JP3763981B2 - 遠隔端末画面表示システム、画像受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークを介して接続された複数の端末装置に表示される画面を、特定の装置の画面上に順次表示する遠隔端末画面表示システム、そのシステムで画面表示に用いる画像受信装置及びコンピュータを画像受信装置として機能させるための画像受信プログラムを記録した記録媒体に関し、特に講師および生徒の端末画面を双方向に転送しあい、相手の端末操作を自分の端末に表示する事によって講義を支援するのに有用な遠隔端末画面表示システム、画像受信装置及び画像受信プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠隔教育支援システムでは、講師側のコンピュータと生徒側のコンピュータをネットワークで接続し、それぞれの表示画面の情報を互いに転送しあうことで、相手の表示画面の内容を見ることができる。例えば、講師側からは、講義に必要な資料の画面などを生徒に送ることができ、生徒側からは、講師から出された課題の進捗状況を講師へ送ることができる。このような遠隔教育支援システムを用いれば、遠隔地に住んでいる多数の生徒に対して、1人の講師が講義を行うことができる。
【0003】
ただし、多数の生徒に対して同時に講義を行う場合には、講師は、生徒の進捗状況を絶えず確認する必要がある。このような場合、従来は実際に生徒に問い合わせるか、若しくは全生徒の画面を順次講師側で受信し、その画面を見ることでどの生徒が問題なく進み、どの生徒が問題を抱えているのかを判断していた。
【0004】
全生徒の画面を受信するには、講師側のコンピュータに表示される生徒の画面が一定間隔で切り換わるようにしておくか、講師が手動で生徒端末の画面を受信していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンピュータの画面に全生徒端末の画面が一定間隔で表示されたのでは、進捗状況に注意を払うべき生徒の画面を講師が確認できる時間が少なくなってしまう。すなわち、講師が確認したいのは問題を抱えている生徒など、一部の生徒の画面である。したがって、何ら問題を抱えていない生徒の画面と、問題を抱えた生徒の画面とが同じ時間だけ講師側のコンピュータに表示されるのは、講師が生徒を指導する上で非効率的である。
【0006】
本発明はこのような点に鑑みなされたものであり、生徒側の作業の進捗状況に応じて、生徒の画面を講師側の画面に表示する時間を変更することのできる遠隔端末画面表示システムを提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明の他の目的は、生徒側の作業の進捗状況に応じて、生徒側から送られてくる画面の表示時間を変更することのできる画像受信装置を提供することである。
【0008】
また、本発明の別の目的は、生徒側の作業の進捗状況に応じて、生徒側から送られてくる画面の表示時間を変更するような処理をコンピュータに行わせることができる画像受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、ネットワークを介して接続された複数の端末装置に表示される画面を、特定の装置の画面上に順次表示する遠隔端末画面表示システムにおいて、自装置の利用状況に関する稼働状況情報を収集する稼働状況取得手段と、画面に表示している画像情報を取得する画像情報取得手段と、前記稼働状況取得手段の取得した前記稼働状況情報及び前記画像情報取得手段が取得した前記画像情報を、前記ネットワークを介して送信するデータ送信手段とを具備する複数の画像情報提供装置と、複数の前記画像情報提供装置から送信された稼働状況情報と画像情報とを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段の受け取った稼働状況情報に基づいて、前記画像情報提供装置から送られた画像情報の表示時間を決定する稼働状況判断手段と、前記画像情報提供装置毎に前記稼働状況判断手段が決定した表示時間間隔で、複数の前記画像情報提供装置から送られてくる画像情報を順次表示する画面切り替え手段と、を具備する画像受信装置と、を有することを特徴とする遠隔端末画面表示システムが提供される。
【0010】
このような遠隔端末画面表示システムによれば、複数の画像情報提供装置から、稼働状況情報と画像情報とが画像受信装置に送られてくる。画像受信装置では、稼働状況情報に基づいて各画像情報提供装置から送られてくる画像情報の表示時間が決定され、その表示時間にしたがって画像情報提供装置から送られる画像が、画像受信装置の画面に表示される。
【0011】
また、上記課題を解決するために、複数の画像情報提供装置からネットワークを介して送られてくる、前記画像情報提供装置の稼働状況を示す稼働状況情報と、前記画像情報提供装置の画面に表示されている画像情報とを受け取り、受け取った画像情報を表示する画像受信装置において、複数の前記画像情報提供装置から送信された稼働状況情報と画像情報とを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段の受け取った稼働状況情報に基づいて、前記画像情報提供装置から送られた画像情報の表示時間を決定する稼働状況判断手段と、前記画像情報提供装置毎に前記稼働状況判断手段が決定した表示時間間隔で、複数の前記画像情報提供装置から送られてくる画像情報を順次表示する画面切り替え手段と、を有することを特徴とする画像受信装置が提供される。
