JP2000057166A - 関係情報提供装置、関係情報提供方法及び記録媒体 - Google Patents

関係情報提供装置、関係情報提供方法及び記録媒体

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JP2000057166A
JP2000057166A JP22810598A JP22810598A JP2000057166A JP 2000057166 A JP2000057166 A JP 2000057166A JP 22810598 A JP22810598 A JP 22810598A JP 22810598 A JP22810598 A JP 22810598A JP 2000057166 A JP2000057166 A JP 2000057166A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範で、直接的なもののみならず間接的なも
のも含む人的関係を表す情報を効率的に提供する関係情
報提供装置及び関係情報提供方法を提供することであ
る。 【解決手段】 メインプログラム51がユーザから解析
対象者の氏名を取得すると、抽出プログラム52は、当
該氏名を紹介者氏名フィールドに含んだレコードをマス
タテーブル61から索出し、更に、索出されたレコード
の氏名フィールドにある氏名が紹介者フィールドにある
レコードを、マスタテーブル61から索出する。以下同
様の操作を繰り返し、レコードの抽出が終わると、メイ
ンプログラム51は、抽出結果を表す抽出結果テーブル
63を集計して、解析対象者が直接・間接に紹介した者
の数を求め、求めた結果を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、関係情報提供装
置及び関係情報提供方法に関し、特に相互に主従関係の
あるデータを分析するための関係情報提供装置及び関係
情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、営業活動、特に飛び込み営業やテ
レホンアポイントなどでは、営業担当者は一般に、地域
別等に無作為抽出するなどして作成したリストに基づい
て営業活動を行っている。このような、リストに頼る対
人活動の例としては、選挙運動なども挙げられる。
【0003】このような対人活動においては、対人活動
の目的(例えば、商品の販売や自陣営候補への投票の約
束の取り付け)をより高い確率で達するためには、目的
を達する見込みの高い人物をなるべく多数リストアップ
することが必要である。
【0004】そして、目的を達する見込みが高い人物を
選定するにあたっては、自己にとって既知の人物との人
的関係の有無を、選定の基準として用いることが有効で
ある。具体的には、例えば営業活動においては、既知の
人物からの紹介を受けたことをまず話題として切り出す
ことにより、警戒心が緩められ、以後の交渉等が友好的
に行われるようになるのが一般的である、ということが
知られている。又、飛び込み営業やテレホンアポイント
は営業時点の対象顧客の事情やタイミング、あるいはし
つこい交渉によって、交渉が不成立になるだけでなく、
顧客の感情を害して、半永久的に取引交渉不可能となっ
てしまうおそれもある。このような場合にも、予め紹介
者の話題を提示しておくことにより、前述のごとき飛び
込み営業の一般的リスクを大幅に抑制することも期待で
きるものである。
【0005】そして、このような人的関係を提供する手
法としては、特開平5−250398に開示された手法
があった。この手法は、特定の顧客との間に血縁関係を
有する者を「血縁コード」をキーとして検索して、索出
された情報を提供するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、血縁コードを
用いる上述の手法は、血縁コードで関係付けられたごく
少数の者との人的関係しか把握できない。一方、先に例
示した営業活動や選挙活動では、血縁関係に比べ、取引
関係等の多様な社会的関係により形成される人的関係の
方がはるかに重要であり、このような社会的関係は、血
縁関係に比べ極めて広範に形成される。このため、上述
の手法では、営業活動や選挙活動などの目的を達するた
めに有効な情報がほとんど提供されない。
【0007】また、取引関係等の社会的関係は、第三者
を介した間接的な関係もまた利用価値が高く、信用ある
第三者の媒介により、直接的な関係よりかえって利用価
値が高くなることすらある。
【0008】しかし、血縁コードを用いて直接にたどる
ことができる者の情報を提供する上述の手法では、上述
の間接的な関係をも把握することはほとんど利用不可能
であり、従って、上述の手法は、営業活動や選挙活動な
どの目的を達するための有用な手法とはいえない。
【0009】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、広範で、直接的なもののみならず間接的なものも含
む人的関係を表す情報を効率的に提供する関係情報提供
装置及び関係情報提供方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる関係情報提供装置
は、複数の人物と、各人物を紹介した人物を表す紹介者
データを含む付加情報とを対応付けて記憶する人物デー
タベース部と、特定の人物を指定する情報を取得する人
物入力部と、前記人物入力部が取得した情報により指定
される人物を表す紹介者データに対応付けられている人
物データを前記人物データベース部より索出する検索処
理部と、を備え、前記検索処理部は、索出した人物デー
タが表している人物を表わしている紹介者データに対応
付けられている人物データを前記人物データベース部か
ら更に索出する検索手段を備える、ことを特徴とする。
【0011】この関係情報提供装置によれば、人物入力
部によりある人物が特定されると、検索処理部によりこ
の人物により紹介された人物が索出される。さらに、検
索手段により、索出された人物により紹介された人物が
さらに索出される。このようにして、特定の第1の人物
が直接に紹介した第2の人物に限らず、当該第2の人物
が紹介した第3の人物、更に当該第3の人物が紹介した
第4の人物、等の情報が、指定された特定の人物により
間接的に紹介された者の情報として索出される。従っ
て、このような関係情報提供装置によれば、広範で、直
接的なもののみならず間接的なものも含む人的関係を表
す情報が効率的に提供される。前記検索処理部が索出し
た前記人物データの総数を出力する出力部をさらに配置
してもよい。この場合、索出された者の総数も明らかと
なる。
【0012】前記出力部は、前記検索処理部が索出した
前記人物データ及び当該人物データに対応付けられてい
る前記付加情報の少なくとも一部を出力する手段を備え
るものとすれば、検索処理部により索出された者に関す
る情報も効率的に提供される。
【0013】特定の人物と、当該人物を紹介した人物と
の距離を1とし、特定の人物と、当該人物を紹介した人
物を紹介した人物との距離を2とし、以下同様に、介在
する紹介者の数が増加するに従って距離が増加すると
し、前記人物入力部が取得した情報により指定される人
物と、前記検索処理部が索出した人物データが示す人物
との間の距離が同一である人物データ同士が互いに同一
の階層に属する者を表すとした場合に、各階層に属する
前記人物データの数を出力する手段を設けてもよい。こ
れにより、指定された特定の人物が紹介した人物の数
が、当該特定の人物との関係の直接性の強さを表す階層
毎に分類された上で明らかにされる。従って、当該特定
の人物の人脈の強弱はより精密に評価される。
【0014】前記付加情報は、当該付加情報に対応付け
られている前記人物データを所定の基準に従って区分し
たランクを表すランク情報を含んでいてもよい。この場
合、前記出力部は、前記ランク情報に基づき、前記検索
処理部が索出した前記人物データの数をランク毎に表す
情報を作成して外部に出力する手段を備えるものであっ
てもよい。これにより、例えば、索出された各人物を利
用した場合の営業活動や選挙活動等の目的達成の可能性
の大小等の任意の基準に従って設定された各人物のラン
クを表す情報も、効率的に提供される。
【0015】前記関係情報提供装置は、前記付加情報に
基づいて、当該付加情報に対応付けられた前記人物デー
タのランクを決定し、決定した前記ランクを表す前記ラ
ンク情報を当該付加情報に加える手段を備えるものであ
ってもよい。これにより、ランクは自動的に決定され、
ユーザは各人物のランクを自ら設定する必要がなくなる
ので、情報の提供を受けるために必要な操作が省略され
る結果、情報の取得が更に効率的になる。
【0016】前記検索処理部は、前記人物データベース
部が記憶する前記人物データに、その人物データを前記
人物入力部が取得したものとしたときに自己が索出する
前記人物データの数を対応付けたものの一覧を表すリス
トを作成するリスト作成手段を備え、前記出力部は、前
記リスト作成手段が作成した前記リストを外部に出力す
る手段を備えるものであってもよい。これにより、ユー
ザは、各人物が紹介した者の数を一覧できる情報を効率
的に取得する。従って、各人物の人脈の強弱の判断が迅
速に行われる。
【0017】前記リスト作成手段は、前記人物データベ
ース部が記憶する前記人物データに、その人物データを
前記人物入力部が取得したものとしたときに自己が索出
する前記人物データの数を対応付けたものを、当該数が
多い順又は少ない順に並べた一覧を表すリストを作成す
る手段を備えるものとすれば、ユーザにより、各人物の
人脈の強弱の判断が更に迅速に行われる。
【0018】前記階層の範囲を指定する範囲指定情報を
取得する範囲入力手段と、前記範囲指定情報により指定
される前記階層に属する前記人物データ及び当該人物デ
ータに対応付けられている前記付加情報を一覧表示する
画像を出力する選択出力手段と、を備えるものであって
もよい。これにより、階層毎の人物の個別情報が提供さ
れるので、目的達成のために営業活動や選挙活動等の対
象とすべき人物が容易に絞り込まれ、目的達成のための
活動がより効率的になる。
【0019】前記選択出力手段は、前記範囲指定情報に
より指定される前記階層に属する前記人物データ及び当
該人物データに対応付けられている前記付加情報の一
覧、及び当該人物データに対応付けられた記入欄を印刷
する手段を備えるものであってもよい。これにより、階
層毎の人物の個別情報が、携帯可能で、しかも活動の成
果等の所定の事項を記入して集約することが可能な形で
提供される。従って、目的達成のための活動は更に効率
的になる。
【0020】前記情報提供装置は、前記記入欄に記載さ
れた情報を読み取り、当該記入欄に対応付けられた前記
人物データを特定する読み取り手段と、前記読み取り手
段が読み取った前記情報に基づいて、当該情報を読み取
った前記読み取り手段が特定した前記人物データのラン
クを決定し、決定した前記ランクを表すランク情報を、
当該人物データに対応付けられた前記付加情報に加える
手段と、を備えるものとすれば、記入欄に記入した集約
された情報がランクの決定に反映されるので、活動の成
果に基づいて、より妥当性のあるランクの決定が自動的
になされる。従って、目的達成のための活動は更に効率
的になる。
【0021】前記検索処理部は、前記人物入力部が取得
した情報により指定される人物を表す前記人物データに
対応付けられた前記紹介者データを前記人物データベー
ス部より索出する手段と、自己が索出した前記紹介者デ
ータが表す人物を表す前記人物データに対応付けられた
前記紹介者データを更に索出する手段と、を備えるもの
であってもよい。これにより、特定の第1の人物を直接
に紹介した第2の人物に限らず、当該第2の人物を紹介
した第3の人物、更に当該第3の人物を紹介した第4の
人物、等の情報が、指定された特定の人物を間接的に紹
介した者の情報として索出される。そして、索出された
者の総数も明らかとなる。
【0022】また、この発明の第2の観点にかかる関係
情報提供装置は、人物を表す人物データ、及び、当該人
物を紹介した人物を表す紹介者データを互いに対応付け
て記憶する人物データベース部と、特定の人物を指定す
る情報を取得する人物入力部と、前記人物入力部が取得
した情報により指定される人物を表す前記人物データに
対応付けられた前記紹介者データを前記人物データベー
ス部より索出する上流検索処理部と、前記上流検索処理
部が索出した前記人物データの総数を表す情報を外部に
出力する出力部と、からなる関係情報提供装置であっ
