JP2004213561A - 硬貨類繰出搬送装置 - Google Patents

硬貨類繰出搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構造が簡単で安価な硬貨類繰出搬送装置を提供する。
【解決手段】回転円板11の上部域でかつ回転円板11の周縁から外方へ向けて搬送通路入口部14を形成する。回転円板11の表面に設けた硬貨類保持板28により、硬貨類Cを保持して回転円板11の下部域から上部域へ移動させて搬送通路入口部14へ送り出す。搬送通路入口部14へ送り出した硬貨類Cを、硬貨類保持板28と搬送通路入口部14に設けた保持部材46との間で一時的に保持する。搬送通路入口部14に所定の間隔で到来する搬送突起55により、硬貨類保持板28と保持部材46との間で保持した硬貨類Cを搬送通路15の下流側へ搬送する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホッパ内の硬貨類を傾斜した回転円板の回転によりこの回転円板の下部域から上部域へ移動させて搬送通路へ繰り出し、搬送する硬貨類繰出搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、硬貨類(硬貨、メタルなどを硬貨類と総称する)を繰り出し、搬送する硬貨類繰出搬送装置は、硬貨計数機や硬貨計数分類機などに用いられたり、硬貨入金機、硬貨出金機、硬貨入出金機および循環式硬貨入出金機などにおいて投入貯留硬貨または出金貯留硬貨を1枚ずつ繰り出す部分に用いられている。また、硬貨両替機や紙幣両替機などにおいて、顧客に払い出す両替硬貨の貯留繰出部に用いられている。さらには、ゲームセンターなどで用いられるメタル計数機、メタル計数分類機、あるいはメタル払出機のメタル投出部に用いられている。
【0003】
従来の硬貨類繰出搬送装置では、回転円板が垂直方向に対して所定角度傾斜した姿勢で回転自在に設けられ、この回転円板の表面との間で硬貨類を貯留するとともに回転円板の周縁に沿う周縁規制壁を有するホッパが設けられている。回転円板にはこの回転円板の回転によりホッパ内の硬貨類を下部域から上部域へ向けて移動させる複数の硬貨類保持手段が回転円板の回転方向に所定間隔で設けられている。回転円板の上部域には回転円板の硬貨類保持手段で下部域から上部域へ移動する硬貨類を受け入れる搬送通路入口部を有する搬送通路が設けられ、この搬送通路の搬送通路入口部に対して搬送通路入口部に移動した硬貨類を搬送通路後段側へ送る搬送突起が所定の間隔で到来するように設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
硬貨類保持手段としては拾上部材が用いられており、回転円板における所定の半径位置に複数の貫通孔が回転方向に一定間隔で形成され、これら貫通孔から回転円板の表面側へ突出可能な拾上部材が設けられている。この拾上部材は回転円板の背面側に設けられた板ばねにより回転円板の表面側へ付勢され、負荷のかかっていない通常時は処理対象硬貨の厚みよりやや少量、回転円板の表面より突出し、この拾上部材が回転円板の表面側から必要以上の力で押圧されると板ばねの弾性変形により回転円板の表面から背面側に埋没する。
【0005】
拾上部材で保持されて搬送通路入口部へ送られた硬貨類を搬送突起で搬送通路後段側へ送る構成であるため、回転円板の表面における上部域で回転円板の表面の半径方向周縁近傍域に搬送通路入口部が形成され、搬送突起は搬送通路入口部域では回転円板の表面に対向配置されている。また、搬送通路入口部の通路幅方向を規制する通路幅規制部材も回転円板の表面に配置されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−152945号公報(第3頁ないし第4頁、図1、図3ないし図5)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の硬貨類繰出搬送装置では、回転円板に複数の貫通孔を回転方向に一定間隔で設けること、貫通孔毎に各貫通孔に入り込む拾上部材を設けること、拾上部材は貫通孔内を可動で回転円板の表面側へ突出可能に設けること、回転円板の裏面に板ばねを設け、この板ばねにより拾上部材は回転円板の表面側へ付勢されていること、このとき拾上部材は処理対象硬貨の厚みよりやや少量、回転円板の表面より突出する構造とすること、この拾上部材が回転円板の表面側から必要以上の力で押圧されると板ばねの弾性変形により回転円板の表面から背面側に埋没する関係に拾上部材と板ばねとを構成すること、回転円板の表面における上部域周縁近傍域を搬送通路入口部にせざるを得ないこと、この搬送通路入口部すなわち回転円板の表面に対向させて搬送突起の移動域を設け、搬送突起は一時的ではあるが回転円板表面に対向した域を移動すること、といった構成を有している。そのため、構造が複雑で高価な硬貨類繰出搬送装置となる問題がある。また、回転円板の表面に搬送通路入口部が形成され、回転円板の表面に対向させて搬送突起が移動するため、組立もやり難い問題がある。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、構造が簡単で安価な硬貨類繰出搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の硬貨類繰出搬送装置は、垂直方向に対して所定角度傾斜した姿勢で回転する回転円板と、この回転円板の周縁に沿う周縁規制壁を有し、回転円板の表面との間に硬貨類を貯留するホッパと、前記回転円板の上部域でかつ回転円板の周縁から外方へ向けて形成される搬送通路入口部を有し、この搬送通路入口部に回転円板側から送り出された硬貨類を受け入れる搬送通路と、前記搬送通路入口部に対して所定の間隔で到来し、搬送通路入口部に回転円板側から送り出された硬貨類を搬送通路の下流側へ搬送する搬送部と、前記搬送通路入口部において回転円板の回転方向上流側から回転円板の外方へ向けて搬送通路と交差姿勢に設けられる保持部材と、前記回転円板の表面から硬貨類の厚み方向に1枚のみが載る寸法分突出して回転円板の回転方向に所定間隔で複数設けられ、前記ホッパの周縁規制壁との間で硬貨類を保持して回転円板の回転により回転円板の下部域から上部域の搬送通路入口部へ向けて移動させ、硬貨類を搬送通路入口部へ送り出したときには前記搬送部が到来するまで前記保持部材との間で硬貨類を一時的に保持する硬貨類保持手段とを具備しているものである。
【0010】