【0012】
このような画像受信装置によれば、稼働状況情報と画像情報とが複数の画像情報提供装置から送られてくると、稼働状況情報に基づいて各画像情報提供装置から送られてくる画像情報の表示時間が決定され、その表示時間にしたがって画像情報提供装置から送られる画像が画面に表示される。
【0013】
また、上記課題を解決するために、複数の画像情報提供装置からネットワークを介して送られてくる、前記画像情報提供装置の稼働状況を示す稼働状況情報と、前記画像情報提供装置の画面に表示されている画像情報とを受け取り、受け取った画像情報を表示するための画像受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、複数の前記画像情報提供装置から送信された稼働状況情報と画像情報とを受信するデータ受信手段、前記データ受信手段の受け取った稼働状況情報に基づいて、前記画像情報提供装置から送られた画像情報の表示時間を決定する稼働状況判断手段、前記画像情報提供装置毎に前記稼働状況判断手段が決定した表示時間間隔で、複数の前記画像情報提供装置から送られてくる画像情報を順次表示する画面切り替え手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする画像受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0014】
このような記録媒体に記録された画像受信プログラムをコンピュータに実行させれば、上記本発明に係る画像受信装置に必要な機能がコンピュータ上に構築される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の原理構成図である。本発明の遠隔端末画面表示システムは、複数の画像情報提供装置1と画像受信装置2とからなる。画像情報提供装置1と画像受信装置2とは、ネットワーク3で接続されている。
【0016】
画像情報提供装置1は、稼働状況取得手段1a、画像情報取得手段1b、及びデータ送信手段1cで構成される。稼働状況取得手段1aは、自端末装置の利用状況に関する稼働状況情報を収集する。収集した稼働状況情報は、データ送信手段1cに渡す。画像情報取得手段1bは、画面に表示している画像情報を取得する。取得した画像情報は、データ送信手段1cに渡す。データ送信手段1cは、受け取った稼働状況情報と画像情報とを、ネットワーク3を介して画像受信装置2に送信する。
【0017】
画像受信装置2は、データ受信手段2a、稼働状況判断手段2b、及び画面切り替え手段2cで構成される。データ受信手段2aは、複数の画像情報提供装置1から送信された稼働状況情報と画像情報とを受信する。稼働状況判断手段2bは、データ受信手段2aの受け取った稼働状況情報に基づいて、画像情報提供装置1から送られた画像情報の表示時間を決定する。画面切り替え手段2cは、画像情報提供装置1毎に稼働状況判断手段2bが決定した表示時間間隔で、複数の画像情報提供装置1から送られてくる画像情報を順次表示する。
【0018】
このような遠隔端末画面表示システムによれば、複数の画像情報提供装置1から、稼働状況情報と画像情報とが画像受信装置2に送られてくる。画像受信装置2では、稼働状況情報に基づいて各画像情報提供装置1から送られてくる画像情報の表示時間が決定され、その表示時間にしたがって画像情報提供装置1から送られる画像が、画像受信装置2の画面に表示される。
【0019】
これにより、画像受信装置2では、画像情報提供装置1の稼働状況に応じて、画面表示時間を変更することができる。その結果、画像受信装置2の使用者が特に見たいと願っている画面を長い時間表示し、あまり見る必要がないと考えている画面を短時間だけ表示することができる。したがって、効率よく、各画像情報提供装置1から提供された画像情報を確認することができる。
【0020】
このような遠隔端末画面表示システムは、遠隔地に住んでいる複数の生徒に対して講義を行う際に有効に利用できる。そこで、本発明を遠隔教育支援システムに適用した場合の実施の形態を、以下に説明する。
【0021】
図2は、遠隔教育支援システムの構成図である。遠隔教育支援システムは、複数の生徒端末10,10a,10bと1台の講師端末20とからなる。これらの端末装置は、ネットワーク30を介して接続されている。ネットワークとしては、例えばインターネットなどがある。
【0022】
図3は、生徒端末の内部構成を示すブロック図である。生徒端末10には、キーボード11aやマウス11b等の入力デバイスや表示装置12が接続されており、以下のような処理機能が構築されている。各処理機能は、生徒端末のCPU(Central Processing Unit) が所定のプログラムを実行することで構築されるものである。
【0023】
入力デバイス稼働状況取得手段13は、キーボード11aやマウス11bなどの入力デバイスからの入力信号を監視し、入力頻度に関する情報を取得する。具体的には、1秒間に何回のキー入力があったのかを計数する。入力デバイスとしてはキーボード11aとマウス11bとがあるが、それぞれの入力を個別に監視する。マウス11bからの入力に関しては、ボタンのクリック回数のみを監視し、ポインタの移動指令については監視しない。取得した入力デバイス稼働状況に関する情報は、1秒ごとにデータ送信手段17に送る。
