JP3236283B2 - アンケート実施装置 - Google Patents

アンケート実施装置

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JP3236283B2
JP3236283B2 JP7798889A JP7798889A JP3236283B2 JP 3236283 B2 JP3236283 B2 JP 3236283B2 JP 7798889 A JP7798889 A JP 7798889A JP 7798889 A JP7798889 A JP 7798889A JP 3236283 B2 JP3236283 B2 JP 3236283B2
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は各種調査を行う目的で使用されるアンケート
実施装置に関する。
「従来の技術」 アンケートは、例えばオフィス内部においても忘年会
の日取りや会費の設定、あるいは旅行会の目的地の選定
等が行われる際に広く実行されている。アンケート調査
を行う場合には、従来からアンケート実施者が回答用紙
を作成し、これをアンケート対象者に配布し、更にアン
ケート用紙の回収の結果の集計を行っている。これらは
すべて手作業で行われた。アンケート実施者は、事前に
アンケートの呼掛けを行ったり、回答用紙の回収状況が
悪ければ催促を行う場合もあった。
このように従来のアンケート実施方法ではアンケート
の対象者が多かったりすると、アンケート実施者は回答
用紙の配布、回収、集計に大きな労力を費やした。ま
た、アンケートの回収が悪い場合等には回収のための期
限管理を行ったり、催促の通知を行ったりする等の精神
的な負担も大きかった。
ところで、オフィスオートメーションの進行により、
企業内の各設計者や開発研究者が自己の机にワークステ
ーションを所有するようになっている。このようなワー
クステーションはイーサネット等のLAN(ローカルエリ
アネットワーク)に接続されており、ネットワーク上に
接続されたメールサーバを使用して電子メールを送受信
することができるようになっている。そこで、最近では
このような通信システムを利用することで、アンケート
用紙を電子メールで各アンケート対象者に配布したり、
これら対象者の作成した回答をアンケート実施者に返送
させることが容易にできるようになった。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、この電子メールを応用したアンケート
実施方法では、用紙の配送がスムーズに行われる点を除
けば従来のアンケート実施の方法と同様であり、期限の
判別、回答の集計等は全くの手作業で行われることにな
った。従って、アンケート実施者に肉体的、精神的に多
くの負担をかけることになった。
そこで本発明は、アンケートを実施する際の各々作業
を実行することのできるアンケート実施装置を提供する
ことを目的とする。
「課題を解決するための手段」 第1図を基にして本発明のアンケート実施装置の構成
の概要を説明する。
同図(A)はアンケート実施装置を使用した通信シス
テムの一例についてその概要を表わしたものである。こ
の図でアンケート実施装置10は、回収された回答の集計
を行うアンケート情報処理部11を核とし、ユーザインタ
フェース部12とネットワークインタフェース部13から構
成されている。ネットワークインタフェース部13は、ワ
ークステーションやメールサーバ等を構成メンバとする
通信ネットワーク14と接続される。
ここでアンケート実施装置10は、ユーザインタフェー
ス部12を介してアンケートに関するデータの入出力を行
ってもよいし、ネットワークインタフェース部13を介し
て通信ネットワーク14とこれを行うようにしてもよい。
第1図(B)を基にして、アンケート実施装置の各種
態様を具体的に説明する。今、通信ネットワーク14から
アンケートに関するデータを入力してこのネットワーク
上の各部に対してアンケートを実施し、その集計結果を
また通信ネットワーク14上に返すものとする。ネットワ
ークインタフェース部13には、質問内容受信部13Aが配
置されており、例えば通信ネットワーク14上の任意のワ
ークステーションから入力されたアンケートに関する質
問内容がここに受信される。質問内容受信部13Aの受信
内容はアンケート情報処理部11内の質問内容受理部11A
で受理され、回答用紙作成部11Bに渡される。回答用紙
作成部11Bでは、所定の手順でアンケートのための回答
用紙を作成する。この回答用紙はネットワークインタフ
ェース部13の回答用紙送信部13Bに渡されて、ここから
通信ネットワーク14上のアンケート対象者に伝送され
る。
これらアンケート対象者がアンケートに対する回答を
作成して送信を行うと、ネットワークインタフェース部
13はその回答受信部13Cでこれら回答を受信する。受信
された回答は、アンケート情報処理部11内の回答回収部
11Cに送られ、保存制御部11Dの介在の下に必要に応じて
メモリ11Eに蓄積される。そして、例えば回答期限が到
来した時点で集計部11Fがこれを読み出して回答の集計
を行う。
アンケート実施装置は回答の最終的な集計を行う前
に、未回答者に対する回答の催促も行うことができる。
このため、アンケート情報処理部11内にはユーザ情報を
管理するユーザ情報管理部11Gや期限等の時間管理を行
うための時間管理部11Hが配置されていてもよい。時間
管理部11Hはアンケートの回答についての最終的な集計
の時機も設定することができる。
集計部11Fによる回答の集計結果は、ネットワークイ
ンタフェース部13における集計結果送信部13Fに送ら
れ、ここから通信ネットワーク14上の所望の端末に送ら
れてその内容が表示されることになる。例えば、結果の
表示を指定したワークステーションのCRT上に集計結果
が表示されてもよいし、通信ネットワーク14上に配置さ
れてプリンタから集計結果がプリントアウトされてもよ
い。
以上、通信ネットワーク14のみを使用したアンケート
の実施について説明したが、アンケート実施装置単独で
アンケートの回答用紙の作成を行うこともできる。この
場合には、ユーザインタフェース部12内の質問内容入力
部2Aから質問内容が入力され、これがアンケート情報処
理部11の質問内容受理部11Aで受理されることになる。
この場合の回答の集計結果は、集計部11Fからユーザイ