そして、この構成では、回転円板の上部域でかつ回転円板の周縁から外方へ向けて搬送通路入口部を形成し、回転円板の表面に設けた硬貨類保持手段により、硬貨類を保持して回転円板の下部域から上部域へ移動させて搬送通路入口部へ送り出すとともに、搬送通路入口部へ送り出した硬貨類を搬送通路入口部に設けた保持部材との間で一時的に保持し、搬送通路入口部に所定の間隔で到来する搬送部により硬貨類保持手段と保持部材とで保持した硬貨類を搬送通路の下流側へ搬送するので、回転円板外に搬送通路入口部を形成可能で、構造が簡単で安価になる。
【0011】
請求項2記載の硬貨類繰出搬送装置は、請求項1記載の硬貨類繰出搬送装置において、搬送通路入口部は硬貨類の厚み方向の一方の面が接する通路面を有し、搬送通路入口部の通路面に対して硬貨類の厚み方向に1枚のみが通過する位置に設けられる厚み規制部材を具備しているものである。
【0012】
そして、この構成では、搬送通路入口部に設けた厚み規制部材により、搬送通路入口部に送り出される硬貨類が確実に1枚ずつになる。
【0013】
請求項3記載の硬貨類繰出搬送装置は、請求項1または2記載の硬貨類繰出搬送装置において、硬貨類保持手段は、回転円板の表面に設けられた硬貨類保持板であるものである。
【0014】
そして、この構成では、硬貨類保持手段は回転円板の表面に設けられた硬貨類保持板であるので、構造がより簡単で安価になる。
【0015】
請求項4記載の硬貨類繰出搬送装置は、請求項1または2記載の硬貨類繰出搬送装置において、硬貨類保持手段は、ホッパの周縁規制壁との間で硬貨類を保持して回転円板の回転により回転円板の下部域から上部域へ押動する押動保持部と、この押動保持部で回転円板の下部域から上部域へ移動する硬貨類を搬送通路入口部へ押し出す押出部と、押動保持部および押出部に対向する回転円板の回転方向先行側の位置であってこれら押動保持部および押出部との間に硬貨類が径方向に1枚のみ進入可能とする位置に設けられる径規制部と、押出部で搬送通路入口部へ押し出された硬貨類を搬送部が到来するまで保持部材との間で一時的に保持させる移動規制部とを有するものである。
【0016】
そして、この構成では、硬貨類保持手段が、硬貨類を回転円板の下部域から上部域へ移動させる押動保持部、硬貨類を搬送通路入口部へ押し出す押出部、硬貨類を径方向に1枚ずつに規制する径規制部、および搬送通路入口部に押し出された硬貨類を保持部材との間で保持する移動規制部を有する構造であるので、硬貨類を搬送通路入口部に確実に送り出せる。
【0017】
請求項5記載の硬貨類繰出搬送装置は、請求項3記載の硬貨類繰出搬送装置において、硬貨類保持板は、ホッパの周縁規制壁との間で硬貨類を保持して回転円板の回転により回転円板の下部域から上部域へ押動する押動保持部と、この押動保持部から回転円板の外周域まで形成され押動保持部で回転円板の下部域から上部域へ移動する硬貨類を搬送通路入口部へ押し出す押出部と、回転円板の回転方向後続側の硬貨類保持板における押動保持部および押出部に対向する位置であってこれら押動保持部および押出部との間に硬貨類が径方向に1枚のみ進入可能とする位置で回転円板の外周域まで形成される径規制部と、回転円板の外周域側で押出部および径規制部に連続してその回転円板の外周域に沿った形状に形成され押出部で搬送通路入口部へ押し出された硬貨類を搬送部が到来するまで保持部材との間で一時的に保持させる移動規制部とを有するものである。
【0018】
そして、この構成では、硬貨類保持板が、硬貨類を回転円板の下部域から上部域へ移動させる押動保持部、硬貨類を搬送通路入口部へ押し出す押出部、硬貨類を径方向に1枚ずつに規制する径規制部、および搬送通路入口部に押し出された硬貨類を保持部材との間で保持する移動規制部を形成した構造であるので、硬貨類を搬送通路入口部に確実に送り出せ、構造がより簡単で安価になる。
【0019】
請求項6記載の硬貨類繰出搬送装置は、請求項1ないし5いずれか記載の硬貨類繰出搬送装置において、回転円板は、この回転円板の表面における半径方向外側域に設けられ硬貨類が径方向に1枚載る寸法の第1の回転円板表面部と、この第1の回転円板表面部より半径方向内側域に設けられ第1の回転円板表面部よりも回転円板の表面側へ突出する第2の回転円板表面部とを有し、硬貨類保持手段は、第1の回転円板表面部に設けられているものである。
【0020】
そして、この構成では、回転円板の半径方向内側域に、半径方向外側域の第1の回転円板表面部よりも回転円板の表面側へ突出する第2の回転円板表面部を設けたので、第1の回転円板表面部に設けられる硬貨類保持手段に対して硬貨類を確実に1枚ずつ保持させ、硬貨類保持手段から下方への脱落も少なくなる。
【0021】
請求項7記載の硬貨類繰出搬送装置は、請求項6記載の硬貨類繰出搬送装置において、第2の回転円板表面部は、第1の回転円板表面部よりも回転円板の表面側へ硬貨類の厚み方向に1枚のみを規制する寸法分突出されているものである。
【0022】
そして、この構成では、第2の回転円板表面部が、第1の回転円板表面部よりも回転円板の表面側へ硬貨類の厚み方向に1枚のみを規制する寸法分突出するので、第1の回転円板表面部に設けられる硬貨類保持手段に対して硬貨類をより確実に1枚ずつ保持させる。
【0023】
請求項8記載の硬貨類繰出搬送装置は、請求項1ないし7いずれか記載の硬貨類繰出搬送装置において、搬送通路入口部に送り出される硬貨類を検知する硬貨類検知センサを備え、この硬貨類検知センサは、正規径の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときにその硬貨類を検知しその硬貨類が保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類より径小の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときおよびその後の保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設けられているものである。
【0024】
そして、この構成では、搬送通路入口部に送り出される硬貨類を検知する硬貨類検知センサを、正規径の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときにその硬貨類を検知しその硬貨類が保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類より径小の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときおよびその後の保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設けたので、正規径の硬貨類より径小の硬貨類を検知し、検知した径小の硬貨類を取り出すなどの対応が可能となる。
