JP3085243U - プリント物用スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】簡単な構造で、プリント物を止めた状態で起立
可能であり、またプリント物を止めた状態でプリント物
を挟み郵送配布したり携帯可能である。 【解決手段】プリント物用スタンド１１は、折り曲げ可
能な基材１２からなり、少なくとも１つの折り目部１３
と、プリント物２１を止める切欠き止め部１４ａ〜１４
ｄとを有し、基材１２を折り目部１３で折り曲げ、切欠
き止め部１４ａ〜１４ｄにプリント物２１を止めた状態
で起立可能に構成している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、写真やカード等のプリント物をデスク等の上に飾るプリント物用 スタンドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、写真やカード等のプリント物を起立させて飾ることのできるプリント物 用スタンドが各種考案され、特に簡易なプリント物用スタンドとして、例えば実 用新案登録第３０６６０４７号等が提案されている。

【０００３】 この実用新案登録第３０６６０４７号のものは、硬質透明プラスチックの写真 等保持板の一端部を折り曲げて、起立姿勢を支持する脚板と、他端部を折り曲げ て、プリント物を保持する折返片を設け、硬質透明プラスチックの保持板の裏側 にプリント物を保持し、プリント物を起立させて飾ることができるようにしてい る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、従来のものは、保持板の裏側にプリント物を保持するために、硬質 透明プラスチックに限定される。また、プリント物の上端部を折返片により保持 板の裏側に保持するだけであるため、プリント物の下端部が垂れ下がる等の問題 がある。

【０００５】 さらに、結婚式や祝賀会等の式典、祝事において撮影したプリント物を記念品 として関係者に郵送配布する場合やプリント物を携帯する場合等があるが、簡単 な構造でプリント物を損傷することなく、郵送配布したり携帯することが可能な ものがなかった。

【０００６】 この考案は、かかる実情に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、プリント物 を止めた状態で起立可能であり、またプリント物を止めた状態でプリント物を挟 み郵送配布したり携帯可能なプリント物用スタンドを提供することを目的として いる。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この考案は、以下のように構 成した。

【０００８】 請求項１に記載の考案は、『折り曲げ可能な基材からなり、少なくとも１つの 折り目部と、プリント物を止める切欠き止め部とを有し、 前記基材を前記折り目部で折り曲げ、前記切欠き止め部にプリント物を止めた 状態で起立可能に構成したことを特徴とするプリント物用スタンド。』である。

【０００９】 この請求項１に記載の考案によれば、１枚の基材を折り目部で折り曲げること で、基材自身の弾性力で切欠き止め部にプリント物の端部を差し込んで止めた状 態で簡単かつ確実に起立することができる。また、プリント物を止めた状態で、 折り目部で折り曲げて２つ折り状態にしてプリント物を挟むことで、郵送配布し たり携帯してもプリント物を汚したり損傷することがない。

【００１０】 請求項２に記載の考案は、『折り曲げ可能な基材からなり、少なくとも１つの 折り目部と、プリント物を止める切欠き止め部と、閉じ止め部とを有し、 前記基材を前記折り目部で折り曲げ、前記切欠き止め部にプリント物を止めた 状態で起立可能であると共に、 前記基材を前記折り目部で折り曲げ、前記切欠き止め部にプリント物を止めた 状態でプリント物を挟み、前記閉じ止め部で閉じることが可能であることを特徴 とするプリント物用スタンド。』である。

【００１１】 この請求項２に記載の考案によれば、１枚の基材を折り目部で折り曲げること で、基材自身の弾性力で切欠き止め部にプリント物の端部を差し込んで止めた状 態で簡単かつ確実に起立することができる。また、プリント物を止めた状態で、 折り目部で折り曲げて２つ折り状態にしてプリント物を挟み閉じ止め部で閉じる ことで、基材自身の弾性力で元に戻ることが規制され、より便利に郵送配布した り携帯することができる。

【００１２】 請求項３に記載の考案は、『折り曲げ可能な基材からなり、２つの折り目部と 、プリント物を止める切欠き止め部とを有し、 前記基材を前記２つの折り目部で３つ折りに折り曲げ、前記切欠き止め部にプ リント物を止めた状態で起立可能に構成したことを特徴とするプリント物用スタ ンド。』である。

