JP3236430B2 - 荷札の取付け方法及び取付け装置 - Google Patents

荷札の取付け方法及び取付け装置

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JP3236430B2
JP3236430B2 JP28844993A JP28844993A JP3236430B2 JP 3236430 B2 JP3236430 B2 JP 3236430B2 JP 28844993 A JP28844993 A JP 28844993A JP 28844993 A JP28844993 A JP 28844993A JP 3236430 B2 JP3236430 B2 JP 3236430B2
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勝 出井
立示 掘井
誠一 遊佐
一男 池袋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動結束装置によっ
て結束される製品束に、荷札を取付ける方法及びこの方
法に用いられる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アングル材、H型鋼、鉄筋棒
鋼等の各種長尺条鋼材については、所定本数を結束線と
しての番線によって自動的に結束した後、識別用の荷札
を取付けて出荷することが行われている。上記条鋼材を
結束した製品束は、生産現場、生産者倉庫、出荷用トラ
ック、中間倉庫、消費者倉庫、消費者現場等の何れにお
いても、多段に積み上げることが多い。このため、積み
上げ状態でも荷札を確認できるように、当該荷札を製品
束の端部外方に配置する必要がある。そこで、長尺の線
材の一端部に荷札を吊り下げ、この荷札が製品束の端面
に沿うように、線材の他端部を、製品を結束した番線に
巻付けたり、束ねられた条鋼材の相互間に挟み込んだり
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記製品束への荷札の
取付け作業は、全て手作業によって行われており、特に
線材を番線に巻付けたり、条鋼材の相互間に挟み込んだ
りする作業が面倒で手間がかかることから、作業能率が
悪いという問題があった。また、線材を条鋼材の相互間
に挟み込むことによって荷札を取付ける場合には、製品
束の段積み時や移送時等において、荷札が線材と共に製
品束から外れ易いという問題があった。
【0004】さらに、上記荷札の取付け作業は、結束工
程の完了直後に行われているが、上記結束工程は、条鋼
材の圧延工程に引き続いて行われるために、条鋼材の温
度が300〜400℃と高く、作業環境が非常に悪いと
いう問題があった。この発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、荷札を能率良く確実に取付けること
ができる荷札の取付け方法及び取付け装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】また、この発明は、荷札の取付けを自動的
に行うことができる荷札の取付け装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、請求項1に係る荷札の取付け方法は、結束線をルー
プ状に走行させるガイド環を備える自動結束装置によっ
て結束された製品束に、荷札を取付ける方法において、
線材の一端部に荷札を取付け、他端部に上記結束線を挿
通させるループを形成した後、上記ループを、自動結束
装置のガイド環の途中部に配置すると共に、上記ガイド
環に沿って結束線を走行させて、当該結束線を上記ルー
プに挿通させた状態で製品を結束することにより、製品
束に荷札を取付けることを特徴とする。
【0007】請求項2に係る荷札の取付け方法は、請求
項1記載の荷札の取付け方法において、長尺の製品を水
平方向に向けて配置し、上記線材を製品の上方にて当該
製品とほぼ平行に配置すると共に、荷札を製品の端部外
方の直上に垂れ下げた状態で、製品の端部近傍を結束す
るものである。請求項3に係る荷札の取付け装置は、長
尺の線材を、間欠的に送給する線材送給手段と、上記線
材送給手段によって送給される線材を、軸芯に沿って挿
通させる回転部材と、上記回転部材を挿通した線材の先
端部を荷札に挿通させるように、当該荷札を回転部材の
軸芯延長線上に保持する荷札保持手段と、上記回転部材
を挿通した線材を、回転部材よりも線材送給方向上流側
で切断するカッターと、荷札に挿通させた線材の先端部
