JP4221741B2 - 折畳み展開自在なボード状構造物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、各種ボート類(例えば、ボードゲーム用のボード等)や、各種パネル類(例えば、地図用パネル等)や、各種ファイル類の表紙や、ケース、カバン類の一部構成部分や、或いは、ノート型パソコンや、携帯電話や、その他携帯型機器等の一部構成部分として多用途に利用できる折畳み展開自在なボード状構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、ボードゲーム用のボード等にあっては、特許文献1に示すような折畳み可能な盤(将棋盤)が開示されており、これは鉄板を外装した2つの分割将棋盤を蝶番で折畳み可能に連結したものである。
また、例えば、ファイル類の表紙(外装板)等にあっては、比較的短い間隔で平行に配される二条の折曲げ筋を内表面がわに設けると共に、この二条の折曲げ筋の中央に配されるような一条の折曲げ筋を外表面がわに設けることによって折畳み展開できるように形成したものが提供されている。
更に、特許文献2には、例えば、包装用容器に於いて隣設する枠体(枠板)相互を化粧シートをヒンジとして折曲げ自在に連結する手段が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3044168号(図3)
【特許文献2】
実公平4−21465(図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述の如き折畳み可能な盤(将棋盤)にあっては、2つの分割将棋盤の間に大きな隙間ができ易いと共に、外観上の体裁が悪い難点等があった。
また、前述の如きファイル類の表紙(外装板)等にあっては、二条の折曲げ筋で挟まれた部分が、例えば、表紙の内表面がわに比較的大きく突出するようになる難点があった。すなわち、展開状態や折畳み(折曲げ)状態のときに、内表面がわに突出し、外観上の体裁が悪いと共に、手触りも悪くなり、ひいては、重ねた状態で保管する際に、この突出部分が邪魔となって、全体が嵩張ってしまう等の難点や、断面コ字状に折曲げたときに内表面隅部が綺麗な直角コーナー部分とならない難点等もあった。
更に、前述の如き隣設する枠体(枠板)相互を化粧シートをヒンジとして折曲げ自在に連結する手段にあっては、隣設する枠体(枠板)の内表面がわに傾斜接合面を夫々設け、隣設する枠体(枠板)の外表面がわに化粧シートを接着して、隣設する枠体(枠板)相互を折曲げ自在に連結しているため、内表面がわを広く平らな面とすることができない難点等があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、前述の如き難点等を解消し、折畳み展開が簡単に行え、展開状態にあっては、大きな突出部分や凹部等が生じることなく、広く平らな平面を内表面がわに設けることができ、ボード本体Aに被覆シート材Bをより容易に、安定的に、且つ確実に接着できるようにすると共に、外観上の体裁が良くなるように接着でき、加えて、芯材部分A1の隣設縁部分に於ける被覆シート材Bが、展開状態や折畳み状態の時に無理な折曲げ状態とならず、損傷し難く、耐久性が向上し、長期使用に適したものとなり、しかも、構成が簡素で、量産に適し、低廉で、取扱いが容易で、手触りも良く、重ねた状態で保管する際に全体が嵩張ってしまうようなこともなく、断面コ字状に折曲げたときに内表面隅部が綺麗な直角コーナー部分となり、全体的な耐久性にも優れ、多用途に利用可能となる折畳み展開自在なボード状構造物を提供できるようにすべく創出されたものである。
【0006】
しかして、請求項1記載の折畳み展開自在なボード状構造物にあっては、適宜複数の板状の芯材部分A1によって構成されると共に、隣設する芯材部分A1相互間に所定の隙間が設けられるように、或いは隙間が生じないように、複数の芯材部分A1を配して構成されるボード本体Aと、このボード本体Aの少なくとも外表面の全部或いは一部を被覆するように適宜接着剤で接着される一枚或いは複数枚の被覆シート材Bとを有し、芯材部分A1相互の隣設縁部分にある外表面がわの被覆シート材Bがヒンジとなることにより、内表面がわに折畳み自在で且つ内表面がわを平らに展開自在となるように構成したボード状構造物であって、芯材部分A1夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みが少なくなるように傾斜する一対の傾斜面1を形成して、ボード本体Aの外表面がわに於いて、複数の芯材部分A1の隣設縁部分に、断面偏平V字状の偏平V字溝を形成し、隣設する芯材部分A1の一対の傾斜面1に於いて、隣設縁がわ端部の外表面からの鉛直深さが、芯材部分A1の厚みの1/2を越えるように設定して、ボード本体Aの傾斜面1に被覆シート材Bを接着できるように構成し、被覆シート材Bは、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5を備え、この外表面被覆部5には、前記偏平V字溝に密接すると共に、一対の傾斜面1に跨って接着される断面偏平V字状の傾斜面被覆部6を形成し、この傾斜面被覆部6の中央部分がヒンジとなって、隣設する心材部分A1の内表面がわへの折畳みや展開を可能とし、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けられるように構成する手段を採用した。
【0007】
また、請求項2記載の折畳み展開自在なボード状構造物にあっては、前記ボード本体Aを、適宜複数の芯材部分A1と、隣設する芯材部分A1の内表面がわに配されると共に、隣設する芯材部分A1相互を一体的に連設する僅かな厚みの可撓性を備えた連設部2とで構成する手段を採用した。
