JP3233001U - 包装用紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋状パッケージに使用するための包装用紙であって、印刷層を袋状パッケージの外面にも、内面にも露出させることのない包装用紙を提供する。【解決手段】包装用紙Aは、表面側から裏面側にかけて、透明性を有する紙層としてのグラシン紙層1、印刷層2、ガスバリア性能を有する透明な機能性フィルム層3、そして、シーラント層4を重ねた構造を有する。印刷層2はグラシン紙層1の裏面全てに形成するものではなく、印刷層2を形成しない領域A1は、グラシン紙層1、機能フィルム層3及びシーラント層4のみが積層されるので、ここに透明な領域が形成され、印刷層2を形成した領域A2は印刷層2の加飾や表示が外側に現れる。【選択図】図1

Description

本考案は、袋状パッケージに使用するための包装用紙であって、半透明な紙層の裏面に印刷層を重ね、かつシーラント層をさらに印刷層の裏面に配置することで、印刷層を袋状パッケージの外面にも、内面にも露出させることのない包装用紙に関する。
通常、袋状パッケージは、収納する内容物に応じて商品名や装飾を施す印刷層を重ねることで商品表示を行ったり、加飾を行っている。この印刷層は、基層フィルムに印刷したり、または、印刷を施した加飾シートを基層フィルムに重ねることで形成するが、外からの外圧により剥がれたり、傷となるため、必要な場合はさらに外側に保護層を形成して、印刷層を保護する。
一方、透明性有する表面層を用いて、その特性を利用した加飾用紙として、次のような先行技術が存在する。
特開平7-173800号
上記特許文献1の金属蒸着紙加工品には、透明性のある紙を表面層として、その裏面に金属蒸着層を成型する構成が開示されている。この構成によれば、金属蒸着面にエンボス加工等の処理をすることなく、質感的に艶消し金属層が得られ、一方、表面が滑らかで素材的に均一であるため印刷や糊付けを容易することができる効果がうたわれている。
しかしながら、この先行技術には透明紙を表面層に使用し、これに対する印刷方法について言及されているが、その印刷はあくまで透明紙の表面側に施しており、上述ように表面から受ける衝撃や傷などに対する対策を改めて施さなければならない。
さらに、同先行技術には、印刷層の裏面にシーラント層を設けることで、印刷層を透明性のある紙層とシーラント層とにより挟み込み、包装用紙の外側のみならず内側に対しても対抗性を与えるという構成は開示されていない。
本考案の目的は、袋状パッケージを製造した場合に、袋状パッケージ内外に対して印刷層に対抗性があり、構造が単純でコストの安い包装用紙を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案の、袋状パッケージの製造に使用する包装用紙は、表面から裏面にかけて少なくとも透明性を有する紙層、印刷層、シーラント層を積層したことを特徴とする。
また、本考案の包装用紙は、前記印刷層と前記シーラント層の間に機能性フィルム層を有し、前記機能性フィルム層はバリア性を有する透明なフィルム層であることを特徴としてもよい。
さらに、前記印刷層と前記シーラント層の間に機能性フィルム層を有し、前記機能性フィルム層は蒸着金属層であることを特徴としてもよい。
本考案の包装用紙によれば、印刷層を透明性ある紙層の裏面に印刷することで、包装用紙の外側から印刷層を認識させながら保護し、かつ、さらに印刷層の裏面にシーラント層を積層して収納物に対しても対抗性を有する、構造が単純でコストの安い包装用紙を提供することができる。
また、印刷層とシーラント層の間に、バリア性を有する透明なフィルム層である前記機能性フィルム層を設けることで、内容物を袋状パッケージの外から視認できる包装用紙を提供することができる。
さらに、印刷層とシーラント層の間に、前記機能性フィルム層は蒸着金属層である機能性フィルム層を設けることで、印刷層の裏面の蒸着金属層が透けることで、簡単に印刷に金属光沢のある加飾を行うことができる。
本考案の第一実施形態に係る包装用紙の断面図。 本考案の第一実施形態の包装用紙を用いた袋状パッケージの画像。 本考案の第二実施形態に係る包装用紙の断面図。 本考案の第二実施形態の包装用紙を用いた袋状パッケージの画像。
(第一実施形態)
本考案の包装用紙の第一実施形態の構造を、図1及び図2を用いて説明する。
図1に本実施形態の包装用紙Aの断面を示すが、表面側から裏面側にかけて、透明性を有する紙層としてのグラシン紙層1、印刷層2、ガスバリア性能を有する透明な機能性フィルム層3、そして、シーラント層4を重ねた構造を有する。
グラシン紙層1は、化学パルプの密度及び平滑度が高く、半透明の性質を有する。そして、印刷層2は、グラシン紙層1の裏面に印刷することによって構成され、グラシン紙層1は半透明の性質を有するため、印刷層2はグラシン紙層1の表面から透けて視認されることとなる。特に、グラシン紙層1の平滑な表面に印刷層2が密着するために、印刷された文字や加飾は明瞭に表面側から明瞭に視認することができる。