を折り曲げてループを形成することにより、当該線材の
先端部に荷札を取付ける第1の折曲手段と、上記線材の
切断側の端部を折り曲げて、製品結束用の結束線を挿通
させるためのループを形成する第2の折曲手段と、上記
回転部材に一体回転可能に取付けられ、上記第1,第2
の折曲手段によって形成された各ループの根元をクラン
プするクランプ手段とを具備することを特徴とする。
【0008】請求項4に係る荷札の取付け装置は、請求
項3記載の荷札の取付け装置において、上記第1の折曲
手段及び第2の折曲手段を、相互に接離可能に支持する
スライド支持手段と、両者を接離させる接離駆動手段と
を具備するものである。請求項5に係る荷札の取付け装
置は、請求項3記載の荷札の取付け装置において、荷札
が取付けられた線材を回転部材から取り出して、その一
端部の結束線挿通用のループを、自動結束装置のガイド
環の途中部に配置する線材移送手段を具備するものであ
る。
【0009】請求項6に係る荷札の取付け装置は、請求
項5記載の荷札の取付け装置において、線材移送手段
が、線材をほぼ水平に保持した状態で、その一端部の結
束線挿通用のループを、水平軸回りに配置されたガイド
環の上部に配置し、上記ガイド環に沿って形成されたル
ープの引き締め動作に追従させて、線材をほぼ水平に維
持した状態で下降させる線材保持手段と、上記線材の下
降をガイドして、当該線材を製品の所定位置に導く下降
ガイド手段とを具備するものである。
【0010】
【作用】上記請求項1に係る荷札の取付け方法によれ
ば、一端部に荷札を取付けた線材の他端部のループに、
結束線を挿通させて製品を結束することにより、荷札を
製品束に取付けるので、製品の結束と同時に荷札を製品
束に取付けることができる。
【0011】請求項2に係る荷札の取付け方法によれ
ば、上記線材を、水平に配置された長尺製品の上方に、
当該製品とほぼ平行に配置すると共に、荷札を製品の端
部外方の直上に垂れ下げた状態で、製品の端部近傍を結
束するので、上記荷札を製品束の端部外方に簡単且つ確
実に配置することができる。請求項3に係る荷札の取付
け装置によれば、線材送給手段によって長尺の線材を送
給することにより、当該線材を回転部材の軸芯に沿って
挿通させた後、線材の挿通先端部を、荷札保持手段によ
って保持された荷札に挿通させることができる。また、
上記回転部材に挿通させた線材の回転部材よりも送給方
向上流側を、カッターによって切断して、所定長さの線
材に調寸することができる。さらに、第1の折曲手段に
よって、荷札に挿通させた線材の先端部を折り曲げてル
ープを形成することにより、当該線材の先端部に荷札を
取付けることができると共に、第2の折曲手段によっ
て、当該線材の切断側の端部を折り曲げて、結束線を挿
通させるためのループを形成することができる。そし
て、上記クランプ手段によって各ループの根元をクラン
プすると共に、第1,第2の折曲手段によって各ループ
を止定した状態で、回転部材を回転させることにより、
各ループの根元を捩じってループを閉塞させることがで
きる。
【0012】請求項4に係る荷札の取付け装置によれ
ば、各ループの根元を捩じる際に、第1の折曲手段と第
2の折曲手段とを、接離駆動手段によって相互に近接さ
せることにより、各ループの根元を容易に捩じることが
できる。請求項5に係る荷札の取付け装置によれば、線
材移送手段によって、荷札が取付けられた線材を回転部
材から取り出して、その一端部の結束線挿通用のループ
を、自動結束装置のガイド環の途中部に配置することが
できる。このため、製品束に対して荷札を取付けるため
の一連の作業を自動的に行うことができる。
【0013】請求項6に係る荷札の取付け装置によれ
ば、線材保持手段によって線材をほぼ水平に保持した状
態で、その一端部の結束線挿通用のループを、水平軸回
りに配置された自動結束装置のガイド環の上部に配置す
ることができると共に、線材の水平状態を維持した状態
で、結束線のループの引き締め動作に追従させて、当該
線材を下降させることができる。さらに、この下降に際
して、下降ガイド手段によって線材の下降をガイドし
て、線材を製品の所定位置に導くことができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例について添付図面を
参照しながら詳述する。図2は、この発明の荷札の取付
け方法の実施に用いられる荷札取付け装置の一実施例を
示す正面図であり、図3は、右側面図である。上記荷札
取付け装置は、コイル状に巻回された長尺の線材Wを繰
