JP3186536U - 鞄 - Google Patents

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Abstract

【課題】用箋挟等のツールを携帯することなく、紙類に好適に筆記することが可能な鞄を提供する。
【解決手段】鞄は、鞄本体を有し、鞄本体の外面には、筆記台として機能する筆記台領域21aが設けられている。また、鞄本体には、被筆記物90を筆記台領域21aに固定する主保持部材5aと、その他の部材91を筆記台領域21a側から参照可能に固定する副保持部材5bを有する。主保持部材5aと副保持部材5bは、互いに異なる姿勢で固定されている。
【選択図】図10

Description

本考案は、鞄に関するものであり、特に紙類の下敷きとして機能させることが可能な鞄に関する。
紙類に筆記する際に、紙類を平面状態に安定させる手段として用箋挟が多用されている。この用箋挟は、下敷きのような機能を果たす板体と、紙類をその板体に挟持するためのクリップにより構成されたものである。
通常の用箋挟で使用されているクリップは、ベース部と可動部があり、ベース部に可動部が係合している。ベース部は、クリップを板体に取り付けるための固定座として機能する部材である。
従来技術の用箋挟は、板体に、クリップが鋲止めされたものである。すなわち、従来技術の用箋挟は、板体の表面に、クリップのベース部が載置され、クリップのベース部が板体に鋲止めされている。そのため、従来技術の用箋挟は、板体の表面にベース部と鋲が露出している。
実用新案登録第3128957号公報
ところで、前記したように、用箋挟は、紙類に筆記を行う際に便利なツールであるが、鞄などに入れても嵩張るため、常時携帯されることは少ない。つまり用箋挟は、通常、机の引き出しや本棚等に収納されており、必要に応じて、本棚等から持ち出されて使用される場合が多い。そのため、用箋挟を持ち出さなかった場合に、急にメモ等をとらなければならない状況が発生すると、何らかの手段、例えば建物の壁面等を下敷き代わりにしなければならなくなる。
しかしながら、屋外において、建物の壁面等を台に紙類に筆記を行うと、建物の壁面等が平面でないことが多く、紙類を平面状態に安定させることができないという状況が発生するおそれがある。また、屋外における筆記は、風に煽られる等してまともに筆記が行えないといった状況や、風で紙類が飛ばされてしまうといった状況も発生するおそれがある。特に、警察官や駐車監視員等のように、屋外における業務を主とする者が用箋挟等の筆記用のツールを忘れた場合、業務に大きな支障を生じさせる。
つまり、警察官等の作業者には、用箋挟等の筆記用ツールの携帯は必須である。
ところが、実際には、この種の作業者が用箋挟等を使用して業務を行う場合であっても、業務を非効率にしてしまう問題があった。
例えば、警察官が何らかの交通違反を取り締まる際、違反者の免許登録情報を、特定の用紙に書き記す場合があるが、その場合、違反者の免許証が参照される。つまり、警察官は、違反者から免許証を提示してもらう。そして、警察官は、その免許証と、用箋挟等とを利き手と逆の手で重ねて把持しつつ、特定の用紙に免許登録情報を書き記す。すなわち、警察官等は、用箋挟等を用いて筆記を行う場合であっても、免許証と用箋挟等を利き手と反対側の手で重ねて把持しなければならないため、筆記が安定せず、業務上、非効率となっていた。そのため、市場では、より効率的に業務が遂行できる何らかの代替品の提供が望まれている。
加えて、用箋挟は、前記した様に、板体にクリップが鋲止めされたものであり、板体の表面にベース部と鋲が露出している。そのため従来技術の用箋挟は、クリップの近傍がでこぼこしている。その結果、クリップの近傍部は、挟まれた用紙の底がでこぼこし、文字を書くことができない。
一般に用箋挟は、板体の端部にクリップが設けられているから、従来技術の用箋挟を使用した場合、用紙の端部近傍に文字を書くことが困難である。
そこで、本考案は、従来の問題点に鑑み、用箋挟等のツールを携帯することなく、紙類に好適に筆記することが可能な鞄を提供することを課題とする。
また本考案は、表面のでこぼこが少なく、その表面を下敷き替わりにして紙類に筆記することが可能な鞄を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、本考案の請求項1に記載の考案は、平面形状を有していて被筆記物を支持し、当該被筆記物に文字又は図形を描く際の筆記台として機能する筆記台領域が外面に設けられた鞄本体と、前記被筆記物を筆記台領域に固定する主保持部とを有し、前記主保持部は、他の部材に固定される固定部材と、当該固定部材と係合して固定部材に対して揺動する可動部材とを有するクリップであり、前記筆記台領域は、筆記台構成板によって構成され、当該筆記台構成板には開口が設けられ、筆記台構成板の裏面側に裏面構成板が設けられ、前記主保持部の固定部材は前記裏面構成板に固定されており、前記主保持部の一部が前記開口を跨ぎ、可動部材の全部又は大部分が筆記台構成板の表側に出ていることを特徴とする鞄である。