【0024】
アプリケーション14は、講義で生徒が使用するアプリケーションプログラムを実行することによって構築される各種処理機能である。例えば、論文の講義であればワードプロセッサであり、CAD(Computer Aided Design) の講義であればCADソフトウェアである。また、プログラミングの講義であれば、エディタやコンパイラである。
【0025】
アプリケーション稼働状況取得手段15は、アプリケーション14の稼働状況に関する情報を取得する。本実施の形態では、アプリケーション14のCPU占有率に関する情報を1秒ごとに取得する。取得したアプリケーション稼働状況は、その都度データ送信手段17に送る。
【0026】
画像情報取得手段16は、アプリケーション14から表示装置12へ送られる画像情報を1秒ごとに取得し、データ送信手段17に送る。
データ送信手段17は、入力デバイス稼働状況取得手段13、アプリケーション稼働状況取得手段15、及び画像情報取得手段16より送られたてきた情報を、ネットワーク30を介して講師端末20に送る。
【0027】
図4は、講師端末の内部構成を示すブロック図である。端末装置20は、キーボード21、マウス22、及び表示装置23が接続されている。そして、以下のような処理機能が構築されている。各処理機能は、講師端末20のCPUが所定のプログラムを実行することで構築されるものである。
【0028】
データ受信手段24は、複数の生徒端末10,10a、10bから送られてきた情報を受信し、画面切り替え手段25に送る。
画面切り替え手段25は、データ受信手段24が受け取った情報のうち、生徒端末の稼働状況に関する情報を稼働状況判断手段26に送る。そして、稼働状況判断手段26より、画像を表示させるべき生徒端末の識別子が返されたら、その生徒端末から送られてきた画像情報を画像情報受信手段27に送る。
【0029】
稼働状況判断手段26は、画面切り替え手段25より送られてきた各生徒端末の稼働状況に関する情報に基づいて、稼働状況管理テーブルを生成する。稼働状況管理テーブルには、各生徒端末の稼働状況が管理されており、稼働状況に関する情報を受け取る度に、その内容が更新される。また、稼働状況判断手段26には、表示すべき生徒端末の画面の表示時間を決定するための切り替え条件が設定されており、その切り替え条件にしたがって稼働状況管理テーブルの内容を解析し、画面の内容を表示すべき生徒端末を特定する。画面表示する生徒端末の情報は、画面切り替え手段25に渡す。
【0030】
画像情報受信手段27は、画面切り替え手段25から送られてきた画像情報を受け取り、受信画像表示手段28に渡す。
受信画像表示手段28は、受け取った画像情報を表示装置23で表示可能なデータ形式に変換し、表示装置23の画面に表示する。
【0031】
以下に、稼働状況判断手段26が保持する各種データテーブルの内容について説明する。
図5は、切り替え時間管理テーブルを示す図である。切り替え時間管理テーブル26aは、どのような稼働状況の場合に、どの程度の切り替え時間で画像を標示するのかを設定したデータテーブルである。この例では、稼動状況の程度を低、中、高の3段階定量値で表している。この各段階において、切り替え時間を遅(20秒)、中(5秒)、速(1秒)の3段階で設定している。これは、講師端末の画面に表示されている生徒の稼動状況が「低」の場合は、画面切り替え手段25によって、15秒後に次の生徒の画面に切り替わることを意味している。
【0032】
ここで稼働状況が「高」の場合とは、生徒端末がフル稼動中であり、講師は心配していないので、早く次の生徒画面を見たい場合であると想定している。また、稼働状況が「中」の場合とは、生徒端末が稼動中であり、講師はあまり心配していないので、次の生徒画面を見たい場合であると想定している。さらに、稼働状況が「低」の場合とは、生徒端末の稼動状況が思わしくないので、講師が心配している場合、すなわち、じっくり生徒の端末操作を見たい場合であると想定している。
【0033】
なお、この切り替え時間管理テーブル26aの切り替え時間の値を変更することで、稼働状況が「高」である生徒の画面を長い時間表示させることも可能である。例えば、生徒に作文を書かせている場合、稼働状況の高い生徒の画面には、長い文章が書き込まれている。すると、講師がその内容を読むのにも時間がかかるため、表示時間を長くする必要がある。
【0034】
図6は、稼働状況管理テーブルの内容を示す図である。稼働状況判断基準テーブル26bには、稼働状況の判断対象となる情報を個別に判断する際の判断基準が設定されている。この例では、稼働状況の判断対象として、マウスのクリック状況、キーボードの入力状況、アプリケーションの稼働状況、及び画面の変化状況がある。
【0035】
マウスクリックの状況については、1秒間に2回以上の入力があれば、稼働状況「高」、1回であれば稼働状況「中」、1回未満であれば稼働状況「低」である。
【0036】
キーボードの入力状況については、1秒間に2回以上のキー入力があれば、稼働状況「高」、1回であれば稼働状況「中」、1回未満であれば稼働状況「低」である。
【0037】
アプリケーションの稼働状況については、1秒間のCPU占有率が60%以上であれば稼働状況「高」であり、40%以上、60%未満であれば稼働状況「中」であり、40%未満であれば稼働状況「低」である。
