JP3234433B2 - 硬貨繰出装置 - Google Patents

硬貨繰出装置

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JP3234433B2 JP06661195A JP6661195A JP3234433B2 JP 3234433 B2 JP3234433 B2 JP 3234433B2 JP 06661195 A JP06661195 A JP 06661195A JP 6661195 A JP6661195 A JP 6661195A JP 3234433 B2 JP3234433 B2 JP 3234433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多量の硬貨(ゲーム用
メダル等、類似の形状の物品も含み、総称して硬貨と呼
ぶ)を回転円板上に受け入れ、遠心力によって硬貨を1
枚ずつ硬貨通路に繰り出す硬貨繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転円板を用いた硬貨繰出装置の
一例を図4に示す。
【0003】この硬貨繰出装置は、多量の硬貨cを保留
可能とするホッパ部1(図にはホッパ部1の下縁のみを
示す)を備え、このホッパ部1の下方に回転円板2が配
設され、この回転円板2の周縁に円周ガイド部3が配設
され、この円周ガイド部3の一部を切り欠いて硬貨受入
部4が形成され、この硬貨受入部4から硬貨通路5が外
方へ向けて延設されている。硬貨受入部4には、回転円
板2上から繰り出される硬貨cを一層状態に規制する厚
み規制部材6や、後述する硬貨案内部材7などが配設さ
れる。
【0004】ホッパ部1の下縁と回転円板2上面との間
には、数枚重なった硬貨cが通過可能な間隔が形成さ
れ、回転円板2の回転に伴ってホッパ部1内の硬貨cが
徐々に回転円板2上に排出される。
【0005】排出された硬貨cは、遠心力によって円周
ガイド部3に沿わされて回転し、硬貨通路5の入口に達
すると、硬貨通路5に送り込まれ、計数等の処理を受け
る。硬貨通路5に送り込まれなかった硬貨cは、回転円
盤2上をもう1周して、次に硬貨通路5の入口に達する
と、硬貨通路5に送り込まれる。
【0006】なお、硬貨通路5の入口近傍の硬貨案内部
材7は、円周ガイド部3に沿って回転する硬貨cが硬貨
通路5に進入しやすいように角度を持たせるためや、取
り扱う硬貨cの直径に合わせて硬貨通路5の幅を調整で
きるように硬貨通路5の一側が幅方向(回転円板2側)
に移動可能となっているため、円周ガイド部3より内方
に突出して設けられる。
【0007】また、ホッパ部1から回転円板2上に排出
される硬貨cのうち、硬貨受入部4から回転方向上流側
に大きく離れた位置において排出された硬貨cは、硬貨
受入部4に達するまでに距離があるので円周ガイド部3
に沿って整列され、速やかに繰り出されやすい。一方、
硬貨受入部4のすぐ上流の位置において排出された硬貨
cは、硬貨受入部4に達するまでに円周ガイド部3に沿
って整列されず、少なくとももう1周してから繰り出さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、硬貨通路5の入口近傍においてホッパ部1
の下方開口部周縁と円周ガイド部3との間隔が狭まって
いる。一方、ホッパ部1の下縁と回転円板2上面との間
隔は一定であるので、ホッパ部1から回転円板2上への
硬貨の排出(図中矢印a)は、ホッパ部1の下方開口部
の周囲全域から均一に行なわれる。
【0009】その結果、回転円板2上の硬貨通路5の入
口近傍(図中符号bにて示す停滞領域)においては、硬
貨cが停滞しがちになり、硬貨cの繰り出しが正常に行
われなくなっている。
【0010】また、この領域において停滞している硬貨
cが、ホッパ部1の下方開口部から排出される硬貨cと
円周ガイド部3との間で突っ張ってしまい、更に負荷が
かかった時に解放され大きな音や振動を発することがあ
り、周囲の人達に不快感を与えていた。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、硬貨通路の入口における硬貨の停滞の発生を抑え、