り出して、所定長さずつ間欠的に送給する線材送給手段
1と、この線材送給手段1によって送給された線材W
を、軸芯に沿って挿通させる回転部材としての回転ドラ
ム2と、荷札Tを上記回転ドラム2の軸芯延長線上に保
持する荷札保持手段3と、この荷札保持手段3に荷札T
を供給する荷札供給手段4と、上記回転ドラム2を挿通
した線材Wの先端部を折り返してループR1(図1b参
照)を形成する第1の折曲手段5と、上記回転ドラム2
の送給方向上流側において線材Wを切断するカッター6
と、このカッター6によって切断された線材Wの切断端
側を折り返して、番線からなる製品結束用の結束線A
(図1d参照)を挿通させるためのループR2(図1b
参照)を形成する第2の折曲手段7と、上記回転ドラム
2に一体回転可能に取付けられ、各ループR1,R2の
根元をクランプする一対のクランプ手段8と、線材Wの
先端側の端部近傍を下方に向けて所定角度屈折させる屈
折手段9と、荷札Tが取付けられた線材Wを保持して、
結束線挿通用のループR2を、自動結束装置200のガ
イド環201の途中部に配置する線材移送手段100
(図5参照)とによって主要部が構成されている。
【0015】上記線材送給手段1は、モータ11によっ
て回転駆動される多数のピンチロール12を、上下二段
に配列しているものであり、上段のピンチロール12
は、図示しない付勢手段によって、下段のピンチロール
12に圧接するように加圧されており、巻反から繰り出
した線材Wを、上段と下段のピンチロール12で挟み込
むことにより、線材Wの巻きぐせを矯正しながら、当該
線材Wを所定長さずつ水平方向に送給することができ
る。
【0016】回転ドラム2は、一対の側板21間に、外
周所定部が分離されたC型断面のドラム22を固定し、
上記一対の側板21の外周を、複数の支持ローラ23に
よって水平軸回りに回転自在に支持したものであり、上
記一対の側板21には、ドラム22の開口部22aに対
応する部分から中心方向に延びる切欠21aが形成され
ている。この回転ドラム2の軸芯部には、線材Wを挿通
させるための凹溝24aを有する線材挿通ガイド24が
設けられている。この凹溝24aは、線材Wを挿通させ
た後、図示しない帯板状の蓋によって閉塞され、線材W
の取り出し時に開放される。また、上記回転ドラム2の
上方には、当該回転ドラム2を位置決めするためのロケ
ートピン25が設けられている。このロケートピン25
は、空圧又は油圧シリンダ25aによって進退可能にな
っており、回転ドラム2の外周に設けられた嵌合孔25
bに嵌合させることによって、回転ドラム2を、その側
板21の切欠21a及びドラム22の開口部22aを正
面に向けた状態で位置決めすることができる。さらに、
上記ドラム22の外周には、チェーン26が、ドラム2
2の開口部22aにおいて分断された状態で、不動状に
巻き懸けられている。このチェーン26には、複数個の
スプロケット28が噛み合わされており、当該スプロケ
ット28を、ギア機構29を介してモータ27によって
回転駆動させることにより、回転ドラム2を360°回
転させることができるようになっている。
【0017】荷札保持手段3は、荷札Tの線材Wを挿通
させるための貫通孔を、上記回転ドラム2の軸芯延長線
上に配置した状態で、当該荷札Tを保持するものであ
り、荷札Tを上方から挿入可能なホルダ31と、このホ
ルダ31を昇降させるシリンダ32とを備えている。な
お、上記荷札Tの貫通孔は、線材Wの外径に対して充分
に大きくなるように形成されている。
【0018】荷札供給手段4は、図示しない荷札プリン
タから荷札Tを真空吸着して、荷札保持手段3に送給す
るものであり、昇降可能なアーム41の先端に、荷札T
を真空吸着するための吸盤42を備えている。この吸盤
42は、アーム41に対して90°旋回可能であり、荷
札プリンタに載置された荷札Tを吸着した後、吸盤42
を90°旋回させて荷札Tを垂直に起立させて状態で
(図1二点鎖線参照)、アーム41を水平軌道43に沿
って、荷札保持手段3のホルダ31の直上に移動させる
ことができる。なお、上記荷札供給手段4は、荷札Tを
電磁吸着するものであってもよい。
【0019】第1の折曲手段5は、線材Wの先端部を挟
み込む一対の挟持ピン51,52を、ロータリーアクチ
ュエータ53によって、線材Wと直交する水平軸回りに
回転駆動させるものである。上記一対の挟持ピン51,
52は、線材Wの送給方向に沿って所定間隔離してある
と共に、両者間に線材Wを挿通させることができるよう
に上下方向にずらしてあり、線材Wを挿通させた状態
