JP3243934U - 鞄 - Google Patents

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Abstract

【課題】被筆記体を破損せずに使用でき、さらに利便性が高い鞄を提供する。【解決手段】平面形状を有していて被筆記物を支持し、当該被筆記物に文字又は図形を描く際の筆記台として機能する筆記台領域21aが外面に設けられた鞄本体と、前記被筆記物を筆記台領域に固定する主保持部5aとを有し、前記主保持部は、他の部材に固定される固定部材60と、当該固定部材と係合して固定部材に対して揺動する可動部材61を有するグリップであり、前記グリップには被筆記物を破損させないための保護材95を有し、前記筆記台領域は、筆記台構成板によって構成され、当該筆記台構成板には開口70が設けられ、筆記台構成板の裏面側に裏面構成板が設けられた鞄である。【選択図】図1

Description

本考案は、鞄に関するものであり、特に紙類の下敷きとして機能させることが可能な鞄に関する。
紙類に筆記する際に、紙類を平面状態に安定させる手段として用箋挟が多用されている。この用箋挟は、下敷きのような機能を果たす板体と、紙類をその板体に挟持するためのクリップにより構成されたものである。
通常の用箋挟で使用されているクリップは、ベース部と可動部があり、ベース部に可動部が係合している。ベース部は、クリップを板体に取り付けるための固定座として機能する部材である。
従来技術の用箋挟は、板体に、クリップが鋲止めされたものである。すなわち、従来技術の用箋挟は、板体の表面にベース部と鋲が露出している。
実用新案登録第3186536号
特許文献1のような構造を有する鞄では、用箋挟等のツールを携帯することなく、紙類を好適に筆記することが可能となった。
しかし、さらに改良する必要があり、クリップで被筆記体である用紙を挟んだときに、用紙が破けるという課題があった。また、鞄の中で、用紙を入れる空間と、筆記具及び印鑑を入れる空間を分け、整理して使用することによってより利便性が高まることが分かった。
そこで本考案は、被筆記体を破損せずに使用でき、さらに利便性が高い鞄を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための考案は、平面形状を有していて被筆記物を支持し、当該被筆記物に文字又は図形を描く際の筆記台として機能する筆記台領域が外面に設けられた鞄本体と、前記被筆記物を筆記台領域に固定する主保持部とを有し、前記主保持部は、他の部材に固定される固定部材と、当該固定部材と係合して固定部材に対して揺動する可動部材を有するグリップであり、前記グリップには被筆記物を破損させないための保護材を有し、前記筆記台領域は、筆記台構成板によって構成され、当該筆記台構成板には開口が設けられ、筆記台構成板の裏面側に裏面構成板が設けられた鞄である。
前記グリップには被筆記物を破損させないための保護材を有しているので、被筆記物に筆記を行うときに、被筆記物が破損することはない。
本考案は、その他の部材を筆記台領域側から参照可能に固定する固定する副保持部を有し、前記主保持部と副保持部とは、互いに異なる姿勢で鞄本体に固定され、前記副保持部は、他の部材に固定される固定部材と、当該固定部材と係合して固定部材に対して揺動する可動部材を有するグリップであり、前記グリップには被筆記物を破損させないための保護材を有した鞄である。
本考案は、前記保護材がゴム製、シリコン製、熱可塑エラストマー製、熱硬化エラストマー製、又は硬質プラスチック製のいずれかである鞄であることが好ましい。
前記保護材をゴム製、シリコン製、熱可塑エラストマー製、熱硬化エラストマー製、又は硬質プラスチック製のいずれかとすることによって、被筆記物が筆記中に滑ることを防ぐことができる。
本考案は、前前記可動部材は、揺動軸部と、被筆記物と当接する自由端部と、前記揺動軸部と前記自由端部とを繋ぐアーム部を有し、前記揺動軸部は、前記筆記台構成板と裏面構成板との間にあり、アーム部は湾曲していて自由端部側が筆記台構成板の表面に出ており、前記保護材は少なくとも前記自由端部を被覆する鞄であることが好ましい。