【0008】
更に、請求項3記載の折畳み展開自在なボード状構造物にあっては、適宜複数の板状の芯材部分A1によって構成されると共に、隣設する芯材部分A1相互間に隙間が生じないよう複数の芯材部分A1を配して構成されるボード本体Aと、このボード本体Aの少なくとも外表面の全部或いは一部を被覆するように適宜接着剤で接着される一枚或いは複数枚の被覆シート材Bとを有し、芯材部分A1相互の隣設縁部分にある外表面がわの被覆シート材Bがヒンジとなることにより、内表面がわに折畳み自在で且つ内表面がわを平らに展開自在となるように構成したボード状構造物であって、芯材部分A1夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みがなくなるように傾斜する一対の傾斜面1を形成して、ボード本体Aの外表面がわに於いて、複数の芯材部分A1の隣設縁部分に、断面偏平V字状の偏平V字溝を形成し、被覆シート材Bは、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5を備え、この外表面被覆部5には、前記偏平V字溝に密接すると共に、一対の傾斜面1に跨って接着される断面偏平V字状となる傾斜面被覆部6を形成し、この傾斜面被覆部6の中央部分がヒンジとなって、隣設する心材部分A1の内表面がわへの折畳みや展開を可能とし、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けられるように構成する手段を採用した。
【0009】
そして、請求項4記載の折畳み展開自在なボード状構造物にあっては、適宜複数の板状の芯材部分A1によって構成されると共に、隣設する芯材部分A1相互間に所定の隙間が設けられるように、複数の芯材部分A1を配して構成されるボード本体Aと、このボード本体Aの少なくとも外表面の全部或いは一部を被覆するように適宜接着剤で接着される一枚或いは複数枚の被覆シート材Bとからなり、隣設する芯材部分A1相互間には、所定の隙間を設け、芯材部分A1相互の隣設縁部分にある外表面がわの被覆シート材Bがヒンジとなることにより、内表面がわに折畳み自在に且つ内表面がわを平らに展開自在となるように構成したボード状構造物であって、芯材部分A1夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みが少なくなるように傾斜する一対の傾斜面1を形成して、ボード本体Aの外表面がわに於いて、複数の芯材部分A1の隣設縁部分に、断面偏平V字状の偏平V字溝を形成し、被覆シート材Bは、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5を備え、この外表面被覆部5には、前記偏平V字溝に密接すると共に、一対の傾斜面1に跨って接着される断面偏平V字状の傾斜面被覆部6を形成し、この傾斜面被覆部6の中央部分にヒンジ部分6aを形成し、このヒンジ部分6aが、隣設する心材部分A1の内表面がわへの折畳みや展開を可能とし、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けられるように構成する手段を採用した。
【0010】
それから、請求項5記載の折畳み展開自在なボード状構造物にあっては、二枚の矩形状の芯材部分A1でボード本体Aを構成し、内表面がわに自在に二つ折りできるよう構成する手段を採用した。
【0011】
加えて、請求項6記載の折畳み展開自在なボード状構造物にあっては、二枚の矩形状の芯材部分A1と、この二枚の芯材部分A1の間に介装される一枚の細長矩形状の芯材部分A1とでボード本体Aを構成し、内表面がわに断面コ字状に自在に折曲げできるよう構成する手段を採用した。
【0012】
また、請求項7記載の折畳み展開自在なボード状構造物にあっては、芯材部分A1に適宜取付具を着脱自在に装着できるよう構成する手段を採用した。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
本発明の折畳み展開自在なボード状構造物は、各種ボート類(例えば、ボードゲーム用のボード、ジグソーパズル用のボード、広告展示用のボード、画板、マウスパッド、その他)や、各種パネル類(例えば、地図用パネル、写真用パネル、その他)や、各種ファイル類の表紙(外装板)や、ケース、カバン類の一部構成部分や、或いは、ノート型パソコンや、携帯電話や、その他携帯型機器等の一部構成部分として各種分野で利用できるものである。
【0014】
そして、このボード状構造物は、例えば、適宜複数の矩形板状の芯材部分A1によって構成されると共に、隣設する芯材部分A1相互間に所定の隙間が設けられるように(或いは、隙間が生じないように)複数の芯材部分A1が配されているボード本体Aと、このボード本体Aの少なくとも外表面の全部或いは一部(または、外表面及び側周面の全部或いは一部、または、外表面及び側周面及び内表面の一部でも良い)を被覆するように適宜接着剤で接着される一枚(或いは、複数枚)の被覆シート材Bとを有するものである。
すなわち、芯材部分A1相互の隣設縁部分にある外表面がわの被覆シート材Bがヒンジとなることにより、内表面がわに折畳み自在で且つ展開自在となるように構成されている。
尚、このボード状構造物は、その折畳み状態に於いて必ずしも複数の芯材部分A1が重なり合わなくても良い(すなわち、折畳み状態に於いて隣設する芯材部分A1が成す折畳み角度が略0〜180度の間であれば良い。)。
しかも、前記ボード本体Aは、適宜複数の芯材部分A1が夫々分離したものであっても良いし、或いは、後述する連設部2を介して適宜複数の芯材部分A1相互を一体的に連設したものであっても良い(図19参照)。
