようにした。
第1図により本発明の原理を説明する。
第1図は本発明の原理図である。
図において、1は時刻機構であって、例として8バイ
トのレジスタにより構成され、刻時パルスが入力される
度に、保持しているデータを1ずつ更新するもの(時計
に該当する)、2、2′はそれぞれ時刻機構1の上位バ
イトの部分と下位バイトの部分を示す。
3は書き込みデータバスであって、例として4バイト
アクセスするためのもの、4は上位バイト2の書き込み
制御を行う書き込み制御部であって、上位4バイトのデ
ータを選択するセレクタであるもの、4′は下位バイト
2′の書き込み制御を行う書き込み制御部であって、下
位4バイトのデータを選択するセレクタであるもの、6
は読み出しデータバスであって、例として4バイトデー
タアクセスによるもの、7は上位バイト2のもしくは下
位バイト2′のデータを読み出しデータバスに乗せて、
出力するための読み出し制御部である。
8は刻時パルス制御部であって、時刻機構1へのデー
タの書き込みもしくは読み出しの間に、時刻機構へ刻時
パルスが入力されてデータが更新されることを防止する
とともに、その間に、刻時パルスを検出した場合には、
それを保持し時刻機構への書き込みデータの書き込み終
了後もしくは読み出し終了後に、保留した刻時パルスを
時刻機構に入力し、データを正しく更新するものであ
る。刻時パルス発生器は、保留パルス発生器(後述)と
禁止パルス発生器(後述)と、例としてオア回路とアン
ド回路により構成されるものである。
9は刻時パルス発生器であって、時刻機構にその出力
パルスが入力されると、時刻機構のデータが1ずつ加算
されて更新されるように作用するものである。刻時パル
スはマシンサイクルを定めるクロック信号の周期と比較
して繰り返し周波数の低いものである。
10は保留パルス発生器であって、刻時パルス(INC_PU
LSE)と時刻機構へのデータの書き込みもしくは読み出
しの間に刻時パルスが入力されることを防止するための
禁止パルス(後述)を入力し、書き込みもしくは読み出
しの間に刻時パルスを検出した場合には、書き込みもし
くは読み出し動作終了後に時刻機構へ入力され、時刻機
構上のデータを更新する保留パルス(PEND_PULSE)を発
生するものであって、例として、アンド回路とフリップ
フロップ回路により構成されるものである。
11は禁止パルス発生器であって、例えば時刻機構への
データの書き込みの場合には、時刻機構1の上位バイト
2への書き込み制御信号と下位バイト2′への書き込み
制御信号を入力して、時刻機構1へのデータの書き込み
の間においては、刻時パルスが入力されることを防止す
るための禁止パルス(INH_PULSE)を発生するものであ
って、例としてフリップフロップにより構成されるもの
である。
12はオア回路であって、刻時パルス(INC_PULSE)と
保留パルス発生器からの保留パルス(PEND_PULSE)を入
力とするもの、13はアンド回路であって、オア回路12の
出力が2度否定された信号と禁止パルス発生器11から出
力される禁止パルスを否定して入力とし、出力を時刻機
構に入力するものである。
14はアンド回路であって、刻時パルス(INC_PULSE)
と禁止パルス(INH_PULSE)を入力するもの、14′はア
ンド回路であって、禁止パルス(INH_PULSE)を一方の
入力とし、他方の入力は常に1とし、出力を否定するこ
とによりインバータとして機能するようにしたもの、15
はフリップフロップ回路であって、アンド回路14の出力
をセット信号とし、アンド回路14′の出力信号の否定を
リセット信号とするものである。
16はフリップフロップ回路であって、例として時刻機
構へのデータの書き込み処理の場合、時刻機構1の上位
バイト2の書き込み制御信号(SEL_WD_HI)をセット信
号とし、下位バイト2′の書き込み制御信号(SEL_WD_L
OW)をリセット信号とし、禁止パルス(INH_PULSE)を
出力するものである。
18,24は時刻機構1の上位バイト2の書き込み制御信
号(SEL_WD_HI)、19,25は下位バイト2′の書き込み制
御信号(SEL_WD_LOW)、20は上位バイト2の読み出し制
御信号(SEL_RD_HI)、21は下位バイト2′の読み出し
制御信号(SEL_RD_LOW)、23は刻時パルス(INC_PULS
E)、26は禁止パルス(INH_PULSE)、27は保留パルス
(PEND_PULSE)、28は刻時パルス制御部8の出力信号