スムーズな繰り出しを可能とするとともに、騒音の発生
を防止できる硬貨繰出装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の硬貨繰出
装置は、回転円板と、この回転円板の円周に沿って設け
られる円周ガイド部と、この円周ガイド部を切り欠いて
設けられその円周より内方に突出する硬貨受入部と、こ
の硬貨受入部から外方に向けて延設される硬貨通路を有
する硬貨繰出装置において、前記回転円板の上方に配置
され、硬貨を保留するとともに下方開口部から回転円板
上に硬貨を排出するホッパ部を備え、このホッパ部の下
縁の前記硬貨受入部の回転方向下流域に、前記回転円板
の上面との間隔が他の領域に比べて広い広間隔部が形成
されるものである。
【0013】請求項2記載の硬貨繰出装置は、回転円板
と、この回転円板の円周に沿って設けられる円周ガイド
部と、この円周ガイド部を切り欠いて設けられその円周
より内方に突出する硬貨受入部と、この硬貨受入部から
外方に向けて延設される硬貨通路を有する硬貨繰出装置
において、前記回転円板の上方に配置され、硬貨を保留
するとともに下方開口部から回転円板上に硬貨を排出す
るホッパ部と、このホッパ部の下方開口部に取り付けら
れる弾性体からなる環状規制部材とを備え、この環状規
制部材の下縁の前記硬貨受入部の回転方向下流域に、前
記回転円板の上面との間隔が他の領域に比べて広い広間
隔部が形成されるものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の硬貨繰出装置では、ホッパ部に
多量の硬貨を投入した状態で回転円板を回転させると、
遠心力によってホッパ部内の硬貨がホッパ部の下縁と回
転円板の上面の間から回転円板上に排出される。排出さ
れた硬貨は円周ガイド部に沿わされて回転し、硬貨受入
部に達すると、硬貨通路に受け入れられる。そして、ホ
ッパの広間隔部からは多くの硬貨が排出される。この広
間隔部は硬貨受入部の下流域に設けられており、この位
置においては円周ガイド部との間隔が広いので、排出さ
れた硬貨の停滞や回転円板上の硬貨との衝突が起こるこ
とも少ない。また、この位置で排出された硬貨は硬貨受
入部に達するまでに長い距離を搬送されるので、周縁ガ
イド部に沿わされ、硬貨受入部から速やかに繰り出され
る。なお、広間隔部以外の部分からも硬貨は排出される
が、広間隔部から繰り出される硬貨の量が多くなるた
め、全体的とした繰り出し効率が良くなる。
【0015】請求項2記載の硬貨繰出装置では、ホッパ
部に多量の硬貨を投入した状態で回転円板を回転させる
と、遠心力によってホッパ部内の硬貨がホッパ部の下縁
と回転円板の上面の間から回転円板上に排出される。排
出された硬貨は円周ガイド部に沿わされて回転し、硬貨
受入部に達すると、硬貨通路に受け入れられる。そし
て、ホッパの環状規制部材の広間隔部からは多くの硬貨
が排出される。この広間隔部は硬貨受入部の下流域に設
けられており、この位置においては円周ガイド部との間
隔が広いので、排出された硬貨の停滞や回転円板上の硬
貨との衝突か起こることも少ない。また、この位置で排
出された硬貨は硬貨受入部に達するまでに長い距離を搬
送されるので、周縁ガイド部に沿わされ、硬貨受入部か
ら速やかに繰り出される。なお、広間隔部以外の部分か
らも硬貨は排出されるが、広間隔部から繰り出される硬
貨の量が多くなるため、全体的とした繰り出し効率が良
くなる。さらに、ホッパ部下縁部分において硬貨の噛み
込みが発生したり、円周ガイド部と環状規制部材との間
で硬貨が突っ張り合いを生じた場合には、環状規制部材
が弾性変形することによって、回転円板の回転に伴って
噛み込みや突張り合いが解除される。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の硬貨繰出装置の一実施例の
構成を図面を参照して説明する。
【0017】図1および図2は硬貨繰出装置の平面図お
よび側面図を示す。なお、図1においては、ホッパ部11
を省略して示している。また、図2は環状規制部材21と
回転円板12との関係をわかりやすくするために、ホッパ
