JP3237352B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、半導体装置の製造方法に関す
る。本発明は特に、シリコン系材料下地上に、少なくと
もシリコンの窒化物層とシリコンの酸化物層またはシリ
コンの酸窒化物層とを任意の層順で備える絶縁膜を有す
半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、Si基板等のSi系下地上
に、シリコン窒化物(SiN)と、SiO2 を代表とす
るSi酸化物とが積層されて絶縁膜となっている構造が
知られている。これは、例えば、ゲート絶縁膜として、
Si酸化膜−Si窒化膜−Si酸化膜の構造のいわゆる
O/N/O構造として採用されている。下地シリコン酸
化膜は、SiNで十分下層との絶縁性がとれるとき、形
成しなくてもよい場合があり、上層シリコン酸化膜も、
SiNで十分上層との絶縁性がとれるとき、形成しなく
てもよい場合がある。
【0003】いずれの構造をとるにしても、SiNの膜
質が重要な問題になる。
【0004】従来のこの種の例を、かかる絶縁膜構造を
備える従来のEPROMの製造方法を例にとって以下に
説明する。図6ないし図9を参照する。
【0005】図6に示すように、Si半導体基板1上に
素子分離領域3をなすロコス(LOCOS)形成後、表
面酸化によりフローティングゲート絶縁膜2を形成す
る。
【0006】次いでCVDにより第1層PolySiを
形成し、中間絶縁膜形成用SiO2/SiN/SiO2
積層膜を形成する。更に第2層PolySiをCVDで
形成後、レジスト窓開け及び連続RIEを行って、これ
ら第2層PolySi、SiO2 /SiN/SiO2
層膜、第1層PolySiをエッチングしてパターニン
グし、これによりフローティングゲート4、中間絶縁膜
5、コントロールゲート6を形成する。メモリLDDイ
オン注入を行ってLDD領域9を形成する。以上により
図7の構造が得られる。
【0007】この後全面にSiO2 膜をCVDし、全面
エッチバックしてゲート構造4〜6の側壁にSiO2
イドウォール10を形成する。この後ソース/ドレイン
イオン注入を行って、ソース/ドレイン領域13を形成
する。更に層間絶縁膜11を形成して図8の構造とす
る。
【0008】コンタクトホールとする接続孔を形成し
(コンタクト部を符号15で示す)、Al系材料層を形
成してパターニングすることにより配線16を形成す
る。上層にオーバーコート層17を形成し、図9の構造
を得る。
【0009】
【発明が解決しようとする問題点】上記のプロセスのE
PROM製造方法においては、中間絶縁膜5のO/N/
O膜のSiN膜は、低圧CVDにより行うのが一般的で
ある。このCVDでは、SiH4 とNH3 の反応により
Si3 4 を気相成長させている。ところが、CVDの
基本的特性として、これにより得られるSi3 4 の窒
素濃度は、堆積開始時と終了時に低くなる傾向がある。
【0010】つまり、第1層PolySi(フローティ
ングゲートPolySi)から第2層PolySi(コ
ントロールゲートPolySi)へのチャージリークを
低く抑えるために、このO/N/O構造膜中のSiN膜
の窒素濃度は理想的には化学量論的(ストイキオメトリ
ー)で一定となることが望ましいのであるが、従来のC
VD法では、上記のように窒素濃度が一定とはならなか
ったのである。この知見は本発明者の検討により明らか
になった。
【0011】このことについて、図10を参照して説明
する。図10(a)に示す第1層PolySi4(フロ
ーティングゲートPolySi)上の酸化シリコン膜1
01、窒化シリコン膜102、酸化シリコン膜103に
ついて、当該図10(a)に示すその窒化シリコン膜1
02の窒素濃度を図10(a)のX−X′方向(基板に
対しての垂直方向)で見た場合、図10(b)のプロフ
ァイルI,IIに示すように、成膜の最初と最後が、窒素
濃度が小さくなる(これについては、本発明の構成例と
の対比において、後に更に詳しく説明する。)。よっ
て、従来技術にあっては、化学量論的にSiN膜がSi