【００１３】 この請求項３に記載の考案によれば、１枚の基材を２つの折り目部で３つ折り に折り曲げることで、基材自身の弾性力で切欠き止め部にプリント物の端部を差 し込んで止めた状態で簡単かつ確実に起立することができる。また、プリント物 を止めた状態で、１つの折り目部で折り曲げて２つ折り状態にしてプリント物を 挟むことで、郵送配布したり携帯してもプリント物を汚したり損傷することがな い。

【００１４】 請求項４に記載の考案は、『折り畳み可能な基材からなり、２つの折り目部と 、プリント物を止める切欠き止め部と、閉じ止め部とを有し、 前記基材を前記２つの折り目部で３つ折りに折り曲げ、前記切欠き止め部にプ リント物を止めた状態で起立可能であると共に、 前記基材を前記１つの折り目部で２つ折りに折り曲げ、前記切欠き止め部にプ リント物を止めた状態でプリント物を挟み、前記閉じ止め部で閉じることが可能 であることを特徴とするプリント物用スタンド。』である。

【００１５】 この請求項４に記載の考案によれば、１枚の基材を２つの折り目部で３つ折り に折り曲げることで、基材自身の弾性力で切欠き止め部にプリント物の端部を差 し込んで止めた状態で簡単かつ確実に起立することができる。また、プリント物 を止めた状態で、１つの折り目部で折り曲げて２つ折り状態にしてプリント物を 挟み閉じ止め部で閉じることで、基材自身の弾性力で元に戻ることが規制され、 より便利に郵送配布したり携帯することができる。

【００１６】

【考案の実施の形態】

以下、この考案のプリント物用スタンドの実施の形態を図面に基づいて詳細に 説明する。

【００１７】 まず、プリント物用スタンドの第１の実施の形態を、図１乃至図４に示す。図 １はプリント物用スタンドの平面図、図２はプリント物用スタンドにプリント物 に組み付ける状態を示す斜視図、図３はプリント物用スタンドを起立させた状態 を示す斜視図、図４はプリント物用スタンドを折り畳んだ状態を示す斜視図であ る。

【００１８】 この実施の形態のプリント物用スタンド１１は、折り曲げ可能な基材１２から なり、１つの折り目部１３と、プリント物２１を止める４つの切欠き止め部１４ ａ〜１４ｂとを有する。折り曲げ可能な基材１２は、縦長の長方形で、樹脂や厚 紙等の折り曲げたときに基材自身の弾性力で折り曲げ状態を維持可能な部材で構 成される。この実施の形態の基材１２は、着色したポリプロピレンの半硬質樹脂 フィルムが用いられている。

【００１９】 １つの折り目部１３は、基材１２の中央部に形成され、所定間隔で切り孔を形 成したミシン目で形成されているが、溝状に形成してもよく、折り目部１３によ って基材１２が折り曲げ易くなっている。切欠き止め部１４ａ〜１４ｂは、基材 １２の起立する部分で、写真やカード等のプリント物２１の角部２１ａを差し込 む位置に形成されている。

【００２０】 この実施の形態のプリント物用スタンド１１は、図２に示すように、基材１２ を折り目部１３で折り曲げ、それぞれの切欠き止め部１４ａ〜１４ｂにプリント 物１２の角部１２ａ差し込んで止める。

【００２１】 このように、１枚の基材１２を折り目部１３で折り曲げることで、図３に示す ように、基材自身の弾性力で切欠き止め部１４ａ〜１４ｂにプリント物２１の角 部１２ａを差し込んで止めた状態で簡単かつ確実に起立することができる。

【００２２】 また、プリント物２１を止めた状態で、図４に示すように、折り目部１３で折 り曲げて２つ折り状態にし、内側にプリント物２１を挟むことで、郵送配布した り携帯してもプリント物２１を汚したり損傷することがない。

【００２３】 次に、プリント物用スタンドの第２の実施の形態を、図５乃至図７に示す。図 ５はプリント物用スタンドの平面図、図６はプリント物用スタンドを起立させた 状態を示す斜視図、図７はプリント物用スタンドを折り畳んだ状態を示す斜視図 、図８は閉じ止め部で閉じた状態を示す断面図である。

【００２４】 このプリント物用スタンド１１の第２の実施の形態は、図１乃至図４の実施の 形態と同様に、折り曲げ可能な基材１２からなり、１つの折り目部１３と、プリ ント物２１を止める切欠き止め部１４ａ〜１４ｂとを有し、さらに閉じ止め部１ ５を有している。この閉じ止め部１５は、基材１２に切り欠いて形成した係合片 １５ａと係合孔１５ｂで構成される。

