JP3234230B2 - インサート成形により把持されたボールを備えたコネクタ - Google Patents

インサート成形により把持されたボールを備えたコネクタ

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、別体のシャフトに形成された把持されるボ
ールの回りに直接的に成形されたコネクタボディを備え
たコネクタ組立品に関し、シャフトおよびコネクタは、
相対的に運動する別体の部材に対して取付けられる。こ
の組立品は、ボールとコネクタとの間を実質的に間隙な
く嵌合させて保持し、部材間が振動によってがたつくの
を防止する。この間隙のない嵌合は、ボール構成要素の
径の公差が大きくても可能であることから、同等の品質
のコネクタよりも遥かに低コストで達成される。コネク
タはボールの回りに直接的に成形されるため、径の公差
が大きくても最終的な嵌合に悪影響を及ぼさない。
技術背景 本発明は把持されたボールとエンドコネクタとの組立
品に関し、特に、ボールの回りに成形されたコネクタボ
ディを有する把持されたボールとエンドコネクタとの組
立品、および、成形コネクタボディの製造方法に関す
る。
把持されたボールとエンドコネクタとの組立品は、長
年に亙り多くの用途に使用されて来た。一端にボールを
備えたシャフトと、ボールを受容するソケットを備えた
エンドコネクタとを備える組立品は相対的に移動する部
材同士を機械的に相互接続する為に使用される。斯かる
コネクタのひとつの具体的な用途は、たとえば、ガスス
プリングの両端部を自動車の乗員室のハッチバックドア
およびこれに近接する部材に取付けることである。自動
車の用途、特に自動車の乗員室に活用される把持された
ボールとエンドコネクタとの組立品は自動車の運転中に
騒音をあまり出さないことが必要とされる。“ガタつく
(rattle)”組立品は受入れられないのである。
この点、コネクタ組立品に対し、ソケット嵌合する本
質的に間隙のないボールを配備すればコネクタ部品は確
かにガタつかず即ち騒音を発生しないが、組立品の製造
費用は増大する。例えば、ボールとキャビティとの間の
間隙を最小にする為に、ボール径の許容公差が厳密に要
求されることも多いからである。従って、斯かるボール
の製造は比較的に高価なものとなる。故に、当業者はこ
れまで、本質的に間隙なく嵌合するだけでなく、強度を
有し、しかも、比較的に低価格で製造され得る把持され
たボールとエンドコネクタとの組立品を模索してきた。
発明の開示 従って、本発明の目的は、本質的に間隙なくソケット
嵌合するボールを提供すべく、競合力の有るコストにて
製造され得る把持されたボールとエンドコネクタとの組
立品を提供することにある。
本発明の別の目的は、ボール径の許容公差が大きなも
のであっても本質的に間隙なく嵌合する把持されたボー
ルとエンドコネクタとの組立品を提供することにある。
本発明の他の目的は、高強度の把持されたボールとエ
ンドコネクタとの組立品を提供することにある。
本発明の更なる目的は、自動車の用途に適した、騒音
を起こさない把持されたボールとエンドコネクタとの組
立品を提供することにある。
本発明の更なる目的は、成形が容易な把持されたボー
ルとエンドコネクタとの組立品を提供することにある。
本発明のこれらおよび他の目的および利点は、添付図
面に示されると共に以下に記述される本発明の好適実施
形態の説明から明らかになろう。
図面の簡単な説明 図1は、自動車の乗員室のハッチバックドアおよびこ
れに近接する部材の間にガススプリングの各端部を取付
けるために使用される、本発明の改良された把持された
ボールとエンドコネクタとの組立品の部分的斜視図であ
る。
図2は、本発明の一実施形態のエンドコネクタの平面
図である。
図3は、図2の実施形態のエンドコネクタの斜視図で
ある。
図4は、図2の組立品の4−4線に沿った垂直断面図
であり、エンドコネクタキャビティ内に把持されてイン
サート成形されるボール付きシャフトを示している。
図4Aは、ボールシャフトの上面図である。
図5は、図2の5−5線に沿った垂直断面図である。
図6は、本発明の別実施形態の組立品の(図4と類似
した)垂直断面図であり、螺条付きシャフト及び螺条付
きエンドコネクタを示している。
図7は、エンドコネクタ内に取付けるためのかかり部
を備えたピストンロッドの斜視図である。
図8は、エンドコネクタに取付ける為の螺条を備えた
ピストンロッドの斜視図である。
図9は、本発明の更なる実施形態の(図4と類似し
た)断面図であり、特殊なボールを貫通するシャフト
と、螺条付きもしくはかかり部付きシャフトを受容する
