JP4275258B2 - 物品供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はリードレス電気部品等の物品を供給する装置に関するものであり、特に、供給の信頼性の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、リードレス電気部品(以下、電気部品と略称する)を供給する装置には、部品保持テープから電気部品を供給する装置がある。部品保持テープは、キャリヤテープに一定ピッチで形成された複数の収容凹部に電気部品が1個ずつ収容され、それら収容凹部の開口がキャリヤテープに固定されたカバーテープにより覆われて成る。部品保持テープがテープ送り装置によって送られることにより、電気部品が1個ずつ部品供給部へ送られ、部品保持具により取り出される。
【0003】
このように部品保持テープから電気部品を供給すれば、電気部品は部品保持テープにより1個ずつ保持されており、多数の電気部品を1個ずつ確実に供給することができ、供給の信頼性が高いのであるが、種々の問題がある。例えば、電気部品を供給するために多数の収容凹部を有する長い部品保持テープが必要である問題や、電気部品を予め部品保持テープに保持させておくことが必要である問題があるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果】
本発明は、以上の事情を背景とし、部品保持テープを用いなくても、物品を信頼性高く供給することができる物品供給装置を提供することを課題としてなされたものであり、本発明に係る物品供給装置は、 (a) ハウジングと、 (b) それぞれ水平軸線まわりに回転し、少なくとも1つがハウジング内に配設された複数のプーリと、 (c) それらプーリに巻き掛けられ、ほぼ水平に延びる直線部を有し、その直線部の上面となる面に、その直線部の長手方向に並んで設けられた複数の収容凹部を有する搬送ベルトと、 (d) その搬送ベルトの収容凹部が上を向いている部分に物品を導く案内装置と、 (e) ハウジング内において水平軸線まわりに回転可能に設けられ、外周部に等角度間隔で設けられた複数の保持部を備え、その保持部によりハウジングの下部に存在する物品を保持して上方へ搬送し、案内装置の上方において解放する回転リフタと、 (f) 収容凹部内に収容されることなく搬送ベルト上に載っている物品を排除する排除装置とを含み、その排除装置が、 (i) 搬送ベルトの上方に位置する排除位置と、その排除位置から退避した退避位置とに移動可能で、退避位置から排除位置へ移動する際、搬送ベルト上の部品に接触してその物品を搬送ベルト上から排除する可動排除部材と、 (ii) その可動排除部材と回転リフタとの一方に設けられたカムと、他方に設けられたカムフォロワとを備え、回転リフタの回転に伴うそれらカムとカムフォロワとの係合により可動排除部材を排除位置と退避位置との間で移動させるカム装置とを含み、カムとカムフォロワとのうち回転リフタに設けられたものと、保持部とが、可動排除部材が退避位置から一旦排除位置へ移動した後に退避位置へ復帰する一往復作動を行う間は、保持部が物品を解放せず、一往復作動の終了後に解放する相対位相で回転リフタに配設されたことを特徴とする。
このように、保持部を備えた回転リフタに、可動解除部材を排除位置と退避位置とに移動させるカム装置のカムとカムフォロワとの一方を設ければ、保持部に、ハウジングの下部に存在する物品を保持して上方へ搬送させ、案内装置の上方において解放させるための回転リフタの回転を利用して、可動解除部材を排除位置と退避位置とに移動させることができ、物品供給装置を安価に製作することが可能となる。
しかも、カムとカムフォロワとの一方と、保持部との相対位相を適切に定めることによって、可動排除部材が搬送ベルトの上方にある状態で保持部が物品を解放してしまうことを確実に回避し、物品の解放後、適切な時期に可動排除部材に排除運動を行わせることが可能となる。
本発明によって、さらに、下記各態様の物品供給装置が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。また、1つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではなく、一部の事項のみを取り出して採用することも可能である。
なお、以下の態様項の中には、補正によって、特許請求の範囲に記載の発明でも、特許請求の範囲に記載の発明の下位概念の発明でもなくなったものもあるが、特許請求の範囲に記載の発明を理解する上で有益な記載を含んでいるため、そのまま残すこととする。
(1)ハウジングと、
それぞれ水平軸線まわりに回転し、少なくとも1つが前記ハウジング内に配設された複数のプーリと、
それらプーリに巻き掛けられ、ほぼ水平に延びる直線部を有し、その直線部の上面となる面に、その直線部の長手方向に並んで設けられた複数の収容凹部を有する搬送ベルトと、
その搬送ベルトの前記収容凹部が上を向いている部分に物品を導く案内装置と、
前記ハウジング内においてほぼ垂直な平面上で周回し、ハウジングの下部に存在する物品を保持部において保持して上方へ搬送し、前記案内装置の上方において解放する周回リフタと、
前記収容凹部内に収容されることなく前記搬送ベルト上に載っている物品を排除する排除装置と
を含む物品供給装置。
保持部はバケット,羽根,永久磁石等とすることができる。例えば、バケットとすれば、周回リフタの移動中に物品がこぼれ難く、確実に搬送することができる。
物品は、案内装置により導かれて搬送ベルトの収容凹部のうち、上を向いている収容凹部に収容され、搬送ベルトの移動により、物品供給部等へ搬送される。収容凹部に収容されることなく、搬送ベルト上に載っている物品は排除装置により排除される。この排除された物品や、案内装置により案内されたが搬送ベルトの前記収容凹部が上を向いている部分に載らなかった物品等、下方へ落下した物品は、周回リフタにより上方へ搬送され、解放後、案内装置により収容凹部へ導かれる。排除装置による物品の排除,周回リフタによる搬送,案内装置による案内が繰り返されることにより、いずれかの機会に物品は収容凹部に収容され、搬送ベルトにより搬送される。
本態様の物品供給装置によれば、部品保持テープを使用しなくても、複数の物品を1個ずつ収容凹部に収容して確実に供給することができる。物品を収容して空になった収容凹部には再び物品が収容され、搬送ベルトを繰返し使用できるため、物品を1個ずつ確実にかつ安価に供給することができる。
本態様の装置は、長手方向に沿って多数の収容凹部を有するキャリヤテープの各収容凹部に物品を収容させて物品保持テープを作成する物品保持テープ作成装置と、その物品保持テープ作成装置により作成された物品保持テープを物品供給部を経て間欠的に移動させるテープ移動装置とを含む物品供給装置の一例と考えることもできる。本態様の装置は、この種の物品供給装置において、キャリヤテープを周回させ、繰り返し使用を可能としたものに相当するのである。
(2)前記複数のプーリの1つが前記ハウジング内に配設され、別の1つがハウジング外に配設され、それら2つのプーリの間に前記搬送ベルトの直線部がほぼ水平に延びている (1)項に記載の物品供給装置。
本態様によれば、搬送ベルトの、ハウジング外に配設されたプーリ近傍の部分においては、収容凹部が上向きに解放された状態となるため、収容凹部から吸着ノズルによる負圧吸着等によって物品を取り出すことができる。搬送ベルトのハウジングを出てから物品が取り出される部分までをカバーで覆って、物品が振動等により収容凹部から飛び出さないようにすることが望ましい。
複数のプーリとそれらに巻き掛けられた搬送ベルトの全体をハウジング内に配設することも可能である。この場合、搬送ベルトのほぼ水平に延びる直線部がハウジングの上壁の直下を通過するようにし、上壁の一部に物品取出開口を形成すれば上壁に前記カバーの役割を果たさせることができる。
(3)前記周回リフタが、水平軸線まわりに回転可能に設けられ、前記保持部を外周部に複数個等角度間隔で有する回転リフタである (1)項または (2)項に記載の物品供給装置。
周回リフタは複数個のプーリに巻き掛けられたベルトをリフト部材の主体とすることも可能であるが、水平軸線のまわりに回転する回転体を主体とする方が構成が単純で済む。複数個の保持部は、円板状部材の側面の外周部に設けられてもよく、外周面に設けられてもよいが、次項の形態とすれば、物品の上方への搬送および上方での解放を、物品の自重を利用して行うことが容易である。
(4)前記回転リフタが、円板状部とその円板状部の外周縁からほぼ直角に延び出た円筒状部とを備えた回転ドラムを本体とし、前記円筒状部の内周面に前記保持部が設けられた (3)項に記載の物品供給装置。
排除装置により搬送ベルト上から排除された物品は、回転ドラム内に収容され、回転ドラムの回転に伴って保持部により上方へ搬送され、案内装置の上方において解放される。
(5)前記保持部が、前記円筒状部の内周面から半径方向内向きに延び出た羽根により構成された (4)項に記載の物品供給装置。
羽根は、一平面から成る平板状のものとしてもよく、円筒状部の内周面から遠ざかるにつれて屈曲あるいは少なくとも一部が湾曲するものとしてもよい。
羽根は、回転ドラムの回転に伴って、回転ドラム内の物品をすくい上げて上方へ移動し、物品を解放する。羽根の円筒状部の内周面に対する傾斜角度により、回転リフタの回転軸線を軸線とする旋回軌跡のうち、所望の位置あるいは領域において羽根が物品を解放するようにすることができ、羽根は、案内装置の上方に至るまでは物品を解放せず、上方に至った後に物品を解放するように設けられる。
(6)前記回転リフタが、前記ハウジング内のプーリと同心に配設された (3)項ないし (5)項のいずれか1つに記載の物品供給装置。
本態様によれば、回転リフタとプーリとに回転軸を共用させることができるとともに、両者を回転軸線に平行な方向において並べて設けることができる。そのため、物品供給装置をコンパクトに構成すること(特に、回転軸線に平行な方向の寸法を小さくすること)ができ、また、回転リフタとプーリとが近接して設けられるため、回転リフタにより搬送され、解放された電気部品を搬送ベルト上に載せることが容易である。
(7)前記排除装置が、前記搬送ベルト上の部品に接触してその物品を搬送ベルト上から排除する排除部材を備えた (1)項ないし (6)項のいずれか1つに記載の部品供給装置。
排除装置は、例えば、搬送ベルトの直線部の上面にほぼ平行な方向に空気を噴射して収容凹部に収容されていない物品を吹き飛ばすものとすることも可能であるが、空気に含まれる水蒸気が凝縮して物品が濡れる場合がある。排除部材を備えた機械的な排除装置にはその心配がない。排除部材は、例えば次項におけるように可動排除部材とすることも、静止した固定排除部材とすることも可能である。 (9)項は後者の態様を包含する。排除部材自体を弾性部材で構成し、あるいは排除部材を弾性部材に保持させれば、万一、物品が搬送ベルトの収容凹部内面と排除部材との間等に挟まった場合に、物品や排除部材の損傷を回避することができる。
