JP3233721U - 名刺入れ - Google Patents

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Abstract

【課題】名刺交換の円滑な進行に資するとともに、実用性の高い名刺入れを提供する。
【解決手段】平面方形状をなし、幅方向の中央に折り部111を有し、折り部を介して幅方向の一方の片部112と他方の片部113とを互いに対向して開くように構成された本体部11と、一方の片部に設けられた第1名刺入れ部と、他方の片部に設けられた第2名刺入れ部とを備える名刺入れであり、折り部に設けられた第3名刺入れ部をさらに備え、第3名刺入れ部は、一方の片部に接合された基端部を有し、基端部から折り部で折曲可能に延在する第1名刺保持片部と、第1名刺保持片部12に対して本体部の幅方向に対向して配置され、他方の片部に接合された基端部141aを有し、基端部から折り部で第1名刺保持片部とは反対側に折曲可能な第2名刺保持片部13とを有し、第1名刺保持片部および第2名刺保持片部は、第3名刺入れ部14の幅方向の端部で互いに接合される。
【選択図】図1

Description

本考案は、折曲式の名刺入れに関する。
名刺入れとして、幅方向の中央で折曲可能に構成され、中央の折り部に対する一方または両方の片部に名刺またはカード等を差込可能な収納部を備えるものが一般的に知られている(特許文献1)。従来の名刺入れでは、使用者は、名刺交換の際に、折り曲げられた状態にある名刺入れを開き、展開した後、これら2つの片部のうちいずれかの収納部に差し込まれている名刺を取り出し、名刺交換に臨む。
実用新案登録第2588366号公報
名刺入れの動きに意外性があり、これにより、初対面の相手との名刺交換の際に互いの緊張が解れ、会話を弾ませることができれば、有益である。
前掲特許文献1には、幅方向の中央で二つ折りに折曲可能に構成されるとともに、中央の折り部に粘着テープ等により取り付けられ、名刺、クレジットカードまたは運転免許証等類を挟持可能な挟持部を備える名刺入れが記載されている。
特許文献1に記載の名刺入れによると、例えば、名刺交換に先立って予め自己の名刺を挟持部に挟んでおき、実際の名刺交換の際に名刺入れを開くと、先に挟んでおいた名刺が起立状態となる。よって、使用者は、自己の名刺を挟持部から簡単に抜き取り、名刺交換を円滑に達成することが可能である。
しかし、特許文献1に記載のものにおいて、挟持部は、軟性のゴム等により形成され、名刺入れの折り部に粘着テープ等により取り付けられるものであり、この点、特別な要素が付加されている印象は否めず、さらに、挟持部により名刺等の隅部を挟んで保持する構造であることから、脱落の可能性があり、他方で、脱落を防止するために挟持力を高めようとすれば、名刺の変形が懸念される。
このような実情に鑑み、本考案は、名刺交換の円滑な進行に資するとともに、実用性の高い名刺入れを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、平面方形状をなすとともに、幅方向の中央に折り部を有し、前記折り部を介して前記幅方向の一方の片部と他方の片部とを互いに対向して開くように構成された本体部と、前記一方の片部に設けられた第1名刺入れ部と、前記他方の片部に設けられた第2名刺入れ部とを備える、折曲式の名刺入れを提供する。請求項1に記載の発明にあっては、前記折り部に設けられた第3名刺入れ部をさらに備え、前記第3名刺入れ部は、前記一方の片部に接合された基端部を有し、当該基端部から前記折り部で折曲可能に延在する第1名刺保持片部と、前記第1名刺保持片部に対して前記本体部の幅方向に対向して配置され、前記他方の片部に接合された基端部を有し、当該基端部から前記折り部で前記第1名刺保持片部とは反対側に折曲可能に延在する第2名刺保持片部とを有し、前記第1名刺保持片部および前記第2名刺保持片部は、当該第3名刺入れ部の幅方向の端部で互いに接合されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明にあっては、前記第3名刺入れ部は、上端部に円弧状の切欠きを有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明にあっては、前記第2名刺入れ部は、幅方向の端部が前記他方の片部に接合された名刺保持片部を有し、前記第2名刺入れ部と前記第3名刺入れ部とは、前記幅方向に直交する方向の寸法が互いに等しいことを特徴とする。