【0015】
また、芯材部分A1夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みが少なくなるように(或いは、なくなるように)傾斜する一対の傾斜面1を形成してある。すなわち、ボード本体Aの外表面がわに於いて、複数の芯材部分A1の隣設縁部分には、断面偏平V字状の偏平V字溝が形成されている。
ところで、芯材部分A1の隣設縁部分を、外表面に設けた傾斜面1と内表面部分とで、その先端が先鋭となるような断面三角状に形成してあっても良いし、或いは、その先鋭な先端部分を僅かに切り落したように形成したものであっても良いし、その他、適宜自由に設定、変更できる。
ただし、隣設する芯材部分A1の一対の傾斜面1に於いて、隣設縁がわ端部の外表面からの鉛直深さ(芯材部分A1の厚み方向に於ける長さ)が、芯材部分A1の厚みの1/2を越えるように構成される。すなわち、隣設する芯材部分A1の隣設縁間に大きな隙間が生ぜず、ボード本体Aに被覆シート材Bを容易に、安定的に、且つ確実に接着でき、この部分の被覆シート材Bが、展開状態や折畳み状態の時に無理な折曲げ状態(例えば、二つ折り状態)とならないように構成されている。
【0016】
しかも、傾斜面1は、例えば、図3、図4のような直線的な平面であっても良いし、例えば、図18のような厚み方向で湾曲するような湾曲凸面(或いは、湾曲凹面)でも良いし、その他、適宜構成の面が採用可能なものである。
尚、傾斜面1を、図18のような厚み方向で湾曲するような湾曲凸面とし、更に、折畳み状態に於いて隣設する芯材部分A1が成す折畳み角度が略90度の時に、隣設する芯材部分A1の湾曲凸面夫々が一つの連続するような湾曲面となるように形成して、この部分の手触りや、外観上の体裁が良くなるようにしても良い。
加えて、芯材部分A1の隣設縁部分の内表面にあっては、図示例のような直線的な平面であっても良いし、厚み方向で湾曲するような湾曲面や、傾斜面や、その他、適宜構成の面が採用可能である。
【0017】
更に、前記被覆シート材Bは、例えば、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5と、この外表面被覆部5の外周縁に折目線を介して連設されると共に、ボード本体Aの側周面に接着される側周面被覆部7と、この側周面被覆部7の外周縁に折目線を介して連設されると共に、ボード本体Aの内表面の一部に接着される内表面被覆部8とを備え、前記外表面被覆部5には、隣設する芯材部分A1相互の一対の傾斜面1に密接すると共に、一対の傾斜面1に跨って接着される断面偏平V字状の傾斜面被覆部6を形成してある。
すなわち、内表面がわへの折畳みや展開が簡単に且つ無理なく行え、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けることができ、しかも、隣設する芯材部分A1の隣設縁間に大きな隙間が生じ難く、ボード本体Aに被覆シート材Bをより安定的に且つ確実に接着できるように構成されている。
特に、傾斜面被覆部6を一対の傾斜面1に跨って接着する場合、一対の傾斜面1が外表面がわに行くに従って大きく開くような断面偏平V字状となっているため、この部分に傾斜面被覆部6を確実に接着し易いものとなる。
【0018】
また、外表面被覆部5と側周面被覆部7と内表面被覆部8とを備えた被覆シート材Bは、ボード本体Aに接着されることにより、ボード状構造物全体の外観上の体裁を良好とし、ボード状構造物全体の強度、耐久性を向上せしめられるようになる。
ところで、被覆シート材Bのボード本体Aへの接着は、被覆シート材Bの全面をボード本体Aに接着しても良いし、被覆シート材Bの一部(例えば、外表面被覆部5に於いて、芯材部分A1外表面の周縁部分に対応する部分)をボード本体Aに接着するようにしても良い。
【0019】
前記ボード本体Aは、例えば、チップボール(厚紙)や段ボールやその他の適宜紙材や、ベニヤ板やその他の適宜木材や、スチレンボードや、適宜合成樹脂材や、これらの適宜複合材や、その他の適宜材料等によって構成される。
【0020】
しかも、ボード本体Aは、その用途に応じて適宜形状に形成できるもので、例えば、ボードゲーム等のボードとして利用する場合は、二枚の矩形板状の芯材部分A1でボード本体Aを構成し、内表面がわに自在に二つ折りできるよう構成される。
【0021】
また、適宜ファイルの表紙(外装板)や、ボードゲーム等のボードとして利用する場合は、二枚の矩形板状の芯材部分A1と、この二枚の芯材部分A1の間に介装される一枚の細長矩形板状の芯材部分A1とでボード本体Aを構成し、内表面がわに断面コ字状に自在に折曲げできるよう構成される。
【0022】
尚、ボード本体Aに於ける芯材部分A1の数や、芯材部分A1自身の寸法、形状等は自由に設定、変更でき、例えば、かなり細長な矩形状の芯材部分A1を複数並設するようにして、ボード本体A全体が湾曲状(或いは、ロール状)となるように構成することもできる。
【0023】
更に、前記ボード本体Aは、芯材部分A1夫々が分離したものであっても良いし、図19に示すように、適宜複数の芯材部分A1と、隣設する芯材部分A1相互を連設する連設部2とで一体的に構成し、この連設部2を、隣設する芯材部分A1の内表面がわに配すると共に、可撓性を備えた僅かな厚みに形成したものであっても良い。
すなわち、ボード状構造物を折畳み展開する時に、前記連設部2と、芯材部分A1相互の隣設縁部分にある外表面がわの被覆シート材Bとがヒンジ部分となり、この部分の耐久性がより増すように構成することもできる。