【0025】
請求項9記載の硬貨類繰出搬送装置は、請求項4または5記載の硬貨類繰出搬送装置において、搬送通路入口部に送り出される硬貨類を検知する硬貨類検知センサを備え、この硬貨類検知センサは、正規径の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときにその硬貨類を検知しその硬貨類が保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類より径小の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときおよびその後の保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設けられ、回転円板の回転方向における複数の移動規制部の1ピッチ分の回転毎に同期して回転円板の回転位置を検知する回転位置検知手段と、この回転位置検知手段で検知する所定の時期に硬貨類検知センサが検知状態にあるとき正規径より径小の硬貨類を検知する検知制御部とを備えているものである。
【0026】
そして、この構成では、搬送通路入口部に送り出される硬貨類を検知する硬貨類検知センサを、正規径の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときにその硬貨類を検知しその硬貨類が保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類より径小の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときおよびその後の保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設け、さらに、回転円板の回転方向における複数の移動規制部の1ピッチ分の回転毎に同期して回転円板の回転位置を検知する回転位置検知手段を設けたので、この回転位置検知手段で検知する所定の時期に硬貨類検知センサが検知状態にあるとき、正規径より径小の硬貨類を確実に検知し、径小の硬貨類を取り出すなどの対応が可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0028】
図1および図2示すように、硬貨類繰出搬送装置は、垂直方向(鉛直方向)に対して所定角度傾斜する姿勢で回転する回転円板11、この回転円板11の周縁に沿う周縁規制壁12を有し回転円板11の表面部11aとの間に硬貨類(硬貨、メタルなどを硬貨類と総称する)Cを貯留するホッパ13、回転円板11の上部域でかつ回転円板11の周縁から外方へ向けて形成される搬送通路入口部14を有し回転円板11の回転により回転円板11の下部域から上部域に移動して搬送通路入口部14に送り出された硬貨類Cを受け入れて後段側へ搬送する搬送通路15を有している。
【0029】
回転円板11は、垂直方向に対して所定角度傾斜する姿勢で、回転円板11の中心部が回転軸18に取り付けられて支持されている。回転軸18は、フレーム19に対して軸受20で回転自在に支持され、図示しないモータやプーリおよびベルトなどの伝達機構などを有する駆動手段21にて駆動力が伝達される。そして、回転円板11は、図1に矢印にて示す回転方向(正回転方向)、または矢印の回転方向と反対の逆回転方向に回転駆動される。
【0030】
回転円板11の表面部11aの中央域には円板状のガイド板22が複数の固定ねじ23によって取り付けられ、このガイド板22の半径方向外方域すなわち回転円板11の表面部11aにおける半径方向外側域に環状の第1の回転円板表面部24が形成され、ガイド板22の表面すなわち第1の回転円板表面部24より半径方向内側域に第1の回転円板表面部24よりも回転円板11の表面側へ突出する第2の回転円板表面部25が形成されている。第1の回転円板表面部24におけるガイド板22の周縁と回転円板11の周縁との間の寸法は、処理対象の硬貨類Cが径方向に1枚ずつ載る寸法に形成されている。第2の回転円板表面部25は、第1の回転円板表面部24よりも回転円板11の表面側へ硬貨類Cの厚み方向に1枚のみを規制する寸法分突出されており、この第2の回転円板表面部25の表面つまりガイド板22の表面にはホッパ13内に貯留される硬貨類Cの攪拌およびガイド板22の表面への硬貨類Cの貼り付きを防止する略球面凸形状の複数の突部26が突出形成されている。
【0031】
回転円板11の第1の回転円板表面部24には、硬貨類保持手段27としての硬貨類保持板28が、回転円板11の回転方向に所定間隔に配列されてそれぞれ複数の固定ねじ29にて取り付けられている。各硬貨類保持板28は、第1の回転円板表面部24の表面から硬貨類Cの厚み方向に1枚のみが載る寸法分突出して形成され、各硬貨類保持板28の外縁部には押動保持部30、押出部31、径規制部32および移動規制部33が形成されている。
【0032】
押動保持部30は、回転円板11の回転方向に臨むとともに回転円板11の半径方向の内径側より外径側が回転方向後続側に傾斜して形成され、硬貨類Cの周縁部位に当接するとともにホッパ13の周縁規制壁12との間で硬貨類Cを保持して回転円板11の回転により回転円板11の下部域から上部域へ押動する。この押動保持部30には、図3に示すように、回転円板11から離れた側の端部が回転方向に突出するように面取部34が形成され、この面取部34によって回転円板11の表面部11aに対して上面側へ多少変形した硬貨類Cであっても確実に引っ掛けて保持可能としている。
【0033】
押出部31は、押動保持部30から回転円板11の外周域まで、その外周域側が回転方向後続側に傾斜して形成され、押動保持部30で回転円板11の下部域から上部域へ移動する硬貨類Cを受け取って搬送通路入口部14へ押し出す(図9参照)。
【0034】
径規制部32は、回転円板11の回転方向後続側の硬貨類保持板28における押動保持部30および押出部31に対向する位置であって、これら押動保持部30および押出部31との間に硬貨類Cが径方向に1枚のみ進入可能とする位置で回転円板11の外周域まで、その外周域側が回転方向後続側に傾斜して形成されている。
【0035】