請求項4に記載の発明にあっては、前記第1名刺保持片部および前記第2名刺保持片部は、前記第2名刺入れ部の名刺保持片部よりも高い剛性を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明にあっては、前記第3名刺入れ部は、前記本体部と同じ素材により形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明にあっては、前記第1名刺入れ部は、収められる名刺の表面全域に亘って延在する名刺保持片部を有するとともに、当該名刺保持片部を、前記一方の片部に対し、前記一方の片部から離れる方向に拡張可能に支持するまち部を有することを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、名刺交換に際して使用者が一方の片部と他方の片部とを把持して名刺入れを開くと、第1名刺保持片部および第2名刺保持片部のそれぞれが本体部に対して基端部により支持され、本体部にかかる力が基端部を介して第1および第2名刺保持片部に作用し、第3名刺入れ部が本体部に対して起立した状態となる。これにより、名刺交換の相手方は、自身に対して「名刺をお取りください」とばかりに差し出された状態にある第3名刺入れ部の名刺を把持し、受け取ることが可能である。これにより、名刺入れの動きに意外性が得られ、初対面の相手との名刺交換においても互いの緊張を解すことができ、会話を弾ませることが可能となる。
さらに、第3名刺入れ部の第1および第2名刺保持片部が、いずれも基端部を介して本体部の各片部に接合され、幅方向の端部で互いに接合された状態にあることで、第3名刺入れ部に対し、名刺をその一辺に沿った端縁部全体に亘って包囲した状態で収めることが可能である。これにより、名刺をその一部(例えば、隅部)において局所的に挟持することによるものと比較して、隅部が折れ曲がるなどの支障を生じさせることなく、名刺を綺麗な状態のままで保持することが可能となる。
このように、請求項1に記載の考案によれば、初対面の相手との名刺交換に際し、互いの緊張を解すことにより、名刺交換の円滑な進行に資するとともに、名刺を綺麗な状態のままで保持可能であることにより、より実用性の高い名刺入れを提供することが可能である。
請求項2に記載の考案によれば、名刺交換の相手方は、第3名刺入れ部の上端部に形成された切欠きを介して名刺を把持することが可能となるので、名刺をより簡単に受け取ることが可能である。
請求項3に記載の考案によれば、第2名刺入れ部と第3名刺入れ部とがそれぞれの幅方向に直交する方向に等しい寸法を有することで、名刺の脱落をより確実に抑制するとともに、デザイン性の優れた名刺入れを提供することが可能である。
請求項4に記載の考案によれば、第3名刺入れ部の名刺保持片部(第1名刺保持片部および第2名刺保持片部)が第2名刺入れ部の名刺保持片部よりも高い剛性を有することで、名刺交換の際に第3名刺入れ部をより確実に起立させるとともに、起立した状態を維持し、名刺交換のより円滑な進行を促すことが可能である。
請求項5に記載の考案によれば、第3名刺入れ部が本体部と同じ素材により形成されていることで、名刺入れ全体での一体感を増進し、デザイン性の向上を図ることが可能である。
請求項6に記載の考案によれば、第1名刺入れ部がその名刺保持片部を本体部(一方の片部)に対して拡張可能に支持するまち部を有することで、第1名刺入れ部により多数の名刺を収納することができ、名刺入れの実用性の更なる増進を図ることが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る名刺入れ1の全体的な構成を示す斜視図である。 図2は、同上実施形態に係る名刺入れ1の折畳時における状態(折畳状態)を側面視により模式的に示す図である。 図3は、同上実施形態に係る名刺入れ1の展開時における状態(展開状態)を側面視により模式的に示す図である。