本考案の鞄では、鞄本体の一面が二重構造になっている。そしてその裏面側たる裏面構成板にクリップが固定されている。また本考案では、表面側の筆記台構成板に開口が設けられており、この開口を跨いで可動部材の全部又は大部分が筆記台構成板の表側に出ている。そのため、本考案の鞄は、表面側に主保持部の固定部材が露出せず、筆記台構成板の平滑性を確保することができる。よって、筆記台領域に固定された被筆記物に対して筆記し易い。
請求項2に記載の考案は、その他の部材を筆記台領域側から参照可能に固定する副保持部を有し、前記主保持部と副保持部とは、互いに異なる姿勢で鞄本体に固体されていることを特徴とする請求項1に記載の鞄である。
本考案の鞄は、外面に、平面状態を維持する筆記台領域が設けられており筆記台領域を下敷き代わりに使用することが可能である。つまり、用箋挟等を携帯していなくても、被筆記物を鞄の筆記台領域に沿うようにして置けば、被筆記物を平面状態に維持させておくことができる。例えば、交通反則切符等の紙類を被筆記物として使用した場合であっても、鞄の筆記台領域によって、前記交通反則切符等を平面状態に安定させておくことができる。
また本考案では、前記筆記台領域に交通反則切符等の被筆記物を固定可能とした主保持部が設けられているため、被筆記物を筆記台領域に挟持しておくことができる。つまり、本考案においても、従来の用箋挟と同様、被筆記物を手で保持しておくといった煩わしさは一切ない。
また本考案の鞄では、前記した主保持部の他に、副保持部が設けられている。副保持部は、例えば交通違反を犯した者の免許証等を一時的に保持するものであり、免許証等を筆記台領域側から参照可能に固定することができる。
また主保持部と副保持部とは、互いに異なる姿勢で鞄本体に固体されているから、交通反則切符等に必要事項を記載する際に邪魔にならない位置であって且つ見やすい位置に免許証等を固定することができる。
ここで、互いに異なる姿勢とは、主保持部が保持した被筆記物が、主保持部からのびる方向と、副保持部が保持したその他の部材が、副保持部からのびる方向とが相違することを意味している。そして、被筆記物とその他の部材とが重ならないように、主保持部と副保持部とが筆記台領域に配置されている。
なお、副保持部に保持された「その他の部材」に何らかの文字等を書き込んでもよい。例えば、主保持部と副保持部でそれぞれ紙を固定し、互いを参照しながら何らかの文字等をいずれに書き込んでもよい。
請求項3に記載の考案は、可動部材は、揺動軸部と、被筆記物と当接する自由端部と、前記揺動軸部と前記自由端部とを繋ぐアーム部を有し、前記揺動軸部は、前記筆記台構成板と裏面構成板との間にあり、アーム部は湾曲していて自由端部側が筆記台構成板の表側に出ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞄である。
本考案の鞄では、揺動軸部が筆記台構成板と裏面構成板との間にあるから、揺動軸部が表面に露出しない。また、アーム部が湾曲していて自由端部側が筆記台構成板の表側に出ているので、被筆記物を筆記台構成板と可動部材の自由端部とで挟持することができる。
請求項4に記載の考案は、主保持部は、前記被筆記物を前記筆記台領域に挟持し、前記副保持部は、前記その他の部材が前記筆記台領域から逸脱する姿勢となる様に挟持することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鞄である。
主保持部は、被筆記物を筆記台領域内に挟持し、副保持部は、「その他の部材」を前記筆記台領域から逸脱するように挟持する。
すなわち主保持部によって挟持された被筆記物と、副保持部によって挟持された「その他の部材」は、その大部分において重ならない、あるいは、副主保持部によって挟持された「その他の部材」が、主保持部に挟持された被筆記物への筆記を阻害しない配置となる。これにより、主保持部に挟持された被筆記物に筆記を行う場合に、好適に筆記を行うことが可能となる。また、副保持部に挟持された免許証等の情報を参照して、主保持部に挟持された被筆記物に筆記を行う場合であっても、副保持部で挟持された免許証等の「その他の部材」を手で把持する手間が省けるため、筆記時の効率化を図ることができる。
請求項5に記載の考案は、前記主保持部及び副保持部はいずれもクリップであり、前記筆記台領域は略四角形であり、前記主保持部は、前記筆記台領域の一辺の近傍にあり、副保持部は、前記主保持部は主保持部が取り付けられた辺に対して直交する辺に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の鞄である。
本考案の鞄では、主保持部及び副保持部はいずれもクリップであり、構成が簡易である。また、主保持部と副保持部が、略四角形の筆記台領域に対して各々直交する辺に設けられているので、筆記台領域上のレイアウトが簡素であり、筆記等の作業が容易である。
請求項6に記載の考案は、主保持部によって筆記台領域に固定された被筆記物を、さらに保持する保持補助部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の鞄である。