で、一方の挟持ピン51を中心に他方の挟持ピン52を
所定角度(例えば210°程度)回転させることによ
り、線材Wの先端部を、その軸線を含む鉛直平面に沿っ
て湾曲させて、荷札取付け用のループR1を形成するこ
とができる。この第1の折曲手段5は、回転ドラム2の
径方向に沿ってスライド可能な第1のスライドテーブル
54に搭載されており、シリンダ55(図4参照)によ
って、上記第1のスライドテーブル54を往復スライド
させることにより、挟持ピン51,52を線材Wの送給
路に対して進退させることができる。また、上記第1の
スライドテーブル54は、スライド支持手段56によっ
て、回転ドラム2の軸芯と平行にスライド可能になって
いる。このスライド支持手段56は、回転ドラム2の軸
芯と平行に架台B上に配置されたスライダー56aと、
上記第1のスライドテーブル54をスライド可能に支持
し、且つ、上記スライダー56aに沿ってスライド可能
な第2のスライドテーブル56bとによって構成されて
いる。
【0020】カッター6は、一対の切り刃61,62間
に線材Wを挿通させた状態で、下方の切り刃62をシリ
ンダ63によって上昇させることにより、当該線材Wを
切断するものである。第2の折曲手段7は、上記回転ド
ラム2とカッター6との間に配置されており、上記第1
の折曲手段5と同様、一対の挟持ピン71,72の間で
線材Wを挟み込んだ状態で、一方の挟持ピン71を中心
に、アクチュエータ73(図4参照)によって他方の挟
持ピン72を回転させることにより、線材Wの切断端側
に、その軸線を含む鉛直平面に沿うループR2(図1b
参照)を形成することができる。上記第2の折曲手段7
についても、第1の折曲手段5と同様、第1のスライド
テーブル74と、これを駆動するシリンダ75とによっ
て、挟持ピン71,72を線材Wの送給路に対して進退
させることができると共に、上記第2のスライドテーブ
ル74を、スライダー76aと第2のスライドテーブル
76bとによるスライド支持手段76によって支持し
て、第2の折曲手段7を回転ドラム2の軸芯と平行にス
ライド可能にしている。
【0021】上記第1の折曲手段5のスライド支持手段
56と、第2の折曲手段7のスライド支持手段76との
間には、接離駆動手段としての両側ロッド式のシリンダ
Sが介在されており、このシリンダSによって、各スラ
イド支持手段56,76の第2のスライドテーブル56
a,76aを接離させることにより、両折曲手段5,7
を、回転ドラム2の軸芯と平行な方向に沿って相互に離
反させたり接近させたりすることができる。
【0022】クランプ手段8は、上記回転ドラム2及び
第1,第2の折曲手段5,7と協働して、線材Wの両端
のループR1,R2のそれぞれの根元を捩じるものであ
り、回転ドラム2の両側面に当該回転ドラム2と一体回
転可能に設けられている。このクランプ手段8は、回転
ドラム2の軸芯を挿通した線材Wを下方から受け止める
受け部材81と、この受け部材81に対向させて設けら
れた押圧部材82と、この押圧部材82を昇降させるシ
リンダ83とによって構成されており、第1,第2の折
曲手段5,7によって線材Wの両端にループR1,R2
を形成した後、上記受け部材81と押圧部材82とによ
って、各ループR1,R2の根元をクランプし、第1,
第2の折曲手段5,7によって上記ループR1,R2を
止定した状態で、回転ドラム2を回転させることによ
り、線材Wの各ループR1,R2の根元を捩じることが
できる。
【0023】屈折手段9は、各ループR1,R2の根元
を捩じった後、荷札保持手段3を退避させた状態で、上
記クランプ手段8の受け部材81を基点として、線材W
を鉛直平面に沿って下方に折り曲げるものであり、線材
Wを押圧する押圧部材91と、この押圧部材を線材W側
に進退させるシリンダ92とを備えている。線材移送手
段100は、図5及び図6に示すように、回転ドラム2
内において線材Wの両端をチャックする一対のチャック
爪101a、及びこのチャック爪101aを昇降可能に
支持する昇降部材101bを具備する線材保持手段10
1と、この線材保持手段101を、自動結束装置200
と上記回転ドラム2との間で往復移動させる台車103
と、線材保持手段101よって保持された線材Wの下降
をガイドする下降ガイド手段104等を備えている。
【0024】上記チャック爪101aは、回転ドラム2
内の線材Wをチャックして引き出せるように、水平方向
に進退可能なアーム105の先端部に取付けられてい
る。このアーム105の先端部とチャック爪101aと
の間には、回転ドラム2から引き出した線材Wを、垂直