ンタフェース部12内の結果表示部12Fに返され、例えばC
RTディスプレイ上にその内容が表示されることになる。
もちろん、アンケートの実施は通信ネットワーク14と
ユーザインタフェース部12の双方を使用して行うことも
できる。例えば、アンケートについての質問内容はユー
ザインタフェース部12内のキーボード等から質問内容入
力部12Aで入力操作を行い、アンケートの集計結果は通
信ネットワーク14上の所定のネットワーク上に表示する
ような場合である。
このように本発明によれば、アンケート実施装置がア
ンケートを実施する際の各種作業を実行することができ
るので、アンケート実施者に肉体的、精神的に多くの負
担をかけることがなくなる。
「実施例」 以下、実施例につき本発明を詳細に説明する。
(装置の概要) 第2図(A)は本発明の一実施例におけるアンケート
実施装置をローカルエリアネットワークに接続した状態
を表わしたものである。ローカルエリアネットワーク20
には、従来から存在するネットワーク基本構成機器群21
の他に、本実施例のアンケート実施装置30が接続された
構成となっている。
(A)ネットワーク基本構成機器群21は次のような機器
から構成されている。
(A−1)ワークステーション22: この例では、各机に第1〜第4のワークステーション
22−1〜22−4が配置されている。ワークステーション
22とは、高度な文書処理機能を備えており、かつローカ
ルエリアネットワーク20に接続されていて、アイコン
(絵文字)やマウス(ポインティング・デバイス)を駆
使することのできる優れたユーザインタフェースを備え
た装置をいう。ワークステーション22は、それぞれの装
置で作成された文書やデータを個人間で送受信する電子
メール機能を備えている。この図に示した第1〜第3の
ワークステーション22−1〜22−3は、プロセッサ収容
筐体23にグラフィックディスプレイ24やキーボード25を
接続した構成となっており、第4のワークステーション
22−4はキーボード25にマウス26を接続した構成となっ
ている。
(A−2)プリンタ27: 実施例のプリンタ27はレーザプリンタにより構成され
ている。このプリンタ27はプリントサーバとも呼ばれて
おり、ワークステーション22からプリント要求を受け
て、転送されてきた文書やデータを高解像度で印刷す
る。
(A−3)メールサーバ28: 個人用のメールフォルダを管理し、送信されてきたメ
ールを宛先フォルダと呼ばれるフォルダに書き込んだ
り、受信要求のあったメールを所定のフォルダから抜き
出して要求先に送出する。
この他、ネットワーク基本構成機器群21には必要に応
じて通信サーバやファイルサーバが配置される。ここ
で、通信サーバとは、例えば遠隔地に存在する2つのイ
ーサネット同士を専用回線等の通信手段で相互に接続し
たり、計算機とローカルエリアネットワークを接続する
ため等に用いられる。ファイルサーバは、ワークステー
ション22から文書やデータの保管要求を受けてファイル
を保存したり、検索要求を受けてファイルを送出したり
するためのサーバである。
(B)アンケート実施装置30は、グラフィックディスプ
レイ31およびこれを載置し内部にプロセッサその他の回
路部分を収容したプロセッサ収容筐体32の他に、これに
接続された入力機器としてのキーボード25とマウス26か
ら構成されている。
第2図(B)はこのアンケート実施装置の基本構成を
表わしたものである。アンケート実施装置30は、アンケ
ート情報処理を行う部分としてのアンケート情報処理部
33と、ネットワーク20によってネットワーク基本構成機
器群21の任意の装置と情報の授受を行うネットワークイ
ンタフェース部34と、ユーザ35とのインタフェースを司
るユーザインタフェース部36とを備えている。
(アンケート処理の概要) 第3図は、このアンケート実施装置を用いてアンケー
トを実施する際のアンケート情報の流れを表わしたもの
である。なお、この実施例ではアンケート実施装置に対
するアンケートの依頼文書の送信やアンケート実施装置
から各対象者に対するアンケートの回答用紙の送信、な
らばにこれらの対象者からアンケート実施装置に対する
回答の返送等の通信は、メールサーバ28を用いたメール
システムで行うものとする。
今、第2図(A)に示したネットワーク基本構成機器
群21の第1のワークステーション22−1にアンケートの
依頼者がいるものとする。この場合、第2〜第4のワー
クステーション22−2〜22−4をそれぞれ担当する者が
アンケートの対象者42であるものとする。
まず、アンケートの依頼者41は自分のワークステーシ
ョン22−1を用いてアンケート依頼メールを作成する。
そしてアンケート実施装置30に送出する(第3図)。
アンケート実施装置30はアンケート依頼メールを受け
取ると、これを解析する。そして、アンケートの回答用
紙を編集してアンケートの各対象者42に送信する(同図
)。
各対象者42はそれぞれ自己のワークステーション22−
2〜22−4で回答用紙を受け取る。そして必要事項を記
入した後、アンケート実施装置30に返送する。アンケー
ト実施装置30はこれら回答を保存しておく(同図)。
アンケート実施装置30は、依頼者41が指定したアンケ
ートの回答期限に回答を集計する。そしてこの集計結果
を依頼者41に送信する(同図)。この第3図には示し
ていないが、これ以前の段階で、アンケート実施装置30
はアンケートの各対照者42の中で回答を行っていない者
をチェックする。そして、未回答者に対しては、回答を
促すための催促メールを発信する。
第4図は、以上の動作を更に詳細に示したものであ
る。すなわち、まずアンケートの依頼者41がアンケート
依頼メールをアンケート実施装置30に送信すると(第4
図ステップ)、アンケート実施装置30はこれを受け取
って解析を行う(ステップ)。そして、その解析結果
に応じて回答用紙の作成が行われる(ステップ)。作
成された回答用紙は、ネットワーク基本構成機器群21に
送信される(ステップ)。アンケート依頼メール自体
は、アンケート実施装置30に一時的に保存される(ステ
ップ)。
一方、アンケートの対象者42はネットワーク基本構成
機器群21で回答用紙を受け取る(ステップ)。そし
て、回答を記入してアンケート実施装置30に返送する
(ステップ)。アンケート実施装置30はこの回答を受
け取って保存する(ステップ)。なお、アンケート実