ための成形された端ぐり(counter bore)を備えたボー
ル付きシャフト組立品を示している。
図10は、図9のボール付きシャフト要素単体の断面図
である。
図11は、図9のボール付きシャフト要素単体の端面図
である。
好ましい実施形態の詳細な記載 図1を参照すると、2個の把持されたボールとエンド
コネクタとの組立品12は、自動車の乗員室のハッチバッ
クドア16およびこれに隣接する部材18に対し、習用のガ
ススプリング14の端部を取付けるために使用される。こ
れらの組立品12をこの用途に用いると、ドアが開閉され
るときにガススプリング14とドア16との間、および、ガ
ススプリング14と部材18との間の相対移動が可能とな
る。
図4乃至図6を参照すると、把持されたボールとエン
ドコネクタとの組立品12は、シャフト22およびコネクタ
ボディ24を含んでいる。エンドコネクタ24は、30%のガ
ラスが充填されたナイロン等の、繊維もしくは雲母小板
により強化されたプラスチック材料から成形されてい
る。また、シャフト22は金属から形成されると共に、第
1端37および第2端39(図5)を有している。直径29を
有する略々球形のボール26は、シャフト22の第1端37に
位置せしめられ、一方、他端28には螺条が付けられてい
る。シャフト22は中央部32を有しており、それは略々円
筒状の形状を有すると共に螺条端28に近接する肩部34を
含んでいる。また、ボール26と中央部32との間には、内
方および外方に傾斜する首部36が延在している。
図4、図4Aおよび図5に最も良く示される如く、ボー
ル26は完全な球形状とはされていない。ボール26の末端
は平坦端面38として終結し、その面はシャフト22の中心
長手軸心21に略々直交している。端面38は(不図示の)
工具と係合し得る凹所33を含み、従って、工具を回動す
るとシャフト22は中心長手軸心21の回りで回動される。
これにより、部品を取付けるべく螺条が付けられた協働
要素に対する螺条端28の螺着もしくは螺脱が容易にな
る。
図4、図4A、図5および図7を参照すると、エンドコ
ネクタ24は、ボール26を取付けるための先端27、およ
び、拡大末端25を含んでいる。また、組立品12には、金
属製の保持ワッシャ42が使用されている。このワッシャ
42はボール26の球形表面の一部を囲繞し、取付けられた
ボール26に対して付加的な支持を与えている。この保持
ワッシャ42は、黄銅、青銅、鋼、もしくは焼結材料から
形成され得る。組立品12は、金属ボール26およびワッシ
ャ42の回りにコネクタボディ24を成形することにより形
成されるが、金属ボール26およびワッシャ42は、プラス
チック性のコネクタボディ用材料を注入する前に(不図
示の)コネクタボディ用鋳型内に挿入される。成形工程
は、コネクタボディ24内でのボール26の相対移動の容易
性を増大させるためにテフロン/防錆剤をボール26に噴
霧する工程を含み得る。
ボール26(および保持ワッシャ42)の回りにコネクタ
24を成形することにより、他の品質のコネクタよりも低
い全体的製造コストであり乍らも、間隙のない嵌合を容
易に達成することが可能となる。即ち、高品質のコネク
タでは、実質的に間隙のない嵌合を実現する為に、ボー
ルの直径に関する総計公差は±0.0015インチであること
が必要とされる。然るに、ボールの回りにコネクタを成
形するという本発明の技術によれば、ボールの直径に関
して千分の六(0.006)インチもの総計公差があって
も、間隙のない嵌合が達成され得る。成形されたコネク
タボディはボール26(およびワッシャ42)の回りに直接
的に形成されていることから、ボールとボールキャビテ
ィとの間では本質的に間隙がなくされ、これは、シャフ
ト22のボール部分26の径の比較的大きな公差に関わらず
達成される。斯かる大きなボールの公差により、ボール
およびシャフト要素22に対する製造コストが低減される
結果となる。更に、間隙のない嵌合により、ボールと、
これと近接するコネクタボディのボール支持面との間に
大きな間隙を有するコネクタに伴う問題は排除される。
コネクタ24の末端25は、直径が略々6ミリの截頭円錐
状キャビティ40を含むコネクタすね部45を形成してい
る。このキャビティ40は、先端および末端を有してい
る。また、キャビティ40の開口はコネクタ24の最末端の
中心から始まり、先端部に向けて前方に延びており、捕
捉されたボール26の直前に至っている。故に、(例え
ば、キャビティ40およびコネクタ24の壁厚に対して薄寸
である様な)比較的薄層の材料43が、キャビティ40の最
先端とボール26との間に残されている。
