JP3234824B2 - 全自動洗濯機 - Google Patents
全自動洗濯機Info
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- leg
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Description
ける本体の設置に係り、特に水平設置が容易な全自動洗
濯機に関する。
を内包し、下部に駆動部を取り付けた外槽などからなる
内部機構部を枠体上部の四隅から防振装置により懸垂支
持してなる構成であるため、据付場所の床面が傾斜して
いると、本体が傾くことになり、懸垂支持された内部機
構部が片寄り、外槽と枠体との隙間が変化する。この隙
間は、洗濯兼脱水槽内の衣類が、多少片寄っていても、
脱水運転が正常に完結するために必要な隙間であるた
め、本体の傾斜により、この隙間が変化すると、脱水時
に外槽が枠体に衝突したり、安全スイッチが動作し運転
が途中で停止したりして正常な脱水運転ができなくな
る。従って、全自動洗濯機においては、本体の水平な据
付けが重要である。
は、本体を水平に設置するための方法として、図8に示
すように、おもりを付加した糸などを本体上面から吊り
下げて、本体の前後方向および左右方向の枠体面と系と
の隙間を枠体の上部と下部で目視等で測定し、両者がほ
ぼ一致するように角形の枠体下端部の四隅に設けた脚部
の高さを調整することにより、本体が水平になるように
据付けていた。
いる。
では、枠体面の凹凸,湾曲などの平面度により隙間が影
響を受けるので、正確性に劣るものであった。
壁等の障害物が存在し、後面を含む3面で洗濯機が囲ま
れるような据付場所では、水平度の確認が非常に困難に
なるばかりでなく奥の脚の調整ができないなどの問題が
あった。
で何mmの高さ調整を行えば、本体が水平になるのかの検
出が困難であるため、水平度確認と高さ調整を何回か試
行しなければ水平設置が得られないといった問題もあっ
た。水準器を用いたものでも同様である。
可能な全自動洗濯機を提供することにある。
体と、本体の上に設けられた蓋体と、前記本体の内部に
設けられた外槽と、前記外槽の内部に設けられた洗濯兼
脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の内側の底部に回転自在に
設けられた撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽及び前記撹拌翼
を回転駆動するモータとを備えた全自動洗濯機であっ
て、前記本体の下にベースが設けられ、前記ベースの下
に脚高さが固定された固定脚と回転により脚の高さが調
整可能な調整脚とが配設され、前記ベースの下に配設さ
れた脚のうち前脚の少なくとも一つが前記調整脚より成
り、本体枠の上部には前記本体の傾きを測るための水準
器が設けられ、前記水準器には前記本体の許容据付傾斜
角度を示す線が表示され、 前記本体の傾きを修正する手
段が、前記固定脚の高さ調整のために用意された所定高
さのディスタントピースと前記調整脚とにより構成され
ている全自動洗濯機を提案する。
設置場所での水平度調整が簡単で確実に行い得る。
明する。図1は、全自動洗濯機の基本構造図を示してい
る。1は、内部機構部を内包する枠体、2は、洗濯兼脱
水槽で、上部に流体バランサー3を設け、底部には、回
転自在な撹拌翼4を配設している。5は、洗濯兼脱水槽
2を内包する外槽であり、底部には、駆動部を鋼板製の
センターベース6を介し取り付けるとともに、枠体1の
上端四隅から、防振装置7にて垂下支持されている。駆
動部は、モータ8,クラッチ9,Vベルト10とからな
り、モータ8の回転をモータプーリ11,Vベルト1
0,Pプーリ12を介し、クラッチ9に伝達し、クラッ
チ9は、洗濯時には、内部の減速ギヤを介し回転力を撹
拌翼4に伝達するとともに、脱水時には、減速ギヤを介
さず、回転力を洗濯兼脱水槽2に伝達し、脱水を行う。
13は、給水電磁弁であり、一端は、水栓へ接続され、
他端は、注水口14に接続されている。15は、パネル
ボックス部を有する上面カバーであり、内部には、制御
部であるコントロールユニット16,水位を制御する水
位センサー17,電源スイッチ18,入力スイッチ部1
9,蛍光表示管(進行表示部)20などが収納されてい
る。パネルボックス部21は、前側と後側の2ケ所に設
けられており、それぞれ、フロントパネル22,バック
パネル23を装着している。また、上面カバー15は、
衣類投入用の開口部24と開口部24を開閉する蓋体2
5が設けられ、枠体1の上方開口部を包括するように枠