施装置30は自己の図示しないハードディスク等の記憶媒
体にデータを記憶してもよいし、前記したファイルサー
バ内の所定の領域にこれらのデータを格納するようにし
てもよい。
さて、アンケート実施装置30内の時間管理部(第1図
(B)参照)は期日の判定を行うようになっている(ス
テップ)。そして、判定結果がアンケートの催促の日
であれば(ステップ;Y)、ネットワーク基本構成機器
群21の該当するネットワーク22に対して催促を行うため
のデータを送信する(ステップ)。これに対して、そ
の判定結果がアンケートの集計の日であれば(ステップ
;Y)、アンケート実施装置30は回答の集計を行うこと
になる(ステップ)。その日がアンケートの催促の日
でもアンケートの集計の日でもなければ、(ステップ
;N)、1日経過した後(ステップ)、ステップに
戻って期日の判定処理が行われることになる。ステップ
で回答の集計が行われたら、集計結果がネットワーク
22に送出され、所定のグラフィックディスプレイ24上に
表示される(ステップ)。
このようなアンケート実施装置で、今、アンケートの
依頼者41がソフトボール大会の希望日程調査のアンケー
トを実施するものとする。
(アンケート依頼メール) 第5図は、このときアンケートの依頼者が作成中のア
ンケート依頼メールの一例を表わしたものである。アン
ケート依頼者41は、自分のワークステーション22−1に
アンケート依頼メール用の図示しない定型化された文書
を読み出し、これに必要なデータを記入してアンケート
依頼メール51を作成することになる。このアンケート依
頼メール51で、“送信先”にはアンケート実施装置30の
アドレスが記入される。図の破線よりも下の欄には、ア
ンケート名、アンケートの対象者、回答期日、コメン
ト、質問数、質問内容等が記入される。質問には、各種
の形式をとることができる。例えば、この例で“質問1"
の箇所に示した「ソフトボール大会に参加しますか。」
というようなイエスあるいはノーの答えを想定する“Ye
s/No"型や、“質問2"の箇所に示した「都合のよい日を
選んで下さい。」という質問と共に、選択対照としての
日を複数指示する“選択型”、あるいは“質問3"で示し
た「何かご意見がありましたらどうぞ。」というように
書き込みを想定する“書き込み型”等がある。
第6図は、アンケート依頼メールを受け取ったアンケ
ート実施装置が作成するアンケート回答用紙の一例を表
わしたものである。
アンケート実施装置30では、アンケート依頼メール51
に記載された事項を基にして、回答用紙52の作成を行
う。このために、アンケート実施装置30ではアンケート
依頼メール51からデータベース登録情報を作成し、これ
をデータベースとして登録する。
第7図〜第9図は、本実施例で作成される3種類のデ
ータベースを説明するためのものである。このうちの第
7図は内容に関するデータベース(アンケート依頼内容
データベース)を説明するためのものである。アンケー
ト依頼内容データベース61には、各アンケートごとに複
数のインデックス62が配置されており、このうちの「ソ
フトボール大会の希望日程調査」というインデックスに
アンケートの依頼内容のデータベース登録情報63が格納
されることになる。
一方、第8図は回答のためのデータベース(アンケー
ト回答データベース)を説明するためのものである。ア
ンケート回答データベース65も、各アンケートごとに複
数のインデックス66が配置されており、このうちの「ソ
フトボール大会の希望日程調査」というインデックスに
アンケートの回答内容のデータベース登録情報67が回答
者の数だけ格納されることになる。
第9図は、これに対してアンケートの期限管理を行う
ためのデータベース(アンケート時間情報データベー
ス)を表わしたものである。アンケート時間情報データ
ベース71は、年月日に関して階層構造をとっている。そ
して、第5図に示したようにアンケートの回答期限が19
88年10月15日であった場合には、アンケートの催促の
日、集計の日および集計データの消去の日のそれぞれを
例えば1988年10月12日、同10月16日および同10月18日に
設定する。この例の場合には、1988年10月12日に第10図
に示したような催促用のデータベース登録情報73が格納
されることになる。また、アンケートの期限が到来した
次の日の同月16日には、第11図に示したような集計用の
データベース登録情報74がデータベースに格納されるこ
とになる。更に、アンケートの集計を行った日から2日
経過した1988年10月18日には、第12図に示すようにこの
アンケート関係のデータを消去するためのデータベース
登録情報75が格納されることになる。
(回答用紙の作成) それでは説明を元に戻して、アンケート依頼メールを
受け取ったアンケート実施装置30がデータベースに登録
するためのデータベース登録情報を作成する様子を説明
する。この作成されたデータベース登録情報を基にし
て、アンケート実施装置30は後に説明するようにアンケ
ートの回答用紙を作成することになる。
第13図は、データベースに登録するためのデータベー
ス登録情報を作成する作業を表わしたものである。ま
ず、アンケート実施装置30はデータベースに登録する依
頼内容の項目を取り出し、これを基にして登録情報作成
用のテーブルを作成し、これを作業用のメモリ内に保存
しておく(ステップ)。
第14図(A)はこの作業用メモリに格納されたこのテ
ーブルを表わしたものである。この例でテーブル50に
は、アンケート依頼内容の項目として、第5図に示した
と同様に「依頼者(送信者)」、「アンケート名」、
「対象者」、「回答期日」、「質問数」、「質問内容」
および「コメント」の各事項が記されている。
依頼内容の項目を記したフォーマットのテーブル50が
作成された状態で、アンケート実施装置30はアンケート
依頼メール51を受け取り、これをテキストに変換する
(ステップ)。
次にアンケート実施装置30は、依頼内容の上記した項
目の中から1つの項目を取り出す(ステップ)。そし
て、その項目を文字列に変換し、テキストの中から同じ
文字列を探し出す。すなわち、その取り出した項目がテ
キストの中に存在するかどうかの判別が行われる(ステ
ップ)。
一例として、「アンケート名」という項目の判別が行
われたものとする。この場合には、アンケート依頼メー
ル51に該当する項目が存在する(Y)。そこで、その文