図4および図7を参照すると、エンドコネクタキャビ
ティ40は、ガススプリング14(図1)のピストンロッド
50の取付端51を受容する。ピストンロッド50は典型的に
は、引抜鋼ロッド等の金属から形成されると共に、その
取付端51の外方に突出する複数個のかかり部52を含んで
いる。ピストンロッド50はまた、凹形端面54を含み、そ
れはロッド50の長手軸心53に直交する平面内に存してい
る。このピストンロッド50は、エンドコネクタ24のキャ
ビティ40内に音波溶着しても良い。外方に突出するかか
り部52により、溶着工程で形成される極めて粘性の高い
材料が凝固し得る把持面が提供されることから、固定接
続が容易に達成される。
エンドコネクタ24にピストンロッド50を取付けるに
は、他の手段も使用することができる。図6および図8
を参照すると、截頭円錐状キャビティ40に螺条が付けら
れると共に、取付端51に同様の螺条が付けられたピスト
ンロッド50を受容する別実施形態が示されている。従っ
て、ロッド50はキャビティ40内に螺着装入され、ロッド
50をコネクタ24に取り付けている。
特に車両用の用途に対するガススプリングの大多数
は、高圧ガスを含むシリンダから外方に移動もしくは延
出すべく定常的にピストンロッドが付勢される様に設計
されている。従って、コネクタボディに対する荷重がゼ
ロとされていない場合、コネクタがピストンロッドの端
部に取付けられると共にボールシャフト22が第三の部材
に取付けられると、コネクタボディは圧縮方向の、とき
には曲げ方向の荷重を受ける。
コネクタボディに対する荷重がゼロである状態は、ロ
ッド50の力線ベクトルがシャフト22上のボール26の中心
と交差するときに促進される。また、ロッド端54とボー
ル26の表面との間に比較的薄寸の材料43を有する如くコ
ネクタボディ24を成形することにより、ゼロ荷重状態が
更に容易なものとされる。好適実施形態では、約0.010
インチの膜層材料43を使用している。層43はコネクタ24
を形成する毎に変化するが、略々0.010乃至0.020インチ
の範囲内に落ち着く。
ゼロ荷重状態はまた、ロッド50の端面54を凹形状にす
ることにより促進される。この凹形端面54は、球形ボー
ル26の表面を画成する半径と層43の厚みとの和に略々等
しい半径を有している。
この薄膜43による利点は、比較的厚い層43を使用した
影響を考察することにより最も良く理解される。もし、
代りにロッド50の端部とボール26の表面との間に相当の
量の材料が存在したとすれば、幾つかのことが起きるで
あろう。先ずこの量の材料が、ピストンロッド50からの
圧力に依り常温流れ(cold flow)を起こす可能性もあ
る。この点、常温流れは、プラスチック材料が圧力によ
り変形する箇所である。また、常温流れは、概略的に
は、プラスチック材料に加わる応力に他の幾つかの要因
を付加した関数であるが、それらは例えば、温度、材料
組成、材料の厚み、および、応力の加わった材料部分の
形状などである。
常温流れは最小限とするのが望ましい。材料43の常温
流れに依る変形は、スプリング14(図1)の伸張時及び
圧縮時の長さを変える可能性もあるからである。また、
これにより、コネクタボディ24の材料が結果的な荷重を
ボール26の表面に伝える可能性もある。これらの荷重の
伝達はコネクタボディ24の材料に対しておそらくは高い
応力を与え、該材料が変形する結果となる。代りに、斯
かる応力はボール26に対するコネクタ24の嵌合を緩め、
それにより組立品12にガタつきを発生させることもあ
る。然るに、薄寸膜を使用すれば常温流れの影響が最小
限のものとされる。
第2に、薄層43により、ロッド50の凹形端面54はロッ
ド50からの圧縮力をプラスチック薄膜面43に亙り一層均
一に分散することができる。薄寸のプラスチック膜43は
ボール26の表面に適合する一致面を提供するが、これは
一方では金属ボール26の突出接触面に亙り圧縮力を均一
に分散させる。
エンドコネクタ24の形状はまた、その形成および使用
をも助けるものである。図3を参照すると、エンドコネ
クタ24は頂面61および底面62を含んでいる。頂面61は、
ボール26を包囲するキャビティを囲繞する唇部60を含ん
でおり、この唇部60は、コネクタ24の先端27にて円形と
なっている。但し、唇部60はコネクタ26の末端25におい
て拡大末端25およびコネクタすね部45に向けて外方に延
在する外向漏斗部64を有している。この様に漏斗状にし
たことから、ドーナツ形状の先端27の比較的薄寸の部分
と、コネクタすね部45を形成する比較的重量のある部分
との間が、一層漸進的に変移している。