(8)前記排除装置が、前記排除部材を前記搬送ベルトの上方に位置する排除位置と、その排除位置から退避した退避位置とに移動させる排除用駆動装置を含む (7)項に記載の物品供給装置。
排除部材は、排除位置において物品を搬送ベルトから排除し、退避位置においては、搬送ベルト上に物品が載り、収容凹部に収容されることを許容する。本態様によれば、周回リフタにより搬送された電気部品が解放されるとき、排除部材が搬送ベルト上に位置しないようにすることができ(ただし、不可欠ではない)、その場合には、排除部材が、電気部品が搬送ベルト上に載って収容凹部に収容されることを妨げないようにすることができる。
(9)前記案内装置が下部ほど前記搬送ベルトに接近する向きに傾斜した傾斜案内面を有する案内部材を備え、その案内部材が前記排除部材を兼ねる (7)項に記載の物品供給装置。
案内部材を、物品を搬送ベルト上に導く傾斜案内面が、搬送ベルト上方に位置して、収容凹部に収容されず、搬送ベルト上に載っている物品を排除する排除面を兼ねるものとすることができ、あるいは、案内部材が、上記傾斜案内面と、傾斜案内面とは別の排除面とを有するものとすることもできる。本態様は、案内部材と排除部材とが一体化されたものと考えることもできる。排除面は、例えば、搬送ベルトの直線部の移動方向の上流側から下流側に向かうにつれて、搬送ベルトの一方の側縁から他方の側縁に向かう向きに傾斜した傾斜排除面とすることができる。本態様によれば、部品点数が少なくて済み、装置をコンパクトに構成することができる。
(10)前記排除装置が、前記案内部材を前記搬送ベルトの上方に位置する排除位置と、その排除位置から退避した退避位置とに移動させる排除用駆動装置を含む (9)項に記載の物品供給装置。
案内部材に排除部材を兼ねさせることができる。
案内部材は退避位置において案内部材として機能し、排除位置において排除部材として機能する。本態様においても、 (8)項に記載の効果が得られる。
(11)前記排除用駆動装置が、前記回転リフタと前記排除部材または案内部材との一方に取り付けられたカムと、他方に取り付けられたカムフォロワとを含み、回転リフタの回転に伴うカムとカムフォロワとの係合により排除部材または案内部材を前記排除位置へ移動させるカム装置を含む (8)項または(10)項に記載の物品供給装置。
カムフォロワとして、例えば、ボールあるいはローラ等の回転体を用いることが望ましく、それによりカムに対する係合時の摩擦を小さくし、カムおよびカムフォロワの寿命を向上させることができる。
回転リフタの回転に伴ってカムフォロワとカムとが係合し、排除部材または案内部材を排除位置へ移動させる。カムおよびカムフォロワを用いれば、回転リフタの回転を利用して容易に排除部材または案内部材を排除位置へ移動させることができる。
(12)前記排除用駆動装置が、前記排除部材または前記案内部材を前記退避位置へ付勢する付勢装置を含み、前記カム装置がその付勢装置の付勢力に抗して排除部材または案内部材を前記排除位置へ移動させる(11)項に記載の物品供給装置。
例えば、弾性部材の一種であるばねやゴムを用いれば、付勢装置を安価に構成することができる。
(13)前記ハウジングが、物品を多数収容した収容ケースを取外し可能に取付け可能なケース取付装置を備えた (1)項ないし(12)項のいずれか1つに記載の物品供給装置。
ハウジング内の物品がなくなったとき、物品がなくなった物品供給装置と、ハウジング内に物品が収容されている物品供給装置とを交換することにより、物品の供給を続けてもよいが、面倒である上、物品の供給が中断される。それに対し、取外し可能に取付け可能な収容ケースによって物品をハウジングに供給するようにすれば、収容ケースの交換により、物品の供給を中断することなく、物品を補給することができる。
(14)前記収容ケースから、一定量ずつの物品を前記ハウジング内へ補給する定量補給装置を含む(13)項に記載の物品供給装置。
定量補給装置によって補給するようにすれば、ハウジング内には、多過ぎも少な過ぎもしない適量の物品が供給される。供給量が多過ぎれば、物品の周回リフタへの接触圧が大きくなり、その状態で周回リフタが周回させられることにより、物品や周回リフタが損傷する恐れがあるが、本態様によればそれが回避され、逆に、供給量が少な過ぎれば、搬送ベルトの収容凹部に確実に物品が供給されなくなり、供給が中断される恐れがあるが、それも回避される。
(15)前記ケース取付装置が前記ハウジングの上部に設けられ、そのケース取付装置の下方に、1回の作動でほぼ一定量ずつの物品が収容ケースからハウジング内へ流入することを許容する流入制御装置が設けられた(13)項に記載の物品供給装置。
本態様によれば、(14)項に記載の作用,効果が得られる。
(16)前記流入制御装置が、
前記収容ケースと前記ハウジングとの内部空間を互いに連通させる連通路の途中に設けられ、連通路を遮断する遮断位置と解放する解放位置とに移動可能な上方遮断部材と、
連通路の、上方遮断部材より下方の部分に設けられ、連通路を遮断する遮断位置と解放する解放位置とに移動可能な下方遮断部材と、
それら上方遮断部材と下方遮断部材とを交互に遮断位置と解放位置とに移動させる遮断部材駆動装置と
を含む(15)項に記載の物品供給装置。
上方遮断部材が解放位置に位置するとき、下方遮断部材が遮断位置に位置し、収容ケース内の物品は、上方遮断部材と下方遮断部材との間に溜められる。この状態から、上方遮断部材が遮断位置に位置し、下方遮断部材が解放位置に位置する状態とされれば、両部材の間に溜められた物品はハウジングへ流入する。この際、上方遮断部材が遮断位置にあって収容ケースの出口を閉じているため、収容ケースから物品が流出することはなく、上方遮断部材と下方遮断部材との間の距離等によって決まるほぼ一定量の物品がハウジングに供給される。
上方遮断部材と下方遮断部材とを別体とし、専用の駆動装置によって駆動してもよいが、駆動装置を共用とすれば、装置を簡易にかつ安価に構成することができるとともに、制御が容易である。
(17)前記上方遮断部材と前記下方遮断部材とが、水平な回動軸線のまわりに回動可能な回動部材の上端と下端とにそれぞれ固定的に設けられてエスケープ部材が構成され、前記遮断部材駆動装置がエスケープ部材を前記水平な回動軸線のまわりに回動させるエスケープ部材駆動装置である(16)項に記載の物品供給装置。
上方遮断部材と下方遮断部材とを、互いに独立した部材とすることも可能であるが、本項の構成によれば、部品点数が少なくて済む。エスケープ部材は、連通路の側壁に形成された開口に配設して、側壁の一部を構成するようにすることが望ましい。
(18)前記上方遮断部材と下方遮断部材とが前記物品より軟らかい弾性材料から成る(16)項または(17)項に記載の物品供給装置。
弾性材料には、例えば、ゴムまたはその類似物、例えば軟質合成樹脂がある。 上方遮断部材および下方遮断部材は、連通路を遮断する際に連通路の側壁との間に物品を挟むことがあるが、本態様によれば、上方遮断部材または下方遮断部材の弾性変形によって物品の損傷が回避され、かつ、上方遮断部材または下方遮断部材と連通路の側壁との間に物品が挟まれることにより形成される隙間が小さくて済み、あるいはなくなり、隙間を予定外の物品が通過してしまうことが良好に防止される。
(19)前記ハウジング内に存在する物品が設定量以下であることを検出する物品量不足検出装置を含む (1)項ないし(18)項のいずれか1つに記載の物品供給装置。
ハウジング内に存在する物品が少な過ぎれば、周回リフタにより持ち上げられる物品が不足して、供給ミス等の原因になる。したがって、物品量不足検出装置を設け、ハウジング内に存在する物品が少なくなり過ぎるのを監視することが望ましい。
(20)前記物品量不足検出装置が、
前記ハウジングの底面から設定距離だけ離れた高さに配設され、その高さに物品が存在する状態と存在しない状態とで異なる信号を発する物品量センサと、
その物品量センサが物品を検出しないことを表す信号を設定時間以上発し続けたとき前記流入制御装置を作動させる流入制御装置制御装置と
を含む(19)項に記載の物品供給装置。
物品量センサは、ハウジング内に物品が残っている状態で、ハウジング内に存在する物品が設定量以下であることを表す信号を発し、ハウジング内に物品が全くなくなる前に物品が補給される。したがって、供給が中断されたり、供給ミスを発生したりすることなく、物品の供給を継続することができる。また、物品量センサが設定時間以上物品を検出しないことにより、流入制御装置が作動させられるのであるため、実際には物品が不足していないにもかかわらず、物品が供給されてしまうことを回避できる。物品が不足していないにもかかわらず、物品量センサの周辺においてのみ偶然物品の量が少なくなることがあるが、その状態は設定時間以上は続かないため、物品が不足しているとは検出されず、物品の不足を確実に検出することができるのである。
上記設定距離は、例えば、周回リフタが回転ドラムを本体とする回転リフタとされ、保持部が羽根とされ、回転ドラム内に設けられる場合、旋回軌跡の最下端に位置する羽根より高い位置に物品量センサが位置するように設定されることが望ましい。回転ドラム内に収容された物品の量が、物品の集合体の上面が旋回軌跡の最下端に位置する羽根の上端より低くなるまで減少すれば、物品は羽根により一度にすくい取られてしまう可能性があるため、旋回軌跡の最下端に位置する羽根より低い位置に物品量センサを設ければ、物品量センサは、物品が全くなくなった状態でしか、物品の不存在を検出できない可能性があり、それでは、遅い場合が多いのである。
(21)前記複数のプーリの1つを、前記搬送ベルトの前記収容凹部の形成ピッチに相当する角度ずつ回転させるベルト駆動装置を含む (1)項ないし(20)項のいずれか1つに記載の物品供給装置。
ベルト駆動装置は、前記周回リフタの駆動装置と駆動源を共有にしてもよく、共有しなくてもよい。ベルト駆動装置とリフタ駆動装置との駆動源を別個に設ければ、搬送ベルトと周回リフタとにそれぞれ最適な運動をさせることが容易となる。
(22)前記搬送ベルトの前記直線部に近接して配設され、前記複数の収容凹部のうちの検出位置にあるものである検出対象凹部に物品が収容されている状態と収容されていない状態とで異なる信号を発する物品センサと、
前記検出対象凹部が前記検出位置にある状態で、物品センサが物品が収容されていることを検出した場合には、その検出対象凹部が予め定められた物品供給部に達したとき前記ベルト駆動装置を停止させる一方、物品センサが物品が収容されていないことを検出した場合には、その検出対象凹部が物品供給部に達した後もベルト駆動装置をさらに作動させるベルト駆動装置制御装置と
を含む(21)項に記載の物品供給装置。