字列の後の必要な文字列の取り出しが行われることにな
る(ステップ)。すなわち、第5図で「アンケート
名」という文字列の後の記号“:"または“〕”の次の文
字から、その次の記号“:"または“〕”の直前の文字ま
での取り出しが行われる。あるいは、記号“:"また
は“〕”の次の文字からテキストの終了位置までの取り
出しが行われる。この例では、「アンケート名」の直後
に存在する記号“:"の直後の文字「ソフトボール……」
から取り出しが行われ、次の行の「対象者」までの文章
が取り出される。この結果、取り出される文章は「ソフ
トボール大会の希望日程調査 対象者」となる。
この後、アンケート実施装置30は現在取り出した文章
における最後の改行位置以降の文字を取り除く(ステッ
プ)。前記した文章「ソフトボール大会の希望日程調
査 対象者」で、改行位置を(改行)として記すと次の
ようになる。
「ソフトボール大会の希望日程調査(改行)対象者」 この場合には、改行位置は1か所であり、従って最後
の改良位置以降における「対象者」という文字を取り除
くと、「アンケート名」に対する文字列の取り出しが完
了する。この文字列は、「ソフトボール大会の希望日程
調査」ということになる。この文字列は、第14図(B)
に示したように「アンケート名」に対応するテーブル50
に格納されることになる(ステップ)。
第15図を基にして他の例を説明する。この第15図は慰
安会についてのアンケート依頼メールを表わしたもので
ある。この例では、「依頼者」という項目に対応する文
字列の抽出を取り上げる。「依頼者」という項目の文字
列が存在するので(ステップ;Y)、この直後の記
号“〕”の次の文字から次の記号“〕”の前の文字まで
の文字列の取り出しが行われる(ステップ)。取り出
された文字列は「慰安会幹事〔送信先」となる。そし
て、同様に改行位置以降の文字が取り除かれ(ステップ
)、「慰安会幹事」という文字列が最終的に取り出さ
れることになる。
本実施例に戻って説明を続ける。以上のようにして、
ある項目に対応する文字列の保存処理が終了したら、す
べての項目に対する処理が終了したかどうかのチェック
が行われる(ステップ)。処理が終了していなければ
(N)、ステップに戻って次の項目についての処理が
行われる。これに対して、第14図(B)に掲げたすべて
の項目に対応する文字列の抽出が終了したら(ステップ
;Y)、データベース登録情報作成のための処理が終了
する。
第16図は、このようにして作成されたデータベース登
録情報を基にして、アンケートの回答用紙が作成され送
信されるまでの手順を表わしたものである。
まず、アンケート実施装置30は第6図に示した「送信
者」についてはこのアンケート実施装置30のメール用の
アドレスを書き込み、「送信先」についてはアンケート
依頼内容データベース61の「対象者」である「人事部全
体」というデータをコピーする。また、「件名」につい
ては、「アンケート回答用紙」という文字を書き込む
(第16図ステップ)。続いて、横方向に所定長さにわ
たって破線を書き込み(ステップ)、「アンケート
名」、「コメント」、「回答期日」および「依頼者」の
各内容を第14図(B)に示したデータベース登録情報か
ら読み出して編集し、その結果を破線の下の部分に書き
込む(ステップ)。このとき、「アンケートへの回答
をお願いします。」という語句を、「コメント」の最初
の部分に付け加える。
次に、ステップと同様に横方向に所定長さにわたっ
て破線を書き込み(ステップ)、この下の部分に前記
したデータベース登録情報から読み出した「質問内容」
のデータを編集した結果を書き込む(ステップ)。こ
のとき、“Yes/No"型の質問については、質問内容の後
の文章を「Yes,No一方を消して下さい」とする。また、
“選択型”の場合には、記号“(”または“)”で括っ
た選択内容の後に「1つ選んで残りを消して下さい」と
いう文章を付け加える。“書き込み型”の場合には、書
き込みを指示する文章の後に、書き込みが行われる箇所
を示す記号“( )”を付け加える。
以上のようにして、第6図に示したようなアンケート
回答用紙が作成されたら、これを電子メールとして各送
信先に送信することになる(ステップ)。アンケート
回答用紙の送信は、第2図(B)に示したネットワーク
インタフェース部34の働きによって、この回答用紙の作
成が終了した時点でアンケートの依頼者41(第3図)の
直接の指示が行われることなく自動的に行われる。ただ
し、アンケート回答用紙の発送の日時が指定されている
ような場合には、アンケート回答用紙の作成が終了して
もその日時が到来するまで発送が待機されることにな
る。
さて、このようにしてアンケート回答用紙が各送信先
に送信されたら、アンケートの対象者42(第3図)すな
わち回答用紙の受信者はそれぞれ用紙に回答を記入して
アンケート実施装置30に返送する。アンケート実施装置
30では、これを第8図で説明したデータベース登録情報
67として蓄えることになる。アンケート実施装置30は、
回答期日までにできるだけ多くの回答が集まるように必
要に応じて催促の電子メールを送信することになる。ア
ンケートの依頼者自身も、アンケート回答データベース
65(第8図)をディスプレイ24上に呼び出して回答の収
集状況を確認することができる。
第17図はアンケートの回答状況を調べている状態を表
わしたものである。依頼者41はアンケート実施装置30に
出掛け、そのキーボード25やマウス26を操作することに
より、回答状況を把握することができる。もちろん、依
頼者は自己のワークステーションに電子メールで同様の
情報を送ってもらい、表示を行うようにすることも可能
である。
(回答の催促) 第18図は、アンケート実施装置が装置自体のプログラ
ムに沿って回答の催促を行う場合のその流れを表わした
ものである。アンケート実施装置30はチェックを行う現
時点の日付が催促の日付と一致するかどうかを判別する
(ステップ)。一致しない場合には(N)、他の作業
を行う。一致した場合には(Y)、データベースからア
ンケートの依頼内容を取り出す(ステップ)。そし
て、催促の電子メールの内容を作成する(ステップ
)。次にアンケートの全対象者名を調べ(ステップ
)、現時点まで回答を行った者の名前を調べる(ステ
ップ)。そして、全対象者の名前から回答を行った者
の名前を削除することによって、回答の未返信者名を調
べる(ステップ)。未返信者名がわかったら、これを
