JP2891711B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプログラマブルな波形を出力するパルス生成
回路を備えたマイクロコンピュータに関する。
[従来の技術] マイクロコンピュータでモータを制御する場合、モー
タを制御するための制御パルスを中央処理装置(以下、
CPUと呼ぶ)で全て生成しようとするとCPUの負担が増
し、高速制御が不可能になる。このため、従来からモー
タ制御を行なう用途には、モータ制御に適したハードウ
エアを内蔵したマイクロコンピュータが使用されてい
る。
第8図はこのような機能を備えたマイクロコンピュー
タの構成を示す図である。マイクロコンピュータ1は、
プログラム及びデータを記憶するメモリ2と、このメモ
リ2に記憶された命令に従って演算処理を行なうCPU3
と、後述する周辺回路4とを備えている。
周辺回路4は、マイクロコンピュータ1の外部に接続
される外付け機器に対し、制御信号を出力したり、ステ
ータス信号を入力して外付け機器を制御する。前記モー
タ制御に適したハードウエアは、この周辺回路4に属す
る。
以下、このようなマイクロコンピュータ1を使用した
交流誘導モータの制御方法について説明する。
一般に交流誘導モータは、第9図に示すような3相の
正弦波信号(A,B,C)により駆動される。しかし、マイ
クロコンピュータによる制御の場合には、正弦波信号の
生成が困難であることから、通常、PWM(パルス幅変
調)インバータによる駆動システムが使用される(OHM
誌,1984年7月号P33乃至36)。即ち、第9図に示すよう
に、正弦波信号の周波数より高い周波数の搬送波を想定
し、この搬送波と正弦波信号とが同期するような各相に
対する矩形信号で、正弦波信号を近似する。この矩形信
号のことをPWM信号と呼び、そのパルス幅は正弦波信号
の振幅値の逆数に対応している。マイクロコンピュータ
1の周辺回路4には、このようなPWM信号を生成出力す
るパルス生成回路が備えられている。
第10図はパルス生成回路の構成を示すブロック図であ
る。
このパルス生成回路は、データバス11を介してCPU3と
接続されている。データバス11は、バス接続回路12を介
して内部バス13と接続されている。この内部バス13には
バス接続回路14を介してカウンタ15が接続されている。
カウンタ15は、カウンタクロックCNTCKが入力される度
にその内容を+1だけ更新し、その内容が所定の値に達
するとクリア信号CLRによりクリアされる。また、内部
バス13には複数のコンペアレジスタ16−0,16−1,16−2,
16−3,16−4,16−5,16−6が接続されている。このう
ち、コンペアレジスタ16−6(CM6)には、第9図t3
示すPWM信号の周期データが設定される。また、コンペ
アレジスタ16−0,16−1(CM0,CM1)には、A相のPWMパ
ルスの降下タイミングt2のデータ及び立上りタイミング
t1のデータが夫々格納され、コンペアレジスタ16−2,16
−3(CM2,CM3)には、B相のPWMパルスの降下タイミン
グt2のデータ及び立上りタイミングt1のデータ夫々格納
され、更にコンペアレジスタ16−4,16−5(CM4,CM5)
には、C相のPWMパルスの降下タイミングt2のデータ及
び立上りタイミングt1のデータが夫々格納される。これ
らのデータは、PWM信号の1周期毎にCPU3によって書込
まれる。コンペアレジスタ16−0乃至16−6は、格納さ
れたデータとカウンタ15から出力されるカウンタ出力と
が一致すると、一致信号EQ0乃至EQ6信号を各出力端から
出力するものとなっている。
コンペアレジスタ16−0,16−1から出力されるEQ0,EQ
1信号は、RSフリップフロップ回路(以下、RS−F/Fと呼
ぶ)17−0のリセット端子R及びセット端子Sに夫々入
力されている。コンペアレジスタ16−2,16−3から出力
されるEQ2,EQ3信号は、RS−F/F17−1のリセット端子R
及びセット端子Sに夫々入力されている。更にコンペア
レジスタ16−4,16−5から出力されるEQ4,EQ5信号は、R
S−F/F17−2のリセット端子R及びセット端子Sに夫々
入力されている。これらRS−F/F17−0乃至17−2の出
力は、マルチプレクサ18−0,18−1,18−2及び出力バッ
ファ19−0,19−1,19−2を介して出力ポートP0,P1,P2か
ら夫々出力される。出力ポートはこの他にも5つの出力
ポートP3,P4,P5,P6,P7を備えている。これら5つの出力