以下に添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る名刺入れ1の全体的な構成を示す斜視図である。
図2および3は、いずれも本実施形態に係る名刺入れ1を側面視により模式的に示しており、図2は、名刺入れ1を折畳時における状態で、図3は、名刺入れ1を展開時における状態で、夫々示す。折畳時の状態(以下「折畳状態」という)では、名刺入れ1は、本体部11がその中央の折り部111で折り曲げられ、各片部112、113が互いに素材の剛性により引き寄せられた状態にある。他方で、展開時の状態(以下「展開状態」という)では、名刺入れ1は、各片部112、113が互いにやや離間し、本体部11が平坦に近い状態にある。一般的には、折畳状態は、名刺入れ1が運搬または保管の際に置かれる状態であり、展開状態は、使用の際、つまり、名刺交換を行う際に置かれる状態である。
図2および3を適宜に参照しながら、主に図1を参照して、本実施形態に係る名刺入れ1について説明する。
名刺入れ1は、いわゆる折曲式の名刺入れであり、幅方向w1の中央で二つ折りに折曲可能に構成され、中央の折り部111に対するそれぞれの片部112、113に、名刺C2、C3(図3)を差込可能な名刺入れ部12、13を備える。
名刺入れ1は、本体部11と、複数の名刺入れ部12〜14とを備える。本実施形態では、これら複数の名刺入れ部として、第1名刺入れ部12、第2名刺入れ部13および第3名刺入れ部14を備える。本実施形態では、本体部11は、皮製であり、第1〜第3名刺入れ部12〜14は、いずれも本体部11と同じ素材からなる。
本体部11は、名刺入れ1を開いた状態(展開状態)の平面視で概略方形状、具体的には、長辺および短辺を有する長形状をなすとともに、長辺に沿った幅方向w1の中央に折り部111を有し、折り部111を境界にして幅方向w1の一方の片部112と他方の片部113とを互いに対して閉じたり、開いたりすることが可能である。図2は、本体部11を閉じた状態で示し、図3は、本体部11を開いた状態で示す。
第1名刺入れ部12は、一方の片部112に設けられ、次に述べる第2名刺入れ部13と比較してより多くの枚数の名刺C2を保持可能に構成されている。図3は、第1名刺入れ部12に収められた名刺C2を、二点鎖線により模式的に示す。本実施形態では、第1名刺入れ部12は、本体部11の内面に対向して配置され、一方の片部112との間に名刺C2の収納空間を形成する名刺保持片部12aを有するとともに、名刺保持片部12aを、一方の片部112に対し、当該一方の片部112から離れる方向に拡張可能に支持するまち部12bを有する。さらに、本実施形態では、名刺保持片部12aは、第1名刺入れ部12に収められる名刺C2をその表面全域に亘って覆う程度の広さないし寸法を有する。
第2名刺入れ部13は、他方の片部113に設けられ、他方の片部113との間に名刺C3の収納空間を形成する名刺保持片部13aを、当該他方の片部113に対して直に(つまり、第1名刺入れ部12と異なり、まちとなる部材を介さずに)接合させることで、比較的少数の名刺C3を保持可能に構成されている。図3は、第2名刺入れ部13に収められた名刺C3を、二点鎖線により模式的に示す。
第3名刺入れ部14は、一方の片部112および他方の片部113のいずれからも独立した名刺入れ部として形成される。換言すれば、先に述べた第1および第2名刺入れ部12、13は、名刺入れ1を折り畳みまたは展開する際の本体部11の動作に応じてそれぞれが設けられる各片部112、113に随伴して開閉方向に移動するのに対し、第3名刺入れ部14は、いずれの片部112、113にも随伴しない名刺入れ部である。
本実施形態では、第3名刺入れ部14は、大別すると2つの部材、つまり、第1名刺保持片部141と第2名刺保持片部142とを有する。第1名刺保持片部141は、その基端部141aが一方の片部112に接合され、図3に示す展開状態において、基端部141aから、一方の片部112に対する離間側に延在する。第1名刺保持片部141は、本体部11の折り部111を中心として、一方の片部112に対して近づいたり、離れたりする方向に折曲可能である。