【0038】
画面の変化状況に関しては、1秒間の画面の変化量が100バイト以上であれば稼働状況「高」であり、50バイト以上、100バイト未満であれば稼働状況「中」であり、50バイト未満であれば稼働状況「低」である。
【0039】
以上のようにな判断基準にしたがって、稼働状況判断手段26が個別の情報による稼働状況の判断を行う。どの項目を稼働状況の判断基準に採用するのかは、講師が任意に設定できる。このとき、複数の項目を判断基準として設定してもよい。その場合、複合的な稼働状況判断が行われる。複合的な判断を行うために、選択した項目に関しては、AND条件として適用するのか、若しくはOR条件として適用するのかを指定する。
【0040】
AND条件が指定されている場合、ANDで指定された項目の中の最も低い稼働状況が、生徒端末の稼働状況として採用される。すなわち、生徒端末の稼働状況が「高」と判断された場合には、ANDで指定された項目の稼働状況は、全て「高」である。また、生徒端末の稼働状況が「中」と判断された場合には、ANDで指定された項目の稼働状況は、必ず「高」、「中」のいずれかである。さらに、生徒端末の稼働状況が「低」と判断された場合には、ANDで指定された項目のいずれかの稼働状況が「低」である。
【0041】
OR条件が指定されている場合、ORで指定された項目の中の最も高い稼働状況が、生徒端末の稼働状況として採用される。すなわち、生徒端末の稼働状況が「高」と判断された場合には、ORで指定された項目のいずれかの稼働状況が「高」である。また、生徒端末の稼働状況が「中」と判断された場合には、ORで指定された項目のいずれかの稼働状況が「中」であり、他の稼働状況は「低」である。さらに、生徒端末の稼働状況が「低」と判断された場合には、ORで指定された項目の全ての稼働状況が「低」である。
【0042】
AND条件とOR条件とが混在する場合には、ANDが指定された項目全体での稼働状況を判断し、AND全体の稼働状況と、ORが指定された各項目の稼働状況とを用いて、OR条件にしたがった判断を行う。
【0043】
これらの項目毎の判断条件は、複合状況判断基準テーブルとして稼働状況判断手段26に保持される。
図7は、複合状況判断基準テーブルの例を示す図である。複合状況判断基準テーブル26cには、各判断対象の項目に対して、選択の有無、条件の種別、及び判断対象となるアプリケーション名が設定されている。「選択」の欄に「○」が設定されていればその項目が選択されており、「×」が設定されていればその項目は選択されていない。「条件」の欄に「AND」が設定されていればAND条件であり、「OR」が設定されていればOR条件である。「アプリケーション名」の欄は、アプリケーション状況に対してのみ設定され、稼働状況判断対象となるアプリケーションの名称が設定される。
【0044】
この例では、キーボード状況、アプリケーション状況、及び画面変化状況が選択されている。そのうち、キーボード状況とアプリケーション状況とはAND条件であり、画面変化状況はOR条件である。このような場合、生徒端末の稼働状況を判断する際には、まずキーボード状況とアプリケーション状況とのAND条件に基づく判断を行う。そして、AND条件の判断結果と画面変化状況とのOR条件に基づく判断を行う。例えば、ある生徒端末からの受信データが、キーボード状況が「低」、アプリケーション状況が「高」、画面変化状況が「中」の場合、AND状況の判断においては、キーボード状況が「低」であるため稼働状況は「低」と判断される。そして、AND条件の判断結果である「低」と画面変化状況の「中」との間のOR条件の判断が行われ、高い方の値、すなわち「中」が生徒端末の稼働状況となる。
【0045】
なお、上記の判断を行うために、稼働状況判断手段26では、生徒端末からの受信データを管理するための受信データ管理テーブルが設けられている。
図8は、受信データ管理テーブルの例を示す図である。受信データ管理テーブル26dには、各生徒端末から受信したデータが、生徒に対して付与された識別番号に対応付けて格納されている。この受信データ管理テーブル26dに格納されている値は、生徒端末から最新のデータが送られてくる度に更新される。
【0046】
以上のような構成の遠隔教育支援システムにおいて、次のような処理が行われる。なお、切り替え時間管理テーブル26aには、図5に示した通りの切り替え時間が設定されているものとする。また、複合状況判断基準テーブル26cには、図7に示した判断条件が設定されているものとする。
【0047】
このような状態で、講師が、講師端末20において生徒の進捗状況を覗き見るモードに設定する。以後、このモードをスキャンモードとする。スキャンモードに設定された旨の情報は、各生徒端末10,10a,10bに送られる。このとき、複合状況判断基準テーブル26cにおいて、アプリケーション状況の対象として設定されているアプリケーション名も、同時に通知される。
【0048】
スキャンモードになった旨の通知を受けた生徒端末10では、入力デバイス稼働状況取得手段13、アプリケーション稼働状況取得手段15、及び画像情報取得手段16が、稼働状況に関するデータを取得する。入力デバイス稼働状況取得手段13は、キーボード11aのキーが押された回数と、マウス11bのボタンがクリックされた回数とを1秒ごとに取得し、データ送信手段17に渡す。アプリケーション稼働状況取得手段15は、アプリケーション状況の対象として指定されたアプリケーションの稼働状況を監視する。具体的には、そのアプリケーションの実行プロセスの状態(ステートメント)を監視する。