本考案によると、前記被筆記物と接する自由端部を保護材で被覆することによって、被筆記物を破損せずに被筆記物に筆記を行うことができる。
本考案は、前記鞄の内部には空間が形成され、前記空間に前記被筆記物を収納する少なくとも一つの蓋がついた収納袋を有し、前記収納袋は前記蓋によって接合して閉じられる鞄である。
前記鞄の内部には空間が形成され、前記空間に前記被筆記物を収納する少なくとも一つの蓋がついた収納袋を有し、前記収納袋は前記蓋によって接合して閉じられるので、当該収納袋に書類等を入れて持ち運んでも、書類は収納袋の中に納まり、鞄内の整理ができる。
本考案は、前記鞄は開口を有し、前記開口を留め具にて開閉し、当該留め具には、指を掛けるための環状体を設けた鞄である。
当該留め具には、指を掛けるための環状体を設けたので、前記鞄の開口を開閉するために目、指がかかりやすく開閉がしやすくなる。
本考案は、前記空間には、さらに小物を収納する蓋がついた小物収納袋を有し、前記小物収納袋は前記蓋によって接合して閉じられる鞄である。
前記空間には、さらに小物を収納する蓋がついた小物収納袋を有し、前記小物収納袋は前記蓋によって接合して閉じられるので、被筆記体を入れる空間と、他のものを入れる空間とを分けることができ、整理して使用することができる。また、蓋がついているので、鞄を持って移動した場合でも、その小物収納袋から、収納物がこぼれ落ちることはない。
本考案は、主保持部によって筆記台領域に固定された被筆記物を、さらに保持する保持補助部が設けられている鞄である。
本考案によると、被筆記物の上部のみを保持部によって挟持する用箋挟と異なり、一つの主保持部によって挟持された被筆記物を、さらに保持する保持補助部が設けられているため、主保持部によって挟持されていない部分が、風等に煽られてめくれてしまうおそれがない。これにより、屋外であっても、被筆記物に容易に筆記することが可能となる。
本考案は、鞄本体の外面に、前記被筆記物を保持する収納袋が設けられている鞄である。
本考案の鞄は、筆記途中の被筆記物や、筆記し終わった被筆記物を、鞄内部の保管部材に入れることなく、前記外面に設けられた収納ポケットに一時的に保管することができる。よって作業効率が良好である。
被筆記体を破損せずに使用でき、さらに利便性が高い鞄を提供する。
本考案の実施形態に係る鞄の表側の外観を示す斜視図である。 図1の鞄における筆記台領域の断面斜視図である。 図1の鞄本体の裏側の外観を示す斜視図である。 鞄本体の外郭に注目した断面図である。 図1の鞄本体を見開きにした状態であり内部側を示す斜視図であり、(a)は見開き両側にクリアーフォルダを設けた例で、(b)は蓋のついた収納袋と蓋のついた小物収納袋を設けた例である。 図1の鞄本体を見開きにした状態であり外部側を示す斜視図である。 図1の鞄本体の主保持部に被筆記物を保持させた状態を示す斜視図である。 鞄本体に設けられた被係合部に注目した説明図である。 図1の鞄を使用した状態を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る鞄1は、見開き可能な構造の肩掛け鞄であって、図1に示すように、基本構成として、収容空間50(図4)を形成する鞄本体2と、肩掛け紐3とを備えている。
鞄本体2は、図1に示すように、外観が概ね弁当箱状であり、且つ見開き状に開くことができる。
具体的には、鞄本体2は、表面形成部21と、裏面形成部22と、両者を接続する背面形成部23とを有し、背面形成部23を基準に、表面形成部21と、裏面形成部22が対面するように折れ曲がる構造である。
すなわち背面形成部23が蝶番の如くに作用し、中央部分で折り曲げ可能な構造となっている。
そして、鞄本体2には、対面状態の表面形成部21と裏面形成部22を一体的に繋ぐべく、留め具(ファスナー)4が設けられている。すなわち、鞄本体2は、ファスナー4によって、内部に空間を形成したり、見開き状にすることが可能である。
また、ファスナー4には環状体105が取り付けられている。環状体105は指が入る程度の直径を有するリングで、リングに指を掛けてファスナー4を開閉することができるので、鞄本体2の開閉がしやすくなる。