て、前記上流検索処理部は、自己が索出した前記紹介者
データが表す人物を表す前記人物データに対応付けられ
た前記紹介者データを更に索出する手段を備える、こと
を特徴とする。
【0023】このような関係情報提供装置によれば、特
定の第1の人物を直接に紹介した第2の人物に限らず、
当該第2の人物を紹介した第3の人物、更に当該第3の
人物を紹介した第4の人物、等の情報が、指定された特
定の人物を間接的に紹介した者の情報として索出され
る。そして、索出された者の総数も明らかとなる。従っ
て、このような関係情報提供装置によれば、広範で、直
接的なもののみならず間接的なものも含む人的関係を表
す情報が効率的に提供される。
【0024】また、この発明の第3の観点にかかる関係
情報提供装置は、主従関係を有する複数のデータを互い
に対応付けて記憶するデータベース部と、各前記データ
の一方を指定する情報を取得する入力部と、前記入力部
が取得した情報により指定される前記データに対応付け
られた前記データを前記データベース部より索出する検
索処理部と、からなる関係情報提供装置であって、前記
検索処理部は、自己が索出した前記データに対応付けら
れた前記データであって、自己が既に索出したもの以外
のものを、更に前記データベース部より索出する検索手
段を備える、ことを特徴とする。
【0025】このような関係情報提供装置によれば、特
定の第1のデータに従属する第2のデータ、当該第2の
データに従属する第3のデータ、等のデータや、特定の
第4のデータが従属する第5のデータ、当該第5のデー
タが従属する第6のデータ、等のデータが、指定された
データと間接的に対応付けられたデータとして索出され
る。そして、前記検索処理部が索出した前記データの総
数を表す情報を出力する出力部を配置すれば、索出され
たデータの総数も明らかとなる。従って、このような関
係情報提供装置によれば、広範で、直接的なもののみな
らず間接的なものも含む人的関係など、複数のデータ相
互の関係を表す情報が効率的に提供される。
【0026】また、この発明の第4の観点にかかる関係
情報提供方法は、人物を表す人物データを記憶し、前記
人物データが表す人物を紹介した人物を表す紹介者デー
タを含む付加情報を当該人物データに対応付けて記憶す
る人物データベースステップと、特定の人物を指定する
情報を取得する人物入力ステップと、前記人物入力ステ
ップが取得した情報により指定される人物を表す前記紹
介者データに対応付けられた前記人物データを前記人物
データベースステップより索出する検索処理ステップ
と、からなる関係情報提供方法であって、前記検索処理
ステップは、自己が索出した前記人物データが表す人物
を表す前記紹介者データに対応付けられた前記人物デー
タを更に索出する検索ステップを備える、ことを特徴と
する。
【0027】このような関係情報提供方法によれば、特
定の第1の人物が直接に紹介した第2の人物に限らず、
当該第2の人物が紹介した第3の人物、更に当該第3の
人物が紹介した第4の人物、等の情報が、指定された特
定の人物により間接的に紹介された者の情報として索出
される。そして、前記検索処理ステップが索出した前記
人物データの総数を表す情報を出力する出力ステップを
配置すれば、索出された者の総数も明らかとなる。従っ
て、このような関係情報提供方法によれば、広範で、直
接的なもののみならず間接的なものも含む人的関係を表
す情報が効率的に提供される。
【0028】また、この発明の第5の観点にかかるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、
人物を表す人物データを記憶し、前記人物データが表す
人物を紹介した人物を表す紹介者データを含む付加情報
を当該人物データに対応付けて記憶する人物データベー
ス部、特定の人物を指定する情報を取得する人物入力
部、前記人物入力部が取得した情報により指定される人
物を表す前記紹介者データに対応付けられた前記人物デ
ータを前記人物データベース部より索出する検索処理
部、として機能させ、前記検索処理部を、自己が索出し
た前記人物データが表す人物を表す前記紹介者データに
対応付けられた前記人物データを更に索出する検索手段
として機能させる、ためのプログラムを記録しているこ
とを特徴とする。
【0029】このような記録媒体に記録されているプロ
グラムを実行するコンピュータは、特定の第1の人物が
直接に紹介した第2の人物に限らず、当該第2の人物が
紹介した第3の人物、更に当該第3の人物が紹介した第
4の人物、等の情報を、指定された特定の人物により間
接的に紹介された者の情報として索出する。従って、広
範で、直接的なもののみならず間接的なものも含む人的
関係を表す情報が効率的に提供される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かる関係情報提供装置を、人脈を抽出する人脈管理シス
テムを例として説明する。
【0031】(第1の実施の形態)図1は、この発明の
第1の実施の形態にかかる人脈管理システムの物理的構
成を示す。図示するように、この人脈管理システムは、
制御部1と、主記憶部2と、外部記憶部3と、入力部4
と、表示部5とより構成される。制御部1は、主記憶部
2、外部記憶部3、入力部4及び表示部5に接続されて
いる。
【0032】制御部1は、CPU(Central Processing
Unit)等からなり、後述するメインプログラム51、
抽出プログラム52及び集計プログラム53を実行す
る。主記憶部2は、RAM(Random Access Memory)等
からなり、制御部1の作業領域として用いられる。
【0033】外部記憶部3は、ハードディスク装置等か
らなり、メインプログラム51、抽出プログラム52及
び集計プログラム53を表すプログラムデータと、後述
するマスタテーブル61、中間テーブル62、抽出結果
テーブル63及び集計テーブル64を表すデータを格納
する。そして、制御部1の指示に従って、自己が記憶す
るデータを制御部1に供給する。
【0034】入力部4は、マウス、キーボード等からな
り、操作者の操作に従った内容のデータを、制御部1に
供給する。表示部5は、CRT(Cathode Ray Tube)、
LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、制御部
1の制御に従って、文字、図形等を表示する。
【0035】また、図2に示すように、この人脈管理シ
ステムは、論理的には、メインプログラム51と、抽出
プログラム52と、集計プログラム53と、マスタテー
ブル61と、中間テーブル62と、抽出結果テーブル6
3と、集計テーブル64とより構成される。
【0036】メインプログラム51、抽出プログラム5
2及び集計プログラム53は、いずれも制御部1によっ
て実行されるプログラムである。メインプログラム51
は、ユーザが入力部4を操作して供給した氏名を取得
し、その氏名を有する人物(以下、「解析対象者」と呼
ぶ)が直接及び間接に紹介した人物の数を算出するため
に、抽出プログラム52を起動する。
【0037】なお、「解析対象者が間接に紹介した人
物」とは、具体的には、その人物を紹介した者、更にそ
の者を紹介した者、・・・と順次遡ることにより、解析
対象者が直接に紹介した人物に至ることができる人物を
いう。換言すれば、解析対象者により紹介された者を解
析対象者自身と同視した場合に、解析対象者により紹介
された者とみなされ得る者をいう。
【0038】そして、解析対象者が直接あるいは間接に
紹介した人物は、相互に順位関係を有する階層を形成す
る。具体的には、解析対象者が直接に紹介した人物の集
合が階層#1を形成し、階層#1に属する者が紹介した
人物の集合が階層#2を形成し、以下、上位の階層に属
する者が紹介した人物の集合が、その階層の直近の下位
の階層を形成するようにして、順次下位の階層が形成さ
れる。
【0039】抽出プログラム52は、マスタテーブル6
1より、解析対象者が直接及び間接に紹介した人物に関
する情報を含む部分を抽出して抽出結果テーブル63を
作成する。メインプログラム51は、抽出結果テーブル
63の内容に基づいて、解析対象者が直接あるいは間接
に紹介した人物の数を階層毎に算出し、算出結果を表示
部5に表示させる。
【0040】抽出プログラムの処理(すなわち、後述す
るステップS201〜S209の処理)は、自己を再帰
的に呼び出すことが可能である。すなわち、抽出プログ
ラム52の処理は、自己とは別個に、自己と実質的に同
一の処理を呼び出して、呼び出された処理に制御を移す
ことができ、また、呼び出された処理も、更に自己と実
質的に同一の処理を呼び出すことができる。
【0041】集計プログラム53は、マスタテーブル6
1より、解析対象者とし得る各人物が直接及び間接に紹
介した人物に関する情報を後述の通りに集計して集計テ
ーブル64を作成し、集計テーブル64の内容を表示部
5に表示させる。
【0042】マスタテーブル61は、解析対象者とし得
る各人物について、その人物を特定する情報(例えば、
氏名)と、その人物に関する任意の情報と、その人物を
紹介した紹介者を特定する情報(例えば紹介者の氏名)
とを含むデータであり、外部記憶部3の記憶領域に予め
格納されている。
【0043】具体的には、マスタテーブル61は、例え
ば図3に示すデータ構造を有する。すなわち、マスタテ
ーブル61は複数のレコードからなり、各レコードの先
頭には、解析対象者とし得る人物の氏名を格納した氏名
フィールドがある。氏名フィールドに続く領域には、氏
名フィールドに氏名が格納されている人物を紹介した紹
介者の氏名を格納した紹介者氏名フィールドがある。紹
介者氏名フィールドに続く領域には、氏名フィールドに
氏名が格納されている人物の住所を格納した住所フィー
ルドがあり、更に、当該人物の電話番号を格納した電話
番号フィールドがある。なお、紹介者氏名フィールドの
個数はレコード1個につき1個である必要はなく、複数
あってもよい。
【0044】抽出結果テーブル63は、解析対象者が直
接及び間接に紹介した各人物について、その人物を特定
する情報と、その人物が属する階層を示す情報と、その
人物に関する任意の情報と、その人物を紹介した紹介者
を特定する情報とを含むデータである。抽出結果テーブ
ル63は、抽出プログラム52の処理により作成され、
主記憶部2の記憶領域に格納される。
【0045】中間テーブル62は、抽出結果テーブル6
3を作成するために抽出プログラム52が作成するデー
タであり、主記憶部2の記憶領域に格納される。中間テ
ーブル62は、解析対象者が直接及び間接に紹介した各
人物のうち、互いに同一の階層に属する者について、そ
の者を特定する情報と、その者が属する階層を示す情報
と、その者に関する任意の情報と、その者を紹介した紹
介者を特定する情報とを含む。
【0046】中間テーブル62及び抽出結果テーブル6
3のデータ構造は、図4に示すように、具体的には、例
えばマスタテーブル61と実質的に同一である。ただ
し、中間テーブル62及び抽出結果テーブル63の各レ
コードの氏名フィールドには、解析対象者が直接あるい
は間接に紹介した人物の氏名が格納される。また、図示
するように、各レコードの末尾の領域には、氏名フィー
ルドに氏名が格納されている人物が属する階層を示す情
報(例えば、その人物が上述の階層#2に属する場合
は、値”2”等)を格納する階層フィールドがある。
【0047】集計テーブル64は、解析対象者とし得る
各人物について、その人物が直接及び間接に紹介した人
物の数を階層別に集計した結果を表す情報を含むデータ
である。集計テーブル64は、集計プログラム53の処
理により作成され、主記憶部2の記憶領域に格納され
る。
【0048】集計テーブル64は、例えば図5に示すデ
ータ構造を有する。すなわち、集計テーブル64は複数
のレコードからなり、各レコードの先頭には、解析対象
者とし得る人物の氏名を格納した氏名フィールドがあ
る。氏名フィールドに続く領域には、氏名フィールドに
氏名が格納されている人物からみて階層#1に属する者
の数を表す情報を格納した階層#1フィールドがある。
階層#1フィールドに続く領域には、氏名フィールドに
氏名が格納されている人物からみて階層#2に属する者
の数を表す情報を格納した階層#2フィールドと、当該
人物からみて階層#3に属する者の数を表す情報を格納
した階層#3フィールドとがある。各レコードの末尾に
は、階層#1〜#3に属する者の総数を表す情報を格納
した総計フィールドがある。
【0049】(第1の実施の形態の動作)次に、この人