尚、前記連設部2を設ける手段としては、一枚のボード本体Aの外表面の所望位置に、断面偏平V字状の偏平V字溝を切設して設ける手段や、一枚のボード本体Aの外表面の所望位置に、断面偏平V字状の偏平V字溝をプレス等で圧縮して設ける手段や、その他、適宜手段を採用することができる。しかも、連設部2は、連続したものであっても良いし、不連続に形成したものであっても良い。
【0024】
加えて、前記ボード本体Aにあっては、その内表面に適宜見返し材10を接着して、外観上の体裁がより良くなるようにすることもできる。
【0025】
ところで、隙間部分は、芯材部分A1の隣設縁部分に於ける被覆シート材Bが、適宜折畳み状態の時に(例えば、図4の(ロ)、図18の(ロ)等の時)、隙間部分の被覆シート材Bに無理なストレスが生じ難くなるように配慮されると共に、これらの隙間部分が無駄に大きくなって、例えば、隙間部分の被覆シート材Bが大きく変形し易くなったり、隙間部分の被覆シート材Bの変形により、ボード本体A内表面がわに大きな凸部や凹部が現れて、広く平らな平面を内表面がわに設けることができなくなったりすることがないように配慮される。
【0026】
前記被覆シート材Bは、例えば、一枚のシート状を呈し、ある程度の可撓性や、強度や、耐久性等を備えた適宜紙材や、適宜布材や、適宜合成樹脂材や、これらの適宜複合材や、その他の適宜材料等によって構成されるものである。
しかも、被覆シート材Bの外表面には、適宜装飾や、その用途に応じた印刷等が施されるようになり、外観上の体裁が良好となるように配慮される。
【0027】
更に、被覆シート材Bは、少なくともボード本体Aの外表面の全部或いは一部(隣設する芯材部分A1の隙間部分を含むような部分)を覆うように接着される外表面被覆部5を有するものであれば良い。また、ボード本体Aの外表面の全部を覆うように接着される外表面被覆部5と、ボード本体Aの側周面の全部或いは一部を覆うように接着される(或いは、接着せずに被覆するだけでも良い)側周面被覆部7とを有するものや、ボード本体Aの外表面の全部を覆うように接着される外表面被覆部5と、ボード本体Aの側周面の全部を覆うように接着される(或いは、接着せずに被覆するだけでも良い)側周面被覆部7と、ボード本体Aの内表面の側周面寄り部分を覆うように接着される内表面被覆部8とを有するものでも良い。しかも、これらは、夫々折目線を介して一体的に連設してある。
そして、前記外表面被覆部5には、傾斜面1に合致するように形成された傾斜面被覆部6が設けてある。
尚、図中6aは、隣設する芯材部分A1に隙間部分を設けた場合に、その隙間部分に配されるヒンジ部分で、このヒンジ部分6aは、傾斜面被覆部6の中央部分に配されている。また、このヒンジ部分6aは、ボード本体Aが展開状態の時に、例えば、平面状になっていても良いし、断面V字状となっていても良い。
また、前記被覆シート材Bは、その外表面被覆部5が、ボード本体Aの外表面の一部を覆うように接着される場合、複数の被覆シート材Bによって隣設する芯材部分A1の隙間部分に跨るように接着しても良い。その時、複数の被覆シート材Bは、隣設する芯材部分A1の隙間部分に沿うように設けても良いし、隣設する芯材部分A1の隙間部分に対して直交する方向に沿うように設けても良いし、その他適宜自由に設定できるものである。
【0028】
ところで、図示例では、外表面被覆部5は矩形状に形成され、傾斜面被覆部6はかなり細長な矩形状に形成され、側周面被覆部7はかなり細長な矩形状に形成され、内表面被覆部8は、適宜端部処理された細長な矩形状に形成されている。尚、側周面被覆部7は、傾斜面被覆部6部分には設けないようにしてある。
また、被覆シート材Bに設けられる折目線は、被覆シート材Bを形成する際(所望形状にカットする際)に同時に設けたものであっても良いし、或いは、被覆シート材Bを形成した(所望形状にカットした)後、これをボード本体Aに接着する際に設けたものであっても良い。
【0029】
前記内表面被覆部8の端部処理としては、例えば、図8に示すように、直角に隣設する内表面被覆部8の端部を夫々略45度の切断角度にカットして、隣設する内表面被覆部8相互が重ならない状態でボード本体A内表面に接着されるように形成したり、図9に示すように、直角に隣設する内表面被覆部8の端部に於いて、一方の内表面被覆部8の切断角度と他方の内表面被覆部8の切断角度との合計が90度となるようにカットして、隣設する内表面被覆部8相互が重ならない状態でボード本体A内表面に接着されるように形成したり、図10に示すように、直角に隣設する内表面被覆部8の端部に於いて、一方の内表面被覆部8の切断角度と他方の内表面被覆部8の切断角度との合計が90度を越えるようにカットして、隣設する内表面被覆部8相互の一部が三角状に重なる状態でボード本体A内表面に接着されるように形成したり、図11に示すように、直角に隣設する内表面被覆部8の端部を夫々略45度の切断角度にカットすると共に、一方の内表面被覆部8に係止凸部を突設し、他方の内表面被覆部8に前記係止凸部に合致する係止凹部を凹設して、隣設する内表面被覆部8相互が重ならず、しかも、隣設する内表面被覆部8相互が係止状態でボード本体A内表面に接着されるように形成したり、図12に示すように、直角に隣設する内表面被覆部8の端部に於いて、一方の内表面被覆部8の端部を湾曲凸部とし、他方の内表面被覆部8の端部を前記湾曲凸部に合致する湾曲凹部として、隣設する内表面被覆部8相互が重ならない状態でボード本体A内表面に接着されるように形成したり、図13に示すように、直角に隣設する内表面被覆部8の端部に於いて、一方の内表面被覆部8の端部に三角形状(或いは、台形状)の突片を連設し、他方の内表面被覆部8の端部に前記突片に対応する切欠部を設けて、隣設する内表面被覆部8相互が重ならない状態でボード本体A内表面に接着されるように形成したり、図14に示すように、直角に隣設する内表面被覆部8の端部に於いて、一方の内表面被覆部8の端部に四角形状の突片を連設し、他方の内表面被覆部8の端部に前記突片に対応する切欠部を設けて、隣設する内表面被覆部8相互が重ならない状態でボード本体A内表面に接着されるように形成したり、図15に示すように、直角に隣設する内表面被覆部8の端部に於いて、夫々略45度の切断角度にカットすると共に、一方の内表面被覆部8に細長平行四辺形状の重合片を延設し、隣設する内表面被覆部8相互の一部が細長平行四辺形状に重なる状態でボード本体A内表面に接着されるように形成したり、その他適宜端部処理が可能である。