【００２５】 このプリント物用スタンド１１の第２の実施の形態では、図６に示すように、 基材１２を折り目部１３で折り曲げ、切欠き止め部１４ａ〜１４ｂにプリント物 ２１の角部２１ａを差し込んで止め、また係合片１５ａにプリント物２１の端部 ２１ｂを係合した状態で簡単かつ確実に起立することができる。

【００２６】 また、プリント物用スタンド１１の基材１２を折り目部１３で折り曲げ、図７ に示すように、切欠き止め部１４にプリント物２１を止めた状態でプリント物２ １を挟み、図８に示すように、閉じ止め部１５の係合片１５ａを係合孔１５ｂに 差し込んで閉じる。

【００２７】 このように、プリント物２１を止めた状態で、折り目部１３で折り曲げて２つ 折り状態にしてプリント物２１を挟み閉じ止め部１５で閉じることで、基材自身 の弾性力で元に戻ることが規制され、より便利に郵送配布したり携帯することが できる。

【００２８】 次に、プリント物用スタンドの第３の実施の形態を、図９乃至図１２に示す。 図９はプリント物用スタンドの平面図、図１０はプリント物用スタンドにプリン ト物に組み付ける状態を示す斜視図、図１１はプリント物用スタンドを起立させ た状態を示す斜視図、図１２はプリント物用スタンドを折り畳んだ状態を示す斜 視図である。

【００２９】 このプリント物用スタンド３１の第３の実施の形態は、図１乃至図４の実施の 形態と同様に、折り曲げ可能な基材３２からなるが、２つの折り目部３３ａ，３ ３ｂと、プリント物４１を止める２つの切欠き止め部３４ａ，３４ｂと有し、さ らに閉じ止め部３５を有している。

【００３０】 折り目部３３ａは、基材３２の中央部に形成され、折り目部３３ｂは端部に形 成され、これらの折り目部３３ａ，３３ｂは所定間隔で切り孔を形成したミシン 目で形成されているが、溝状に形成してもよく、折り目部３３ａ，３３ｂによっ て基材１２が折り曲げ易くなっている。折り目部３３ｂの折り曲げで脚部が形成 される。

【００３１】 切欠き止め部３４ａは、基材３２の起立する部分に形成され、切欠き止め部３ ４ｂは、脚部の部分に形成される。写真やカード等のプリント物４１は、プリン ト物用スタンド３１の全体とほぼ同じ大きさであり、曲げると絵の一部が浮き上 がる部分４１ａ、コメント部分４１ｂ等を有し、角部４１ｃを切欠き止め部３４ ａ、３４ｂに差し込んで止めることができる。

【００３２】 また、閉じ止め部３５は、基材３２に切り欠いて形成した係合片３５ａと係合 孔３５ｂで構成される。

【００３３】 このプリント物用スタンド３１の第３の実施の形態では、図１０及び図１１に 示すように、基材３２を折り目部３３ａ，３３ｂで折り曲げ、切欠き止め部３４ ａ，３４ｂにプリント物４１の角部４１ｃを差し込んで止め、また係合片３５ａ にプリント物４１の端部を係合した状態で簡単かつ確実に起立することができる 。

【００３４】 また、プリント物用スタンド３１の基材３２を折り目部３３ａで折り曲げ、図 １２に示すように、切欠き止め部３４ａ，３４ｂにプリント物４１を止めた状態 でプリント物４１を挟み、閉じ止め部３５の係合片３５ａを係合孔３５ｂに差し 込んで閉じる。

【００３５】 このように、プリント物４１を止めた状態で、折り目部３３ａで折り曲げて２ つ折り状態にしてプリント物４１を挟み閉じ止め部３５で閉じることで、基材自 身の弾性力で元に戻ることが規制され、より便利に郵送配布したり携帯すること ができる。

【００３６】

【考案の効果】

前記したように、請求項１に記載の考案では、１枚の基材を折り目部で折り曲 げることで、基材自身の弾性力で切欠き止め部にプリント物の端部を差し込んで 止めた状態で簡単かつ確実に起立することができる。また、プリント物を止めた 状態で、折り目部で折り曲げて２つ折り状態にしてプリント物を挟むことで、郵 送配布したり携帯してもプリント物を汚したり損傷することがない。