脈管理システムの動作を、図6〜図9を参照して説明す
る。図6は、メインプログラム51の処理を表すフロー
チャートである。図7は、抽出プログラム52の処理を
表すフローチャートである。図9は、集計プログラム5
3の処理を表すフローチャートである。
【0050】(メインプログラム及び抽出プログラムの
処理)この人脈管理システムが起動した後、この人脈管
理システムのユーザが入力部4を操作してメインプログ
ラム51の起動を指示すると、この人脈管理システムの
制御部1は、この指示に応答して、外部記憶部3よりメ
インプログラム51を表すプログラムデータを読み込
む。そして、読み込んだプログラムデータに従って、図
6に示す処理を実行する。
【0051】図6の処理を開始すると、制御部1は、表
示部5に、解析対象者の氏名の入力をユーザに促す画像
を表示させる(図6、ステップS101)。そして、制
御部1は、ユーザが入力部4を操作して、当該氏名を表
すデータを自己に供給したか否かを判別し(ステップS
102)、供給していないと判別すると、ステップS1
02の処理を繰り返す。
【0052】ステップS102で、氏名を表すデータが
自己に供給されたと判別すると、制御部1は、外部記憶
部3に格納されている抽出結果テーブル63の内容をす
べて消去する(ステップS103)。ただし、外部記憶
部3に抽出結果テーブル63が未だ格納されていない場
合は、内容が空の抽出結果テーブル63を新規に作成す
る。
【0053】次に、制御部1は、図7に示す抽出プログ
ラム52の処理を起動し、抽出プログラム52に、第1
のパラメータとして、ステップS102で供給された氏
名を表すデータを引き渡し、また、第2のパラメータと
して、値”1”を引き渡す(ステップS104)。
【0054】なお、抽出プログラム52の処理に引き渡
す上述の第1のパラメータは、抽出プログラム52が人
脈の抽出を行う(すなわち、直接及び間接に紹介した者
を特定する)対象の人物の氏名を表すものである。ま
た、第2のパラメータは、これから(S203にて)索
出する人物が解析対象者と何階層の関係にあるかを示す
情報を保持するためのものである。
【0055】抽出プログラム52の処理を開始すると、
制御部1は、変数W1の使用を宣言し(すなわち、主記
憶部2の記憶領域内に変数W1の値を格納する部分を確
保し)、メインプログラム51より引き渡された第1の
パラメータを受け取って、受け取った第1のパラメータ
の値を変数W1に代入する(図7、ステップS20
1)。更に、制御部1は、変数R1の使用を宣言し、メ
インプログラム51より引き渡された第2のパラメータ
を受け取って、受け取った第2のパラメータの値を変数
R1に代入する(ステップS202)。
【0056】次に、制御部1は、マスタテーブル61に
アクセスし、マスタテーブル61の各レコードのうち、
変数W1に格納されている氏名が紹介者氏名フィールド
に格納されているレコードを索出し、索出されたレコー
ドの内容を格納した中間テーブル62を作成する(ステ
ップS203)。
【0057】次に、制御部1は、ステップS203で作
成した中間テーブル62の各レコードの階層フィールド
に、変数R1が示す値を書き込んだ後、中間テーブル6
2の内容を、抽出結果テーブル63に追加する(ステッ
プS204)。
【0058】そして、制御部1は、中間テーブル62の
レコードを指し示すポインタ変数の使用を宣言して、そ
のポインタ変数に、中間テーブル62の先頭のレコード
を示す値を代入する(ステップS205)。次に、制御
部1は、ポインタ変数が指し示す中間テーブル62のレ
コードが末尾のレコードであるか否かを判別する(ステ
ップS206)。
【0059】ステップS206で、末尾のレコードであ
ると判別すると、制御部1は、抽出プログラム52を呼
び出した処理に戻る。一方、ステップS206におい
て、末尾のレコードでないと判別すると、制御部1は、
変数W2及び変数R2の使用を宣言し、変数W2に、ポ
インタ変数が指し示すレコードの氏名フィールドに格納
されている氏名を代入し、変数R2に、変数R1の値に
1を加えた値を代入する(ステップS207)。
【0060】そして、制御部1は、抽出プログラム52
を再帰的に起動し、起動した抽出プログラム52に、第
1のパラメータとして変数W2の値を引き渡し、第2の
パラメータとして変数R2の値を引き渡す(ステップS
208)。
【0061】抽出プログラム52を再帰的に起動した制
御部1は、起動された方の抽出プログラム52が終了す
ると、ポインタ変数に、中間テーブル62の次のレコー
ドを指し示す値を代入し(ステップS209)、処理を
ステップS206に戻す。
【0062】ステップS206で、ポインタ変数が中間
テーブル62の末尾のレコードを指し示していると判別
した制御部1が抽出プログラム52を呼び出した処理に
戻った場合において、戻った先の処理がメインプログラ
ム51である場合、制御部1は、図6に示したメインプ
ログラム51のステップS105の処理に移る。
【0063】ステップS105において、制御部1は、
抽出結果テーブル63の各レコードの階層フィールドに
格納されている値が実質的に同一であるもの毎に、レコ
ードの数を数える(つまり、氏名フィールドの内容によ
り示される人物が同一の階層に属するもの毎に、レコー
ドの数を数える)。そして、制御部1は、ステップS1
05で数えたレコードの数を表す画像を、表示部5に表
示させ(ステップS106)、処理を終了する。
【0064】ステップS106で制御部1が表示部5に
表示させる画像は、例えば図8に示す通りである。図示
するように、ステップS106において表示部5には、
例えば、階層フィールドに値”1”が格納されているレ
コードの数が、「第1段階(直接)」の語に続く位置
(例えば、当該語の右方)に表示される。この数は、ユ
ーザが指定した解析対象者から直接に紹介を受けた人物
(当該解析対象者から見て階層#1に属する者)の数を
表す。
【0065】また、ステップS106において表示部5
には、例えば、階層フィールドに値”2”が格納されて
いるレコードの数が、「第2段階」の語に続く位置に表
示される。この数は、ユーザが指定した解析対象者から
みて階層#2に属する人物の数の総計を表す。
【0066】また、ステップS106において表示部5
には、例えば、階層フィールドに値”3”が格納されて
いるレコードの数が、「第3段階」の語に続く位置に表
示される。この数は、ユーザが指定した解析対象者から
みて階層#3に属する人物の数の総計を表す。
【0067】また、ステップS106において表示部5
には、例えば、抽出結果テーブル63が有するレコード
の総数が、「総計」の語に続く位置に表示される。この
数は、ユーザが指定した解析対象者が直接あるいは間接
に紹介した人物の総数を表す。
【0068】(集計プログラムの処理)また、ステップ
S106において表示部5が表示する画像には、例え
ば、図8に示すように、「集計開始」の語を記したボタ
ンが含まれる。そして、ユーザが、例えば入力部4のマ
ウスを用いてこのボタンをクリックすると、制御部1
は、図9に示す集計プログラムの処理を実行する。
【0069】集計プログラム53の処理を開始すると、
制御部1は、マスタテーブル61の各レコードの氏名フ
ィールドに含まれているデータを抽出し、抽出された各
データを要素として含むリストを作成する(ステップS
301)。なお、リストの末尾には、末尾であることを
表す所定の値を有する要素を付加する。
【0070】次に、制御部1は、集計テーブル64の内
容を消去する(ステップS302)。ただし、外部記憶
部3に集計テーブル64が未だ格納されていない場合
は、内容が空の集計テーブル64を新規に作成する。
【0071】次に、制御部1は、ステップS301で作
成したリストの先頭の要素の内容をリストから読み出し
(ステップS303)、ステップS303及びS309
の処理でリストから読み出した要素のうち最も新しく読
み出したものの内容が、リストの末尾を表すものである
か否かを判別する(ステップS304)。
【0072】そして、リストの末尾を表すものでないと
判別すると、制御部1は、抽出結果テーブル63の内容
をクリア又は初期化する(ステップS305)。そし
て、制御部1は抽出プログラム52を起動し、起動した
抽出プログラム52に、読み込んだリストの要素の値を
第1のパラメータとして引き渡し、第2のパラメータと
して値”1”を引き渡す(ステップS306)。
【0073】そして、抽出プログラム52の処理が終了
し、集計プログラム53に処理が戻ると、制御部1は、
抽出結果テーブル63の各レコードの階層フィールドに
格納されている値が実質的に同一であるもの毎に、レコ
ードの数を数える(ステップS307)。
【0074】そして、制御部1は、集計テーブル64の
各レコードのうち、氏名フィールドが空である先頭のレ
コードの氏名フィールドに、ステップS303で最も新
しく読み出した要素の内容(すなわち氏名)を書き込
む。また、階層#1フィールド、階層#2フィールド及
び階層#3フィールドには、ステップS307で数えた
レコードの数のうち、階層フィールドに格納されている
値が”1”、”2”又は”3”であるもの毎に数えた値
を書き込む。また、総計フィールドには、ステップS3
07で数えたレコードの数の合計を書き込む(ステップ
S308)。
【0075】次に、制御部1は、ステップS301で作
成したリストのうち、最も新しく読み込んだ要素の次の
要素の内容をリストから読み出して(ステップS30
9)、処理をステップS304に戻す。
【0076】一方、ステップS304で、最も新しく読
み出した要素がリストの末尾を表すものであると判別す
ると、制御部1は、集計テーブル64の内容を表す画像
を表示部5に表示させ(ステップS310)、集計プロ
グラム53の処理を終了する。
【0077】なお、ステップS310における表示の形
式は任意であり、例えば、制御部1は、集計テーブル6
4の各レコードに格納されている内容を、階層#1フィ
ールドに格納されている値が大きい順に整列するように
して表示部5に表示させればよい。以上説明した処理に
より、解析対象者とし得る各人物について、各々が紹介
した者の数が、階層毎に一覧表示される。
【0078】なお、この人脈管理システムの構成は、上
述のものに限られない。例えば、この人脈管理システム
の表示部5は、プリンタ等からなる印刷装置を備えても
よく、この印刷装置が、制御部1がステップS105で
数えたレコードの数を表す画像や、集計テーブル64の
内容を表す画像を印刷するようにしてもよい。
【0079】また、制御部1は、ユーザが入力部4を用
いて行う指示の内容に従って、マスタテーブル61の任
意のフィールドにデータを追加したり、マスタテーブル
61に格納されているデータを削除あるいは変更するよ
うにしてもよい。また、制御部1は、ユーザが入力部4
を用いて行う指示の内容に従って、マスタテーブル61
に任意のレコードやフィールドを追加したり、マスタテ
ーブル61に含まれる任意のレコードやフィールドを削
除したりするようにしてもよい。
【0080】また、制御部1は、例えば抽出プログラム
52のステップS207の処理を行った後、ステップS
208に処理を移す前に、変数R2の値が所定の値を超
えているか否かを判別し、超えていると判別したとき、
抽出プログラム52を呼び出した処理に戻るようにして
もよい。これにより、抽出プログラム52が抽出する人
脈は、当該所定の値により表される階層の範囲(例え
ば、当該所定の値が3であれば、階層#3以上の範囲)
に制限され、この結果、抽出プログラム52を実行する
制御部1の処理時間が短縮される。
【0081】また、制御部1は、抽出結果テーブル63
の各レコードの内容を表す画像を表示部5に表示させる
ようにしてもよい。もっとも、制御部1は、抽出結果テ
ーブル63のすべてのレコードの内容を一度に表示させ
る必要がないのは当然であり、例えば、制御部1は、抽
出結果テーブル63の内容のうち、ユーザが入力部4を
操作して行った指示の内容に合致する部分を表示部5に
表示させるようにすればよい。
【0082】具体的には、例えば、制御部1は、ステッ
プS106において、表示部5に図8に示す画像を表示
させた後、ユーザが、入力部4のマウスを用いて、「第
1段階(直接)」の語に続く位置に表示される数字、
「第2段階」の語に続く位置に表示される数字、及び
「第3段階」の語に続く位置に表示される数字のいずれ
かをクリックするのを待機する。
【0083】そして、これらの数字のいずれかがクリッ