(刻時パルスか保留パルスのいずれかである)であっ
て、時刻機構制御信号(TCL)である。
なお、第1図の原理図においては、時刻機構のデータ
を入力して1加算し、時刻データを更新するインクリメ
ンタは書略されている。
〔作用〕
第2図および第3図により本発明の原理を説明する。
必要に応じて第1図を参照する。
第2図は本発明の原理におけるタイムチャートであっ
て、時刻機構へデータを書き込む場合についての例を示
すものである。
図において、(1)は時刻機構1の上位バイト2の書
き込み制御信号(SEL_WD_HI)、(2)は下位バイト
2′の書き込み制御信号(SEL_WD_LOW)、(3)は刻時
パルス(INC_PULSE)、(4)は禁止パルス(INH_PULS
E)、(5)は保留パルス(PEND_PULSE)、(6)は時
刻機構制御信号(TCL)、(7)は保留パルス発生器10
におけるフリップフロップ回路15および禁止パルス発生
器11におけるフリップフロップ回路16のFF同期パルスで
ある。
時刻機構1の上位バイト2の書き込み制御部4へ書き
込み制御信号(SEL_WD_HI)が入力されると、同時に書
き込み制御信号(SEL_WD_HI)は禁止パルス発生器11の
フリップフロップ回路16にも入力され、フリップフロッ
プ回路16がセットされ、INH_PULSE(4)が立ち上が
る。同様に、下位バイト2′の書き込み制御部4′に下
位バイトの書き込み制御信号(SEL_WD_LOW)が入力され
ると、同時に書き込み制御信号(SEL_WD_LOW)はフリッ
プフロップ回路16にも入力され、フリップフロップ回路
16がリセットされ、禁止パルス(4)(INH_PULSE)が
立ち下がる。
そして、禁止パルスは、否定されてアンド回路13に入
力され、時刻機構制御信号(TCL)はアンド回路13の出
力なので、禁止パルスがハイの間は、たとえ、(3)の
刻時パルス(INC_PULSE)が発生しても、時刻機構に入
力されることはない。
一方、禁止パルス(INH_PULSE)がハイの間に、
(3)のように刻時パルスが発生すると、保留パルス発
生器10のフリップフロップ回路15がセットされる。そし
て、フリップフロップ回路15は禁止パルス(INH_PULS
E)がハイからローに変わるときにリセットされるの
で、FF同期パルスに同期して保留パルス(5)(PEND_P
ULSE)が立ち下がる。
そして、保留パルスのハイの状態は2度否定されて、
アンド回路13に入力され、同時に、禁止パルス(INH_PU
LSE)の否定がアンド回路13に入力されているので、時
刻機構へのデータの書き込みが終了して、禁止パルスが
ハイからローに変わった時に、時刻機構制御信号(TC
L)がローからハイに変化し、変化が時刻機構へ入力さ
れて、データ更新を保留されていた時刻機構上のデータ
が更新される。
なお、上記説明においては、時刻機構へのデータの書
き込みの場合について、説明したが、本発明は書き込み
制御信号(SEL_WD_HI、SEL_WD_LOW)を、読み出し制御
信号(SEL_RD_HI、SEL_RD_LOW)にすることにより、読
み出しの場合にも適用できるものである。
第3図により本発明の原理における書き込み、読み出
しの動作を説明する。
第3図は本発明の原理における書き込みと読み出しの
タイムチャートを示す。
A1のフローにおけるWサイクルで、SEL_WD_HIがオン
になり、上位4バイトの書き込みデータが書き込み時刻
機構の上位4バイトに書き込まれる。次のA2フローのW
サイクルにおいて、SEL_WD_LOWがオンになり、下位4バ
イトの書き込みデータが時刻機構に書き込まれる。
そして、下位4バイトの書き込み終了後に保留パルス
が時刻機構に入力され、8バイトインクリメンタの時刻
更新データが時刻機構にセットされる。
B1のフローにおけるBサイクルにおいて、SEL_RD_HI
がオンになり、上位4バイトの時刻機構上のデータが読
み出されて4バイトの読み出しバス上に乗せられる。次
のB2フローのBサイクルにおいて、SEL_RD_LOWがオンに
なり、読み出しデータレジスタ上の上位4バイトのデー
タが読み出され、4バイトの読み出しバス上に乗せられ
る。
そして、下位4バイトの時刻データの読み出しが終了
すると、保留パルスが時刻機構に入力され、8バイトイ
ンクリメンタから時刻の更新データが時刻機構に取り出
されてセットされる。
〔実施例〕
第4図〜第5図により本発明の実施例を説明する。
第4図は、禁止パルス発生器と保留パルス発生器の実
