JP3022561U - プリペードカード包装体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物語性および／もしくは趣向性を持たせるこ
とが出来るプリペードカード包装体を提供すること。 【構成】 プリペードカード２枚を各長手方向を上下に
して隣接して並べた大きさの背表紙部と、該背表紙部の
左右に該背表紙部と同高さで左右に延び該背表紙部の左
右両側縁部を折れ線部として観音開き可能に同じ側に折
られて閉じた状態にあり該状態では残りの上下縁部同士
が接触して前記背表紙部を覆っている各々がプリペード
カード１枚分の大きさの左右表表紙部と、該背表紙部内
側にはプリペードカード２枚が長手方向を上下にして横
並びに隣接して容易に取り外し可能に貼り付けられてお
り、該左右表表紙部および背表紙部は閉じた状態の表側
および内側面に適宜図形等をあしらっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は２枚のプリペードカードを一組の商品として販売するのに適したプリ ペードカード包装体に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、プリペードカードは公衆電話用のいわゆるテレホンカードや交通切符購 入用の各種プリペードカードをはじめとして使用される領域あるいは分野が益々 広がりつつある。市販されるプリペードカードの一方の面に印刷される絵や写真 は使用者の趣向に沿い心地よく使えるよう、あるいは何らかの記念用等いろいろ 趣向が凝らされておりそれ自体が収集の対象になったりしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はプリペードカードのもつ印刷物としての側面をさらに高めたプリペー ドカード包装体を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のプリペードカード包装体はプリペードカード２枚を各長手方向を上下 にして隣接して並べた大きさの背表紙部と、該背表紙部の左右に該背表紙部と同 高さで一体に左右に延び該背表紙部の左右両側縁部を折れ線部として観音開き可 能に同じ側に折られて閉じた状態にあり該状態では端縁部同士が接触して前記背 表紙部を覆っている各々がプリペードカード１枚分の大きさの左右表表紙部と、 該背表紙部内側にはプリペードカード２枚が長手方向を上下にして横並びに隣接 して容易に取り外し可能に貼り付けられており、該左右表表紙部および背表紙部 は閉じた状態の表側および内側面に適宜図形をあしらって物語性および／または 趣向性を出してなる。

【０００５】

【実施例】 以下、図を参照して本考案の好適な実施例について説明する。 図１は市販状態にあるプリペードカード包装体を模式的に示すものであり、該 包装体はいわば小冊子として背表紙部１と、左右表表紙部２と３と、これら背表 紙部と左右表表紙部との間の曲げ代部５と６とからなる１枚のシートを含む。背 表紙部はプリペードカード２枚を各長手方向を上下にして隣接して並べたプリペ ードカード２枚分の大きさであり、該背表紙部１の内側には、後述する態様で２ 枚のプリペードカード７と８とが各長手方向を上下に隣接して貼付されている。 左右表表紙部２と３とはそれぞれの曲げ代部５と６とを折れ線部として同じ側に 折り返されて２枚のプリペードカード７と８とをを閉じ込んでいる。左右表表紙 部は閉じた状態が自然状態になっているが観音開き状に自由に開閉可能である。

【０００６】 好ましくは、背表紙部はその左右方向中央部に上下方向にミシン目すなわち刻 み線１０が設けてあり、この刻み線に沿って背表紙部を、したがってプリペード カード包装体を２つに切り離すことができる。プリペードカード７と８とはそれ ぞれそれらの磁性体層側で背表紙部１に部分的に又は全面的に貼付されているが 、プリペードカードを貼付するための接着剤はプリペードカードを固定しておく には十分の接着力があるが容易に引き剥し可能なものが選ばれる。

【０００７】 このような構成であるから、市販の際に包装体は図１の状態にされており、表 表紙部は自由に開くことができる。また、刻み線１０に沿って２つに分けた包装 体は、プリペードカードとほぼ同サイズであるのでそのまま財布等のカード入れ 部にいれておくことが出来る。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の包装体は観音開き状態で４駒の小冊子となるので、プリペードカード の２つの面を含めて観音開き状態の表側（すなわち図１のごとき折り畳んだ状態 で内側）４駒部、および観音開き状態の裏側４駒部にはそれぞれ或いは連続して 適当な物語性および／もしくは趣向性のある図形等（すなわち、図柄、模様、文 字、文章、漫画等の絵または写真等）をあしらうことができるという効果がある 。 また、プリペードカード上の図形等（すなわち、図柄、模様、文字、文章、漫 画等の絵または写真等）とそれを貼る背表紙部の内面部との図形等（すなわち、 図柄、模様、文字、文章、漫画等の絵または写真等）に趣向を凝らせばさらに面 白いものとする事もできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例の正面図である。

【図２】該実施例においてプリペードカードを取り除い
て観音開き状態の図である。

【図３】該実施例を観音開き状態にした図である。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリペードカード２枚を各長手方向を上
   下にして隣接して並べた大きさの背表紙部と、該背表紙
   部の左右に該背表紙部と一体かつ同高さで左右に延び該
   背表紙部の左右両側縁部を折れ線部として観音開き可能
   に同じ側に折られて閉じた状態にあり該状態では端縁部
   同士が接触して前記背表紙部を覆っている各々がプリペ
   ードカード１枚分の大きさの左右表表紙部と、該背表紙
   部内側にはプリペードカード２枚が長手方向を上下にし
   て横並びに隣接して容易に取り外し可能に貼り付けられ
   ており、該左右表表紙部および背表紙部は閉じた状態の
   表側および内側の面に適宜図形等をあしらって物語性お
   よび／または趣向性を出してなるプリペードカード包装
   体。
2. 【請求項２】 請求項１において、前記背表紙部は左右
   方向中心部を上下に延びる刻み線を有しているプリペー
   ドカード包装体。