【0030】
また、折畳み展開部分(傾斜面被覆部6部分)に於ける内表面被覆部8にあっては、図16や、図17に示すように、ボード本体Aの傾斜面1に傾斜面被覆部6が接着される時に、この部分で隣設する内表面被覆部8相互が接近するため、その接近分を見越してその端部相互に隙間が設けられるように形成されている。
【0031】
尚、ボード状構造物の具体的構成、形状、寸法、材質、ボード本体Aの具体的構成、形状、寸法、材質、芯材部分A1の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設状態、傾斜面1の具体的形状、寸法、傾斜角度、連設部2の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、被覆シート材Bの具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、外表面被覆部5の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、傾斜面被覆部6の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、ヒンジ部分6aの具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、側周面被覆部7の具体的構成、形状、寸法、材質、内表面被覆部8の具体的構成、形状、寸法、材質、見返し材10の具体的構成、形状、寸法、材質、ボード本体Aと被覆シート材Bの具体的接着手段等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定、変更できるものである。
【0032】
本発明の折畳み展開自在なボード状構造物は、前述の如く構成されており、次にその使用例について説明すると、例えば、ボードゲーム用のボードとして使用する場合には、二枚の矩形状の芯材部分A1で矩形状のボード本体Aを構成し、このボード本体Aの外表面、側周面、及び内表面の一部に被覆シート材Bを接着し、一つの隣設縁部分を介して内表面がわに自在に二つ折りできるように構成されたものが利用される。すなわち、展開した時に隣設縁部分に大きな隙間が生ぜず、広く平らな平面となるボード状構造物の内表面に(例えば、ボード本体Aの内表面に、或いは、ボード本体Aの内表面に接着した見返し材10の表面に)、ボードゲームに関連する表示が施され、この内表面を使用してゲームを楽しむようになる。
【0033】
また、ボードゲーム用のボードとして使用する場合や、ファイル類の表紙(外装板)として使用する場合や、これら両方で使用する場合には、例えば、図2に示すように、二枚の矩形状の芯材部分A1と、この二枚の芯材部分A1の間に介装される一枚の細長矩形状の芯材部分A1とでボード本体Aを構成し、このボード本体Aの外表面、側周面、及び内表面の一部に被覆シート材Bを接着し、被覆シート材Bの二つの隣設縁部分を介して内表面がわに断面コ字状に折曲げ自在となるよう構成されたものが利用される。
しかも、ボードゲーム用のボードとして使用する場合は、展開した時に隣設縁部分に大きな隙間が生ぜず、広く平らな平面となるボード状構造物の内表面に、ボードゲームに関連する表示が施され、この内表面を使用してゲームを楽しむようになる。
一方、ファイル類の表紙(外装板)として使用する場合は、例えば、綴じ具やその他の適宜取付具を芯材部分A1に着脱自在に装着できるよう構成される。
しかも、この綴じ具やその他の適宜取付具を芯材部分A1の内表面の適宜位置に着脱自在となるよう装着しておき、例えば、ボードゲームに必要となる関連物品(例えば、ゲーム用駒体、ゲーム用サイコロ、その他)を、袋体や、ケースや、箱状体等に収納できるようにし、更に、この袋体や、ケースや、箱状体等を適宜取付具に取付けできるように構成することにより、ボードゲームに必要となる一式の関連物品を、ゲームボードと共にファイルで纏めるようにしてコンパクトに保管しておくもできるようになる。尚、ゲームを楽しむ場合は、ボード状構造物から適宜取付具を取外して使用されることとなる。
【0034】
ところで、本発明のボード状構造物には、その外周部分を囲繞するようなボード固定枠や、ボード固定具や、コード類や、文房具類等を着脱自在に装着できるように構成することもできる。また、これらの具体的着脱手段は、適宜自由に設定、変更できる。
【0035】
【発明の効果】
従って、請求項1記載の折畳み展開自在なボード状構造物によれば、折畳み展開が簡単に行え、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けることができるようになる。しかも、構成が簡素で、量産に適し、低廉で、取扱いが容易で、耐久性に優れ、多用途に利用可能となる折畳み展開自在なボード状構造物となる。
加えて、展開状態にあっては、大きな突出部分や凹部等が生じることがなく、広く平らな平面を内表面がわに設けられるようになり、手触りも良く、重ねた状態で保管する際に全体が嵩張ってしまうようなこともなく、ボード状構造物を小さく折畳め、その収納、保管、運搬等が容易となる。尚、折畳み状態(例えば、断面コ字状に折曲げた状態のとき)にあっては、内表面隅部を綺麗な直角コーナー部分とすることができるようになる。