クされたことを検知すると、制御部1は、クリックされ
た数字が、どの階層に属する者の数を表すものであるか
を判別する。階層の判別は、例えば、表示部5の表示画
面上における当該数字の表示位置に基づいて行えばよ
い。
【0084】次に、制御部1は、抽出結果テーブル63
を検索し、抽出結果テーブル63の各レコードのうち、
階層フィールドに格納されている値が、判別された上述
の階層を表しているレコードを索出し、表示部5に、索
出されたレコードの内容を表示させる。この結果、表示
部5は、抽出結果テーブル63のうち、ユーザが入力部
4を操作して指定した階層に属する者の氏名が氏名フィ
ールドに格納されているレコードの内容を表示する。
【0085】また、この人脈管理システムは、解析対象
者が紹介した者の数を数えたり、解析対象者とし得る者
が紹介した者の数を数えたりする上述の処理に限らず、
例えば、解析対象者を紹介した者の数を数えるようにし
てもよい。
【0086】この場合、例えば、抽出プログラム52を
実行する制御部1は、ステップS203において、マス
タテーブル61の各レコードのうち、ステップS201
で受け取った氏名が氏名フィールドに格納されているレ
コードを索出し、索出されたレコードの内容を格納した
中間テーブル62を作成するようにする。そして、ステ
ップS207で、変数W2に、ポインタ変数が指し示す
レコードの紹介者氏名フィールドに格納されている氏名
を代入するようにする。
【0087】抽出プログラム52の処理をこのようなも
のとする結果、抽出結果テーブル63には、解析対象者
を直接及び間接に紹介した各人物について、その人物を
特定する情報と、その人物が属する階層を示す情報と、
その人物に関する任意の情報と、その人物を紹介した紹
介者を特定する情報とが格納される。ただし、「解析対
象者を間接に紹介した人物」とは、具体的には、解析対
象者を紹介した者を解析対象者自身と同視した場合に、
解析対象者を紹介した者とみなされ得る者をいう。
【0088】なお、解析対象者を直接あるいは間接に紹
介した人物は、相互に順位関係を有する階層を形成して
いる。具体的には、解析対象者を直接に紹介した人物の
集合が階層#(−1)を形成し、階層#(−1)に属す
る者を紹介した人物の集合が階層#(−2)を形成し、
下位の階層に属する者を紹介した人物の集合が、その階
層の直近の上位の階層を形成している。そして、上述の
ステップS106及びステップS310の処理におい
て、第1段階〜第3段階に属する者の数として表示され
る数は、この場合は、階層#1〜#3に属する者の数で
はなく、階層#(−1)〜#(−3)に属する者の数で
ある。
【0089】また、抽出プログラムとして、自己を再帰
的に呼び出すことが可能なものを示したが、プログラム
の構造は再帰的なものでなくとも、繰り返して検索を行
うことができる構成ならばよい。
【0090】(第2の実施の形態)以上説明した第1の
実施の形態においては、2者間の人脈の有無(すなわ
ち、当該2者の一方が他方を直接あるいは間接に紹介し
たという関係の有無)を表す情報がマスタテーブル61
等に含まれており、解析対象者の人脈の抽出は、解析対
象者とその他の者との間の人脈の有無に基づいて行って
いた。しかし、2者間の人脈の有無のみならず、その人
脈の「強さ」等の属性を任意の基準に基づいて定義し、
定義された属性に基づいて人脈の抽出を行ってもよい。
以下では、人脈の強さを複数のランクに分類し、当該ラ
ンクに基づいて人脈の抽出を行う、この発明の第2の実
施の形態の人脈管理システムを説明する。
【0091】図10は、この発明の第2の実施の形態に
かかる人脈管理システムの物理的構成を示す。図示する
ように、この表示システムは、サーバ10と、端末20
a〜20cとより構成される。サーバ10及び端末20
a〜20cには、各自に固有のアドレスが対応付けられ
ている。
【0092】サーバ10は、制御部11と、主記憶部1
2と、外部記憶部13と、ネットワーク接続部14とよ
り構成され、制御部11は、主記憶部12、外部記憶部
13及びネットワーク接続部14に接続されている。制
御部11、主記憶部12及び外部記憶部13は、第1の
実施の形態における制御部1、主記憶部2及び外部記憶
部3と実質的に同一のものである。
【0093】ネットワーク接続部14は、ターミナルア
ダプタ等からなり、制御部11の指示に従って、制御部
11をネットワークに接続する。
【0094】端末20a〜20cは互いに実質的に同一
のものであり、それぞれ、制御部21と、主記憶部22
と、外部記憶部23と、入力部24と、表示部25と、
印刷部26と、スキャナ27と、ネットワーク接続部2
8とより構成される。制御部21は、主記憶部22、外
部記憶部23、入力部24、表示部25、印刷部26、
スキャナ27及びネットワーク接続部28に接続されて
いる。
【0095】制御部21、主記憶部22、外部記憶部2
3、入力部24及び表示部25は、それぞれ、例えば第
1の実施の形態における制御部1、主記憶部2、外部記
憶部3、入力部4及び表示部5と実質的に同一のもので
ある。
【0096】印刷部26は、プリンタ等からなり、制御
部21が指示する内容に従った文字、図形等を紙面に印
刷する。スキャナ27は、自己にセットされた原稿の画
像を読み取って、その画像を表す画像データを生成し、
生成した画像データを制御部21に供給する。ネットワ
ーク接続部28は、サーバ10のネットワーク接続部1
4と実質的に同一のものであり、自己に接続されている
制御部21を、サーバ10が接続されるネットワークに
接続する。
【0097】この人脈管理システムの論理的は構成は、
第1の実施の形態と実質的に同一である。ただし、この
人脈管理システムにおいては、メインプログラム51の
プログラムデータは端末20a〜20cの外部記憶部2
3に格納されており、各々の外部記憶部23に接続され
ている制御部21によって読み出され、実行される。抽
出プログラム52及び集計プログラム53のプログラム
データはサーバ10の外部記憶部13に格納されてお
り、制御部10によって読み出され、実行される。
【0098】また、マスタテーブル61はサーバ10の
外部記憶部13に予め格納されており、中間テーブル6
2、抽出結果テーブル63及び集計テーブル64は、サ
ーバ10の制御部11が後述する処理により生成して外
部記憶部13に格納される。また、抽出結果テーブル6
3は後述する処理に従ってサーバ10から端末20a〜
20cに転送され、外部記憶部23に格納される。
【0099】この人脈管理システムにおいて、マスタテ
ーブル61の各レコードには、第1の実施の形態におけ
るものが含んでいる情報に加え、その末尾に、図11に
示すように、氏名フィールドに氏名が格納されている人
物を所定の基準に従って複数のランクに分類した場合の
ランクを表す情報を格納するランクフィールドがある。
【0100】ランクは、任意の基準に従って任意の個数
設定されてよい。例えば、ランクは、過去の取引高に従
って、取引高が大きい順にランクA、B及びCの3段階
に分類されていてもよい。
【0101】また、中間テーブル62及び抽出結果テー
ブル63の各レコードには、第1の実施の形態における
ものが含んでいる情報に加え、階層フィールドの直前の
領域に、マスタテーブル61のランクフィールドと実質
的に同一のランクフィールドがある。
【0102】また、集計テーブル64は、例えば図12
に示すデータ構造を有する。すなわち、集計テーブル6
4は、第1の実施の形態におけるものと同様に、複数の
レコードからなり、各レコード内には、その先頭から順
に、氏名フィールド、階層#1フィールド、階層#2フ
ィールド、階層#3フィールド及び総計フィールドがあ
る。
【0103】そして、階層#1フィールド、階層#2フ
ィールド及び階層#3フィールドはそれぞれ、更に、領
域aa、領域bb及び領域ccの3個の領域に分かれて
いる。階層#1フィールドの領域aaには、氏名フィー
ルドに氏名が格納されている人物からみて階層#1に属
する者のうち、更にランクAに属する者の数を表す情報
が格納される。階層#1フィールドの領域bbには、当
該人物からみて階層#1に属する者のうち、更にランク
Bに属する者の数を表す情報が格納される。階層#1フ
ィールドの領域ccには、当該人物からみて階層#1に
属する者のうち、更にランクCに属する者の数を表す情
報が格納される。
【0104】同様に、階層#2フィールドの領域aa、
bb及びccには、氏名フィールドに氏名が格納されて
いる人物からみて階層#2に属する者のうち、更にラン
クA、ランクB及びランクCに属する者の数を表す情報
が格納される。また、階層#3フィールドの領域aa、
bb及びccには、氏名フィールドに氏名が格納されて
いる人物からみて階層#3に属する者のうち、更にラン
クA、ランクB及びランクCに属する者の数を表す情報
が格納される。
【0105】(第2の実施の形態の動作)次に、この人
脈管理システムの動作を、図13〜図15を参照して説
明する。図13は、メインプログラム51の処理を表す
フローチャートである。図15は、レコードの選択表
示、印刷及びランクの更新の処理を表すフローチャート
である。
【0106】(ネットワークへの接続)この人脈管理シ
ステムのサーバ10の制御部11は、サーバ10が起動
すると、ネットワーク接続部14に、制御部11をネッ
トワークに接続することを指示する。ネットワーク接続
部14は、この指示に応答して、制御部11をネットワ
ークに接続する。同様に、端末20a〜20cの制御部
21は、自己が属する端末が起動すると、ネットワーク
接続部28に、制御部21をネットワークに接続するこ
とを指示し、ネットワーク接続部28は、この指示に応
答して、制御部21をネットワークに接続する。
【0107】(メインプログラム及び抽出プログラムの
処理)端末20a〜20cのうち少なくとも一つが起動
した後、起動した端末のユーザが入力部24を操作して
メインプログラム51の起動を指示すると、当該端末の
制御部21は、この指示に応答して、外部記憶部23よ
りメインプログラム51を表すプログラムデータを読み
込んで、メインプログラム51を実行する。
【0108】メインプログラム51の処理を開始する
と、制御部21は、第1の実施の形態において制御部1
が行うステップS101〜S103の処理と実質的に同
一の処理を行う(図13、ステップS401)。ただ
し、ステップS103の処理にあたる処理において、制
御部21は、自己に接続された外部記憶部23に格納さ
れている抽出結果テーブル63の内容を消去する。
【0109】次に、制御部21は、ステップS401で
ユーザより供給された氏名のデータと、値”1”を表す
データと、抽出プログラム52の実行を指示するコマン
ドとを結合する。そして、互いに結合されたこれらのデ
ータに、送信先のアドレスとしてサーバ10のアドレス
を付し、送信元のアドレスとして自己が属する端末のア
ドレスを付して、ネットワークに送出する(ステップS
402)。氏名のデータ、及び、値”1”を表すデータ
は、サーバ10の制御部11が実行する抽出プログラム
52に、第1及び第2のパラメータとして供給するため
のものである。
【0110】サーバ10の制御部11は、端末20a〜
20cから自己に宛てられた(すなわち、送信先のアド
レスとして自己のアドレスが付され、送信元のアドレス
として端末20a〜20cのいずれかのアドレスが付さ
れた)データをネットワークより受信する。そして、そ
のデータの内容が、抽出プログラム52の実行を指示す
るコマンドを含むものであることを確認すると、抽出プ
ログラム52の処理を起動する。
【0111】抽出プログラム52の処理は、第1の実施
の形態において制御部1が行う処理と実質的に同一であ
る。ただし、ステップS206の処理にあたる処理で、
制御部11が、抽出プログラム52を呼び出した処理に
戻る場合において、戻るべき先の処理が存在しないと
き、制御部11は、自己が作成した抽出結果テーブル6
3を端末に返送する。すなわち、制御部11は、抽出結
果テーブル63に、送信先のアドレスとして、抽出プロ
グラム52の実行を指示するコマンドに付されていた送
信元のアドレスを付した上、その抽出結果テーブル63
をネットワークに送出する。
【0112】一方、ステップS402でサーバ10に抽
出プログラム52の実行を指示するコマンドを送った端
末の制御部21は、ネットワークから、自己に宛てられ
たデータを受信し、そのデータが抽出結果テーブル63
であることを確認すると、その抽出結果テーブル63
を、自己に接続された外部記憶部23に格納する。そし
