JP3233072B2 - 部品整列装置 - Google Patents

部品整列装置

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JP3233072B2
JP3233072B2 JP19937197A JP19937197A JP3233072B2 JP 3233072 B2 JP3233072 B2 JP 3233072B2 JP 19937197 A JP19937197 A JP 19937197A JP 19937197 A JP19937197 A JP 19937197A JP 3233072 B2 JP3233072 B2 JP 3233072B2
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繁己 高橋
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • H05K13/028Simultaneously loading a plurality of loose objects, e.g. by means of vibrations, pressure differences, magnetic fields

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部品収納室に投入さ
れた多数のチップ部品を一列に整列させて排出する部品
整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部品整列装置としては、
バルクフィーダや振動式ボウルフィーダが知られてい
る。バルクフィーダは、エアーによるブリッジブレーク
と、突き上げピンによるブリッジブレークとに大別され
る。しかし、エアー式の場合、エアー量や方向の調整が
難しいという欠点があり、突き上げピン方式では、毎回
部品にピンが当たるため、部品に傷が付きやすいという
欠点がある。また、いずれの場合も、漏斗状の出口に向
かってチップ部品が一斉に集まる方式であるので、一回
ブリッジブレークを行なっても、直ぐにブリッジが再生
されてしまい、整列効率が悪い。一方、振動式ボウルフ
ィーダの場合には、ブリッジは形成されにくいが、装置
が高価であるし、振動が他の装置に伝わりやすく、しか
も大きなスペースを必要とするという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点を解
消するものとして、特開平8−143164号公報のよ
うに、チップ部品を収容する円筒状のストッカーと、ス
トッカーの外周壁の外周に配置されるリング体と、スト
ッカーの外周壁とリング体の内周面との間に形成される
隙間に回転自在に配置される環状のインデックス部を有
する回転円板とを備え、インデックス部がチップ部品を
個別に捕捉する複数のチップ収容凹部を有し、チップ収
容凹部の移動経路上であってストッカーの外周壁の下部
位置に、チップ貯留部に連通するチップ排出穴を形成し
た部品整列装置が提案されている。この場合には、駆動
方式は回転駆動のみであり、調整が簡単で、チップ部品
に与える損傷が少なく、小型化が可能である。
【0004】しかしながら、上記部品整列装置の場合、
少なくともストッカーとリング体と回転円板とを必要と
するので、構造が複雑で、故障も発生しやすい。また、
回転円板には個々のチップ部品の形状に応じたチップ収
容凹部を円周状に形成する必要があるが、寸法が1mm
程度の超小型のチップ部品を整列させるには、チップ収
容凹部もこれに応じて超小型に加工しなければならず、
構造が非常に複雑で、加工に手間がかかり、コスト高に
なるという欠点がある。
【0005】また、回転円板のインデックス部のチップ
収容凹部でチップ部品を1個ずつ保持し、回転円板の回
転によって強制的にシュータに向かって送り込むように
なっているので、もしシュータが何らかの事情で詰まっ
たり、オーバーフローした場合には、後から送り込まれ
るチップ部品が噛み込み、チップ部品を損傷したり、装
置自体が故障する恐れがある。そのため、シュータが詰
まったりオーバーフローした場合には、満杯センサによ