表面形成部21は、ほぼ長方形を呈した部分であり、その断面が3つの部材を重ねた3層状の構造となっている。
すなわち、表面形成部21は、図2の様に筆記台構成板31と、中間板材80と、裏面構成板32によって構成されている。
筆記台構成板31は、筆記台領域21aを形成するものであり、ポリプロピレン樹脂等の樹脂で作られた板体である。
すなわち、表面形成部21は、鞄本体2の外部側(外側)において、筆記台構成板31が露出した構造である。そして、本実施形態では、筆記台構成板31として、自身で平面形状を維持できる板状の樹脂成形品が採用されている。
すなわち筆記台構成板31は、剛性を有しており、一定の形を自力で保持することができる。
筆記台構成板31には、図2、図7の様に、短辺12aの近傍に、スリット状の開口70が設けられている。
中間板材80は、樹脂やパルプ等で作られた板材である。中間板材80については、鞄1の内部に収納できるようになっている。
一方、裏面構成板32は、鞄本体2の裏側(内側)を構成し、生地やビニールを所定の大きさに加工したものが採用されている。
また、図1に示すように、表面形成部21には、鞄本体2の外部側(筆記台構成板31側)において、主保持部5aと副保持部5bと、保持補助部6が設けられている。この二つの保持部5a、5bは、いずれもクリップであり、ばね等の付勢力によって、被筆記物90等を挟持するものである。
すなわち主保持部5aは、図1,図2の様に固定部材60と可動部材61によって構成されており、可動部材61がばね等の付勢力によって表面形成部21の表面に向かって付勢されている。またバネの力に抗して可動部材61を広げることができる。
可動部材61は、図2の様に、揺動軸部71と、被筆記物90(図7)と当接する自由端部72と、前記揺動軸部71と前記自由端部72とを繋ぐアーム部73を有している。
アーム部73は、湾曲している。
固定部材60は、金属製の板である。
また、主保持部5aの可動部材61のアーム部73と自由端部72には保護材95が設けられている。当該保護材95は、当該アーム部73と自由端部72の周囲を覆い被筆記体が金属製のクリップで破損するのを防いでいる。前記保護材95はゴム製、シリコン製、熱可塑エラストマー製、熱硬化エラストマー製、又は硬質プラスチック製のいずれかであるので、被筆記体を保護するのと同時に、被筆記体を滑りにくくすることによって、筆記しやすくしている。
本実施形態の鞄1では、主保持部5aの固定部材60は、裏面構成板32に固定されている。すなわち、固定部材60は、筆記台構成板31と裏面構成板32の間に配されている。
そして可動部材61は、筆記台構成板31と裏面構成板32の間の空間内で、固定部材60の揺動軸部71と係合している。
本実施形態の鞄1では、固定部材60の大半の部位が筆記台構成板31の裏に隠れ、筆記台構成板31の表面には現れない。そのため、本実施形態の鞄1では、筆記台構成板31の固定部材60の近傍が平滑である。
またその一方で、可動部材61の大部分は、筆記台構成板31の表面側にあり、自由端部72と筆記台構成板31との間で紙類等を挟むことができる。
これに対して副保持部5b(図1)は、筆記台構成板31に直接的に取り付けられている。すなわち副保持部5bについても、固定部材82と可動部材83によって構成されており、可動部材83がばね等の付勢力によって表面形成部21の表面に向かって付勢されている。
副保持部5bは、固定部材82が筆記台構成板31の表面(筆記台領域21a)に載置され、鋲85によって直接的に筆記台構成板31に固定されている。
本実施形態では、保持補助部6は、帯状に形成されたゴムバンドである。
そして、本実施形態では、これらの保持部5a、5bと、保持補助部6が、所定の位置に固定されている。すなわち、主保持部5aと副保持部5bは、互いに紙類等の挟持方向が相違した姿勢で固定されている。具体的には、主保持部5aは、表面形成部21の長手方向一方の端部側において、紙類等の挟持方向を表面形成部21の長手方向他方の端部側に向けた姿勢で固定されている。すなわち主保持部5aは、表面形成部21の一方の短辺12aの近傍に設けられている。そして主保持部5aの固定部材60は、筆記台構成板31と裏面構成板32の間であって、表面形成部21の一方の短辺12a側にあり、可動部材61は筆記台構成板31の表面側に露出していて表面形成部21の中央向きの位置にある。