3 4 になってはおらず、かつ、その窒素濃度分布も一
様ではなかったのである。
【0012】本発明者は、SiN膜の窒素濃度分布に着
目して種々検討を重ね、一つの手段として、例えばEP
ROMのフローティングゲートPolySiとコントロ
ールゲートPolySiの層間膜として用いられる中間
絶縁膜のSiN膜の一部または全部をSiON膜にて形
成する、あるいはSiN膜の一部または全部をSiN膜
のストイキオメトリー(Si3 4 )より窒素が不足す
るようにしたSiN膜とする、あるいはまた上記のよう
なSiON膜とSiN膜(Six y :x/y>3/
4)の2種の膜を併用する、という技術を開発した。こ
のように、例えば酸化膜−窒化膜−酸化膜の構造中のS
iN膜の一部または全部をSiON膜またはSiNの窒
素がストイキオメトリー(Si3 4 )より少なくなる
膜を採用することにより、SiN膜の酸化時に最上層シ
リコン酸化膜の膜厚を厚膜化でき、これによりリテンシ
ョン特性等EPROMの信頼性の向上に影響を及ぼすト
ップ(上層)酸化膜の膜厚を厚くし、これにより特性を
改善することができる。上記SiN膜は例えばPoly
Siに窒素を小量注入する方法や、SiN膜形成時にN
3 を少なくする方法で形成することができる。またS
iN膜形成後にSiをイオン注入したり、あるいはSi
N上にPolySiまたはNの含有量の少ないSiN膜
を連続形成する方法によっても得ることができる。
【0013】本発明者は、上記以外の手法により、特性
の良い絶縁膜を得ることが可能かどうかを検討し、更に
研究を進めた。
【0014】即ち、本発明は、絶縁膜を構成するシリコ
ン窒化物の窒素濃度分布に着目することにより、特性の
良好な絶縁膜を形成した半導体装置の製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明は、下
記の構成をとることにより、上記課題を達成するもので
ある。
【0016】本出願の請求項1の発明は、次の構成をと
る。
【0017】本出願の請求項1の発明は、シリコン系材
料下地上に、直接または他の層を介してシリコンの窒化
物層とシリコンの酸化物層またはシリコンの酸窒化物層
とを備える絶縁膜を有する半導体装置の製造方法であっ
て、シリコン窒化物層を形成し、酸化を行い、表面酸化
物層を除去し、更に窒化を行う工程を有することを特徴
とする半導体装置の製造方法であり、これにより上記目
的を達成するものである。
【0018】本出願の請求項2の発明は、次の構成をと
る。
【0019】本出願の請求項2の発明は、前記表面酸化
物層除去後の窒化の後、更に酸化シリコン膜を形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方
法であり、これにより上記目的を達成するものである。
【0020】
【作 用】本発明によれば、絶縁膜のシリコンの窒化物
層は、窒素原子含有率が化学量論的に四窒化三シリコン
に相当する含有率になっており、その垂直方向の窒素原
子含有率分布がほぼ一定であるので、良好な絶縁膜特性
を示し、これを備えた半導体装置は、特性が改善された
ものとなる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。但し当然のことではあるが、本発明は以下
の実施例により限定されるものではない。
【0022】実施例1 この実施例は、本発明を、EPROMのフローティング
ゲートとコントロールゲートとの間の中間絶縁膜の酸化
膜−窒化膜−酸化膜構造について適用したものである。
【0023】本実施例は、EPROMのフローティング
ゲートPolySiとコントロールゲートPolySi
との間の層間膜である中間絶縁膜について、SiN膜を
堆積後酸化し、これを2度繰り返すことにより、SiN
膜中の窒素がストイキオメトリーな四窒化三シリコン
(Si3 4 )となるようにして、EPROMのリテン
ション(Retention)特性を向上させたもので
ある。
【0024】本実施例のEPROMの製造方法を以下説
明する。本実施例のプロセスフローは、O/N/O膜の
形成を除き、即ち特にSiN膜の形成方法を除き、図6