って回転円板を即座に停止させる必要があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、構造が簡単で、
チップ部品に与えるダメージが少なく、チップ排出通路
が詰まったりオーバーフローしても全く支障のない部品
整列装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、多数のチップ部品を収納する部品収納室
を備え、回転ドラムには部品収納室の周壁を構成する環
状部が設けられ、この環状部の内周面にシュート溝が形
成され、上記環状部にその内外周面へ貫通しかつ上記シ
ュート溝と通じるゲート穴が形成され、固定ドラムの内
周面には、上記ゲート穴の外側開口部と対応する位置に
円弧状の案内溝が形成され、上記案内溝の下端に排出通
路が接続されており、上記シュート溝,ゲート穴,案内
溝および排出通路はチップ部品を一列に整列させて通過
させ得る形状に形成され、上記回転ドラムを回転させる
ことで、シュート溝からゲート穴、案内溝を経て排出通
路へチップ部品を整列させて排出するものである。
【0008】部品収納室に投入されたチップ部品は、重
力によって底部内面に溜まり、シュート溝に落ち込む。
シュート溝は所定の幅寸法に形成されているので、チッ
プ部品がシュート溝に落ち込むとともに、所定の向きに
整列される。回転ドラムは回転するので、シュート溝に
落ち込んだチップ部品はシュート溝を滑り、ゲート穴へ
入り込む。この時点で、チップ部品は一列に整列され
る。例えばチップ部品が幅および高さに比べて長さが長
い直方体形状の場合、シュート溝およびゲート穴の寸法
をチップ部品の幅および高さより大きく、長さより小さ
く設定すれば、ゲート穴でチップ部品を縦列方向に整列
させることができる。なお、シュート溝を起立姿勢のま
ま滑ったチップ部品はゲート穴の入口で停止し、ゲート
穴に詰まりが生じる。ところが、回転ドラムは回転する
ので、ゲート穴の入口で停止しているチップ部品が上方
まで回転した時点で下方へ落下し、詰まりが自然に解消
される。ゲート穴の中に入り込んだチップ部品は重力に
より下方へ滑り、環状部の外周面、つまり固定ドラムの
内周面に到達すると同時に、チップ部品は案内溝に落ち
込む。案内溝に落ち込んだチップ部品は下方へ滑り、排
出通路から一定方向に整列された状態のまま排出され
る。
【0009】上記排出通路を、案内溝のほぼ接線方向に
形成するのが望ましい。この場合には、案内溝から排出
通路へのチップ部品の移動が円滑になるという効果があ
る。また、シュート溝を滑ったチップ部品がゲート穴に
円滑に入り込むように、ゲート穴をシュート溝のほぼ接
線方向に形成するのが望ましい。さらに、環状部の内周
面に、シュート溝に向かってチップ部品が滑りこむ傾斜
面を形成するのが望ましい。この場合には、シュート溝
へのチップ部品の落ち込みが容易になり、整列効率が向
上する。なお、傾斜面は平面だけでなく曲面も含む。回
転ドラムの環状部に複数本のシュート溝を幅方向に並列
に形成し、固定ドラムの内周面に複数本の案内溝を幅方
向に並列に形成すれば、回転ドラムの1回の回転当たり
複数倍の排出効率が得られる。なお、本発明は縦および
横寸法に比べて長さ寸法が長い直方体形状のチップ部品
の整列作業に用いた場合に非常に有効である。ここで、
シュート溝および案内溝の幅をチップ部品の高さHおよ
び幅W寸法より大きく、かつ長さLより小さくし、シュ
ート溝および案内溝の深さをチップ部品の高さHおよび
幅W寸法より大きく、かつ長さLより小さくすればよ
い。ただし、本発明は直方体形状のチップ部品のほか、
立方体や円柱形状のチップ部品の整列・供給にも適用で
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図7は本発明にかかる部品
整列装置の一例を示す。この実施例では、図8に示すよ
うに、高さおよび幅がそれぞれH,W(但し、H≒W)
で、長さがL(L>H,L>W)の直方体形状のチップ
部品Cが用いられる。チップ部品Cの長さ方向の両端に
は電極Ca,Cbが形成されている。
【0011】固定ドラム1は縦向きに設置された硬質の
プレート状部材よりなり、図2のようにその表面側には
略円形の凹部2が形成され、その中心部に回転軸3を嵌
合保持するための保持穴4が形成されている。凹部2の