他方の副保持部5bは、表面形成部21の短手方向の一方の端部側において、参照物91の挟持方向を表面形成部21の短手方向の他方の端部側と逆方向(表面形成部21を基準とした外方向)に向けた姿勢で固定されている。すなわち副保持部5bは、表面形成部21の長辺13aの近傍に設けられており、参照物91を保持すると当該参照物91は表面形成部21(筆記台領域21a)の縁(長辺13a)から逸脱する。そして副保持部5bの固定部材82は、表面形成部21の中央向きの位置にあり、可動部材83は表面形成部21(筆記台領域21a)の長辺13a側にある。すなわち、固定部材82は、可動部材83よりも中央側に位置している。さらに副保持部5bは、表面形成部21の長手方向における主保持部5aが配置されている側の端部付近に配置されている。すなわち、副保持部5bは、表面形成部21の短辺12a付近に配置されている。そのため両保持部5a、5bは、互いに「L」字型を呈する姿勢で、表面形成部21に固定されている。
副保持部5bも、図1、図2の様に固定部材82と可動部材83によって構成されており、可動部材83がばね等の付勢力によって表面形成部21の表面に向かって付勢されている。またバネの力に抗して可動部材83を広げることができる。
可動部材83は、揺動軸部と、被筆記物90(図7)と当接する自由端部97と、前記揺動軸部と前記自由端部97とを繋ぐアーム部98を有している。
アーム部98は、湾曲している。
固定部材82は、金属製の板であり、鋲を挿入するための孔(図示せず)が2か所に設けられている。
また、副保持部5bの可動部材83のアーム部98と自由端部97には保護材95が設けられている。当該保護材95は、当該アーム部98と自由端部97の周囲を覆い被筆記体が金属製のクリップで破損するのを防いでいる。前記保護材95はゴム製、シリコン製、熱可塑エラストマー製、熱硬化エラストマー製、又は硬質プラスチック製のいずれかであるので、被筆記体を保護するのと同時に、被筆記体を滑りにくくすることによって、筆記しやすくしている。
したがって、図7に示すように、本実施形態では、主保持部5aに保持させた紙類等の被筆記物90は、その全てあるいは大半が、表面形成部21が位置する領域(筆記台領域21a)内に配され、逆に他方の副保持部5bに挟持させた免許証等の参照物91は、その全てあるいは大半が筆記台領域21aから逸脱した位置に配される。本実施形態では、参照物91の50パーセントを越える領域が筆記台領域21aから逸脱した位置に配される。
ここで、副保持部5bは、表面形成部21(筆記台領域21a)の長辺13b側に配置してもよい。すなわち、副保持部5bを長辺13b側に配置し、副保持部5bに保持された参照物91が、表面形成部21(筆記台領域21a)の長辺13b側から逸脱するようにしてもよい。
本実施形態では、保持補助部6は、帯状に形成されたゴムバンドである。
そして、本実施形態では、これらの保持部5a、5bと、保持補助部6が、所定の位置に固定されている。すなわち、主保持部5aと副保持部5bは、互いに紙類等の挟持方向が相違した姿勢で固定されている。具体的には、主保持部5aは、表面形成部21の長手方向一方の端部側において、紙類等の挟持方向を表面形成部21の長手方向他方の端部側に向けた姿勢で固定されている。すなわち主保持部5aは、表面形成部21の一方の短辺12aの近傍に設けられている。そして主保持部5aの固定部材60は、筆記台構成板31と裏面構成板32の間であって、表面形成部21の一方の短辺12a側にあり、可動部材61は筆記台構成板31の表面側に露出していて表面形成部21の中央向きの位置にある。
一方、図1に示すように、保持補助部6は、表面形成部21の長手方向他方の端部寄り(すなわち、主保持部5aを設置した側とは反対側の端部付近)に取り付けられている。具体的には、保持補助部6は、表面形成部21の長手方向他方の端部寄りの位置において、表面形成部21の短手方向に沿って延びる様に配し、両端を表面形成部21の長辺13a側の縁の両端付近に接続している。