ここで図6を参照すると、コネクタ24の底面62もま
た、ボール26を包囲するキャビティを囲繞する円形唇部
47を有している。また、コネクタすね部45に向けて漏斗
部48が延在し、末端25と先端27との間の一層漸進的な変
移部を提供している。この点、成形分野の技術者であれ
ば成形される部分の間の急激な変移を好むことは無い、
と言うのも、斯かる変移は型にゲートを形成する際の問
題に繋がり得るものであり、且つ、成形部品の収縮の問
題を生じせしめ得るからである。従って、コネクタ24の
形状の漸進的な変移は、その成形および使用を容易なも
のとする。
図9乃至図11を参照すると、ボール26がシャフト22の
中央部65で中心合せされた代替実施形態が示されてい
る。ボール26は実質的に球形の表面を有している。ま
た、シャフト22は各シャフト端部76および77を含み、そ
れらは中央部65からシャフト22の長手軸心72に沿って外
方に延在している。また、これらのシャフト端部76およ
び77は、シャフト22が保持ワッシャ42と共にコネクタボ
ディ24内に成形されるとき、コネクタボディ24の頂面61
および底面62の両者から外方に延出している。シャフト
22は、シャフト22の長手軸心72に沿ってシャフト22内を
貫通延伸する中空キャビティ70を含んでいる。このキャ
ビティは、シャフト22の各側に対してブラケット80もし
くは同様の支持部材を取付けるための螺条ボルト74およ
び協働ナット75などの取付手段を受容するものである。
各コネクタ24は、前述の如くピストンロッド50(図7
および図8)に取付けられる。エンドコネクタ24の末端
25におけるキャビティ40もまた、キャビティ40とボール
26との間に薄層43を残し乍ら、先端に向けて延伸してい
る。(引続き車体などの第3の部材に取付けられる)ブ
ラケット80をシャフト22の両側に取付けることにより、
シャフト22の両側と球形ボール26とに対して力は一層均
一に付与される。
上記においては本発明のひとつの好適実施形態および
幾つかの代替実施形態を記述したが、当業者であれば、
本発明の本質的な精神および範囲から逸脱することなく
これらの実施形態を変更し得ることは理解されよう。従
って、上述した実施形態は全ての見地から例示的なもの
であって限定的なものでなく、本発明の範囲は上述の内
容ではなく添付の請求の範囲により示されており、請求
の範囲と均等な意味および範囲内に在る全ての変更は本
発明に包含される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−17818(JP,A) 特開 昭50−142952(JP,A) 特開 平1−203711(JP,A) 実開 昭60−137219(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 11/06 - 11/08

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】がたつきを引き起こす振動を受ける場所で
    使用されるのに適していると共に、顧客及びエンドユー
    ザーにとってがたつきが問題となる下で使用されるのに
    適しており、かつ、低い製造コストで大量生産されるの
    が顧客にとって主要な目的である把持されたボールとエ
    ンドコネクタとの組立品において、 ボール部分と、前記ボール部分に隣接した直径を減少さ
    せた第一の頸部とを有するシャフトを具備し、前記シャ
    フトは長手軸心を有し、前記ボール部分は、前記シャフ
    トの長手軸心に対してある角度をなして配置されており
    かつ前記第一の頸部に隣接した第一の面と、前記シャフ
    トの長手中心軸に対して同様な角度をなして配置された
    第二の面との間に形成された半径方向外側に面するほぼ
    球形の表面部分を有し、前記球形の表面部分は前記第一
    の頸部よりも大きい直径を有し、更に 取付け端を備えた取付けロッドと一部材で成形されたプ
    ラスチックコネクタ本体とを有するエンドコネクタ組立
    品を具備し、前記コネクタ本体は、先端と、前記取付け
    ロッドの取付け端が取付けられた末端とを有し、前記コ
    ネクタ本体の先端は、前記球形の表面部分の少なくとも
    一部のまわりに成形されたボール収容用キャビティを有
    し、前記ボール収容用キャビティは、前記球形の表面部
    分の直径とほぼ等しい直径を有し、前記ボール収容用キ
    ャビティと前記球形の表面部分との間に実質的に間隙が
    存在しないように嵌合され、前記組立品が振動を受ける
