JP3015621U

JP3015621U - カード状物のホルダー

Info

Publication number: JP3015621U
Application number: JP1995001622U
Authority: JP
Inventors: 英人新海
Original assignee: 英人新海
Priority date: 1995-03-09
Filing date: 1995-03-09
Publication date: 1995-09-05
Anticipated expiration: 2001-03-09

Abstract

(57)【要約】【目的】カード状物の内容を簡便に確認でき、高級感
をも演出できると共に、比較的多数の人に配付するのに
適したカード状物のホルダーの提供。【構成】カード状物のホルダーは、折畳み面部１、２
が折れ線部３で折り曲げ自在に連接され、折畳み面部１
にはカード状物７を保持するための２つの切り込み６が
設けられ、折畳み面部２には窓部８が設けられており、
開口４から入れられたカード状物９のメッセージや図
案、写真などを露呈させるための窓部８が設けられてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、メッセージ、図柄などが描かれたカード、又は写真、チケット、商品券のようなカード状物を入れるホルダーに関する。

【０００２】

【考案の背景】

例えば、上記のようなカードやカード状物（以下、「カード状物」とする）を贈り物として人に渡す場合に、儀礼的な意味からも、内容物の貴重さを演出するためにも封筒に入れたり何らかの包装を施すことが多い。また、郵送する場合にもカード状物に直接宛て名を記入できない場合には必然的に封筒その他の包装が用いられる。

【０００３】ところで、販促物、景品、お土産、引出物といった比較的たくさんの人々に配られるカード状物に封筒その他の包装を単に使用する場合、以下のような不具合がある。すなわち、封筒その他の包装を用いると、配られたカード状物がなんであるかいちいち開封しないと内容を確認できないし、場合によっては、開封しないまま紛失してしまうこともあり得る。逆に、配ったカード状物がなんであるか一目で分かるように非常に簡易な包装にすると、内容物への期待感を高め内容物の貴重さを持たせるという演出効果がなくなってしまうし、粗末に扱われがちとなる。また、封筒を開けたり包装を解いた後、カード状物はむきだしでは保管しにくいので再度封筒に入れたり包装したりするという面倒もあるうえ、一度開封したあとは見栄えもよくないという不都合もある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従って、本考案の目的は、カード状物の内容を簡便に確認でき、ある程度の高級感をも演出でき、受け取った人に好印象を与えうるカード状物のホルダーを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案によるカード状物のホルダーは、少なくとも２つ以上の折畳み面部を有し、一つの折畳み面部にはカード、チケット、写真などを支持する切れ込み部を設け、他の折畳み面部の一つには切り開いた窓部と、その窓部から文字、図柄、写真などを露呈させるための内容物挿入用の挿入口とを設けたものである。

【０００６】

【作用】

従って、本考案によるカード状物のホルダーは、薄く畳めて郵送もし易く、手渡すのにも適当なのはもちろん、各折畳み面部にカード状物を切れ込みで保持させ、窓部から露呈させるように収納しているので、折畳み面部を開くだけで、各折畳み面部に保持した複数のカード状物の内容を一目で簡単に見ることができる。例えば、窓部からはメッセージや美しい図案などを示し、切れ込みにはチケットや商品券などを保持させるようにすると、受け取った人へのインパクトが非常に強くなり好適である。また折り畳んだ時には適度の厚みを有するので、封筒にカードを入れるような場合よりも高級感を演出できる。

【０００７】

【実施例】

以下、図１〜２を参照して、本考案の実施例を説明する。本考案のカード状物のホルダーは、折畳み面部１、２が折れ線部３で折り曲げ自在に連接されている。この折畳み面部１、２は、１辺が開放した開口４、他の３辺が表裏つながった袋状に厚紙で形成されている。折畳み面部１の図１における下辺、すなわち底辺５の近傍には、２つの切り込み６が設けられ、ここにカード状物７を保持させるようになっている。折畳み面部２には、楕円形状に窓部８が設けられており、内容物の「挿入口」としての開口４からカード状物９を窓部８の裏側に入れ、カード状物９のメッセージや図案、写真などを窓部８から露呈させることができるようになっている。

【０００８】さらに、開口４の縁部には蓋面部１０が折れ線部１１で連接しており、折畳み面部１、２を折り畳んだときに折畳み面部１の底辺４の上を覆うことができるようになっている。図２の断面図からも分かるように、蓋面部１０も全体的に袋状に形成され、適度の厚みを有していると共に折畳み面部１に覆いかぶさったとき厚紙の断面が見えないので、カード状物のホルダーとしてより高級感を出すことができる。なお、蓋面部１０は適宜のシールなどを用いて折り畳み面部１のカード状物７保持面の反対側面に止めるようにしている。

【０００９】なお、上記の実施例では内容物の挿入口として開口４を用いるようにしたが、開口４の部位を塞いで、挿入口は図１における折畳み面部２の一対の縦辺のうちどちらかに設けるようにしてもよい。また、切れ込み６は折畳み面部１の対角上に配してもよい。

【００１０】

【考案の効果】

本考案によるカード状物のホルダーは、以上説明した如く、折畳み面部を開くだけで、切り込みに保持されたカード状物と窓部より露呈するカード状物の複数の内容を簡単に確認でき、折畳み自在であるから開封後のカード状物の保管にも適すうえ、封筒にカードを入れるような場合に比べて高級感も演出でき、受け取った人へ好印象を与えることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る実施例を示すカード状物のホルダ
ーの平面図。

【図２】図１の矢示Ａ−Ａ線に沿う断面図。

【符号の説明】

１、２折畳み面部３、１１折れ線部４開口（挿入口）５底辺６切れ込み７、９カード状物８窓部１０蓋面部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】少なくとも２つ以上の折畳み面部を有
し、一つの折畳み面部にはカード、チケット、写真など
を支持する切れ込み部を設け、他の折畳み面部の一つに
は切り開いた窓部と、その窓部から文字、図柄、写真な
どを露呈させるための内容物挿入用の挿入口とを設けた
カード状物のホルダー。