ポートP3乃至P7には、データバス11上のデータがポート
ラッチ20及び出力バッファ19−3,19−4,19−5,19−6,19
−7を夫々介して出力されるようになっている。また、
他の3つの出力ポートP0乃至P2には、MOD信号によって
マルチプレクサ18−0,18−1,18−2の入力を切換えるこ
とにより、データバス11上のデータがポートラッチ20、
マルチプレクサ18−0乃至18−2及び出力バッファ19−
0乃至19−2を介して出力されるようになっている。
リードライト制御回路21は、CPU3からデータの読み書
きのためのアドレスADとリード制御信号RD及びライト制
御信号WRとを入力し、各コンペアレジスタ16−0乃至16
−6へのデータ書込み制御信号WRCMi(i=0,1,…,6)
及びデータ読出し制御信号RDCMi、並びにポートラッチ2
0のデータ書込み制御信号WRPL及びデータ読出し制御信
号RDPLを出力するものとなっている。また、内部バス13
は、RD信号及びWD信号の少なくとも一方が“1"レベルで
ある場合にORゲート22、インバータ23及びバス接続回路
12,14によってデータバス11側に接続され、RD信号及びW
D信号が“0"レベルである場合、即ちデータのリードラ
イトが行なわれていないときにはカウンタ15側に接続さ
れるようになっている。
次に、この回路の動作について説明する。
モード信号MODが“0"である場合には、マルチプレク
サ18−0,18−1,18−2は、ポートラッチ20側の入力を選
択する。このため、データバス11上のデータはポートラ
ッチ20でラッチされた後、出力バッファ19−0乃至19−
7及び出力ポートP0乃至P7を介して読出される。この場
合には、他の回路は使用されない。
モード信号MODが“1"である場合には、マルチプレク
サ18−0乃至18−2はRS−F/F17−0乃至17−2側の入
力を選択する。このモードでは、PWM信号の周期t3毎に
A,B,Cの各相の立上り及び降下時間t1,t2がコンペアレジ
スタ16−0乃至16−5に設定されると共に、周期t3がコ
ンペアレジスタ16−6に設定される。そして、カウンタ
15とコンペアレジスタ16−0乃至16−5の内容が一致す
る度にEQ0乃至EQ5信号がR−F/F17−0乃至17−2をセ
ット及びリセットする。これにより、出力ポートP0乃至
P2からPWMパルスが出力される。更にカウンタ15とコン
ペアレジスタ16−6の内容とが一致すると、カウンタ15
のクリア信号CLRとCPU3への割込み要求とが発生する。
以上の制御を繰り返すことにより、第9図に示すA
相,B相及びC相の各PWM信号が順次発生し、交流誘導モ
ータを制御することができる。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来のマイクロコンピュータでは、交流誘導
モータの制御の分野以外に使用される場合、モード信号
を“0"にすることにより、出力ポートを汎用の出力ポー
ト端子として使用することができる。しかし、この場
合、パルス生成回路の殆どの回路は全く使用されない。
このため、交流誘導モータの制御分野以外の応用分野に
上記のマイクロコンピュータを使用するユーザは全く使
用しない回路を含んだ分だけ価格の高いマイクロコンピ
ュータを購入しなければならず、非経済的であるという
問題点があった。また、上述した従来のマイクロコンピ
ュータは交流誘導モータの制御分野以外の応用分野では
価格的に使用困難であるため、その応用分野が限定され
てしまい、量産効果が得られず、更に価格が上昇してし
まうという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、ハードウエアの有効利用を図ることにより、応用分
野を拡大することができ、これにより低価格化を図るこ
とができるマイクロコンピュータを提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るマイクロコンピュータは、プログラム及
びデータの少なくとも一方を記憶するメモリと、プログ
ラムに従って演算処理を実行する中央処理装置と、この
中央処理装置によってセットされたデータに基づいてパ
ルス信号を生成出力するパルス生成回路とを具備した交
流モータ制御用マイクロコンピュータにおいて、前記パ
ルス生成回路は、供給されるクロックに基づいてその内
容を更新するカウンタと、前記中央処理装置によりデー
タがセットされると共に該セットされたデータと前記カ
ウンタの出力とを比較して両者が一致したときに一致信