本考案の鞄は、被筆記物の上部のみを保持部によって挟持する用箋挟等と異なり、1つの主保持部によって挟持された被筆記物を、さらに保持する保持補助部が設けられているため、主保持部によって挟持されていない部分が、風等に煽られてめくれてしまうおそれがない。これにより、屋外であっても、被筆記物に容易に筆記することが可能となる。
請求項7に記載の考案は、前記鞄の内部には空間が形成され、前記空間に前記被筆記物を保管する保管部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の鞄ある。
本考案の鞄は、鞄の内部に紙類等の被筆記物を保管する保管部材を備えているため、筆記をしていない、又は筆記し終わった被筆記物を整頓して保管することができる。
請求項8に記載の考案は、鞄本体の外面に、前記被筆記物を保持する収納ポケットが設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の鞄である。
本考案の鞄は、筆記途中の被筆記物や、筆記し終わった被筆記物を、鞄内部の保管部材に入れることなく、前記外面に設けられた収納ポケットに一時的に保管することができる。よって、作業効率が良好である。
請求項9に記載の考案は、主保持部は、交通違反者に対して手渡す書類を筆記台領域に挟むものであり、副保持部は、交通違反者の免許証を保持し、免許証の一部を副保持部と筆記台領域との間で挟んで、免許証の表面が筆記台領域と略平行になる様に保持するものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の鞄である。
本考案の鞄では、主保持部で保持された交通違反者に対して手渡す書類と、副保持部で保持された免許証とが互いに重なることなく筆記台領域を含む平面上に配置される。そのため警察官は、免許証を参照しながら交通違反者に対して手渡す書類に容易に筆記することができる。
請求項10に記載の考案は、平面形状を有していて交通違反者に対して手渡す書類を支持し、当該書類に文字又は図形を描く際の筆記台として機能する略長方形の筆記台領域が表面に設けられ、裏面側に収納ポケットが設けられ、内部に前記書類を収納する空間と、仕切りとが設けられた鞄本体と、前記書類を筆記台領域に固定する主保持部と、交通違反者の免許証を筆記台領域に固定する副保持部とを有し、前記主保持部は、他の部材に固定される固定部材と、当該固定部材と係合して固定部材に対して揺動する可動部材とを有するクリップであり、前記可動部材は、揺動軸部と、被筆記物と当接する自由端部と、前記揺動軸部と前記自由端部とを繋ぐアーム部を有し、前記主保持部は筆記台領域の短辺近傍にあって、その固定側部材が前記短辺側にあり、前記副保持部は、固定側部材と可動側部材を有し、可動側部材が筆記台領域に向かって付勢されたクリップであり、前記副保持部は筆記台領域の長辺近傍であって前記主保持部側に寄った位置にあり、その可動側部材が前記長辺側にあり、前記筆記台領域は、筆記台構成板によって構成され、当該筆記台構成板には開口が設けられ、筆記台構成板の裏面側に裏面構成板が設けられ、前記主保持部の前記揺動軸部は、前記筆記台構成板と裏面構成板との間にあり、アーム部は湾曲していて前記開口を跨ぎ、自由端部側が筆記台構成板の表側に出ており、前記書類は、その一部が主保持部の可動側部材と筆記台領域の間に挟まれてその大半の部位を筆記台領域に設置可能であり、前記免許証は、その一部が副保持部の可動側部材と筆記台領域の間に挟まれ、且つ50パーセント以上の領域が筆記台領域から外れた位置にあり、前記免許証の表面が筆記台領域と略平行になる様に保持され、主保持部によって筆記台領域に固定された書類をさらに保持する保持補助部が設けられていることを特徴とする鞄である。
本考案の鞄によると、用箋挟を携帯する等の手間を省けると共に、屋外等であっても、紙類等の被筆記物へ好適に筆記を行うことが可能である。
本考案の実施形態に係る鞄の表側の外観を示す斜視図である。 図1の鞄における筆記台領域の分解斜視図である。 図1の鞄における筆記台領域の断面斜視図である。 図1の鞄を示す分解斜視図である。 図4の鞄本体の裏側の外観を示す斜視図である。 鞄本体の外殻に注目した断面図である。 図4の鞄本体を見開きにした状態であり内部側を示す斜視図である。 鞄本体に設けられた被係合部に注目した説明図である。 図4の鞄本体を見開きにした状態であり外部側を示す斜視図である。 図4の鞄本体の主保持部に被筆記物を保持させた状態を示す斜視図である。 図1の鞄を使用した状態を示す説明図である。
以下に、本実施形態に係る鞄について説明する。
本実施形態の鞄1は、見開き可能な構造の肩掛け鞄であって、図1,4,5に示すように、基本構成として、収容空間50(図6)を形成する鞄本体2と、肩掛け紐3とを備えている。
鞄本体2は、図1,4,5に示すように、外観が概ね弁当箱状であり、且つ見開き状に開くことができる。
具体的には、鞄本体2は、表面形成部21と、裏面形成部22と、両者を接続する背面形成部23とを有し、背面形成部23を基準に、表面形成部21と、裏面形成部22が対面するように折れ曲がる構造である。
すなわち背面形成部23が蝶番の如くに作用し、中央部分で折り曲げ可能な構造となっている。