【0049】
図9は、アプリケーションの稼働状況の例を示す図である。アプリケーションの状態には、「アイドル(IDLE)」、「ラン(RUN) 」、「サスペンド(SUSPEND) 」がある。「アイドル」は、そのアプリケーションがアクティブ(キーボード11aやマウス11bからの入力を受け付ける状態)になっているが、実際の処理を行っていない状態である。「ラン」は、そのアプリケーションが何らの処理を実行しており、生徒端末のCPUを占有している状態である。「サスペンド」は、そのアプリケーションの処理が抑止された状態である。
【0050】
アプリケーション稼働状況取得手段15は、対象となるアプリケーションの「ラン」の時間を1秒ごとに測定し、その値を単位時間ないの占有率で表す。図9の例では、「ラン」の時間は0.5秒であるため、単位時間(1秒)の占有率は50%である。したがって、「50%」という値が、アプリケーション稼働状況取得手段15からデータ送信手段17に送られる。
【0051】
画像情報取得手段16は、対象となっているアプリケーションの画像情報を取得し、データ送信手段17に送る。データ送信手段17は、入力デバイス稼働状況取得手段13、アプリケーション稼働状況取得手段15、及び画像情報取得手段16のそれぞれから送られたデータを、講師端末20に送信する。
【0052】
各生徒端末から送られてくるデータは、講師端末20のデータ受信手段24で受け取られ、稼働状況判断手段26に渡される。稼働状況判断手段26では、受信したデータに基づいて、受信データ管理テーブル26dの内容を更新する。この際、画像情報に関しては、前回受信した画像情報との変化量を求め、変化した情報量の値を画像情報として登録する。
【0053】
図10は、画像情報の変化状況を示す図である。この図では、最初に送られてきたベース画面41の左上に、小さい文字で「算数」と描かれている。次に送られてきた第1画面42では、算数の文字が拡大され、アンダーラインが引かれ、さらに字体がイタリックになっている。このような変化によって、30バイト分のデータが更新された。次に、送られてきた第2画面43では、算数の文字がさらに拡大されていると共に、描画位置が左下になっている。描画位置が変わると、元の位置を全て白く塗りつぶし、新たな位置に黒の字体を描画する必要があり、更新されるデータ量が多くなる。そのため、第2画面43では100バイト分のデータが更新されている。
【0054】
このような画像情報の変化分が生徒端末毎に計算され、受信データ管理テーブル26dの画像情報の欄の値が更新される。
稼働状況判断手段26は、受信データ管理テーブル26dの内容の更新と同時に、以下のような稼働状況判断処理を実行する。
【0055】
図11は、稼働状況判断処理手順を示すフローチャートである。この処理は、スキャンモードの設定が行われた際に開始される処理であり、すべて稼働状況判断手段26によって実行される。
[S1]次の順番の生徒端末から送られた稼働状況情報を、受信データ管理テーブル26dから抽出する。なお、この例では、生徒端末の画面表示の順番は、予め定められた順番であるものとする。例えば、名簿順などである。
[S2]抽出した稼働状況情報に関し、稼働状況判断基準テーブル26bに基づいて判断対象項目別の稼働状況を判断する。
[S3]複合状況判断基準テーブル26cに基づいて複合的な稼働状況の判断を行い、切り替え時間管理テーブル26aにより画面表示時間を決定する。
[S4]画面表示時間が経過したか否かを判断する。画面表示時間が経過したのであればステップS5に進み、そうでなければこのステップS4を繰り返し実行する。
[S5]スキャンモードの解除指令があったか否かを判断する。解除指令があれば処理を終了し、そうでなければステップS6に進む。
[S6]画面切り替え手段25に対して、次の生徒端末の画面を表示するように、画面切り替え要求を発行する。その後、ステップS1に進む。
【0056】
次に、上記処理について具体例を用いて説明する。
例えば、受信データ管理テーブル26d内の「生徒#1」の値が、図8に示し通りの値であると、個別の稼働状況は全て3段階中の「低」であると判断される。すると、各稼働状況を複合的に判断した場合にも、判断結果は「低」である。そこで、「生徒#1」から送られてくる画像情報は、20秒間だけ講師端末20の画面に表示される。20秒が経過したら、次の生徒「生徒#2」のスキャンが行われる。
【0057】
このとき、受信データ管理テーブル26d内の「生徒#2」の値が図8に示すように、クリック状況「2回」、キーボード入力状況「2回」、アプリケーション稼働状況「60%」、画像情報「150バイト」であると、全ての対象に関して、3段階中の「高」であると判断される。すると、個別の稼働状況を複合的に判断した場合の判断結果は、「高」となる。したがって、「生徒#2」の画面を1秒間だけ受信したら、受信切り替え手段25に対して、次の生徒の画面を受信するための切り替え要求を発行する。
【0058】
このようにして、生徒の作業の進み具合に応じて、講師端末に表示させる生徒端末の画面の表示時間を変更することができる。その結果、じっくり見たい生徒の画面を長い時間見ることができるとともに、あまり注意を払う必要のない生徒の画面は短い時間の確認ですますことができる。その結果、講師は、複数の生徒の進捗状況を、効率よく確認することができる。