号を出力する複数のコンペアレジスタと、これらコンペ
アレジスタから出力される一致信号によってセット・リ
セットされて第1の出力パルスを外部に出力する第1の
パルス出力回路と、前記複数のコンペアレジスタのうち
の一部から出力される一致信号を所定の優先度に基づい
て調停し前記複数のコンペアレジスタのうちの他の一部
へデータ読み出し信号を出力する調停回路と、この調停
回路からの読み出し信号によって前記コンペアレジスタ
から読み出されたデータを第2の出力パルスとして外部
に出力する第2のパルス出力回路と、前記第1及び第2
のパルス出力回路のうちいずれか一方を機能させる選択
回路とを具備し、前記パルス生成回路に含まれるコンペ
アレジスタを使用して任意のタイミングで任意のデータ
を出力する実時間処理を行うものであることを特徴とす
る。
[作用] 本発明によれば、コンペアレジスタに各相の立上り及
び降下時間のデータを格納すると、これらデータとカウ
ンタの内容とがコンペアレジスタで比較され、その一致
信号で第1のパルス出力回路がセット・リセットされて
従来と同様のPWMパルス信号が得られることになる。
また、複数のコンペアレジスタの一部にデータの出力
時間を示す出力タイミングデータを格納し、複数のコン
ペアレジスタの他の一部に出力すべきデータを格納する
ことにより、任意のタイミングで任意のデータを出力す
る所謂実時間処理を行なうことができる。この場合、複
数のコンペアレジスタに同じ出力タイミングデータが格
納されると、調停回路が所定の優先度に基づいてこれら
のタイミングを調停するので、データ同士が衝突するの
を防止することができる。
このように本発明によれば、PWMパルスを生成するた
めのコンペアレジスタ及びカウンタを利用して任意のタ
イミングで所定のデータを出力させる制御を行なうこと
ができるので、ハードウエアの有効利用を図ることがで
き、応用分野を大幅に拡大することができる。従って量
産効果により低価格のマイクロコンピュータを得ること
ができる。
[実施例] 以下、添付の図面に基づいて本発明の実施例について
詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例に係るマイクロコンピュータ
におけるパルス生成回路の構成を示すブロック図であ
る。なお、この図において、第1図と同一部分には同一
符号を付し重複する説明は省略する。
内部バス13に接続されたコンペアレジスタ16−0乃至
16−5(CM0乃至CM5)からの各一致信号EQ0乃至EQ5は、
ANDゲート31−0,31−1,31−2,31−3,31−4,31−5の各
一方の入力端に入力されている。これらANDゲート31−
0乃至31−5は、他方の入力端に入力されたタイマーモ
ード信号TMODのインバータ32による反転信号によって一
致信号EQ0乃至EQ5を選択的に通過させるものとなってい
る。
これらANDゲート31−0乃至31−5の出力は、セット
・リセット端子付きのDラッチ回路33−0,33−1,33−2
の各リセット端子R及びセット端子Sに入力されてい
る。これらDラッチ回路33−0乃至33−2の出力は、モ
ード信号MODに応じてマルチプレクサ18−0乃至18−2
で選択され、出力ポートP0乃至P2に出力される。
コンペアレジスタ16−0乃至16−3は、前述したPWM
パルスの立上り及び降下タイミングを指定するデータを
格納する他に、後述するタイマーモード“1"において
は、任意のパラレルデータの出力タイミングを示すタイ
ミングデータを格納する。また、コンペアレジスタ16−
4,16−5は、前述したPWMパルスの立上り及び降下タイ
ミングを指定するデータを格納する他に、後述するタイ
マーモード“1"においては、任意のタイミングで出力さ
れる出力データを格納する。更に、コンペアレジスタ16
−6は、前述と同様、PWMパルスの周期を格納する。
これらコンペアレジスタ16−n(n=0,1,2,…,6)
は、例えば第2図に示すような回路をビット数分だけ備
えて構成されている。
即ち、Dラッチ回路101は、ライト制御信号WRCMnで内
部バス13から1ビット分のデータを記憶する。また、バ
ッファ102はリード制御信号RDCMnで内部バス13にデータ
を読み出す。内部バス13上のデータと、Dラッチ回路10
1に記憶されたデータとはEX−OR(排他的論理和)ゲー
ト103で比較され、両者が一致すると一致出力が出力さ
れる。この一致出力がビット数分だけNORゲート104に入
力されている。このNORゲート104の出力と、インバータ