移動規制部33は、回転円板11の外周域側で押出部31および径規制部32に連続してその回転円板11の外周域に沿った形状に形成され、押出部31で搬送通路入口部14へ押し出された硬貨類Cを保持部材46との間でその押出状態に保持する。
【0036】
回転円板11の周縁近傍には、複数の検知孔35が回転方向に所定間隔にて形成されている。一部の検知孔35は硬貨類保持板28にも形成されている。そして、回転円板11の下部域において、これら検知孔35を通じて検知光を投受光して硬貨類Cや残留する異物などを検知する図示しない複数の残留検知センサが配置されている。
【0037】
回転円板11のガイド板22の周縁には、各硬貨類保持板28の押動保持部30に対向する位置にガイド部36がそれぞれ突出形成されている。このガイド部36の先端側は回転円板11に形成された孔部37に挿入され、ガイド部36の上面が第1の回転円板表面部24側から第2の回転円板表面部25側に向けて傾斜するように形成されている。その結果、ガイド板22と押動保持部30または押動保持部30に隣接する径規制部32域間に硬貨類Cが噛み込むことを防いでいる。
【0038】
また、ホッパ13は、搬送通路入口部14の部位を除いて回転円板11の周縁に沿う周縁規制壁12を有し、この周縁規制壁12の内壁面から回転円板11の第1の回転円板表面部24の外径側域に対して硬貨類Cの厚み方向に数枚分の間隔をあけて対向する対向規制部38が形成され、上面に硬貨類Cをホッパ13内に受け入れるホッパ投入口39が開口形成されている。ホッパ13の下部域で周縁規制壁12を含む一部に排出開口40が形成され、この排出開口40には閉じた状態でホッパ13の一部を構成する開閉部材41が上部の支軸42を支点として開閉可能に配置され、この開閉部材41が図示しないソレノイドなどによって開閉駆動される。
【0039】
また、搬送通路15は、回転円板11の上部域つまり搬送通路入口部14から回転円板11の回転方向に対応した斜め上方に向けて延設されるとともにその斜め上方位置から略水平方向に向けて延設された通路底板44を有しており、この通路底板44の上面に硬貨の厚み方向の一方の面が接する通路面45が形成され、この通路面45が回転円板11の第1の回転円板表面部24と略同一面で回転円板11と同じ傾斜姿勢に配設されている。
【0040】
搬送通路入口部14には、通路面45上において、搬送通路入口部14における回転円板11の回転方向上流側の周縁規制壁12から回転円板11の外方へ向けてその回転円板11の周縁から徐々に離れて搬送通路15と交差する姿勢に保持部材46が配設されている。そして、保持部材46では、硬貨類保持板28の押出部31から搬送通路入口部14へ押し出された硬貨類Cをガイドするとともに硬貨類保持板28の移動規制部33との間で一時的に停止保持するようにしている。
【0041】
搬送通路入口部14の通路面45に対向し、図1および図4に示すように、保持部材46に当接した位置であって回転円板11側から送り出される硬貨類Cがその厚み方向に1枚のみが通過可能とする位置に厚み規制部材47が配設されている。この厚み規制部材47は、回転円板11側に臨む側面が回転円板11の外周縁形状に対応して円弧状に形成され、搬送通路入口部14の外側に突出する端部が揺動支軸48によって揺動可能に支持され、図示しないスプリングなどの付勢手段によって保持部材46に当接する厚み規制位置に向けて付勢され、厚み規制部材47と通路面45との間で硬貨類Cを噛み込みそうになったときには付勢に抗して厚み規制部材47が逃げ、硬貨類Cの噛み込みを防止するようにしている。
【0042】
搬送通路15には、搬送通路入口部14に臨む位置を始端として通路幅方向の両側にガイド板49,50が配設されている。ガイド板49の始端側は、ホッパ13の周縁規制壁12と厚み規制部材47との間において回転円板11の外周縁に臨むとともに回転円板11の外周縁形状に対応して円弧状に形成され、周縁規制壁12と同様に回転円板11の周縁規制壁の一部を構成する。
【0043】
搬送通路15には、搬送通路入口部14に送り出された硬貨類Cを搬送通路15の後段側へ搬送する搬送手段51が配設されている。この搬送手段51は、無端状の搬送ベルト52を有し、この搬送ベルト52が搬送通路入口部14に配置されるプーリ53、搬送通路15の方向が変わる途中位置に配置されるプーリ54を含む複数のプーリによって搬送通路15に沿って張設されている。搬送ベルト52の通路面45に対向する面には、搬送部としての搬送突起55が所定間隔毎に突出されており、搬送ベルト52の回転によりこれら搬送突起55が所定の間隔で搬送通路入口部14に到来して搬送通路入口部14に送り出された硬貨類Cの周縁部位に当接して搬送通路15の後段側へ搬送する。これら搬送突起55の間隔は処理する最大径の硬貨類Cの径寸法より広い間隔に設定されている。搬送突起55の間隔とプーリ53の1回転とは同期しており、プーリ53には1回転毎に搬送突起55が係合する凹部56が形成されている。プーリ53には、回転円板11と同じ駆動手段21から駆動力が伝達され、各硬貨類保持板28の移動規制部33が保持部材46との間で硬貨類Cを保持しているときに搬送突起55が到来するタイミングで、回転円板11と回転ベルト52とが同期して回転駆動される。なお、保持部材46には、搬送突起55の通過を許容する通過部46aが形成されている。
【0044】
搬送通路15には、搬送する硬貨の適正、不適正、金種などを識別する材質センサ、イメージセンサなどを含む識別部57が配設されている。搬送通路15の識別部57より後段側には不適正な硬貨類Cを排除する図示しないリジェクト部が設けられ、このリジェクト部より後段側に硬貨類Cを種類別に分類する種類別分類部などが設けられている。
【0045】
搬送通路入口部14には、回転円板11から送り出される硬貨類Cを検知する硬貨類検知センサ58が配設されている。この硬貨類検知センサ58は、検知光を投受光する光センサによって構成され、図5に示すように、正規径の範囲内の硬貨類C(例えば、最小径の1円硬貨C1から最大径の500円硬貨C500)が搬送通路入口部14に送り出されるときにその硬貨類Cで遮光されて硬貨類Cを検知しその硬貨類Cが保持部材46と硬貨類保持板28の移動規制部33とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類Cより径小である径小硬貨類CSが搬送通路入口部14に送り出されるときおよびその後の保持部材46と硬貨類保持板28の移動規制部33とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設けられている。
【0046】