【0059】
ところで、判断対象とする稼働状況情報や切り替え時間は、講義の内容に応じて変更する必要がある。そこで、必要な設定項目を設定した情報を何通りも用意しておき、それらを切り替えることで、各種設定の変更を行うことができる。目的毎の設定情報は、設定情報管理テーブルとして稼働状況判断手段26で保持される。
【0060】
図12は、設定情報管理テーブルの例を示す図である。設定情報管理テーブル26eには、タイトル、選択する稼働状況情報、切り替え時間、及び概要が設定されている。図の例では、作文の授業とパソコン操作に関する設定情報が登録されている。
【0061】
このような設定情報の登録は、講師端末20に表示されるメニューに入力することで、簡単に設定することができる。
図13は、設定情報入力画面の例を示す図である。これは、作文の授業に関する設定状況を示している。
【0062】
設定情報入力画面50の最上部には、タイトル入力部51がある。この例では、「作文の授業」と入力されている。タイトル入力部51の下には、一定間隔での画面切り替えを行わせるためのチェックボックス52がある。このチェックボックス52の下には、切り替え時間設定部52aが設けられている。チェックボックス52が選択された際には、切り替え時間設定部52aに設定された時間間隔で、生徒の画面が切り替えられる。
【0063】
切り替え時間設定部52aの下には、生徒端末の稼働状況に応じて切り替え時間を変更するためのチェックボックス53が設けられている。チェックボックス53の下には、稼働状況の状態に応じた切り替え時間設定部53a〜53cが設けられている。チェックボックス53が選択された際には、切り替え時間設定部53a〜53cに設定された通り、生徒端末の稼働状況に応じた時間間隔で画面が切り替えられる。
【0064】
切り替え時間設定部53a〜53cの下には、選択する稼働状況情報を選択するためのチェックボックス54〜57が設けられている。これらのチェックボックス54〜57が選択されることで、対応する項目の稼働状況が、生徒端末の稼働状況判断の要素として追加される。稼働状況の判断対象となる項目には、ANDとORとの条件指定用のチェックボックス54a,54b,55a,55b,56a,56b,57a,57bが設けられている。ANDとORとのいずれかのチェックボックスを指定することで、選択された項目がAND条件として判断するのか、OR条件として判断するのかが指定される。また、アプリケーションに関しては、アプリケーション名入力用のテキストボックス56cが設けられており、このテキストボックス56cで指定されたアプリケーションの稼働状況が判断の対象とされる。なお、図の例では、1つのアプリケーションを指定するようになっているが、複数のアプリケーションを指定できるようにしてもよい。
【0065】
このような画面上で各項目を設定することによって、作文の授業やパソコン操作などの目的に応じた設定を、個別に登録することができる。そして、どのような授業を行うかによって、その授業の内容に合った設定を選択する。選択された内容は、切り替え時間管理テーブル26aや複合状況判断基準テーブル26cに反映される。
【0066】
図14は、作文の授業における講師画面の遷移状況を示す図である。この例は、3人の生徒「生徒A」、「生徒B」、「生徒C」を対象として作文の授業を行っている。各生徒は、自分の生徒端末のワードプロセッサソフトを用いて、作文を行っている。そして、時刻T1に「生徒A」がキー入力を開始し、「今日はいい天気・・・」と入力した。「生徒B」は時刻T2に「私」と入力しただけで考え込んでしまい、その後何の入力も行っていない。「生徒C」はしばらく悩んだ後、時刻T3に「昨日名雨だった・・・」と入力を開始した。
【0067】
このとき、講師端末に表示される画面は、時刻T1までは「生徒A」の画面61、「生徒B」の画面62、「生徒C」の画面63がそれぞれ1秒間隔で表示される。そして時刻T1を過ぎると、そのときの「生徒A」の画面64が20秒間表示される。「生徒B」の画面65が表示されたときには、「生徒B」はキーボードの入力を行っていないため、その画面65は1秒間だけ表示される。次の「生徒C」の画面66が表された時には、「生徒C」が入力している最中であるため、この画面66は20秒間表示される。
【0068】
ところで、上記の説明では、ある時刻における生徒端末の稼働状況によって表示時間を定めるようにしたが、一定時間受信データをバッファリングし、そのデータの平均などを用いて、表示時間を定めるようにしてもよい。
【0069】
図15は、稼働状況バッファリングテーブルを示す図である。稼働状況バッファリングテーブル26f内には、生徒端末毎の稼働状況データが5回分ずつ格納されている。稼働状況判断手段26は、稼働状況バッファリングテーブル26fの内容を解析し、5回分のデータの平均値等によって切り替え時間を求めることができる。
【0070】
また、上記の説明では、画面表示の生徒の順番は固定であるものとしたが、画面を表示する生徒の順番も、生徒端末の稼働状況に応じて変更することができる。例えば、端末の稼働状況の低い順(昇順)に表示したり、あるいは稼働状況の高い順(降順)に表示したりすることができる。この際、図15に示した稼働状況バッファリングテーブル26fを用いれば、ある程度の長い時間の稼働状況に基づいて、画面表示する生徒端末の順番をソートすることができる。図15の例では、昇順に表示すると、「生徒#1」→「生徒#3」→「生徒#2」の順になる。