軸回りに自動結束装置200側に90°旋回させるため
の旋回手段106が介在されている。なお、線材Wのル
ープR2側をチャックするチャック爪101aは、シリ
ンダ101cによって水平方向に単独で進退できるよう
になっている。また、上記昇降部材101bは、台車1
03に搭載されたモータ107によって昇降駆動され
る。さらに、台車103は、当該台車103に搭載され
たモータ108によって、水平方に延びる軌道109に
沿って往復移動される。なお、上記チャック爪101a
は、線材Wのチャックと同時に、当該線材Wを僅かに持
ち上げて、線材挿通ガイド24の凹溝24aから線材W
を取り出すことができる。
【0025】自動結束装置200は、結束線Aを走行さ
せてループを形成するガイド環201を備える従来公知
のものであり、水平軸回りに配置された上記ガイド環1
01の内部に、複数本の長尺条鋼材を水平に挿入した状
態で、結束線Aのループを引き締めて縮径させた後、ル
ープの根元を捩じることにより、当該長尺条鋼材の端部
を結束することができる。
【0026】上記移送手段100は、線材Wの結束線挿
通用のループR2を、上記ガイド環201の上部であっ
て、結束線Aの走行路に配置するものであり、この状態
で上記ガイド環201に沿って、結束線Aを走行させる
ことにより、上記ループR2に結束線Aを挿通させるこ
とができる。なお、上記ガイド環201には、ループR
2を結束線Aの走行路に配置するための切欠が形成され
ている。
【0027】上記下降ガイド手段104は、結束線Aの
ループの引き締めに伴って線材Wが結束線Aに追従して
下方に移動するのをガイドして、製品束の上部所定位置
に導くものであり、線材Wを所定隙間を設けて挟み込む
一対のガイドバー104aと、このガイドバー104a
を昇降させる昇降手段104bとを備えている。なお、
上記一対のガイドバーの下端部は、線材Wを挿通可能に
開放されている。
【0028】以上の構成の荷札取付け装置の動作を、工
程図を示す図1も参照しながら以下に説明する。まず、
荷札供給手段4のアーム41を下降させて、吸盤42に
荷札Tを吸着した後、アーム41を上昇させると共に吸
盤42を90°旋回させて、荷札Tを垂直に起立させ
る。次いで、予め下方へ退避されている荷札保持手段3
のホルダ31を上昇させると共に、アーム41を荷札保
持手段3側に移動させて、荷札Tをホルダ31の直上に
配置し、さらにアーム41を下降させて、荷札Tをホル
ダ31に挿入する。以上によって荷札Tの貫通孔は、回
転ドラム2の軸芯延長線上に位置することになる。
【0029】次いで、上記荷札供給手段4を原位置に復
帰させた後、線材送給手段1によって線材Wを回転ドラ
ム2方向に送給する。この送給に伴って、線材Wが、第
2の折曲手段7の挟持ピン71,72、回転ドラム2、
荷札Tの貫通孔、及び第1の折曲手段5の挟持ピン5
1,52をこの順に挿通し、最終的に先端を検出して、
線材送給手段1のモータ11を停止させる。この状態
で、荷札供給手段3のホルダ31を下降させて退避させ
る(図1a参照)。
【0030】そして、第1の折曲手段5のロータリーア
クチュエータ53を駆動して、挟持ピン52を挟持ピン
51を中心に回転させて、線材Wの先端にループR1を
形成する。これによって、荷札Tの上部が上記ループR
1によって包囲されることになる。次いで、一方のクラ
ンプ手段8によって、ループR1の根元をクランプする
と共に、カッター6によって線材Wを切断した後、切断
端を第2の折曲手段7によって折り返してループR2を
形成する(図1b参照)。そして、他方のクランプ手段
8によって、ループR2の根元をクランプする。なお、
上記ループR1,R2の形成に際しては、接離駆動手段
としてのシリンダSによって、各スライド支持手段5
6,76を、相互に離反させておく。
【0031】次に、ロケートピン26を抜脱すると共
に、第1,第2の折曲手段5,6によって各ループR
1,R2が回転するのを規制した状態で、回転ドラム2
を数回回転させることにより、各ループR1,R2の根
元を捩じって、当該ループR1,R2を閉塞する(図1
c参照)。このループR1,R2の捩じり動作に伴っ
て、両ループR1,R2の中心間距離が短縮されること
になる。そこで、上記シリンダSによって、当該中心間
距離の変化にほぼ追従させて、第1の折曲手段5と第2
の折曲手段7とを相互に接近させることにより、ループ
R1,R2の捩じりを容易に行わせる。その後、回転ド
ラム2をロケートピン25によって再び位置決めすると
共に、各折曲手段5,7の挟持ピン51,52,71,