105を介したカウンタクロックCNTCKの反転信号とがAND
ゲート106に入力されている。従ってANDゲート106から
はカウンタクロックCNTCKに同期した一致信号EQnが出力
される。
一致信号EQ0乃至EQ3は、コンペアレジスタ16−4,16−
5のいずれからデータを読み出すかを決定する第1の調
停回路34に入力されている。この第1の調停回路34は、
ORゲート41,42,43,44、インバータ45、ANDゲート46及び
Dラッチ回路47により構成されている。また、一致信号
EQ0乃至EQ3は、読み出された8ビットデータのうち、上
位/下位のいずれの4ビットを出力データとして選択す
るかを決定する第2の調停回路35に入力されている。こ
の第2の調停回路35は、インバータ51,52、ANDゲート5
3,54及びORゲート55により構成されている。これら第1
及び第2の調停回路34,35は、EQ0>EQ1>EQ2>EQ3の優
先度でタイミングの調停を行なう。
第2の調停回路35の出力は、Dラッチの回路36のデー
タ端子Dに入力されている。Dラッチ回路36は、この第
2の調停回路35の出力をカウンタクロックCNTCKによっ
てラッチし、マルチプレクサ37にそのラッチした値を出
力する。マルチプレクサ37は、コンペアレジスタ16−4,
16−5から読出された8ビットデータのうち、上位4ビ
ット又は下位4ビットをDラッチ回路36の出力に基づい
て選択する。選択された出力は、1ビットずつパラレル
にDラッチ回路33−0,33−1,33−2,38に出力され、カウ
ンタクロックCNTCKによってラッチされるようになって
いる。そして、このDラッチ回路33−0,33−2,38の出力
がマルチプレクサ18−0乃至18−3及び出力バッファ19
−0乃至19−3を夫々介して出力ポートP0乃至P3にパラ
レルデータとして出力されるようになっている。
なお、ORゲート61,62は、コンペアレジスタ16−4,16
−5から出力データが内部バス13に出力される際に、第
1の調停回路34からの出力に基づいて内部バス13をカウ
ンタ15から切離すための回路である。また、インバータ
63及びANDゲート64は、タイマーモードTMODが“1"(実
時間処理)の場合に、コンペアレジスタ16−4,16−5か
ら内部バス13にデータが出力されたときだけ、Dラッチ
回路33−0乃至33−2,38のラッチ動作を行なわせるため
の回路である。
次にこのように構成された本実施例に係る回路の動作
について説明する。
先ず、タイマモード信号TMODが“0",モード信号MODが
“1"のとき、即ちPWM信号の生成モードのときの動作を
第3図を用いて説明する。
いま、コンペアレジスタ16−6(CM6)には58H、コン
ペアレジスタ16−0(CM0)には56H、コンペアレジスタ
16−1(CM1)には51Hが記憶されているとする。
カウンタ(CNT)15の内容が51Hになると、カウンタク
ロックCNTCKの立上りに同期してコンペアレジスタ16−
1から一致信号EQ1が出力される。続くカウンタクロッ
クCNTCKの立上りに同期して、Dラッチ回路33−0がセ
ットされ、出力が“1"となるので出力ポートP0が“1"と
なる。次にカウンタ15の内容が56Hになると、一致信号E
Q0が出力されDラッチ回路33−0がリセットされるので
出力ポートP0が“0"となる。これを繰返すことにより出
力ポートP0からはPWM信号が出力され、従来と同様交流
誘導モータの制御を行なうことができる。
次に、タイマモード信号TMODが“1"で、モード信号MO
Dが“1"の場合、即ち任意データの任意タイミングでの
出力処理の場合の動作を第4図及び第5図を用いて説明
する。
いま、コンペアレジスタ16−0,16−1(CM0,CM1)に
共に51Hが、また、コンペアレジスタ16−4(CM4)に25
H、コンペアレジスタ16−6(CM6)にFFHのデータが夫
々書き込まれているものとする。第4図において、カウ
ンタ15の内容が51Hになると、一致信号EQ0,EQ1が出力さ
れる。一致信号EQ0,EQ1が出力されると、第1の調停回
路34のDラッチ回路47に次のカウントクロックCNTCKの
立上りで“1"がラッチされ、同時にDラッチ回路48の出
力が“0"になる。また、第2の調停回路35の出力は“0"
となる。この出力“0"がDラッチ回路36に入力され、次
のカウンタクロックCNTCKの立上がりで書き込まれる。
次のカウンタクロックCNTCKの立ち上がりでORゲート43,
61,62の出力は“1"となる。これにより、カウンタ15は