これに対し、第2名刺保持片部142は、第1名刺保持片部141に対して本体部11の幅方向w1に向かい合うように配置され、その基端部142aが他方の片部113に接合され、基端部142aから、他方の片部113に対する離間側に延在する。第2名刺保持片部142は、本体部11の折り部111を中心として、他方の片部113に対して近づいたり、離れたりする方向に、第1名刺保持片部141とは反対側に折曲可能である。
第1名刺保持片部141と第2名刺保持片部142とは、第3名刺入れ部14の幅方向w2の端部で互いに接合されている。本実施形態では、第1名刺保持片部141と第2名刺保持片部142との接合は、縫合による。ここで、第3名刺入れ部14の幅方向w2は、第1名刺入れ部12および第2名刺入れ部13の幅方向と等しく(つまり、平行であり)、本体部11の幅方向w1に対して垂直である。第3名刺入れ部14の幅方向w2の寸法、つまり、第3名刺入れ部14の幅は、第2名刺入れ部13の幅と等しく、第1名刺入れ部142の幅とほぼ等しい。ここで、ほぼ等しい幅とは、同じ寸法の名刺を同じ向きに収めるに際して、名刺入れ部の幅がその妨げとならないことをいう。第1および第2名刺保持片部141、142は、それらの内面により前後を画成される空間として名刺C1の収納空間を形成し、この収納空間に、第2名刺入れ部13と同数程度の比較的少数の名刺C1を保持可能である。
第1名刺保持片部141および第2名刺保持片部142の基端部141a、142aは、本体部11の表面を形成するシート状素材と、本体部11の内面ないし裏面を形成するシート状素材との間に介在させてもよいし、本体部11の内面を形成するように内側に配置しながら、本体部11の表面を形成する外装材ないしシート材素材と重ね合わせ、互いに接合させてもよい。第1名刺保持片部141および第2名刺保持片部142は、それぞれの基端部141a、142aが本体部11の各片部112、113に接合されることで、名刺入れ1を開閉する際に各片部112、113により基端部141a、142にかけられる力が、折り部111を介してそれぞれに伝達される状態にあればよい。ここで、名刺入れ1の開閉に際して各片部112、113に伝達される力は、互いに反対方向の関係にある。
以上に加え、本実施形態では、第3名刺入れ部14は、本体部11ないしその折り部111に対する接合部とは反対側の上端部14aが円弧状に形成され、折り部111から離れた第3名刺入れ部14上端の端縁部14aに、折り部111に向けて凸となる円弧状の切欠きを有する。
さらに、第3名刺入れ部14を形成する部材、つまり、第1名刺保持片部141および第2名刺保持片部142は、他の名刺入れ部、特に第2名刺入れ部13の名刺保持片部よりも高い剛性を有する。剛性を高める方法として、用いられる素材の厚さを異ならせること以外に、同じ厚さの素材を用いながらも異なる加工を施すことを例示することが可能である。
使用者は、第1〜第3名刺入れ部12〜14のうち適宜のものに名刺C1〜C3を収めた状態で名刺入れ1を二つ折りにして折畳状態とし、バンドまたはストラップ状の拘束具101aを掛け回して保持片101bに係止し(図2)、名刺入れ1が折畳状態に保持されるようにして、鞄またはバッグ等の収容具に入れて持ち運ぶ。
ここで、名刺交換の際に第3名刺入れ部14の使用を予定している場合は、第3名刺入れ部14に1枚または複数の名刺C1を予め差し込んでおく。そして、名刺入れ1の実際の使用、つまり、名刺交換に際し、使用者は、本体部11の拘束具101aを保持片101bから外して、名刺入れ1を開閉可能な状態とした後、一対の片部112、113のそれぞれを掴みまたは摘まんで、各片部112、113を互いに離れるように動かして展開させ、名刺入れ1を展開状態とする。
この場合、使用者が各片部112、113にかけた力が基端部141a、142aを介して第1名刺保持片部141および第2名刺保持片部142のそれぞれに伝達され、第1および第2名刺保持片部141、142を互いに対して逆向きに、換言すれば、外側に開くように回転させようとするが、第1および第2名刺保持片部141、142がそれらの端部で互いに接合されているため、両者に作用する力が互いに均衡し、第3名刺入れ部14がほぼ平坦な状態にある本体部11に対して起立した状態となる。この状態で、名刺交換の相手方は、自身に対して「名刺をお取りください」とばかりに差し出された状態にある第3名刺入れ部14の名刺C1を把持し、受け取ることが可能である。