なお、印刷層2はグラシン紙層1の裏面全てに形成するものではなく、印刷層2を形成しない領域A1は、グラシン紙層1、機能フィルム層3及びシーラント層4のみが積層されるので、ここに透明な領域が形成され、印刷層2を形成した領域A2は印刷層2の加飾や表示が外側に現れる。
ガスバリア性能を有するフィルム層3は、PET、延伸ナイロン(ONy)、延伸ポリプロピレン(OPP)、または、無延伸ポリプロピレン(CPP)などの基材に、透明かつ極薄の成膜が可能なシリカやアルミナを蒸着にてフィルム表面にコーティングすることによって製作されたフィルムである。
シーラント層4は、低密度ポリエチレン(LDPE)、リニアポリエチレン(LLDPE)、無伸延ポリエチレン(CPP)などの透明なフィルム層であって、包装用紙A同士や他の用紙と重ね合わせて袋状パッケージとする場合に熱溶着による手法や接着剤を用いてこの層同士を固定し、袋状パッケージを製造する。
なお、裏面に印刷層2を施したグラシン紙層1と機能性フィルム層3とは、ソルベントドライラミネート工法や押し出しコーティングラミネート工法により積層し、また、機能性フィルム層3とシーラント層4についても同様に、ソルベントドライラミネート工法や押し出しコーティングラミネート工法により積層することができる。
図2には、本実施形態の包装用紙Aにより製造した袋状パッケージ10の画像を示す。この袋状パッケージ10は、表側用紙として本実施形態の包装用紙Aを用い、裏側用紙としては透けない通常の包装用紙Cを用いて構成される。
すなわち、袋状パッケージ10は、包装用紙A及びBの、両側縁部及び底縁部の縁部10aをコ字状に接着することで、上方に開口する袋状パッケージ10が形成される。
上述したように、印刷層2が形成された領域A2はグラシン紙層1を通して視認され、袋状パッケージ10の表示部や加飾部となる。また、印刷層2が形成されない領域A1は透明部となり、この透明部を通して、袋状パッケージ10に挿入した内容物50や裏側の用紙Bに印刷された加飾51を外から視認させることができる。
このように、本実施形態の包装用紙Aによれば、グラシン紙層1、印刷層2、透明な機能性フィルム層3、シーラント層4を積層したシンプルな構造で、袋状パッケージ10の表面の透明領域及び非透明領域を選択的に形成することができるため、印刷が影響を受けにくく、かつ安価な袋状パッケージを製造することができる。
(第二実施形態)
次に、本考案の包装用紙の第二実施形態の構造を、図3及び図4を用いて説明する。
図3に本実施形態の包装用紙Bの断面を示すが、表面側から裏面側にかけて、透明性を有する紙層としてのグラシン紙層11、印刷層12、金属蒸着層13、そして、シーラント層14を重ねた構造を有する。
印刷層12は、第一実施形態と異なり、加飾や表示の印刷を施した加飾フィルムによって形成するが、印刷層12はグラシン紙層1の表面から透けて視認されることは、第一実施形態と同様である。
金属蒸着層13は、アルミニウムをはじめインジウム、スズ、酸化アルミニウム、酸化珪素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素などの金属を真空蒸着法などによってPETフィルム等の表面に蒸着したものであって、ガスバリア性能とともに遮光性などの機能性を有する。
シーラント層14は、第一実施形態と同様に、低密度ポリエチレン(LDPE)、リニアポリエチレン(LLDPE)、無伸延ポリエチレン(CPP)などのフィルム層であって袋状パッケージを製造する際の接着層となる。
図4に、本実施形態の包装用紙Bにより製造した袋状パッケージ20の画像を示す。この袋状パッケージ20は表側用紙、裏側用紙ともに包装用紙Bを用いている。
袋状パッケージ20は、第一実施形態と同様に、シーラント層14を用いて、両側縁部及び底縁部の縁部20aをコ字状に接着することで、上方に開口する袋状パッケージ20を形成している。
上述したように、印刷層12がグラシン紙層11を通して視認され、袋状パッケージ20の外面に現れる表示部や加飾部となる。このとき、印刷層12はさらに裏面の金属蒸着層13により裏打ちされるため、金属光沢を併せ持った質感となる。
本実施形態の包装用紙Bによれば、第一実施形態と同様に、グラシン紙層11、印刷層12、金属蒸着層13、シーラント層14を積層したシンプルな構造で、表面に金属光沢を有する印刷が施された袋状パッケージ20を形成することができ、施した印刷が内外から影響を受けにくく、かつ安価な袋状パッケージを製造することができる。
(他の実施形態)
以上、本考案の具体的な包装用紙として、第一実施形態、第二実施形態を説明したが、例えば、透明性を有する紙層として、グラシン紙の他、硫酸紙、パーチメント紙、擬羊皮紙、パラフィン紙等を用いることができる。また、これら透明性を有する紙層を補強するために、ポリエチレン層を重ねるなどして、耐水性や耐油性を高めることもできる。
A、B 包装用紙
1 グラシン紙層(透明性のある紙層)
2 印刷層(紙層の裏面に印刷した印刷)
3 透明なフィルム層(バリア性を有する透明なフィルム層)
4 シーラント層
10 包装用紙Aを利用した袋状パッケージ
11 グラシン紙層(透明性のある紙層)
12 印刷層(加飾フィルム)
13 金属蒸着層(機能性フィルム層)
14 シーラント層
20 包装用紙Bを利用した袋状パッケージ