72を、それぞれ後方へ退避させる。
【0032】さらに、屈折手段9によって、一方のルー
プR1を当該ループR1を含む鉛直平面に沿って下方に
向けて折曲する。これにより、荷札Tを常に一定方向に
向けた状態で、線材Wの先端部に吊り下げることができ
る。そして、クランプ手段8による線材Wのクランプを
解除すると共に、移送手段100のチャック爪101a
によって上記線材Wをチャックした後、当該線材Wを回
転ドラム2から引き出して、垂直軸回りに90°回転さ
せた状態で、自動結束装置200側へ移送し、所定位置
に移送した時点で、アーム105をガイド環201方向
に進出させて、ループR2をガイド環201の途中部に
配置する。この際、上記線材Wは、一対のチャック爪1
01により水平状態に維持されていると共に、当該線材
Wに吊り下げられた荷札Tは、条鋼材の端部外方の直上
に位置している。
【0033】この状態で、結束線Aをガイド環201に
沿って走行させて、ループを形成すると、上記線材Wの
ループR2に結束線Aが挿通されることになる(図1d
参照)。そして、ループR2側のチャック爪101aに
よる線材Wのチャックを解除すると共に、シリンダ10
1cによって当該チャック爪101aを線材Wから引き
離した後、上記結束線Aのループを引き締めて、条鋼材
を結束することにより、荷札Tを製品束に取付けること
ができる。この結束に際しては、結束線Aの縮径に伴っ
て、線材Wが下降しながら結束線Aのループに沿って遊
動する。そこで、当該結束に先立って、下降ガイド手段
104のガイドバー104aを下降させて、線材Wの下
降をガイドすることにより、線材WのループR2側を製
品束の上部所定位置に導く。また、線材保持手段101
の昇降部材102によって、チャック爪101aを上記
線材Wの下降に追従させて、線材Wをほぼ水平に維持し
た状態で下降させることにより、当該線材Wを製品束の
上部に沿わせて、荷札Tを製品束Dの端部外方に確実に
配置する(図1e参照)。
【0034】なお、この発明は、上記実施例に限定され
るものでなく、例えば、荷札供給手段4を構成すること
なく、手動又は半自動によって荷札Tを荷札保持手段3
に供給するようにすること等、種々の設計変更を施すこ
とができる。また、この発明は、条鋼材以外の種々の製
品の結束に際して適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る荷札の取
付け方法によれば、一端部に荷札を取付けた線材の他端
部のループに、結束線を挿通させて製品を結束すること
により、荷札を製品束に取付けるので、製品の結束と同
時に荷札を製品束に取付けることができる。このため、
荷札を製品束に対して容易且つ能率的に取付けることが
できる。また、上記ループを結束線に挿通させるので、
荷札を確実に取付けておくことができる。
【0036】請求項2に係る荷札の取付け方法によれ
ば、上記線材を、水平に配置された長尺製品の上方に、
当該製品とほぼ平行に配置すると共に、荷札を製品の端
部外方の直上に垂れ下げた状態で、製品の端部近傍を結
束するので、上記荷札を製品束の端部外方に簡単且つ確
実に配置することができる。このため、製品束を多段に
積み重ねた状態においても、荷札を容易に読み取ること
ができる。
【0037】請求項3に係る線材の取付け装置によれ
ば、線材の端部に荷札を取付けたり、結束線挿通用のル
ープを形成したりする作業を自動的に行うことができる
ので、線材に荷札を取付けるための労力を軽減すること
ができる。請求項4に係る荷札の取付け装置によれば、
各ループの捩じり動作に伴う両ループの中心間距離の変
化にほぼ追従させて、第1の折曲手段と第2の折曲手段
とを相互に接近させることができるので、各ループを容
易に捩じることができる。
【0038】請求項5に係る荷札の取付け装置によれ
ば、線材移送手段によって、荷札が取付けられた線材を
回転部材から取り出して、その一端部の結束線挿通用の
ループを自動結束装置のガイド環の途中部に配置するこ
とができるので、製品束に対して荷札を取付けるための
一連の作業を自動的に行うことができる。この結果、劣
悪な作業環境下での人手による荷札の取付け作業から作
業者を開放することができる。
【0039】請求項6に係る荷札の取付け装置によれ
ば、線材保持手段によって線材の水平状態を維持した状
態で、当該線材を、結束線のループの引き締め動作に追
従させて下降させることができると共に、この下降に際
して、下降ガイド手段によって線材の下降をガイドし
て、当該線材を製品束の所定位置に導くことができる。
