JPH036453Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は折り重ねを可能とする名刺の分野に
利用される。

（従来の技術） 一般に名刺は表面或いは表裏両面に所要事項が
記載されている。名刺によつて表示する事項は次
第に増加する傾向にあり、一般的に使用されてい
る大きさの名刺では表裏両面を用いても充分に表
示できない場合がある。また、表示できても細微
になり見難いものがある。

（考案が解決しようとする問題点） 上記に鑑みてこの考案は、従来の名刺の大きさ
を拡大して従来の名刺の大きさに折り重ね可能と
すると共に、折り重ね状態を係止するようにしよ
うとする。

（問題点を解決するための手段） この考案は２つ折れとした左右両側の紙盤にお
いて、一側の紙盤の裏面の外側縁の上下隅角部に
他側の紙盤の同じく外側縁の上下隅角部を挿入す
る包部を設け、他側の紙盤の外側縁の上下隅角部
と中央部とを一部それぞれ切り欠き縁とすること
により、その目的を達成する。

（作用） 左右両側の紙盤には一般に表示している住所氏
名電話番号職業のほかに、経歴や業務内容や略地
図等を盛りたくさんに記載できる。そして両側の
紙盤を折り重ね一側の紙盤の袋部に他側の紙盤の
上下隅角部を挿入して折り重ねを係止することが
できる。折り重ねを開く場合は他側の紙盤の外側
縁の中央部切り欠き縁に指先きを入れて開くこと
ができる。

（実施例） 一般の名刺の大きさの紙を２枚横に接続して２
つ折れとし、その左右両側の紙盤１，１′におい
て、一側の紙盤１の裏面２の外側縁の上下隅角部
に、他側の紙盤１′の外側縁の上下隅角部が挿入
できる三角形状の袋部３を取り付け、他側の紙盤
１′の外側縁４の上下隅角部に袋部３に挿入し易
くした切り欠き縁５を、同じく外側縁４の中央部
に紙盤１，１′を分離し易くした切り欠き縁６を
それぞれ切り欠き設けて成つている。

（考案の効果） この考案によれば表示を盛りたくさん記載する
ことができるので営業等にも役立つと共に、折り
重ねの係止がされるので従来の名刺入れに収納で
きる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の名刺を展開した表面図、第
２図は同上の裏面図、第３図は折り重ねた裏面
図。 図中、１は紙盤、２は裏面、３は袋部、４は外
側縁、５，６は切り欠き縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ２つ折れとした左右両側の紙盤における一側の
   紙盤の外側縁の上下隅角部に、他側の紙盤の外側
   縁の上下隅角部を挿入する包部を設け、他側の紙
   盤の外側縁の上下隅角部と中央部とを切り欠いた
   切り欠き縁として成る名刺。