ステップで作成した電子メールの送信先に記入し(ス
テップ)、催促のための電子メールとして送信する
(ステップ)。
第19図は、催促のための電子メールの一例を表わした
ものである。この例に示したように、第18図ステップ
で行われるメール作成作業は、〔件名〕の欄に“<アン
ケートの回答催促>”というタイトルを書き込み、〔送
信先〕に同図ステップで調べた未返信者を記入し、そ
れ以下の余白に「先日お願いしました(アンケート名)
に対する回答を至急ご返信下さい。」という文章を書き
込むことによって作成する。ここで“(アンケート
名)”とは、この例では「ソフトボール大会の希望日程
調査」となる。また、電子メールによっては「回答期
日」を付加したり、アンケート依頼メール51を再送して
もらうためのメールの参照番号等の他の情報を付加する
ようにしてもよい。
(アンケートの集計) 第20図はアンケートの集計についての作業の概要を表
わしたものである。
アンケート実施装置30はチェックを行う現時点の日付
が集計の日付と一致したら、アンケート依頼内容データ
ベース61(第7図)から「質問数」および「質問内容」
の対のデータを取り出す(ステップ)。そして、次に
アンケート回答データベース65(第8図)中のすべての
回答から「回答内容」の対のデータを取り出す(ステッ
プ)。これらは共に作業用のメモリに格納しておく。
次にアンケート実施装置30は、答えを書き込むための空
のテキストを第1のテキストとして作業用のメモリ内に
用意する(ステップ)。以上の作業が終了したら、こ
のメモリ内の所定の領域に用意したカウンタのカウント
値Nを“1"に初期化する(ステップ)。そして、「質
問内容」の対のデータから“質問N"という文字列を検索
する(ステップ)。ただし、ここではNが“1"である
ので、“質問1"すなわち最初の質問がサーチされる。
該当する質問が見つかったら、その質問に対する質問
形式が調べられる(ステップ)。ここで質問形式は、
予めアンケート依頼者が指定しておく。この例では、質
問形式が(イ)“Yes/No型”と、(ロ)“選択型”と、
(ハ)“書き込み型”の3種類となっている。そこで、
この第20図では質問形式がこれら3種類であるとの前提
にたって説明を行う。すなわち、質問形式が“Yes/No
型”の場合には(ステップ;Y)、次の第21図で説明す
る“Yes/No型”の回答処理が実行される(ステップ
)。そして、この“質問N"についての処理が終了した
ら、カウンタのカウント値Nが“1"だけ加算される。次
にこの加算後のカウント値Nが「質問数」の対のデータ
よりも多いかどうかが判定される(ステップ)。そし
て多ければ(Y)、すべての質問の処理が終了したもの
としてアンケートの集計作業を終了させる(エンド)。
そうでない場合には(ステップ;N)、ステップに戻
って次の質問に対する集計作業を開始することになる。
なお、ステップで“Yes/No型”でないものと判別さ
れた場合には(N)、質問形式が“選択型”であるかど
うかの判別が行われる(ステップ)。そして、“選択
型”であれば(Y)、後に説明するように“選択型”の
回答処理が実行されることになる(ステップ)。“選
択型”でもない場合には(N)、この例では“書き込み
型”しか残っていないので、“書き込み型”の回答処理
が実行されることになる(ステップ)。これらステッ
プまたはステップの処理が実行された後は、ステッ
プに戻ることは前記した“Yes/No型”の処理が終了し
た場合と同様である。
第21図は、“Yes/No型”の回答に対する集計処理の様
子を表わしたものである。
まずアンケート実施装置30は、1つの回答の回答内容
から“質問N"という文字列を検索する(第21図ステップ
)。そして、その文字列から次の“質問”という文字
列まで、または“質問”という文字列がない場合にはテ
キストの終りまでを取り出す(ステップ)。次に、こ
の取り出された文字列等の中に“Yes"という文字列が存
在するかどうかの判別が行われる(ステップ)。存在
していれば(Y)、この“Yes"という文字列用に用意さ
れたカウンタを1だけ加算する(ステップ)。そし
て、次のこの文字列等の中に“No"という文字列が存在
するかどうかが判別される(ステップ)。ステップ
で“Yes"という文字列が存在しなかった場合には、直ち
にこのステップに進む。
ステップで“No"という文字列が存在していると判
別された場合には(Y)、“No"という文字列用に用意
されたカウンタを1だけ加算する(ステップ)。そし
て、すべての回答の処理が終了したかどうかの判別が行
われる(ステップ)。ステップで“No"という文字
列が存在しなかった場合には、直ちにこのステップに
進む。
ステップですべての回答が処理されていない場合に
は(N)、ステップに戻って他の回答の処理が同様に
行われる(ステップ〜)。このようにして、すべて
の回答の処理が終了したら(ステップ;Y)、前記した
第1のテキストに“Yes"のカウント数と“No"のカウン
ト数を書き込む。これにより、“Yes/No型”の回答処理
が終了する。この後、すでに説明したように第20図のス
テップに進むことになる。
第22図は、“選択型”の回答についての集計処理を表
わしたものである。
まずアンケート実施装置30は、質問内容から選択肢の
部分を取り出し、選択肢のリストとそれぞれのカウンタ
を作成する(第22図ステップ)。次に、1つの回答の
回答内容から“質問N"という文字列を検索する(ステッ
プ)。そして、その文字列から次の“質問”という文
字列まで、または“質問”という文字列がない場合には
テキストの終りまでを取り出す(ステップ)。次に、
この取り出された文字列等の中に選択肢のリストに対応
する文字列が存在するかどうかの判別が行われる(ステ
ップ)。存在していれば(ステップ;Y)、対応する
カウンタのカウントを1だけ加算する(ステップ)。
そして、すべての回答の処理が終了したかどうかの判別
が行われる(ステップ)。ステップで対応する文字
列が存在しなかった場合には、直ちにこのステップに
進む。
ステップですべての回答が処理されていない場合に
は(N)、ステップに戻って他の回答の処理が同様に
行われる(ステップ〜)。このようにして、すべて
の回答の処理が終了したら(ステップ;Y)、前記した
第1のテキストにそれぞれの選択肢のカウント数を書き
込む。これにより、“選択型”の回答処理が終了する。