部11と円周ガイド部26を切断して示している。
【0018】硬貨繰出装置は、ホッパ部11を備え、この
ホッパ部11の下方に回転円板12が配設され、この回転円
板12の接線方向に硬貨通路13が延設され、この硬貨通路
13の入口部に硬貨受入部14が形成されている。
【0019】ホッパ部11は、上方が広く形成され、多量
の硬貨Cを受け入れて貯溜するとともに、下方へ向けて
徐々に絞られた最下端に形成される円形の下方開口部11
a から硬貨Cを下方の回転円板12上に排出する。
【0020】ホッパ部11の下方開口部11a には、弾性材
料(ゴム)からなる環状規制部材21が取り付けられてい
る。この環状規制部材21には、下方開口部11a の内周に
取り付けられる取付部22が形成され、この取付部22から
下端が外方へ傾斜状に突出するフィン部23が形成されて
いる。フィン部23の下縁には、硬貨受入部14の回転方向
下流域に、切欠部24が形成されている。切欠部24の両端
とその他の部分をつなぐ部分は傾斜部24a ,24b が形成
され、そのうち下流側の傾斜部24b の傾斜は穏やかに形
成される。
【0021】環状規制部材21と回転円板12との間隔は、
硬貨受入部14の回転方向下流域を除く全周の約3/4に
おいて、計数しようとする硬貨Cの厚み(t)の2倍よ
り大きく3倍より小さい値(g1 :硬貨Cが2枚重なっ
て通過できるが、3枚重なると通過できない間隔)に設
定されている。さらに、硬貨受入部14の回転方向下流域
の残りの部分において、計数しようとする硬貨Cの厚み
(t)の3倍より大きく4倍より小さい値(g2 :硬貨
Cが3枚重なって通過できるが、4枚重なると通過でき
ない間隔)に設定されている。この間隔が広く設定され
ている範囲を広間隔部Aとする。
【0022】回転円板12は、略平滑な円板状に形成さ
れ、その上面に撹拌部材25が設けられ、周囲が円周ガイ
ド部26で囲まれている。円周ガイド部26の一部(硬貨受
入部14の部分)には繰出口27が切欠形成され、その繰出
口27の外方に硬貨通路13が延設されている。繰出口27に
は、円周ガイド部26の円弧より内方に突出して回転円板
12上から繰り出される硬貨Cを一層状態に規制する厚み
規制板28が取り付けられている。
【0023】硬貨通路13は、回転円板12の上面と同一高
さに配置されて硬貨Cの底面をガイドする底板29を備
え、この底板29上に、硬貨Cの一側をガイドする固定ガ
イド部材30a ,30b が配設されているとともに、この固
定ガイド部材30a ,30b とは反対側に硬貨Cの他側をガ
イドして計数しようとする硬貨Cの直径に合わせて通路
幅方向に移動できる可動ガイド部材31が配設されてい
る。なお、可動ガイド部材31は、円周ガイド部26に沿っ
て回転する硬貨Cが硬貨通路に進入しやすいように角度
を持たせるためや、取り扱う硬貨Cの直径に合わせて硬
貨通路の幅を調整できるように通路幅方向に移動可能と
なっているため、円周ガイド部26より内方に突出して設
けられる。
【0024】さらに、硬貨通路13上には、硬貨Cを底板
29に押し付けながら搬送する搬送ベルト32および搬送さ
れる硬貨Cを計数する計数センサ33が配設されている。
なお、搬送ベルト32の張設方向は、その下流側が固定ガ
イド部材30に接近するように角度がつけられている。
【0025】そして、硬貨受入部14には、厚み規制部材
28および可動ガイド部材31が回転円板12の円周より内方
に突出し、回転円板12上の空間が狭まる領域Bが形成さ
れる。
【0026】したがって、ホッパ部材11の環状規制部材
21の広間隔部Aは、空間が狭まる領域Bより、回転円板
12の回転方向の下流側に位置する。
【0027】次に、本実施例の作用を説明する。
【0028】複数枚の硬貨Cをホッパ部11内に投入し、
図示されないモータによって回転円板12を図1中時計回
り方向に回転させる。これにより、ホッパ部11内の下部
開口部11a 近傍に位置する硬貨Cが、環状規制部材21の
下縁と回転円板12の上面との間から回転円板12上に排出
される。このとき、図3に示すように、硬貨Cは環状規
制部材21の周囲全域から排出されるが、広間隔部Aにお