【0036】
特に、芯材部分A1夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みが少なくなるように傾斜する一対の傾斜面1を形成して、ボード本体Aの外表面がわに於いて、複数の芯材部分A1の隣設縁部分に、断面偏平V字状の偏平V字溝を形成し、隣設する芯材部分A1の一対の傾斜面1に於いて、隣設縁がわ端部の外表面からの鉛直深さが、芯材部分A1の厚みの1/2を越えるように設定して、ボード本体Aの傾斜面1に被覆シート材Bを接着できるように構成し、被覆シート材Bは、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5を備え、この外表面被覆部5には、前記偏平V字溝に密接すると共に、一対の傾斜面1に跨って接着される断面偏平V字状の傾斜面被覆部6を形成し、この傾斜面被覆部6の中央部分がヒンジとなって、隣設する心材部分A1の内表面がわへの折畳みや展開を可能とし、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けられるように構成したので、隣設する芯材部分A1の隣設縁間に大きな隙間が生じ難く、ボード本体Aに被覆シート材Bをより容易に、安定的に、且つ確実に接着できるようになる。
加えて、芯材部分A1の隣設縁部分に於ける被覆シート材Bが、展開状態や折畳み状態の時に無理な折曲げ状態(例えば、二つ折り状態)とならず、無理なストレスによる変形、伸びが防止でき、損傷し難く、耐久性が向上し、長期使用に適したものとなる。
【0037】
更に、被覆シート材Bは、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5を備えているので、被覆シート材Bによってボード状構造物の外表面がわの外観上の体裁が良くなる。
【0038】
しかも、隣設する芯材部分A1の一対の傾斜面1に於いて、隣設縁がわ端部の外表面からの鉛直深さが、芯材部分A1の厚みの1/2を越えるように設定して、ボード本体Aの傾斜面1に被覆シート材Bを接着できるように構成したので、隣設する芯材部分A1の隣設縁間に大きな隙間が生じ難く、ボード本体Aに被覆シート材Bを容易に、安定的に、且つ確実に接着できるようになる。
加えて、芯材部分A1の隣設縁部分に於ける被覆シート材Bが、展開状態や折畳み状態の時に無理な折曲げ状態(例えば、二つ折り状態)とならず、損傷し難く、耐久性が向上し、長期使用に適したものとなる。
【0039】
また、請求項2記載の折畳み展開自在なボード状構造物によれば、ボード状構造物を折畳み展開する時に、可撓性を有する連設部2と、芯材部分A1相互の隣設縁部分にある外表面がわの被覆シート材Bとがヒンジ部分となり、この部分の耐久性がより増すようになる。
【0040】
更に、請求項3記載の折畳み展開自在なボード状構造物によれば、折畳み展開が簡単に行え、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けることができるようになる。しかも、構成が簡素で、量産に適し、低廉で、取扱いが容易で、耐久性に優れ、多用途に利用可能となる折畳み展開自在なボード状構造物となる。
加えて、展開状態にあっては、大きな突出部分や凹部等が生じることがなく、広く平らな平面を内表面がわに設けられるようになり、手触りも良く、重ねた状態で保管する際に全体が嵩張ってしまうようなこともなく、ボード状構造物を小さく折畳め、その収納、保管、運搬等が容易となる。尚、折畳み状態(例えば、断面コ字状に折曲げたとき)にあっては、内表面隅部を綺麗な直角コーナー部分とすることができるようになる。
【0041】
特に、芯材部分A1夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みが少なくなるように傾斜する一対の傾斜面1を形成して、ボード本体Aの外表面がわに於いて、複数の芯材部分A1の隣設縁部分に、断面偏平V字状の偏平V字溝を形成し、被覆シート材Bは、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5を備え、この外表面被覆部5には、前記偏平V字溝に密接すると共に、一対の傾斜面1に跨って接着される断面偏平V字状の傾斜面被覆部6を形成し、この傾斜面被覆部6の中央部分にヒンジ部分6aを形成し、このヒンジ部分6aが、隣設する心材部分A1の内表面がわへの折畳みや展開を可能とし、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けられるように構成したので、隣設する芯材部分A1の隣設縁間に隙間が生じ難く、ボード本体Aに被覆シート材Bをより容易に、安定的に、且つ確実に接着できるようになる。
加えて、芯材部分A1の隣設縁部分に於ける被覆シート材Bが、展開状態や折畳み状態の時に無理な折曲げ状態(例えば、二つ折り状態)とならず、無理なストレスによる変形、伸びが防止でき、損傷し難く、耐久性が向上し、長期使用に適したものとなる。
【0042】
更に、被覆シート材Bは、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5を備えているので、被覆シート材Bによってボード状構造物の外表面がわの外観上の体裁が良くなる。
【0043】
それから、請求項4記載の折畳み展開自在なボード状構造物によれば、折畳み展開が簡単に行え、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けることができるようになる。しかも、構成が簡素で、量産に適し、低廉で、取扱いが容易で、耐久性に優れ、多用途に利用可能となる折畳み展開自在なボード状構造物となる。