ないし図9に示した従来のプロセスフローと同じであ
る。よってまず図6ないし図9に従って説明する。本実
施例では以下〜の工程を行う。
【0025】素子分離領域3(LOCOS)を形成
し、更に第1ゲート酸化する工程を行う。即ち、本実施
例では、Si基板1上にパッドSiO2 50nm、及び
SiN100nmを堆積後、ロコス形成用レジストパタ
ーニング、及びレジストパターンをマスクとしたSiN
のRIEを行い、更にレジスト後処理を行う。この後、
チャネルストップイオン注入、ロコス酸化(これにより
素子分離領域3を形成する)、SiNエッチング、パッ
ドSiO2 エッチング、ゲート酸化25nm(これによ
りゲート絶縁膜2を形成する)を順次行い、図6の構造
とする。
【0026】次に、スタックド(Stacked)ゲ
ートPolySi電極を形成し、更にN- 層を形成する
工程を行う。即ち、フローティングゲートPolySi
を15nm堆積し、950℃で1時間POCl3 により
処理後、1100℃で15nmキャップ酸化を行ってS
iO2 を得、更に、SiNを15nm、SiNOxを4
0nm形成してO/N/O膜を形成し、コントロールゲ
ートPolySiを30nm堆積し、950℃で1時間
処理を行い、コントロールゲートパターンでフォトレジ
ストパターニング、RIE、後処理を順次行う。この
後、P+ を例えば100keV、1E14cm-2程度イ
オン注入し、1000℃30分アニールしてN- 拡散層
9(LDD拡散層)を形成する。本実施例ではこの工程
のSiNの形成法、及びSiN酸化が特徴的なものであ
って、これは別途詳述する。
【0027】次に、サイドウォールを形成し、ソース
/ドレインイオン注入を行う工程に入る。即ち、SiO
2 を300nmCVD後、LDD形成用RIE(全面エ
ッチバック)を行い、サイドウォール10を形成し、更
にSiO2 膜11を25nmCVD後、ソース/ドレイ
ンイオン注入としてAs+ の70keV、8E15cm
-2でのイオン注入を行い、1000℃で20nmのソー
ス/ドレイン酸化膜18形成用アニールを行い、ここで
ソース/ドレイン拡散層13を形成する。
【0028】次に、Al配線形成と、オーバーコート
層形成の工程を行う。即ち、層間SiO2 膜14(BP
SG等の不純物含有ガラスでもよい)を600nm厚で
CVDにより形成後、Alコンタクト15用レジスト窓
開け、RIE、後処理、Al配線16(1.2μm厚)
形成用堆積、Al配線パターン形成用レジスト窓開け、
AlパターニングRIEを順次行う。これにより配線1
6が形成される。更にオーバーコート用SiNを形成
し、パッド用レジスト窓開け、SiNのRIE、後処
理、Alシンターと順次行ってオーバーコート17を形
成して、図9に対応する本実施例の構造を得ることにな
る。
【0029】ここで、本実施例のEPROMの平面図
を、図3に示す。この図中のI−I′断面及びII−II′
断面をそれぞれ図1,図2に示す。
【0030】従来、上記のプロセスにより形成したEP
ROMでは、中間絶縁膜5のO/N/O膜中のSiN膜
は、LP(低圧)CVDにより形成する。このCVDで
は、SiH4 とNH3 の反応によりSi3 4 を気相成
長させているが、CVDの基本的特性として、Si3
4 の窒素濃度は堆積開始時と終了時に低くなる傾向があ
る。図10(a)は、従来技術の中間絶縁膜を示し、符
号4はフローティングゲートPolySiで、101は
O/N/O膜の底部(下層)酸化膜、102はSiN
膜、103はトップ(上層)酸化膜である。図3(a)
中のX−X′断面の窒素濃度分布プロファイルを図10
(b)に示す。図10(b)において、IはCVD直
後、IIはSi3 4 酸化後の窒素濃度を示す。また、図
10(c)には理想的なSi3 4 膜の窒素濃度を符号
III で示す。
【0031】第1層PolySi(フローティングゲー
トPolySi)からコントロールゲートPolySi
へのチャージリークを防ぐためには、このO/N/O膜
におけるSiN膜中の窒素濃度は、ストイキオメトリー
に一定することが望ましい。しかし従来は、CVD法で