そして、鞄本体2には、対面状態の表面形成部21と裏面形成部22を一体的に繋ぐべく、ファスナー4が設けられている。すなわち、鞄本体2は、ファスナー4によって、内部に空間を形成したり、見開き状にすることが可能である。
表面形成部21は、ほぼ長方形を呈した部分であり、その断面が3つの部材を重ねた3層状の構造となっている。
すなわち、表面形成部21は、図2、図6の様に筆記台構成板31と、中間板材80と、裏面構成板32によって構成されている。
筆記台構成板31は、筆記台領域21aを形成するものであり、ポリプロピレン樹脂等の樹脂で作られた板体である。
すなわち、表面形成部21は、鞄本体2の外部側(外側)において、筆記台構成板31が露出した構造である。そして、本実施形態では、筆記台構成板31として、自身で平面形状を維持できる板状の樹脂成形品が採用されている。
すなわち筆記台構成板31は、剛性を有しており、一定の形を自力で保持することができる。
筆記台構成板31には、図2、図3の様に、短辺12aの近傍に、スリット状の開口70が設けられている。
中間板材80は、樹脂やパルプ等で作られた板材である。中間板材80についても、スリット状の開口81が設けられている。
一方、裏面構成板32は、鞄本体2の裏側(内側)を構成し、生地やビニールを所定の大きさに加工したものが採用されている。
また、図1又は2に示すように、表面形成部21には、鞄本体2の外部側(筆記台構成板31側)において、主保持部5aと副保持部5bと、保持補助部6が設けられている。この2つの保持部5a、5bは、いずれもクリップであり、ばね等の付勢力によって、被筆記物90等を挟持するものである。
すなわち主保持部5aは、図1,図4の様に固定部材60と可動部材61によって構成されており、可動部材61がばね等の付勢力によって表面形成部21の表面に向かって付勢されている。またバネの力に抗して可動部材61を広げることができる。
可動部材61は、図3の様に、揺動軸部71と、被筆記物90(図10)と当接する自由端部72と、前記揺動軸部71と前記自由端部72とを繋ぐアーム部73を有している。
アーム部73は、湾曲している。
固定部材60は、金属製の板であり、鋲を挿入するための孔(図示せず)が2か所に設けられている。
また固定部材60には、可動部材61の揺動軸部71が係合する軸受け部77がある。
本実施形態の鞄1では、主保持部5aの固定部材60は、裏面構成板32に固定されている。すなわち、固定部材60は、筆記台構成板31と裏面構成板32の間に配され、裏面構成板32に鋲76をもって固定されている。
そして可動部材61は、筆記台構成板31と裏面構成板32の間の空間内で、固定部材60の揺動軸部71と係合している。また可動部材61のアーム部73は、中間板材80に設けられた開口81(図2)及び筆記台構成板31に形成された開口70(図2)を跨ぎ、その大部分が筆記台構成板31の表面側に出ている。もちろん、可動部材61の自由端部72(図3)は、その全てが筆記台構成板31の表面側に出ている。
本実施形態の鞄1では、固定部材60の大半の部位が筆記台構成板31の裏に隠れ、筆記台構成板31の表面には現れない。もちろん鋲76についても、筆記台構成板31の表面には現れない。そのため、本実施形態の鞄1では、筆記台構成板31の固定部材60の近傍が平滑である。
またその一方で、可動部材61の大部分は、筆記台構成板31の表面側にあり、自由端部72と筆記台構成板31との間で紙類等を挟むことができる。
これに対して副保持部5b(図1)は、筆記台構成板31に直接的に取り付けられている。すなわち副保持部5bについても、固定部材82と可動部材83によって構成されており、可動部材83がばね等の付勢力によって表面形成部21の表面に向かって付勢されている。
副保持部5bは、固定部材82が筆記台構成板31の表面(筆記台領域21a)に載置され、鋲85によって直接的に筆記台構成板31に固定されている。
本実施形態では、保持補助部6は、帯状に形成されたゴムバンドである。
そして、本実施形態では、これらの保持部5a、5bと、保持補助部6が、所定の位置に固定されている。すなわち、主保持部5aと副保持部5bは、互いに紙類等の挟持方向が相違した姿勢で固定されている。具体的には、主保持部5aは、表面形成部21の長手方向一方の端部側において、紙類等の挟持方向を表面形成部21の長手方向他方の端部側に向けた姿勢で固定されている。すなわち主保持部5aは、表面形成部21の一方の短辺12aの近傍に設けられている。そして主保持部5aの固定部材60は、筆記台構成板31と裏面構成板32の間であって、表面形成部21の一方の短辺12a側にあり、可動部材61は筆記台構成板31の表面側に露出していて表面形成部21の中央向きの位置にある。
他方の副保持部5bは、表面形成部21の短手方向の一方の端部側において、参照物91の挟持方向を表面形成部21の短手方向の他方の端部側と逆方向(表面形成部21を基準とした外方向)に向けた姿勢で固定されている。すなわち副保持部5bは、表面形成部21の長辺13aの近傍に設けられており、参照物91を保持すると当該参照物91は表面形成部21(筆記台領域21a)の縁(長辺13a)から逸脱する。そして副保持部5bの固定部材82は、表面形成部21の中央向きの位置にあり、可動部材83は表面形成部21(筆記台領域21a)の長辺13a側にある。すなわち、固定部材82は、可動部材83よりも中央側に位置している。さらに副保持部5bは、表面形成部21の長手方向における主保持部5aが配置されている側の端部付近に配置されている。すなわち、副保持部5bは、表面形成部21の短辺12a付近に配置されている。そのため両保持部5a、5bは、互いに「L」字型を呈する姿勢で、表面形成部21に固定されている。