また、図6に示すように、回転円板11を回転駆動する駆動手段21には、回転円板11の回転方向における複数の硬貨類保持板28の移動規制部33の1ピッチ分の回転毎に同期して回転円板11の回転位置を検知する回転位置検知手段61が配設されている。この回転位置検知手段61は、移動規制部33の1ピッチ分の回転毎に1回転する回転軸62を有し、この回転軸62にカム63が取り付けられ、このカム63の周縁の一部に切欠部64が形成されている。カム63の周縁部に臨んでこのカム63の両側から検知光を投受光する光センサにて構成された期間検知センサ65が配置されている。期間検知センサ65によって、移動規制部33の回転方向の始点から回転方向後続側の次位の移動規制部33の始点の回転に同期する期間を検知する。
【0047】
図6(a)は期間検知センサ65が遮光状態から透光状態に切り換わった位置にあり、このとき、図5に示すように、ある1つの硬貨類保持板28が硬貨類Cを保持部材46との間で保持したタイミングの位置に対応している。また、図6(b)は期間検知センサ65が透光状態から遮光状態に切り換わってから所定時間経過した位置であって、硬貨類保持板28によって搬送通路入口部14に送り出される過程にある最大径の硬貨類Cが硬貨類検知センサ58を遮光したタイミングの位置に対応している。
【0048】
そして、図7には、硬貨類Cの径に応じた硬貨類検知センサ58の遮光期間と、期間検知センサ65の遮光期間および透光期間とのタイミングの関係を示す。期間検知センサ65が透光状態から遮光状態に切り換わってから所定時間経過後した位置であって、硬貨類保持板28によって搬送通路入口部14に送り出される過程にある最大径の硬貨類C(例えば、500円硬貨C500)が硬貨類検知センサ58を遮光した位置をタイミングT1、期間検知センサ65が遮光状態から透光状態に切り換わった位置をタイミングT3、タイミングT1とタイミングT3との略中間の位置をタイミングT2とする。
【0049】
硬貨類Cには、正規径の硬貨類Cを含み搬送通路15において搬送可能とする硬貨類Cと、これら硬貨類Cより径小で搬送通路15において搬送不可能な径小硬貨類CSとがあり、搬送可能な硬貨類はタイミングT3までに硬貨類検知センサ58を通過して透光状態となり、搬送不可能な径小硬貨類CSはタイミングT3の時点も硬貨類検知センサ58の位置にあって遮光状態にある。
【0050】
また、図11に示すように、回転位置検知手段61で検知する所定の時期つまりタイミングT3のときに、硬貨類検知センサ58が遮光状態にあれば、正規径より径小である径小硬貨類CSであることを検知する検知制御部68を備えている。この検知制御部68は制御部69に接続され、制御部69を通じて駆動手段21の駆動(正回転または逆回転)および停止の制御がなされる。
【0051】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0052】
回転円板11の表面部11aとホッパ13とで囲まれる貯留空間内に複数枚の硬貨類Cが投入される。
【0053】
回転円板11を回転させると、ホッパ13の下部域を移動する回転円板11の硬貨類保持板28やガイド板22の複数の突部26などでホッパ13内の硬貨類Cを攪拌しながら、回転円板11の回転方向に隣り合う硬貨類保持板28間とガイド板22とで囲まれる第1の回転円板表面部24上に硬貨類Cが径方向に1枚ずつ入り込むとともにこの硬貨類Cの面が第1の回転円板表面部24に接した状態で、その硬貨類Cを回転方向後続側の硬貨類保持板28で1枚ずつ拾い上げていく。すなわち、図8に示すように、硬貨類保持板28の押動保持部30が厚み方向に1枚の硬貨類Cの周縁部位に接触し、この硬貨類Cをホッパ13の周縁規制壁12との間で保持して回転円板11の下部域から上部域へ向けて移動させる。
【0054】
図9に示すように、硬貨類保持板28の押動保持部30で回転円板11の下部域から上部域へ移動する硬貨類Cが搬送通路入口部14に臨むことで、ホッパ13の周縁規制壁12に接触していた硬貨類Cが保持部材46に接触し、この保持部材46に沿って硬貨類Cが回転円板11の外方へ移動していき、それによって、硬貨類Cに対する硬貨類保持板28の接触位置が押動保持部30から押出部31に移り、この押出部31によって搬送通路入口部14へ押し出ていく。
【0055】
搬送通路入口部14へ硬貨類Cを押し出すことで、この硬貨類Cで硬貨類検知センサ58を遮光する。このときの図7におけるタイミングは、硬貨類Cの径に応じて、タイミングT1からタイミングT2の間にある。ただし、最も径小である径小硬貨類CSなどはタイミングT2からタイミングT3の間にある。
【0056】
その後、図10に示すように、硬貨類Cに対する硬貨類保持板28の接触位置が押出部31から移動規制部33に移り、硬貨類Cを回転円板11から搬送通路入口部14に完全に押し出し、この押し出した硬貨類Cを保持部材46と移動規制部33との間で搬送突起55が到来するまで一時的に保持する。
【0057】
そして、保持部材46と移動規制部33との間で保持された硬貨類Cが、正規径を含む搬送通路15で搬送可能な硬貨類Cの場合には、図7のタイミングT3に達する前に、硬貨類Cが硬貨類検知センサ58の位置を通過していて、硬貨類検知センサ58が透光状態となっているため、搬送通路入口部14へ送り出された硬貨類Cは正規径を含む搬送通路15で搬送可能の硬貨類Cであることを検知制御部68にて検知できる。
【0058】
また、保持部材46と移動規制部33との間で保持された硬貨類Cが、正規径より径小で搬送通路15にて搬送不可能な径小硬貨類CSの場合には、図7のタイミングT3に達した時点でも、径小硬貨類CSが硬貨類検知センサ58の位置にあって、硬貨類検知センサ58が遮光状態にあるため、搬送通路15で搬送不可能な径小硬貨類CSであることを検知制御部68にて検知できる。この径小硬貨類CSの検知時には、その径小硬貨類CSの取出処理を実行するもので、制御部69を通じて、例えば、即時に駆動手段21を停止させて機体内部を開いて径小硬貨類CSを取り出したり、あるいは、回転円板11を停止後に逆回転させて径小硬貨類CSをホッパ13内に戻した後、回転円板11を再度正回転させて繰り出しを継続し、径小硬貨類CSを再度検知すれば同様の動作を繰り返し、最後には径小硬貨類CSだけがホッパ13内に残り、回転円板11の逆回転、正回転を繰り返しても搬送通路15への硬貨類Cの送り込みが無い場合に、ホッパ13の開閉部材41を開放して排出開口40から径小硬貨類CSを排出してリジェクトボックスなどに回収する。