SiN膜を形成すると、上述のとおり堆積開始時と堆積
終了時に膜中の窒素濃度が低くなってしまっていたので
ある。
【0032】一方SiN膜の酸化により、図10(b)
にIで示した窒素濃度が、IIで示すように向上する。こ
れは、SiN膜の酸化によりSiN膜中の窒素がSiN
残膜側の表面領域に再分布して、窒素濃度を高めるため
と考えられる。
【0033】以下に、本実施例の中間絶縁膜の形成法、
特にSiN膜の形成法について述べる。図4を参照す
る。
【0034】前述した工程におけるフローティングゲ
ートPolySi堆積後の処理後のパターニング後(即
ちフォトレジスト工程、RIE、後処理の後)に、次の
ようにして中間絶縁膜を形成した。
【0035】即ち、まず1100℃で第1層PolyS
i上にPolySi酸化膜を例えば15nm成長させ
る。この酸化膜は、図4で符号101で示すものであ
る。この後、LPCVD法にて、SiN膜を約8nm形
成する。この窒化膜は、図4で符号102で示すもので
ある。この後、例えば1000℃にてベアSi上で35
nmの酸化を行う。これにより、SiN102が約2n
m消費され、SiN酸化膜(SiO2 もしくはSiON
となる)が約3nm形成される。このSiN酸化膜は、
図4(b)で符号104で仮想的に示すものである。以
上でO/N/O膜が形成される。この後SiN酸化膜1
04をウェットエッチングによりエッチオフする。
【0036】このシーケンスを1度(またはそれ以上)
繰り返す。最後にSiN酸化を行う。このSiN酸化に
より、図4中符号103で示すシリコン酸化膜(SiO
Nであってもよい)が形成される。
【0037】これに引き続き、コントロールゲートPo
lySiを30nm堆積し、950℃で1時間処理を行
い、コントロールゲートパターンでパターニングしてコ
ントロールゲート6とし、この後イオン注入をP+ 10
00keV、1E14cm-2程度行って、1000℃3
0分アニールして、N- 層9を形成するものである。
【0038】その後の工程、工程であるサイドウォ
ール形成、ソース/ドレインイオン注入工程、及びAl
配線の形成とオーバーコートの形成については、前記説
明したとおりである。
【0039】以上のプロセスで形成したO/N/O膜を
示すのが図4(a)である。ここで図4(a)のY−
Y′断面での窒素の濃度を図4(b)に示した。この図
において、IはSiN膜の堆積時での窒素濃度プロファ
イル、IIはSiN膜の酸化後の窒素濃度プロファイルで
ある。SiNの堆積を複数回にすることにより、SiN
膜CVD時の窒素濃度の低下を膜厚が厚い時に比べ少な
く抑えられ、しかも堆積毎にSiN膜を酸化することに
より、図10(c)に示した理想的な窒素濃度プロファ
イル(Si3 4 のストイキオメトリーで一定)に近い
構造が得られた。この結果、O/N/O膜の電荷のリー
クを減らせ、リテンション特性が改善された。
【0040】上述の如く、本実施例によれば、中間絶縁
膜5中のSiN膜102を化学量論に従う構造とした結
果、中間絶縁膜5を通過して流れるチャージ(PF電流
等)を非常に低く抑えることができ、このためEPRO
Mのリテンション特性を従来に比べ大幅に改善でき、よ
ってEPROMの信頼性を向上することができるように
なった。かつ本実施例で形成するSiN膜102は、従
来のSiN膜の形成装置(堆積装置)と同じでよく、ガ
ス系もほとんど変更の必要がなく、従来プロセスとのプ
ロセス整合性がよいので、生産ラインへの導入が容易で
ある。更に、コストアップも特に大きくなく、コストを
少なく抑えることができる。プロセスは従来からのEP
ROM生産プロセスと、SiN膜形成部分を除いては変
更なく、プロセス整合性も非常に高い。
【0041】実施例2 この実施例は、実施例1と同じ適用分野につき、次のよ
うにして中間絶縁膜を形成した例である。実施例1にお
ける前記した中間絶縁膜の形成時点から説明する。図5
を参照する。
【0042】1100℃で第1層PolySi上にPo
ly酸化膜101(図5(a)参照)を例えば15nm
成長させる。この後LPCVD法にて、SiN膜102