したがって、図10に示すように、本実施形態では、主保持部5aに保持させた紙類等の被筆記物90は、その全てあるいは大半が、表面形成部21が位置する領域(筆記台領域21a)内に配され、逆に他方の副保持部5bに挟持させた免許証等の参照物91は、その全てあるいは大半が筆記台領域21aから逸脱した位置に配される。本実施形態では、参照物91の50パーセントを越える領域が筆記台領域21aから逸脱した位置に配される。
ここで、副保持部5bは、表面形成部21(筆記台領域21a)の長辺13b側に配置してもよい。すなわち、副保持部5bを長辺13b側に配置し、副保持部5bに保持された参照物91が、表面形成部21(筆記台領域21a)の長辺13b側から逸脱するようにしてもよい。
一方、図1又は4に示すように、保持補助部6は、表面形成部21の長手方向他方の端部寄り(すなわち、主保持部5aを設置した側とは反対側の端部付近)に取り付けられている。具体的には、保持補助部6は、表面形成部21の長手方向他方の端部寄りの位置において、表面形成部21の短手方向に沿ってのびる様に配し、両端を表面形成部21の長辺13a側の縁の両端付近に接続している。
裏面形成部22(図5)は、表面形成部21と同一の形状であり、ほぼ長方形を呈した部分である。また、裏面形成部22についても、その断面が3つの部材を積層した3層状の構造となっている。すなわち、裏面形成部22の断面は、図6に示すように、鞄本体2の外面側(外側)を形成する外面表皮部材35と、鞄本体2の裏面側(内側)を形成する裏面表皮部材36と、中間に設けられた芯部材37で構成されている。つまり、裏面形成部22は、鞄本体2の外部側において、芯部材37が外面表皮部材35によって被覆された構造である。そして、本実施形態では、芯部材37を被覆する外面表皮部材35として、合皮素材を所定の大きさに加工したものが採用されている。
図6に示す様に、裏面形成部22と背面形成部23は、化粧シート38で被覆されている。化粧シート38は、例えば合成皮革製である。
また、図5に示すように、裏面形成部22(化粧シート38上)には、鞄本体2の外部側(外面表皮部材35側)において、収納ポケット7と、複数(本実施形態では2つ)の被係合部9a、9bが設けられている。収納ポケット7は、紙類を保持させることが可能なポケットであり、本実施形態では、内部の視認が可能な透明性の高い樹脂(例えばポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン等)で成形されている。被係合部9a、9bは、肩掛け紐3の取り付けに寄与する部分であり、環状に形成された部材である。
そして、本実施形態では、収納ポケット7を裏面形成部22のほぼ中央に取り付け、2つの被係合部9a、9bを収納ポケット7の近傍に位置するように取り付けられている。具体的には、収納ポケット7は、図5に示す様に、裏面形成部22の短手方向一方の端部側に開放部が向けられて固定され、その収納ポケット7の開放部が向けられた裏面形成部22の端部側に被係合部9a、9bが固定されている。さらに言えば、2つの被係合部9a、9bは、裏面形成部22の長手方向に沿って一定距離(本実施形態では裏面形成部22の略長手方向長さ)間隔を空けた位置に固定されている。すなわち、各被係合部9a、9bは、長方形形状の裏面形成部22の長辺14bを隔てて隣接するコーナ部分に固定されている。
次に背面形成部23について説明する。図5に示すように、背面形成部23は、前記した表面形成部21と裏面形成部22の間に配置された部材である。図9に示す様に、鞄本体2を拡げた状態で、背面形成部23を表面形成部21及び裏面形成部22と比較すると、
背面形成部23の長手方向の長さは、表面形成部21及び裏面形成部22の長手方向の長さと一致しているが、背面形成部23の短手方向の長さは、表面形成部21及び裏面形成部22の短手方向の長さよりも相当に短い。
背面形成部23の断面構造は、表面形成部21及び裏面形成部22の断面構造と同一である。すなわち、背面形成部23は、3つの部材を積層した構造を有しており、図6に示すように、外面表皮部材41と、裏面表皮部材42と、その間に配された芯部材43で構成されている。背面形成部23を構成する外面表皮部材41、裏面表皮部材42、及び芯部材43は、各々前述の裏面形成部22の外面表皮部材35、裏面表皮部材36、及び芯部材37と同一の素材で構成されている。
そして、表面形成部21と裏面形成部22は、背面形成部23を介して連続している。すなわち、表面形成部21の筆記台構成板31と裏面形成部22の外面表皮部材35は、背面形成部23の外面表皮部材41を介して連続しており、表面形成部21の裏面構成板32と裏面形成部22の裏面表皮部材36は、背面形成部23の裏面表皮部材42を介して連続しており、表面形成部21の中間板材80と裏面形成部22の芯部材37は、背面形成部23の芯部材43を介して連続している。