【0059】
そして、正規径を含む搬送通路15で搬送可能な硬貨類Cが保持部材46と移動規制部33との間で保持されている状態で、搬送突起55が搬送通路入口部14に到来し、この搬送突起55が硬貨類Cの周縁部位に接触し、この搬送突起55で硬貨類Cを押動して保持部材46から離すとともに移動規制部33との間で保持しながら搬送通路15内へ向けて移動させ、硬貨類Cを移動規制部33からガイド板49に受け渡して搬送通路15内へ送り込む。
【0060】
搬送通路15では、硬貨類Cを1枚ずつ搬送しながら、識別部57で識別し、搬送可能な硬貨類Cのうちの正規径より径小の硬貨類Cをリジェクト部で排除し、正規径の硬貨類Cのみを搬送通路15の後段側へ搬送して処理する。
【0061】
また、図1に示すように、硬貨類保持板28の押動保持部30で回転円板11の下部域から上部域へ移動する硬貨類Cが、正規厚みより厚い硬貨類CWであった場合には、厚い硬貨類CWは厚み規制部材47に当接して搬送通路入口部14に入り込まず、厚み規制部材47およびガイド板49を通じて回転円板11の最上部域まで移動し、硬貨類保持板28の押動保持部30から外れてホッパ13内に落下する。そのため、最後には、厚い硬貨類CWがホッパ13内に残り、回転円板11の回転を継続していても搬送通路15への硬貨類Cの送り込みが無い場合に、ホッパ13の開閉部材41を開放して排出開口40から厚い硬貨類CWを排出してリジェクトボックスなどに回収する。
【0062】
また、正規径より径大な径大硬貨類は、回転円板11の回転方向に隣り合う硬貨類保持板28間とガイド板22とで囲まれる第1の回転円板表面部24上に入り込むことができず、搬送通路入口部14に送り出されることはない。仮に、硬貨類保持板28の押動保持部30に径大硬貨類の縁部が引っ掛かっても、回転円板11の回転方向に対応した径大硬貨類の縁部は回転方向先行側の硬貨類保持板28上に乗り上げるため、第1の回転円板表面部24に径大硬貨類の面が接することがなく、この径大硬貨類が搬送通路入口部14の付近まで移動しても厚み規制部材47の規制によって搬送通路入口部14に送り出されることはない。
【0063】
このように、硬貨類繰出搬送装置では、回転円板11の上部域でかつ回転円板11の周縁から外方へ向けて搬送通路入口部14を形成すること、回転円板11の表面に設けた硬貨類保持手段27により、硬貨類を保持して回転円板11の下部域から上部域へ移動させて搬送通路入口部14へ送り出し、搬送通路入口部14へ送り出した硬貨類を搬送通路入口部14に設けた保持部材46との間で一時的に保持すること、搬送通路入口部14に所定の間隔で到来する搬送突起55により硬貨類保持板28と保持部材46とで保持した硬貨類を搬送通路15の下流側へ搬送すること、といった構成であるため、構造が簡単で安価にできる。
【0064】
しかも、従来は、構造が複雑で、回転円板の表面に搬送通路入口部が形成され、回転円板の表面に対向させて搬送突起が移動することから、硬貨類の詰まりが生じやすい構造であるのに対し、本硬貨類繰出搬送装置では、回転円板11外に搬送通路入口部14を形成でき、構造を簡単にできるため、構造が簡単で、硬貨類Cの詰まりが生じにくく、また仮にそれが生じても詰まり硬貨類Cの取り出し、詰まり解消がしやすい。
【0065】
また、搬送通路入口部14に設けた厚み規制部材47により、搬送通路入口部14に送り出される硬貨類Cを確実に1枚ずつにできる。
【0066】
また、硬貨類保持手段27として硬貨類保持板28を用いることで、構造がより簡単で安価にできる。特に、硬貨類保持板27が、硬貨類Cを回転円板11の下部域から上部域へ移動させる押動保持部30、硬貨類Cを搬送通路入口部14へ押し出す押出部31、硬貨類Cを径方向に1枚ずつに規制する径規制部32、および搬送通路入口部14に押し出された硬貨類Cを保持部材46との間で保持する移動規制部33を形成した構造であるので、硬貨類Cを搬送通路入口部14に確実に送り出すことができ、構造がより簡単で安価にできる。
【0067】
また、回転円板11の半径方向内側域に半径方向外側域の第1の回転円板表面部24よりも回転円板11の表面側へ突出する第2の回転円板表面部25を設け、しかも、その第2の回転円板表面部25が、第1の回転円板表面部24よりも回転円板11の表面側へ硬貨類Cの厚み方向に1枚のみを規制する寸法分突出するので、第1の回転円板表面部24に設けられる硬貨類保持板28に対して硬貨類Cを確実に1枚ずつ保持させることができ、硬貨類保持板28から下方への脱落も少なくできる。
【0068】
また、搬送通路入口部14に送り出される硬貨類Cを検知する硬貨類検知センサ58を、正規径の硬貨類Cが搬送通路入口部14に送り出されるときにその硬貨類Cを検知しその硬貨類Cが保持部材46と硬貨類保持板28とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類Cより径小である径小硬貨類CSが搬送通路入口部14に送り出されるときおよびその後の保持部材46と硬貨類保持板28とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設けたので、正規径の硬貨類Cより径小である径小硬貨類CSを検知でき、検知した径小硬貨類CSを取り出すなどの対応ができる。
【0069】
さらに、回転円板11の回転方向における複数の移動規制部の1ピッチ分の回転毎に同期して回転円板11の回転位置を検知する回転位置検知手段61を設けたので、この回転位置検知手段61で検知する所定の時期に硬貨類検知センサ58が検知状態にあるとき、径小硬貨類CSを確実に検知でき、径小硬貨類CSを取り出すなどの対応ができる。
【0070】
なお、硬貨類保持手段27は、1枚の硬貨類保持板28に限らず、ホッパ13の周縁規制壁12との間で硬貨類Cを保持して回転円板11の回転により回転円板11の下部域から上部域へ押動する押動保持部30と、この押動保持部30で回転円板11の下部域から上部域へ移動する硬貨類Cを搬送通路入口部14へ押し出す押出部31と、押動保持部30および押出部31に対向する回転円板11の回転方向先行側の位置であってこれら押動保持部30および押出部31との間に硬貨類Cが径方向に1枚のみ進入可能とする位置に設けられる径規制部32と、押出部31で搬送通路入口部14へ押し出された硬貨類Cを搬送突起55が到来するまで保持部材46との間で一時的に停止保持させる移動規制部33とを、それぞれ全て別部材あるいは一部を別部材で構成しても、硬貨類Cを搬送通路入口部14に確実に送り出すことができる。