て、制御部21は、第1の実施の形態におけるステップ
S105の処理と実質的に同一の処理を行う(ステップ
S403)。
【0113】ただし、ステップS403において、制御
部21は、抽出結果テーブル63の各レコードの階層フ
ィールド及びランクフィールドに格納されている値がい
ずれも実質的に同一であるもの毎に、レコードの数を数
える。そして、制御部21は、ステップS403で数え
たレコードの数を表す画像を、表示部25に表示させ
(ステップS404)、処理を終了する。
【0114】ステップS403で制御部21が表示部2
5に表示させる画像は、例えば図14に示す通りであ
る。図示するように、ステップS403において表示部
25には、例えば、階層フィールドに値”1”が格納さ
れ、且つ、ランクフィールドにランクAを示すデータが
格納されているレコードの数が、「第1段階(直接)」
の語に続く位置に表示される。この数は、ユーザが指定
した解析対象者から見て階層#1に属する者のうち、更
にランクAに属する者の数を表す。
【0115】更に続く位置には、例えば、階層フィール
ドに値”1”が格納され、且つ、ランクフィールドにラ
ンクA又はランクBを示すデータが格納されているレコ
ードの数が表示され、更に、例えば、階層フィールドに
値”1”が格納され、且つ、ランクフィールドにランク
A、ランクB又はランクCを示すデータが格納されてい
るレコードの数が表示される。
【0116】また、以下同様に、「第2段階」の語に続
く位置には、例えば、階層フィールドに値”2”が格納
されているレコードについて、順に、ランクフィールド
に「ランクA」、「ランクA又はB」、及び「ランクA
〜Cのいずれか」を示すデータが格納されているレコー
ドの数が表示される。更に、「第3段階」の語に続く位
置には、例えば、階層フィールドに値”3”が格納され
ているレコードについて、順に、ランクフィールドに
「ランクA」、「ランクA又はB」、及び「ランクA〜
Cのいずれか」を示すデータが格納されているレコード
の数が表示される。なお、抽出結果テーブル63が有す
るレコードの総数は、第1の実施の形態と同様、「総
計」の語に続く位置に表示される。
【0117】(レコードの選択表示、印刷及びランクの
更新)図14に示す画像を表示部25に表示させると、
制御部21は、ユーザが、入力部24のマウスを用い
て、「第1段階(直接)」の語に続く位置に表示される
各数字、「第2段階」の語に続く位置に表示される各数
字、及び「第3段階」の語に続く位置に表示される各数
字のいずれかをクリックするのを待機する。
【0118】そして、これらの数字のいずれかがクリッ
クされたことを検知すると(図15、ステップS50
1)、制御部21は、クリックされた数字が、どの階層
及びランクに属する者の数を表すものであるかを、例え
ば、表示部25の表示画面上における当該数字の表示位
置に基づいて判別する。
【0119】そして、制御部21は、抽出結果テーブル
63を検索し、抽出結果テーブル63の各レコードのう
ち、階層フィールド及びランクフィールドに格納されて
いる値が、判別された上述の階層及びランクを表してい
るレコードを索出する(ステップS502)。そして、
表示部25に、索出されたレコードの内容を表示させる
(ステップS503)。この結果、表示部25は、抽出
結果テーブル63のうち、ユーザが入力部24を操作し
て指定した階層及びランクに属する者の氏名が氏名フィ
ールドに格納されているレコードの内容を表示する。
【0120】そして、制御部21は、ユーザが、入力部
24を用いて、ステップS503で表示部25に表示さ
せた内容の印刷を指示すると(ステップS504)、そ
の指示に応答して、印刷部26に、ステップS503で
表示部25に表示させた内容を印刷させる(ステップS
505)。
【0121】ただし、制御部21は、ステップS503
で表示部25に表示させた内容を印刷する紙面と同一の
紙面上に、ステップS502で索出された各レコードの
内容に加え、各レコードに対応付けられた記入欄を表す
枠等も印刷する。
【0122】そして、ユーザ等が、印刷された記入欄
に、所定の事項を記入して、記入済みの紙面をスキャナ
27にセットし、そのスキャナ27が属する端末と同一
の端末に属する入力部24を用いて、紙面の読み取りを
指示すると(ステップS506)、スキャナ27に接続
されている制御部21は、この指示に応答して、スキャ
ナ27に、紙面の読み取りを指示する。スキャナ27
は、制御部21からの指示に応答して、紙面の画像を読
み取り、読み取った画像を表すデータを作成し、制御部
21に供給する(ステップS507)。なお、記入欄を
読み取るスキャナ27は、その記入欄を印刷した印刷部
26と同一の端末に属するものである必要はない。
【0123】記入欄に記入する対象の事項は任意に設定
されてよく、例えば、当該記入欄に対応付けられたレコ
ードの氏名フィールドに格納された氏名が示す者との取
引の成否や契約高を表す情報を記入するものとする。
【0124】そして、スキャナ27から画像を表すデー
タを供給された制御部21は、供給されたデータに文字
認識を施し、各記入欄の記載内容と、これら各記載欄に
対応付けられたレコードの氏名フィールドの内容とを特
定する(ステップS508)。そして、特定された内容
を表すデータと、マスタテーブル61を更新する指示を
表すコマンドとを互いに結合し、サーバ10に宛てて、
ネットワークに送出する(ステップS509)。
【0125】サーバ10の制御部11は、端末20a〜
20cからサーバ10に宛てられたデータをネットワー
クより受信し、受信したデータに、マスタテーブル61
を更新する指示を表すコマンドが含まれていることを確
認すると、受信したデータに含まれる、氏名及び記入欄
の記載内容を表すデータを取得する(ステップS51
0)。
【0126】そして、取得したデータに基づいて、取得
したデータが表す氏名を有する人物について、その人物
のランクを新たに決定する(ステップS511)。そし
て、新たに決定したランクを表す情報を、その人物の氏
名が氏名フィールドに格納されているレコードのランク
フィールドに書き込む(ステップS512)。
【0127】ランクの決定の基準や手法は任意である。
例えば、紙面の各記入欄には、当該記入欄に対応付けら
れたレコードの氏名フィールドに格納された氏名が示す
者との取引の成否や契約高を表す情報を記入するものと
する。この場合、例えば、取得したデータが、記入欄に
取引の不成立を表す情報が記載されていたことを表すと
き、制御部11は、当該記入欄に対応付けられたレコー
ドの氏名フィールドに格納された氏名が示す者のランク
をCランクとしてもよい。また、当該記入欄に所定額以
下の契約の成立を表す情報が記載されていたことを表し
ていれば、該当する人物をBランクとし、所定額以上の
契約の成立を表す情報が記載されていたならばAランク
とする、としてもよい。
【0128】(集計プログラムの処理)また、ステップ
S403において表示部25が表示する画像にも、ステ
ップS106で表示部5が表示する画像と同様、例えば
図14に示すような「集計開始」の語を記したボタンが
含まれる。そして、ユーザが、例えば入力部24のマウ
スを用いてこのボタンをクリックすると、制御部21
は、集計プログラム53の実行を指示するコマンドを生
成し、このコマンドをサーバ10に宛ててネットワーク
に送出する。
【0129】サーバ10の制御部11は、端末20a〜
20cから自己に宛てられたデータをネットワークより
受信し、そのデータの内容が、集計プログラム53の実
行を指示するコマンドを含むものであることを確認する
と、集計プログラム53の処理を起動する。
【0130】集計プログラム53の処理は、第1の実施
の形態において制御部1が行う処理と実質的に同一であ
る。ただし、サーバ10の制御部11は、ステップS3
07の処理にあたる処理において、抽出結果テーブル6
3の各レコードの階層フィールド及びランクフィールド
に格納されている値がいずれも実質的に同一であるもの
毎に、レコードの数を数える。
【0131】そして、ステップS308の処理にあたる
処理で、制御部11は、階層#1フィールドの領域a
a、領域B及び領域Cには、ステップS307にあたる
処理で数えたレコードの数であって、階層フィールドに
格納されている値が”1”であるものについて数えたも
ののうち、ランクフィールドに格納されているデータ
が、ランクA、ランクB及びランクCを表すもの毎に数
えた値を書き込む。
【0132】また、階層#2フィールドの領域aa、領
域bb及び領域ccには、ステップS307にあたる処
理で数えたレコードの数であって、階層フィールドに格
納されている値が”2”であるものについて数えたもの
のうち、ランクフィールドに格納されているデータが、
ランクA、ランクB及びランクCを表すもの毎に数えた
値を書き込む。また、階層#3フィールドの領域aa、
領域bb及び領域ccには、ステップS307にあたる
処理で数えたレコードの数であって、階層フィールドに
格納されている値が”3”であるものについて数えたも
ののうち、ランクフィールドに格納されているデータ
が、ランクA、ランクB及びランクCを表すもの毎に数
えた値を書き込む。
【0133】また、ステップS310の処理にあたる処
理では、制御部11は、集計テーブル64に、送信先の
アドレスとして、集計プログラム53の実行を指示する
コマンドに付されていた送信元のアドレスを付した上、
その集計テーブル64をネットワークに送出して、集計
プログラム53を終了する。
【0134】一方、サーバ10に集計プログラム53の
実行を指示するコマンドを送った端末の制御部21は、
ネットワークから、自己に宛てられたデータを受信し、
そのデータが集計テーブル64であることを確認する
と、その集計テーブル64を、自己に接続された外部記
憶部23に格納する。そして、その制御部21は、集計
テーブル64の内容を表す画像を、自己に接続された表
示部25に表示させる。
【0135】なお、制御部21は、集計テーブル64の
内容を表す画像を表示部25に表示させるときの表示の
形式は任意であり、例えば、制御部21は、集計テーブ
ル64の各レコードに格納されている内容を、階層#1
フィールドの領域aaに格納されている値が大きい順に
整列するようにして表示部25に表示させればよい。以
上説明した処理により、解析対象者とし得る各人物につ
いて、各々が紹介した者の数が、階層及びランク毎に一
覧表示される。
【0136】(集計テーブルの印刷及びランクの更新)
また、制御部21は、集計テーブル64の内容を表す画
像を表示部25に表示させた後、ユーザが、入力部24
のマウスを用いて、集計テーブル64の内容の印刷を指
示すると、その指示に応答して、印刷部26に、集計テ
ーブル64の内容を印刷させる。
【0137】ただし、制御部21は、集計テーブル64
の内容を印刷する紙面と同一の紙面上に、集計テーブル
64の各レコードの内容に加え、各レコードに対応付け
られた記入欄を表す枠等も印刷する。
【0138】そして、ユーザ等が、印刷された記入欄
に、所定の事項を記入して、記入済みの紙面をスキャナ
27にセットし、そのスキャナ27が属する端末と同一
の端末に属する入力部24を用いて、紙面の読み取りを
指示すると、この人脈管理システムは、上述のステップ
S507〜S512の処理と実質的に同一の処理を行
う。この結果、所定の事項が記入された記入欄に対応付
けられているレコードの氏名フィールドに格納された氏
名を有する人物のランクが更新される。
【0139】なお、この人脈管理システムの構成は、上
述のものに限られない。例えば、端末の数は3個に限ら
れず、2個以下でも、また4個以上であってもよい。ま
た、端末20a〜20cとサーバ10とはネットワーク
を介さず直接に接続されていてもよい。
【0140】また、サーバ10は、端末20a〜20c
の入力部24や、表示部25や、印刷部26や、スキャ
ナ27と実質的に同一のものを備えていてもよく、サー
バ10が端末20a〜20cと実質的に同一の機能を行
ってもよい。ただし、この場合、制御部11は、自己に
データを供給する手法としてネットワークに自己宛のデ
ータを送出する手法をとる必要はない。
【0141】また、上述のステップS403において、
制御部21は、抽出結果テーブル63の各レコードの階
層フィールド及びランクフィールドに格納されている値
がいずれも実質的に同一であるもの毎に、レコードの数
を数える必要はない。例えば、制御部21は、任意の基
準に従って抽出結果テーブル63の各レコードを複数の