ける間隔は他の部分に比べて広く設定されているので、
この広間隔部Aからは他の領域より多くの硬貨が排出さ
れる。
【0029】そして、回転円板12上に排出された硬貨C
は遠心力によって円周ガイド部26に沿わされようとしな
がら回転する。円周ガイド部26に沿わされた硬貨Cが繰
出口27(硬貨受入部14)に達すると、遠心力によって繰
出口27から硬貨通路13に送り出される。また、繰出口27
の回転位置に達した時点で円周ガイド部26に沿わされて
いない硬貨Cは、再び回転円板12上を回りその間に円周
ガイド部26に沿わされる。さらに、円周ガイド部26に沿
わされて繰出口27に達した硬貨Cが複数枚重なっていた
場合は、厚み規制部材28によって最下位の1枚のみが送
り出され、残りは回転円板12内に戻される。
【0030】硬貨通路13に送り出された硬貨Cは、搬送
ベルト32によって底板29に押し付けられながら搬送され
る。搬送ベルト32と固定ガイド部材30b が角度をつけて
設けられているため、硬貨Cは固定ガイド部材30b に沿
わされて搬送される。計数センサ33の検知ラインを遮光
することによってカウントされる。
【0031】硬貨通路13の末端は、袋詰めや回収(パチ
ンコホール内に設置されるメダル計数機であれば、計数
済みメダルは回収されて島内に循環される。)等の次の
処理を行う機構に連結される。
【0032】次に、硬貨Cが環状規制部材21から回転円
板12上に排出される位置とその硬貨Cの挙動の関係につ
いて説明する。
【0033】繰出口27のすぐ上流位置に排出された硬貨
Cは、繰出口27に達するまでの距離(回転円板12の回転
に沿って進む距離)が短いので、繰出口27に達した時点
ではまだ円周ガイド部26に沿わされておらず、少なくと
もあと一周は余分に回転させられる。
【0034】一方、繰出口27から上流側に離れた位置に
おいて排出された硬貨Cは、繰出口27に達するまでの距
離(回転円板12の回転に沿って進む距離)が長いので、
繰出口27に達した時点には既に円周ガイド部26に沿わさ
れており、繰出口27を通じて硬貨通路13へ送り出され
る。
【0035】そして、本装置においては、繰出口27のす
ぐ下流側に環状規制部材21の広間隔部Aが位置し、この
部分から比較的多くの硬貨Cが排出される。ところで、
繰出口27のすぐ下流側の位置とは、言い換えれば回転円
板12の回転に沿って繰出口27に達するまでの距離が最も
長い位置であり、この位置から排出された硬貨Cは繰出
口27に達するまでに円周ガイド部26に沿って整列され速
やかに硬貨通路13へ送り出される可能性が高い。このよ
うに速やかに送り出される可能性が高い硬貨Cが多くあ
るということは、全体としても硬貨Cの流れが良くなり
停滞も起こりにくくなる。また、繰出口27の近傍の厚み
規制部材28によって回転円板12上の空間が狭まる領域B
には、環状規制部材21の広間隔部Aでない部分が対向し
ているので、硬貨Cの排出量が抑えられる。すなわち、
繰出口27の近傍においては、停滞が発生しにくい上に硬
貨Cの排出量が抑えられているので、硬貨C同士の突張
り合いも起こりにくく、解放音や振動によって周囲に不
快感を与えることがない。
【0036】環状規制部材21の広間隔部Aとその他の部
分をつなぐ傾斜部24a ,24b のうち、広間隔部Aの下流
の傾斜部24b の傾斜は穏やかに形成される。これは、硬
貨Cの排出を徐々に規制することを目的とするものであ
る。
【0037】また、回転円板12上に複数枚の硬貨Cが重
なって載置され、上層の硬貨Cが円周ガイド部26と環状
規制部材21の下縁との間で突張り合いを生じかけた場合
であっても、環状規制部材21が弾性材料によって形成さ
れているので、環状規制部材21が弾性変形し、回転円板
12の回転に伴って突張り合いが解除される。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の硬貨繰出装置によれば、
回転円板上に突出する硬貨受入部の回転方向下流域にホ
ッパの広間隔部が位置し、この広間隔部からは多くの硬
貨が回転円板上に排出されるため、その広間隔部から排
出された硬貨は硬貨受入部に達するまでに長い距離を搬