内周面には、チップ部品Cの幅寸法Wに一定のクリアラ
ンスを見込んだ幅で、かつチップ部品Cの高さ寸法Hに
一定のクリアランスを見込んだ深さの案内溝5が半円弧
状に形成されている。凹部2は鉛直下方を中心として時
計回り方向に角度θ1 および反時計回り方向に角度θ2
の範囲に亘って切り欠かれており、この切欠部2aには
第1ブロック6がネジ止め等によって固定され、凹部2
とブロック6との内面には連続した円弧面が形成されて
いる。
【0012】また、凹部2の切欠部2aには、第1ブロ
ック6の下面側に隣接して第2ブロック7が固定されて
いる。第1ブロック6の下面には、図4に示すように第
1溝6bが形成されており、第2ブロック7の上面に
は、第1ブロック6の下面を塞ぐ平面7aと、第1溝6
bに連続する第2溝7bとが形成されている。そして、
第1ブロック6および第2ブロック7を固定ドラム1に
対して固定することで、2つの溝6b,7bによって案
内溝5に連通する排出通路9が形成される。排出通路9
は円弧状の案内溝5に対して接線方向に形成され、かつ
所定のすべり角α(=θ1 )をもって下方へ傾斜してい
る。このすべり角αは30°≦α<90°の範囲に設定
するのが望ましい。上記案内溝5および排出通路9は、
チップ部品Cが1個ずつ縦列方向で通過しうる大きさ、
つまり高さおよび幅がチップ部品の高さHおよび幅Wよ
りやや大きく、かつ長さLより小さく形成されている。
なお、固定ドラム1の上面には、上記凹部2に連通する
部品投入口10が形成されている。
【0013】固定ドラム1の凹部2は回転ドラム11に
よって閉じられている。回転ドラム11は、円板状のデ
ィスク12と円環状のリング(環状部)13とをネジ1
4によって一体的に固定したものであり、ディスク12
の中心部に設けられたベアリング15を回転軸3に嵌合
し、ネジ16で抜け止めすることにより、固定ドラム1
に対して回転自在に取り付けられる。両ドラム1,11
の間には、多数のチップ部品Cを収納できる部品収納室
17が形成され、部品投入口10より投入されたチップ
部品Cが収納される。回転ドラム11は、部品収納室1
7内のチップ部品Cの量を確認でき、かつ後述するゲー
ト穴の詰まりを確認できるように、透明な材料(例えば
アクリル樹脂)で形成するのが望ましい。また、回転ド
ラム11の内面に静電防止用のコーティングを施しても
よい。
【0014】リング13の内周面には、円弧状のシュー
ト溝13aが全周に形成され、リング13の一側面には
内外周面へ貫通しかつシュート溝13aに対してほぼ接
線方向のゲート溝13bが複数本(図では6本)形成さ
れている。リング13をディスク12の内側面に固定す
ることで、シュート溝13aは本発明のシュート溝とな
り、ゲート溝13bは本発明のゲート穴となる。ゲート
穴13bの内側開口部はシュート溝13aと連通してい
る。ゲート穴13bの方向は、シュート溝13aに対し
て接線方向に限らないが、少なくとも法線方向に対して
回転ドラム11の回転方向Bと逆方向に傾いている必要
がある。ディスク12およびリング13の内周面には、
図7に示すようにシュート溝13aに向かって傾斜した
テーパ面12a,13cが形成されており、部品収納室
17内のチップ部品をシュート溝13aに向かって滑り
込ませる機能を有する。なお、上記シュート溝13aお
よびゲート穴13bは、チップ部品Cが1個ずつ縦列方
向で通過しうる大きさ、つまり高さ(深さ)および幅が
チップ部品の高さHおよび幅Wよりやや大きく、かつ長
さLより小さく形成されている。
【0015】固定ドラム1の表面側でかつ凹部2の周辺
部には、駆動プーリ20と従動プーリ21とが回転自在
に配置されており、両プーリ20,21にはベルト22
が巻き掛けられている。従動プーリ21は固定ドラム1
から突設された回転軸23を中心に回転自在である。駆
動プーリ20の軸心部には、固定ドラム1の裏面側に配
置されたモータ24の回転軸24aが連結されている。
モータ24の回転軸24aがA方向に回転すると、プー
リ20,21に巻きかけられたベルト22が回転ドラム
11の外周面に接しながら移動することで、回転ドラム
11はB方向に回転する。なお、回転ドラム11の駆動
方式は、上記のようにベルト22を回転ドラム11の周
