JP3235796B2 - 運転室の骨組構造 - Google Patents
運転室の骨組構造Info
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Description
り、特に運転室の骨組み構造に関する。
−フパネル、サイドパネルおよびベ−スフレ−ム等で構
成されているが、その組み立てにおいてサイドパネルを
立てル−フパネルと結合する際に、組み立て寸法精度を
確保するために従来、大掛かりな組み立て治具を使用し
ている。また、運転室を車体に吊り上げて取付けるため
の吊り具は一般にル−フパネルに溶接されている。
図4に示すように運転室21を囲うような箱形の枠体2
2で構成されて、各パネルを外側から保持するようにな
っており、溶接作業の際に作業者はその入り込んだ枠体
の中に入って行うために作業がやり難い面があり、ま
た、治具そのものも大掛かりで設備負担も大きくなる欠
点があった。さらに、図5および図6に示すように吊り
具23については、運転室21の薄い板のル−フパネル
24に溶接されているため、溶接部の欠陥や吊り上げ時
の負荷による歪み等の問題があった。図6中、25はワ
イヤである。
りな組み立て治具を要せず、しかも組み立て精度も容易
に確保できるようにし、かつ吊り上げ時における歪み等
の問題のない運転室の骨組構造を提供して従来技術の持
つ欠点の解消を図ることを目的としてなされたものであ
る。
解決する手段として本発明の請求項1は、ル−フパネ
ル、サイドパネルおよびベ−スフレ−ム等からなる運転
室において、ル−フパネルをプレスにより一体成形して
その周囲に複数個の基準穴を設け、サイドパネルに該基
準穴に合致する同数の組付穴を設けると共に、前記ル−
フパネルの基準穴とサイドパネルの組付穴に結合する位
置決めボスを設けたことを特徴とし、請求項2は請求項
1の位置決めボスに吊り具取付け用のタップを設けたこ
とを特徴とする。
ドパネルの組付穴を合わせ、位置決めボスを挿入して結
合すれば寸法精度が確保でき、また、位置決めボスにタ
ップを設けることにより吊り具を取付けることができ
る。
実施例を示す斜視図、図2は図1のA−A断面の拡大
図、図3は本発明の運転室の吊り具を含めた外観を示す
斜視図である。
例を参照して説明する。本発明にかかる運転室の骨組構
造の請求項1は、ル−フパネル2、サイドパネル3,
4,56および図示しないベ−スフレ−ム等からなる運
転室1において、ル−フパネル2をプレスにより一体成
形してその周囲に複数個の基準穴7,7,…を設け、サ
イドパネル3,4,5に該基準穴7に合致する同数の組
付穴8,8,…を設けると共に、前記ル−フパネル2の
基準穴7とサイドパネル3,4,5の組付穴8には結合
する位置決めボス9,9,…を設けたものでもので構成
され、請求項2は、前記位置決めボス9に吊り具取付け
用のタップ10を設けたものである。
中央部から後部にかけて四角形をなす六角形に形成さ
れ、これにしたがってサイドパネル3,4,5,6も下
方に広がるようにやや傾斜しながら図示しないベ−スフ
レ−ムに取付けて運転室1を形成している。すなわちサ
イドパネル3は前面板で、その両側にサイドパネル4,
4が設けられ、サイドパネル4の後部には左右のサイド
パネル5,5が設けられている。また、サイドパネル5
の後部には後面板となるサイドパネル6が設けられてい
る。各サイドパネルの結合部にはそれぞれ図示のように
内側にフロントピラ−11,センタピラ−12,リヤピ
ラ−13等の骨組みが設けられ、サイドパネル3,4,
5,6はこれらをカバ−するように設けられている。前
記ル−フパネル2に設けられる基準穴7は図1および図
2に示しように溝2aに形成された部分に穿設されてい
る。これに対応する各サイドパネル3,4,5には溝2
aの裏面と接触する部分には組付穴8が穿設されてい
る。そしてル−フパネル2の周縁と各サイドパネル3,
4,5,6の上部周縁とは図2に示すように接触して外
部と隔離されている。前記位置決めボス9は大小2段の
径を有するようにに形成された丸棒材よりなり、小径部
分が前記基準穴7および組付け穴8に挿入され、大径部
分の段部はそのストッパとなっている。
4,5,6との組付けについて説明する。まず、サイド
パネル3,4,5,6を結合した状態に立て、その上に
ル−フパネル2を組付けるには、サイドパネル3,4,
5の各組付け穴8とル−フパネル2の各基準穴7をそれ
ぞれ合わせ、その上から位置決めボス9を挿入すること
により位置決めされる。その上で位置決めボス9の周り
をル−フパネル2、サイドパネル3,4,5とそれぞれ
溶接することによりル−フパネル2とサイドパネル3,
4,5,6とは一体となる。そしてこの位置決めボス9
に上からタップ10をたてることにより、この穴を利用
して図1に示すように吊り具14を取付けることができ
る。
付ける場合について説明したが、吊り具だけでなく、例
えば運転室天井に増設ライト、落下物のガ−ド等を装着
することも可能である。
は、ル−フパネル、サイドパネルおよびベ−スフレ−ム
等からなる運転室において、ル−フパネルをプレスによ
り一体成形してその周囲に複数個の基準穴を設け、サイ
ドパネルに該基準穴に合致する同数の組付穴を設けると
共に、前記ル−フパネルの基準穴とサイドパネルの組付
穴に結合する位置決めボスを設け、請求項2は請求項1
の位置決めボスに吊り具取付け用のタップを設けたか
ら、位置決めボスを結合することにより従来のように大
掛かりな治具を使用しなくとも容易に組み立て精度を確
保でき、また、位置決めボスは強度部材の内骨に溶接さ
れて負荷を伝えるので吊り具を取付けた場合でもル−フ
パネルに歪みが生ずる恐れはなくなる。
示す斜視による説明図である。
視による説明図である。
の説明図である。
視による説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ル−フパネル、サイドパネルおよびベ−
スフレ−ム等からなる運転室において、ル−フパネルを
プレスにより一体成形してその周囲に複数個の基準穴を
設け、サイドパネルに該基準穴に合致する同数の組付穴
を設けると共に、前記ル−フパネルの基準穴とサイドパ
ネルの組付穴には結合する位置決めボスを設けたことを
特徴とする運転室の骨組構造。 - 【請求項2】 前記位置決めボスに吊り具取付け用のタ
ップを設けたことを特徴とする請求項1記載の運転室の
骨組構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05697992A JP3235796B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 運転室の骨組構造 |
US08/211,848 US5413188A (en) | 1991-10-18 | 1992-10-19 | Operator cabin of bulldozer |
DE69226196T DE69226196T2 (de) | 1991-10-18 | 1992-10-19 | Fahrerhaus fuer eine planierraupe |
PCT/JP1992/001357 WO1993008338A1 (en) | 1991-10-18 | 1992-10-19 | Operator cabin of bulldozer |
EP92921399A EP0608422B1 (en) | 1991-10-18 | 1992-10-19 | Operator cabin of bulldozer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05697992A JP3235796B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 運転室の骨組構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05214743A JPH05214743A (ja) | 1993-08-24 |
JP3235796B2 true JP3235796B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=13042630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05697992A Expired - Lifetime JP3235796B2 (ja) | 1991-10-18 | 1992-02-07 | 運転室の骨組構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235796B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP05697992A patent/JP3235796B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05214743A (ja) | 1993-08-24 |
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