検出位置と物品供給部とは同じにしてもよく、異らせてもよい。後者の場合には、検出位置を、搬送ベルトの移動方向において、物品供給部より上流側に設ける。前者の場合、物品供給部に位置決めされた収容凹部に物品が収容されていなければ、ベルト駆動装置が、物品を収容した収容凹部が物品供給部に達するまで作動させられ、物品の供給ミスの発生が回避される。後者の場合、物品の供給と物品が収容凹部に収容されているか否かの検出とが並行して行われ、物品の不収容を表す信号に基づいて、物品が収容されていない収容凹部が物品供給部に達したとき、ベルト駆動装置がさらに作動させられる。物品が収容されている収容凹部が物品供給部に位置決めされるまで、搬送ベルトが複数ピッチ分、移動させられるのである。なお、ベルト駆動装置制御装置は、物品が収容されていない収容凹部が物品供給部に達した場合、搬送ベルトを通常より短い時間停止させた後、再び移動させるものでもよく、停止させないで移動し続けさせるものでもよい。物品供給部と検出位置とを異ならせれば、収容凹部が部品供給位置に到達する前に空であることがわかり、搬送ベルトの制御が容易である。
(23)物品を多数収容した収容ケースを取外し可能に取付け可能なケース取付装置を上部に備えたハウジングと、
そのケース取付装置の下方に設けられ、1回の作動で一定量ずつの物品が収容ケースからハウジング内へ流入することを許容する流入制御装置と、
それぞれ水平軸線まわりに回転し、少なくとも1つが前記ハウジング内に配設された複数のプーリと、
それらプーリに巻き掛けられ、ほぼ水平に延びる直線部を有し、その直線部の上面となる面に、その直線部の長手方向に並んで設けられた複数の収容凹部を有する搬送ベルトと、
前記流入制御装置によりハウジングへの流入を許容された物品を、前記搬送ベルトの前記収容凹部が上を向いている部分に導く案内装置と、
前記収容凹部内に収容されることなく前記搬送ベルト上に載っている物品を排除する排除装置と
を含む物品供給装置。
収容ケース内の物品は、案内装置により案内されて搬送ベルト上に載り、収容凹部に収容される。収容凹部内に収容されることなく搬送ベルト上に載っていて、排除装置により排除された物品は、再度、搬送ベルト上に載り、収容凹部に収容される。排除装置は、物品を搬送方向において上流側へ排除するものとすることが望ましい。例えば、排除された物品が収容凹部に収容される機会が多くなるとともに、搬送ベルトの物品供給部近傍に物品が溜まって物品の供給を妨げず、あるいはハウジングの搬送ベルトの出口近傍に物品が溜まって搬送ベルトの移動を妨げないようにし得るからである。
前記 (2), (7)〜(10),(16)〜(22)項の特徴を本項の部品供給装置にも適用することができる。
(24)ハウジングと、
そのハウジングの上部に設けられ、物品を多数収容し、それら物品をハウジングに補給する物品補給器と、
それらハウジングと物品補給器との間に設けられ、1回の作動で一定量ずつの物品が物品補給器からハウジング内へ流入することを許容する流入制御装置と、 それぞれ水平軸線まわりに回転し、少なくとも1つが前記ハウジング内に配設された複数のプーリと、
それらプーリに巻き掛けられ、ほぼ水平に延びる直線部を有し、その直線部の上面となる面に、その直線部の長手方向に並んで設けられた複数の収容凹部を有する搬送ベルトと、
前記流入制御装置によりハウジングへの流入を許容された物品を、前記搬送ベルトの前記収容凹部が上を向いている部分に導く案内装置と、
前記収容凹部内に収容されることなく前記搬送ベルト上に載っている物品を排除する排除装置と
を含む物品供給装置。
(23)項に記載の収容ケースは本項における物品補給器の一態様であるが、それに限定されるわけではない。例えば、上端に開口を有して常時ハウジングに取り付けられており、開口から投入される物品を収容し、ハウジングに補給するホッパとすることも可能である。ホッパの開口は開閉可能なカバーで覆うことが望ましい。
(25)前記物品がリードレス電気部品である (1)項ないし(24)項のいずれか1つに記載の物品供給装置。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、電気部品装着機を構成する電気部品供給システムに本発明を適用した場合を例に取り、図面に基づいて詳細に説明する。
図1において10は、電気部品供給システムである。電気部品供給システム10は複数個の物品供給装置たる電気部品フィーダ12(図1には1個のみ図示されている。なお、以下、フィーダ12と略称する。)を有しており、それら複数個のフィーダ12のうちの1個が電気部品取出システムの一種である電気部品装着システム14に電気部品を供給し、電気部品装着システム14はプリント配線板位置決め支持システム16により位置決め支持されたプリント配線板18に電気部品を装着する。これら電気部品供給システム10,電気部品装着システム14およびプリント配線板位置決め支持システム16が電気部品装着機を構成している。
【0006】
電気部品装着システム14は、垂直軸線まわりに間欠回転するインデックステーブル20を備えている。インデックステーブル20は、複数個、例えば12個の部品保持具たる部品吸着ノズル22(図1には2個のみ代表的に図示されている)を有し、図示しないカム,カムフォロワ,回転軸24およびカムを回転させるインデックス用サーボモータ26等により構成される間欠回転装置により間欠回転させられ、12個の部品吸着ノズル22が順次部品吸着位置,部品姿勢検出位置,部品姿勢修正位置,部品装着位置等へ移動させられ、停止させられる。これら部品吸着ノズル22は、インデックステーブル20に昇降可能に設けられており、部品吸着位置および部品装着位置にはそれぞれ、部品吸着ノズル22を昇降させる昇降装置(図示省略)が設けられている。インデックス用サーボモータ26の回転が図示しないカム,カムフォロワ等により構成される運動変換装置により昇降部材(図示省略)の昇降運動に変換され、昇降部材の昇降に基づいて部品吸着ノズル22が昇降させられる。
【0007】
プリント配線板位置決め支持システム16は、プリント配線板18を位置決めし、支持する基板支持台30を備えている。基板支持台30は、水平面内において互いに直交するX軸方向(図1においては紙面に直角な方向)およびY軸方向(図1においては左右方向)に移動するXYテーブル(図示省略)上に設けられており、XYテーブルの移動によりプリント配線板18は水平面内の任意の位置に移動させられる。プリント配線板18は、図示しない搬入コンベヤおよび搬出コンベヤによりX軸方向に平行な方向に搬送され、基板支持台30上に搬入され、搬出される。電気部品の装着時には、プリント配線板18はXYテーブルにより移動させられ、複数の部品装着箇所が順次、部品装着位置に位置する部品吸着ノズル22の真下に位置させられ、電気部品が装着される。
【0008】
電気部品供給システム10を説明する。
電気部品供給システム10の基台40上には、一対の案内部材たるガイドレール42がX軸方向に平行に設けられて案内装置を構成するとともに、テーブルの一種であるX軸テーブル44が移動可能に嵌合されている。X軸テーブル44上には、前記複数個のフィーダ12が、部品搬送方向がY軸方向に平行となり、かつ、各部品供給部が一線、図示の例ではX軸方向に平行な一直線に沿って並ぶ状態で配列されている。部品供給部は、電気部品装着システム14に電気部品を供給する部分であり、電気部品がフィーダ12から取り出される部品取出部と考えることもできる。
【0009】
X軸テーブル44にはナット46が固定されるとともに、基台40上に軸方向に移動不能かつ回転可能に設けられたねじ軸48に螺合されており、ねじ軸48がX軸サーボモータ50によってX軸方向に平行な回転軸線まわりに回転させられることにより、X軸テーブル44がX軸方向に移動させられ、複数個のフィーダ12の各部品供給部が予め定められた部品供給位置、すなわち部品吸着位置に位置決めされた部品吸着ノズル22の真下に位置する位置に選択的に位置決めされる。ナット46,ねじ軸48,X軸サーボモータ50等がテーブル駆動装置52を構成している。
【0010】
フィーダ12を説明する。
フィーダ12は、図2に示すように、ハウジング60を有する。ハウジング60は、図示しない位置決め装置により、X軸テーブル44に対して幅方向および前後方向(電気部品搬送方向と平行で幅方向と直角な方向)がそれぞれ、X軸方向およびY軸方向に平行に位置決めされるとともに、図示しない係合装置により、浮上がり不能にX軸テーブル44に取り付けられている。フィーダ12は、ハウジング60の係合装置によるX軸テーブルへの係合を解いて、X軸テーブル44から取り外すことができる。
【0011】
ハウジング60の上部には、ケース取付装置64が設けられ、物品たる電気部品66(図3参照)を多数収容した収容ケース68が取外し可能に取り付けられている。電気部品66は、リード線を有さないリードレス電気部品である。ケース取付装置64内には、図3に示すように、収容ケース68とハウジング60との内部空間を互いに連通させる連通路70が設けられている。ケース取付装置64は既に知られたものが使用可能であり、詳細な図示および説明を省略する。
【0012】
ケース取付装置64の下方に、流入制御装置74が設けられている。流入制御装置74は、エスケープ部材76と、エスケープ部材駆動装置78とを含む。エスケープ部材76は、回動部材たる回動板80を有する。回動板80は、図2に示すように、長手形状をなし、図3に示すように、連通路70の途中に、連通路70から、フィーダ12の幅方向において一方の側へ外れた位置に設けられた回動軸82により、フィーダ12の電気部品搬送方向に平行な水平軸線まわりに回動可能に設けられている。エスケープ部材76は、連通路70の側壁84に形成されて連通路70に開口した開口86に配設されており、側壁84の一部を構成する。
【0013】
回動板80の幅方向はほぼ上下方向を向き、その上端と下端とにはそれぞれ、上方遮断突部90と下方遮断突部92とが、回動板80の板面に直角に、かつ連通路70側へ突出する向きに設けられ、上方遮断部材および下方遮断部材を構成している。上方遮断突部90および下方遮断突部92はそれぞれ、回動板80の長手方向に沿って設けられており、エスケープ部材76は、長手方向に直角な断面形状が概してコの字形をなす。図示の例では、上方遮断部材および下方遮断部材が一体に設けられ、下方遮断部材が、連通路70の、上方遮断部材より下方の部分に設けられているのである。これら上方遮断突部90と下方遮断突部92との互いに対向する面は、回動部材84から突出するほど互いに離れる向きに傾斜させられた傾斜面94,96とされている。また、エスケープ部材76は、本実施形態では、電気部品66より軟らかい弾性材料であるゴムにより作られている。
【0014】