また、図3に示すように、裏面形成部22(化粧シート38上)には、鞄本体2の外部側(外面表皮部材側)において、収納ポケット7と、複数(本実施形態では2つ)の被係合部9a、9bが設けられている。収納ポケット7は、紙類を保持させることが可能なポケットであり、本実施形態では、内部の視認が可能な透明性の高い樹脂(例えばポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン等)で成形されている。被係合部9a、9bは、肩掛け紐3の取り付けに寄与する部分であり、環状に形成された部材である。
そして、本実施形態では、収納ポケット7を裏面形成部22のほぼ中央に取り付け、2つの被係合部9a、9bを収納ポケット7の近傍に位置するように取り付けられている。具体的には、収納ポケット7は、図3に示すように、裏面形成部22の短手方向一方の端部側に開放部が向けられて固定され、その収納ポケット7の開放部が向けられた裏面形成部22の端部側に被係合部9a、9bが固定されている。さらに言えば、2つの被係合部9a、9bは、裏面形成部22の長手方向に沿って一定距離(本実施形態では裏面形成部22の略長手方向長さ)間隔を空けた位置に固定されている。すなわち、各被係合部9a、9bは、長方形形状の裏面形成部22の長辺14bを隔てて隣接するコーナ部分に固定されている。
また、図5(a)、図5(b)に示すように、鞄本体2の内部側に注目すると、紙類等の被筆記物を収容できる収容空間50が設けられている。収容空間50には、図5(a)に示す複数のクリアーフォルダ8(保管部材)が備えられている。すなわち、鞄本体2は、紙類等の被筆記物を整理して保管可能な機能を有している。
また他の例として、鞄1の内部の空間には、前記保管部材を備えているが、前記保管部材が蓋101がつき被筆記物を収納する収納袋であり、当該収納袋108は前記蓋101と接合して閉じることが可能となっている。接合方法としては、面ファスナー103によって袋本体110と蓋101とが接合できるようにしている。当該収納袋108は、鞄内部の一面側に備わっている。また、他面側には、蓋115がついた小物収納袋117が備わっており、当該小物収納袋117は前記蓋115によって接合して閉じることができるようになっている。接合方法は、蓋115と袋本体118とを面ファスナー等の手段によって接合する。鞄1を持ち運び時には収納袋108及び小物収納袋117を閉じることができ、被筆記物及び小物類が確実に収納袋内及び小物収納袋内に収まり、収納袋108及び小物収納袋117から逸脱することが無い。
なお、本実施形態では、背面形成部23の鞄本体2の内部側において、前記した被係合部9a、9bと同一の部材(被係合部9c)が一つ設けられている。そして、この被係合部9cは、背面形成部23の長手方向一方の端部側に固定されている。
次に、本実施形態に係る鞄を構成する各部材の位置関係について説明する。
本実施形態の鞄1は、前記したように、鞄本体2と肩掛け紐3を基本構成としており、使用時においては、図8及び図9に示す様に、鞄本体2に肩掛け紐3が取り付けられている。すなわち、使用時においては、肩掛け紐3の係合部11a~11cのうちのいずれか2つを、鞄本体2の被係合部9a~9cのうちのいずれか2つに係合させている。なお、鞄本体2に設けられた被係合部9a~9cは、概ね直角三角形の各頂点を形成する配置となっている。
また、鞄本体2に注目すると、図6に示すように、主保持部5a,副保持部5b、保持補助部6、収納ポケット7、並びに、背板側ポケット10が、所定の位置関係で配されている。すなわち、裏面形成部22に設けられた2つの被係合部9a,9bの間に、収納ポケット7が配されている。図6に示すように、この収納ポケット7の開口7aは、背面形成部23とは反対側に開いている。つまり、収納ポケット7の開口7aは、鞄本体2の開放方向と同一の方向となる姿勢で取り付けられている。