Claims (8)

  1. 表面から裏面にかけて少なくとも透明性を有する紙層、印刷層、シーラント層を積層したことを特徴とする袋状パッケージに使用する包装用紙。
  2. 前記印刷層と前記シーラント層の間に機能性フィルム層を有することを特徴とする請求項1記載の包装用紙。
  3. 前記機能性フィルム層はバリア性を有する透明なフィルム層であることを特徴とする請求項2記載の包装用紙。
  4. 前記機能性フィルム層は蒸着金属層であることを特徴とする請求項2記載の包装用紙。
  5. 前記印刷層は前記透明性を有する紙の裏面に直接形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の包装用紙。
  6. 前記印刷層は前記透明性を有する紙の裏面に積層する加飾フィルム層であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の包装用紙。
  7. 前記透明性を有する紙層は、グラシン紙、硫酸紙、パーチメント紙、擬羊皮紙、パラフィン紙のいずれかから選択されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の包装用紙。
  8. 請求項1乃至7のいずれか記載の包装用紙を少なくとも一部に用い、前記シーラント層同士を周囲の縁部に沿って接着することにより形成したことを特徴とする袋状パッケージ。
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WO2023017812A1 (ja) * 2021-08-12 2023-02-16 凸版印刷株式会社 ガスバリア積層体及び包装袋
JP2023033091A (ja) * 2021-08-26 2023-03-09 王子ホールディングス株式会社 ガスバリア性積層体

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