を約15nm形成する。この時、SiNのCVDの終了
直前に、従来よりNH3 を多く(従ってSiH4 を少な
く)することにより、図5(a)に示す中間絶縁膜のZ
−Z′断面の窒素濃度を従来のプロファイルIに比べ、
CVDSiN表面の窒素濃度を高くする(II)。よって
これを酸化することで、II′に示すように更にこの窒素
濃度を増やし、ほぼ窒素濃度を一定とすることができ
る。なお、この時先に述べたようにSiN酸化(ベアS
i35nm相当)によりSiN膜が約2nm消費され、
SiN酸化膜(SiO2 またはSiON)が約3nm形
成される。これを符号104で示す。以上でO/N/O
膜が形成される。
【0043】また、SiN膜堆積開始時にも同様にNH
3 の流量を多くすることにより、より膜中の窒素濃度プ
ロファイルをストイキオメトリーに一定に近づけること
が可能となる。
【0044】なお各実施例においては、十分な耐圧をと
れるSiNに、微小リークを抑制する酸化膜を併用して
いるのであるが、かかる微小リークをSiN自体の膜質
で抑制すれば、Si酸化膜(特に上層Si酸化膜)は不
要とすることができる。
【0045】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、絶縁
膜を構成する積層構造中のシリコン窒化膜の窒素濃度分
布に着目してこれについて改良を行ったことにより、特
性の良好な絶縁膜を形成できたものであり、これにより
特性の改善された半導体装置を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体装置の断面を示すもので、図
3のI−I′断面図に相当するものである。
【図2】実施例1の半導体装置の断面を示すもので、図
3のII−II′断面図に相当するものである。
【図3】実施例1の半導体装置の平面構造を示すもので
ある。
【図4】実施例1の説明図である。
【図5】実施例2の説明図である。
【図6】半導体装置の製造工程を断面図で示すものであ
る(1)。
【図7】半導体装置の製造工程を断面図で示すものであ
る(2)。
【図8】半導体装置の製造工程を断面図で示すものであ
る(3)。
【図9】半導体装置の製造工程を断面図で示すものであ
る(4)。
【図10】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 基板(Si基板) 2 (フローティング)ゲート絶縁膜(SiO2 ) 3 素子分散領域(LOCOS酸化膜) 4 第1層(フローティングゲート)PolySi 5 中間絶縁膜 6 第2層(コントロールゲート)PolySi 9 LDD拡散層 10 サイドウォール(SiO2 等) 11 SiO2 膜 13 ソース/ドレイン拡散層 14 層間絶縁膜 15 コンタクト 16 配線(Al) 17 オーバーコート層 18 ソース/ドレイン酸化膜 101 シリコン酸化膜 102 SiN膜 103 シリコン酸化膜(SiNOx) 104 SiNOxによりSiON膜に変換されたS
iN膜部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/318 H01L 21/316 H01L 21/8247 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン系材料下地上に、直接または他の
    層を介してシリコンの窒化物層とシリコンの酸化物層ま
    たはシリコンの酸窒化物層とを備える絶縁膜を有する半
    導体装置の製造方法であって、 シリコン窒化物層を形成し、酸化を行い、表面酸化物層
    を除去し、更に窒化を行う工程を有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記表面酸化物層除去後の窒化の後、更に
    酸化シリコン膜を形成することを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置の製造方法。
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