図1、図6、図7に示す主保持部5aと副保持部5bは、前記したように、長方形形状の表面形成部21の長手方向の一方の端部付近に設けられており、互いに「L」字型を形成するような配置となっている。すなわち、主保持部5aは、表面形成部21の一方の短辺付近に配され、副保持部5bは表面形成部21の主保持部5aが配された側の短辺12a付近であって、背面形成部23に連続する側の長辺13a付近に配されている。また、保持補助部6は、主保持部5aに近接する側とは反対側の短辺12b付近に配されている。そして、背面形成部23における保持補助部6と同様の位置に、背板側ポケット10が配されている。
また、前記主保持部5aと副保持部5bには保護材95が被覆されている。主保持部5aには、可動部材61のアーム部73と自由端部72の周囲を保護材95で覆い、前記副保持部5bも同様に、可動部材83のアーム部98と自由端部97の周囲を保護材95で覆っている。
また、前記鞄1は開口部120を有し、開口部120はファスナー4にて開閉し、当該ファスナー4には、指を掛けるための環状体105が備わっている。当該環状体105は、軽質のものであればよく、金属類や硬質プラスチックが用いられる。その環状体105を設けることによって、ファスナー4の開閉が容易に行える。
続いて、本実施形態の鞄1の使用例について説明する。
本実施形態の鞄1は、屋外の業務を主とする者、例えば、警察官や駐車監視員等(以下、警察官等と称す)の使用に好適な機能を有している。
警察官等は、法定スピードを超過した車両や、駐車禁止区域等に駐車した車両を発見した際、交通反則切符や、放置駐車確認標章等の紙類に、違反者や車両の情報を筆記する必要がある。
そこで、警察官等が、前記のような交通違反者や駐車違反車両を発見した際に、鞄本体2のファスナー4を環状体105を使用して開口方向に揺動させ、図5(a)、図5(b)に示すように、鞄本体2を見開き状態にし、クリアーフォルダ8(保管部材)もしくは収納袋108(保管部材)に保管してある交通反則切符や、放置駐車確認標章等の紙類(被筆記物)を取り出し、再びファスナー4を環状体105を使用して閉口方向に揺動させ、対面状態の表面形成部21と裏面形成部22を一体的に繋ぐ。そして、図7に示すように、取り出した前記紙類を表面形成部21に位置する領域(筆記台領域21a)内に載置し、主保持部5a で前記紙類の上辺を挟持し、さらに保持補助部6で、前記紙類の下部を挟持することで、風に煽られる等しても前記紙類を平面状態に安定させ、正確な筆記を行うことができる。さらに主保持部に設置している保護材95によって、前記紙類は、主保持部5aから逸脱したり、破れたりすることはない。
すなわち、筆記台領域21aたる筆記台構成板31は、相当の剛性と硬度を有し、且つ平滑である。そのため筆記台構成板31に紙類を載置すると、ボールペン等の筆記具で筆記を容易に行うことができる。特に、警察官が使用する交通反則切符は、ノーカーボン紙による複写を行うものであるから、筆記の際にボールペン等で強く紙面を押圧する必要があるが、本実施形態の鞄1は、筆記台構成板31が相当の剛性と硬度を有しているから、ボールペン等に押圧力に耐える。また、主保持部5aに保護材95を設置しているので、保護材95と紙類の摩擦力により、紙類をより保持でき、紙類が主保持部5aから逸脱することはない。
また本実施形態の鞄1では、副保持部5bで、違反者の免許証等を表面形成部21に位置する領域(筆記台領域21a)から逸脱する方向に保持することで、前記免許証等が、前記紙類と重なることなく、免許証に記載の違反者の情報を参考にしながら、前記紙類に正確に筆記が可能となる。
また免許証等の表面は、表面形成部21に位置する領域(筆記台領域21a)と略平行姿勢となるので、参照し易い。
筆記作業が終了したら、前記した紙類の取り出し作業と逆の手順で鞄本体2のクリアーフォルダ8(保管部材)又は収納袋108(保管部材)に前記紙類を保管する。
また、前記紙類の筆記途中に別の作業をしなければならなくなった場合や、前記紙類の筆記が終了しても、続けて別の紙類に筆記をする等の場合は、図3に示す鞄本体2の裏面形成部22に設けられている収納ポケット7に、前記筆記済みの紙類を一時的に保管しておくことができる。これにより、筆記済みの紙類を保管するために、いちいち紙類の取り出し作業と逆の手順を踏む手間を省くことができる。