加えて、展開状態にあっては、大きな突出部分や凹部等が生じることがなく、広く平らな平面を内表面がわに設けられるようになり、手触りも良く、重ねた状態で保管する際に全体が嵩張ってしまうようなこともなく、ボード状構造物を小さく折畳め、その収納、保管、運搬等が容易となる。尚、折畳み状態(例えば、断面コ字状に折曲げたとき)にあっては、内表面隅部を綺麗な直角コーナー部分とすることができるようになる。
【0044】
特に、隣設する芯材部分A1相互間には、所定の隙間を設け、芯材部分A1夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みが少なくなるように傾斜する一対の傾斜面1を形成して、ボード本体Aの外表面がわに於いて、複数の芯材部分A1の隣設縁部分に、断面偏平V字状の偏平V字溝を形成し、被覆シート材Bは、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5を備え、この外表面被覆部5には、前記偏平V字溝に密接すると共に、一対の傾斜面1に跨って接着される断面偏平V字状の傾斜面被覆部6を形成し、この傾斜面被覆部6の中央部分にヒンジ部分6aを形成し、このヒンジ部分6aが、隣設する心材部分A1の内表面がわへの折畳みや展開を可能とし、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けられるように構成したので、ボード本体Aに被覆シート材Bをより容易に、安定的に、且つ確実に接着できるようになる。
加えて、芯材部分A1の隣設縁部分に於ける被覆シート材Bが、展開状態や折畳み状態の時に無理な折曲げ状態(例えば、二つ折り状態)とならず、損傷し難く、無理なストレスによる変形、伸びが防止でき、耐久性が向上し、長期使用に適したものとなる。
【0045】
更に、被覆シート材Bは、ボード本体Aの外表面に接着される外表面被覆部5を備えているので、被覆シート材Bによってボード状構造物の外表面がわの外観上の体裁が良くなる。
【0046】
加えて、請求項5記載の折畳み展開自在なボード状構造物は、二枚の矩形状の芯材部分A1でボード本体Aを構成し、内表面がわに自在に二つ折りできるよう構成したので、例えば、ボードゲーム等のボードとして最適なボード状構造物を提供できるようになる。
【0047】
そして、請求項6記載の折畳み展開自在なボード状構造物は、二枚の矩形状の芯材部分A1と、この二枚の芯材部分A1の間に介装される一枚の細長矩形状の芯材部分A1とでボード本体Aを構成し、内表面がわに断面コ字状に自在に折曲げできるよう構成したので、内表面隅部を綺麗な直角コーナー部分とすることもできるようになり、例えば、ファイルの外装板等として最適なボード状構造物を提供できるようになる。
【0048】
それから、請求項7記載の折畳み展開自在なボード状構造物は、芯材部分A1に適宜取付具を着脱自在に装着できるよう構成したので、適宜取付具を利用して、その用途に応じた関連物品をボード状構造物自体に付設することが簡単に行えるようになる。しかも、適宜取付具を取外すことで、本来のボード状構造物の用途に応じた使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のボード状構造物を例示する概略分解側面図である。
【図2】 本発明のボード状構造物を例示する斜視図である。
【図3】 本発明のボード状構造物を例示する一部省略側断面図である。
【図4】 本発明の他のボード状構造物を例示する部分側断面図で、(イ)は展開状態を示し、(ロ)は折畳み状態を示すものである。
【図5】 本発明の他のボード状構造物を例示する部分側断面図である。
【図6】 本発明の他のボード状構造物を例示する部分側断面図である。
【図7】 本発明の他のボード状構造物を例示する部分側断面図である。
【図8】 本発明のボード状構造物の被覆シート材を例示する展開図である。
【図9】 被覆シート材の隅部形状及びこの被覆シート材をボード本体に接着した状態を例示する部分平面図である。
【図10】 他の実施例に於ける被覆シート材の隅部形状及びこの被覆シート材をボード本体に接着した状態を示す部分平面図である。
【図11】 他の実施例に於ける被覆シート材の隅部形状及びこの被覆シート材をボード本体に接着した状態を示す部分平面図である。
【図12】 他の実施例に於ける被覆シート材の隅部形状及びこの被覆シート材をボード本体に接着した状態を示す部分平面図である。
【図13】 他の実施例に於ける被覆シート材の隅部形状及びこの被覆シート材をボード本体に接着した状態を示す部分平面図である。
【図14】 他の実施例に於ける被覆シート材の隅部形状及びこの被覆シート材をボード本体に接着した状態を示す部分平面図である。
【図15】 他の実施例に於ける被覆シート材の隅部形状及びこの被覆シート材をボード本体に接着した状態を示す部分平面図である。
【図16】 被覆シート材の折畳展開部分の形状及びこの被覆シート材をボード本体に接着した状態を例示する部分平面図である。
【図17】 他の実施例に於ける被覆シート材の折畳展開部分の形状及びこの被覆シート材をボード本体に接着した状態を示す部分平面図である。
【図18】 本発明の他のボード状構造物を例示するもので、(イ)は展開状態の部分側断面図を示し、(ロ)は断面コ字状の折畳み状態の部分側断面図を示すものである。
【図19】 本発明の他のボード状構造物を例示する展開状態に於ける部分側断面図である。
【符号の説明】
A ボード本体 A1 芯材部分
1 傾斜面 2 連設部
B 被覆シート材
5 外表面被覆部 6 傾斜面被覆部