エスケープ部材駆動装置78は、図示の例ではロータリソレノイドにより構成されており、回動軸82を予め設定された角度の範囲で回動させられる。それによりエスケープ部材76が水平な回動軸線のまわりに回動させられ、エスケープ部材76の回動軸線に対してそれぞれ上側と下側とに位置する上方遮断突部90と下方遮断突部92とが交互に、連通路70を遮断する遮断位置と解放する解放位置とに移動させられる。図3に実線で示すように、上方遮断突部90が解放位置に位置するとき、下方遮断突部92は遮断位置に位置し、収容ケース68内の電気部品66は上方遮断突部90を通過して落下するが、下方遮断突部92により受けられてハウジング60内への流入を阻止され、上方遮断突部90と下方遮断突部92との間に溜められる。この状態におけるエスケープ部材76の位置を部品受け位置と称する。図3に二点鎖線で示すように、エスケープ部材76が、上方遮断突部90が遮断位置に位置し、下方遮断突部92が解放位置に位置する位置へ回動させられれば、エスケープ部材76内に溜められた電気部品66は、ハウジング60の内部空間へ落下する。この状態におけるエスケープ部材76の位置を部品補給位置と称する。この際、収容ケース68の連通路70に通ずる出口は上方遮断突部90によって遮断されており、収容ケース68から電気部品66が流出することはなく、エスケープ部材76内に溜められ、上方遮断突部90と下方遮断突部92との間の距離等によって決まるほぼ一定量の電気部品66がハウジング60に供給される。
【0015】
ハウジング60内には、図3に示すように、回転軸110がX軸方向に平行な回転軸線である水平軸線まわりに回転可能に設けられるとともに、プーリの一種であるタイミングプーリ112(以下、プーリ112と略称する)が軸受114を介して相対回転可能かつ軸方向に移動不能に支持されている。また、ハウジング60外には、図2に示すように、別のプーリの一種であるタイミングプーリ116(以下、プーリ116と略称する)がハウジング60に設けられた図示しない支持部により、プーリ112の回転軸線と平行な水平軸線まわりに回転可能に設けられ、これらプーリ112,116に搬送ベルト118が巻き掛けられている。搬送ベルト118は、図4に示すように、ハウジング60に設けられた開口119を通ってハウジング60外へ抜け出させられている。
【0016】
搬送ベルト118は、図示の例では、金属の一種であるスチールによって作られており、無端の環状をなし、垂直面内に位置し、図2および図5に示すように、その外面に開口する複数の収容凹部120が間隔を隔てて、図示の例では等ピッチで形成されている。搬送ベルト118はまた、本実施形態においてはタイミングベルトとされており、内面に歯が設けられてプーリ112,116と外周面の歯と噛み合わされている。搬送ベルト118のプーリ112とプーリ116との間の部分は直線状をなし、上側に位置する直線部122は、ハウジング60内に配設されたプーリ112と、ハウジング60外に配設されたプーリ116との間に水平に延びている。この水平な直線部122においては、複数の収容凹部120が直線部122の上面となる面に、直線部122の長手方向に並んで設けられるとともに、開口が上を向いた状態となり、電気部品66を収容可能である。本実施形態においては、図6に示すように、収容凹部120の深さは電気部品66の高さと等しくされ、収容凹部120に収容された電気部品66の上面と、搬送ベルト118の直線部122の上面とは同一平面内に位置する。
【0017】
上記プーリ116は、図2に示すように、ベルト駆動装置124により回転させられる。ベルト駆動装置124は、駆動源たるサーボモータ126を含み、サーボモータ126の回転がタイミングプーリ128,130およびタイミングベルト132によりプーリ116に伝達され、プーリ116が回転させられて搬送ベルト118が周回させられる。搬送ベルト118はタイミングベルトとされ、プーリ112,116はタイミングプーリとされており、サーボモータ126の制御により、搬送ベルト118が任意の距離、精度良く移動させられる。
【0018】
搬送ベルト118の直線部122のプーリ116の近傍部はハウジング60外に位置し、収容凹部120が上向きに解放された状態となり、ハウジング60外に位置する複数の収容凹部120のうち、プーリ116に隣接する収容凹部120であって、部品吸着位置に位置決めされた部品吸着ノズル22の真下に位置する収容凹部120から電気部品66が取り出される。この部品吸着ノズル22により電気部品66が取り出される位置が部品供給部である。ハウジング60には、図2に示すように、搬送ベルト118のハウジング60を出た後、部品供給部に至るまでの部分を覆うカバー134が設けられ、収容凹部120からの電気部品66の飛出しが防止されている。カバー134は、図示の例では合成樹脂により作られており、カバー134の部品供給部に対応する部分には、電気部品の取出しを許容する開口136が設けられている。
【0019】
また、ハウジング60の外には、電気部品搬送方向(図2において矢印Aで示す方向)において部品供給部の上流側に検出位置が設けられ、物品センサたる電気部品センサ138が設けられている。電気部品センサ138は、カバー134および搬送ベルト118に対して電気部品66を区別して検出し得るものとされている。前述のように搬送ベルト118はスチール製であり、電気部品センサ138は、光電スイッチの一種である光反射型のセンサにより構成されている。電気部品センサ138は発光部および受光部を有し、受光部の受光量がしきい値を超えるか否かによって異なる信号を発する。そのため、カバー134および搬送ベルト118と電気部品66とについて光の反射率(反射量)が異なればよく、例えば、それらの材質あるいは色を、カバー134および搬送ベルト118と電気部品66とを区別し得るほど、光の反射量が異なる材質あるいは色に設定すればよい。本実施形態では、カバー134は無色透明の合成樹脂により作られていて光を透過させ、搬送ベルト118の色は、収容凹部120の底面の光の反射量が電気部品66による光の反射量とは著しく異なる色とされている。例えば、電気部品66が黒であれば、搬送ベルト118は白とされる。
【0020】
電気部品センサ138は、カバー134のやや上方に、下向きに設けられている。電気部品センサ138は、搬送ベルト118の直線部122に近接して配設されているのであり、複数の収容凹部120のうちの検出位置にあるものである検出対象凹部120に電気部品66が収容されている場合と収容されていない場合とで異なる信号を発する。電気部品センサ138は、電気部品66が近接することにより電気部品66を検出し、搬送ベルト118の移動中であっても電気部品66を検出することができる。
【0021】
なお、電気部品センサ138は、光電スイッチの一種である透過型センサにより構成してもよく、あるいは静電容量型,高周波型等の近接スイッチにより構成してもよい。前者の場合、カバーおよび搬送ベルトは光の透過を許容し、電気部品は光の透過を許容しないものとされ、後者の場合、カバーおよび搬送ベルトは、合成樹脂等の非金属材料により作られ、電気部品がその金属部、例えば電極において電気部品センサにより検出されるようにされる。
【0022】
ハウジング60内には、図3に示すように、周回リフタたる回転リフタ146が前記回転軸110に、キー148により構成される相対回転阻止装置により、相対回転不能かつ軸方向に移動不能に取り付けられている。回転リフタ146はハウジング60内に、前記プーリ112と同心な水平軸線まわりに回転可能に、かつ、プーリ112に対して、回転軸線に平行な方向において並んで設けられているのであり、垂直な平面上で回転する。回転リフタ146は、駆動装置150により回転させられる。駆動装置150は、駆動源としてサーボモータ152を含み、サーボモータ152の回転がタイミングプーリ154,156およびタイミングベルト158により回転軸110に伝達され、回転リフタ146が任意の方向に任意の速度で回転させられる。図示の例では、プーリ112と同じ方向へ回転させられるが、逆の方向へ回転させてもよい。
【0023】
回転リフタ146は、図2および図3に示すように、円板状部160と、円板状部160の外周縁から直角に延び出た円筒状部162とを備えた回転ドラム164を本体とし、円筒状部162の内周面であって、回転リフタ146の外周部には、複数、例えば4個の保持部たる羽根166が周方向に間隔を隔てて、例えば等角度間隔に設けられている。
【0024】
羽根166は、図示の例では平らな板状をなし、円筒状部162の内周面から半径方向内向きに、かつ、回転リフタ146の回転方向(図2中、矢印Bで示す方向)において上流側から下流側に向かう向きであって、回転リフタ146の回転軸線を軸線とする旋回軌跡の最上端に位置する状態から、回転方向において上流側へ45度離れた位置において水平となる状態で設けられている。羽根166の内面が、円筒状部162の内周面に対してなす角度は鋭角とされているのであり、羽根166は旋回軌跡の最下端に位置する状態では上向きとなって、回転リフタ146内にある電気部品66をすくい上げるとともに、回転リフタ146の回転に伴って上方へ移動させ、水平な姿勢になった状態から更に移動させられることにより下向きの成分を有する状態となる。羽根166は、後述する可動排除部材の上方に至るまでは電気部品66を開放せず、上方に至った後に電気部品66を解放し、落とす。羽根166が電気部品66を落とし、解放する領域を物品解放領域たる電気部品解放領域と称する。また、羽根166は、図3に示すように、円筒状部162の円板状部160からの突出高さと同じ幅を有し、回転リフタ146の回転軸線に平行な方向に隔たった2つの面の一方は円板状部160によって塞がれており、電気部品66の落下が防止されている。
【0025】
ハウジング60内にはまた、収容凹部120内に収容されることなく、搬送ベルト118上に載っている電気部品66を排除する排除装置170が設けられている。排除装置170は、回転リフタ146の回転軸線と平行な方向に移動可能に設けられた可動排除部材172と、可動排除部材172を移動させる排除用駆動装置174とを含む。可動排除部材172は、図2および図4に示すように、排除部176と被支持部178とを有する。排除部176は、搬送ベルト118のプーリ112に巻き掛けられた部分より僅かに上側に位置し、プーリ112の湾曲に沿って設けられた部分円環状排除部180と、部分円環状排除部180から搬送ベルト118の直線部122に沿って延び出させられ、直線部122より僅かに上側に位置する直線状排除部182とを含む。部分円環状排除部180は、断面形状が三角形をなし、その上面は、プーリ112の回転軸線を軸線とする円錐面の一部をなし、搬送ベルト118側ほど下方へ向かう向きに傾斜させられた傾斜面184とされている。また、直線状排除部182の上面は、図3に示すように、搬送ベルト118側ほど下方向き向きに傾斜させられた平面状の傾斜面186とされている。直線状排除部182の部分円環状排除部180とは反対側の端部には、図3に示すように、矩形の遮蔽部187が垂直に設けられ、傾斜面186上に電気部品66が落とされるとき、電気部品66が傾斜面186から、傾斜面184とは反対側へ落ちないようにされるとともに、電気部品66が搬送ベルト118から落とされるとき、プーリ112よりも、搬送ベルト118の直線部122の移動方向において下流側へ電気部品66が落ちないようにされている。