なお、本実施形態の鞄1の使用例を説明するために、警察官等における使用例を説明したが、本実施形態の鞄1は、工事現場や工場、病院等での業務であっても作業を効率化させることが可能である。
また、上記実施形態では、鞄本体2の開閉手段であるファスナー4に指を掛けるための環状体105を設けたが、特に環状体に限らず、四角形状体、棒状体でもよく、指を引掛ける又は指で把持することができれば良い。
1 鞄
2 鞄本体
3 肩掛け紐
4 留め具(ファスナー)
5a 主保持部
5b 副保持部
6 保持補助部
7 収納ポケット
8 クリアーフォルダ(保管部材)
9a、9b、9c 被係合部
21 表面形成部
21a 筆記台領域
22 裏面形成部
23 背面形成部
31 筆記台構成板
32 裏面構成板(他の部材)
35、41 外面表皮部材
50 収容空間
60 固定部材
61 可動部材
70 開口
71 揺動軸部
72 自由端部
73 アーム部
82 固定部材
83 可動部材
90 被筆記物
91 参照物(その他の部材)
95 保護材
97 自由端部
98 アーム部
101 蓋
103 面ファスナー
105 環状体
108 収納袋
110 袋本体
115 蓋
117 小物収納袋
120 開口部

Claims (9)

  1. 平面形状を有していて被筆記物を支持し、当該被筆記物に文字又は図形を描く際の筆記台として機能する筆記台領域が外面に設けられた鞄本体と、前記被筆記物を筆記台領域に固定する主保持部とを有し、
    前記主保持部は、他の部材に固定される固定部材と、当該固定部材と係合して固定部材に対して揺動する可動部材を有するグリップであり、
    前記グリップには被筆記物を破損させないための保護材を有し、
    前記筆記台領域は、筆記台構成板によって構成され、当該筆記台構成板には開口が設けられ、筆記台構成板の裏面側に裏面構成板が設けられたことを特徴とする鞄。
  2. その他の部材を筆記台領域側から参照可能に固定する副保持部を有し、前記主保持部と副保持部とは、互いに異なる姿勢で鞄本体に固定され、
    前記副保持部は、他の部材に固定される固定部材と、当該固定部材と係合して固定部材に対して揺動する可動部材を有するグリップであり、
    前記グリップには被筆記物を破損させないための保護材を有したことを特徴とする請求項1に記載の鞄。
  3. 前記保護材がゴム製、シリコン製、熱可塑エラストマー製、熱硬化エラストマー製、又は硬質プラスチック製のいずれかである請求項1又は2に記載の鞄。
  4. 前記可動部材は、揺動軸部と、被筆記物と当接する自由端部と、前記揺動軸部と前記自由端部とを繋ぐアーム部を有し、前記揺動軸部は、前記筆記台構成板と裏面構成板との間にあり、アーム部は湾曲していて自由端部側が筆記台構成板の表面に出ており、
    前記保護材は少なくとも前記自由端部を被覆する請求項1又は2に記載の鞄。
  5. 前記鞄の内部には空間が形成され、前記空間に前記被筆記物を収納する少なくとも一つの蓋がついた収納袋を有し、前記収納袋は前記蓋によって接合して閉じられることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞄。
  6. 前記鞄は開口を有し、前記開口を留め具にて開閉し、当該留め具には、指を掛けるための環状体を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の鞄。
  7. 前記空間には、さらに小物を収納する蓋がついた小物収納袋を有し、前記小物収納袋は前記蓋によって接合して閉じられることを特徴とする請求項5に記載の鞄。
  8. 主保持部によって筆記台領域に固定された被筆記物を、さらに保持する保持補助部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の鞄。
  9. 鞄本体の外面に、前記被筆記物を保持する収納袋が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の鞄。
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