バス接続回路14により、内部バス13から切り離されると
同時に、コンペアレジスタ16−4(CM4)の内容25Hが内
部バス13に出力される。この結果、マルチプレクサ37に
はCM4の内容25Hが出力され、マルチプレクサ37の選択入
力“0"に基づいて、その下位4ビットの5H(BUFFO)が
Dラッチ回路33−0乃至33−2,38に入力される。そし
て、カウンタクロックCNTCKの立上りでその内容がラッ
チされる。この結果、出力ポートP0,P1,P2,P3から“1",
“0",“1",“0"(BUFFOの内容5H)が出力される。
以上のように、タイマモード信号TMOD=“1"で、一致
信号EQ0とEQ1とが同時に発生した場合には、一致信号EQ
0が優先されて動作をする。
ところで、第4図に示すように、カウンタ15の内容が
53Hのとき、コンペアレジスタ16−1(CM1)の内容がCP
Uにより6Hに書き替えられたとする。この場合、カウン
タ15の内容が56Hになると、一致信号EQ1が“1"になり、
第2の調停回路35の出力が“1"になるため、次のカウン
タクロック(NTCK)のサイクルでDラッチ回路36の内容
が“1"になる。この結果、内部バス13上に読み出された
コンペアレジスタ16−4(CM4)の内容25Hの上位バイド
の“2H"(BUFF1)がマルチプレクサ37で選択されるた
め、Dラッチ回路33−0乃至33−2,38の出力、即ち出力
ポートP0,P1,P3のデータが“0",“1",“0",“0"にな
る。
また、コンペアレジスタ16−5(CM5)にA5Hを書き込
んでおけば、一致信号EQ2,EQ3が夫々発生したときに、
データ5H,AHが夫々出力ポートP0乃至P3から出力され、
第5図に示すような出力パルスを生成することができ
る。
このマイクロコンピュータで、例えば、一周期に2回
のデータを出力する応用では、優先順位指定制御によ
り、必要なコンペアレジスタ(CM0とCM1)の内容のみを
設定するだけでよく、不要のコンペアレジスタにまで値
を設定する必要はない。
以上のように、本実施例に係るマイクロコンピュータ
によれば、コンペアレジスタ16−0乃至16−3に書き込
むデータにより、4ビットの所定のパルスの出力タイミ
ングを任意に設定でき、また、コンペアレジスタ16−4,
16−5に書き込むデータにより、出力すべき任意の4ビ
ットのデータを設定できる。従って、これら設定値に基
づいて、外部に接続された制御機器を実時間制御するこ
とができる。
次に、本発明の第2の実施例について第6図の構成図
及び第7図のタイミングチャートを用いて説明する。
なお、第6図において、第1図と同一物には同一符号
を付し、重複する部分の説明は省略する。
先の実施例では、タイマモードTMOD=“1"において、
4ビットのデータを出力したが、この実施例では、8ビ
ットのデータを出力するようにしている。従って、この
実施例では、第2の調停回路35は設けられていない。調
停回路70は、一致信号EQ0,EQ1,EQ2をEQ0>EQ1>EQ2とい
う優先順位で調停するもので、インバータ71,72、ANDゲ
ート73,74、Dラッチ回路75,76,77及びORゲート78,79,8
0により構成されている。
出力側には、8ビットのデータを出力できるように8
つのDラッチ回路33−0乃至33−2,38−0乃至38−4
と、8つのマルチプレクサ18−0乃至18−7とが設けら
れている。
また、ORゲート81は、コンペアレジスタ16−0乃至16
−6へのデータのリード・ライト時の内部バス13をカウ
ンタ15から切り離すための回路、また、ORゲート82は、
タイマモードTMODが“1"の場合に、コンペアレジスタ16
−3,16−4,16−5から内部バス13にデータが出力された
ときだけ、Dラッチ回路33−0乃至33−2、38−0乃至
38−4のラッチ動作を行なわせるための回路である。
以上の回路において、タイマモード信号TMODが“1"、
モード信号MODが“1"の場合、一致信号EQ0,EQ1,EQ2が発
生したとき、次のカウントクロックCNTCKに同期して、
夫々コンペアレジスタ16−3(CM3)、16−4(CM4)、
16−5(CM5)の内容が内部バス13に読み出され、ラッ
チ回路33−0乃至33−2、38−0乃至38−5に書き込ま
れる。この結果、出力ポートP0乃至P7からは設定された
8ビットのデータが設定されたタイミングで出力され
る。
ここで、コンペアレジスタ16−3,16−4,16−5,CM3,CM