【0026】
排除部176と被支持部178とは、図4に示すように、直線状排除部182の搬送ベルト118から遠い側の端部に設けられた薄い板状の連結部188によって連結されており、被支持部178は搬送ベルト118の直線部122より下方に位置させられるとともに、連結部188から、プーリ112の回転軸線と平行に、かつ回転リフタ146から離れる向きに突出させられている。
【0027】
被支持部178は、ハウジング60に、プーリ112の回転軸線と平行に立設されたガイドロッド190に移動可能に嵌合されており、可動排除部材172は、ハウジング60の側壁との間に配設された付勢装置の一種である弾性部材たる圧縮コイルスプリング192(以下、スプリング192と略称する)により、退避位置へ移動する向きに付勢されている。スプリング192の付勢による可動排除部材172の移動の限度は、図4に示すように、可動排除部材172に設けられたストッパ面たる肩面193が、ガイドロッド190に設けられた係合部たる大径の頭部194に係合することにより規定される。スプリング192の付勢による移動を規定された位置が、可動排除部材172の退避位置であり、可動排除部材172が退避位置に位置する状態では、排除部176が搬送ベルト118から外れて回転リフタ146の円筒状部162内に収容された状態となる。ガイドロッド190は、可動排除部材172の移動を案内する案内装置を構成するとともに、頭部194がストッパを構成している。
【0028】
被支持部178の可動排除部材172が退避位置に位置する状態においても、回転リフタ146の外に位置する部分であって、円筒状部162の外側に位置する部分にカム196が取り付けられている。カム196は、図2および図4に示すように、回転リフタ146の円筒状部162の外側に設けられ、図7に示すように、回転リフタ146の回転方向(図中、矢印Bで示す方向)において上流側から下流側に向かうにつれて、プーリ112から離れる向きに傾斜させられたカム面198を有する。
【0029】
回転リフタ146の円筒状部162の外周面には、複数、図示の例では4個のカムフォロワたるローラ200が、回転リフタ146の回転軸線と直交する軸線まわりに回転可能に、かつ、例えば等角度間隔に設けられ、上記カム196と共にカム装置202を構成している。回転リフタ146が回転させられるとき、複数のローラ200は順次カム面198に係合する。ローラ200がカム面198に係合しない状態では、可動排除部材172はスプリング192の付勢により退避位置に位置し、カム面198はローラ200の旋回軌跡内に位置する。回転リフタ146の回転に伴ってローラ200がカム面198に係合すれば、斜面の作用により、可動排除部材172がスプリング192の付勢力に抗して排除位置へ移動させられ、図3に二点鎖線で示すように、可動排除部材172が搬送ベルト118の上方へ移動させられ、収容凹部120内に収容されることなく、搬送ベルト118上に載っている電気部品66を搬送ベルト118から落とす。可動排除部材172の連結部188は薄い板状をなし、可動排除部材172が排除位置へ移動させられたとき、搬送ベルト118と干渉することはない。ローラ200がカム面198から外れれば、可動排除部材172は、スプリング192の付勢により退避位置へ退避させられる。
【0030】
なお、前記羽根166とローラ200とは、図示の例では、それぞれ同じ数ずつ、等角度間隔に設けられているが、これらは、可動排除部材172が排除位置へ移動させられて電気部品66を搬送ベルト118から排除する際には、羽根166が前記電気部品解放領域に到達せず、可動排除部材172が退避位置へ退避させられた後に電気部品解放領域に到達して電気部品66を解放する位相で設けられている。また、羽根166は、回転リフタ146の半径方向において、可動排除部材172と干渉しない長さを有する。
【0031】
可動排除部材172の前記傾斜面184,186は、下部ほど搬送ベルト118に接近する向きに傾斜させられており、可動排除部材172が、退避位置に位置する状態では、収容ケース62から投入された電気部品66を搬送ベルト118上へ案内する案内面として機能する。可動排除部材172は案内部材を兼ねているのであり、図2および図3に示すように、ハウジング60内に設けられた別の案内部材210と共に案内装置212を構成している。案内部材210は、ハウジング60内に、可動排除部材172の排除部176より上方に設けられており、2つの傾斜案内面214,216を有する。傾斜案内面214は、前記プーリ112に対して回転リフタ146とは反対側、すなわち搬送ベルト118から外れた位置において、下部ほど搬送ベルト118に接近する向きに傾斜して設けられ、傾斜案内面216は、搬送ベルト118から外れた位置および搬送ベルト118上に位置するとともに、電気部品搬送方向において下流側から上流側に向かうほど、下方に向かう向きに傾斜して設けられている。
【0032】
上記回転リフタ146,プーリ112,搬送ベルト118,案内部材210等は、ハウジング60内に設けられた空間内に収容されているが、その空間のうち、プーリ112および案内部材210が配設された部分の底面220は、プーリ112の回転軸線を軸線とする円錐面の一部をなし、回転リフタ146の円筒状部162の円板状部160からの突出端に至っている。そのため、ハウジング60内に供給されて搬送ベルト118の収容凹部120内に収容されなかった電気部品66、例えば、可動排除部材172により搬送ベルト118上から排除された電気部品66や、案内装置212により案内されたが搬送ベルト118の収容凹部120が上を向いている部分に載らなかった電気部品66は、底面220に案内されて回転リフタ146へ移動し、円筒状部162内に溜められる。
【0033】
ハウジング60の底面220から設定距離だけ離れた高さに、物品センサたる電気部品量センサ222が配設されている。電気部品量センサ222は、旋回軌跡の最下端に位置する羽根166の円筒状部162からの突出端である上端よりやや高い位置に設けられている。回転リフタ146内の電気部品66の量が、電気部品66の集合体の上面が羽根166の旋回軌跡の最下端に位置する羽根166の上端より低くなるまで減少すれば、それら電気部品66は羽根166によって一度にすくい上げられてしまう可能性があるため、上記最下端に位置する羽根166の上端より低い位置に電気部品量センサ222を設ければ、電気部品量センサ222は電気部品66が全くなくなった状態でしか電気部品66の不存在を検出できない可能性があるからである。図示の例では、電気部品量センサ222は、光電スイッチの一種である光反射型スイッチにより構成され、電気部品66の量が少なくなり、発光部から発せられた光が電気部品66により反射されず、受光部が受光しない場合(電気部品66を検出しない場合)と、電気部品66により光が反射されて受光部が受光する場合(電気部品66を検出する場合)とで異なる信号を発するように構成されている。
【0034】
本電気部品装着機は、図1に示す制御装置230により制御される。制御装置230は、PU(プロセッシングユニット),ROM,RAMおよびそれらを接続するバスを有するコンピュータを主体とするものであり、電気部品センサ138,電気部品量センサ222の信号が入力されるとともに、前記インデックス用サーボモータ26,X軸サーボモータ50,サーボモータ126,152,エスケープ部材駆動装置78等を制御する。これらインデックス用サーボモータ26等のサーボモータは、駆動源の一種である回転角度および回転速度の精度の良い制御が可能な電動モータであり、サーボモータに代えてステップモータを用いてもよい。
【0035】
次に作動を説明する。
電気部品66のプリント配線板18への装着時には、X軸テーブル44が移動させられ、複数のフィーダ12の部品供給部が選択的に部品供給位置に位置決めされて電気部品66を供給する。フィーダ12においては、搬送ベルト118が周回させられて、収容凹部120に収容された電気部品66が部品供給部に位置決めされる。搬送ベルト118は、原則として、1ピッチずつ、すなわち収容凹部120の形成ピッチに等しい距離ずつ送られて、電気部品66を1個ずつ部品供給部に位置決めする。プーリ116が、収容凹部120の形成ピッチに相当する角度ずつ回転させられるのである。また、検出位置において電気部品センサ138により、検出対象凹部120内に電気部品66が収容されているか否かが検出される。
【0036】
電気部品センサ138により、収容凹部120内に電気部品66がないことが検出されれば、空の収容凹部120は部品供給部に停止させられず、電気部品66が収容された収容凹部120が部品供給部に至るまで、搬送ベルト118が複数ピッチ分、連続して移動させられる。搬送ベルト118が複数ピッチ分、連続して移動させられるときには、検出対象凹部120は検出位置に停止せず、移動しながら電気部品センサ138によって電気部品66の有無が検出される。搬送ベルト118の移動中であっても、ベルト駆動装置124による搬送ベルト118の駆動量に基づいて、電気部品センサ138によって電気部品66の有無が検出された収容凹部120の、部品供給部に対する相対位置がわかり、それによって搬送ベルト118の駆動量が決定される。
【0037】
フィーダ12の部品供給部が部品供給位置に位置決めされ、電気部品66を供給するとき、搬送ベルト118が移動を開始させられるのと同時に回転リフタ146が回転させられる。収容凹部120に収容されず、回転リフタ146の円筒状部162内に溜まっている電気部品66は、回転リフタ146の回転に伴って羽根166によりすくい取られて上方へ移動させられる。羽根166が電気部品解放領域へ至れば、電気部品66は羽根166から落ちる。
【0038】
前述のように、羽根166による電気部品66の解放タイミングと、可動排除部材172による電気部品66の排除タイミングとはずらされているため、羽根166が電気部品66を解放するとき、可動排除部材172は退避位置にあり、解放された電気部品66は傾斜面184,186上に載り、それら面184,186の傾斜により案内されて搬送ベルト118の収容凹部120が上を向いている部分へ導かれ、収容凹部120に収容される。
【0039】
羽根166が電気部品66を解放した後、ローラ200がカム196のカム面198に係合するに至れば、可動排除部材172が排除位置へ移動させられ、排除部176の部分円環状排除部180および直線状排除部182は、収容凹部120に収容されず、搬送ベルト118上に載っている電気部品66に接触し、それら電気部品66を押して搬送ベルト118から落とし、排除する。傾斜面184,186は、搬送ベルト118上に載っている電気部品66を押して搬送ベルト118から落とす役割も果たす。搬送ベルト118から落とされた電気部品66は、底面220に案内されて回転リフタ146の円筒状部162内に溜められる。ローラ200がカム面198から外れれば、可動排除部材172はスプリング192の付勢により退避位置へ退避し、次に別の羽根166が電気部品解放領域に至って電気部品66を傾斜面184,186上へ落とす。回転リフタ146は、フィーダ12が電気部品装着システム14に電気部品66を供給している間、連続して回転させられ、電気部品66の供給終了後も一定時間回転させられる。回転リフタ146は、間欠的に回転させてもよい。