この後、すでに説明したように第20図のステップに進
むことになる。
第23図は、“書き込み型”の回答についての集計処理
を表わしたものである。
まずアンケート実施装置30は、“書き込み型”の答え
を書き込むための第2のテキストを用意する(第23図ス
テップ)。次に、1つの回答の回答内容から“質問N"
という文字列を検索する(ステップ)。そして、その
文字列から次の“質問”という文字列まで、または“質
問”という文字列がない場合にはテキストの終りまでを
取り出す(ステップ)。次に、この取り出された文字
列等の中の2つ目の“( )”の中の文字列を取り出す
(ステップ)。これは第6図を見るとわかるように、
アンケート実施装置30が作成したアンケート回答用紙の
“質問”のうち“書き込み型”のみが1つの質問に
“( )”を2つ使用しているからである。このように
“( )”が2つ存在すれば“書き込み型”の回答であ
ることがわかる。そこで“( )”が2つ存在した場合
には、この2つ目の“( )”内の文字列を取り出すこ
とになる。
次に、文字列の前後に存在するスペースを取り除く
(ステップ)。これが書き込まれた回答内容となる。
この文字列を、第2のテキストに格納された文字列の後
ろに改行して加える(ステップ)。すなわち、最初の
回答であれば、空の第2のテキストの最初の行からこの
回答を書き込み、先に書き込みが行われている場合に
は、前の回答の次に改行して次の回答を書き込むことに
なる。
この後、すべての回答の処理が終了したかどうかの判
別が行われる(ステップ)。すべての回答が処理され
ていない場合には(N)、ステップに戻って他の回答
の処理が同様に行われる(ステップ〜)。このよう
にして、すべての回答の処理が終了したら(ステップ
;Y)、第1のテキストの後ろに第2のテキストを加え
る。これにより、“書き込み型”の回答処理が終了す
る。この後、すでに説明したように第20図のステップ
に進むことになる。
(集計結果の表示) 以上のようにしてアンケートの集計が終了したら、集
計の結果がアンケートの依頼者に送信されると共に、そ
の内容がプリントアウトされることになる。もちろん、
必要に応じてアンケート実施装置30のグラフィックディ
スプレイ31に集計の結果が表示されてもよい。
第24図は、この実施例で依頼者に送信された集計結果
の一例を表わしたものである。“質問1"では27人から回
答があり、このうち22人がソフトボール大会への参加を
行う意思があることがわかる。“質問2"では22人から回
答があり、10月25日が開催日として最も望ましいことが
わかる。“質問3"では、この集計結果81に示したように
8つの回答が止せられていることがわかる。
(データベースの整理) ところで、このアンケート実施装置では第7図〜第9
図に示したように、アンケートに関する各種データをデ
ータベースに次々と登録するようになっている。従っ
て、アンケートの依頼者に一度送付したデータ全部をい
つまでも保存しておくことは、メモリ容量の点からも実
際上不可能となる。そこで、このアンケート実施装置で
は、アンケートの結果を依頼者各自で必要により保存し
てもらうことにして、依頼内容および結果は所定の時間
経過後に消去することにしている。
第25図はこのデータの消去に関する処理の流れを表わ
したものである。第12図で説明したように、アンケート
時間情報データベース75にはデータを消去する日として
集計を行う日の2日後の日が書き込まれている。アンケ
ート実施装置30はチェックを行う現時点の日付がこのデ
ータ削除の日と一致するかどうかを判別する(ステップ
)。一致しない場合には(N)、他の作業を行う。一
致した場合には(Y)、データベースからアンケートの
依頼内容を消去する(ステップ)。次に、同じくデー
タベースからアンケートの回答を消去する(ステップ
)。そして、最後に、同じくそのアンケートに対する
時間に関する情報(第10図〜第12図参照)を消去するこ
とになる(ステップ)。
(ネットワークインタフェース部の働き) 次に、ネットワークインタフェース部34を用いたアン
ケートに関するデータの授受について説明する。
このアンケート実施装置30に対するデータの授受はネ
ットワーク20を通じて行われる。すなわち第2図(A)
でアンケートの依頼者は、ネットワーク基本構成機器群
21内におけるネットワーク20に接続されたワークステー
ション22等からアンケート依頼メールを発送する。この
アンケート依頼メールはメールサーバ28が受け取り、ア
ンケート実施装置30用に用意されたメールボックスに格
納する。アンケート実施装置30のネットワークインタフ
ェース部34は定期的にメールサーバ28を検索するように
なっており、この段階でアンケート実施装置30用のメー
ルボックスにメールが存在することを検知すると、これ
を自動的に取り出してくる。
第26図はデータ受信関係におけるネットワークインタ
フェース部のこのような作業の様子を表わしたものであ
る。すなわち、ネットワークインタフェース部34は定期
的にメールサーバ28を見にいく(第26図ステップ)。
そして、自己のメールボックスにメールが届いているか
どうかのチェックを行う(ステップ)。届いていれば
(Y)、メールサーバ28から自己宛のメールを取り出し
てくる(ステップ)。そして、取り出したメールから
1つのメールを取り(ステップ)、そのメールがアン
ケートの回答のメールであるのかアンケート用紙作成の
ための質問内容のメールであるのかを判別する(ステッ
プ)。これがアンケートの回答のメールであれば
(Y)、アンケート情報処理部33内の回答回収部(第1
図(B)参照)にこれを渡す(ステップ)。これに対
して、そのメールがアンケート用紙作成のための質問内
容に関するものであれば(ステップ;N)、アンケート
情報処理部33内の質問内容受理部(第1図(B)参照)
にこれを渡す(ステップ)。
このようにしてメールが1件処理されたら、すべての
メールの処理が終了したかどうかが判別され(ステップ
)、処理していないメールが存在する場合には
(N)、ステップに戻って同様に1件ずつ処理が行わ
れる。全部のメールの処理が終了すれば、ステップで
メールボックスにメールが受理されていなかった場合と
同様に、処理を終了させる(エンド)。
このように、ネットワークインタフェース部34は定期
的にメールサーバを検索する。メールボックス内にメー
ルが受信されているのを確認すると、メールを取り出し