区分に分類した場合において同一の区分に属することと
なるレコード毎に、これらのレコードの数を数えるよう
にしてもよい。そして、当該基準に従って各レコードを
分類するときに用いるファクターは各レコードの階層フ
ィールドやランクフィールドに格納されている値に限ら
れず、他のフィールドに格納されている値がファクター
として用いられるようにしてもよい。
【0142】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明の関係情報提供装置は、専用のシステムに
よらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能
である。例えば、パーソナルコンピュータに上述の動作
を実行するためのプログラムを格納した媒体(フロッピ
ーディスク、CD−ROM等)から該プログラムをイン
ストールすることにより、上述の処理を実行する関係情
報提供装置を構成することができる。
【0143】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的且つ流動的にプログ
ラムを保持する媒体)でも良い。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に該プログラムを掲示し、これ
をネットワークを介して配信してもよい。そして、この
プログラムを起動し、ウィンドウシステムの制御下に、
他のアプリケーションと同様に実行することにより、上
述の処理を実行することができる。
【0144】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分をのぞ
いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発
明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各
機能又はステップを実行するためのプログラムが格納さ
れているものとする。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、広範で、直接的なもののみならず間接的なものも含
む人的関係を表す情報を効率的に提供する関係情報提供
装置及び関係情報提供方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態にかかる人脈管理
システムの物理的構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態にかかる人脈管理
システムの論理的構成を示すブロック図である。
【図3】マスタテーブルのデータ構造を模式的に示す図
である。
【図4】中間テーブル及び抽出結果テーブルのデータ構
造を模式的に示す図である。
【図5】集計テーブルのデータ構造を模式的に示す図で
ある。
【図6】メインプログラムの処理を表すフローチャート
である。
【図7】抽出プログラムの処理を表すフローチャートで
ある。
【図8】メインプログラムの処理により表示部に表示さ
れる画像を模式的に示す図である。
【図9】集計プログラムの処理を表すフローチャートで
ある。
【図10】この発明の第2の実施の形態にかかる人脈管
理システムの物理的構成を示すブロック図である。
【図11】マスタテーブルのデータ構造を模式的に示す
図である。
【図12】集計テーブルのデータ構造を模式的に示す図
である。
【図13】メインプログラムの処理を表すフローチャー
トである。
【図14】メインプログラムの処理により表示部に表示
される画像を模式的に示す図である。
【図15】レコードの選択表示、印刷及びランクの更新
の処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1、11、21 制御部 2、12、22 主記憶部 3、13、23 外部記憶部 4、24 入力部 5、25 表示部 14、28 ネットワーク接続部 26 印刷部 27 スキャナ 51 メインプログラム 52 抽出プログラム 53 集計プログラム 61 マスタテーブル 62 中間テーブル 63 抽出結果テーブル 64 集計テーブル
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月7日(1999.6.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】前記付加情報は、当該付加情報に対応付け
られている前記人物データを所定の基準に従って区分し
たランクを表すランク情報を含み、 前記出力部は、前記ランク情報に基づき、前記検索処理
部が索出した前記人物データの数を前記階層別且つラン
ク別に表す情報を作成して出力する手段を備える、 ことを特徴とする請求項に記載の関係情報提供装置。
【請求項】前記付加情報に基づいて、当該付加情報に
対応付けられた前記人物データのランクを決定し、決定
した前記ランクを表す前記ランク情報を当該付加情報に
加える手段を備える、 ことを特徴とする請求項に記載の関係情報提供装置。
【請求項】前記検索処理部は、前記人物データベース
部が記憶する前記人物データに、その人物データを前記
人物入力部が取得したものとしたときに自己が索出する
前記人物データの数を同一の前記階層に属するもの毎に
対応付けたものの一覧を表すリストを作成するリスト作
成手段を備え、 前記出力部は、前記リスト作成手段が作成した前記リス
トを外部に出力する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の関係情報
提供装置。
【請求項】前記リスト作成手段は、前記人物データベ
ース部が記憶する前記人物データに、その人物データを
前記人物入力部が取得したものとしたときに自己が索出
する前記人物データの数を同一の前記階層に属するもの
毎に対応付けたものを、前記人物データの数が多い順又
は少ない順に並べた一覧を表すリストを作成する手段を
備える、 ことを特徴とする請求項に記載の関係情報提供装置。
【請求項】前記階層の範囲を指定する範囲指定情報を
取得する範囲入力手段と、 前記範囲指定情報により指定される前記階層に属する前
記人物データ及び当該人物データに対応付けられている
前記付加情報を一覧表示する画像を出力する選択出力手
段と、を更に備える、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
の関係情報提供装置。
【請求項】前記選択出力手段は、 前記範囲指定情報により指定される前記階層に属する前
記人物データ及び当該人物データに対応付けられている
前記付加情報の一覧、及び当該人物データに対応付けら
れた記入欄を印刷する手段を備える、 ことを特徴とする請求項に記載の関係情報提供装置。
【請求項】前記記入欄に記載された情報を読み取り、
当該記入欄に対応付けられた前記人物データを特定する
読み取り手段と、 前記読み取り手段が読み取った前記情報に基づいて、当
該情報を読み取った前記読み取り手段が特定した前記人
物データのランクを決定し、決定した前記ランクを表す
ランク情報を、当該人物データに対応付けられた前記付
加情報に加える手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項に記載の関係情報提供装置。
【請求項】前記検索処理部は、 前記人物入力部が取得した情報により指定される人物を
表す前記人物データに対応付けられた前記紹介者データ
を前記人物データベース部より索出する手段と、 自己が索出した前記紹介者データが表す人物を表す前記
人物データに対応付けられた前記紹介者データを更に索
出する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載
の関係情報提供装置。
【請求項10】人物を表す人物データ、及び、当該人物
を紹介した人物を表す紹介者データを互いに対応付けて
記憶する人物データベース部と、 特定の人物を指定する情報を取得する人物入力部と、 前記人物入力部が取得した情報により指定される人物を
表す前記人物データに対応付けられた前記紹介者データ
を前記人物データベース部より索出する上流検索処理部
と、特定の人物と、当該人物を紹介した人物との距離を1と
し、特定の人物と、当該人物を紹介した人物を紹介した
人物との距離を2とし、以下同様に、介在する紹介者の
数が増加するに従って距離が増加するとし、前記人物入
力部が取得した情報により指定される人物と前記検索処
理部が索出した人物データが示す人物との間の距離が同
一である人物データ同士は互いに同一の階層に属する者
を表す、とした場合に、 前記上流検索処理部が索出した
前記人物データのうち各々の階層に属する前記人物デー
タの数を出力する出力部と、 からなる関係情報提供装置であって、 前記上流検索処理部は、自己が索出した前記紹介者デー
タが表す人物を表す前記人物データに対応付けられた前
記紹介者データを更に索出する手段を備える、ことを特
徴とする関係情報提供装置。
【請求項11】主従関係を有する複数のデータを互いに
対応付けて記憶するデータベース部と、 各前記データの一方を指定する情報を取得する入力部
と、 前記入力部が取得した情報により指定される前記データ
に対応付けられた前記データを前記データベース部より
索出する検索処理部と、特定のデータ、当該データに従属するデータとの距離を
1とし、特定のデータと、当該データに従属するデータ
に従属するデータとの距離を2とし、以下同様に、介在
するデータの数が増加するに従って距離が増加すると
し、前記検索処理部が索出したデータのうち、前記入力
部が取得した情報により指定されるデータとの間の距離
が同一であるもの同士は互いに同一の階層に属する、と
した場合に、前記検索処理部が索出した前記データのう
ち各々の階層に属するものの数を出力する出力部と、 からなる関係情報提供装置であって、 前記検索処理部は、自己が索出した前記データに対応付
けられた前記データであって、自己が既に索出したもの
以外のものを、更に前記データベース部より索出する検
索手段を備える、 ことを特徴とする関係情報提供装置。
【請求項12】特定の人物を指定する情報を取得する人
物入力ステップと、複数の人物と、各人物を紹介した人物を表す紹介者デー
タを含む付加情報とを対応付けて記憶する人物データベ
ースより、前記人物入力部が取得した情報により指定さ
れる人物を表す紹介者データに対応付けられている人物
データを 索出する検索処理ステップと、特定の人物と、当該人物を紹介した人物との距離を1と
し、特定の人物と、当該人物を紹介した人物を紹介した
人物との距離を2とし、以下同様に、介在する紹介者の
数が増加するに従って距離が増加するとし、前記人物入
力ステップにより取得された情報により指定される人物
と前記検索処理ステップにより索出された人物データが
示す人物との間の距離が同一である人物データ同士は互
いに同一の階層に属する者を表す、とした場合に、前記
検索処理ステップで索出された前記人物データのうち各
々の階層に属する前記人物データの数を出力する出力ス
テップと、 を含む関係情報提供方法であって、 前記検索処理ステップは、索出された前記人物データが
表す人物を表す前記紹介者データに対応付けられた前記
人物データを更に索出する検索ステップを備える、 ことを特徴とする関係情報提供方法。
【請求項13】コンピュータを、複数の人物と、各 人物を紹介した人物を表す紹介者デー
タを含む付加情報とを対応付けて記憶する人物データベ
ース部、 特定の人物を指定する情報を取得する人物入力部、 前記人物入力部が取得した情報により指定される人物を
表す前記紹介者データに対応付けられている人物データ
を前記人物データベース部より索出する検索処理部、特定の人物と、当該人物を紹介した人物との距離を1と
し、特定の人物と、当該人物を紹介した人物を紹介した
人物との距離を2とし、以下同様に、介在する紹介者の
数が増加するに従って距離が増加するとし、前記人物入
力部が取得した情報により指定される人物と前記検索処
理部が索出した人物データが示す人物との間の距離が同
一である人物データ同士は互いに同一の階層に属する者
を表す、とした場合に、前記検索処理部が索出した前記
人物データのうち各々の階層に属する前記人物データの
数を出力する出力部、 として機能させ、 前記検索処理部を、索出した人物データが表している人
物を表わしている紹介者データに対応付けられている人
物データを前記人物データベース部から更に索出する検