【0040】
回転リフタ146内に収容された電気部品66が減少し、電気部品66の集合体の上面が、電気部品量センサ222より低くなれば、電気部品量センサ222の受光部は受光せず、電気部品66を検出せず、電気部品66の量が不足していることを表す信号を発する。電気部品量センサ222により、電気部品66を検出しないことを表す信号が設定時間以上、発し続けられたならば、エスケープ部材駆動装置78が作動させられ、エスケープ部材76が部品補給位置へ回動させられる。それによりエスケープ部材76の上方遮断突部90が遮断位置へ、下方遮断突部92が解放位置へ移動させられて、エスケープ部材76内に溜められた電気部品66がハウジング60内へ落とされる。電気部品66は、案内部材210の傾斜案内面214,216に案内されて搬送ベルト118上へ導かれるとともに、可動排除部材172が退避位置にあれば、傾斜面184,186によっても案内されて搬送ベルト118上へ導かれる。搬送ベルト118上へ載り損なった電気部品66は、底面220に案内されて回転リフタ146内に溜められる。
【0041】
収容ケース62からの電気部品66の補給が、フィーダ12による電気部品66の供給中に行われるのであれば、回転リフタ146は回転しており、収容ケース62から供給された電気部品66であって、収容凹部120に入らず、搬送ベルト118上に載っている電気部品66は可動排除部材172によって搬送ベルト118上から排除される。フィーダ12が電気部品66を供給していないときに電気部品66が補給されるのであれば、補給後、回転リフタ146が設定時間、回転させられ、可動排除部材172によって搬送ベルト118上から電気部品66が排除される。フィーダ12が電気部品66を供給していないのであれば、電気部品量センサ222によって不足が検出された場合、直ちに補給を行うのではなく、フィーダ12が電気部品66を供給する際に補給するようにしてもよい。エスケープ部材76は、電気部品66をハウジング60内へ補給し、エスケープ部材76が保持した電気部品66の全部がハウジング60内へ落下したことが確実な状態、例えば、エスケープ部材76が部品補給位置へ回動させられてから設定時間が経過した後に部品受け位置へ戻され、収容ケース62内の電気部品66を溜める状態とされる。エスケープ部材76はゴムにより作られているため、電気部品66が、上方遮断突部90あるいは下方遮断突部92と連通路70の側壁との間に電気部品66が挟まれることがあっても、電気部品66の損傷が回避されるとともに、電気部品66の挟み込みにより生ずる隙間を通って予定外の電気部品66が通過することが回避される。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、制御装置230のサーボモータ126を制御する部分がベルト駆動装置制御装置を構成し、制御装置230の、電気部品量センサ222から電気部品66を検出しないことを表す信号が設定時間以上、発し続けられたときにエスケープ部材駆動装置78を制御してエスケープ部材76を回動させる部分が流入制御装置制御装置を構成し、電気部品量センサ222と共に物品量不足検出装置を構成している。また、流入制御装置74は、定量補給装置と考えることもできる。
【0042】
上記実施形態において回転リフタ146の保持部は羽根166とされていたが、バケットとしてもよい。その例を図8に示す。本実施形態のフィーダ240を構成する回転リフタ242は、保持部がバケットとされていることを除いて前記回転リフタ146と同様に構成されており、円板状部244と共に回転ドラム246を構成する円筒状部248の内周面に、複数個、図示の例では4個のバケット250が等角度間隔に設けられている。バケット250は、中空の球を、中心から外れた位置において切断することにより得られる2つの部材のうち、球の中心を含まない方の部材に相当する形状を有し、回転リフタ242の回転方向において下流側に開口し、円筒状部248の内周面から回転リフタ242の回転軸線と直交する方向に延び出す姿勢で設けられている。その他の構成は、上記実施形態と同じであり、対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】
バケット250は、旋回軌跡の下部において、回転リフタ242内に溜まった電気部品66をすくい取り、回転リフタ242の回転に伴って上方へ搬送する。回転リフタ242の回転に伴って、バケット250が可動排除部材172の上方へ至れば、バケット250の部分球面状の内側面のうち、回転リフタ242の回転軸線側の部分が、回転軸線から遠い側の部分より下になれば、バケット250内の電気部品は内側面に沿って滑り、バケット250から落ちて可動排除部材172の傾斜面184,186上に載り、搬送ベルト118へ導かれる。
【0044】
上記各実施形態において、排除装置170は可動の排除部材172を有するものとされていたが、排除部材は位置を固定して設けてもよい。その例を図9および図10に示す。本実施形態においてフィーダ260に設けられた排除装置262は、固定排除部材264を有する。固定排除部材264は、ハウジング60内であって、搬送ベルト118の直線部122のうち、プーリ112から遠い側の端部の上に、直線部122の上面に対して、電気部品66の厚さより短い距離を隔てて固定して設けられている。固定排除部材264には、垂直であって、直線部122の移動方向の上流側から下流側に向かうにつれて、搬送ベルト118の回転リフタ146側の側縁から、他方の側縁に向かうに向きに傾斜した傾斜排除面266が設けられている。
【0045】
また、フィーダ260においては、上記各実施形態の可動排除部材172に代えて、案内部材270が設けられている。案内部材270は、可動排除部材172の排除部176に相当する案内部272と、被支持部178に相当する被支持部274とを有し、被支持部274において、搬送ベルト118の直線部122より下側の位置で回転リフタ146から外へ延び出させられてハウジング60に固定され、案内部272は常時、回転リフタ146の円筒状部162内に位置させられている。案内部272は、部分円環状案内部276および直線状案内部278を含み、それら案内部276,278はそれぞれ、下部ほど搬送ベルト118に接近する向きに傾斜した傾斜案内面280,282を有し、羽根166により搬送されて来て羽根166から解放された電気部品66を搬送ベルト118上へ導く。傾斜案内面280は、回転リフタ146の回転軸線を軸線とする円錐面の一部をなす。この案内部材270は、前記案内部材210と共に案内装置284を構成している。なお、符号286は直線状案内部278の端部に設けられた遮蔽部であり、符号288は、案内部272と被支持部274とを連結する連結部である。
【0046】
収容凹部120内に収容されることなく、搬送ベルト118上に載った電気部品66は、搬送ベルト118の移動につれて傾斜排除面266に係合し、斜面の作用により搬送ベルト118の移動方向と直角な方向であって、回転リフタ146とは反対側へ移動させられ、搬送ベルト118から落とされる。
【0047】
上記各実施形態において周回リフタは回転リフタ146,242とされていたが、周回するベルトにより構成されるベルトリフタとしてもよい。その例を図11ないし図13に示す。なお、図1ないし図7に示す実施形態のフィーダ12の構成要素と同じ作用をなす構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】
本実施形態のフィーダ300のハウジング302内には、プーリ112を回転可能に支持する支持軸304に、別の回転体の一種であるプーリ306が軸受308を介して回転可能に支持されている。プーリ306は、プーリ112と同心に水平な軸線まわりに回転可能に、かつ回転軸線に平行な方向に並んで設けられているのであり、プーリ112と同じ直径を有する。ハウジング302内にはまた、プーリ306の下方に更に別の回転体の一種であるプーリ310が、プーリ306の回転軸線と平行な軸線まわりに回転可能に設けられ、これらプーリ306,310に持揚ベルト312が巻き掛けられている。持揚ベルト312は非磁性材料たるゴムにより作られていて無端の環状をなし、外周面には、多数の永久磁石314が、周方向において間隔を隔てて、例えば等間隔で埋め込まれており、そのプーリ306に巻き掛けられた部分の一部は、搬送ベルト118のプーリ112に巻き掛けられた部分と並んだ状態となる。これらプーリ306,310および持揚ベルト312がベルトリフタ316を構成しており、プーリ310が駆動源たるサーボモータ318によって回転させられることにより、持揚ベルト312が垂直な平面上で周回させられる。サーボモータ318がベルトリフタ316を駆動するリフタ駆動装置を構成している。図示の例では、プーリ310は、プーリ306の回転方向がプーリ112と同じになるように回転させられるが、逆になるように回転させてもよい。
【0049】
なお、本実施形態においては、持揚ベルト312および搬送ベルト118はそれぞれ、断面形状が段付状をなし、それぞれプーリ306,112によって保持される部分の幅は、プーリ306,112の幅より狭く、プーリ306,112の外周面を覆う部分の幅はプーリ306,112の幅と等しくされ、持揚ベルト312および搬送ベルト118は、回転軸線に平行な方向において隙間なく隣接している。
【0050】
ハウジング302内のベルトリフタ316,プーリ112が収容された空間を画定する側壁322,324は、持揚ベルト312の内側に電気部品66が入ることがないように設けられているが、プーリ306の後ろ側、すなわち搬送ベルト118の直線部122による電気部品搬送方向において上流側には、図11に示すように、収容凹部120に収容されなかった電気部品66を収容する収容室326が設けられている。また、側壁322の内面のうち、持揚ベルト312より上側に位置する部分は、図12に示すように、下方ほど搬送ベルト118に接近する向きに傾斜させられて傾斜案内面328が設けられるとともに、その持揚ベルト312の最上端に対応する部分には、図13に示すように、プーリ306の回転方向(図11において矢印Bで示す方向)において上流側から下流側に向かうほど、側壁322から搬送ベルト118側へ向かう向きに傾斜させられたすくい面330が形成され、スクレーパ332を構成している。
【0051】