てアンケート情報処理部33に受け渡す。アンケート情報
処理部33ではこのメールがアンケート依頼メールであっ
た場合には、アンケートの回答用紙を作成し、これをネ
ットワークインタフェース部34に渡すことになる。ネッ
トワークインタフェース部34はこの回答用紙をメールサ
ーバ28に送り、ここを経由してアンケートの対象者に送
付させることになる。
一方、受信したメールがアンケートの回答であった場
合には、これを受け取ったアンケート情報処理部33がア
ンケートの集計を逐次行うか、アンケートの集計を行う
時期までこれを蓄えておくことになる。
なお、ネットワークインタフェース部34はメールサー
バ28との間でアンケートに関するデータの仲介を行うだ
けでなく、必要な場合には図示しないファイバサーバ等
の他の装置との間でアンケートに関するデータの授受を
行ってもよい。ファイルサーバを利用してアンケートを
実施する場合には、ファイルサーバの保管するファイル
としてアンケート専用のファイルを設けておき、このフ
ァイルを各ワークステーション22およびアンケート実施
装置30が共用することで、オペレータを介することなく
アンケートの依頼用紙や回答用紙を集配することができ
る。
なお、ネットワークインタフェース部34はアンケート
の回答用紙や催促のための電子メールを発送するだけで
なく、例えば第2図に示したプリンタ27にアンケートの
集計結果を出力する際にもその仲介を行うことはもちろ
んである。
「変形可能性」 以上説明した実施例では、アンケート実施装置が第6
図に示した回答用紙52から必要な事項を抽出しない状態
でアンケートの回答内容のデータベース登録情報67とし
てデータベースに登録し、その集計作業の段階で必要な
データを抽出する作業を行った。これに限らず、データ
ベース登録情報67に格納する段階で回答用紙52から必要
なデータを予め抽出するようにしてもよい。
第27図はこのように加工を行った段階のデータベース
登録情報を表わしたものである。このデータベース登録
情報では、アンケート名等の各項目別に回答事項が抽出
されている。従ってこの場合には、後の集計作業が簡易
かつ正確となる。また、メモリ内にあらかじめ集計のた
めのカウンタを用意し、回答を受け取った時点で随時集
計を行うようにすることができる。これによって、例え
ば期日の3日前等の集計の途中経過を調べたいときに
は、このカウンタ内のデータを呼び出すことができる。
また、以上説明した実施例ではローカルエリアネット
ワークを使用してアンケートに関するデータの通信を行
ったが、公衆電話回線等の他の通信手段を用いたり、こ
れらを適宜組み合わせることによって更にアンケートの
行われる対象地域を拡大することができる。
更に、実施例ではデータベースに格納されたデータを
短期間で消去したが、アンケートの性格等に応じて消去
までの時間を幾通りか設けたり、自由に変更することが
できるようにしてもよい。
また、実施例では集計結果に回答者の名前を付けるこ
とを前提にしたが、回答者名を仮定にしたり、回答者名
を省略することもできる。また、回答者名を記載した名
簿を参照することにより回答者名と同時にあるいは回答
者名の代わりとして、年齢、性別、出身地域等のデータ
をアンケートの結果に表示するようにしてもよい。
なお、このアンケート実施装置はアンケート以外の一
般的な情報収集作業にも併用することができ、また希望
聴取型のアンケートやレポート、感想文等の集計にも利
用することが可能である。
「発明の効果」 このように請求項1記載の発明によれば、第1のデー
タベースに登録されているアンケート依頼の内容に含ま
れる質問形式の指定を参照してアンケートの回答の集計
を行え、アンケートの実施を迅速かつ正確に行うことが
でき、アンケートの実施者の負担を軽減させることがで
きる。
また、請求項2記載の発明によれば、同様に、第1の
データベースに登録されているアンケート依頼の内容に
含まれる質問形式の指定および質問事項の数に応じて、
アンケートの回答の集計を簡易かつ確実に行うことがで
きる。
また、請求項3記載の発明によれば、さらに、電子的
回答用紙の送信先を特定する情報を第2のデータベース
に登録してアンケートの回答を促す電子メールを送信す
るようにしたので、アンケートの回答の回収の手間を省
き、その回収作業を迅速かつ簡単に行うことができるよ
うになる。
さらに請求項4記載の発明によれば、さらに、受信し
た回答の内容を第3のデータベースに登録して逐次集計
を行うようにしたので、アンケート回収の途中経過を確
認することができ、アンケートの柔軟性をさらに向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の原理を説明するためにアンケー
ト実施装置を使用したシステムの一態様を示したブロッ
ク図、同図(B)はこのシステムのアンケート実施装置
の部分を更に具体的に示したブロック図、第2図〜第26
図は本発明の一実施例におけるアンケート実施装置を説
明するためのもので、このうち第2図(A)はアンケー
ト実施装置のシステム構成を表わしたシステム構成図、
第2図(B)はこのアンケート実施装置の基本構成を表
わした説明図、第3図はアンケート情報の流れの概要を
表わした説明図、第4図はアンケート情報の流れを更に
詳細に表わした流れ図、第5図はアンケート依頼メール
の一例を表わした平面図、第6図はアンケート依頼メー
ルを受け取ったアンケート実施装置が作成するアンケー
ト回答用紙の一例を表わした平面図、第7図はアンケー
ト依頼内容データベースの構成を示す説明図、第8図は
アンケート回答データベースの構成を示す説明図、第9
図はアンケート時間情報データベースの構成を示す説明
図、第10図は催促用のデータベース登録情報の一例を示
す説明図、第11図は集計用のデータベース登録情報の一
例を示す説明図、第12図はアンケート関係のデータを消
去するためのデータベース登録情報の一例を示す説明
図、第13図はデータベース登録情報を作成するための作
業を示す流れ図、第14図(A)はデータベース登録情報
を作成するために用意されたテーブルの一例を示す説明
図、第14図(B)はデータベース登録情報の一例を示す
説明図、第15図は慰安会についてのアンケート依頼メー
ルを表わした平面図、第16図はアンケートの回答用紙が
作成され送信されるまでの様子を表わした流れ図、第17