索手段として機能させる、 ためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り
可能な記録媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる関係情報提供装置
は、特定の人物と、当該人物を紹介した人物との距離を
1とし、特定の人物と、当該人物を紹介した人物を紹介
した人物との距離を2とし、以下同様に、介在する紹介
者の数が増加するに従って距離が増加するとし、前記人
物入力部が取得した情報により指定される人物と前記検
索処理部が索出した人物データが示す人物との間の距離
が同一である人物データ同士は互いに同一の階層に属す
る者を表す、とした場合に、前記検索処理部が索出した
前記人物データのうち各々の階層に属する前記人物デー
タの数を出力する出力部と、を備え、前記検索処理部
は、索出した人物データが表している人物を表わしてい
る紹介者データに対応付けられている人物データを前記
人物データベース部から更に索出する検索手段を備え
る、ことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】この関係情報提供装置によれば、人物入力
部によりある人物が特定されると、検索処理部によりこ
の人物により紹介された人物が索出される。さらに、検
索手段により、索出された人物により紹介された人物が
さらに索出される。このようにして、特定の第1の人物
が直接に紹介した第2の人物に限らず、当該第2の人物
が紹介した第3の人物、更に当該第3の人物が紹介した
第4の人物、等の情報が、指定された特定の人物により
間接的に紹介された者の情報として索出される。索出さ
れた前記人物データの数は、特定された当該人物との関
係の直接性の強さを表す階層毎に集計された上で出力さ
れる。出力される集計結果は、人物入力部により特定さ
れた人物の人脈連鎖の態様ないし当該人物が有する人脈
の強度を表す。従って、このような関係情報提供装置に
よれば、広範で、直接的なもののみならず間接的なもの
も含む人的関係が精密に評価された上で、この人的関係
を表す情報が効率的に提供される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】前記付加情報は、当該付加情報に対応付け
られている前記人物データを所定の基準に従って区分し
たランクを表すランク情報を含んでいてもよい。この場
合、前記出力部は、前記ランク情報に基づき、前記検索
処理部が索出した前記人物データの数を前記階層別且つ
ランク別に表す情報を作成して出力する手段を備えるも
のであってもよい。これにより、例えば、索出された各
人物を利用した場合の営業活動や選挙活動等の目的達成
の可能性の大小等の任意の基準に従って設定された各人
物のランクを表す情報も、効率的に提供される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】前記関係情報提供装置は、前記付加情報に
基づいて、当該付加情報に対応付けられた前記人物デー
タのランクを決定し、決定した前記ランクを表す前記ラ
ンク情報を当該付加情報に加える手段を備えるものであ
ってもよい。これにより、ランクは自動的に決定され、
ユーザは各人物のランクを自ら設定する必要がなくなる
ので、情報の提供を受けるために必要な操作が省略され
る結果、情報の取得が更に効率的になる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】前記検索処理部は、前記人物データベース
部が記憶する前記人物データに、その人物データを前記
人物入力部が取得したものとしたときに自己が索出する
前記人物データの数を同一の前記階層に属するもの毎に
対応付けたものの一覧を表すリストを作成するリスト作
成手段を備え、前記出力部は、前記リスト作成手段が作
成した前記リストを外部に出力する手段を備えるもので
あってもよい。これにより、ユーザは、各人物が紹介し
た者の数を一覧できる情報を効率的に取得する。従っ
て、各人物の人脈の強弱の判断が迅速に行われる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】前記リスト作成手段は、前記人物データベ
ース部が記憶する前記人物データに、その人物データを
前記人物入力部が取得したものとしたときに自己が索出
する前記人物データの数を同一の前記階層に属するもの
毎に対応付けたものを、前記人物データの数が多い順又
は少ない順に並べた一覧を表すリストを作成する手段を
備えるものとすれば、ユーザにより、各人物の人脈の強
弱の判断が更に迅速に行われる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】前記階層の範囲を指定する範囲指定情報を
取得する範囲入力手段と、前記範囲指定情報により指定
される前記階層に属する前記人物データ及び当該人物デ
ータに対応付けられている前記付加情報を一覧表示する
画像を出力する選択出力手段と、を備えるものであって
もよい。これにより、階層毎の人物の個別情報が提供さ
れるので、目的達成のために営業活動や選挙活動等の対
象とすべき人物が容易に絞り込まれ、目的達成のための
活動がより効率的になる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】前記選択出力手段は、前記範囲指定情報に
より指定される前記階層に属する前記人物データ及び当
該人物データに対応付けられている前記付加情報の一
覧、及び当該人物データに対応付けられた記入欄を印刷
する手段を備えるものであってもよい。これにより、階
層毎の人物の個別情報が、携帯可能で、しかも活動の成
果等の所定の事項を記入して集約することが可能な形で
提供される。従って、目的達成のための活動は更に効率
的になる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】前記情報提供装置は、前記記入欄に記載さ
れた情報を読み取り、当該記入欄に対応付けられた前記
人物データを特定する読み取り手段と、前記読み取り手
段が読み取った前記情報に基づいて、当該情報を読み取
った前記読み取り手段が特定した前記人物データのラン
クを決定し、決定した前記ランクを表すランク情報を、
当該人物データに対応付けられた前記付加情報に加える
手段と、を備えるものとすれば、記入欄に記入した集約
された情報がランクの決定に反映されるので、活動の成
果に基づいて、より妥当性のあるランクの決定が自動的
になされる。従って、目的達成のための活動は更に効率
的になる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】前記検索処理部は、前記人物入力部が取得
した情報により指定される人物を表す前記人物データに
対応付けられた前記紹介者データを前記人物データベー
ス部より索出する手段と自己が索出した前記紹介者デ
ータが表す人物を表す前記人物データに対応付けられた
前記紹介者データを更に索出する手段と、を備えるもの
であってもよい。これにより、特定の第1の人物を直接
に紹介した第2の人物に限らず、当該第2の人物を紹介
した第3の人物、更に当該第3の人物を紹介した第4の
人物、等の情報が、指定された特定の人物を間接的に紹
介した者の情報として索出される。そして、索出された
者の階層別の数も明らかとなる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、この発明の第2の観点にかかる関係
情報提供装置は、人物を表す人物データ、及び、当該人
物を紹介した人物を表す紹介者データを互いに対応付け
て記憶する人物データベース部と、特定の人物を指定す
る情報を取得する人物入力部と、前記人物入力部が取得
した情報により指定される人物を表す前記人物データに
対応付けられた前記紹介者データを前記人物データベー
ス部より索出する上流検索処理部と、特定の人物と、当
該人物を紹介した人物との距離を1とし、特定の人物
と、当該人物を紹介した人物を紹介した人物との距離を
2とし、以下同様に、介在する紹介者の数が増加するに
従って距離が増加するとし、前記人物入力部が取得した
情報により指定される人物と前記検索処理部が索出した
人物データが示す人物との間の距離が同一である人物デ
ータ同士は互いに同一の階層に属する者を表す、とした
場合に、前記上流検索処理部が索出した前記人物データ
のうち各々の階層に属する前記人物データの数を出力す
る出力部と、からなる関係情報提供装置であって、前記
上流検索処理部は、自己が索出した前記紹介者データが
表す人物を表す前記人物データに対応付けられた前記紹
介者データを更に索出する手段を備える、ことを特徴と
する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】このような関係情報提供装置によれば、特
定の第1の人物を直接に紹介した第2の人物に限らず、
当該第2の人物を紹介した第3の人物、更に当該第3の
人物を紹介した第4の人物、等の情報が、指定された特
定の人物を間接的に紹介した者の情報として索出され
る。そして、索出された者の階層別の数も明らかとな
る。従って、このような関係情報提供装置によれば、広
範で、直接的なもののみならず間接的なものも含む人的
関係が精密に評価された上で、この人的関係を表す情報
が効率的に提供される。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、この発明の第3の観点にかかる関係
情報提供装置は、主従関係を有する複数のデータを互い
に対応付けて記憶するデータベース部と、各前記データ
の一方を指定する情報を取得する入力部と、前記入力部
が取得した情報により指定される前記データに対応付け
られた前記データを前記データベース部より索出する検
索処理部と、特定のデータ、当該データに従属するデー
タとの距離を1とし、特定のデータと、当該データに従
属するデータに従属するデータとの距離を2とし、以下
同様に、介在するデータの数が増加するに従って距離が
増加するとし、前記検索処理部が索出したデータのう
ち、前記入力部が取得した情報により指定されるデータ
との間の距離が同一であるもの同士は互いに同一の階層
に属する、とした場合に、前記検索処理部が索出した前
記データのうち各々の階層に属するものの数を出力する
出力部と、からなる関係情報提供装置であって、前記検
索処理部は、自己が索出した前記データに対応付けられ
た前記データであって、自己が既に索出したもの以外の
ものを、更に前記データベース部より索出する検索手段
を備える、ことを特徴とする。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】このような関係情報提供装置によれば、特
定の第1のデータに従属する第2のデータ、当該第2の
データに従属する第3のデータ、等のデータや、特定の
第4のデータが従属する第5のデータ、当該第5のデー
タが従属する第6のデータ、等のデータが、指定された
データと間接的に対応付けられたデータとして索出され
る。そして、索出されたデータの階層別の数も明らかと
なる。従って、このような関係情報提供装置によれば、
広範で、直接的なもののみならず間接的なものも含む人
的関係など、複数のデータ相互の関係が精密に評価され
た上で、この関係を表す情報が効率的に提供される。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、この発明の第4の観点にかかる関係
情報提供方法は、特定の人物を指定する情報を取得する
人物入力ステップと、複数の人物と、各人物を紹介した
人物を表す紹介者データを含む付加情報とを対応付けて
記憶する人物データベースより、前記人物入力部が取得
した情報により指定される人物を表す紹介者データに対
応付けられている人物データを索出する検索処理ステッ
プと、特定の人物と、当該人物を紹介した人物との距離
を1とし、特定の人物と、当該人物を紹介した人物を紹
介した人物との距離を2とし、以下同様に、介在する紹
介者の数が増加するに従って距離が増加するとし、前記
人物入力ステップにより取得された情報により指定され
る人物と前記検索処理ステップにより索出された人物デ
ータが示す人物との間の距離が同一である人物データ同
士は互いに同一の階層に属する者を表す、とした場合
に、前記検索処理ステップで索出された前記人物データ
のうち各々の階層に属する前記人物データの数を出力す
る出力ステップと、を含む関係情報提供方法であって、
