JP3017340U - カード収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カードの図柄が見えるようにケースに収納す
るとともに、そのまま机上等に置くことができるカード
収納ケースを提供することである。 【構成】 四角形状の裏板３の両側縁に折り目５を介し
てその裏板と同形状の中板４と前板２をそれぞれ設け、
裏板３の残りの両側縁と中板４の裏板と接する縁と反対
側の縁に折り目５を介してそれぞれ貼着部３ａ，４ａを
設け、中板４を裏板側に折り返し貼着部３ａ，４ａを貼
着してカード収納枠を形成し、前板２を中板４上面側に
折り返して貼着部３ａ，４ａに貼着し、前板２と中板４
の縁によりカード挿入口を形成するとともに、前板２と
中板４の間のカード収納枠内にカード収納部を形成し、
このカード収納部に対向する前板２に窓枠２ａを設け、
裏板３に切り目を入れて切り起こし部３ｂ，３ｃを形成
したのである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、カード収納ケース、特にテレホンカードを収納する紙製のケース に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、テレホンカードは、ビニール製シートの袋に収納して販売されたり、紙 製ケースに収納して贈答されたりしている。それらのテレホンカードは、実際に 使用されているものを除いて、単に保管場所に置かれていることが多い。

【０００３】 また、テレホンカードが店頭で販売される場合には、陳列ケースの中に単に並 べられていることが多い。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

テレホンカードは、現在多種多様の絵や写真等の図柄が印刷されたものが存在 するので、その図柄自体が装飾的な効果を有する。また、テレホンカードの中に は記念になるものや稀少価値の高いものも少なくないので、それらのテレホンカ ードを部屋の装飾品として利用することが考えられる。

【０００５】 また、テレホンカードが店頭で販売される場合に、それらのカードを陳列ケー スの中に単に並べておくだけでなく、テレホンカードの図柄を一見して選べるよ うにケースに収納し陳列棚等に置くことができれば便利である。

【０００６】 そこで、この考案の課題は、テレホンカードの図柄が見えるようにケースに収 納するとともに、そのまま机上等に置くことができるカード収納ケースを提供す ることである。

【０００７】

【課題を解決するための手段及び作用】 以上の課題を解決するために、この考案は、四角形状の裏板の両側縁に折り目 を介してその裏板と同形状の中板と前板をそれぞれ設け、上記裏板の両端縁及び 上記中板の上記裏板と接する縁と反対側の縁に折り目を介してそれぞれ貼着部を 設け、上記中板を裏板上面に折り返すとともに、その中板上面に上記貼着部を折 り返して貼着することによりカード収納枠を形成し、上記前板を中板上面に折り 返して上記カード収納枠に貼着し、上記前板の上記裏板と接する縁と反対側の縁 及び上記中板と裏板の折り目の縁によりカード挿入口を形成するとともに、上記 前板と中板の間の上記カード収納枠内にカード収納部を形成し、このカード収納 部に対向する上記前板にカードの形状に相当する部分を切り抜いて窓枠を設け、 上記裏板に切り目を入れて切り起こし部を形成した構成を採用したのである。

【０００８】 以上のカード収納ケースにカードを収納する際には、そのカードをカード挿入 口からカード収納部内に収納する。この場合、収納されるカードの下側縁と左右 両側縁がカード収納枠に接触することにより、カード収納部内のカードの位置が 決まるとともに、カードが前板の窓枠の位置に収納される。

【０００９】 カードを収納したケースを机上等に置く際には、裏板の切り起こし部を裏側に 引き出すと、カード収納ケースを立たせることができる。

【００１０】

【実施例】

以下、この考案の実施例を図１乃至図４に基づいて説明する。

【００１１】 図１は、紙製のカード収納ケース１の展開図を示す。図１に示すように、前板 ２、裏板３、中板４が連設されており、それらの継ぎ目部分には折り目５が設け られている。これらの各形状を同一の四角形状に形成し、かつ、カード６の大き さより大きく形成しておく。

【００１２】 上記裏板３の左右両側縁には、貼着部３ａが折り目５を介して設けられており 、上記中板４の上側縁には、貼着部４ａが折り目５を介して設けられている。こ の貼着部３ａと貼着部４ａは中板４側に折り返されて、図２（ｂ）に示すように 、収納ケース内のカード６の位置決めをするカード収納枠１３が形成される。