本実施形態に係る名刺入れ1は、以上のような構成を有する。以下に、本実施形態により得られる効果について説明する。
本実施形態では、名刺交換に際して使用者が一方の片部112と他方の片部113とを把持して名刺入れ1を開くと、第1名刺保持片部141および第2名刺保持片部142のそれぞれが本体部11に対して基端部141a、142aにより支持され、使用者が本体部11に及ぼす力が基端部141a、142aを介して第1および第2名刺保持片部141、142に作用する。ここで、第1名刺保持片部141と第2名刺保持片部142とは、折り部111を中心として互いに開放方向に折曲可能な状態にあり、互いに接合された状態にあることから、第1名刺保持片部141に作用する力と第2名刺保持片部142に作用する力とが均衡し、第3名刺入れ部14が本体部11に対して起立した状態となる。
これに対し、名刺交換の相手方は、自身に対して「名刺をお取りください」とばかりに差し出された状態にある第3名刺入れ部14の名刺C1を把持し、受け取ることが可能である。
これにより、展開時における名刺入れの動きに第3名刺入れ部14が起立するという意外性が得られ、初対面の相手との名刺交換においても互いの緊張を解し、会話を弾ませることが可能となる。
さらに、本実施形態では、第3名刺入れ部14の第1および第2名刺保持片部141、142が、いずれも基端部141a、142aを介して本体部11の各片部112、113に接合され、幅方向w2の端部で互いに接合された状態にあることで、第3名刺入れ部14に対し、名刺C1をその一辺に沿った端縁部(本実施形態では、長形状の名刺C1の長辺部)全体に亘って包囲した状態で収めることが可能である。
これにより、名刺C1をその一部(例えば、隅部)において局所的に挟持することによるものと比較して、名刺C1の隅部が折れ曲がるなどの支障を生じさせることなく、名刺C1を綺麗な状態のままで保持し、持ち運ぶことが可能である。
このように、本実施形態によれば、初対面の相手に対して互いの緊張を解すことにより、名刺交換の円滑な進行に資するとともに、名刺C1を綺麗な状態のままで保持可能であることにより、より実用性の高い名刺入れ1を提供することが可能である。
以上に加え、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることが可能である。
第3名刺入れ部14の上端部が円弧状とされていることで、名刺交換の相手方は、第3名刺入れ部14上端の切欠きを介して名刺C1を把持することが可能となるので、名刺C1をより簡単に受け取ることができる。
第2名刺入れ部13と第3名刺入れ部14とがそれぞれの幅方向w2に直交する方向に等しい寸法を有することで、名刺C3、C1の脱落をより確実に抑制するとともに、デザイン性の優れた名刺入れ1を提供することが可能である。
第3名刺入れ部14の名刺保持片部(第1名刺保持片部141および第2名刺保持片部142)が第2名刺入れ部13の名刺保持片部よりも高い剛性を有することで、名刺交換の際に第3名刺入れ部14をより確実に起立させるとともに、起立した状態を維持し、名刺交換のより円滑な進行を促すことが可能である。
第3名刺入れ部14が本体部11と同じ素材により形成されていることで、名刺入れ1全体での一体感を増進し、デザイン性の向上を図ることが可能である。
第1名刺入れ部12がその名刺保持片部を本体部11(一方の片部112)に対して拡張可能に支持するまち部12bを有することで、第1名刺入れ部12により多数の名刺C2を収容することが可能となり、名刺入れ1の実用性の更なる増進を図ることができる。
本実施形態では、名刺C1〜C3の形状を一般的な長形状とし、第3名刺入れ部14により名刺C1の長辺部を包囲可能とした。しかし、第3名刺入れ部14により包囲可能とするのは、長形状の名刺C1の長形部および短辺部のいずれであってもよい。名刺C1の短辺部を包囲可能とすることで、名前や所属等の名刺情報の記載の向きが異なる場合、つまり、名刺C1が縦向きに使用されている場合に対応することが可能となり、より広範な用途に使用可能な名刺入れ1を提供することができる。