    時の前記球形の表面部分と前記ボール収容用キャビティ
    との間のがたつきが排除され、更に 前記第一の頸部に隣接して前記シャフトのまわりに配置
    され、前記球形の表面部分の一部を囲繞して前記ボール
    部分に付加的な支持を与える環状の保持ワッシャを具備
    し、前記保持ワッシャは、前記コネクタ本体が前記球形
    の表面部分のまわりで成形される時に、コネクタ本体用
    材料が注入される前に前記ボール部分と共にコネクタ本
    体用鋳型内に挿入されることを特徴とする把持されたボ
    ールとエンドコネクタとの組立品。
  2. 【請求項2】前記シャフトが、前記第一の頸部に隣接し
    た第一端を有すると共に、前記第二の面に隣接した第二
    の頸部を有し、かつ、前記第二の頸部に隣接した第二端
    を有することを特徴とする請求項1に記載の把持された
    ボールとエンドコネクタとの組立品。
  3. 【請求項3】前記コネクタ本体の末端は前記取付けロッ
    ドの取付け端を収容するためのロッドキャビティを有
    し、前記ロッドキャビティの開口は、前記コネクタ本体
    の最末端の中心から始まっており、かつ、前記ボール収
    容用キャビティの側の先端側に前方に延びていることを
    特徴とする請求項1に記載の把持されたボールとエンド
    コネクタとの組立品。
  4. 【請求項4】前記ロッドキャビティは先端を有し、か
    つ、前記ロッドキャビティの先端と前記ボール部分との
    間には比較的薄層の成形されたプラスチック材料が残さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の把持された
    ボールとエンドコネクタとの組立品。
  5. 【請求項5】前記取付けロッドの取付け端は、前記ロッ
    ドキャビティ内に前記取付けロッドを固定して取付ける
    ために外側に突出した複数のかかり部を有することを特
    徴とする請求項4に記載の把持されたボールとエンドコ
    ネクタとの組立品。
  6. 【請求項6】前記ロッドキャビティ内に前記取付けロッ
    ドを固定して取付けるために、前記ロッドキャビティが
    ねじ切りされていると共に、前記取付けロッドの取付け
    端が同様にねじ切りされていることを特徴とする請求項
    4に記載の把持されたボールとエンドコネクタとの組立
    品。
  7. 【請求項7】前記取付けロッドの取付け端は、前記球形
    の表面部分に面する凹形表面で終わっており、前記凹形
    表面は、前記球形の表面部分の球形の半径とほぼ等しい
    球形の半径を有することを特徴とする請求項5に記載の
    把持されたボールとエンドコネクタとの組立品。
  8. 【請求項8】前記取付けロッドの取付け端は、前記取付
    けロッドの長手軸心に対して垂直な凹形表面で終わって
    おり、前記凹形表面は、前記球形の表面部分の球形の半
    径とほぼ等しい球形の半径を有することを特徴とする請
    求項6に記載の把持されたボールとエンドコネクタとの
    組立品。
  9. 【請求項9】前記シャフトは、前記第一の頸部に隣接し
    た第一端と、前記第二の面によって画定された第二端と
    を有し、前記第二端は、長手軸心を中心に前記シャフト
    を回転させる工具を収容するための凹部を備えた平坦な
    表面を形成していることを特徴とする請求項1に記載の
    把持されたボールとエンドコネクタとの組立品。
  10. 【請求項10】前記コネクタ本体が、更に 頂面および底面と、 前記頂面および底面の各々に設けられた円形唇部とを更
    に有しており、各唇部は前記ボール収容用キャビティを
    包囲しており、且つ、前記コネクタ本体の末端の側に漏
    斗状になっており、成形された前記コネクタ本体の末端
    と先端との間に漸進的な変移部を形成していることを特
    徴とする請求項1に記載の把持されたボールとエンドコ
    ネクタとの組立品。
  11. 【請求項11】前記取付けロッドは長手軸心を有し、前
    記取付けロッドの取付け端は、前記球形の表面部分に面
    する凹形表面で終わっており、前記凹形表面は、前記球
    形の表面部分の球形の半径とほぼ等しい球形の半径を有
    することを特徴とする請求項4に記載の把持されたボー
    ルとエンドコネクタとの組立品。
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