面に接触させながら回転させる間接駆動方式に限らず、
例えばモータ24の回転軸24aを回転ドラム11の軸
心に連結し、直接駆動する方式でもよいことは勿論であ
る。
【0016】ここで、上記構成よりなる部品整列装置の
動作を図6,図7に従って説明する。まず、部品投入口
10より部品収納室17へチップ部品Cを投入すると、
固定ドラム1および回転ドラム11に形成されたテーパ
面12a,13cによりチップ部品Cはシュート溝13
aに集められる。このとき、シュート溝13aはチップ
部品Cの幅寸法Wに一定のクリアランスを見込んだ幅
で、かつチップ部品Cの高さ寸法Hに一定のクリアラン
スを見込んだ深さに形成されているので、チップ部品C
がシュート溝13aによって所定の向きに整列される。
回転ドラム11がB方向に回転することで、チップ部品
Cはシュート溝13a内を滑り下り、ゲート穴13bへ
入り込む。そして、ゲート穴13bに入ったチップ部品
Cは、ゲート穴13bを通過して案内溝5に入り、さら
に案内溝5内を下方へ滑り、排出通路9から一列に整列
された状態で外部へ排出される。
【0017】ところで、シュート溝13aを起立状態の
まま滑ったチップ部品は、ゲート穴13bに入り込むこ
とができず、ゲート穴13bの入口で停止することにな
る。つまり、ゲート穴13bに詰まりが生じる。ところ
が、この詰まったチップ部品は、回転ドラム11の回転
に伴って上方へ持ち上げられ、やがて重力によって下方
へ落下し、部品収納室17に戻される。したがって、ゲ
ート穴13bの詰まりは自然に解消される。なお、案内
溝5へ排出されずにゲート穴13bの中に残ったチップ
部品も、上記と同様に、ゲート穴13bが上方へ回転し
た時点で、重力によって部品収納室17に戻される。
【0018】従来のバルクフィーダの場合、チップ部品
の高さ,幅、長さ(H,W,L)の全ての選別を1回で
行なおうとするため、整列効率が悪かったが、上記実施
例のように、回転ドラム11に設けられたシュート溝1
3aでチップ部品Cの高さおよび幅方向(H,W方向)
の選別を行い、ゲート穴13bで長さ方向(L方向)の
選別を行なうことで、供給効率が従来のバルクフィーダ
に比べて格段に向上する。また、チップ部品の排出量
は、回転ドラム11の回転速度の影響を殆ど受けないた
め、回転ドラム11をゆっくり回転させることで部品に
与えるダメージが少なくなり、静粛である。
【0019】固定ドラム1に設けられた案内溝5は、複
数のゲート穴13bから排出されたチップ部品をできる
だけ多く受け取ることができるように、所定角度範囲に
設けられる。そのため、排出通路9へチップ部品を効率
よく排出することができる。また、案内溝5は排出効率
を高めるためだけでなく、排出通路9が詰まったり、オ
ーバーフローした場合などにおけるバッファとしても機
能する。
【0020】本発明では、回転ドラム11を回転させる
ことで、テーパ面12a,13cにブリッジができてシ
ュート溝13aに落ち込みにくい状態のチップ部品を攪
拌し、シュート溝13aへの落ち込みを促進する効果を
有する。また、部品収納室17内のチップ部品の数が少
なくなると、ゲート穴13bに入り込むチップ部品も少
なくなるが、回転ドラム11に設けられたゲート穴13
bを循環駆動させることで、部品収納室17の底部に溜
まったチップ部品をシュート溝13aを介してゲート穴
13bへ送り込むことができ、部品収納室17内のチッ
プ部品を残らず排出することが可能となる。さらに、部
品収納室17に多量のチップ部品を投入した場合、その
荷重がゲート穴13b近傍に整列しているチップ部品に
作用し、チップ部品の流れを阻害する可能性があるが、
回転ドラム11の回転によって定期的に荷重を開放する
ことができるので、チップ部品が円滑にゲート穴13b
を通過できる。
【0021】本発明では、チップ部品が自重によってシ
ュート溝13aおよびゲート穴13bを滑り下りるよう
になっており、従来のようにチップ部品を拘束していな
いので、排出通路9が詰まったりオーバーフローした場
合であっても、チップ部品を損傷したり、装置が故障す
る恐れはない。つまり、排出通路9が詰まったりオーバ
ーフローした場合、案内溝5にチップ部品Cが溜まるだ
けであり、チップ部品は後方から強制的に押されていな
いので、チップ部品には過大な負荷が掛からない。つま