【００１３】 このカード収納枠１３内で裏板３のほぼ中央にカードが納まるように、貼着部 ３ａと貼着部４ａの幅を設定しておく。

【００１４】 上記前板２のカード収納枠１３に対向する位置には、図１及び図２に示すよう に、カード収納枠１３の内側縁に沿ってカードの大きさに相当する四角形状を切 り抜いて窓枠２ａが設けられている。その窓枠２ａの裏板３側に折り返す面に透 明シート２ｂの縁が貼着されている。

【００１５】 上記前板２の裏板３と接する縁と反対側の縁及び上記中板４と裏板３の折り目 ５の縁には、図３及び図４に示すように、カード挿入口１１が形成されるととも に、前板２と中板４の間のカード収納枠１３内にカード収納部１２が形成される 。

【００１６】 上記裏板３には、図１に示すように、切り目を入れて切り起こし部３ｂ、３ｃ が形成されている。この切り起こし部３ｂは、左右対称の脚部７とその脚部７の 切り目の内側の支持部８により構成されており、図３及び図４に示すように、脚 部７を裏板３の裏側に引き出し、さらに支持部８を裏板３の裏側に引き出してそ の脚部７と係止させる。この脚部７により、カード収納ケース１を机上等に立た せて置くことができる。また、切り起こし部３ｃは、図１に示すように、係止部 ９とその係止部９に設けた孔１０により構成されており、係止部９をカード収納 ケース１の上方に引き出して孔１０を壁等のフックに係止させる。

【００１７】 以上のカード収納ケースにカードを収納する際には、図３及び図４に示すよう に、カード６をカード挿入口１１からカード収納部１２内に収納する。この場合 、収納されるカード６の下側縁及び左右両側縁がカード収納枠１３内側縁に接触 することにより、カード収納部１２内のカード６の位置が決まるとともに、カー ドが前板２の窓枠２ｂの位置に収納される。

【００１８】 カード６を収納したケースを机上等に置く際には、図３及び図４に示すように 、裏板３の切り起こし部３ｂを裏側に引き出すと、カード収納ケース１を立たせ て置くことができる。

【００１９】

【効果】

以上のように、この考案は、カード収納ケース内に貼着部を折り返してカード 収納枠を形成したので、収納されるカードの下側縁と左右両側縁がそのカード収 納枠の内側縁に接触することにより、カード収納部内のカードの位置が決まると ともに、カードが前板の窓枠の位置に収納される。これにより、収納されたカー ドをカード収納ケースの窓枠から一見させることができる。

【００２０】 また、カード収納ケースの裏板の切り起こし部を裏側に引き出してカード収納 ケースを立たせるようにしたので、簡単に机上等に置くことができる

【図面の簡単な説明】

【図１】カード収納ケースの一例を示す展開図

【図２】（ａ）中板を裏板側に折り返した状態を示す斜
視図 （ｂ）中板上面に貼着部を貼り着けた状態を示す斜視図 （ｃ）前板を中板上面側に折り返し貼着部に貼り着けた
状態を示す斜視図

【図３】カード収納ケースの縦断面図

【図４】同上の一部省略横断面図

【符号の説明】

１ カード収納ケース ２ 前板 ２ａ 窓枠 ２ｂ 透明シート ３ 裏板 ３ａ 貼着部 ３ｂ 切り起こし部 ３ｃ 切り起こし部 ４ 中板 ４ａ 貼着部 ５ 折り目 ６ カード ７ 脚部 ８ 支持部 ９ 係止部 １０ 孔 １１ カード挿入口 １２ カード収納部 １３ カード収納枠

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４２Ｆ 5/02 Ａ 7/00 Ｍ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 四角形状の裏板の両側縁に折り目を介し
   てその裏板と同形状の中板と前板をそれぞれ設け、上記
   裏板の両端縁及び上記中板の上記裏板と接する縁と反対
   側の縁に折り目を介してそれぞれ貼着部を設け、上記中
   板を裏板上面に折り返すとともに、その中板上面に上記
   貼着部を折り返して貼着することによりカード収納枠を
   形成し、上記前板を中板上面に折り返して上記カード収
   納枠に貼着し、上記前板の上記裏板と接する縁と反対側
   の縁及び上記中板と裏板の折り目の縁によりカード挿入
   口を形成するとともに、上記前板と中板の間の上記カー
   ド収納枠内にカード収納部を形成し、このカード収納部
   に対向する上記前板にカードの形状に相当する部分を切
   り抜いて窓枠を設け、上記裏板に切り目を入れて切り起
   こし部を形成したカード収納ケース。