前記検索処理ステップは、索出された前記人物データが
表す人物を表す前記紹介者データに対応付けられた前記
人物データを更に索出する検索ステップを備える、こと
を特徴とする。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】このような関係情報提供方法によれば、特
定の第1の人物が直接に紹介した第2の人物に限らず、
当該第2の人物が紹介した第3の人物、更に当該第3の
人物が紹介した第4の人物、等の情報が、指定された特
定の人物により間接的に紹介された者の情報として索出
される。そして、前記検索処理ステップが索出した前記
人物データの階層別の数も明らかとなる。従って、この
ような関係情報提供方法によれば、広範で、直接的なも
ののみならず間接的なものも含む人的関係が精密に評価
された上で、この人的関係を表す情報が効率的に提供さ
れる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、この発明の第5の観点にかかるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、
複数の人物と、各人物を紹介した人物を表す紹介者デー
タを含む付加情報とを対応付けて記憶する人物データベ
ース部、特定の人物を指定する情報を取得する人物入力
部、前記人物入力部が取得した情報により指定される人
物を表す前記紹介者データに対応付けられている人物デ
ータを前記人物データベース部より索出する検索処理
部、特定の人物と、当該人物を紹介した人物との距離を
1とし、特定の人物と、当該人物を紹介した人物を紹介
した人物との距離を2とし、以下同様に、介在する紹介
者の数が増加するに従って距離が増加するとし、前記人
物入力部が取得した情報により指定される人物と前記検
索処理部が索出した人物データが示す人物との間の距離
が同一である人物データ同士は互いに同一の階層に属す
る者を表す、とした場合に、前記検索処理部が索出した
前記人物データのうち各々の階層に属する前記人物デー
タの数を出力する出力部、として機能させ、前記検索処
理部を、索出した人物データが表している人物を表わし
ている紹介者データに対応付けられている人物データを
前記人物データベース部から更に索出する検索手段とし
て機能させる、ためのプログラムを記録していることを
特徴とする。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】このような記録媒体に記録されているプロ
グラムを実行するコンピュータは、特定の第1の人物が
直接に紹介した第2の人物に限らず、当該第2の人物が
紹介した第3の人物、更に当該第3の人物が紹介した第
4の人物、等の情報を、指定された特定の人物により間
接的に紹介された者の情報として索出する。そして、索
出した前記人物データの階層別の数を明らかにする
って、広範で、直接的なもののみならず間接的なものも
含む人的関係が精密に評価された上で、この人的関係を
表す情報が効率的に提供される。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【提出日】平成11年11月19日(1999.11.
19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0143
【補正方法】削除

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の人物と、各人物を紹介した人物を表
    す紹介者データを含む付加情報とを対応付けて記憶する
    人物データベース部と、 特定の人物を指定する情報を取得する人物入力部と、 前記人物入力部が取得した情報により指定される人物を
    表す紹介者データに対応付けられている人物データを前
    記人物データベース部より索出する検索処理部と、 前記検索処理部が索出した前記人物データの総数を出力
    する出力部と、 を備え、 前記検索処理部は、索出した人物データが表している人
    物を表わしている紹介者データに対応付けられている人
    物データを前記人物データベース部から更に索出する検
    索手段を備える、 ことを特徴とする関係情報提供装置。
  2. 【請求項2】前記検索処理部が索出した前記人物データ
    の総数を出力する出力部を更に備えることを特徴とする
    請求項1に記載の関係情報提供装置。
  3. 【請求項3】前記出力部は、前記検索処理部が索出した
    前記人物データ及び当該人物データに対応付けられてい
    る前記付加情報の少なくとも一部を出力する手段を備え
    る、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の関係情報提供
    装置。
  4. 【請求項4】特定の人物と、当該人物を紹介した人物と
    の距離を1とし、特定の人物と、当該人物を紹介した人
    物を紹介した人物との距離を2とし、以下同様に、介在
    する紹介者の数が増加するに従って距離が増加すると
    し、 前記人物入力部が取得した情報により指定される人物
    と、前記検索処理部が索出した人物データが示す人物と
    の間の距離が同一である人物データ同士が互いに同一の
    階層に属する者を表すとした場合に、 各階層に属する前記人物データの数を出力する手段を更
    に備える、ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載
    の関係情報提供装置。
  5. 【請求項5】前記付加情報は、当該付加情報に対応付け
    られている前記人物データを所定の基準に従って区分し
    たランクを表すランク情報を含み、 前記出力部は、前記ランク情報に基づき、前記検索処理
    部が索出した前記人物データの数をランク毎に表す情報
    を作成して出力する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の関係
    情報提供装置。
  6. 【請求項6】前記付加情報に基づいて、当該付加情報に
    対応付けられた前記人物データのランクを決定し、決定
    した前記ランクを表す前記ランク情報を当該付加情報に
    加える手段を備える、 ことを特徴とする請求項5に記載の関係情報提供装置。
  7. 【請求項7】前記検索処理部は、前記人物データベース
    部が記憶する前記人物データに、その人物データを前記
    人物入力部が取得したものとしたときに自己が索出する
    前記人物データの数を対応付けたものの一覧を表すリス
    トを作成するリスト作成手段を備え、 前記出力部は、前記リスト作成手段が作成した前記リス
    トを外部に出力する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載
    の関係情報提供装置。
  8. 【請求項8】前記リスト作成手段は、前記人物データベ
    ース部が記憶する前記人物データに、その人物データを
    前記人物入力部が取得したものとしたときに自己が索出
    する前記人物データの数を対応付けたものを、当該数が
    多い順又は少ない順に並べた一覧を表すリストを作成す
    る手段を備える、 ことを特徴とする請求項7に記載の関係情報提供装置。
  9. 【請求項9】前記階層の範囲を指定する範囲指定情報を
    取得する範囲入力手段と、 前記範囲指定情報により指定される前記階層に属する前
    記人物データ及び当該人物データに対応付けられている
    前記付加情報を一覧表示する画像を出力する選択出力手
    段と、を更に備える、 ことを特徴とする請求項4乃至8に記載の関係情報提供
    装置。
  10. 【請求項10】前記選択出力手段は、 前記範囲指定情報により指定される前記階層に属する前
    記人物データ及び当該人物データに対応付けられている
    前記付加情報の一覧、及び当該人物データに対応付けら
    れた記入欄を印刷する手段を備える、 ことを特徴とする請求項9に記載の関係情報提供装置。
  11. 【請求項11】前記記入欄に記載された情報を読み取
    り、当該記入欄に対応付けられた前記人物データを特定
    する読み取り手段と、前記読み取り手段が読み取った前
    記情報に基づいて、当該情報を読み取った前 記読み取り手段が特定した前記人物データのランクを決
    定し、決定した前記ランクを表すランク情報を、当該人
    物データに対応付けられた前記付加情報に加える手段
    と、を備える、 ことを特徴とする請求項10に記載の関係情報提供装
    置。
  12. 【請求項12】前記検索処理部は、 前記人物入力部が取得した情報により指定される人物を
    表す前記人物データに対応付けられた前記紹介者データ
    を前記人物データベース部より索出する手段と、 自己が索出した前記紹介者データが表す人物を表す前記
    人物データに対応付けられた前記紹介者データを更に索
    出する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記
    載の関係情報提供装置。
  13. 【請求項13】人物を表す人物データ、及び、当該人物
    を紹介した人物を表す紹介者データを互いに対応付けて
    記憶する人物データベース部と、 特定の人物を指定する情報を取得する人物入力部と、 前記人物入力部が取得した情報により指定される人物を
    表す前記人物データに対応付けられた前記紹介者データ
    を前記人物データベース部より索出する上流検索処理部
    と、 前記上流検索処理部が索出した前記人物データの総数を
    表す情報を外部に出力する出力部と、 からなる関係情報提供装置であって、 前記上流検索処理部は、自己が索出した前記紹介者デー
    タが表す人物を表す前記人物データに対応付けられた前
    記紹介者データを更に索出する手段を備える、 ことを特徴とする関係情報提供装置。
  14. 【請求項14】主従関係を有する複数のデータを互いに
    対応付けて記憶するデータベース部と、 各前記データの一方を指定する情報を取得する入力部
    と、 前記入力部が取得した情報により指定される前記データ
    に対応付けられた前記データを前記データベース部より
    索出する検索処理部と、 からなる関係情報提供装置であって、 前記検索処理部は、自己が索出した前記データに対応付
    けられた前記データであって、自己が既に索出したもの
    以外のものを、更に前記データベース部より索出する検
    索手段を備える、 ことを特徴とする関係情報提供装置。
  15. 【請求項15】人物を表す人物データを記憶し、前記人
    物データが表す人物を紹介した人物を表す紹介者データ
    を含む付加情報を当該人物データに対応付けて記憶する
    人物データベースステップと、 特定の人物を指定する情報を取得する人物入力ステップ
    と、 前記人物入力ステップが取得した情報により指定される
    人物を表す前記紹介者データに対応付けられた前記人物
    データを前記人物データベースステップより索出する検
    索処理ステップと、 からなる関係情報提供方法であって、 前記検索処理ステップは、自己が索出した前記人物デー
    タが表す人物を表す前記紹介者データに対応付けられた
    前記人物データを更に索出する検索ステップを備える、 ことを特徴とする関係情報提供方法。
  16. 【請求項16】コンピュータを、 人物を表す人物データを記憶し、前記人物データが表す
    人物を紹介した人物を表す紹介者データを含む付加情報
    を当該人物データに対応付けて記憶する人物データベー
    ス部、 特定の人物を指定する情報を取得する人物入力部、 前記人物入力部が取得した情報により指定される人物を
    表す前記紹介者データに対応付けられた前記人物データ
    を前記人物データベース部より索出する検索処理部、 として機能させ、 前記検索処理部を、自己が索出した前記人物データが表
    す人物を表す前記紹介者データに対応付けられた前記人
    物データを更に索出する検索手段として機能させる、 ためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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