体上部に、フロントパネル22,バックパネル23を介
し、上方からの取付ネジ(図示せず)にて枠体1に固着
されている。
部排水ホース29,外部排水ホース30とからなってい
る。排水弁28の一端は、外槽5の底部に設けられた排
水口5aに装着され、他端は、内部排水ホース29に接
続されている。
トラップ5bから、エアーチューブ31を介し、水位セ
ンサー17で圧力検知している。
脂製のベース34が装着されている。脚は、ベース34
の四隅に各々1個ずつ形成し、右前が高さ調整可能な調
整脚35であり、他の3個は、高さが一定な固定脚33
で構成されている。
ものである。36は安全スイッチであり、脱水時に蓋体
25を安全角度以上開いた場合に運転を中断させる機能
と、同じく脱水時に外槽5が、洗濯兼脱水槽2内の布の
片寄り等により、安全振動量以上振れ回った場合に運転
を中断させる機能とを兼ね備えたものである。36a
は、外槽5の振れ回りを感知する安全レバーである。安
全スイッチ36は、上面カバー15に取り付けられてお
り、安全レバー36aは、下方の外槽5側に延出して設
けられている。安全レバー36aと外槽5との隙間g
は、外槽5が安全振動量以上振れ回った場合に外槽5が
安全レバー36aにあたる位置になるよう設定してい
る。
の考え方で、布の片寄りによるアンバランス量が、許容
量以下の場合は、外槽5と枠体1が、衝突しないように
設定している。
ある。図4は、水準器37取付部の要部断面図を示す。
水準器37は、フロントパネル22と操作パネル22a
とで構成される収納部に、枠体1の上端面と平行をなし
て、取り付けられる。図9は、水準器37部以外の操作
部の断面図である。コントロールユニット16には、蛍
光表示管20が搭載されており、外部から、その表示が
見えるようにフロントパネル22には開口部22bが設
けられている。操作パネル22aは、透明樹脂でフロン
トパネル22に超音波溶着によって固着されている。
部22cは強度用とし、内周部22dは、前記開口部22
bの周囲に設けられ、水密用としている。
ことにより、相乗的に耐水性と強度を確保できる。
39を残して、液体40を封入してある。
0の注入穴38eを有する蓋38cおよび栓体39dで
構成され、各々の材質は合成樹脂製とし耐衝撃性を考慮
している。また、各部材は超音波溶着で接合されてい
る。ケース38の上面の内側は、球状としている。ま
た、蓋体38cの内側も注入穴38eを頂点とした球状
面としている。これは、気泡39の大きさを調整する際
に簡単にするためである。ケース38内の液体40は、
常に水平になろうとするので、気泡39は、ケース38
の球状面38aと水平面の接点に位置する。本体が水平
状態の時に、気泡39が位置する点を基準点Sとしてい
る。球状面38aの半径と傾斜による気泡39の移動量
とは比例関係にあるので、半径を大きくする程、より小
さな傾斜を検出できるが、半面、調整が困難になる。全
自動洗濯機に求められる水平精度と傾斜時の防振性能を
考え合わせ、実験的に半径は、50〜200mmの範囲で
設定している。
据付傾斜角度に比例するとともに、移動方向は、洗濯機
本体の据付傾斜方向と合致するので、適切な表示を水準
器37の表面に施せば、脚部の高さ調整量が確認でき
る。
ス38の表面には、基準点Sを中心として、奥行方向と
左右方向の互いに直交する2つの直線と、洗濯機本体の
許容据付傾斜角度を示す直径Diの円が表示されてい
る。Doは、水準器37の表示部最大径で、dは、気泡
39の外径である。
が、勾配でα=1/120、その場合の脚間ピッチでの
高低差δh=4mm,気泡39の移動量δ=2mm(球状面
39aの半径をδ=2mmになるように設定),気泡39
の直径d=4mmとすると、気泡39がDi内に存在する
据付状態を許容するとすれば、Di=8mmとなる。Do
=16mmに設定しておくと、洗濯機本体を水平に設置す
るための脚部の高さ調整量δhは次のようになる。図6
において、気泡39の外径がDiに接するか、交わる場
合は、気泡39の移動量δは、2<δ≦6mmであり、脚
部の高さ調整量δhは、4<δh≦12mmから、δh=
8mmとなる。また、図7において、気泡39の外径が、
Doと交わる場合は、気泡39の移動量δは、6<δ<
10mmであり、脚部の高さ調整量δhは、12<δh<
20mmから、δh=16mmとすれば良い。この場合、双
方共に、気泡39がX軸上の左側に移動しているため、
高さ調整は、左側の前と後の脚で行えば良いことがわか
る。
脚は、ネジ式の調整脚35であり、回転させることによ
って、脚高さを可変する。他の3個は、固定脚33であ
るため、所定高さ(8mm)を有し、固定脚38に嵌合す