また、図9に示すように、背面形成部23には、鞄本体2の外部側(外面表皮部材41側)において、背板側ポケット10が設けられている。背板側ポケット10は、前記した収納ポケット7に比べると、かなり小さいポケットである。そして、背板側ポケット10は、収納ポケット7と同様、内部の視認が可能な透明性の高い樹脂で成形されている。なお、この背板側ポケット10は、背面形成部23の長手方向一方の端部寄りに取り付けられている。
また、図6に示すように、鞄本体2の内部側に注目すると、紙類等の被筆記物を収容できる収容空間50が設けられている。収容空間50には、図7に示す複数のクリアーフォルダ8(保管部材)と仕切り15(保管部材)が備えられている。すなわち、鞄本体2は、紙類等の被筆記物を整理して保管可能な機能を有している。なお、このクリアーフォルダ8(保管部材)は、裏面表皮部材36における収納空間50を仕切る側の面に設けられている。また、仕切り15は、裏面構成板31における収納空間50を仕切る側の面に設けられている。
なお、本実施形態では、背面形成部23の鞄本体2の内部側において、前記した被係合部9a、9bと同一の部材(被係合部9c)が1つ設けられている。そして、この被係合部9cは、背面形成部23の長手方向一方の端部側に固定されている。
また、クリアーフォルダ8と仕切り15の位置を逆にしてもよい。すなわち、クリアーフォルダ8を裏面構成板31における収納空間50を仕切る側の面に設け、仕切り15を裏面表皮部材36における収納空間50を仕切る側の面に設けてもよい。
一方、肩掛け紐3(図1、図4)は、公知のそれと同様であり、一定の幅を有した帯状の紐であり、長さ調整可能な調節機能が付与されている。また、図4に示す様に、本実施形態の肩掛け紐3は、前記した被係合部9a〜9cと係合可能なフック状の係合部11a〜11cが設けられている。
次に、本実施形態に係る鞄を構成する各部材の位置関係について説明する。
本実施形態の鞄1は、前記したように、鞄本体2と肩掛け紐3を基本構成としており、使用時においては、図8に示す様に、鞄本体2に肩掛け紐3が取り付けられている。すなわち、使用時においては、肩掛け紐3の係合部11a〜11cのうちのいずれか2つを、鞄本体2の被係合部9a〜9cのうちのいずれか2つに係合させている。なお、鞄本体2に設けられた被係合部9a〜9cは、概ね直角三角形の各頂点を形成する配置となっている。
また、鞄本体2に注目すると、図9に示すように、2つの主保持部5a,5b、保持補助部6、収納ポケット7、並びに、背板側ポケット10が、所定の位置関係で配されている。すなわち、裏面形成部22に設けられた2つの被係合部9a,9bの間に、収納ポケット7が配されている。図9に示すように、この収納ポケット7の開口7aは、背面形成部23とは反対側に開いている。つまり、収納ポケット7の開口7aは、鞄本体2の開放方向と同一の方向となる姿勢で取り付けられている。
図1、図2、図9に示す主保持部5aと副保持部5bは、前記したように、長方形形状の表面形成部21の長手方向の一方の端部付近に設けられており、互いに「L」字型を形成するような配置となっている。すなわち、主保持部5aは、表面形成部21の一方の短辺付近に配され、副保持部5bは表面形成部21の主保持部5aが配された側の短辺12a付近であって、背面形成部23に連続する側の長辺13a付近に配されている。また、保持補助部6は、主保持部5aに近接する側とは反対側の短辺12b付近に配されている。そして、背面形成部23における保持補助部6と同様の位置に、背板側ポケット10が配されている。
続いて、本実施形態の鞄1の使用例について説明する。
本実施形態の鞄1は、屋外の業務を主とする者、例えば、警察官や駐車監視員等(以下、警察官等と称す)の使用に好適な機能を有している。
警察官等は、法定スピードを超過した車両や、駐車禁止区域等に駐車した車両を発見した際、交通反則切符や、放置駐車確認標章等の紙類に、違反者や車両の情報を筆記する必要がある。
そこで、警察官等が、前記のような交通違反者や駐車違反車両を発見した際に、鞄本体2のファスナー4を開口方向に揺動させ、図7に示すように、鞄本体2を見開き状態にし、クリアーフォルダ8(保管部材)もしくは仕切り15(保管部材)に保管してある交通反則切符や、放置駐車確認標章等の紙類(被筆記物)を取り出し、再びファスナー4を閉口方向に揺動させ、対面状態の表面形成部21と裏面形成部22を一体的に繋ぐ。そして、図10に示すように、取り出した前記紙類を表面形成部21に位置する領域(筆記台領域21a)内に載置し、主保持部5a で前記紙類の上辺を挟持し、さらに保持補助部6で、前記紙類の下部を挟持することで、風に煽られる等しても前記紙類を平面状態に安定させ、正確な筆記を行うことができる。
すなわち、筆記台領域21aたる筆記台構成板31は、相当の剛性と硬度を有し、且つ平滑である。そのため筆記台構成板31に紙類を載置すると、ボールペン等の筆記具で筆記を容易に行うことができる。特に、警察官が使用する交通反則切符は、ノーカーボン紙による複写を行うものであるから、筆記の際にボールペン等で強く紙面を押圧する必要があるが、本実施形態の鞄1は、筆記台構成板31が相当の剛性と硬度を有しているから、ボールペン等に押圧力に耐える。