図はアンケートの回答状況を調べている状態を示す斜視
図、第18図は回答の催促の作業を示す流れ図、第19図は
催促に用いられる電子メールの一例を示す平面図、第20
図はアンケートの集計についての作業の概要を表わした
流れ図、第21図は“Yes/No"型の回答に対する集計処理
を表わした流れ図、第22図は“選択型”の回答について
の集計処理を表わした流れ図、第23図は“書き込み型”
の回答についての集計処理を表わした流れ図、第24図は
依頼者に送信された集計結果の一例を表わした集計結果
の一例を示す平面図、第25図はデータの消去に関する処
理の流れを表わした流れ図、第26図はネットワークイン
タフェース部がデータを受信する場合の動作を表わした
流れ図、第27図は本発明の変形例として回収されたアン
ケートに対して加工を行って得られたデータベース登録
情報を表わした説明図である。 10……アンケート実施装置、 11……アンケート情報処理部、 11A……質問内容受理部、 11B……回答用紙作成部、 11C……回答回収部、 11F……集計部、 12……ユーザインタフェース部、 12A……質問内容受理部、 12F……結果表示部、 13……ネットワークインタフェース部、 13A……質問内容受信部、 13B……回答用紙送信部、 13C……回答受信部、 13F……集計結果送信部、 14……通信ネットワーク、 20……ローカルエリアネットワーク、 22……ワークステーション、 23……プロセッサ収容筐体、 24……グラフィックディスプレイ、 25……キーボード、26……マウス、 27……プリンタ、28……メールサーバ、 30……アンケート実施装置、 31……アンケート用ワークステーション、 33……アンケート情報処理部、 34……ネットワークインタフェース部、 36……ユーザインタフェース部、 51……アンケート依頼メール、 53……データベース登録情報、 63……依頼内容のデータベース登録情報、 67……回答内容のデータベース登録情報、 73……催促用のデータベース登録情報、 74……集計用のデータベース登録情報、 75……データ消去用のデータベース登録情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 義文 東京都渋谷区代々木3丁目57番6号 グ ランフォーレ 富士ゼロックス株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭62−250762(JP,A) 特開 昭61−134144(JP,A) 特開 昭60−106249(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の質問事項および質問形式の指定を含
    んだアンケート依頼を電子的に受信する質問内容受信部
    と、 受信した前記アンケート依頼の内容を登録する第1のデ
    ータベースと、 前記アンケート依頼を参照して前記質問事項を示すテキ
    ストデータを含む電子的回答用紙を作成する回答用紙作
    成部と、 前記電子的回答用紙をネットワークを介して電子的に送
    信する回答用紙送信部と、 この回答用紙送信部によって送信された前記電子的回答
    用紙に対する回答として前記ネットワークを介して電子
    的に返送されてきたアンケートの回答を受信する回答受
    信部と、 受信した前記アンケートの回答を、前記第1のデータベ
    ースに登録されているアンケート依頼の内容に含まれる
    質問形式の指定を参照して集計する回答集計部と を具備することを特徴とするアンケート実施装置。
  2. 【請求項2】前記アンケート依頼は、さらに前記所定の
    質問事項の数の指定を含み、前記回答集計部は、前記回
    答受信部によって受信された回答を、前記質問形式の指
    定および前記質問事項の数に応じて集計することを特徴
    とする請求項1記載のアンケート実施装置。
  3. 【請求項3】所定の質問事項と質問形式の指定と送信先
    を特定する情報とを含んだアンケート依頼を電子的に受
    信する質問内容受信部と、 受信した前記アンケート依頼の内容を登録する第1のデ
    ータベースと、 前記アンケート依頼を参照して前記質問事項を示すテキ
    ストデータを含む電子的回答用紙を作成する回答用紙作
    成部と、 前記電子的回答用紙をネットワークを介して電子的に送
    信する回答用紙送信部と、 この回答用紙送信部によって送信された前記電子的回答
    用紙に対する回答として前記ネットワークを介して電子
    的に返送されてきたアンケートの回答を受信する回答受
    信部と、 前記アンケート依頼に含まれる前記送信先を特定する情
    報を登録する第2のデータベースと、 このデータベースに登録された送信先に前記アンケート
    への回答を促す内容を含む電子メールを送信するネット
    ワークインタフェース部と、 受信した前記アンケートの回答を、前記第1のデータベ
    ースに登録されているアンケート依頼の内容に含まれる
    質問形式の指定を参照して集計する回答集計部と を具備することを特徴とするアンケート実施装置。
  4. 【請求項4】所定の質問事項および質問形式の指定を含
    んだアンケート依頼を電子的に受信する質問内容受信部
    と、 受信した前記アンケート依頼の内容を登録する第1のデ
    ータベースと、 前記アンケート依頼を参照して前記質問事項を示すテキ
    ストデータを含む電子的回答用紙を作成する回答用紙作
    成部と、 前記電子的回答用紙をネットワークを介して電子的に送
    信する回答用紙送信部と、 この回答用紙送信部によって送信された前記電子的回答
    用紙に対する回答として前記ネットワークを介して電子
    的に返送されてきたアンケートの回答を受信する回答受
    信部と、 この回答受信部によって受信された前記回答の内容を登
    録する第3のデータベースと、 この第3のデータベースに登録された前記回答の内容お
    よび前記第1のデータベースに登録されているアンケー
    ト依頼の内容に含まれる質問形式の指定を参照して回答
    の集計を逐次行う集計部と を具備することを特徴とするアンケート実施装置。
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