るディスタントピースを各脚に2個ずつ用意しておき、
水準器37の気泡39の位置に応じて取り付ける。ま
ず、洗濯機の設置場所に洗濯機を置く。その時の気泡3
9の移動量と方向を把握する。
動量と方向に応じて各脚(固定脚)にディスタントピー
スを取付ける。この後、設置場所に戻せば、洗濯機の許
容据付傾斜角度以下の水平度を得ることができる。
とし、微妙なガタツキを防止するものである。前述の図
6においては、左側の前と後の固定脚33にディスタン
トピースを各1個ずつ、また、図7においては、ディス
タントピースを各2個ずつ取り付ければ良い。同様にし
て、気泡39の位置に応じて、該当する脚の高さを調整
し、洗濯機の水平設置を行うものである。
においても簡単に洗濯機の水平度確認と調整が可能とな
るとともに、調整の精度向上が図れるため、外槽5と枠
体1の隙間も最小化でき、枠体1のサイズの最小化が図
れるとともに、水平調整の不充分による脱水時の運転の
途中止まりや、異常な振動が未然に防止できる。
全自動洗濯機に設ける水準器および洗濯機傾き修正のた
めの高さ調整手段に、今までにない最適な構成を提案す
ることにより、簡単で確実な水平設置が可能な全自動洗
濯機を提供することができる。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 本体と、本体の上に設けられた蓋体と、
前記本体の内部に設けられた外槽と、前記外槽の内部に
設けられた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の内側の
底部に回転自在に設けられた撹拌翼と、前記洗濯兼脱水
槽及び前記撹拌翼を回転駆動するモータとを備えた全自
動洗濯機であって、前 記本体の下にベースが設けられ、前記ベースの下に脚
高さが固定された固定脚と回転により脚の高さが調整可
能な調整脚とが配設され、前記ベースの下に配設された
脚のうち前脚の少なくとも一つが前記調整脚より成り、
本体枠の上部には前記本体の傾きを測るための水準器が
設けられ、前記水準器には前記本体の許容据付傾斜角度
を示す線が表示され、 前記本体の傾きを修正する手段が、前記固定脚の高さ調
整のために用意された所定高さのディスタントピースと
前記調整脚とにより構成されている ことを特徴とする全
自動洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27815499A JP3234824B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 全自動洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27815499A JP3234824B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 全自動洗濯機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08302684A Division JP3137588B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 全自動洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079295A JP2000079295A (ja) | 2000-03-21 |
JP3234824B2 true JP3234824B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=17593351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27815499A Expired - Lifetime JP3234824B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 全自動洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234824B2 (ja) |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27815499A patent/JP3234824B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000079295A (ja) | 2000-03-21 |
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