6a ヒンジ部分
7 側周面被覆部 8 内表面被覆部
10 見返し材

Claims (7)

  1. 適宜複数の板状の芯材部分によって構成されると共に、隣設する芯材部分相互間に所定の隙間が設けられるように、或いは隙間が生じないように、複数の芯材部分を配して構成されるボード本体と、このボード本体の少なくとも外表面の全部或いは一部を被覆するように適宜接着剤で接着される一枚或いは複数枚の被覆シート材とを有し、芯材部分相互の隣設縁部分にある外表面がわの被覆シート材がヒンジとなることにより、内表面がわに折畳み自在で且つ内表面がわを平らに展開自在となるように構成したボード状構造物であって、芯材部分夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みが少なくなるように傾斜する一対の傾斜面を形成して、ボード本体の外表面がわに於いて、複数の芯材部分の隣設縁部分に、断面偏平V字状の偏平V字溝を形成し、隣設する芯材部分の一対の傾斜面に於いて、隣設縁がわ端部の外表面からの鉛直深さが、芯材部分の厚みの1/2を越えるように設定して、ボード本体の傾斜面に被覆シート材を接着できるように構成し、被覆シート材は、ボード本体の外表面に接着される外表面被覆部を備え、この外表面被覆部には、前記偏平V字溝に密接すると共に、一対の傾斜面に跨って接着される断面偏平V字状の傾斜面被覆部を形成し、この傾斜面被覆部の中央部分がヒンジとなって、隣設する心材部分の内表面がわへの折畳みや展開を可能とし、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けられるように構成したことを特徴とする折畳み展開自在なボード状構造物。
  2. 前記ボード本体を、適宜複数の芯材部分と、隣設する芯材部分の内表面がわに配されると共に、隣設する芯材部分相互を一体的に連設する僅かな厚みの可撓性を備えた連設部とで構成したこと特徴とする請求項1記載の折畳み展開自在なボード状構造物。
  3. 適宜複数の板状の芯材部分によって構成されると共に、隣設する芯材部分相互間に隙間が生じないよう複数の芯材部分を配して構成されるボード本体と、このボード本体の少なくとも外表面の全部或いは一部を被覆するように適宜接着剤で接着される一枚或いは複数枚の被覆シート材とを有し、芯材部分相互の隣設縁部分にある外表面がわの被覆シート材がヒンジとなることにより、内表面がわに折畳み自在で且つ内表面がわを平らに展開自在となるように構成したボード状構造物であって、芯材部分夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みがなくなるように傾斜する一対の傾斜面を形成して、ボード本体の外表面がわに於いて、複数の芯材部分の隣設縁部分に、断面偏平V字状の偏平V字溝を形成し、被覆シート材は、ボード本体の外表面に接着される外表面被覆部を備え、この外表面被覆部には、前記偏平V字溝に密接すると共に、一対の傾斜面に跨って接着される断面偏平V字状となる傾斜面被覆部を形成し、この傾斜面被覆部の中央部分がヒンジとなって、隣設する心材部分の内表面がわへの折畳みや展開を可能とし、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けられるように構成したことを特徴とする折畳み展開自在なボード状構造物。
  4. 適宜複数の板状の芯材部分によって構成されると共に、隣設する芯材部分相互間に所定の隙間が設けられるように、複数の芯材部分を配して構成されるボード本体と、このボード本体の少なくとも外表面の全部或いは一部を被覆するように適宜接着剤で接着される一枚或いは複数枚の被覆シート材とからなり、隣設する芯材部分相互間には、所定の隙間を設け、芯材部分相互の隣設縁部分にある外表面がわの被覆シート材がヒンジとなることにより、内表面がわに折畳み自在に且つ内表面がわを平らに展開自在となるように構成したボード状構造物であって、芯材部分夫々には、その外表面に於ける隣設縁の両脇部分に、隣設縁がわに行くに従って漸次その厚みが少なくなるように傾斜する一対の傾斜面を形成して、ボード本体の外表面がわに於いて、複数の芯材部分の隣設縁部分に、断面偏平V字状の偏平V字溝を形成し、被覆シート材は、ボード本体の外表面に接着される外表面被覆部を備え、この外表面被覆部には、前記偏平V字溝に密接すると共に、一対の傾斜面に跨って接着される断面偏平V字状の傾斜面被覆部を形成し、この傾斜面被覆部の中央部分にヒンジ部分を形成し、このヒンジ部分が、隣設する心材部分の内表面がわへの折畳みや展開を可能とし、展開状態にあっては、広く平らな平面を内表面がわに設けられるように構成したことを特徴とする折畳み展開自在なボード状構造物。
  5. 二枚の矩形状の芯材部分でボード本体を構成し、内表面がわに自在に二つ折りできるよう構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか記載の折畳み展開自在なボード状構造物。
  6. 二枚の矩形状の芯材部分と、この二枚の芯材部分の間に介装される一枚の細長矩形状の芯材部分とでボード本体を構成し、内表面がわに断面コ字状に自在に折曲げできるよう構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか記載の折畳み展開自在なボード状構造物。
  7. 芯材部分に適宜取付具を着脱自在に装着できるよう構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか記載の折畳み展開自在なボード状構造物。
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