施例を示す。
第4図(a)は禁止パルス発生器の実施例を示す。
図において、30はオア回路であって、時刻機構の上位
バイト(以後単に上位バイトと称する)の書き込み制御
信号(SEL_WD_HI)もしくは上位バイトの読み出し制御
信号(SEL_RD_HI)を入力するもの、31はオア回路であ
って、時刻機構の下位バイト(以後単に下位バイトと称
する)の書き込み制御信号(SEL_WD_LOW)もしくは下位
バイトの読み出し制御信号(SEL_RD_LOW)を入力するも
のである。
33は同期式のフリップフロップであって、上位バイト
の書き込み制御信号(SEL_WD_HI)もしくは上位バイト
の読み出し制御信号(SEL_RD_HI)でセットされ、下位
バイトの書き込み制御信号(SEL_WD_LOW)もしくは下位
バイトの読み出し制御信号(SEL_RD_LOW)でリセットさ
れるものである。
32はオア回路であって、上位バイトの書き込み制御信
号(SEL_WD_HI)、上位バイトの読み出し制御信号(SEL
_RD_HI)、下位バイトの書き込み制御信号(SEL_WD_LO
W)、下位バイトの読み出し制御信号(SEL_RD_LOW)お
よびフリップフロップ33の出力を入力とするものであ
る。
図示の回路に、書き込み制御信号が入力された場合の
動作は第1図の禁止パルス発生器の場合と同じであり、
読み出しの場合も入力信号が異なるだけで同じように動
作するので説明は省略する。
第4図(b)は保留パルス発生器の実施例を示す。
図において、34はアンド回路であって、刻時パルス
(INC_PULSE)と禁止パルス(INH_PULSE)を入力とする
もの、35はアンド回路であって、禁止パルス(INH_PULS
E)を一方の入力とし、他方は常に1の信号を入力し、
出力を否定することによりインバータとして機能するよ
うにしたものである。
36は、同期式フリップフロップであって、アンド回路
34の出力信号でセットされ、アンド回路35の出力の否定
信号によりリセットされるものである。
図示の回路は第1図におけるものと同じ構成であるの
で説明は省略する。
第5図は、本発明の実施例構成を示す。
図において、40は時刻機構(8バイト)、41、41′は
それぞれ、時刻機構40における上位4バイトの部分と下
位バイトの部分である。
42は書き込みデータバスであって、例として4バイト
アクセスするためのもの、43は書き込みデータの上位バ
イト部分の書き込み制御を行う書き込み制御部、43′は
書き込みデータの下位バイト部分の書き込み制御を行う
書き込み制御部、45は上位バイト読み出し制御信号およ
び下位バイト読み出し制御信号にもとづいて、上位バイ
トのデータおよび下位バイトのデータを4バイトのバス
に乗せて出力するための制御部、46は読み出しデータバ
スであって、例として4バイトデータアクセスによるも
のである。
47は8バイトインクリメンタであって、刻時パルス
(INC_PULSE)もしくは保留パルスが時刻機構に入力さ
れたとき時刻機構40の時刻データを入力して1加算し、
時刻機構に更新された時刻データをセットするものであ
る。
47は刻時パルス制御部であって、時刻機構40へのデー
タの書き込みもしくは読み出しの開始から終了までの間
に、時刻機構の刻時パルスが入力されることを防止する
とともに、この間に、刻時パルスを検出した場合には、
それを保持し時刻機構への書き込みデータの書き込み終
了後に、保留した刻時パルスを時刻機構に入力し、時刻
データを更新するものである。
なお、図において、保留パルス(PEND_PULSE)を発生
する保留パルス発生器と禁止パルス(INH_PULSE)を発
生する禁止パルス発生器は省略されている。
49はオア回路であって、上位バイトの書き込み制御信
号(SEL_WD_HI)と時刻機構制御信号(TCL)を入力する
もの、50はオア回路であって、下位バイトの書き込み制
御信号(SEL_WD_LOW)と時刻機構制御信号(TCL)を入
力するものである。
オア回路51およびアンド回路52は第1図における場合
と同じ動作をするものであるので説明は省略する。
図においては、刻時パルス制御部48の入力制御信号は
書き込みの場合についての制御信号を示している。読み
出しの場合は、オア回路49の入力に上位バイトの書き込
み制御信号(SEL_WD_HI)を入力し、オア回路50に下位
バイト書き込み制御信号(SEL_WD_LOW)を入力する。
図示の構成は第1図の構成と比較して、第1図では省