り、排出通路9が詰まったりオーバーフローした場合
に、回転ドラム11を回転し続けても、何ら問題が生じ
ない。
【0022】図9は本発明にかかる部品整列装置の第2
実施例を示す。なお、第1実施例と同一部品には同一符
号を付して重複説明を省略する。この実施例では、固定
ドラム1の両側にそれぞれ回転ドラム11を取り付け、
固定ドラム1の内周に2本の案内溝5を設けたものであ
る。固定ドラム1は表裏両方向に開口した略筒形状に形
成されており、その中央部には内径側に突出した円環状
の突起部30が形成され、この突起部30の両側面には
シュート溝13aに向かって傾斜したテーパ面2bが形
成されている。このテーパ面2bはリング13のテーパ
面13cと連続している。なお、各シュート溝13aの
底部にはそれぞれゲート穴13bが連続的に設けられて
いる。上記実施例では、部品収納室17は1個である
が、2本のシュート溝13aを設けることで、チップ部
品Cの整列・排出効率が向上する。
【0023】図10は本発明にかかる部品整列装置の第
3実施例を示す。なお、第1実施例と同一部品には同一
符号を付して重複説明を省略する。第1,第2実施例で
は、固定ドラム1と回転ドラム11との間に部品収納室
17を形成する例について説明したが、第3実施例では
部品収納室17を固定ドラム1とカバー部材31とで構
成し、その中にリング状の回転ドラム11を回転自在に
収納したものである。この実施例の場合も、図9と同様
に固定ドラム1の内周に複数本の案内溝5を設けてもよ
いことは勿論である。
【0024】上記実施例では、幅Wと高さHがほぼ等し
く、長さLの長い直方体形状のチップ部品Cを例にとっ
て説明したが、上記部品整列装置では、例えば図11の
ように、直径がd(d≒W,H)で、長さがL(L>
d)の円柱形状のチップ部品Cでも同様に整列させるこ
とが可能である。なお、直径dが長さLと等しい、ある
いは直径dが長さLより長い円板形状のチップ部品でも
整列可能である。
【0025】さらに、図12のように幅Wと高さHとの
間に寸法差のある直方体形状(L>W>H)のチップ部
品Cを整列させることもできる。この場合には、シュー
ト溝5の幅をWより大きくかつLより小さくし、ゲート
口8の高さをHより大きくかつWより小さくすること
で、図12の(A)のように幅Wを横向きにした姿勢で
ゲート口8を通過させることができる。また、ゲート口
8の高さをWより大きくかつLより小さくしておけば、
図12の(A)のような姿勢だけでなく、(B)のよう
に幅Wを縦向きにした姿勢でもゲート口8を通過させる
こともできる。なお、上記のようなW,Hに比べてLの
長いチップ部品の他に、W,H,Lが全て等しい立方体
形状のチップ部品でも整列可能である。
【0026】本発明の部品整列装置は上記実施例の構造
に限定されるものではないことは勿論である。上記実施
例では、ゲート穴13bをシュート溝13aに対してほ
ぼ接線方向に形成したが、これに限るものではなく、チ
ップ部品がシュート溝13aからゲート穴13bへ向き
を変えずに円滑に通過しうるものであればよい。したが
って、ゲート穴13bは直線状に限らない。また、同様
の理由により排出通路9も案内溝5に対して接線方向で
ある必要はない。上記実施例では、環状部を構成するリ
ング13をディスク12に固定することにより回転ドラ
ム11を構成したが、両者を一体成形してもよいことは
勿論である。また、シュート溝13aに向かってチップ
部品が滑り込む傾斜面(テーパ面)12a,13cを、
シュート溝13の両側に形成したが、いずれか片側のみ
に形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、チップ部品をシュート溝に落とし込んで一列に
整列させ、ゲート穴を通過させることでチップ部品の姿
勢を選別しながら排出するようにしたので、構造が非常
に簡単になり、故障も少ない。特に、チップ部品を1個
ずつ拘束しながら搬送するのではなく、シュート溝を自
重で滑らせながらゲート穴から排出するようにしている
ので、チップ部品に無理な荷重がかからず、排出通路が
詰まったりオーバーフローしても全く支障がない。ま
た、ゲート穴の入口でチップ部品が詰まっても、回転ド
ラムが回転することで詰まったチップ部品が持ち上げら