さらに、本実施形態では、第3名刺入れ部14の上端部を円弧状とした。しかし、第3名刺入れ部14上端の形状は、これに限定されるものではなく、円弧状に代えて直線状とすることも可能である。これにより、第3名刺入れ部14の形状の簡略化を通じて、名刺入れ1の作製にかかる工数の削減を図ることが可能である。
さらに、本実施形態では、本体部11を、皮製とし、第1名刺入れ部12、第2名刺入れ部13および第3名刺入れ部14を、いずれも本体部11と同じ皮製とした。しかし、本体部11と第1〜第3名刺入れ部12、13、14とを異なる素材により形成したり、第1〜第3名刺入れ部12、13、14を互いに異なる素材により形成したりすることも可能である。例えば、第1名刺入れ部12および第2名刺入れ部13を本体部11と同じ皮製とする一方、第3名刺入れ部14を本体部11とは異なる素材、例えば、プラスチック製とするのである。
さらに、本実施形態では、名刺入れ1に収める対象を名刺C1〜C3としたが、収納可能なものは、名刺に限定されるものではない。クレジットカード、キャッシュカード、メッセージカードまたは運転免許証等の各種IDカード等、名刺とほぼ同寸法かつ同形状のカードないしカード状片材を収納することが可能である。
さらに、第1〜第3名刺入れ部12〜14に名刺C1〜C3を収める方向は、本実施形態のような横向きに限らず、長形状の名刺の短辺部を先頭として収める方向、つまり、縦向きとすることも可能である。
1…名刺入れ
11…本体部
111…折り部
112…一方の片部
113…他方の片部
12…第1名刺保持片部
13…第2名刺保持片部
14…第3名刺保持片部
14a…上端部
141…第1名刺保持片部
141a…基端部
142…第2名刺保持片部
142a…基端部
C1、C2、C3…名刺
w1、w2…幅方向

Claims (6)

  1. 平面方形状をなすとともに、幅方向の中央に折り部を有し、前記折り部を介して前記幅方向の一方の片部と他方の片部とを互いに対向して開くように構成された本体部と、
    前記一方の片部に設けられた第1名刺入れ部と、
    前記他方の片部に設けられた第2名刺入れ部と、
    前記折り部に設けられた第3名刺入れ部と
    を備え、
    前記第3名刺入れ部は、
    前記一方の片部に接合された基端部を有し、当該基端部から前記折り部で折曲可能に延在する第1名刺保持片部と、
    前記第1名刺保持片部に対して前記本体部の幅方向に対向して配置され、前記他方の片部に接合された基端部を有し、当該基端部から前記折り部で前記第1名刺保持片部とは反対側に折曲可能に延在する第2名刺保持片部と
    を有し、
    前記第1名刺保持片部および前記第2名刺保持片部は、当該第3名刺入れ部の幅方向の端部で互いに接合されていることを特徴とする、名刺入れ。
  2. 前記第3名刺入れ部は、上端部に円弧状の切欠きを有することを特徴とする、請求項1に記載の名刺入れ。
  3. 前記第2名刺入れ部は、幅方向の端部が前記他方の片部に接合された名刺保持片部を有し、
    前記第2名刺入れ部と前記第3名刺入れ部とは、前記幅方向に直交する方向の寸法が互いに等しいことを特徴とする、請求項1に記載の名刺入れ。
  4. 前記第1名刺保持片部および前記第2名刺保持片部は、前記第2名刺入れ部の名刺保持片部よりも高い剛性を有することを特徴とする、請求項1に記載の名刺入れ。
  5. 前記第3名刺入れ部は、前記本体部と同じ素材により形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の名刺入れ。
  6. 前記第1名刺入れ部は、収められる名刺の表面全域に亘って延在する名刺保持片部を有するとともに、当該名刺保持片部を、前記一方の片部に対し、前記一方の片部から離れる方向に拡張可能に支持するまち部を有することを特徴とする、請求項1に記載の名刺入れ。
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