【0071】
表示順のソート方法としては、ある一定時間の受信データをバッファリングするのではなく、画面切り替え手段25に対して切り替え要求を発行するタイミングで、次に画像表示を行う生徒端末を決定してもよい。例えば、生徒端末の切り替え要求を発行するタイミングにおいて、最も画面表示の必要性の高い生徒端末に切り替える。その際、同じ生徒端末を連続して表示しないようにする。このソート方法の内容を、以下に具体的に説明する。
【0072】
図16は、稼働状況バッファリングテーブルの初期状態を示す図である。この稼働状況バッファリングテーブル26fによれば、全ての生徒端末が稼働していない。このような状態で「生徒#1」の画面を20秒間表示した後、稼働状況判断手段26は、次に画面表示すべき生徒端末の決定を行うため、受信データ管理テーブル26d内を検索する。
【0073】
図17は、切り替え要求発行時における稼働状況バッファリングテーブルの内容を示す図である。この稼働状況バッファリングテーブル26fでは、「生徒#2」だけが稼働している。すると、稼働状況判断手段26は「生徒#2」をスキップし、「生徒#3」の画面を受信するように、受信切り替え手段25に対して切り替え要求を発行する。なお、この例では、同一の稼働状況の端末が複数発見された場合には、出席番号順等のデータを利用して、次に画面表示する生徒端末を決定する。
【0074】
以上説明したように、本発明によれば、生徒端末での入力デバイス(マウスや、キーボード等)の稼動状況、講義で使用するアプリケーションの稼動状況、生徒端末の画面変化によって、生徒の進捗を判断することができ、また状況に応じて、稼動状況を判断する情報、切り替え時間を任意に設定でき、的確に生徒の進捗状況を判断する事ができる。したがって本発明が、遠隔教育支援システムに寄与するところは大きい。
【0075】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、生徒端末及び講師端末が有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述しておく。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市場に流通させる場合には、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory) やフロッピーディスク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコンピュータに転送することもできる。コンピュータで実行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等にプログラムを格納しておき、メインメモリにロードして実行する。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の遠隔端末画面表示システムでは、画像情報提供装置から稼働状況情報を送信し、画像受信装置では、稼働状況情報に基づいて各画像情報提供装置から送られてくる画像情報の表示時間を決定するようにしたため、画像情報提供装置の利用状況に応じて画面表示時間が変更され、複数の画像の内容を効率よく確認することができる。
【0077】
また、本発明の画像受信装置では、画像情報提供装置から送られてくる稼働状況情報に基づいて、各画像情報提供装置から送られてくる画像情報の表示時間を決定するようにしたため、画像情報提供装置の利用状況に応じて画面表示時間が変更される。その結果、画像受信装置の利用者は、複数の画像の内容を効率よく確認することができる。
【0078】
また、本発明の画像受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、記録された画像受信プログラムをコンピュータに実行させることにより、稼働状況情報に基づいて各画像情報提供装置から送られてくる画像情報の表示時間を決定するような処理をコンピュータに行わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】遠隔教育支援システムの構成図である。
【図3】生徒端末の内部構成を示すブロック図である。
【図4】講師端末の内部構成を示すブロック図である。
【図5】切り替え時間管理テーブルを示す図である。
【図6】稼働状況管理テーブルの内容を示す図である。
【図7】複合状況判断基準テーブルの例を示す図である。
【図8】受信データ管理テーブルの例を示す図である。
【図9】アプリケーションの稼働状況の例を示す図である。
【図10】画像情報の変化状況を示す図である。
【図11】稼働状況判断処理手順を示すフローチャートである。
【図12】設定情報管理テーブルの例を示す図である。
【図13】設定情報入力画面の例を示す図である。
【図14】作文の授業における講師画面の遷移状況を示す図である。
【図15】稼働状況バッファリングテーブルを示す図である。
【図16】稼働状況バッファリングテーブルの初期状態を示す図である。
【図17】切り替え要求発行時における稼働状況バッファリングテーブルの内容を示す図である。