また、搬送ベルト118の直線部122の上側には、前記固定排除部材264が設けられており、ハウジング302内には、固定排除部材264によって搬送ベルト118から落とされた電気部品66を収容室326側へ導く傾斜面334が設けられるとともに、プーリ112の後側を通って収容室326へ導く傾斜面336が設けられている。さらに、ハウジング302の収容室326の壁を構成する部分であって、収容室326の底よりやや上側の位置に、電気部品量センサ338が設けられている。電気部品量センサ338は、本実施形態においては反射型の光電センサにより構成されている。
【0052】
フィーダ300による電気部品66の供給と同時にプーリ310が回転させられ、持揚ベルト312が周回させられる。持揚ベルト312が移動するとき、収容室326内に溜まった電気部品は永久磁石314に吸着され、持揚ベルト312の移動に伴って上方へ搬送される。そして、電気部品66はスクレーパ332のすくい面330に係合し、斜面の作用により搬送ベルト118側へ移動させられて永久磁石314から外れ、保持を解かれて搬送ベルト118上へ載り移り、収容凹部120内に入る。収容凹部120に収容されず、搬送ベルト118上に載った電気部品は、固定排除部材264によって搬送ベルト118から落とされ、傾斜面334,336に案内されて収容室326に溜められる。収容室326内に溜められた電気部品66が少なくなれば、電気部品66の不足が電気部品量センサ338により検出され、エスケープ部材76が部品補給位置へ回動させられて電気部品66が補給される。
【0053】
なお、持揚ベルト312はプーリ306に巻き掛けられて湾曲した部分において、電気部品66が搬送ベルト118に載り移るようにされていたが、搬送ベルトと持揚ベルトとにそれぞれ直線状の部分を設け、直線部において電気部品が載り移るようにしてもよい。例えば、搬送ベルトと持揚ベルトとをそれぞれ3個以上のプーリに巻き掛け、直線状をなし、水平あるいは水平面に対してやや傾斜するとともに互いに平行に、かつ回転軸線に平行な方向において並ぶ部分を設けるのである。
【0054】
また、スクレーパは、ハウジングを構成する側壁の一部として構成するのに限らず、側壁とは別体の部材としてもよい。
さらに、持揚ベルトの内周側に永久磁石を設けて電気部品を搬送するようにもよい。
また、持揚ベルト自体をゴム製の永久磁石により作ってもよい。例えば、持揚ベルトの外周面と内周面との一方をN極、他方をS極とするのである。
【0055】
上記各実施形態のフィーダ12等は、周回リフタたる回転リフタ146等を有していたが、周回リフタを有することは不可欠ではなく、省略してもよい。その例を図14ないし図16に示す。なお、上記各実施形態におけるフィーダと同様の作用をなす構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0056】
本実施形態のフィーダ350のハウジング352内には、図14に示すように、プーリ112が回転可能に設けられるプーリ収容室354が設けられるとともに、プーリ収容室354の上に、電気部品66が収容される部品収容室356が設けられている。これら収容室354,356は、図中、矢印Aで示す電気部品搬送方向において長く、部品収容室356の電気部品搬送方向と平行な側壁358,360の下部は、図15に示すように、下方ほど搬送ベルト118側に向かう向きに傾斜させられて傾斜案内面366,368が設けられており、最下端は、ちょうど搬送ベルト118の両側に隙間なく位置する。側壁358,360は搬送ベルト118の配設スペースを隔てて対向しているのであり、電気部品66は傾斜案内面366,368に案内され、プーリ収容室354へ落下することなく、部品収容室356に収容される。傾斜案内面366,368が案内装置369を構成している。
【0057】
部品収容室356の底面が搬送ベルト118によって構成されているのであり、部品収容室356は、電気部品搬送方向においてプーリ112の回転軸線より上流側の部分まで設けられ、部品収容室356の、電気部品搬送方向と直角であって、電気部品搬送方向において上流側の側壁362と搬送ベルト118との間には、直線部122より下方に位置する電気部品溜まり364が設けられている。
【0058】
部品収容室356内には、排除装置370が設けられている。排除装置370は、複数、例えば3つの排除部材たる排除アーム372を有する。これら排除アーム372は、図示の例では、弾性部材たるばね線材の一種である棒ばねにより形成されており、保持体374により、電気部品搬送方向に平行な方向に間隔を隔てて保持され、ハウジング60に着脱可能に設けられている。排除アーム372は、部品収容室356の側壁360から搬送ベルト118の上面と平行に、すなわち水平に延び出させられた後、搬送ベルト118の上面と直角に、すなわち下方へ曲げられ、その突出端は搬送ベルト118の上面のやや上側であって、電気部品66の厚さより小さい距離を隔てた位置に位置させられている。
【0059】
部品収容室356内にはまた、電気部品量センサ378が設けられている。電気部品量センサ378は、本実施形態では、光電スイッチの一種である光透過型センサにより構成されており、発光部380と受光部382とはそれぞれ、部品収容室356の電気部品搬送方向に隔たった前記側壁362と、側壁384とに設けられ、光軸が、電気部品搬送方向と平行になり、水平方向においては、搬送ベルト118上であって、排除アーム372と干渉しない位置に設けられ、上下方向においては、搬送ベルト118の上面から複数個、例えば3個の電気部品66の厚さに相当する距離、上方へ離れた位置に設けられている。電気部品量センサ378は、電気部品66により受光部382の受光が妨げられて電気部品66を検出する場合と受光が妨げられず、電気部品66を検出しない場合とで異なる信号を発する。
【0060】
電気部品66の供給時には、プーリ112は、図14中、矢印Bで示す方向へ回転させられる。それにより搬送ベルト118が移動させられ、電気部品溜まり364に溜まった電気部品66内を通るとき、電気部品66が収容凹部120に入る。収容凹部120に収容されず、搬送ベルト118の移動につれて電気部品溜まり364から出て来た電気部品66は搬送ベルト118上に載っており、排除アーム372により搬送ベルト118から排除される。排除アーム372は、棒ばねにより作られているため、電気部品66が当接したならば、電気部品66が搬送ベルト118と共に移動することを阻止するとともに、電気部品搬送方向において下流側へ撓み、その復元力によって電気部品66を電気部品搬送方向において上流側へはね飛ばし、搬送ベルト118から排除する。排除された電気部品66は、側壁358,360の傾斜案内面366,368に案内され、搬送ベルト118上に載り、あるいは電気部品溜まり364に溜められる。排除アーム372は複数設けられているため、いずれかの排除アーム372によって電気部品66は搬送ベルト118から排除される。
【0061】
また、部品収容室356に収容されている電気部品66が少なくなり、電気部品量センサ378の受光部382が受光し、電気部品66を検出しない状態が設定時間以上続けば、電気部品量センサ378が発する不足信号に基づいてエスケープ部材76が部品補給位置へ回動させられ、収容ケース68から部品収容室356へ一定量の電気部品66が供給される。電気部品量センサ378は、光軸が電気部品搬送方向と平行に設けられるとともに、搬送ベルト118の上面から、複数個の電気部品66の厚さに相当する距離、離れて設けられているため、電気部品溜まり364内の電気部品66が少なくなったことを検出するとともに、電気部品溜まり364内には十分な電気部品66がないにもかかわらず、電気部品66が搬送ベルト118上に載っているために不足信号が発せられないという事態の発生が回避される。
【0062】
上記のように弾性部材によって排除装置を構成するのに代えて、空気流により、収容凹部に収容されず、搬送ベルト上に載った電気部品を吹き飛ばして排除するようにしてもよい。その例を図17および図18に示す。なお、上記各実施形態のフィーダの構成要素と同じ作用をなす構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0063】
本実施形態のフィーダ390においては、部品収容室356を画定する側壁358に複数、例えば3個の空気噴出孔392が形成されている。これら空気噴出孔392は、搬送ベルト118の上面のやや上側に、電気部品搬送方向に平行な方向に距離を隔てて設けられ、一端が部品収容室356に開口させられるとともに、電気部品搬送方向において上流側から下流側に向かうに従って部品収容室356から離れる向きに傾斜して設けられている。3つの空気噴出孔392の他端部はエア源394に接続されており、空気噴出孔392とエア源394との間に設けられた電磁制御弁たる電磁開閉弁396の切換えにより、空気噴出孔392から部品収容室356内に空気が噴出され、噴出が停止される。電磁開閉弁396は、電気部品装着機を制御する制御装置により制御される。本実施形態においては、空気噴出孔392が噴出する空気は乾燥した空気とされており、空気噴出孔392,エア源394等が排除装置398を構成している。また、部品収容室356を画定する側壁であって、電気部品搬送方向において下流側の側壁384には、図18に示すように、エア噴出孔392と平行な傾斜面400が設けられている。
【0064】
プーリ112が回転させられ、搬送ベルト118によって電気部品が搬送されるとき、空気噴出孔392から連続して、あるいは間欠的に空気が噴出される。3つの空気噴出孔392から同時にエアを噴出してもよく、噴出時期を異ならせてもよい。収容凹部120に収容されず、搬送ベルト118上に載っている電気部品66は空気により吹き飛ばされ、搬送ベルト118から排除される。空気噴出孔392は傾斜して設けられているため、電気部品66は電気部品搬送方向において上流側へ吹き飛ばされ、部品収容室356に設けられた搬送ベルト118の出口119側に溜まることが回避される。また、側壁384に傾斜面400が設けられているため、空気噴出孔392から噴出されたエアは、効果的に電気部品搬送方向において上流側へ流れ、電気部品66を吹き飛ばす。
【0065】
排除装置は、前記棒ばね製の排除アーム372と、空気噴出孔392およびエア源394との両方を含むものとしてもよい。棒ばね製の排除アームを含む排除装置やエア噴出により電気部品を排除する排除装置は、周回リフタを有するフィーダに設けてもよい。
【0066】
また、前記各実施形態において、可動排除部材172に設けられた傾斜面184,186は、案内面および排除面として機能するようにされていたが、傾斜面184,186の先端(搬送ベルト18側の端)に垂直面を設けて排除面としてもよい。
【0067】
さらに、前記実施形態において固定排除部材264は傾斜した排除面266を有するものとされていたが、固定排除部材の排除面が傾斜していることは不可欠ではなく、電気部品搬送方向に対して直角な平面としてもよい。
【0068】