【0071】
また、硬貨類保持手段27は、回転円板11と別体の硬貨類保持板28を回転円板11に固定する構造に限らず、回転円板11と一体に形成してもよく、部品点数を削減できる。
【0072】
【発明の効果】
請求項1記載の硬貨類繰出搬送装置によれば、回転円板の上部域でかつ回転円板の周縁から外方へ向けて搬送通路入口部を形成でき、回転円板の表面に設けた硬貨類保持手段により、硬貨類を保持して回転円板の下部域から上部域へ移動させて搬送通路入口部へ送り出し、搬送通路入口部へ送り出した硬貨類を搬送通路入口部に設けた保持部材との間で一時的に保持でき、搬送通路入口部に所定の間隔で到来する搬送部により硬貨類保持手段と保持部材とで保持した硬貨類を搬送通路の下流側へ搬送できるので、回転円板外に搬送通路入口部が形成でき、構造が簡単で安価にできる。
【0073】
請求項2記載の硬貨類繰出搬送装置によれば、請求項1記載の硬貨類繰出搬送装置の効果に加えて、搬送通路入口部に設けた厚み規制部材により、搬送通路入口部に送り出される硬貨類を確実に1枚ずつにできる。
【0074】
請求項3記載の硬貨類繰出搬送装置によれば、請求項1または2記載の硬貨類繰出搬送装置の効果に加えて、硬貨類保持手段は回転円板の表面に設けられた硬貨類保持板であるので、構造がより簡単で安価にできる。
【0075】
請求項4記載の硬貨類繰出搬送装置によれば、請求項1または2記載の硬貨類繰出搬送装置の効果に加えて、硬貨類保持手段が、硬貨類を回転円板の下部域から上部域へ移動させる押動保持部、硬貨類を搬送通路入口部へ押し出す押出部、硬貨類を径方向に1枚ずつに規制する径規制部、および搬送通路入口部に押し出された硬貨類を保持部材との間で保持する移動規制部を有する構造であるので、硬貨類を搬送通路入口部に確実に送り出すことができる。
【0076】
請求項5記載の硬貨類繰出搬送装置によれば、請求項3記載の硬貨類繰出搬送装置の効果に加えて、硬貨類保持板が、硬貨類を回転円板の下部域から上部域へ移動させる押動保持部、硬貨類を搬送通路入口部へ押し出す押出部、硬貨類を径方向に1枚ずつに規制する径規制部、および搬送通路入口部に押し出された硬貨類を保持部材との間で保持する移動規制部を形成した構造であるので、硬貨類を搬送通路入口部に確実に送り出すことができ、構造がより簡単で安価にできる。
【0077】
請求項6記載の硬貨類繰出搬送装置によれば、請求項1ないし5いずれか記載の硬貨類繰出搬送装置の効果に加えて、回転円板の半径方向内側域に半径方向外側域の第1の回転円板表面部よりも回転円板の表面側へ突出する第2の回転円板表面部を設けたので、第1の回転円板表面部に設けられる硬貨類保持手段に対して硬貨類を確実に1枚ずつ保持させることができ、硬貨類保持手段から下方への脱落も少なくできる。
【0078】
請求項7記載の硬貨類繰出搬送装置によれば、請求項6記載の硬貨類繰出搬送装置の効果に加えて、第2の回転円板表面部が、第1の回転円板表面部よりも回転円板の表面側へ硬貨類の厚み方向に1枚のみを規制する寸法分突出するので、第1の回転円板表面部に設けられる硬貨類保持手段に対して硬貨類をより確実に1枚ずつ保持させることができる。
【0079】
請求項8記載の硬貨類繰出搬送装置によれば、請求項1ないし7いずれか記載の硬貨類繰出搬送装置の効果に加えて、搬送通路入口部に送り出される硬貨類を検知する硬貨類検知センサを、正規径の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときにその硬貨類を検知しその硬貨類が保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類より径小の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときおよびその後の保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設けたので、正規径の硬貨類より径小の硬貨類を検知でき、検知した径小の硬貨類を取り出すなどの対応ができる。
【0080】
請求項9記載の硬貨類繰出搬送装置によれば、請求項4または5記載の硬貨類繰出搬送装置の効果に加えて、搬送通路入口部に送り出される硬貨類を検知する硬貨類検知センサを、正規径の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときにその硬貨類を検知しその硬貨類が保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類より径小の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときおよびその後の保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設け、さらに、回転円板の回転方向における複数の移動規制部の1ピッチ分の回転毎に同期して回転円板の回転位置を検知する回転位置検知手段を設けたので、この回転位置検知手段で検知する所定の時期に硬貨類検知センサが検知状態にあるとき、正規径より径小の硬貨類を確実に検知でき、径小の硬貨類を取り出すなどの対応ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す硬貨類繰出搬送装置の正面図である。
【図2】同上硬貨類繰出搬送装置の断面図である。
【図3】同上硬貨類繰出搬送装置の硬貨類保持板を示す図1のA−A矢視図である。
【図4】同上硬貨類繰出搬送装置の厚み規制部材を示す図1のB−B矢視図である。
【図5】同上硬貨類繰出搬送装置の搬送通路入口部に保持される硬貨類の径に応じた位置を説明する正面図である。
【図6】同上硬貨類繰出搬送装置の回転位置検知手段を示し、(a)は遮光状態から透光状態に切り換わった位置(図7のT3時点)の正面図、(b)はスタート位置(図7のT1時点)の正面図である。
【図7】同上硬貨類繰出搬送装置の硬貨類の径に応じた回転位置検知手段の遮光タイミングを示すタイミングチャートである。
【図8】同上硬貨類繰出搬送装置の硬貨類保持板によって硬貨類を下部域から上部域に移動させる移動状態の正面図である。
【図9】同上硬貨類繰出搬送装置の硬貨類保持板によって硬貨類を搬送通路入口部に押し出す押出状態の正面図である。
【図10】同上硬貨類繰出搬送装置の硬貨類保持板によって硬貨類を搬送通路入口部で一時的に保持した保持状態の正面図である。
【図11】同上硬貨類繰出搬送装置の検知制御部に関するブロック図である。
【符号の説明】
11 回転円板