また本実施形態の鞄1では、主保持部5a の固定部材60が、表面形成部21の内部に埋没しており、筆記台構成板31の外側には現れない。したがって、筆記台構成板31は、上辺の近傍まで表面が平滑である。そのため、交通反則切符等を主保持部5a に挟んだ状態において、主保持部5a の近傍に至る範囲についても、交通反則切符等は平滑面に載置されることとなり、主保持部5a の近傍に至る範囲に文字等を書くこともできる。
また本実施形態の鞄1では、交通反則切符等の下に凹凸が無いので、交通反則切符等が痛まない。すなわち交通反則切符等は、前記したようにノーカーボン紙で構成されているから、凹凸面に押圧されると、その押圧力によってインキが詰め込まれたカプセルが破れ、色づいてしまう。
これに対して本実施形態の鞄1を使用すると、交通反則切符等の下面に凹凸が無いので、交通反則切符等が色づくことがない。
また本実施形態の鞄1では、副保持部5bで、違反者の免許証等を表面形成部21に位置する領域(筆記台領域21a)から逸脱する方向に保持することで、前記免許証等が、前記紙類と重なることなく、免許証に記載の違反者の情報を参考にしながら、前記紙類に正確に筆記が可能となる。
また免許証等の表面は、表面形成部21に位置する領域(筆記台領域21a)と略平行姿勢となるので、参照し易い。
筆記作業が終了したら、前記した紙類の取り出し作業と逆の手順で鞄本体2のクリアーフォルダ8(保管部材)に前記紙類を保管する。
また、前記紙類の筆記途中に別の作業をしなければならなくなった場合や、前記紙類の筆記が終了しても、続けて別の紙類に筆記をする等の場合は、図5に示す鞄本体2の裏面形成部22に設けられている収納ポケット7に、前記筆記済みの紙類を一時的に保管しておくことができる。これにより、筆記済みの紙類を保管するために、いちいち紙類の取り出し作業と逆の手順を踏む手間を省くことができる。
さらに、警察官等が、本実施形態の鞄1を使用する際に、常に鞄本体2を手で把持しながら持ち運んだり、前記鞄本体2を利き手とは逆の手で把持しながら、前記鞄本体2の表面形成部21に載置した前記紙類に利き手で筆記を行うのは、作業を非効率化させてしまうため、図11に示すように、肩掛け紐3を肩に掛けて鞄1を持ち運んだり、肩掛け紐3を肩に掛けた状態で紙類に筆記する。すなわち、肩掛け紐3の係合部11a〜11cを、鞄本体2の被係合部9a〜9cのそれぞれに対して係合させることで、肩掛け紐3を肩に掛けて鞄1を持ち運んだり、紙類に筆記を行うことができるため、作業を効率化できる。
なお、本実施形態の鞄1の使用例を説明するために、警察官等における使用例を説明したが、本実施形態の鞄1は、工事現場や工場、病院等での業務であっても作業を効率化させることが可能である。
また、上記実施形態では、被筆記物90を固定する保持部(5a)が、表面形成部21に1つ設けられている構成を示したが、本考案はこれに限定されず、2つ以上設けても良い。例えば、主保持部(5a)を3つ設ける場合、1つの主保持部を表面形成部21の長手方向一方の端部側(長方形の一方の短辺12a付近)に設置し、別の主保持部を表面形成部21の短手方向一方の端部寄り(長方形の一方の長辺13a付近)に設置し、さらに別の1つの主保持部を短手方向他方の端部寄り(長方形の他方の長辺13b付近)に設置するという構成であっても構わない。
また、上記実施形態では、副保持部5bは、保持した参照物91(免許証等)を表面形成部21に位置する領域(筆記台領域21a)から逸脱するように配置されているという構成を示したが、本考案はこれに限定されない。例えば、参照物91を表面形成部21に位置する領域(筆記台領域21a)から逸脱する方向で固定された副保持部5bは、図10のような姿勢だけでなく、主保持部5aと副保持部5bが異なる姿勢で固定され、主保持部5aと副保持部5bが挟持した平面部材(参照物91と被筆記物90)同士が、互いを阻害しない(重ならない)姿勢であれば、どのような姿勢で表面形成部21に固定されても良い。
また、上記実施形態では、鞄本体2の開閉手段をファスナー4とする構成を示したが、本考案はこれに限定されない。例えば、凹凸を有した留め具であったり、磁性体の留め具とする構成であっても構わない。
1 鞄
2 鞄本体
3 肩掛け紐
4 ファスナー
5a 主保持部
5b 副保持部
6 保持補助部
7 収納ポケット
8 クリアーフォルダ(保管部材)
9a、9b、9c 被係合部
21 表面形成部
21a 筆記台領域
22 裏面形成部
23 背面形成部
31 筆記台構成板
32 裏面構成板(他の部材)
35、41 外面表皮部材
50 収容空間
60 固定部材
61 可動部材
70 開口
71 揺動軸部
72 自由端部
73 アーム部
90 被筆記物
91 参照物(その他の部材)

Claims (10)

  1. 平面形状を有していて被筆記物を支持し、当該被筆記物に文字又は図形を描く際の筆記台として機能する筆記台領域が外面に設けられた鞄本体と、前記被筆記物を筆記台領域に固定する主保持部とを有し、