【符号の説明】
1 画像情報提供装置
1a 稼働状況取得手段
1b 画像情報取得手段
1c データ送信手段
2 画像受信装置
2a データ受信手段
2b 稼働状況判断手段
2c 画面切り替え手段
Claims (9)
- ネットワークを介して接続された複数の端末装置に表示される画面を、特定の装置の画面上に順次表示する遠隔端末画面表示システムにおいて、
自装置の利用状況に関する稼働状況情報を収集する稼働状況取得手段と、画面に表示している画像情報を取得する画像情報取得手段と、前記稼働状況取得手段の取得した前記稼働状況情報及び前記画像情報取得手段が取得した前記画像情報を、前記ネットワークを介して送信するデータ送信手段とを具備する複数の画像情報提供装置と、
複数の前記画像情報提供装置から送信された稼働状況情報と画像情報とを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段の受け取った稼働状況情報に基づいて、前記画像情報提供装置から送られた画像情報の表示時間を決定する稼働状況判断手段と、前記画像情報提供装置毎に前記稼働状況判断手段が決定した表示時間間隔で、複数の前記画像情報提供装置から送られてくる画像情報を順次表示する画面切り替え手段と、を具備する画像受信装置と、
を有することを特徴とする遠隔端末画面表示システム。 - 複数の画像情報提供装置からネットワークを介して送られてくる、前記画像情報提供装置の稼働状況を示す稼働状況情報と、前記画像情報提供装置の画面に表示されている画像情報とを受け取り、受け取った画像情報を表示する画像受信装置において、
複数の前記画像情報提供装置から送信された稼働状況情報と画像情報とを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段の受け取った稼働状況情報に基づいて、前記画像情報提供装置から送られた画像情報の表示時間を決定する稼働状況判断手段と、
前記画像情報提供装置毎に前記稼働状況判断手段が決定した表示時間間隔で、複数の前記画像情報提供装置から送られてくる画像情報を順次表示する画面切り替え手段と、
を有することを特徴とする画像受信装置。 - 前記稼働状況判断手段は、前記画像情報提供装置の入力デバイスの入力回数に関する情報を稼働状況情報として受け取り、入力デバイスの入力頻度に基づいて画像情報の表示時間を決定することを特徴とする請求項2記載の画像受信装置。
- 前記稼働状況判断手段は、特定のアプリケーションプログラムが実行されることによって使用されるプロセッサの占有率を稼働状況情報として受け取り、プロセッサの占有率に基づいて画像情報の表示時間を決定することを特徴とする請求項2記載の画像受信装置。
- 前記稼働状況判断手段は、前記画像情報提供装置から送られた画像情報の変化量を稼働状況情報として用い、画像情報の変化量に基づいて画像情報の表示時間を決定することを特徴とする請求項2記載の画像受信装置。
- 前記稼働状況判断手段は、稼働状況情報に基づいて、画像標示を行う画像情報提供装置の順番を決定し、
前記画面切り替え手段は、前記稼働状況判断手段が決定した順番で、複数の前記画像情報提供装置から送られてくる画像情報を順次表示する、
ことを特徴とする請求項2記載の画像受信装置。 - 前記稼働状況判断手段は、複数種の稼働状況情報に基づいて画像情報の表示時間を決定することを特徴とする請求項2記載の画像受信装置。
- 複数の画像情報提供装置からネットワークを介して送られてくる、前記画像情報提供装置の稼働状況を示す稼働状況情報と、前記画像情報提供装置の画面に表示されている画像情報とを受け取り、受け取った画像情報を表示する画像受信装置において、
複数の前記画像情報提供装置から送信された稼動状況情報と画像情報とを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段の受け取った稼動状況情報に基づいて、前記画像情報提供装置から送られた画像情報の表示順序を決定する稼動状況判断手段と、
前記画像情報提供装置毎に前記稼動状況判断手段が決定した表示順序で、複数の前記画像情報提供装置から送られてくる画像情報を順次表示する画面切り換え手段と、
を有することを特徴とする画像受信装置。 - 複数の画像情報提供装置からネットワークを介して送られてくる、前記画像情報提供装置の稼働状況を示す稼働状況情報と、前記画像情報提供装置の画面に表示されている画像情報とを受け取り、受け取った画像情報を表示するための画像受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
複数の前記画像情報提供装置から送信された稼働状況情報と画像情報とを受信するデータ受信手段、
前記データ受信手段の受け取った稼働状況情報に基づいて、前記画像情報提供装置から送られた画像情報の表示時間を決定する稼働状況判断手段、
前記画像情報提供装置毎に前記稼働状況判断手段が決定した表示時間間隔で、複数の前記画像情報提供装置から送られてくる画像情報を順次表示する画面切り替え手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする画像受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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