12 周縁規制壁
13 ホッパ
14 搬送通路入口部
15 搬送通路
24 第1の回転円板表面部
25 第2の回転円板表面部
28 硬貨類保持手段としての硬貨類保持板
30 押動保持部
31 押出部
32 径規制部
33 移動規制部
45 通路面
46 保持部材
47 厚み規制部材
55 搬送部としての搬送突起
58 硬貨類検知センサ
61 回転位置検知手段
68 検知制御部
C 硬貨類

Claims (9)

  1. 垂直方向に対して所定角度傾斜した姿勢で回転する回転円板と、
    この回転円板の周縁に沿う周縁規制壁を有し、回転円板の表面との間に硬貨類を貯留するホッパと、
    前記回転円板の上部域でかつ回転円板の周縁から外方へ向けて形成される搬送通路入口部を有し、この搬送通路入口部に回転円板側から送り出された硬貨類を受け入れる搬送通路と、
    前記搬送通路入口部に対して所定の間隔で到来し、搬送通路入口部に回転円板側から送り出された硬貨類を搬送通路の下流側へ搬送する搬送部と、
    前記搬送通路入口部において回転円板の回転方向上流側から回転円板の外方へ向けて搬送通路と交差姿勢に設けられる保持部材と、
    前記回転円板の表面から硬貨類の厚み方向に1枚のみが載る寸法分突出して回転円板の回転方向に所定間隔で複数設けられ、前記ホッパの周縁規制壁との間で硬貨類を保持して回転円板の回転により回転円板の下部域から上部域の搬送通路入口部へ向けて移動させ、硬貨類を搬送通路入口部へ送り出したときには前記搬送部が到来するまで前記保持部材との間で硬貨類を一時的に保持する硬貨類保持手段と
    を具備していることを特徴とする硬貨類繰出搬送装置。
  2. 搬送通路入口部は硬貨類の厚み方向の一方の面が接する通路面を有し、
    搬送通路入口部の通路面に対して硬貨類の厚み方向に1枚のみが通過する位置に設けられる厚み規制部材を具備している
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨類繰出搬送装置。
  3. 硬貨類保持手段は、回転円板の表面に設けられた硬貨類保持板である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の硬貨類繰出搬送装置。
  4. 硬貨類保持手段は、ホッパの周縁規制壁との間で硬貨類を保持して回転円板の回転により回転円板の下部域から上部域へ押動する押動保持部と、この押動保持部で回転円板の下部域から上部域へ移動する硬貨類を搬送通路入口部へ押し出す押出部と、押動保持部および押出部に対向する回転円板の回転方向先行側の位置であってこれら押動保持部および押出部との間に硬貨類が径方向に1枚のみ進入可能とする位置に設けられる径規制部と、押出部で搬送通路入口部へ押し出された硬貨類を搬送部が到来するまで保持部材との間で一時的に保持させる移動規制部とを有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の硬貨類繰出搬送装置。
  5. 硬貨類保持板は、ホッパの周縁規制壁との間で硬貨類を保持して回転円板の回転により回転円板の下部域から上部域へ押動する押動保持部と、この押動保持部から回転円板の外周域まで形成され押動保持部で回転円板の下部域から上部域へ移動する硬貨類を搬送通路入口部へ押し出す押出部と、回転円板の回転方向後続側の硬貨類保持板における押動保持部および押出部に対向する位置であってこれら押動保持部および押出部との間に硬貨類が径方向に1枚のみ進入可能とする位置で回転円板の外周域まで形成される径規制部と、回転円板の外周域側で押出部および径規制部に連続してその回転円板の外周域に沿った形状に形成され押出部で搬送通路入口部へ押し出された硬貨類を搬送部が到来するまで保持部材との間で一時的に保持させる移動規制部とを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の硬貨類繰出搬送装置。
  6. 回転円板は、この回転円板の表面における半径方向外側域に設けられ硬貨類が径方向に1枚載る寸法の第1の回転円板表面部と、この第1の回転円板表面部より半径方向内側域に設けられ第1の回転円板表面部よりも回転円板の表面側へ突出する第2の回転円板表面部とを有し、
    硬貨類保持手段は、第1の回転円板表面部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の硬貨類繰出搬送装置。
  7. 第2の回転円板表面部は、第1の回転円板表面部よりも回転円板の表面側へ硬貨類の厚み方向に1枚のみを規制する寸法分突出されている
    ことを特徴とする請求項6記載の硬貨類繰出搬送装置。
  8. 搬送通路入口部に送り出される硬貨類を検知する硬貨類検知センサを備え、この硬貨類検知センサは、正規径の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときにその硬貨類を検知しその硬貨類が保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類より径小の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときおよびその後の保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の硬貨類繰出搬送装置。
  9. 搬送通路入口部に送り出される硬貨類を検知する硬貨類検知センサを備え、この硬貨類検知センサは、正規径の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときにその硬貨類を検知しその硬貨類が保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときに非検知状態となる位置であって、正規径の硬貨類より径小の硬貨類が搬送通路入口部に送り出されるときおよびその後の保持部材と硬貨類保持手段とで保持される位置に至ったときにも検知状態となる位置に設けられ、
    回転円板の回転方向における複数の移動規制部の1ピッチ分の回転毎に同期して回転円板の回転位置を検知する回転位置検知手段と、この回転位置検知手段で検知する所定の時期に硬貨類検知センサが検知状態にあるとき正規径より径小の硬貨類を検知する検知制御部とを備えている
    ことを特徴とする請求項4または5記載の硬貨類繰出搬送装置。
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