このため、製品束の所定位置に上記線材を確実に沿わせ
て、荷札を製品束の端部側方等に確実に配置することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の荷札の取付け方法の一実施例を示す
工程図である。
【図2】荷札の取付け装置の一実施例を示す正面図であ
る。
【図3】前図の右側面図である。
【図4】要部背面図である。
【図5】自動結束装置及び移送手段を示す背面図であ
る。
【図6】前図の平面図である。
【符号の説明】 1 線材送給手段 2 回転ドラム(回転部材) 3 荷札保持手段 5 第1の折曲手段 56 スライド支持手段 6 カッター 7 第2の折曲手段 76 スライド支持手段 8 クランプ手段 100 線材移送手段 101 線材保持手段 104 下降ガイド手段 200 自動結束装置 201 ガイド環 A 結束線 D 製品束 T 荷札 W 線材 S シリンダ(接離駆動手段) R1 ループ R2 ループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−282034(JP,A) 特開 昭57−133817(JP,A) 実開 昭61−172004(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 13/18 B65B 27/10 B65B 61/26 B65B 27/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結束線をループ状に走行させるガイド環を
    備える自動結束装置によって結束された製品束に、荷札
    を取付ける方法において、 線材の一端部に荷札を取付け、他端部に上記結束線を挿
    通させるループを形成した後、上記ループを、自動結束
    装置のガイド環の途中部に配置すると共に、上記ガイド
    環に沿って結束線を走行させて、当該結束線を上記ルー
    プに挿通させた状態で製品を結束することにより、製品
    束に荷札を取付けることを特徴とする荷札の取付け方
    法。
  2. 【請求項2】長尺の製品を水平方向に向けて配置し、上
    記線材を製品の上方にて当該製品とほぼ平行に配置する
    と共に、荷札を製品の端部外方の直上に垂れ下げた状態
    で、製品の端部近傍を結束する請求項1記載の荷札の取
    付け方法。
  3. 【請求項3】長尺の線材を、間欠的に送給する線材送給
    手段と、 上記線材送給手段によって送給される線材を、軸芯に沿
    って挿通させる回転部材と、 上記回転部材を挿通した線材の先端部を荷札に挿通させ
    るように、当該荷札を回転部材の軸芯延長線上に保持す
    る荷札保持手段と、 上記回転部材を挿通した線材を、回転部材よりも線材送
    給方向上流側で切断するカッターと、 荷札に挿通させた線材の先端部を折り曲げてループを形
    成することにより、当該線材の先端部に荷札を取付ける
    第1の折曲手段と、 上記線材の切断側の端部を折り曲げて、製品結束用の結
    束線を挿通させるためのループを形成する第2の折曲手
    段と、 上記回転部材に一体回転可能に取付けられ、上記第1,
    第2の折曲手段によって形成された各ループの根元をク
    ランプするクランプ手段とを具備することを特徴とする
    荷札の取付け装置。
  4. 【請求項4】上記第1の折曲手段及び第2の折曲手段
    を、相互に接離可能に支持するスライド支持手段と、両
    者を接離させる接離駆動手段とを具備する請求項3記載
    の荷札の取付け装置。
  5. 【請求項5】荷札が取付けられた線材を回転部材から取
    り出して、その一端部の結束線挿通用のループを、自動
    結束装置のガイド環の途中部に配置する線材移送手段を
    具備する請求項3記載の荷札の取付け装置。
  6. 【請求項6】線材移送手段が、線材をほぼ水平に保持し
    た状態で、その一端部の結束線挿通用のループを、水平
    軸回りに配置されたガイド環の上部に配置し、上記ガイ
    ド環に沿って形成されたループの引き締め動作に追従さ
    せて、線材をほぼ水平に維持した状態で下降させる線材
    保持手段と、 上記線材の下降をガイドして、当該線材を製品の所定位
    置に導く下降ガイド手段とを具備する請求項5記載の荷
    札の取付け装置。
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