    前記主保持部は、他の部材に固定される固定部材と、当該固定部材と係合して固定部材に対して揺動する可動部材とを有するクリップであり、
    前記筆記台領域は、筆記台構成板によって構成され、当該筆記台構成板には開口が設けられ、筆記台構成板の裏面側に裏面構成板が設けられ、
    前記主保持部の固定部材は前記裏面構成板に固定されており、前記主保持部の一部が前記開口を跨ぎ、可動部材の全部又は大部分が筆記台構成板の表側に出ていることを特徴とする鞄。
  2. その他の部材を筆記台領域側から参照可能に固定する副保持部を有し、前記主保持部と副保持部とは、互いに異なる姿勢で鞄本体に固体されていることを特徴とする請求項1に記載の鞄。
  3. 可動部材は、揺動軸部と、被筆記物と当接する自由端部と、前記揺動軸部と前記自由端部とを繋ぐアーム部を有し、前記揺動軸部は、前記筆記台構成板と裏面構成板との間にあり、アーム部は湾曲していて自由端部側が筆記台構成板の表側に出ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞄。
  4. 主保持部は、前記被筆記物を前記筆記台領域に挟持し、
    前記副保持部は、前記その他の部材が前記筆記台領域から逸脱する姿勢となる様に挟持することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鞄。
  5. 前記主保持部及び副保持部はいずれもクリップであり、前記筆記台領域は略四角形であり、前記主保持部は、前記筆記台領域の一辺の近傍にあり、副保持部は、前記主保持部は主保持部が取り付けられた辺に対して直交する辺に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の鞄。
  6. 主保持部によって筆記台領域に固定された被筆記物を、さらに保持する保持補助部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の鞄。
  7. 前記鞄の内部には空間が形成され、前記空間に前記被筆記物を保管する保管部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の鞄。
  8. 鞄本体の外面に、前記被筆記物を保持する収納ポケットが設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の鞄。
  9. 主保持部は、交通違反者に対して手渡す書類を筆記台領域に挟むものであり、副保持部は、交通違反者の免許証を保持し、免許証の一部を副保持部と筆記台領域との間で挟んで、免許証の表面が筆記台領域と略平行になる様に保持するものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の鞄。
  10. 平面形状を有していて交通違反者に対して手渡す書類を支持し、当該書類に文字又は図形を描く際の筆記台として機能する略長方形の筆記台領域が表面に設けられ、裏面側に収納ポケットが設けられ、内部に前記書類を収納する空間と、仕切りとが設けられた鞄本体と、
    前記書類を筆記台領域に固定する主保持部と、交通違反者の免許証を筆記台領域に固定する副保持部とを有し、
    前記主保持部は、他の部材に固定される固定部材と、当該固定部材と係合して固定部材に対して揺動する可動部材とを有するクリップであり、前記可動部材は、揺動軸部と、被筆記物と当接する自由端部と、前記揺動軸部と前記自由端部とを繋ぐアーム部を有し、
    前記主保持部は筆記台領域の短辺近傍にあって、その固定側部材が前記短辺側にあり、
    前記副保持部は、固定側部材と可動側部材を有し、可動側部材が筆記台領域に向かって付勢されたクリップであり、前記副保持部は筆記台領域の長辺近傍であって前記主保持部側に寄った位置にあり、その可動側部材が前記長辺側にあり、
    前記筆記台領域は、筆記台構成板によって構成され、当該筆記台構成板には開口が設けられ、筆記台構成板の裏面側に裏面構成板が設けられ、
    前記主保持部の前記揺動軸部は、前記筆記台構成板と裏面構成板との間にあり、アーム部は湾曲していて前記開口を跨ぎ、自由端部側が筆記台構成板の表側に出ており、
    前記書類は、その一部が主保持部の可動側部材と筆記台領域の間に挟まれてその大半の部位を筆記台領域に設置可能であり、
    前記免許証は、その一部が副保持部の可動側部材と筆記台領域の間に挟まれ、且つ50パーセント以上の領域が筆記台領域から外れた位置にあり、前記免許証の表面が筆記台領域と略平行になる様に保持され、
    主保持部によって筆記台領域に固定された書類をさらに保持する保持補助部が設けられていることを特徴とする鞄。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020092841A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 Kazen Wld株式会社 電子機器収容ケース

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