れ、さらに落下することで詰まりを解除するので、チッ
プ部品に与えるダメージが少なく、部品の不良率を低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる部品整列装置の一例の斜視図で
ある。
【図2】図1の部品整列装置の分解斜視図である。
【図3】図1の部品整列装置におけるゲート穴部分の拡
大斜視図である。
【図4】第1ブロックと第2ブロックの拡大斜視図であ
る。
【図5】回転ドラムの内側からみた斜視図である。
【図6】本発明の部品整列装置の整列・排出動作を示す
説明図である。
【図7】図6のX−X線断面図である。
【図8】チップ部品の一例の斜視図である。
【図9】本発明にかかる部品整列装置の第2実施例の断
面図である。
【図10】本発明にかかる部品整列装置の第3実施例の
断面図である。
【図11】チップ部品の他の例の斜視図である。
【図12】チップ部品のさらに他の例の斜視図である。
【符号の説明】
C チップ部品 1 固定ドラム 5 案内溝 9 排出通路 11 回転ドラム 12 ディスク 13 リング(環状部) 13a シュート溝 13b ゲート穴 12a,13c テーパ面(傾斜面) 17 部品収納室 24 モータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/14 103 B65G 47/22 - 47/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のチップ部品を収納する部品収納室を
    備え、 回転ドラムには部品収納室の周壁を構成する環状部が設
    けられ、この環状部の内周面にシュート溝が形成され、
    上記環状部にその内外周面へ貫通しかつ上記シュート溝
    と通じるゲート穴が形成され、 固定ドラムの内周面には、上記ゲート穴の外側開口部と
    対応する位置に円弧状の案内溝が形成され、 上記案内溝の下端に排出通路が接続されており、 上記シュート溝,ゲート穴,案内溝および排出通路はチ
    ップ部品を一列に整列させて通過させ得る形状に形成さ
    れ、 上記回転ドラムを回転させることで、シュート溝からゲ
    ート穴、案内溝を経て排出通路へチップ部品を整列させ
    て排出することを特徴とする部品整列装置。
  2. 【請求項2】上記排出通路は、案内溝のほぼ接線方向に
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の部品
    整列装置。
  3. 【請求項3】上記ゲート穴は、シュート溝のほぼ接線方
    向に形成されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の部品整列装置。
  4. 【請求項4】上記環状部の内周面に、シュート溝に向か
    ってチップ部品が滑りこむ傾斜面が形成されていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の部品
    整列装置。
  5. 【請求項5】上記回転ドラムの環状部には複数本のシュ
    ート溝が幅方向に並列に形成され、上記固定ドラムの内
    周面には複数本の案内溝が幅方向に並列に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の部品整列装置。
  6. 【請求項6】上記チップ部品は高さHおよび幅W寸法に
    比べて長さL寸法が長く形成され、 上記シュート溝および案内溝の幅は上記高さHおよび幅
    W寸法より大きく、長さLより小さく形成され、シュー
    ト溝および案内溝の深さは上記高さHおよび幅W寸法よ
    り大きく、長さLより小さく形成されていることを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれかに記載の部品整列装
    置。
JP19937197A 1997-07-08 1997-07-08 部品整列装置 Expired - Lifetime JP3233072B2 (ja)

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