送すれることにより周縁ガイド部に沿わせて硬貨受入部
から速やかに繰り出すことができ、かつ、硬貨受入部の
位置と比べて広間隔部の位置においては円周ガイド部と
の間隔が広いので、排出された硬貨の停滞や回転円板上
の硬貨との衝突が起こることも少なく、したがって、硬
貨通路の入口における硬貨の停滞の発生を抑え、スムー
ズな繰り出しを可能とするとともに、騒音の発生を防止
できる。
【0039】請求項2記載の硬貨繰出装置によれば、回
転円板上に突出する硬貨受入部の回転方向下流域にホッ
パの環状規制部材の広間隔部が位置し、この広間隔部か
らは多くの硬貨が回転円板上に排出されるため、その広
間隔部から排出された硬貨は硬貨受入部に達するまでに
長い距離を搬送すれることにより周縁ガイド部に沿わせ
て硬貨受入部から速やかに繰り出すことができ、かつ、
硬貨受入部の位置と比べて広間隔部の位置においては円
周ガイド部との間隔が広いので、排出された硬貨の停滞
や回転円板上の硬貨との衝突が起こることも少なく、し
たがって、硬貨通路の入口における硬貨の停滞の発生を
抑え、スムーズな繰り出しを可能とするとともに、騒音
の発生を防止できる。さらに、ホッパ部下縁部分におい
て硬貨の噛み込みが発生したり、円周ガイド部と環状規
制部材との間で硬貨が突っ張り合いを生じた場合には、
環状規制部材が弾性変形することによって、回転円板の
回転に伴って噛み込みや突張り合いを解除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す硬貨繰出装置の平面図
である。
【図2】同上実施例の硬貨繰出装置の一部を切り欠いた
側面図である。
【図3】同上実施例の硬貨繰出装置の繰出動作時におけ
る硬貨の状態を示す説明図である。
【図4】従来の硬貨繰出装置の繰出動作時における硬貨
の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
11 ホッパ部 12 回転円板 13 硬貨通路 14 硬貨受入部 21 環状規制部材 26 円周ガイド部 A 広間隔部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−207193(JP,A) 特開 平7−6244(JP,A) 実開 平2−95469(JP,U) 実開 昭52−89195(JP,U) 実開 昭64−46875(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00 GBN

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転円板と、この回転円板の円周に沿っ
    て設けられる円周ガイド部と、この円周ガイド部を切り
    欠いて設けられその円周より内方に突出する硬貨受入部
    と、この硬貨受入部から外方に向けて延設される硬貨通
    路を有する硬貨繰出装置において、 前記回転円板の上方に配置され、硬貨を保留するととも
    に下方開口部から回転円板上に硬貨を排出するホッパ部
    を備え、 このホッパ部の下縁の前記硬貨受入部の回転方向下流域
    に、前記回転円板の上面との間隔が他の領域に比べて広
    い広間隔部が形成されることを特徴とする硬貨繰出装
    置。
  2. 【請求項2】 回転円板と、この回転円板の円周に沿っ
    て設けられる円周ガイド部と、この円周ガイド部を切り
    欠いて設けられその円周より内方に突出する硬貨受入部
    と、この硬貨受入部から外方に向けて延設される硬貨通
    路を有する硬貨繰出装置において、 前記回転円板の上方に配置され、硬貨を保留するととも
    に下方開口部から回転円板上に硬貨を排出するホッパ部
    と、 このホッパ部の下方開口部に取り付けられる弾性体から
    なる環状規制部材とを備え、 この環状規制部材の下縁の前記硬貨受入部の回転方向下
    流域に、前記回転円板の上面との間隔が他の領域に比べ
    て広い広間隔部が形成されることを特徴とする硬貨繰出
    装置。
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