また、回転リフタを構成する保持部を羽根やバケット等、物品をすくい取って搬送するものとする場合、物品を解放する解放位置と、物品を保持する保持位置とに移動可能な保持部材とし、保持部駆動装置によって解放位置と保持位置とに移動させるようにしてもよい。保持部材駆動装置は、例えば、ハウジング側に設けられたカムおよび保持部材に設けられたカムフォロワを含むカム装置と付勢装置とを含み、回転リフタの回転に伴って保持部材が予め定められた位置に至ったとき、カム装置によって解放位置へ移動させられて物品を解放し、解放後、付勢装置によって保持位置へ戻るように構成する。保持部材は常に決まった位置(カムが設けられた位置)において物品を解放する。
【0069】
さらに、羽根166およびカムフォロワを構成するローラ200の数は4個に限らず、更に多くの数、設けてもよい。また、羽根とローラとの数は同じであることは不可欠ではなく、異ならせてもよい。保持部をバケットとする場合も同じである。いずれの場合にも、羽根による電気部品の解放タイミングと、ローラのカムへの係合による可動排除部材の移動タイミングとがずれるように、羽根およびローラを設けることは前記実施形態におけると同じである。
【0070】
また、図14ないし図16に示す実施形態においては、プーリ112の傾斜を利用して電気部品溜まり364が設けられていたが、その他に、例えば、搬送ベルト118を3個以上のローラに巻き掛けて、搬送ベルト118による電気部品搬送方向において上流側から下流側に向かうほど、上方へ向かう向きに傾斜した直線状の傾斜部を設け、その傾斜部とハウジングとの間の空間を電気部品溜まりとしてもよい。
【0071】
さらに、図1ないし図13に示す各実施形態において、3個以上のプーリを用いて搬送ベルト118を周回させるようにしてもよい。
【0072】
また、エスケープ部材駆動装置78は、ロータリソレノイドによって構成するのに限らず、例えば、駆動源の一種である電動モータたる電動回転モータや流体圧アクチュエータたる揺動シリンダ等により構成してもよい。
【0073】
さらに、上記各実施形態において収容凹部120の深さは、物品たる電気部品66の高さと等しくされていたが、これは不可欠ではなく、物品の高さより大きくしてもよい。この場合、例えば、既に物品が収容されている収容凹部に、搬送ベルト上に載った別の物品の一部が入ることがあっても、その物品を可動排除部材によりすくい取って収容凹部から出すことが可能である。可動排除部材が、前記実施形態におけるように、案内面および排除面として機能する傾斜面を有するのであれば、物品を収容凹部からすくい出すことが容易であり、収容凹部の開口部に面取りを施せば、物品をすくい出すことが更に容易である。
【0074】
また、搬送ベルト118はスチール製とされていたが、その他に、例えば、高分子化合物の一種である合成樹脂,ゴム等により作ってもよい。
【0075】
さらに、回転リフタの保持部を永久磁石とし、ベルトリフタの保持部を羽根やバケットとしてもよい。
【0076】
また、周回リフタをベルトリフタとする場合にも、排除装置を可動排除部材を有するものとしてもよい。
【0077】
さらに、排除用駆動装置を構成するカム装置のカムを周回リフタに設け、カムフォロワを可動排除部材に設けてもよい。
【0078】
また、上記各実施形態において電気部品フィーダ12等は、部品吸着ノズルを複数備え、一軸線まわりに回転させられて電気部品を吸着し、プリント配線板に装着する電気部品装着装置に電気部品を供給するものとされていたが、一方向に直線移動させられて電気部品を吸着,装着する電気部品装着装置や、一平面内において直交する2方向に直線移動させられて電気部品を吸着,装着する電気部品装着装置等に電気部品を供給する電気部品フィーダにも本発明を適用することができる。電気部品フィーダは、電気部品装着装置の構成に応じて、上記実施形態におけるように、移動テーブルにより一方向に直線移動させられ、あるいは一平面内において直交する2方向に移動するものとされ、あるいは移動せず、位置が固定されたままで電気部品を供給するものとされる。電気部品装着装置は、電気部品取出装置であり、電気部品搬送装置であるのである。
【0079】
さらに、本発明は、電気部品フィーダに限らず、電気部品以外の物品を供給する装置に適用することができる。
【0080】
以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電気部品フィーダを有する電気部品供給システムを備えた電気部品装着機を概略的に示す正面図である。
【図2】上記電気部品フィーダを一部を切り欠いて示す正面図である。
【図3】上記電気部品フィーダを示す側面図(一部断面)である。
【図4】上記電気部品フィーダの回転リフタ,プーリおよび案内部材等を示す平面図である。
【図5】上記電気部品フィーダのハウジングの外へ搬送ベルトが延び出させられた状態を示す平面図である。
【図6】上記搬送ベルトを収容凹部において示す側面断面図である。
【図7】上記電気部品フィーダに設けられた排除用駆動装置を構成するカム装置のカムを示す側面図である。
【図8】本発明の別の実施形態である電気部品フィーダを一部を切り欠いて示す正面図である。
【図9】本発明の更に別の実施形態である電気部品フィーダを一部を切り欠いて示す正面図である。
【図10】図9に示す電気部品フィーダの回転リフタ,排除装置等を示す平面図(一部断面)である。
【図11】本発明の更に別の実施形態である電気部品フィーダを示す正面図(一部断面)である。
【図12】図11に示す電気部品フィーダの側面図(一部断面)である。
【図13】図11に示す電気部品フィーダの搬送ベルト等を示す平面図である。
【図14】本発明の更に別の実施形態である電気部品フィーダを一部を切り欠いて示す正面図である。
【図15】図14に示す電気部品フィーダを示す側面図(一部断面)である。
【図16】図14に示す電気部品フィーダの回転リフタ,排除装置等を示す平面図である。
【図17】本発明の更に別の実施形態である電気部品フィーダを示す側面図(一部断面)である。
【図18】図17に示す電気部品フィーダの回転リフタ,排除装置等を示す平面図である。
【符号の説明】
12:電気部品フィーダ 60:ハウジング 62:ケース取付装置
70:連通路 74:流入制御装置 76:エスケープ部材 78:エスケープ部材駆動装置 90:上方遮断突部 92:下方遮断突部 112:プーリ 118:搬送ベルト 120:収容凹部 122:直線部
124:ベルト駆動装置 138:電気部品センサ 146:回転リフタ
150:駆動装置 160:円板状部 162:円筒状部 164:回転ドラム 166:羽根 170:排除装置 172:可動排除部材
174:排除用駆動装置 184,186:傾斜面 196:カム 198:カム面 200:ローラ 202:カム装置 210:案内部材
212:案内装置 214:傾斜案内面 222:電気部品量センサ
230:制御装置 240:電気部品フィーダ 242:回転リフタ
244:円板状部 246:回転ドラム 248:円筒状部 250:バケット 260:電気部品フィーダ 262:排除装置 264:固定排除部材 266:傾斜排除面 270:案内部材 284:案内装置
300:電気部品フィーダ 302:ハウジング 306:プーリ 312:持揚ベルト 314:永久磁石 316:ベルトリフタ 318:サーボモータ 330:すくい面 338:電気部品量センサ 350:電気部品フィーダ 352:ハウジング 370:排除装置 372:排除アーム 378:電気部品量センサ 390:電気部品フィーダ 392:空気噴出孔 398:排除装置
Claims (7)
- ハウジングと、
それぞれ水平軸線まわりに回転し、少なくとも1つが前記ハウジング内に配設された複数のプーリと、
それらプーリに巻き掛けられ、ほぼ水平に延びる直線部を有し、その直線部の上面となる面に、その直線部の長手方向に並んで設けられた複数の収容凹部を有する搬送ベルトと、
その搬送ベルトの前記収容凹部が上を向いている部分に物品を導く案内装置と、
前記ハウジング内において水平軸線まわりに回転可能に設けられ、外周部に等角度間隔で設けられた複数の保持部を備え、その保持部によりハウジングの下部に存在する物品を保持して上方へ搬送し、前記案内装置の上方において解放する回転リフタと、
前記収容凹部内に収容されることなく前記搬送ベルト上に載っている物品を排除する排除装置と
を含み、その排除装置が、
前記搬送ベルトの上方に位置する排除位置と、その排除位置から退避した退避位置とに移動可能で、退避位置から排除位置へ移動する際、前記搬送ベルト上の部品に接触してその物品を搬送ベルト上から排除する可動排除部材と、
その可動排除部材と前記回転リフタとの一方に設けられたカムと、他方に設けられたカムフォロワとを備え、前記回転リフタの回転に伴うそれらカムとカムフォロワとの係合により前記可動排除部材を前記排除位置と前記退避位置との間で移動させるカム装置と
を含み、前記カムと前記カムフォロワとのうち前記回転リフタに設けられたものと、前記保持部とが、前記可動排除部材が前記退避位置から一旦前記排除位置へ移動した後に前記退避位置へ復帰する一往復作動を行う間は、前記保持部が物品を解放せず、前記一往復作動の終了後に解放する相対位相で前記回転リフタに配設された物品供給装置。 - 前記搬送ベルトの前記直線部に近接して配設され、前記複数の収容凹部のうちの検出位置にあるものである検出対象凹部に物品が収容されている状態と収容されていない状態とで異なる信号を発する物品センサを含む請求項1に記載の物品供給装置。
- 前記物品センサが、前記搬送ベルトの前記直線部の上方に、その直線部に対向する姿勢で配設された請求項2に記載の物品供給装置。
- 前記複数のプーリの1つを、前記搬送ベルトの前記収容凹部の形成ピッチに相当する角度ずつ回転させるベルト駆動装置と、
前記検出対象凹部が前記検出位置にある状態で、前記物品センサが物品が収容されていることを検出した場合には、その検出対象凹部が予め定められた物品供給部に達したとき前記ベルト駆動装置を停止させる一方、物品センサが物品が収容されていないことを検出した場合には、その検出対象凹部が物品供給部に達した後もベルト駆動装置をさらに作動させるベルト駆動装置制御装置と
を含む請求項2または3に記載の物品供給装置。 - 前記保持部と前記可動排除部材との前記回転リフタの半径方向の相対位置が、可動排除部材が前記排除位置にあっても互いに干渉しないように決定されている請求項1ないし4のいずれかに記載の物品供給装置。
- 前記可動排除部材を前記退避位置へ付勢する付勢装置を含み、前記カム装置がその付勢装置の付勢力に抗して前記可動排除部材を前記排除位置へ移動させる請求項1ないし5のいずれかに記載の物品供給装置。
- 前記回転リフタが、円板状部とその円板状部の外周縁から直角に延び出た円筒状部とを備えた回転ドラムであり、その円筒状部の内周面に前記保持部が設けられ、その円筒状部の外周面に前記カムと前記カムフォロワとの一方が設けられた請求項1ないし6のいずれかに記載の物品供給装置。
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