略された8バイトインクリメンタが図示されている点、
および図示の構成においては8バイト時刻機構へ制御信
号を入力するためのオア回路49とオア回路50が付加され
た点で異なるのみであるので、動作の説明は省略する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、時刻機構への書き込みもしくは読み
出しの8バイトデータを4バイトデータに分けて2回の
アクセスにより行う時刻機構制御装置を、少ないハード
ウェアにより実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の原理図である。 第2図は、本発明の原理におけるタイムチャートを示す
図である。 第3図は、本発明の原理における書き込みと読み出しの
タイムチャートを示す図である。 第4図は、本発明の禁止パルス発生器と保留パルス発生
器の実施例を示す図である。 第5図は、本発明の実施例構成を示す図である。 第6図は、メインパイプラインのブロックを示す図であ
る。 第7図は、従来の時刻制御方式を示す図である。 第8図は、従来の時刻制御方式のタイムチャートを示す
図である。 図において、 1:時刻機構 2:時刻機構における上位バイト、 2′:時刻機構における下位バイト、 3:書き込みデータバス(4バイト)、 4:上位バイトの書き込み制御部、 4′:下位バイトの書き込み制御部、 6:読み出しバス(4バイト)、 7:読み出しデータバスへの読み出し制御部、 8:刻時パルス制御部、 9:刻時パルス発生器、 10:保留パルス発生器、 11:禁止パルス発生器、 12:オア回路、 13:アンド回路、 14、14′:アンド回路、 15:フリップフロップ回路、 16:フリップフロップ回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−60281(JP,A) 特開 昭61−53588(JP,A) 特開 昭51−58057(JP,A) 特開 平2−25933(JP,A) 実開 昭58−171539(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04G 1/00 311 G06F 9/38 310

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時刻データを記憶する複数バイトの記憶装
    置よりなり、一定の時間周期の刻時パルスが入力される
    度に時刻データが更新される時刻機構と、基準時刻デー
    タを上位バイト単位と下位バイト単位に分けて2回のサ
    イクルで書き込みを行う書き込み制御部と、時刻機構の
    時刻データを上位バイト単位と下位バイト単位に分けて
    2回のサイクルで読み出しを行う読み出し制御部とを備
    えた時刻機構制御装置において、 連続する2回の書き込み処理における1回目の書き込み
    から2回目の書き込み終了までの書き込み期間に時刻機
    構に刻時パルスが入力されることを禁止する禁止パルス
    発生器と、 上記書き込み期間に発生した刻時パルスが時刻機構に入
    力されないように保留し、2回目の書き込み終了後に時
    刻機構に入力するパルスを発生する保留パルス発生器と
    を備えることを特徴とする時刻機構制御装置。
  2. 【請求項2】時刻データを記憶する複数バイトの記憶装
    置よりなり、一定の時間周期の刻時パルスが入力される
    度に時刻データが更新される時刻機構と、基準時刻デー
    タを上位バイト単位と下位バイト単位に分けて2回のサ
    イクルで書き込みを行う書き込み制御部と、時刻機構の
    時刻データを上位バイト単位と下位バイト単位に分けて
    2回のサイクルで読み出しを行う読み出し制御部とを備
    えた時刻機構制御装置において、 連続する2回の読み出し処理における1回目の読み出し
    から2回目の読み出し終了までの読み出し期間に時刻機
    構に刻時パルスが入力されることを禁止する禁止パルス
    発生器と、 上記読み出し期間に発生した刻時パルスが時刻機構に入
    力されないように保留し、2回目の読み出し終了後に時
    刻機構に入力するパルスを発生する保留パルス発生器と
    を備えることを特徴とする時刻機構制御装置。
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