4,CM5に夫々89H,27H,DAHを書き込んだとすると、一致信
号EQ0,EQ1,EQ2の発生時に出力ポート端子P0乃至P7から8
9H,27H,DAHのデータが出力され、第7図に示すような波
形の8ビットのパルス列を発生させることができる。ま
た、2つ以上の一致信号が同時に発生した場合は、調停
回路70により、一番優先順位の高い一致信号が選ばれ、
複数のレジスタが同時に内部バス13に読み出されること
が防止される。
このように、本実施例の回路によれば、コンペアレジ
スタ16−3,16−4,16−5に書き込むデータにより、8ビ
ットの所定のパルス列を所定のタイミングで生成するこ
とができるため、外部に接続した制御機器を実時間制御
することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は交流誘導モータ制御の
ためのPWM信号を出力するパルス生成回路を構成するコ
ンペアレジスタの内容を他のコンペアレジスタの動作に
同期して読み出す回路及びコンペアレジスタを2つ以上
同時に読み出さないようにする回路を付加することによ
り、交流誘導モータの制御だけでなく、汎用のパルス信
号の出力も行なうことができ、応用分野が広いと共に、
低価格のマイクロコンピュータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るマイクロコンピュータに
おけるパルス生成回路の構成を示すブロック図、第2図
は同パルス生成回路におけるコンペアレジスタの詳細な
ブロック図、第3図乃至第5図は同パルス生成回路の動
作を示すタイミング図、第6図は本発明の他の実施例に
係るマイクロコンピュータにおけるパルス生成回路の構
成を示すブロック図、第7図は同パルス生成回路の動作
を示すタイミング図、第8図は外付機器の制御機能を備
えたマイクロコンピュータの構成を示すブロック図、第
9図は交流誘導モータの制御信号とPWM信号とを示すタ
イミング図、第10図は従来のマイクロコンピュータにお
けるパルス生成回路の構成を示すブロック図である。 1;マイクロコンピュータ,2;メモリ、3;CPU、4;周辺回
路、11;データバス、12,14;バス接続回路、15;カウン
タ、16−0乃至16−6;コンペアレジスタ、21;リードラ
イト制御回路、34;第1の調停回路、35;第2の調停回
路、70;調停回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−29872(JP,A) 特開 昭62−244288(JP,A) 特開 昭62−3371(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/02,19/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラム及びデータの少なくとも一方を
    記憶するメモリと、プログラムに従って演算処理を実行
    する中央処理装置と、この中央処理装置によってセット
    されたデータに基づいてパルス信号を生成出力するパル
    ス生成回路とを具備した交流モータ制御用マイクロコン
    ピュータにおいて、前記パルス生成回路は、供給される
    クロックに基づいてその内容を更新するカウンタと、前
    記中央処理装置によりデータがセットされると共に該セ
    ットされたデータと前記カウンタの出力とを比較して両
    者が一致したときに一致信号を出力する複数のコンペア
    レジスタと、これらコンペアレジスタから出力される一
    致信号によってセット・リセットされて第1の出力パル
    スを外部に出力する第1のパルス出力回路と、前記複数
    のコンペアレジスタのうちの一部から出力される一致信
    号を所定の優先度に基づいて調停し前記複数のコンペア
    レジスタのうちの他の一部へデータ読み出し信号を出力
    する調停回路と、この調停回路からの読み出し信号によ
    って前記コンペアレジスタから読み出されたデータを第
    2の出力パルスとして外部に出力する第2のパルス出力
    回路と、前記第1及び第2のパルス出力回路のうちいず
    れか一方を機能させる選択回路とを具備し、前記パルス
    生成回路に含まれるコンペアレジスタを使用して任意の
    タイミングで任意のデータを出力する実時間処理を行う
    ものであることを特徴とするマイクロコンピュータ。
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