【００３７】 請求項２に記載の考案では、１枚の基材を折り目部で折り曲げることで、基材 自身の弾性力で切欠き止め部にプリント物の端部を差し込んで止めた状態で簡単 かつ確実に起立することができる。また、プリント物を止めた状態で、折り目部 で折り曲げて２つ折り状態にしてプリント物を挟み閉じ止め部で閉じることで、 基材自身の弾性力で元に戻ることが規制され、より便利に郵送配布したり携帯す ることができる。

【００３８】 請求項３に記載の考案では、１枚の基材を２つの折り目部で３つ折りに折り曲 げることで、基材自身の弾性力で切欠き止め部にプリント物の端部を差し込んで 止めた状態で簡単かつ確実に起立することができる。また、プリント物を止めた 状態で、１つの折り目部で折り曲げて２つ折り状態にしてプリント物を挟むこと で、郵送配布したり携帯してもプリント物を汚したり損傷することがない。

【００３９】 請求項４に記載の考案では、１枚の基材を２つの折り目部で３つ折りに折り曲 げることで、基材自身の弾性力で切欠き止め部にプリント物の端部を差し込んで 止めた状態で簡単かつ確実に起立することができる。また、プリント物を止めた 状態で、１つの折り目部で折り曲げて２つ折り状態にしてプリント物を挟み閉じ 止め部で閉じることで、基材自身の弾性力で元に戻ることが規制され、より便利 に郵送配布したり携帯することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施の形態のプリント物用スタンドの平
面図である。

【図２】プリント物用スタンドにプリント物に組み付け
る状態を示す斜視図である。

【図３】プリント物用スタンドを起立させた状態を示す
斜視図である。

【図４】プリント物用スタンドを折り畳んだ状態を示す
斜視図である。

【図５】第２の実施の形態のプリント物用スタンドの平
面図である。

【図６】プリント物用スタンドを起立させた状態を示す
斜視図である。

【図７】プリント物用スタンドを折り畳んだ状態を示す
斜視図である。

【図８】閉じ止め部で閉じた状態を示す断面図である。

【図９】第３の実施の形態のプリント物用スタンドの平
面図である。

【図１０】プリント物用スタンドにプリント物に組み付
ける状態を示す斜視図である。

【図１１】プリント物用スタンドを起立させた状態を示
す斜視図である。

【図１２】プリント物用スタンドを折り畳んだ状態を示
す斜視図である。

【符号の説明】

１１，３１ プリント物用スタンド １２，３２ 基材 １３，３３ａ，３３ｂ 折り目部 １４ａ〜１４ｄ，３４ａ，３４ｂ 切欠き止め部 １５，３５ 閉じ止め部 ２１，４１ プリント物

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】折り曲げ可能な基材からなり、少なくとも
   １つの折り目部と、プリント物を止める切欠き止め部と
   を有し、 前記基材を前記折り目部で折り曲げ、前記切欠き止め部
   にプリント物を止めた状態で起立可能に構成したことを
   特徴とするプリント物用スタンド。
2. 【請求項２】折り曲げ可能な基材からなり、少なくとも
   １つの折り目部と、プリント物を止める切欠き止め部
   と、閉じ止め部とを有し、 前記基材を前記折り目部で折り曲げ、前記切欠き止め部
   にプリント物を止めた状態で起立可能であると共に、 前記基材を前記折り目部で折り曲げ、前記切欠き止め部
   にプリント物を止めた状態でプリント物を挟み、前記閉
   じ止め部で閉じることが可能であることを特徴とするプ
   リント物用スタンド。
3. 【請求項３】折り曲げ可能な基材からなり、２つの折り
   目部と、プリント物を止める切欠き止め部とを有し、 前記基材を前記２つの折り目部で３つ折りに折り曲げ、
   前記切欠き止め部にプリント物を止めた状態で起立可能
   に構成したことを特徴とするプリント物用スタンド。
4. 【請求項４】折り畳み可能な基材からなり、２つの折り
   目部と、プリント物を止める切欠き止め部と、閉じ止め
   部とを有し、 前記基材を前記２つの折り目部で３つ折りに折り曲げ、
   前記切欠き止め部にプリント物を止めた状態で起立可能
   であると共に、 前記基材を前記１つの折り目部で２つ折りに折り曲げ、
   前記切欠き止め部にプリント物を止めた状態でプリント
   物を挟み、前記閉じ止め部で閉じることが可能であるこ
   とを特徴とするプリント物用スタンド。